JPH06176332A - 磁気記録再生装置の回転ドラム - Google Patents

磁気記録再生装置の回転ドラム

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JPH06176332A
JPH06176332A JP35023892A JP35023892A JPH06176332A JP H06176332 A JPH06176332 A JP H06176332A JP 35023892 A JP35023892 A JP 35023892A JP 35023892 A JP35023892 A JP 35023892A JP H06176332 A JPH06176332 A JP H06176332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heads
head
recording
erasure
erasing
Prior art date
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Pending
Application number
JP35023892A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Sugizaki
靖夫 杉崎
Kazuo Tomita
和男 富田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の記録トラックを同時に消去する消去ヘ
ッドと磁気テープとの間に間隙が生じないようにするこ
と。 【構成】 消去ヘッドを2つ以上に分割して配置すると
共に、分割した消去ヘッドの巻線を直列に接続すること
によって、分割した消去ヘッドと磁気テープとの間の間
隙の発生を防止し、さらにロータリートランスの数を増
加しなくてもよいようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生装置の回
転ドラムに設けられた回転消去ヘッドに関するものであ
り、特に高密度記録を行うデジタルVTRに適用して好
適なものである。
【0002】
【従来の技術】デジタルVTRにおいては記録するデジ
タル信号の記録密度を高くし、かつ、その転送速度を速
くすることが要請される。そのためマルチ記録ヘッドに
より複数のトラックに同時にデータを記録することが行
われている。このような従来のデジタルVTRにおける
マルチヘッドを備えた回転ドラムの概略を図3に示す。
【0003】図3において、3は4ヘッドを備え4トラ
ック単位で同時に記録するマルチ記録ヘッド、4は4ヘ
ッドを備え4トラック単位で同時に記録するマルチ記録
ヘッドで、これらはほぼ180°の角度で対向配置され
ている。また、5は4ヘッドを備え4トラックを同時に
再生するマルチ再生ヘッド、6は4ヘッドを備え4トラ
ックを同時に再生するマルチ再生ヘッドで、上記マルチ
記録ヘッド3、4と同様に180°の角度で対向配置さ
れている。7、8は後述する消去ヘッド31、32に消
去信号を伝達するロータリートランスである。また、
9、10は前記マルチ記録ヘッド3、4に記録信号を伝
達するロータリートランス、11、12は前記マルチ再
生ヘッド5、6の再生信号を伝達するロータリートラン
スを示している。31、32は4トラック同時に消去す
る1対の回転消去ヘッド、100は前記マルチ記録ヘッ
ド3、4及びマルチ再生ヘッド5、6及び回転消去ヘッ
ド31、32がその周辺に所定の間隔で設けられている
回転ドラムである。
【0004】図4は、図3に示されたマルチ記録ヘッド
3、4の詳細を示す図であり、A、B、C、Dはマルチ
記録ヘッド3、又は4を構成している4個の記録ヘッド
である。この4個の記録ヘッドA、B、C、Dはドラム
の側面から見ると僅かに段差をもって配置され、ほぼ2
0μm幅の4本のトラックa、b、c、dに同時にデー
タを記録できるように設置されている。図5(a)
(b)は、図3に示された消去ヘッド31、32の詳細
を示す図であり、51は回転ドラム100に巻回されて
いるときの磁気テープ(断面)、52は消去ヘッド、5
3は磁気テープ51に対して消去ヘッド52が圧接され
たときに生じる僅かな間隙の部分を示している。図6
は、図4に示される記録ヘッドABCDで記録データを
記録したときに磁気テープ51の斜め方向に形成される
トラックフォーマットを示す図である。上記したような
マルチヘッド機構で構成されている回転ドラムは、記録
時には、まずマルチ記録ヘッド3に先行している消去ヘ
ッド31あるいはマルチ記録ヘッド4に先行している消
去ヘッド32により、図6に示すトラックフォーマット
のabcdの4トラックあるいはefghの4トラック
毎の旧い記録信号の消去が同時に行われる。
【0005】そして、4トラック毎の消去が行われた後
に、ロータリートランス9あるいは10を介して伝達さ
れたデジタル記録信号が印加されるマルチ記録ヘッド3
あるいはマルチ記録ヘッド4により、記録信号の消去さ
れた磁気テープ51上に、図6に示されるようなトラッ
クフォーマットでabcdの4トラック毎あるいはef
ghの4トラック毎に同時に記録される。
【0006】再生時には、マルチ再生ヘッド5あるいは
マルチ再生ヘッド6で図6に示されるようなトラックフ
ォーマットのabcdの4トラック毎あるいはefgh
の4トラック毎に同時に再生され、ロータリートランス
11あるいはロータリートランス12を介して再生信号
が図示されていない固定基板側に伝達される。マルチ記
録ヘッド3あるいは4は図4にその詳細が示されている
ようにABCDの4つのヘッドからなり、4つのヘッド
ABCDは互いに所定の間隔をおいて配置されている。
【0007】図4において、4つの記録ヘッドABCD
の各々のトラック幅は例えば20μmとされており、し
たがって同時に記録される4本のトラック幅の合計はほ
ぼ80μmとなっている。このように、記録時は同時に
4本のトラックが記録されるため、消去ヘッド31ある
いは32は4トラックを同時に消去する必要性があり、
したがって図3に示しているように消去ヘッドの幅は図
5(b)に示すように80μmとされている。図5
(a)は消去ヘッド52が磁気テープ51に接触して記
録信号を消去する態様を誇張して示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図5に示すように消去
ヘッド52の消去トラック幅が例えば80μmとされて
いると、一応記録トラック4本分を同時に消去すること
ができるが、消去ヘッドの幅が広くなると一般に磁気テ
ープ51と消去ヘッド52との間に間隙53が生じて磁
気テープ51の一部が消去ヘッド52から浮いた状態
(スペーシング)となってしまうことがあった。
【0009】この間隙53は、トラック幅方向中央部や
トラック幅方向両端部に発生するが、間隙53の発生す
る部分は磁気テープ51のヤング率や消去ヘッド52の
突き出し量によって変化する。また、消去ヘッド52の
トラック幅方向の丸みRが不適の時に前記間隙53は発
生しやすい。
【0010】このように磁気テープ51と消去ヘッド5
2との間に間隙53が発生すると、記録信号を消去する
ために消去ヘッド52から発生される磁束が有効にテー
プ51上に作用しないいわゆるスペーシング・ロスが発
生するようになる。そして、このスペーシング・ロスに
よって消去ヘッド52による記録信号の消去が完全に行
われなくなり、完全に消去されなかった前の記録信号の
上に次の記録信号が重ねて記録されてしまうため、良好
な記録を行うことが出来ないという問題点があった。
【0011】本発明は前記問題点を解決するために、消
去ヘッドを2つ以上に分割することによって、1個の消
去ヘッドの幅を狭くし、磁気テープと消去ヘッドの間に
生じるスぺーシング・ロスを防止することを目的として
いる。
【0012】
【問題点を解決するための手段】本発明は、消去ヘッド
を2つ以上に分割し、分割した消去ヘッドを互いに前後
左右にずらせて多少のスペースを開けて配置し、さらに
2つ以上の消去ヘッドの巻線を直列に接続するようにし
たものである。
【0013】
【作用】消去ヘッドを2つ以上に分割することにより消
去ヘッドの幅が狭くなることから、磁気テープと消去ヘ
ッドとの間に間隙が発生しにくくなり、さらに各消去ヘ
ッドの巻線を直列に接続したので消去信号を伝達するロ
ータリートランスの数を、消去ヘッドを2つ以上に分割
しても増加することなく1つとすることが出来るように
なる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の実施例であり、図3と同一の
符号は同一の部分であり詳細な説明は省略する。この図
で1、2は例えばそれぞれ4本のトラックを同時に消去
する2つに分割された1対の消去ヘッドである。図2
(a)(b)は、図1の消去ヘッド1、2を側面及び平
面から見たときの詳細を示す図であり、この図において
21は磁気テープ、22、23は2つに分割されたそれ
ぞれの消去ヘッド、24、25は消去ヘッド22、23
のそれぞれの巻線である。
【0015】図1において、消去ヘッド1、2は図2
(b)に示されているように各々2つの消去ヘッド2
2、23に分割されている。分割された2つの消去ヘッ
ド22と23は図2(b)に図示されているように互い
に前後左右にずれて配置されていると共に、消去ヘッド
22と23の巻線24、25は直列に接続されてロータ
リートランスに接続されている。
【0016】この時の、磁気テープと消去ヘッドとの接
触の態様を図2(a)に示す。図2において、消去ヘッ
ド22と23のトラック幅は同図(b)に示すようにそ
れぞれ40μmと従来の1/2のトラック幅とされてお
り、消去ヘッド22と23は互いに前後左右にずれて配
置されているので、磁気テープ21と消去ヘッド22及
び23との接触状態は良好となり、図2(a)に示すよ
うに間隙は発生しないようになる。
【0017】したがって、消去ヘッドから発生される磁
束によって旧い4本のトラックの記録信号を確実に消去
することができるので良好な磁気記録をマルチ記録ヘッ
ド3、4により行うことが出来るようになる。また、消
去ヘッド22と23の巻線は図2(b)に示すように直
列に接続されているので、この消去ヘッド22と23に
消去信号を伝達するロータリートランスの数を1つです
ますことが出来るようになる。
【0018】なお、消去ヘッドの分割数は2つに限らず
3つ以上に分割してもよく、消去ヘッドのトラック幅も
40μmに限定されるものでないことは云うまでもな
い。さらに、分割された消去ヘッドの巻線を並列に接続
してロータリートランスの数を1つとしてもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、良好な磁気記録を行うことが出来ると共に、消去ヘ
ッドを分割してもロータリートランスの数を増加しなく
てもよいので小型化することが出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転ドラムの概略図である。
【図2】本発明の消去ヘッドの詳細を示す図である。
【図3】従来の回転ドラムの概略図である。
【図4】マルチ記録ヘッドの詳細を示す図である。
【図5】従来の消去ヘッドの詳細を示す図である。
【図6】トラックフォーマットを示す図である。
【符号の説明】
1、2、22、23 分割された消去ヘッド 3、4 記録ヘッド 5、6 再生ヘッド 7〜12 ロータリートランス 21、51 磁気テープ 24、25 消去ヘッドの巻線 31、32、52 消去ヘッド 100 回転ドラム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも複数本のトラック単位で情報
    を記録することができるマルチ記録ヘッドと、前記複数
    本のトラック単位の記録情報を消去する消去ヘッドが設
    けられた磁気記録再生装置の回転ドラムにおいて、前記
    消去ヘッドを2以上の消去ヘッドに分割して配置するよ
    うにしたことを特徴とする磁気記録再生装置の回転ドラ
    ム。
  2. 【請求項2】 2以上に分割された各消去ヘッドの巻線
    を直列に接続することを特徴とする請求項1記載の磁気
    記録再生装置の回転ドラム。
JP35023892A 1992-12-04 1992-12-04 磁気記録再生装置の回転ドラム Pending JPH06176332A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35023892A JPH06176332A (ja) 1992-12-04 1992-12-04 磁気記録再生装置の回転ドラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35023892A JPH06176332A (ja) 1992-12-04 1992-12-04 磁気記録再生装置の回転ドラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06176332A true JPH06176332A (ja) 1994-06-24

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ID=18409163

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35023892A Pending JPH06176332A (ja) 1992-12-04 1992-12-04 磁気記録再生装置の回転ドラム

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