JPH061761U - 多気筒ディーゼル機関のegr装置 - Google Patents

多気筒ディーゼル機関のegr装置

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JPH061761U
JPH061761U JP4030392U JP4030392U JPH061761U JP H061761 U JPH061761 U JP H061761U JP 4030392 U JP4030392 U JP 4030392U JP 4030392 U JP4030392 U JP 4030392U JP H061761 U JPH061761 U JP H061761U
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JP
Japan
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cylinder
exhaust
pipe
intake
valve
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JP4030392U
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裕司 矢島
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸気マニホールドと排気マニホールドとの各
内圧とは無関係に、好適な排気還流が行えるEGR装置
を提供する。 【構成】 多気筒のディーゼル機関において、各気筒毎
の排気管にEGR管に切り換えるそれぞれ第1の弁を設
け、各気筒毎の給気管に前記EGR管から吸気管に接続
する第2の弁を設け、各気筒毎の吸気行程および排気行
程を検知するセンサ25、26を設け、該センサ25、
26からの信号で排気行程の気筒3の第1の弁19及び
吸気行程の気筒4の第2の弁16を開いてその排気管1
1と吸気管8とを連通させるコントローラ24を設け
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、多気筒のディーゼル機関におけるEGR装置(排気還流装置)に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のEGR装置としては、例えば実開昭63−60066号があった。
【0003】 これは図5に示したような構成であり、多気筒機関51の排気本管52を分岐 させて2つの排気共鳴管53、54を構成し、排気マニホールドに開放部55、 56を設け、一方吸気本管57もこれを2つに分岐させてそれぞれ吸気共鳴管5 8、59を構成し、吸気マニホールドに開放部60、61を設け、排気マニホー ルド内の平均排気圧力と吸気マニホールド内の平均吸気圧力との差が微小であっ ても、エンジンの出力、燃費を悪化させることなく、EGR量を多くとるように していた。
【0004】 またその他関連する先行技術としては本出願人が先に開示している、「ターボ チャージャ付ディーゼル機関の排気還流制御」(特開昭55−109755号) や、「多気筒機関の排気還流装置」がある。
【0005】 まず「ターボチャージャ付ディーゼル機関の排気還流制御」は図6に示したよ うに、排気還流通路71に、排気通路又は吸気通路から取り出した信号圧の上昇 にともなって弁72の開度が増大する圧力応動型の流量制御装置73を設け、回 転速度のいかんにかわらず、機関74の安定性を、損なわないで排気を浄化しよ うとするものであった。
【0006】 次に「EGR装置」は図7に示したように、気筒毎に吸気ポート81と排気ポ ート82とを連通路83、84、85で連通し、これらの連通路にEGRバルブ 86を設けることにより、EGRのカーボン蓄積による吸気通路の流路抵抗の増 加や腐食を防止して、新気との混合を改善するようになっていた。
【0007】 また「多気筒機関の排気還流装置」は図8に示したような構成であり、吸気通 路91と排気通路92をそれぞれ複数の通路に画成して各々の圧力干渉を回避す るようになっていた。
【0008】 さらに実開平2−4958においては「多気筒機関のEGR装置」が開示され ているが、これは図9に示したように各気筒の吸気慣性管101の下流に開口す るEGR分配管102を相互に吸気干渉しない気筒群毎に設け、該EGR分配管 102をEGR分岐管103を介して排気管に連通するとともに、該EGR分岐 管103の途中にEGRバルブ104を設け、該EGRバルブ104を機械式連 動手段によって負荷制御装置に連結したものであった。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図5に示したものは排気マニホールドに開放部55、56、吸 気マニホールドにも開放部60、61があるため、給排気の脈動圧の効果が十分 得られないという問題があった。
【0010】 また図6に示したものによれば、ターボチャージャ付エンジンの場合、吸気マ ニホールド内圧が排気マニホールド内圧よりも高くなる運転状態があるが、かか る場合に排気還流ができないという問題がある。
【0011】 その他、図7、図8並びに図9に示したものにおいても、吸気管と排気管との 間に圧力差が生じた場合に、燃費や出力に悪影響が及ぶことが避けられなかった のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、吸気マニホールドと排気マ ニホールドとの各内圧とは無関係に、好適な排気還流が行えるEGR装置を提供 して問題の解決を図るものである。
【0013】 そのためこの考案では、多気筒のディーゼル機関において、各気筒毎の排気管 にEGR管に切り替えるそれぞれ第1の弁を設け、各気筒毎の給気管に前記EG R管から吸気管に接続する第2の弁を設け、各気筒毎の吸気行程および排気行程 を検知するセンサを設け、該センサからの信号で排気行程の気筒の第1の弁及び はい吸気行程の気筒の第2の弁を開いてその排気管と吸気管とを連通させるコン トローラを設けたことを特徴とする構成を採ったものである。
【0014】
【作用】
各気筒における吸気行程と排気行程とをセンサによって検知して、該センサに 基づく信号によって排気管と吸気管を連通させるので、排気管と吸気管の圧力差 に関係なく好適な状態で排気行程と吸気行程が連結され、EGRがいつでも好適 に行われる。
【0015】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図に基づいて説明すれば、図1は4気筒の自然吸気 エンジンの場合の実施例を示しており、1は排気本管、2は吸気本管であり、夫 々第1気筒3、第2気筒4、第3気筒5、第4気筒6の各給排気口に、個別の吸 気管7、8、9、10、排気管11、12、13、14を介して夫々連なってい る。
【0016】 そしてこれらの各個別の吸気管7、8、9、10には、夫々対応する三方弁1 5、16、17、18が、また排気管11、12、13、14にも夫々対応する 三方弁19、20、21、22が夫々介在している。
【0017】 これら各三方弁15乃至22は、EGR管となる連通配管23によって連通さ れている。また各三方弁15乃至22はいずれもソレノイドバルブによって制御 されるようになっている。即ち、第1気筒3における吸気側の三方弁15はソレ ノイドバルブVI1によって、同じく第1気筒3における排気側の三方弁19はソ レノイドバルブVE1によって、同様に第2気筒4における吸気側の三方弁16は ソレノイドバルブVI2によって、第2気筒4における排気側の三方弁20はソレ ノイドバルブVE2によって、同様に第3気筒5における吸気側の三方弁17はソ レノイドバルブVI3によって、第3気筒5における排気側の三方弁21はソレノ イドバルブVE3によって、同様に第4気筒6における吸気側の三方弁18はソレ ノイドバルブVI4によって、第4気筒6における排気側の三方弁22はソレノイ ドバルブVE4、によって夫々制御されるようになっている。
【0018】 またその制御はコントローラ24によって行われるようになっており、当該コ ントローラ24には各気筒毎に設けられた上死点センサ25及びクランク角セン サ26からの信号が入力され、当該信号に基づいて各三方弁の制御が行われる。 これら各センサはピストンの上死点とクランクの角度を検出するものであり、当 該検出信号によって当該気筒が排気状態にあるか吸気状態にあるかが判断される ようになっている。
【0019】 なお27は連通配管23を還流する排ガスを冷却するための排ガス冷却器であ る。
【0020】 本実施例は以上のように構成されており、いま4サイクルの各気筒の爆発順序 が第1気筒3−第3気筒5−第4気筒6−第2気筒4の順であったとすると、各 気筒の給排気バルブの開閉時期は図2に示したようになる。この場合図3に示し たようなタイミングによって各ソレノイドバルブを作動させて各三方弁を作用さ せれば、排気行程にある気筒の排気側三方弁と吸気行程にある他の気筒の吸気側 三方弁と作動させて、連通配管23によってEGRされるのである。
【0021】 図1の状態ではかかるタイミングによって作動された状態を示し、第1気筒3 のピストンが上昇し、第2気筒4のピストンが下降状態のとき、ソレノイドバル ブVE1及びソレノイドバルブVI2が作動して各三方弁19、16が動作し、第1 気筒の排気管11と第2気筒の吸気管8が連通配管23を介して連通し、EGR されている。
【0022】 同図からも明らかなように、そのようにしてEGRされているとき三方弁19 、16同士を連通させている連通配管23は排気マニホールド及び吸気マニホー ルドから完全に遮断されているため、これら各マニホールドの内圧には全く関係 なくEGRされていることがわかる。
【0023】 しかも排気行程にある第1気筒3から押し出される排ガスが、漏れなく吸気行 程にある第2気筒4に押し込まれて吸入されてEGRされているため、ポンピン グロスが低減されるとともに、エンジンの全運転域で多量のEGRが可能となっ ている。
【0024】 なお各三方弁を切り替える時期、期間を適宜変更させることにより、EGRの 量も制御できるものである。
【0025】 図4はターボチャージャ付エンジンの場合の他の実施例を示しており、図中の 番号は図1のものと同一部材を示し、かつ図4の場合も図1の場合と同じく、第 1気筒3のピストンが上昇し、第2気筒4のピストンが下降状態のとき、ソレノ イドバルブVE1及びソレノイドバルブVI2が作動して各三方弁19、16が動作 し、第1気筒の排気管11と第2気筒の吸気管8が連通配管23を介して連通し 、EGRされている状態を示している。なお図4中、28はインタークーラであ る。
【0026】 本実施例のようにターボチャージャ付エンジンに適用した場合、吸気マニホー ルド内圧が排気マニホールド内圧よりも高くなるターボチャージャ付エンジン特 有の運転状態においても、上記自然吸気エンジンの実施例と同様、三方弁19、 16同士を連通させている連通配管23は排気マニホールド及び吸気マニホール ドから完全に遮断されているため、多量のEGRが可能となっている。
【0027】
【考案の効果】
この考案によれば、各気筒毎における吸気行程と排気行程とをセンサによって 検知して、該センサに基づく信号によって吸気行程にある吸気管と排気行程にあ る排気管とを連通させるので、排気管と吸気管の圧力差に関係なく好適な状態で 排気行程と吸気行程が連結され、EGRがいつでも好適に行われる。
【0028】 従って、燃費、出力を悪化させることなく多量のEGRが可能である。
【0029】 しかも排気行程にある気筒から押し出される排ガスが、漏れなく吸気行程にあ る気筒に押し込まれて吸入されてEGRされているため、ポンピングロスが低減 される。またエンジンの全運転域で多量のEGRが可能となっている。
【0030】 さらに自然吸気、ターボチャージャ付の別なく適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】自然吸気エンジンの場合の実施例を示す説明図
である。
【図2】実施例のモデルとなった4サイクル4気筒エン
ジンの給排気バルブの開閉時期を示すタイミングチャー
トである。
【図3】実施例におけるソレノイドバルブの作動時期を
示すタイミングチャートである。
【図4】ターボチャージャ付エンジンの場合の他の実施
例を示す説明図である。
【図5】従来技術の説明図である。
【図6】従来技術の説明図である。
【図7】従来技術の説明図である。
【図8】従来技術の説明図である。
【図9】従来技術の説明図である。
【符号の説明】 1・・・吸気本管 2・・・排気本管 3・・・第1気筒 4・・・第2気筒 5・・・第3気筒 6・・・第4気筒 7・・・吸気管 8・・・吸気管 9・・・吸気管 10・・・吸気管 11・・・排気管 12・・・排気管 13・・・排気管 14・・・排気管 15・・・三方弁 16・・・三方弁 17・・・三方弁 18・・・三方弁 19・・・三方弁 20・・・三方弁 21・・・三方弁 22・・・三方弁 23・・・連通配管 24・・・コントローラ 25・・・上死点センサ 26・・・クランク角センサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多気筒のディーゼル機関において、各気
    筒毎の排気管にEGR管に切り替えるそれぞれ第1の弁
    を設け、各気筒毎の給気管に前記EGR管から吸気管に
    接続する第2の弁を設け、各気筒毎の吸気行程および排
    気行程を検知するセンサを設け、該センサからの信号で
    排気行程の気筒の第1の弁及び吸気行程の気筒の第2の
    弁を開いてその排気管と吸気管とを連通させるコントロ
    ーラを設けたことを特徴とする、多気筒ディーゼル機関
    のEGR装置。
JP4030392U 1992-06-12 1992-06-12 多気筒ディーゼル機関のegr装置 Pending JPH061761U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4929372A (ja) * 1972-07-18 1974-03-15
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