JPH06176491A - デジタル画像音声信号記録再生装置 - Google Patents

デジタル画像音声信号記録再生装置

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JPH06176491A
JPH06176491A JP5096001A JP9600193A JPH06176491A JP H06176491 A JPH06176491 A JP H06176491A JP 5096001 A JP5096001 A JP 5096001A JP 9600193 A JP9600193 A JP 9600193A JP H06176491 A JPH06176491 A JP H06176491A
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signal
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 データを記録再生する際の処理を容易にする
と共に、ソフトウェアの開発やその他の処理も容易に行
うことができるようにする。 【構成】 各パックはそれぞれが5バイトで形成されて
いる。そこで図1に示すように、この5バイトについ
て、最初のバイト(PC0)がデータの内容を示すアイ
テムデータ(ITEM)とされる。またこのアイテムデ
ータに対応して続く4バイト(PC1〜4)の書式が定
められ、この書式に従って任意のデータが設けられる。
またこのパック構造において、アイテムデータは上下4
ビットずつに分割され、上位4ビットは大アイテム、下
位4ビットは小アイテムと称される。そして上位4ビッ
トの大アイテムは例えば後続データの用途を示すデータ
とされる。これに対して下位4ビットは例えば後続デー
タの具体的な内容を示すデータとされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像信号及び音声信号
を符号化して記録再生するデジタル画像音声信号記録再
生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像信号や音声信号を符号化して記録再
生する装置が各種実施されている。このような装置にお
いて、画像信号や音声信号を符号化して記録再生する際
に、同時にこれらの信号に付随するデータも記録再生す
ることが考えられている。このような装置として、例え
ばDATフォーマットの音声信号記録再生装置がある。
【0003】すなわちこのDAT装置においては、メイ
ンデータエリアの中で、各同期期間ごとに2ビット×2
エリア(4ビット)のIDエリアが設けられる。そして
これらのIDを用いてエンファシスの有無や、サンプリ
ング周波数、チャンネル数、量子化方法等の信号に付随
するデータの記録再生が行われるようになっている。
【0004】ところでこのようなDAT装置において、
各トラックの両端部にはいわゆるサブコードのエリアが
設けられている。そしてこれらのサブコードエリアにも
信号に付随するデータの記録再生が行われるようになっ
ている。ここでこのサブコードエリアに記録されるデー
タは、1つのエリアに8ブロックが記録される。
【0005】そしてこの内、偶数ブロックではデータは
7バイトとパリティ1バイトで構成され、再生時にはこ
の内部のパリティと外部のメインパリティとで誤り訂正
が行われるようにされている。また奇数ブロックではデ
ータは4バイトで構成され、再生時には外部のメインパ
リティのみで誤り訂正が行われるようにされている。
【0006】すなわちこのDAT装置においては、メイ
ンデータエリアの中のIDエリアに記録されるデータ
と、サブコードエリアの偶数ブロック及び奇数ブロック
に記録されるデータの構造がそれぞれ異なっている。こ
のためこれらの構造の異なるデータを記録再生する場合
には、それぞれについてその処理を行うソフトウェアを
持たなければならず、処理が複雑になる。
【0007】また構造の違いによって記録再生時のデー
タのタイミングが異なることになり、記録再生のために
余分にRAM等のメモリを設ける必要が生じる。さらに
新たな機種の開発などの場合に、そのソフトウェアの開
発を容易に行うことができないものであった。この出願
はこのような点に鑑みて成されたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、データの構造が異なっているために、これらのデ
ータを記録再生する際の処理が複雑になるというもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の手段
は、画像信号及び音声信号を符号化して記録再生するデ
ジタル画像音声信号記録再生装置において、記録フォー
マット中に、上記デジタル画像信号と同時に記録再生さ
れる画像信号の付随データのエリアと、上記デジタル音
声信号と同時に記録再生される音声信号の付随データの
エリアと、補助データのエリアとが設けられてなり、上
記記録フォーマット中の各エリアのデータの構造が共通
のパック構造にされたことを特徴とするデジタル画像音
声信号記録再生装置である。
【0010】本発明による第2の手段は、任意のデータ
のエリアを有するメモリが記録媒体カセットに設けら
れ、上記記録フォーマット中及びメモリ中の各エリアの
データの構造が共通のパック構造にされたことを特徴と
する第1の手段記載のデジタル画像音声信号記録再生装
置である。
【0011】本発明による第3の手段は、上記記録フォ
ーマット中に、アフレコを確実に行うためのタイミング
を取るデータが記録されたエリアが設けられ、このエリ
アに識別信号が付加され、この識別信号にてトラック全
体のデータの内容が規定されるようにしたことを特徴と
する第1の手段記載のデジタル画像音声信号記録再生装
置である。
【0012】本発明による第4の手段は、上記記録フォ
ーマット中に、上記デジタル画像信号と同時に記録再生
される画像信号の付随データのエリアと、上記デジタル
音声信号と同時に記録再生される音声信号の付随データ
のエリアと、補助データのエリアとが設けられ、上記各
エリアにはそれぞれ識別信号が付加され、これらの識別
信号にてそれぞれ上記各エリアのデータの内容が規定さ
れるようにしたことを特徴とする第3の手段記載のデジ
タル画像音声信号記録再生装置である。
【0013】本発明による第5の手段は、画像信号及び
音声信号を符号化して記録再生するデジタル画像音声信
号記録再生装置において、記録フォーマット中に、上記
デジタル画像信号と同時に記録再生される画像信号の付
随データのエリアと、上記デジタル音声信号と同時に記
録再生される音声信号の付随データのエリアと、補助デ
ータのエリアとが設けられると共に、任意のデータのエ
リアを有するメモリが設けられ、上記記録フォーマット
中及びメモリ中の各エリアのデータはそれぞれが基本部
分と追加部分に分割され、上記基本部分には不可欠のデ
ータが設けられると共に、上記追加部分には識別信号が
付加され、この識別信号にて上記追加部分のデータの内
容が規定されるようにしたことを特徴とするデジタル画
像音声信号記録再生装置である。
【0014】本発明による第6の手段は、上記画像信号
の付随データのエリアと上記音声信号の付随データのエ
リアとのデータの基本部分は複数のヘッドを用いると共
に、記録媒体上の記録位置がそれぞれずらされて記録さ
れていることを特徴とする第5の手段記載のデジタル画
像音声信号記録再生装置である。
【0015】本発明による第7の手段は、画像信号及び
音声信号を符号化して記録再生するデジタル画像音声信
号記録再生装置において、記録フォーマット中に、上記
デジタル画像信号と同時に記録再生される画像信号の付
随データのエリアと、上記デジタル音声信号と同時に記
録再生される音声信号の付随データのエリアと、補助デ
ータのエリアとが設けられると共に、任意のデータのエ
リアを有するメモリが設けられてなり、上記記録フォー
マット中及びメモリ中の各エリアのデータはそれぞれが
独立に取り出されてダビングできるようにされ、このダ
ビング時に上記取り出されたデータのエラーが訂正不能
のときは、上記各エリアのデータの内容を規定するデー
タが無情報を示す値に書き換えられてダビングされるよ
うにしたことを特徴とするデジタル画像音声信号記録再
生装置である。
【0016】
【作用】これによれば、各エリアのデータの構造が共通
のパック構造にされているので、これらのデータを記録
再生する際の処理を容易にすることができると共に、ソ
フトウェアの開発やその他の処理も容易に行うことがで
きる。
【0017】
【実施例】本願の説明に先立って、適応されるデジタル
画像音声信号記録再生装置の記録フォーマットについて
説明する。
【0018】図11のAは1トラックの記録フォーマッ
トを示す。この図において、トラックの両端にはマージ
ンが設けられる。その内側に記録始端側から、アフレコ
を確実に行うためのタイミングブロックTS、音声信
号、画像信号、サブコードが記録される。なお各信号の
記録部分の間には、編集時のマージンと、上書き記録に
よる消し残り防止用のプリアンブル及びポストアンブル
が設けられる。
【0019】さらに同図のB〜EはTS、音声信号、画
像信号、及びサブコードの各信号のそれぞれ1同期ブロ
ックの構成を詳細に示したものである。ここで各信号は
共通の同期エリアを有し、2バイト(16ビット)の同
期データの後に、3バイトのID部〔ID0、ID1及
びIDP(パリティ)〕が設けられている。
【0020】そしてまず同図のBはTSの詳細を示す。
この図は1同期ブロックの構成を示す。すなわちこの同
期ブロックは6バイトで構成され、上述の同期エリアの
後に1バイトのダミーデータが設けられる。この同期ブ
ロックが53個結合されて、1トラックのTSが形成さ
れる。
【0021】なお、サーボのための信号(通称ATF信
号)は、このエリアに重ねてバースト的に書かれたり、
トラック全体に書かれたりする。
【0022】次に同図のCは音声信号であって、この図
は1同期ブロックの構成を示す。すなわちこの同期ブロ
ックは90バイトで構成される。そして上述の同期エリ
アの後に、77バイトのデータ、及び8バイトのC1
(誤り訂正コード)が設けられる。また後述するよう
に、この同期ブロックが10個と、4同期ブロック分の
C2(誤り訂正コード)が結合されて、1トラックの音
声信号が形成される。
【0023】また同図のDは画像信号であって、この図
は1同期ブロックの構成を示す。すなわちこの同期ブロ
ックは90バイトで構成される。そして上述の同期エリ
アの後に、77バイトのデータ、及び8バイトのC1
(誤り訂正コード)が設けられる。また後述するよう
に、この同期ブロックが135個と、11同期ブロック
分のC2(誤り訂正コード)が結合されて、1トラック
の画像信号が形成される。
【0024】さらに同図のEはサブコードであって、こ
の図は1同期ブロックの構成を示す。すなわちこの同期
ブロックは12バイトで構成される。そして上述の同期
エリアの後に、5バイトのデータ、及び2バイトのC1
(誤り訂正コード)が設けられる。また後述するよう
に、この同期ブロックが12個結合されて、1トラック
のサブコードが形成される。
【0025】そしてこれらの信号の内の、音声信号、画
像信号、サブコードは、それぞれ1トラックでは次のよ
うに構成される。
【0026】すなわち音声信号は、1トラックでは図1
2のAに示すように14個の同期ブロックで構成され、
5個づつ2組のデータの同期ブロック(1〜5、10〜
14)の間に同期ブロック4個分のC2コードが設けら
れる。さらに各データの同期ブロック(1〜5、10〜
14)の先端に6バイト分の付随データのエリアが設け
られる。このエリアは、同図のB、Cに示すように、先
頭バイトの上位4ビットにアプリケーションデータが設
けられ、その後に5バイトずつ2個のデータ記録のパッ
クが設けられる。
【0027】またこの付随データのエリアは、1トラッ
ク分ではそれぞれ同図のB、Cに示すように形成され
る。なお同図のBはAヘッドによる記録データ、同図の
CはBヘッドによる記録データの様子をそれぞれ示して
いる。すなわち上位4ビットにアプリケーションデータ
が設けられた先頭バイトの後に、5バイトずつ2個のデ
ータ記録のパックが設けられ、このデータ記録のパック
は、A、B各ヘッドごとに20個(0〜19)ずつ形成
される。
【0028】さらに同図のBでAヘッドによる記録デー
タは、前半の同期ブロック1〜3に対応する6パックに
基本データが設けられ、残りの14パックに追加のデー
タが設けられる。また同図のCでBヘッドによる記録デ
ータは、後半の同期ブロック12〜14に対応する6パ
ックに基本データが設けられ、残りの14パックに追加
のデータが設けられる。このように基本データのパック
をA、Bヘッド各々に書いているのは、ヘッドクロッグ
による片チャンネルデータ欠落対策のためであり、その
記録位置をずらしているのは、いわゆるテープの横傷に
対処するためである。
【0029】また上述の画像信号は、1トラックでは図
13のAに示すように135個の同期ブロックと、同期
ブロック11個分のC2コードから構成される。この内
の135個の同期ブロックは5個ずつが0〜26の27
個のバッファリングブロックに分割される。そしてこの
バッファリングブロックは同図のBに示すように形成さ
れる。
【0030】このバッファリングブロックで、各同期ブ
ロックのデータの先端には、それぞれ3バイト分の付随
データのエリアが設けられる。このエリアには、まず各
先頭の1バイト(QNO)に量子化データ、すなわち下
位4ビットに量子化のレベル(Qナンバー)と残りの4
ビットに量子化レベルの切り換え点(スウィッチングポ
イント)を示すデータが設けられる。さらに2、3番目
のバイト(AUX0、1)は、各バッファリングブロッ
クごとの10バイトについて、前半及び後半の5バイト
ずつに分割され、それぞれ付随データ、クローズドキャ
プション、テレテキスト等のデータが設けられる。
【0031】すなわち図14のAは、この前半の5バイ
トについて1トラック(27バッファリングブロック)
分を示したもので、各バッファリングブロックの最初の
同期ブロックの2番目のバイト(AUX0)の上位4ビ
ットにアプリケーションデータが設けられ、次の1ビッ
トにフレーム周波数(50/60)、下位3ビットにス
タンダード/ワイド/HDTV等の信号のタイプの情報
が設けられる。また前半の残りの4バイト(最初の同期
ブロックの3番目のバイト(AUX1)〜3番目の同期
ブロックの2番目のバイト(AUX0))にはテレテキ
ストのデータが設けられる。
【0032】さらに同図のB、Cは後半の5バイト(3
番目の同期ブロックの3番目のバイト(AUX1)〜5
番目の同期ブロックの3番目のバイト(AUX1))に
ついて1トラック(27バッファリングブロック)分を
示したもので、この後半の5バイトにてデータ記録のパ
ックが形成される。すなわちこのデータ記録のパック
は、A、B各ヘッドごとに27個(0〜26)ずつ形成
される。なお同図のBはAヘッドによる記録データ、同
図のCはBヘッドによる記録データの様子をそれぞれ示
している。
【0033】また同図のBでAヘッドによる記録データ
は、先端側のバッファリングブロック0〜5に対応する
6パックに基本データが設けられ、バッファリングブロ
ック6〜25に対応する20パックに追加のデータが設
けられる。一方同図のCでBヘッドによる記録データ
は、先端側のバファリングブロック0〜19に対応する
20パックに追加データが設けられ、バッファリングブ
ロック20〜25に対応する6パックに基本のデータが
設けられる。
【0034】このように基本データのパックをA、Bヘ
ッド各々に書いているのは、ヘッドクロッグによる片チ
ャンネルデータ欠落対策のためであり、その記録位置を
ずららしているのは、いわゆるテープの横傷に対処する
ためである。なお最後のバッファリングブロック26の
後半の5バイトは、A、Bヘッドともにテレテキストの
格納エリアとして用いられる。従ってデータ記録のパッ
クは1トラック当たり26個となる。
【0035】さらに上述のサブコードは、1トラックで
は図15に示すように、12個のサブコードの同期ブロ
ック1〜12から構成される。従って各同期ブロックご
との5バイトのデータを1パックとして、1トラック当
たり12個のパックが形成される。さらに同期ブロック
1及び7のID部の2番目のバイトID1の上位4ビッ
トにアプリケーションデータが設けられる。
【0036】そしてこのような記録フォーマットに対し
て、本発明のデジタル画像音声信号記録再生装置では、
音声信号の同期ブロック1〜5、10〜14に設けられ
る20個のパック、画像信号の同期ブロックの2、3番
目のバイトに設けられる26個のパック、及びサブコー
ドの各同期ブロックに設けられる12個のパックの、計
1トラック当たり58個のパックについて、データの構
造が共通のパック構造にされる。
【0037】このようなパック構造にすることによっ
て、ヘッダー(後述のアイテムデータ)を新たに定義す
ることによって、将来任意に新しいデータの記録を行う
ことができる。またヘッダーを読むことにより内容が把
握できるので、パックの位置を任意に設定できる。さら
にパック単位でエラーデータの有無を表現できるので、
誤動作を良好に防止することができる。
【0038】すなわち上述の装置では各パックはそれぞ
れが5バイトで形成されている。そこで図1に示すよう
に、この5バイトについて、最初のバイト(PC0)が
データの内容を示すアイテムデータ(ITEM)とされ
る。またこのアイテムデータに対応して続く4バイト
(PC1〜4)の書式が定められ、この書式に従って任
意のデータが設けられる。
【0039】またこのパック構造において、アイテムデ
ータは上下4ビットずつに分割され、上位4ビットは大
アイテム、下位4ビットは小アイテムと称される。そし
て上位4ビットの大アイテムは例えば後続データの用途
を示すデータとされる。これに対して下位4ビットは例
えば後続データの具体的な内容を示すデータとされる。
ここで大アイテムは最大16通り設けることができる。
またこの大アイテムに対して小アイテムはそれぞれ最大
16通り設けることができる。
【0040】そしてこの大アイテムには、例えば図2に
示すようにコントロール(0000)、タイトル(00
01)、チャプター(0010)、パート(001
1)、プログラム(0100)、ライン(0101)、
画像補助データ(0110)、音声補助データ(011
1)、ソフトモード(1111)が設けられる。なお大
アイテム(1000)〜(1110)は追加用に残され
た部分である。
【0041】そこでまずコントロール(0000)の大
アイテムには、テープID(0000)、テープ長さ
(0001)、タイマー記録の指定日(0010)、タ
イマー記録の開始及び終了時刻(0011)、テキスト
制御(1000)、テキスト(1001)等の小アイテ
ムが設けられる。
【0042】ここでテープID(0000)の小アイテ
ムのパックには、図3のAに示すようにテープの種類や
特性、テープの製造者コード等のデータが記録される。
またテープ長さ(0001)の小アイテムのパックに
は、同図のBに示すようにテープの全長の長さまたはテ
ープ全長のトラック本数換算値が2進値で記録される。
【0043】さらにタイマー記録の指定日(0010)
の小アイテムのパックには、同図のCに示すようにタイ
マー記録の指定日のデータが記録される。またタイマー
記録の開始及び終了時刻(0011)の小アイテムのパ
ックには、同図のDに示すようにタイマー記録の開始及
び終了時刻のデータが記録される。
【0044】またテキスト制御(1000)の小アイテ
ムのパックには、同図のEに示すように、後に記録され
るタイトル名等のテキストデータの文字コード(JI
S、シフトJIS等)、形式(書換え可能か否か等)、
後続の数値がパック数(P:0)またはバイト数(N:
1)の判別信号、及び記録されたテキストデータのパッ
ク数またはバイト数(2桁)等のデータが記録される。
【0045】そしてテキスト(1001)の小アイテム
のパックに、同図のFに示すようにテキストデータが4
バイトずつ記録される。このコントロール(0000)
の大アイテムは、例えばサブコードの各同期ブロックの
12個のパック中に設けられる。
【0046】次にタイトル(0001)の大アイテムに
は、タイムコード(0000)、バイナリーグループ
(0001)、トータルタイム(0010)、残り時間
(0011)、テキスト制御(1000)、テキスト
(1001)等の小アイテムが設けられる。
【0047】ここでタイムコード(0000)の小アイ
テムのパックには、図4のAに示すように**時**分
**秒**フレームのタイムコードのデータが記録され
る(この例では、業務用標準のSMPTE/EBU系の
タイムコードを採用)。またバイナリーグループ(00
01)の小アイテムのパックには、同図のBに示すよう
にタイムコードのデータが2進値で記録される。
【0048】さらにトータルタイム(0010)の小ア
イテムのパックには、同図のCに示すように、その記録
の総再生時間が記録される。残り時間(0011)の小
アイテムのパックにも同様にして残り時間が記録され
る。またテキスト制御(1000)、テキスト(100
1)の小アイテムのパックには、図3のE、Fと同様に
各データ記録される。このタイトル(0001)の大ア
イテムは、例えばサブコードの各同期ブロックの12個
のパックに設けられる。
【0049】またチャプター(0010)の大アイテム
には、タイトル(0001)の大アイテムと同様にタイ
ムコード(0000)、バイナリーグループ(000
1)、トータルタイム(0010)、残り時間(001
1)、テキスト制御(1000)、テキスト(100
1)等の小アイテムが設けられる。このチャプター(0
010)の大アイテムは、例えばサブコードの各同期ブ
ロックの12個のパックに設けられる。
【0050】さらにパート(0011)の大アイテムに
も、タイトル(0001)の大アイテムと同様にタイム
コード(0000)、バイナリーグループ(000
1)、トータルタイム(0010)、残り時間(001
1)、テキスト制御(1000)、テキスト(100
1)等の小アイテムが設けられる。このチャプター(0
010)の大アイテムは、例えばサブコードの各同期ブ
ロックの12個のパックに設けられる。
【0051】またプログラム(1000)の大アイテム
にも、タイトル(0001)の大アイテムと同様にタイ
ムコード(0000)、バイナリーグループ(000
1)、トータルタイム(0010)、残り時間(001
1)、テキスト制御(1000)、テキスト(100
1)等の小アイテムが設けられる。このチャプター(0
010)の大アイテムは、例えばサブコードの各同期ブ
ロックの12個のパックに設けられる。
【0052】すなわちこれらのタイトル(0001)、
チャプター(0010)、パート(0011)、プログ
ラム(0100)の大アイテムは、上述の各小アイテム
の構成が共通にされる。またこれらの大アイテムの内、
タイトル(0001)はいわゆるソフトテープ及び個人
で記録するテープに共通とされ、チャプター(001
0)、パート(0011)はソフトテープに専用、プロ
グラム(0100)は個人で記録するテープに専用とさ
れる。
【0053】さらにライン(0101)の大アイテムに
は、ライン制御(0000)、輝度(0001)、R−
Y(0010)、B−Y(0011)、R(010
1)、G(0110)、B(0111)等の小アイテム
が設けられる。
【0054】すなわちこのライン(0101)の大アイ
テムは、垂直ブランキング内のデータをサンプリングし
たデータを記録するものである。なおこのような垂直ブ
ランキング内のデータは業務用の記録再生装置において
は忠実に再現されることが要求されているものである。
【0055】そしてライン制御(0000)の小アイテ
ムのパックには、図5に示すようにサンプリングされた
水平期間の番号(4桁)と、サンプリング周波数等のデ
ータが記録される。
【0056】このライン制御(0000)の小アイテム
のパックの後に、それぞれサンプリングされたデータが
4バイトずつ設けられた各小アイテム〔輝度(000
1)、R−Y(0010)、B−Y(0011)、R
(0101)、G(0110)、B(0111)〕のパ
ック(図示せず)が記録される。このライン(010
1)の大アイテムは、例えばサブコードの各同期ブロッ
クの12個のパックに設けられる。
【0057】また画像補助データ(0110)の大アイ
テムには、記録時間(0000)、バイナリーグループ
(0001)、記録日(0010)、記録信号源(00
11)、テキスト制御(1000)、テキスト(100
1)等の小アイテムが設けられる。
【0058】ここで記録時間(0000)の小アイテム
のパックには、図6のAに示すように**時**分**
秒**フレームの記録時間のデータが記録される。また
バイナリーグループ(0001)の小アイテムのパック
には、同図のBに示すように記録時間のデータが2進値
で記録される。また記録日(0010)の小アイテムの
パックには、同図のCに示すように時間帯、日、週、
月、年号等のデータが記録される。
【0059】また記録信号源(0010)の小アイテム
のパックには、同図のCに示すように、記録されたテレ
ビのチャンネル番号(2桁)、チューナーの種別等のデ
ータが記録される。さらにテキスト制御(1000)、
テキスト(1001)の小アイテムのパックは、図3の
E、Fと同様に各データ記録される。この画像補助デー
タ(0110)の大アイテムは、例えば画像信号のデー
タの2、3番目のバイトに設けられる52個のパックに
設けられる。
【0060】また音声補助データ(0111)の大アイ
テムにも、画像補助データ(0110)の大アイテムと
同様に記録時間(0000)、バイナリーグループ(0
001)、記録日(0010)、記録信号源(001
1)、テキスト制御(1000)、テキスト(100
1)等の小アイテムが設けられる。この音声補助データ
(0111)の大アイテムは、例えば音声信号のデータ
の2〜6番目のバイトに設けられる40個のパックに設
けられる。
【0061】すなわちこれらの画像補助データ(011
0)、音声補助データ(0111)の大アイテムは、上
述の小アイテムの構成が共通にされる。またこれらの小
アイテムの内、テキスト制御(1000)、テキスト
(1001)の小アイテムは上述のタイトル(000
1)等の大アイテムとも共通にされる。
【0062】さらにソフトモード(1111)の大アイ
テムには、図7のAに示すようなメーカーID(000
0)の小アイテムが設けられ、以下の小アイテムは各メ
ーカーに開放される。このソフトモード(1111)の
大アイテムは、音声信号のデータの20個、画像信号の
データの26個の、及びサブコードの12個のパックに
設けられる。
【0063】ただし(1111)の大アイテムにおい
て、同図のBに示す(1111)の小アイテムは全体に
共通のそのパックに情報が無いことを示すアイテムデー
タとされる。すなわち最初のバイト(PC0)が(11
111111)のパックは情報が無いものとされる。な
おこれによってソフトモード(1111)の大アイテム
に設けられる小アイテムは(0000)〜(1110)
の15通りとなる。
【0064】従って上述のデジタル画像音声信号記録再
生装置において、任意のデータを記録する場合には、こ
のデータに対応するアイテムデータが最初のバイト(P
C0)に設けられる。そしてこのアイテムデータで定ま
る書式に従って任意のデータが続く4バイト(PC1〜
4)に設けられる。
【0065】またこのパックのデータを再生する場合に
は、最初のバイト(PC0)に設けられたアイテムデー
タが再生される。そしてこのアイテムデータで定まる書
式に従って続く4バイト(PC1〜4)に設けられた任
意のデータが再生される。
【0066】これによって上述の装置においては、デー
タの構造が共通のパック構造なので、これらのデータを
記録再生する場合のソフトウェアを共通にでき、処理が
簡単になる。また記録再生時のタイミングが一定になる
ために、余分にRAM等のメモリを設ける必要がなく。
さらに新たな機種の開発などの場合にも、そのソフトウ
ェアの開発を容易に行うことができる。
【0067】またパック構造にすることによって、例え
ば再生時にエラーが発生した場合にも、次のパックを容
易に取り出すことができる。このためエラーの伝播等に
よって大量のデータが破壊されてしまうようなことがな
い。
【0068】さらに各大アイテム間で対応する小アイテ
ムの構成、例えばタイトル(0001)、チャプター
(0010)、パート(0011)、プログラム(01
00)の大アイテム間におけるタイムコード(000
0)、バイナリーグループ(0001)、トータルタイ
ム(0010)、残り時間(0011)、テキスト制御
(1000)、テキスト(1001)の小アイテムの構
成を共通化したことによって、これらの小アイテムのパ
ックの処理を容易に行うことができる。
【0069】こうして上述の装置によれば、各エリアの
データの構造が共通のパック構造にされているので、こ
れらのデータを記録再生する際の処理を容易にすること
ができると共に、ソフトウェアの開発やその他の処理も
容易に行うことができるものである。
【0070】また上述の装置において、本願出願人は先
に記録媒体の収納されるカセットにメモリICの設けら
れた回路基板を搭載して、このカセットが装置に装着さ
れるとこのメモリICに書き込まれたデータを読み出し
て記録再生の補助を行うようにすることを提案した(特
願平4−165444号、特願平4−287875号等
参照)。
【0071】その場合にこのメモリICに書き込まれる
データについても、図8に示すように上述のパック構造
と共通の構造とすることによって、データを書き込み読
み出しする際の処理を容易にすることができる。
【0072】すなわちこのメモリIC上には、まずコン
トロール(0000)の大アイテムの中のテープID
(0000)と、テープ長さ(0001)の小アイテム
のパックが設けられる。ここで最初のパックの最初のバ
イト(PC0)に示されるアイテムデータ(00000
000)はこのメモリICの有無の識別コードにも利用
される。また最初のパックの2番目のバイト(PC1)
の上位4ビットにアプリケーションデータが設けられ
る。
【0073】そしてこの固定のパックに続けて、例えば
TOC(テーブル・オブ・コンテンツ)等のデータが書
き込まれる。ただしこのメモリICに例えばテキストを
書き込む場合には、上述のパック構造ではデータの冗長
度が高くなる。そこで上述のテキスト制御の小アイテム
(1000)において、パック数(P:0)またはバイ
ト数(N:1)の判別信号をバイト数(N:1)とし、
このパック以降にテキストデータを連続して書き込むよ
うにする。
【0074】これによってデータの冗長度を下げること
ができる。またテキスト制御の小アイテム(1000)
において、連続して書き込まれるテキストデータのバイ
ト数が判別されるので、このデータの切れ目を容易に検
出することができる。従って例えば再生時にエラーが発
生した場合にも、次のパックを容易に取り出すことがで
き、エラーの伝播等によって大量のデータが破壊されて
しまうようなことがない。
【0075】なおこのメモリICで、上述の固定のパッ
ク以外の部分には、コントロール(0000)、タイト
ル(0001)、チャプター(0010)、パート(0
011)、プログラム(0100)、ライン(010
1)、画像補助データ(0110)、音声補助データ
(0111)、ソフトモード(1111)等の全ての大
アイテムを書き込むことができる。
【0076】さらに上述の装置において、各信号の同期
エリアについても、2バイト(16ビット)の同期デー
タの後に3バイトのID部〔ID0、ID1及びIDP
(パリティ)〕が設けられる共通の構造とされている。
そこでこのID部の内のID0、ID1について、図9
に示すようにデータの構造が定められる。
【0077】すなわち図において、ID0の上位2ビッ
トは種別を示し、(11)はTS、(01)は音声信
号、(00)は画像信号、(10)はサブコードをそれ
ぞれ示している。
【0078】そして同図のAはTSのID部であって、
ID0の3ビット目には標準記録(SP:0)と長時間
記録(LP:1)の判別信号が設けられる。またID0
の下位4ビットはアプリケーションデータとされ、例え
ばデジタル画像音声信号記録再生装置の場合には、(0
000)とされる。
【0079】従ってこの4ビットが(0000)以外の
ときは、音声信号及び画像信号の再生信号はミューティ
ングされると共に、トラック内全てが開放され、アプリ
ケーションデータの内容に沿った状態にされる。
【0080】またこのアプリケーションデータは信号中
で最も重要なデータである。このためこのアプリケーシ
ョンデータは1トラック中の53箇所に同じデータを繰
り返し設けると共に、多数決等を用いて検出誤りが極力
生じないようにされる。
【0081】さらにID1の下位6ビットはトラック内
の同期番号とされ、上述の53個の同期ブロックごとに
1〜53の番号が設けられる。他のID0の4ビット目
及びID1の上位2ビットは追加用に残された部分であ
る。
【0082】また同図のBは音声信号のID部であっ
て、ID0の3ビット目にはフレームの識別信号が設け
られる。さらにID0の下位5ビットにはフレーム内の
トラック番号(1〜24)が設けられ、ID1の下位4
ビットにはトラック内の同期番号(1〜14)が設けら
れる。また他のID1の上位4ビットは追加用に残され
た部分である。
【0083】また同図のCは画像信号のID部であっ
て、ID0の3ビット目にはフレームの識別信号が設け
られる。さらにID0の下位5ビットにはフレーム内の
トラック番号(1〜24)が設けられ、ID1にはトラ
ック内の同期番号(1〜147)が設けられる。
【0084】さらに同図のDはサブコードのID部であ
って、ID0の下位6ビット及びID1の上位4ビット
の計10ビットにはコントロールの識別信号が設けられ
る。またID1の下位4ビットにはトラック内の同期番
号(1〜12)が設けられる。
【0085】従ってこの装置において、各信号の同期エ
リアのID部のID0の上位2ビットを判別することに
よって、以下のエリアの内容を判別することができ、以
下の処理を容易に行うことができる。
【0086】またTSのID部にはID0の下位4ビッ
トにアプリケーションデータが設けられ、このアプリケ
ーションデータを判別することによって以下のトラック
の内容を判別することができる。これによって例えばア
プリケーションデータが(0000)の場合には、直ち
にデジタル画像音声信号記録再生装置とすることがで
き、以降の処理を容易に行うことができる。
【0087】さらに上述の装置において、音声信号の2
0個のパック、画像信号の26個のパック、及びメモリ
ICに書き込まれるパックについて、それぞれは共通の
パック構造にされると共に、その先端側(Aヘッド側)
と後端側(Bヘッド側)の所定数のパックが固定の内容
とされ、それ以外のエリアに任意の内容が設けられるよ
うにされる。
【0088】すなわち音声信号では、図12のようにA
ヘッドでは先端側の基本データ6パック、Bヘッドでは
後端側の基本データ6パックが固定の内容とされ、それ
以外の追加データのエリアのパックに任意の内容が設け
られる。また画像信号では、Aヘッドでは図14のBの
ように先端側の基本データ6パック、Bヘッドでは図1
4のCのように後端側の基本データ6パックが固定の内
容とされ、それ以外の追加データのエリアのパックに任
意の内容が設けられる。
【0089】またサブコードでは、図15の同期ブロッ
ク3、4、9、10のパックが固定の内容とされ、それ
以外のエリアが追加データのエリアとなる。このパック
に任意の内容が設けられる。あるいは1フレームを構成
する複数のトラック中の所定のトラックのサブコードの
パックが固定の内容とされ、他のトラックのサブコード
のパックに任意の内容が設けられるようにしてもよい。
さらにメモリICに書き込まれるパックについては、上
述の固定の2個のパックの後に可変長のTOC等の固定
の内容が設けられ、それ以降に任意の内容が設けられ
る。
【0090】さらに上述の音声、画像、サブコードの任
意の内容を記録するエリアは、1フレーム内でヘッドの
記録順に集められ、1本のデータ構造として扱われる。
メモリICの場合は、元々1箇所に集まっている。この
任意の内容には、共通化された内容と、メーカーごとの
固有の内容が設けられる。また記録及び書き込みは固定
の内容の後に共通化された内容が先に行われる。そして
その後に、上述のソフトモード(1111)の大アイテ
ムのメーカーコード(0000)の小アイテムのパック
が設けられ、それに続いてメーカーごとの固有の内容が
設けられる。
【0091】従ってこのメーカーコード(0000)の
パックが判別されると、それ以前は共通化された内容で
あり、これ以降はメーカーごとの固有の内容であると判
断される。なお共通化された内容、またはメーカーコー
ド(0000)のパック及びメーカーごとの固有の内容
は、一方または両方が存在しない場合もある。
【0092】これによって、音声信号、画像信号、サブ
コードに記録されるパック、及びメモリICに書き込ま
れるパックについて、記録または書き込まれる内容の自
由度を極めて高くすることができる。従ってユーザーま
たはメーカーは、これらのパックに所望の内容を容易に
記録または書き込むことができるようになる。
【0093】さらに上述の装置において、TSのID部
のID0の下位4ビットに設けられるアプリケーション
データとは別に、音声信号のデータの先頭バイトの上位
4ビットにアプリケーションデータが設けられ、また画
像信号の最初の同期ブロックのデータの先頭バイトの上
位4ビットにアプリケーションデータが設けられてい
る。さらにメモリICに書き込まれる最初のパックの2
番目のバイト(PC1)の上位4ビットにもアプリケー
ションデータが設けられている。
【0094】これらのアプリケーションデータは、それ
ぞれ後続する各信号の内容を示しており、これを判別す
ることによって後続の信号の内容を判別することができ
る。これによって例えばアプリケーションデータが(0
000)の場合には、直ちにデジタル画像音声信号記録
再生装置とすることができ、以降の処理を容易に行うこ
とができる。
【0095】すなわちこれらのアプリケーションデータ
は階層的構造を有しており、TSに設けられるアプリケ
ーションデータが(0000)の場合には、以下のトラ
ックの全体がデジタル画像音声信号記録再生装置と判別
される。これによって音声信号、画像信号、及びサブコ
ードの同期エリアの位置が確定される。
【0096】さらにこれらの音声信号、画像信号、及び
サブコードにもそれぞれアプリケーションデータが設け
られており、これらのアプリケーションデータの判別に
よって、それぞれの信号の形態等が確定される。これに
よって以降の処理を容易に行うことができる。
【0097】さらにこれらのアプリケーションデータ
は、音声信号中では1トラックに10回、また画像信号
中では1トラックに27回記録される。これは上述のT
Sのアプリケーションデータと同様に、1トラック中に
同じデータを繰り返し設けることで、多数決等を用いて
検出誤りが極力生じないようするためである。
【0098】また画像信号の場合には、特に圧縮方式の
記録再生装置では、1圧縮単位ごとに処理を行うので、
再生時にもこの1圧縮単位ごとにデータの再生が行われ
る。その場合に、この1圧縮単位内には上述のアプリケ
ーションデータも含まれており、このエリアはこのアプ
リケーションデータによって規定されるので、この1圧
縮単位内に必ず1つ以上のアプリケーションデータが必
要になる。
【0099】さらに変速再生を考慮すると、トラックを
斜めに操作した場合には、いつ他のアプリケーションデ
ータのエリアに突入するかもしれず、従って1圧縮単位
内に必ず1つ以上のアプリケーションデータがないと対
応できなくなる恐れがある。
【0100】また上述の装置において、音声信号及び画
像信号はいわゆるデジタルダビングを行うことが考えら
れる。その場合に、例えば垂れ流し方式で伝送データ量
最小の条件で考えると、実際に伝送するデータとして
は、例えばID0、ID1とデータ部、すなわち同期デ
ータ2バイト、IDP、C1、C2パリティを除いた部
分になる。
【0101】この時データがエラーであることをテープ
上に書き込んでも全く意味が無い。エラーを子、孫、ひ
孫と増やして行くばかりで収拾がつかなくなるし、本来
エラー無しのデータを送出すべきである。またエラーフ
ラグを追加で書き込むのではテープ・フォーマットが異
なってしまう。
【0102】そこで本願の発明では、図7の情報無しア
イテム(11111111)を利用する。すなわち再生
時にパック内のデータに再現不可能なエラーが発生した
ら、そこのアイテムコードを(11111111)にし
てしまう。これによって(11111111)は、情報
無しパックを示すので、このままダビングしても何の問
題も起きない。
【0103】つまり受信側では、再生されたパックの最
初の固定の内容のエリアに、もしアイテムコード(11
111111)があれば、それがエラーのパックである
事が容易に分かる。また任意の内容のエリアにデータが
存在するときは、その前後関係からエラーパックの識別
が出来る。すなわち任意の内容のエリアにデータが存在
しない場合は、もともとアイテムコード(111111
11)が入っているので問題はない。
【0104】これを実現する回路としては、高々5バイ
トのDF/Fがあればよい。図10にその回路例を示
す。図において、0から8ビットのデータが入力され
る。このデータは、1、2、3、4、5なる8ビットの
DF/Fで1パック分遅らされる。この間に発生したエ
ラーは8から入力され、12なるRSF/Fをセットす
る。この12なるRSF/Fは、パックの先頭のPC0
のスロットが入力9より与えられ、11a、11bなる
微分回路により毎パック毎にリセットされる。
【0105】一方イネーブル付きのDF/F13は、入
力10からのPC4スロット信号で有効となり、その5
バイトの期間スイッチ6a、6bを切り替える。従って
エラー時には、スイッチ6bが有効となり、8ビットの
データ(11111111)が出力7から出力される。
【0106】さらにこの情報無しのアイテム(1111
1111)を、パック構造以外にも適用する方法に付い
て述べる。
【0107】まずID部においては、その構成は図9に
示したようになっている。そこでECCで取りきれなか
ったエラーがID0、ID1に出たときには、このID
0、ID1を(11111111)に置き換える。これ
によって受信、再生側でエラーの認識ができる。
【0108】すなわち、各信号のID部の構成で、例え
ばTSのID0では、アプリケーションデータの値が
(1111)になることはない。従って(111111
11)であるデータは存在しないので、エラーと認識で
きる。他も同様である。
【0109】次に、パック構造を採らない付随データの
エラー処理について述べる。まず画像信号の付随データ
においては、各バッファリングブロックの最初のシンク
ブロックのデータの先頭の1バイトをエラー時(111
11111)に置き換える。この1バイトの下位4ビッ
トはアプリケーションデータであって、この4ビットも
(1111)の値を取らない。従って(1111111
1)であるデータは存在しないので、エラーと認識でき
る。
【0110】画像信号の付随データエリアに格納される
テレテキスト(図14のA)については、基本的に外部
のデコーダーのECC能力に委ねているので、エラーが
あってもデータ置き換えをしなくてよい。
【0111】さらに音声信号の付随データにおいては、
各シンクブロックの11バイト分の付随データエリアの
先頭の1バイトをエラー時(11111111)に置き
換える。この先頭バイトの上位4ビットはアプリケーシ
ョンデータであって、この4ビットも(1111)の値
を取らない。従って(11111111)であるデータ
は存在しないので、エラーと認識できる。
【0112】画像信号や音声信号のデータそのものにつ
いては、それぞれ特有のエラー・コードに置き換える。
例えば画像信号をDCT圧縮方式、音声信号を48kH
z、16ビットサンプリング方式のデジタル記録再生装
置においては、 画像信号 DC成分 011111111 AC成分 111101 音声信号 1111111111111111 に置き換える。
【0113】以上から情報無しアイテム(111111
11)を、パック構造及びパック構造以外にも適用する
ことにより、画像信号や音声信号のデータを垂れ流しで
ダビングするような回路規模最小のデジタル・ダビング
方式でも、簡単にテープ・フォーマットを変える事なく
対応できる。
【0114】なお本願の共通パック構造を実現するに
は、図示せずも高々1つのマイクロコンピュータがあれ
ば十分である。その便利さ、融通のし易さについては上
述のとおりである。
【0115】
【発明の効果】この発明によれば、各エリアのデータの
構造が共通のパック構造にされているので、これらのデ
ータを記録再生する際の処理を容易にすることができる
と共に、ソフトウェアの開発やその他の処理も容易に行
うことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデジタル画像音声信号記録再生装
置のパックの一例の説明のための図である。
【図2】大アイテムの説明のための図である。
【図3】コントロールのパックの説明のための図であ
る。
【図4】タイトルのパックの説明のための図である。
【図5】ラインのパックの説明のための図である。
【図6】画像補助のパックの説明のための図である。
【図7】ソフトモードのパックの説明のための図であ
る。
【図8】メモリICのパックの説明のための図である。
【図9】ID部の説明のための図である。
【図10】情報無しのアイテム(11111111)を
発生する回路の一例の構成図である。
【図11】1トラックの記録及び各同期ブロックのフォ
ーマットを示す図である。
【図12】音声信号の記録及びパックのフォーマットを
示す図である。
【図13】画像信号の記録フォーマットを示す図であ
る。
【図14】画像信号のパックのフォーマットを示す図で
ある。
【図15】サブコードの記録フォーマットを示す図であ
る。
【符号の説明】
PC0 パックを構成するアイテムデータのバイト PC1〜PC4 パックを構成するデータのバイト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 27/28 A 8224−5D H04N 5/92 H 4227−5C E 4227−5C

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号及び音声信号を符号化して記録
    再生するデジタル画像音声信号記録再生装置において、 記録フォーマット中に、上記デジタル画像信号と同時に
    記録再生される画像信号の付随データのエリアと、上記
    デジタル音声信号と同時に記録再生される音声信号の付
    随データのエリアと、補助データのエリアとが設けられ
    てなり、 上記記録フォーマット中の各エリアのデータの構造が共
    通のパック構造にされたことを特徴とするデジタル画像
    音声信号記録再生装置。
  2. 【請求項2】 任意のデータのエリアを有するメモリが
    記録媒体カセットに設けられ、 上記記録フォーマット中及びメモリ中の各エリアのデー
    タの構造が共通のパック構造にされたことを特徴とする
    請求項1記載のデジタル画像音声信号記録再生装置。
  3. 【請求項3】 上記記録フォーマット中に、アフレコを
    確実に行うためのタイミングを取るデータが記録された
    エリアが設けられ、 このエリアに識別信号が付加され、この識別信号にてト
    ラック全体のデータの内容が規定されるようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載のデジタル画像音声信号記録
    再生装置。
  4. 【請求項4】 上記記録フォーマット中に、上記デジタ
    ル画像信号と同時に記録再生される画像信号の付随デー
    タのエリアと、上記デジタル音声信号と同時に記録再生
    される音声信号の付随データのエリアと、補助データの
    エリアとが設けられ、 上記各エリアにはそれぞれ識別信号が付加され、これら
    の識別信号にてそれぞれ上記各エリアのデータの内容が
    規定されるようにしたことを特徴とする請求項3記載の
    デジタル画像音声信号記録再生装置。
  5. 【請求項5】 画像信号及び音声信号を符号化して記録
    再生するデジタル画像音声信号記録再生装置において、 記録フォーマット中に、上記デジタル画像信号と同時に
    記録再生される画像信号の付随データのエリアと、上記
    デジタル音声信号と同時に記録再生される音声信号の付
    随データのエリアと、補助データのエリアとが設けられ
    ると共に、 任意のデータのエリアを有するメモリが設けられ、 上記記録フォーマット中及びメモリ中の各エリアのデー
    タはそれぞれが基本部分と追加部分に分割され、 上記基本部分には不可欠のデータが設けられると共に、 上記追加部分には識別信号が付加され、この識別信号に
    て上記追加部分のデータの内容が規定されるようにした
    ことを特徴とするデジタル画像音声信号記録再生装置。
  6. 【請求項6】 上記画像信号の付随データのエリアと上
    記音声信号の付随データのエリアとのデータの基本部分
    は複数のヘッドを用いると共に、記録媒体上の記録位置
    がそれぞれずらされて記録されていることを特徴とする
    請求項5記載のデジタル画像音声信号記録再生装置。
  7. 【請求項7】 画像信号及び音声信号を符号化して記録
    再生するデジタル画像音声信号記録再生装置において、 記録フォーマット中に、上記デジタル画像信号と同時に
    記録再生される画像信号の付随データのエリアと、上記
    デジタル音声信号と同時に記録再生される音声信号の付
    随データのエリアと、補助データのエリアとが設けられ
    ると共に、 任意のデータのエリアを有するメモリが設けられてな
    り、 上記記録フォーマット中及びメモリ中の各エリアのデー
    タはそれぞれが独立に取り出されてダビングできるよう
    にされ、 このダビング時に上記取り出されたデータのエラーが訂
    正不能のときは、上記各エリアのデータの内容を規定す
    るデータが無情報を示す値に書き換えられてダビングさ
    れるようにしたことを特徴とするデジタル画像音声信号
    記録再生装置。
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JPH06314469A (ja) * 1993-04-30 1994-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd シンクブロック構成装置
JPH06325503A (ja) * 1993-05-11 1994-11-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd ディジタルデータの処理方法
JPH0798935A (ja) * 1993-09-29 1995-04-11 Toshiba Corp 情報信号記録再生装置
WO2010100918A1 (ja) * 2009-03-05 2010-09-10 パナソニック株式会社 情報記録媒体、それを利用するサーバ機器、および情報記録媒体の利用管理方法

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