JPH06176473A - 磁気ディスク装置のスピンドルモータ - Google Patents
磁気ディスク装置のスピンドルモータInfo
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- JPH06176473A JPH06176473A JP32170392A JP32170392A JPH06176473A JP H06176473 A JPH06176473 A JP H06176473A JP 32170392 A JP32170392 A JP 32170392A JP 32170392 A JP32170392 A JP 32170392A JP H06176473 A JPH06176473 A JP H06176473A
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- Japan
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- magnetic disk
- magnetic
- hub
- main shaft
- pole piece
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ボールベアリングのボールまたは外輪または
内輪のうちの少なくとも一つをセラミックによって形成
してハウジングとハブとを電気的に絶縁し、主軸に絶縁
部材を介して磁気材料で形成したポールピースを固着
し、ポールピースとハブとの間に導電性の磁性流体を介
装させるか、または、ハウジングに絶縁部材を介して磁
気材料で形成したポールピースを固着し、ポールピース
と主軸との間に導電性の磁性流体を介装させるか、もし
くは、一端において主軸の端面と接触するアースパッド
を設け、アースパッドの他端を絶縁部材を介してハウジ
ングに固定し、ポールピースまたはアースパッドに対し
て磁気ヘッドに印加している電圧と同じ電位の電圧を印
加する。 【効果】 MRヘッドを採用した磁気ディスク装置にお
いて、磁気ディスクと磁気ヘッドとの間に放電が発生し
て磁気ディスクに記録してある情報を破壊したり磁気ヘ
ッドを電気的に腐食するのを防止できる。また、回転部
分を軽量にすることができるため、高速回転が可能とな
る。
内輪のうちの少なくとも一つをセラミックによって形成
してハウジングとハブとを電気的に絶縁し、主軸に絶縁
部材を介して磁気材料で形成したポールピースを固着
し、ポールピースとハブとの間に導電性の磁性流体を介
装させるか、または、ハウジングに絶縁部材を介して磁
気材料で形成したポールピースを固着し、ポールピース
と主軸との間に導電性の磁性流体を介装させるか、もし
くは、一端において主軸の端面と接触するアースパッド
を設け、アースパッドの他端を絶縁部材を介してハウジ
ングに固定し、ポールピースまたはアースパッドに対し
て磁気ヘッドに印加している電圧と同じ電位の電圧を印
加する。 【効果】 MRヘッドを採用した磁気ディスク装置にお
いて、磁気ディスクと磁気ヘッドとの間に放電が発生し
て磁気ディスクに記録してある情報を破壊したり磁気ヘ
ッドを電気的に腐食するのを防止できる。また、回転部
分を軽量にすることができるため、高速回転が可能とな
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置に使
用し、磁気ディスクを回転させるスピンドルモータに関
する。
用し、磁気ディスクを回転させるスピンドルモータに関
する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置に使用し、磁気ディス
クを回転させる従来のスピンドルモータは、磁気ディス
クを搭載するハブの内部の空間にモータを構成するため
の主要部品であるステータとマグネットとを収容してモ
ータとハブとを一体化することにより、限られた容積内
における磁気ディスクの搭載枚数を可能な限り多くした
いわゆるインサイドモータが採用されている。
クを回転させる従来のスピンドルモータは、磁気ディス
クを搭載するハブの内部の空間にモータを構成するため
の主要部品であるステータとマグネットとを収容してモ
ータとハブとを一体化することにより、限られた容積内
における磁気ディスクの搭載枚数を可能な限り多くした
いわゆるインサイドモータが採用されている。
【0003】図5は、このような従来の磁気ディスク装
置のスピンドルモータの第一の例を示す断面図である。
置のスピンドルモータの第一の例を示す断面図である。
【0004】図5において、ハウジング47に固定され
ている主軸41の上方には、2個のボールベアリング4
4aおよび44bがそれらの内輪を装着されており、ボ
ールベアリング44aおよび44bの外輪は、円筒状の
ハブ42の内面に圧入によって固定されている。従っ
て、ハブ42は主軸41に対して自由に回転することが
できる。ハブ42には、スペーサ48bを介して磁気デ
ィスク48aが積載されており、ディスククランパ49
によって固定されている。
ている主軸41の上方には、2個のボールベアリング4
4aおよび44bがそれらの内輪を装着されており、ボ
ールベアリング44aおよび44bの外輪は、円筒状の
ハブ42の内面に圧入によって固定されている。従っ
て、ハブ42は主軸41に対して自由に回転することが
できる。ハブ42には、スペーサ48bを介して磁気デ
ィスク48aが積載されており、ディスククランパ49
によって固定されている。
【0005】ハブ42の下部の内面には、円環状のマグ
ネット45が接着によって固定されており、このマグネ
ット45に対向する位置に、コイル43を巻回したステ
ータ46が、主軸41の下部を保持しているハウジング
47に固定されている。このため、コイル43に電流を
供給することによって磁界が発生し、この磁界がマグネ
ット45による磁界と反発して磁気ディスク48aを搭
載しているハブ42を回転させる。
ネット45が接着によって固定されており、このマグネ
ット45に対向する位置に、コイル43を巻回したステ
ータ46が、主軸41の下部を保持しているハウジング
47に固定されている。このため、コイル43に電流を
供給することによって磁界が発生し、この磁界がマグネ
ット45による磁界と反発して磁気ディスク48aを搭
載しているハブ42を回転させる。
【0006】ハウジング47は、磁気ディスク装置のベ
ース(図示省略)に固定されており、磁気ディスク48
aの回転中に磁気ヘッド50によって情報の記録または
再生が行われる。
ース(図示省略)に固定されており、磁気ディスク48
aの回転中に磁気ヘッド50によって情報の記録または
再生が行われる。
【0007】図6は従来の磁気ディスク装置のスピンド
ルモータの第二の例を示す断面図である。
ルモータの第二の例を示す断面図である。
【0008】図6の例のハウジング57は中央部に円筒
状の突起を有しており、この円筒状の突起の内面の上部
と下部に、それぞれ1個のボールベアリング54aおよ
び54bの外輪が固着されている。ボールベアリング5
4aおよび54bの内輪に保持されている主軸51の上
端には、ハブ52の上面の中央部が固定されており、ハ
ブ52は、主軸51と共にハウジング57に対して自由
に回転することができる。円筒状のハブ52の外周に
は、スペーサ58bを介して磁気ディスク58aが積載
されており、ディスククランパ59によって固定されて
いる。
状の突起を有しており、この円筒状の突起の内面の上部
と下部に、それぞれ1個のボールベアリング54aおよ
び54bの外輪が固着されている。ボールベアリング5
4aおよび54bの内輪に保持されている主軸51の上
端には、ハブ52の上面の中央部が固定されており、ハ
ブ52は、主軸51と共にハウジング57に対して自由
に回転することができる。円筒状のハブ52の外周に
は、スペーサ58bを介して磁気ディスク58aが積載
されており、ディスククランパ59によって固定されて
いる。
【0009】ハブ52の内面には、円環状のマグネット
55が接着によって固定されており、このマグネット5
5に対向する位置に、コイル53を巻回したステータ5
6が、ハウジング57の円筒状の突起の外周に固定され
ている。このため、コイル53に電流を供給することに
よって磁界が発生し、この磁界がマグネット55による
磁界と反発して磁気ディスク58aを搭載しているハブ
52を回転させる。磁気ディスク58aの回転中に、磁
気ヘッド60によって情報の記録または再生が行われ
る。
55が接着によって固定されており、このマグネット5
5に対向する位置に、コイル53を巻回したステータ5
6が、ハウジング57の円筒状の突起の外周に固定され
ている。このため、コイル53に電流を供給することに
よって磁界が発生し、この磁界がマグネット55による
磁界と反発して磁気ディスク58aを搭載しているハブ
52を回転させる。磁気ディスク58aの回転中に、磁
気ヘッド60によって情報の記録または再生が行われ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】近年の磁気ディスク装
置は、小型化および高速化および大容量化の要求が一層
強くなってきてきる。このため、スピンドルモータは益
々小型でかつ高速になってきており、一方、磁気ヘッド
は、磁気ディスクの単位面積当りの記憶容量を増大させ
るため、磁気特性の優れた薄膜磁気ヘッドや、通過する
磁界の大きさによって内部抵抗が変化するMR素子を利
用した磁気ヘッド(MRヘッド)が採用されるようにな
ってきている。
置は、小型化および高速化および大容量化の要求が一層
強くなってきてきる。このため、スピンドルモータは益
々小型でかつ高速になってきており、一方、磁気ヘッド
は、磁気ディスクの単位面積当りの記憶容量を増大させ
るため、磁気特性の優れた薄膜磁気ヘッドや、通過する
磁界の大きさによって内部抵抗が変化するMR素子を利
用した磁気ヘッド(MRヘッド)が採用されるようにな
ってきている。
【0011】このようなMRヘッドを採用した磁気ディ
スク装置の場合は、MR素子の特性上、磁気ヘッドに対
して一定の電圧を印加している。このため、磁気ディス
クと磁気ヘッドとの間に電位差が発生し、磁気ヘッドが
磁気ディスクから微小な間隔で浮上したとき、磁気ディ
スクと磁気ヘッドとの間に放電が発生して磁気ディスク
に記録してある情報を破壊したり、磁気ヘッドを電気的
に腐食するという欠点を有している。
スク装置の場合は、MR素子の特性上、磁気ヘッドに対
して一定の電圧を印加している。このため、磁気ディス
クと磁気ヘッドとの間に電位差が発生し、磁気ヘッドが
磁気ディスクから微小な間隔で浮上したとき、磁気ディ
スクと磁気ヘッドとの間に放電が発生して磁気ディスク
に記録してある情報を破壊したり、磁気ヘッドを電気的
に腐食するという欠点を有している。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の磁気ディ
スク装置のスピンドルモータは、主軸と、前記主軸を保
持するハウジングと、前記主軸に内輪を装着された2個
のボールベアリングと、磁気ディスクを搭載し前記ボー
ルベアリングの外輪と一体になって回転するハブとを備
える磁気ディスク装置のスピンドルモータにおいて、前
記ボールベアリングのボールまたは外輪または内輪のう
ちの少なくとも一つをセラミックによって形成して前記
ハウジングと前記ハブとを電気的に絶縁し、前記主軸に
絶縁部材を介して磁気材料で形成したポールピースを固
着し、前記ポールピースの外面とハブの内面との間に導
電性の磁性流体を設け、前記ポールピースに対して磁気
ヘッドに印加している電圧と同じ電位の電圧を印加する
ものである。
スク装置のスピンドルモータは、主軸と、前記主軸を保
持するハウジングと、前記主軸に内輪を装着された2個
のボールベアリングと、磁気ディスクを搭載し前記ボー
ルベアリングの外輪と一体になって回転するハブとを備
える磁気ディスク装置のスピンドルモータにおいて、前
記ボールベアリングのボールまたは外輪または内輪のう
ちの少なくとも一つをセラミックによって形成して前記
ハウジングと前記ハブとを電気的に絶縁し、前記主軸に
絶縁部材を介して磁気材料で形成したポールピースを固
着し、前記ポールピースの外面とハブの内面との間に導
電性の磁性流体を設け、前記ポールピースに対して磁気
ヘッドに印加している電圧と同じ電位の電圧を印加する
ものである。
【0013】本発明の第二の磁気ディスク装置のスピン
ドルモータは、主軸と、前記主軸に内輪を装着された2
個のボールベアリングと、前記ボールベアリングの外輪
を保持するハウジングと、磁気ディスクを搭載し前記主
軸と一体になって回転するハブとを備える磁気ディスク
装置のスピンドルモータにおいて、前記ボールベアリン
グのボールまたは外輪または内輪のうちの少なくとも一
つをセラミックによって形成して前記ハウジングと前記
ハブとを電気的に絶縁し、前記ハウジングの端部の内面
に絶縁部材を介して磁気材料で形成したポールピースの
外面を固着し、前記ポールピースの内面と主軸との間に
導電性の磁性流体を設けてポールピースに対して磁気ヘ
ッドに印加している電圧と同じ電位の電圧を印加する
か、または、一端において前記主軸の端面と接触するア
ースパッドを設け、前記アースパッドの他端を絶縁部材
を介して前記ハウジングに固定し、前記アースパッドに
対して磁気ヘッドに印加している電圧と同じ電位の電圧
を印加するものである。
ドルモータは、主軸と、前記主軸に内輪を装着された2
個のボールベアリングと、前記ボールベアリングの外輪
を保持するハウジングと、磁気ディスクを搭載し前記主
軸と一体になって回転するハブとを備える磁気ディスク
装置のスピンドルモータにおいて、前記ボールベアリン
グのボールまたは外輪または内輪のうちの少なくとも一
つをセラミックによって形成して前記ハウジングと前記
ハブとを電気的に絶縁し、前記ハウジングの端部の内面
に絶縁部材を介して磁気材料で形成したポールピースの
外面を固着し、前記ポールピースの内面と主軸との間に
導電性の磁性流体を設けてポールピースに対して磁気ヘ
ッドに印加している電圧と同じ電位の電圧を印加する
か、または、一端において前記主軸の端面と接触するア
ースパッドを設け、前記アースパッドの他端を絶縁部材
を介して前記ハウジングに固定し、前記アースパッドに
対して磁気ヘッドに印加している電圧と同じ電位の電圧
を印加するものである。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0015】図1は、本発明を図5の構成を有する磁気
ディスク装置のスピンドルモータに対して適用した第一
の実施例を示す断面図で、(a)は全体を示す図、
(b)はA部の拡大図である。
ディスク装置のスピンドルモータに対して適用した第一
の実施例を示す断面図で、(a)は全体を示す図、
(b)はA部の拡大図である。
【0016】図1(a)に示すように、ハウジング7に
下端部を固定されている主軸1の上方には、2個のボー
ルベアリング4aおよび4bがそれらの内輪を圧入によ
って固定されており、ボールベアリング4aおよび4b
の外輪は、円筒状のハブ2の内面に圧入によって固定さ
れている。従って、ハブ2は主軸1に対して自由に回転
することができる。ハブ2の外周には、スペーサ12を
介して磁気ディスク11が積載されており、ディスクク
ランパ13によって固定されている。
下端部を固定されている主軸1の上方には、2個のボー
ルベアリング4aおよび4bがそれらの内輪を圧入によ
って固定されており、ボールベアリング4aおよび4b
の外輪は、円筒状のハブ2の内面に圧入によって固定さ
れている。従って、ハブ2は主軸1に対して自由に回転
することができる。ハブ2の外周には、スペーサ12を
介して磁気ディスク11が積載されており、ディスクク
ランパ13によって固定されている。
【0017】ハブ2の下部の内面には、円環状のマグネ
ット5が接着によって固定されており、このマグネット
5に対向する位置に、コイル3を巻回したステータ6
が、ハウジング7の主軸1の下部を保持している部分に
固定されている。このため、コイル3に電流を供給する
ことによって磁界が発生し、この磁界がマグネット5に
よる磁界と反発して磁気ディスク11を搭載しているハ
ブ2を回転させる。
ット5が接着によって固定されており、このマグネット
5に対向する位置に、コイル3を巻回したステータ6
が、ハウジング7の主軸1の下部を保持している部分に
固定されている。このため、コイル3に電流を供給する
ことによって磁界が発生し、この磁界がマグネット5に
よる磁界と反発して磁気ディスク11を搭載しているハ
ブ2を回転させる。
【0018】ハウジング7は、磁気ディスク装置のベー
ス(図示省略)に固定されており、磁気ディスク11の
回転中に磁気ヘッド14によって情報の記録または再生
が行われる。
ス(図示省略)に固定されており、磁気ディスク11の
回転中に磁気ヘッド14によって情報の記録または再生
が行われる。
【0019】ボールベアリング4aおよび4bは、ボー
ルまたは外輪または内輪のうちの少なくとも一つをセラ
ミックによって形成してある。このため、ハウジング7
とハブ2とを電気的に絶縁することができる。また、回
転部分が軽量になるため、高速回転が可能となる。
ルまたは外輪または内輪のうちの少なくとも一つをセラ
ミックによって形成してある。このため、ハウジング7
とハブ2とを電気的に絶縁することができる。また、回
転部分が軽量になるため、高速回転が可能となる。
【0020】上側のボールベアリング4bの上方には、
図1(b)に示すように、磁性材料で形成したポールピ
ース9を絶縁部材10を介して主軸1に固着しており、
ポールピース9の外面とハブ2の内面との間には、導電
性磁性流体8を設けてある。ポールピース9に対して
は、磁気ヘッド14に印加している電圧と同じ電位の電
圧15を印加してある。これにより、磁気ディスク11
は磁気ヘッド14と同じ電位となり、両者間の放電が防
止される。
図1(b)に示すように、磁性材料で形成したポールピ
ース9を絶縁部材10を介して主軸1に固着しており、
ポールピース9の外面とハブ2の内面との間には、導電
性磁性流体8を設けてある。ポールピース9に対して
は、磁気ヘッド14に印加している電圧と同じ電位の電
圧15を印加してある。これにより、磁気ディスク11
は磁気ヘッド14と同じ電位となり、両者間の放電が防
止される。
【0021】図2は、本発明を図5の構成を有する磁気
ディスク装置のスピンドルモータに対して適用した他の
実施例で、ポールピースおよび導電性磁性流体の設置位
置を図1の実施例と異った位置としたものである。
(a)は全体を示す図、(b)はA部の拡大図である。
ディスク装置のスピンドルモータに対して適用した他の
実施例で、ポールピースおよび導電性磁性流体の設置位
置を図1の実施例と異った位置としたものである。
(a)は全体を示す図、(b)はA部の拡大図である。
【0022】すなわち、本実施例は、ポールピース29
は、下側のボールベアリング24aの下方の位置におい
て絶縁部材30を介してハウジング27の主軸21を保
持している部分に固定されており、導電性磁性流体28
は、このポールピース29の外面とハブ22の内面との
間に設けてある。他の構成要素、すなわち、主軸21お
よびコイル23およびボールベアリング24a・24b
およびマグネット25およびステータ26および磁気デ
ィスク31およびスペーサ32およびディスククランパ
33および磁気ヘッド34の構成および作用は、それぞ
れ図5の例の対応する部分と同じである。
は、下側のボールベアリング24aの下方の位置におい
て絶縁部材30を介してハウジング27の主軸21を保
持している部分に固定されており、導電性磁性流体28
は、このポールピース29の外面とハブ22の内面との
間に設けてある。他の構成要素、すなわち、主軸21お
よびコイル23およびボールベアリング24a・24b
およびマグネット25およびステータ26および磁気デ
ィスク31およびスペーサ32およびディスククランパ
33および磁気ヘッド34の構成および作用は、それぞ
れ図5の例の対応する部分と同じである。
【0023】ポールピース29には、磁気ヘッド34に
印加している電圧と同じ電位の電圧35を印加してあ
る。これにより、磁気ディスク31は磁気ヘッド34と
同じ電位となり、両者間の放電が防止される。
印加している電圧と同じ電位の電圧35を印加してあ
る。これにより、磁気ディスク31は磁気ヘッド34と
同じ電位となり、両者間の放電が防止される。
【0024】図3は本発明の第三の実施例を示す断面図
で、(a)は全体を示す図、(b)はC部の拡大図であ
る。
で、(a)は全体を示す図、(b)はC部の拡大図であ
る。
【0025】本実施例は、本発明を図6の構成を有する
磁気ディスク装置のスピンドルモータに対して適用した
ものである。
磁気ディスク装置のスピンドルモータに対して適用した
ものである。
【0026】図3において、ハウジング67は、中央部
に円筒状の突起を有しており、この円筒状の突起の内面
の上部と下部に、それぞれ1個のボールベアリング64
aおよび64bの外輪が固着されている。ボールベアリ
ング64aおよび64bの内輪に保持されている主軸6
1の上端には、ハブ62の上面の中央部が固定されてお
り、ハブ62は、主軸61と共にハウジング67に対し
て自由に回転することができる。円筒状のハブ62の外
周には、スペーサ72を介して磁気ディスク71が積載
されており、ディスククランパ73によって固定されて
いる。
に円筒状の突起を有しており、この円筒状の突起の内面
の上部と下部に、それぞれ1個のボールベアリング64
aおよび64bの外輪が固着されている。ボールベアリ
ング64aおよび64bの内輪に保持されている主軸6
1の上端には、ハブ62の上面の中央部が固定されてお
り、ハブ62は、主軸61と共にハウジング67に対し
て自由に回転することができる。円筒状のハブ62の外
周には、スペーサ72を介して磁気ディスク71が積載
されており、ディスククランパ73によって固定されて
いる。
【0027】ハブ62の内面には、円環状のマグネット
65が接着によって固定されており、このマグネット6
5に対向する位置に、コイル63を巻回したステータ6
6が、ハウジング67の円筒状の突起の外周に固定され
ている。このため、コイル63に電流を供給することに
よって磁界が発生し、この磁界がマグネット65による
磁界と反発して磁気ディスク71を搭載しているハブ6
2を回転させる。磁気ディスク71の回転中に、磁気ヘ
ッド74によって情報の記録または再生が行われる。
65が接着によって固定されており、このマグネット6
5に対向する位置に、コイル63を巻回したステータ6
6が、ハウジング67の円筒状の突起の外周に固定され
ている。このため、コイル63に電流を供給することに
よって磁界が発生し、この磁界がマグネット65による
磁界と反発して磁気ディスク71を搭載しているハブ6
2を回転させる。磁気ディスク71の回転中に、磁気ヘ
ッド74によって情報の記録または再生が行われる。
【0028】ボールベアリング64aおよび64bは、
ボール76または外輪77または内輪78のうちの少な
くとも一つをセラミックによって形成してある。このた
め、ハウジング67とハブ62とを電気的に絶縁するこ
とができる。また、回転部分が軽量になるため、高速回
転が可能となる。
ボール76または外輪77または内輪78のうちの少な
くとも一つをセラミックによって形成してある。このた
め、ハウジング67とハブ62とを電気的に絶縁するこ
とができる。また、回転部分が軽量になるため、高速回
転が可能となる。
【0029】上側のボールベアリング64bの上方に
は、図3(b)に示すように、磁性材料で形成したポー
ルピース69の外面を絶縁部材70を介してハウジング
67に固着しており、ポールピース69の内面と主軸6
1との間には、導電性磁性流体68を設けてある。ポー
ルピース69に対しては、磁気ヘッド74に印加してい
る電圧と同じ電位の電圧75を印加してある。これによ
り、磁気ディスク71は磁気ヘッド74と同じ電位とな
り、両者間の放電が防止される。
は、図3(b)に示すように、磁性材料で形成したポー
ルピース69の外面を絶縁部材70を介してハウジング
67に固着しており、ポールピース69の内面と主軸6
1との間には、導電性磁性流体68を設けてある。ポー
ルピース69に対しては、磁気ヘッド74に印加してい
る電圧と同じ電位の電圧75を印加してある。これによ
り、磁気ディスク71は磁気ヘッド74と同じ電位とな
り、両者間の放電が防止される。
【0030】図4本発明の第四の実施例を示す断面図
で、(a)は全体を示す図、(b)はC部の拡大図であ
る。
で、(a)は全体を示す図、(b)はC部の拡大図であ
る。
【0031】本実施例は、図3の実施例と同様に、本発
明を図6の構成を有する磁気ディスク装置のスピンドル
モータに対して適用したものであるが、ポールピースお
よび導電性磁性流体の代りに、アースパッドを用いたも
のである。
明を図6の構成を有する磁気ディスク装置のスピンドル
モータに対して適用したものであるが、ポールピースお
よび導電性磁性流体の代りに、アースパッドを用いたも
のである。
【0032】図4において、アースパッド89は、先端
部において主軸81の端面に接触しており、他端は絶縁
部材90を介してハウジング87に固定されている。
部において主軸81の端面に接触しており、他端は絶縁
部材90を介してハウジング87に固定されている。
【0033】他の構成要素、すなわち、ハブ82および
コイル83およびボールベアリング84a・84bおよ
びマグネット85およびステータ86および磁気ディス
ク91およびスペーサ92およびディスククランパ93
および磁気ヘッド94の構成および作用は、それぞれ図
3の例の対応する部分と同じである。
コイル83およびボールベアリング84a・84bおよ
びマグネット85およびステータ86および磁気ディス
ク91およびスペーサ92およびディスククランパ93
および磁気ヘッド94の構成および作用は、それぞれ図
3の例の対応する部分と同じである。
【0034】アースパッド89には、磁気ヘッド94に
印加している電圧と同じ電位の電圧95を印加してあ
る。これにより、磁気ディスク91は磁気ヘッド94と
同じ電位となり、両者間の放電が防止される。
印加している電圧と同じ電位の電圧95を印加してあ
る。これにより、磁気ディスク91は磁気ヘッド94と
同じ電位となり、両者間の放電が防止される。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気ディ
スク装置のスピンドルモータは、ボールベアリングのボ
ールまたは外輪または内輪のうちの少なくとも一つをセ
ラミックによって形成してハウジングとハブとを電気的
に絶縁し、主軸に絶縁部材を介して磁気材料で形成した
ポールピースを固着し、ポールピースとハブとの間に導
電性の磁性流体を介装させるか、または、ハウジングに
絶縁部材を介して磁気材料で形成したポールピースを固
着し、ポールピースと主軸との間に導電性の磁性流体を
介装させるか、もしくは、一端において主軸の端面と接
触するアースパッドを設け、アースパッドの他端を絶縁
部材を介してハウジングに固定し、ポールピースまたは
アースパッドに対して磁気ヘッドに印加している電圧と
同じ電位の電圧を印加することにより、MRヘッドを採
用した磁気ディスク装置において、磁気ディスクと磁気
ヘッドとの間に放電が発生して磁気ディスクに記録して
ある情報を破壊したり磁気ヘッドを電気的に腐食するの
を防止できるという効果がある。また、回転部分を軽量
にすることができるため、高速回転が可能となるという
効果もある。
スク装置のスピンドルモータは、ボールベアリングのボ
ールまたは外輪または内輪のうちの少なくとも一つをセ
ラミックによって形成してハウジングとハブとを電気的
に絶縁し、主軸に絶縁部材を介して磁気材料で形成した
ポールピースを固着し、ポールピースとハブとの間に導
電性の磁性流体を介装させるか、または、ハウジングに
絶縁部材を介して磁気材料で形成したポールピースを固
着し、ポールピースと主軸との間に導電性の磁性流体を
介装させるか、もしくは、一端において主軸の端面と接
触するアースパッドを設け、アースパッドの他端を絶縁
部材を介してハウジングに固定し、ポールピースまたは
アースパッドに対して磁気ヘッドに印加している電圧と
同じ電位の電圧を印加することにより、MRヘッドを採
用した磁気ディスク装置において、磁気ディスクと磁気
ヘッドとの間に放電が発生して磁気ディスクに記録して
ある情報を破壊したり磁気ヘッドを電気的に腐食するの
を防止できるという効果がある。また、回転部分を軽量
にすることができるため、高速回転が可能となるという
効果もある。
【図1】本発明の第一の実施例を示す断面図で、(a)
は全体を示す図、(b)はA部の拡大図である。
は全体を示す図、(b)はA部の拡大図である。
【図2】本発明の第二の実施例を示す断面図で、(a)
は全体を示す図、(b)はB部の拡大図である。
は全体を示す図、(b)はB部の拡大図である。
【図3】本発明の第三の実施例を示す断面図で、(a)
は全体を示す図、(b)はC部の拡大図である。
は全体を示す図、(b)はC部の拡大図である。
【図4】本発明の第四の実施例を示す断面図で、(a)
は全体を示す図、(b)はD部の拡大図である。
は全体を示す図、(b)はD部の拡大図である。
【図5】従来の磁気ディスク装置のスピンドルモータの
第一の例を示す断面図である。
第一の例を示す断面図である。
【図6】従来の磁気ディスク装置のスピンドルモータの
第二の例を示す断面図である。
第二の例を示す断面図である。
1・21・41・51・61・81 主軸 2・22・42・52・62・82 ハブ 3・23・43・53・63・83 コイル 4a・4b・24a・24b・44a・44b・54a
・54b・64a・64b・84a・84b ボール
ベアリング 5・25・45・55・65・85 マグネット 6・26・46・56・66・86 ステータ 7・27・47・57・67・87 ハウジング 8・28・48・58・68 導電性磁性流体 9・29・49・59・69 ポールピース 10・30・70・90 絶縁部材 11・31・48a・58a・71・91 磁気ディ
スク 12・32・48b・58b・72・92 スペーサ 13・33・49・59・73・93 ディスククラ
ンパ 14・34・50・60・74・94 磁気ヘッド 15・35・75・95 電圧 16・76 ボール 17・77 外輪 18・78 内輪 89 アースパッド
・54b・64a・64b・84a・84b ボール
ベアリング 5・25・45・55・65・85 マグネット 6・26・46・56・66・86 ステータ 7・27・47・57・67・87 ハウジング 8・28・48・58・68 導電性磁性流体 9・29・49・59・69 ポールピース 10・30・70・90 絶縁部材 11・31・48a・58a・71・91 磁気ディ
スク 12・32・48b・58b・72・92 スペーサ 13・33・49・59・73・93 ディスククラ
ンパ 14・34・50・60・74・94 磁気ヘッド 15・35・75・95 電圧 16・76 ボール 17・77 外輪 18・78 内輪 89 アースパッド
Claims (3)
- 【請求項1】 主軸と、前記主軸を保持するハウジング
と、前記主軸に内輪を装着された2個のボールベアリン
グと、磁気ディスクを搭載し前記ボールベアリングの外
輪と一体になって回転するハブとを備える磁気ディスク
装置のスピンドルモータにおいて、前記ボールベアリン
グのボールまたは外輪または内輪のうちの少なくとも一
つをセラミックによって形成して前記ハウジングと前記
ハブとを電気的に絶縁し、前記主軸に絶縁部材を介して
磁気材料で形成したポールピースを固着し、前記ポール
ピースと前記ハブとの間に導電性の磁性流体を介装さ
せ、前記ポールピースに対して磁気ヘッドに印加してい
る電圧と同じ電位の電圧を印加することを特徴とする磁
気ディスク装置のスピンドルモータ。 - 【請求項2】 主軸と、前記主軸に内輪を装着された2
個のボールベアリングと、前記ボールベアリングの外輪
を保持するハウジングと、磁気ディスクを搭載し前記主
軸と一体になって回転するハブとを備える磁気ディスク
装置のスピンドルモータにおいて、前記ボールベアリン
グのボールまたは外輪または内輪のうちの少なくとも一
つをセラミックによって形成して前記ハウジングと前記
ハブとを電気的に絶縁し、前記ハウジングの端部の内面
に絶縁部材を介して磁気材料で形成したポールピースの
外面を固着し、前記ポールピースと前記主軸との間に導
電性の磁性流体を介装させ、前記ポールピースに対して
磁気ヘッドに印加している電圧と同じ電位の電圧を印加
することを特徴とする磁気ディスク装置のスピンドルモ
ータ。 - 【請求項3】 主軸と、前記主軸に内輪を装着された2
個のボールベアリングと、前記ボールベアリングの外輪
を保持するハウジングと、磁気ディスクを搭載し前記主
軸と一体になって回転するハブとを備える磁気ディスク
装置のスピンドルモータにおいて、前記ボールベアリン
グのボールまたは外輪または内輪のうちの少なくとも一
つをセラミックによって形成して前記ハウジングと前記
ハブとを電気的に絶縁し、一端において前記主軸の端面
と接触するアースパッドを設け、前記アースパッドの他
端を絶縁部材を介して前記ハウジングに固定し、前記ア
ースパッドに対して磁気ヘッドに印加している電圧と同
じ電位の電圧を印加することを特徴とする磁気ディスク
装置のスピンドルモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32170392A JPH06176473A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 磁気ディスク装置のスピンドルモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32170392A JPH06176473A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 磁気ディスク装置のスピンドルモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06176473A true JPH06176473A (ja) | 1994-06-24 |
Family
ID=18135488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32170392A Withdrawn JPH06176473A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 磁気ディスク装置のスピンドルモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06176473A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07153179A (ja) * | 1993-11-30 | 1995-06-16 | Nec Ibaraki Ltd | 磁気ディスク装置 |
-
1992
- 1992-12-01 JP JP32170392A patent/JPH06176473A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07153179A (ja) * | 1993-11-30 | 1995-06-16 | Nec Ibaraki Ltd | 磁気ディスク装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000201 |