JPH06175896A - システムファイル入れ替え方式 - Google Patents
システムファイル入れ替え方式Info
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- JPH06175896A JPH06175896A JP4322147A JP32214792A JPH06175896A JP H06175896 A JPH06175896 A JP H06175896A JP 4322147 A JP4322147 A JP 4322147A JP 32214792 A JP32214792 A JP 32214792A JP H06175896 A JPH06175896 A JP H06175896A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、交換サービスを停止しない
でシステムファイルを入れ替えることが可能なシステム
ファイル入れ替え方式を提供することである。 【構成】 本発明は、旧呼は、旧制御装置で処理を継続
し、新呼は、新制御装置で処理する新旧制御手段と、旧
呼に関する信号のみを処理し、新呼に関する信号のみを
処理する新呼・旧呼識別処理手段と、新旧制御装置から
の通話路装置へのアクセス競合制御を行い、かつ、通話
路装置から新制御装置及び旧制御装置へのすべての信号
を分配する分配手段と、旧制御装置と新制御装置の間で
共通に使用する共通リソース管理情報を新旧両方の制御
装置で共有する共有手段と、新制御装置で新呼の処理を
開始後、一定の時間経過してから旧呼を新制御装置に移
す移管手段とを含む。
でシステムファイルを入れ替えることが可能なシステム
ファイル入れ替え方式を提供することである。 【構成】 本発明は、旧呼は、旧制御装置で処理を継続
し、新呼は、新制御装置で処理する新旧制御手段と、旧
呼に関する信号のみを処理し、新呼に関する信号のみを
処理する新呼・旧呼識別処理手段と、新旧制御装置から
の通話路装置へのアクセス競合制御を行い、かつ、通話
路装置から新制御装置及び旧制御装置へのすべての信号
を分配する分配手段と、旧制御装置と新制御装置の間で
共通に使用する共通リソース管理情報を新旧両方の制御
装置で共有する共有手段と、新制御装置で新呼の処理を
開始後、一定の時間経過してから旧呼を新制御装置に移
す移管手段とを含む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通話交換システムのシ
ステムファイル入れ替え方式に係り、特に、交換サービ
スを停止することなく、システムの機能向上を可能とす
るシステムファイルの入れ替え方式に関する。
ステムファイル入れ替え方式に係り、特に、交換サービ
スを停止することなく、システムの機能向上を可能とす
るシステムファイルの入れ替え方式に関する。
【0002】
【従来の技術】通話の交換システムのように長期に渡っ
て使用するシステムは、要求されるサービス仕様の変化
に対応してシステムファイルが修正されるので、修正さ
れた新システムファイルを運用中のシステムファイルと
入れ替える手段を備える必要がある。従来、この入れ替
えの際には、常用制御装置と予備制御装置で二重化され
ている制御装置の予備制御装置に新システムファイルを
ロードし、運転中の常用制御装置を停止し、常用制御装
置を停止した時点での通話中の呼の接続状態を予備制御
装置の新システムファイルに再生し、通話中の呼のみを
救済して、運転を再開する。
て使用するシステムは、要求されるサービス仕様の変化
に対応してシステムファイルが修正されるので、修正さ
れた新システムファイルを運用中のシステムファイルと
入れ替える手段を備える必要がある。従来、この入れ替
えの際には、常用制御装置と予備制御装置で二重化され
ている制御装置の予備制御装置に新システムファイルを
ロードし、運転中の常用制御装置を停止し、常用制御装
置を停止した時点での通話中の呼の接続状態を予備制御
装置の新システムファイルに再生し、通話中の呼のみを
救済して、運転を再開する。
【0003】この方法は、交換サービスが一時停止し、
しかも停止時間は、通話中の呼数が膨大なことから一般
に数分から数十分のオーダになる。さらに、ダイヤル中
等の信号送出中の加入者は切断され、救済されないとい
う問題がある。この点を改善した方法として、特願平2
−473のように同一プロセッサ上、同一オペレーティ
ング・システム上でプロセスを同時に走行させる提案が
なされている。
しかも停止時間は、通話中の呼数が膨大なことから一般
に数分から数十分のオーダになる。さらに、ダイヤル中
等の信号送出中の加入者は切断され、救済されないとい
う問題がある。この点を改善した方法として、特願平2
−473のように同一プロセッサ上、同一オペレーティ
ング・システム上でプロセスを同時に走行させる提案が
なされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特願平2−473のような同一OS上でプロセスを同時
に走行させる方法についても、オペレーティング・シス
テムの変更を行う場合には対応できない。さらに、長時
間保留呼に対する考慮がなされていないという問題あ
る。
特願平2−473のような同一OS上でプロセスを同時
に走行させる方法についても、オペレーティング・シス
テムの変更を行う場合には対応できない。さらに、長時
間保留呼に対する考慮がなされていないという問題あ
る。
【0005】このように従来の方法では、システムファ
イルを入れ替えようとすると、交換サービスを一時停止
しなければならないという問題がある。
イルを入れ替えようとすると、交換サービスを一時停止
しなければならないという問題がある。
【0006】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
上記問題点を解決し、交換サービスを停止しないでシス
テムファイルを入れ替えることが可能なシステムファイ
ル入れ替え方式を提供することを目的とする。
上記問題点を解決し、交換サービスを停止しないでシス
テムファイルを入れ替えることが可能なシステムファイ
ル入れ替え方式を提供することを目的とする。
【0007】
【発明を解決するための手段】本発明は、常用及び予備
の二重化制御装置が通話路装置を制御する交換システム
において、システム運転中に、制御装置に格納されてい
るシステムファイルを新しいシステムファイルに入れ換
える際に、それまで処理していた呼(以下、旧呼と呼
ぶ)は、一方の制御装置(以下、旧制御装置と呼ぶ)で
処理を継続し、新しく生起した呼(以下新呼と呼ぶ)
は、他の制御装置(以下新制御装置と呼ぶ)で処理する
新旧制御手段と、旧制御装置では新呼に関する信号を無
視し、旧呼に関する信号のみを処理し、新制御装置では
旧呼に関する信号を無視し、新呼に関する信号のみを処
理する新呼・旧呼識別処理手段と、新旧制御装置からの
通話路装置へのアクセス競合制御を行い、かつ、通話路
装置から新制御装置及び旧制御装置へのすべての信号を
分配する分配手段と、旧制御装置と新制御装置の間で共
通に使用する共通リソース管理情報を新旧両方の制御装
置で共有する共有手段と、新制御装置で新呼の処理を開
始後、一定の時間経過してから旧呼を新制御装置に移す
移管手段とを含む。
の二重化制御装置が通話路装置を制御する交換システム
において、システム運転中に、制御装置に格納されてい
るシステムファイルを新しいシステムファイルに入れ換
える際に、それまで処理していた呼(以下、旧呼と呼
ぶ)は、一方の制御装置(以下、旧制御装置と呼ぶ)で
処理を継続し、新しく生起した呼(以下新呼と呼ぶ)
は、他の制御装置(以下新制御装置と呼ぶ)で処理する
新旧制御手段と、旧制御装置では新呼に関する信号を無
視し、旧呼に関する信号のみを処理し、新制御装置では
旧呼に関する信号を無視し、新呼に関する信号のみを処
理する新呼・旧呼識別処理手段と、新旧制御装置からの
通話路装置へのアクセス競合制御を行い、かつ、通話路
装置から新制御装置及び旧制御装置へのすべての信号を
分配する分配手段と、旧制御装置と新制御装置の間で共
通に使用する共通リソース管理情報を新旧両方の制御装
置で共有する共有手段と、新制御装置で新呼の処理を開
始後、一定の時間経過してから旧呼を新制御装置に移す
移管手段とを含む。
【0008】また、本発明は、交換システムにおいて、
運転中のシステムファイルと新システムファイル間で呼
データの構造が異なる際に、データ構造を変換するデー
タ構造変換手段を含む。
運転中のシステムファイルと新システムファイル間で呼
データの構造が異なる際に、データ構造を変換するデー
タ構造変換手段を含む。
【0009】
【作用】本発明は、システムファイルを入れ替える場合
に、それまでに処理していた旧呼は一方の旧呼用の制御
装置で継続し、新たに生起した新呼は他の新呼用の制御
装置で処理し、旧呼用の制御装置で処理している呼がほ
どんど無くなってから、残りの小数の呼を新呼用の制御
装置に移すことにより、交換サービスを停止することな
く、新しいシステムファイルでシステムを運転できるよ
うになる。
に、それまでに処理していた旧呼は一方の旧呼用の制御
装置で継続し、新たに生起した新呼は他の新呼用の制御
装置で処理し、旧呼用の制御装置で処理している呼がほ
どんど無くなってから、残りの小数の呼を新呼用の制御
装置に移すことにより、交換サービスを停止することな
く、新しいシステムファイルでシステムを運転できるよ
うになる。
【0010】
【実施例】以下、図面とともに、本発明の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【0011】図1は、本発明の第1の実施例の交換シス
テムのファイル入れ替え機能の構成を示す。同図に示す
交換システムの構成は、常用制御装置1、予備制御装置
の2つの制御装置を有し、さらにそれぞれの制御装置
1、2に保守装置3、4が接続され、2つの制御装置を
プロセッサバス7及び通話路バス6で接続し、さらに通
話路バス6には通話路装置5が接続されている。
テムのファイル入れ替え機能の構成を示す。同図に示す
交換システムの構成は、常用制御装置1、予備制御装置
の2つの制御装置を有し、さらにそれぞれの制御装置
1、2に保守装置3、4が接続され、2つの制御装置を
プロセッサバス7及び通話路バス6で接続し、さらに通
話路バス6には通話路装置5が接続されている。
【0012】常用制御装置1は、入れ替え制御部12、
呼処理部13、入れ替え中表示14、共通リソース管理
表15及び呼データ記憶部16を含むシステムファイル
格納領域11を有し、予備制御装置2も入れ替え制御部
22、呼処理部23、入れ替え中表示24、共通リソー
ス管理表25及び呼データ記憶部を含むシステムファイ
ル格納領域21を有する。共通リソース管理表15は、
通話路装置5のパス使用状況、中継線の使用状況、加入
者の使用状況等、常用制御装置1と予備制御装置2の間
で共通に使用する共通リソースの使用状況が管理されて
いる。
呼処理部13、入れ替え中表示14、共通リソース管理
表15及び呼データ記憶部16を含むシステムファイル
格納領域11を有し、予備制御装置2も入れ替え制御部
22、呼処理部23、入れ替え中表示24、共通リソー
ス管理表25及び呼データ記憶部を含むシステムファイ
ル格納領域21を有する。共通リソース管理表15は、
通話路装置5のパス使用状況、中継線の使用状況、加入
者の使用状況等、常用制御装置1と予備制御装置2の間
で共通に使用する共通リソースの使用状況が管理されて
いる。
【0013】以下に、交換システムの各動作を順に説明
する。図2は本発明の第1の実施例の動作を示すフロー
チャートを示す。
する。図2は本発明の第1の実施例の動作を示すフロー
チャートを示す。
【0014】ステップ1)上記の構成の交換システムが
システム運転中は、常用制御装置1と通話路装置5が通
話路バス6を経由して接続されている。また、予備制御
装置2は、システム運転中は、通話路バス6に接続され
ていない。通常、予備制御装置2は、常用制御装置1の
故障時に使用されるため、待機中である。システム運転
中は、常用制御装置1のファイル入れ替え中表示14
は、“OFF”の状態にしてある。
システム運転中は、常用制御装置1と通話路装置5が通
話路バス6を経由して接続されている。また、予備制御
装置2は、システム運転中は、通話路バス6に接続され
ていない。通常、予備制御装置2は、常用制御装置1の
故障時に使用されるため、待機中である。システム運転
中は、常用制御装置1のファイル入れ替え中表示14
は、“OFF”の状態にしてある。
【0015】ステップ2)保守装置4は、待機中の予備
制御装置2に対して、新システムファイルをシステムフ
ァイル格納領域21にロードし、入れ替え制御部22を
起動する。
制御装置2に対して、新システムファイルをシステムフ
ァイル格納領域21にロードし、入れ替え制御部22を
起動する。
【0016】ステップ3)予備制御装置2の入れ替え制
御部22は、予備制御装置2の初期設定を行うが、通話
路装置5の初期設定は行わない。従って、予備制御装置
2が動作を開始しても、通話路装置5のバス接続状態に
はなんら影響をあたえず、これまで通り、常用制御装置
1で交換サービスが継続されている。
御部22は、予備制御装置2の初期設定を行うが、通話
路装置5の初期設定は行わない。従って、予備制御装置
2が動作を開始しても、通話路装置5のバス接続状態に
はなんら影響をあたえず、これまで通り、常用制御装置
1で交換サービスが継続されている。
【0017】ステップ4)図3は本発明の第1の実施例
の共通リソース管理表のコピー手順の動作シーケンスを
示すものであり、同図の詳細については、後述する。予
備制御装置2は図3の手順に従い、入れ替え制御部22
は、常用制御装置1の共通リソース管理表15を、予備
制御装置2の共通リソース管理表25にコピーし、常用
制御装置1のファイル入れ替え表示14と、予備制御装
置2のファイル入れ替え中表示24を“ON”に設定
し、予備制御装置2と通話路装置5を通話路バス6を経
由して接続する。共通リソース管理表15には、通話路
装置5のパスの使用状況、中継線の使用状況、加入者の
使用状況等、常用制御装置1と予備制御装置2の間で共
通に使用するリソースの使用状況が管理されている。
の共通リソース管理表のコピー手順の動作シーケンスを
示すものであり、同図の詳細については、後述する。予
備制御装置2は図3の手順に従い、入れ替え制御部22
は、常用制御装置1の共通リソース管理表15を、予備
制御装置2の共通リソース管理表25にコピーし、常用
制御装置1のファイル入れ替え表示14と、予備制御装
置2のファイル入れ替え中表示24を“ON”に設定
し、予備制御装置2と通話路装置5を通話路バス6を経
由して接続する。共通リソース管理表15には、通話路
装置5のパスの使用状況、中継線の使用状況、加入者の
使用状況等、常用制御装置1と予備制御装置2の間で共
通に使用するリソースの使用状況が管理されている。
【0018】以降、常用制御装置1の呼処理部13、予
備制御装置2の呼処理部23は、共に共通リソース管理
表25を使用して、呼処理を実行する。常用制御装置1
の呼処理部13が共通リソース管理表25を使用すると
きは、プロセッサバス7を経由することになる。この
時、常用、予備制御装置1、2は、通話路装置5へ通話
路バス6を経由して同時にアクセスすることになる。こ
のため、通話路バス6は、一般的に知られているバスア
ービタ等のアクセス競合機構を持ち、かつ、通話路装置
5からの全ての信号を常用、予備制御装置1、2へ分配
する機構を持っている。
備制御装置2の呼処理部23は、共に共通リソース管理
表25を使用して、呼処理を実行する。常用制御装置1
の呼処理部13が共通リソース管理表25を使用すると
きは、プロセッサバス7を経由することになる。この
時、常用、予備制御装置1、2は、通話路装置5へ通話
路バス6を経由して同時にアクセスすることになる。こ
のため、通話路バス6は、一般的に知られているバスア
ービタ等のアクセス競合機構を持ち、かつ、通話路装置
5からの全ての信号を常用、予備制御装置1、2へ分配
する機構を持っている。
【0019】ステップ5)常用制御装置1のファイル入
れ替え中表示14が“ON”になった後は、常用制御装
置1の呼処理部13はそれ以降生起した新しい呼(新呼
と呼ぶ)の接続要求信号を全て無視する。ファイル入れ
替え中表示が“ON”なる前に処理していた呼(旧呼と
呼ぶ)に関する機構(例えば、切断信号)については、
通常の呼処理を実行する。旧呼は時間が経過していくと
ともに終了していくので常用制御装置1が扱っている旧
呼の数が次第に減少していく。
れ替え中表示14が“ON”になった後は、常用制御装
置1の呼処理部13はそれ以降生起した新しい呼(新呼
と呼ぶ)の接続要求信号を全て無視する。ファイル入れ
替え中表示が“ON”なる前に処理していた呼(旧呼と
呼ぶ)に関する機構(例えば、切断信号)については、
通常の呼処理を実行する。旧呼は時間が経過していくと
ともに終了していくので常用制御装置1が扱っている旧
呼の数が次第に減少していく。
【0020】ステップ6)予備制御装置2では、通話路
バス6が接続されると、新呼、旧呼に関する信号が通話
路装置5から送られてくるが、予備制御装置2の呼処理
部23は、新呼に関する信号については、通常の呼処理
を実行する。ファイル入れ替え中表示24が“ON”で
あるから、旧呼に関する新呼の数が次第に増えてくる。
バス6が接続されると、新呼、旧呼に関する信号が通話
路装置5から送られてくるが、予備制御装置2の呼処理
部23は、新呼に関する信号については、通常の呼処理
を実行する。ファイル入れ替え中表示24が“ON”で
あるから、旧呼に関する新呼の数が次第に増えてくる。
【0021】ステップ7)一定の時間(例えば、平均保
留時間の10倍程度の時間)が経過すると、常用制御装
置1の呼処理部13が扱っている旧呼は殆どなくなる。
その残っている僅かな旧呼を予備制御装置2の呼処理部
23で扱うようにするため、常用制御装置1の呼処理部
13を停止し、呼データ記憶部16に格納されている呼
データをプロセッサバス7経由で予備制御部2の呼デー
タ記憶部26へ転送・追加し、以降、旧呼の処理は、予
備制御装置2の呼処理部23で行う。このため、旧呼が
使っていた共通リソースを予備装置2に転送した旧呼に
割り当てるように共通リソース管理表を書き換える。
留時間の10倍程度の時間)が経過すると、常用制御装
置1の呼処理部13が扱っている旧呼は殆どなくなる。
その残っている僅かな旧呼を予備制御装置2の呼処理部
23で扱うようにするため、常用制御装置1の呼処理部
13を停止し、呼データ記憶部16に格納されている呼
データをプロセッサバス7経由で予備制御部2の呼デー
タ記憶部26へ転送・追加し、以降、旧呼の処理は、予
備制御装置2の呼処理部23で行う。このため、旧呼が
使っていた共通リソースを予備装置2に転送した旧呼に
割り当てるように共通リソース管理表を書き換える。
【0022】呼処理部13を停止した時点で、処理待ち
の信号がある場合は、その信号も転送し、予備装置2に
転送した旧呼の信号として、呼処理部23で処理する。
但し、転送すべき旧呼の信号が処理待ちになる確率は、
非常に少ないので、切断信号以外の場合は、この信号を
捨てて、加入者の再信号入力を待つこともできる。切断
信号の場合は、再入力されない場合が考えられるので、
捨てないで処理する。
の信号がある場合は、その信号も転送し、予備装置2に
転送した旧呼の信号として、呼処理部23で処理する。
但し、転送すべき旧呼の信号が処理待ちになる確率は、
非常に少ないので、切断信号以外の場合は、この信号を
捨てて、加入者の再信号入力を待つこともできる。切断
信号の場合は、再入力されない場合が考えられるので、
捨てないで処理する。
【0023】ステップ8)以上の処理が済むと、すべて
の呼は予備制御装置2に移管されているので、予備制御
装置2の新システムファイルで交換サービス2を継続し
て提供することができる。
の呼は予備制御装置2に移管されているので、予備制御
装置2の新システムファイルで交換サービス2を継続し
て提供することができる。
【0024】ステップ9)その後、予備制御装置2で新
システムファイルを数時間動作させ、正常であることを
確認してから予備制御装置2のシステムファイルを常用
制御装置1にコピーし、正常な運転状態に戻ることにな
る。正常な運転状態では、入れ替え中表示14、24は
“OFF”状態にする。
システムファイルを数時間動作させ、正常であることを
確認してから予備制御装置2のシステムファイルを常用
制御装置1にコピーし、正常な運転状態に戻ることにな
る。正常な運転状態では、入れ替え中表示14、24は
“OFF”状態にする。
【0025】なお、ステップ7)の説明では、常用制御
装置1の呼データ記憶部16に格納されている呼データ
をプロセッサバス7経由で予備制御装置2の呼データ記
憶部26へ転送・追加する時、呼データ記憶部16と呼
データ記憶部26のデータ構造は一致している場合につ
いて述べた。このデータ構造が異なる場合については、
後述する第2の実施例に示してある。
装置1の呼データ記憶部16に格納されている呼データ
をプロセッサバス7経由で予備制御装置2の呼データ記
憶部26へ転送・追加する時、呼データ記憶部16と呼
データ記憶部26のデータ構造は一致している場合につ
いて述べた。このデータ構造が異なる場合については、
後述する第2の実施例に示してある。
【0026】なお、ステップ4)の説明で、両方の呼処
理部13、23ともに共通リソース管理表25を使った
例を示したが、呼処理部13、23ともに、共通リソー
ス管理表15を使い、ステップ7の説明で呼データを転
送する時に、一緒に共通リソース管理表15を共通リソ
ース管理表25へコピーする動作を加えることでも、交
換サービスを停止することなく、ファイルを切り替える
ことが可能である。
理部13、23ともに共通リソース管理表25を使った
例を示したが、呼処理部13、23ともに、共通リソー
ス管理表15を使い、ステップ7の説明で呼データを転
送する時に、一緒に共通リソース管理表15を共通リソ
ース管理表25へコピーする動作を加えることでも、交
換サービスを停止することなく、ファイルを切り替える
ことが可能である。
【0027】ステップ7)の説明では、一定の時間が経
過後、旧呼の呼データを予備制御装置2へ転送し、以降
の旧呼の処理は、予備制御装置2で継続する場合につい
て述べたが、システム機能を減らす目的から、一定の時
間(例えば、平均保留時間の10倍程度の時間)経過
後、旧呼は、切断することも可能である。この場合は、
サービス度が落ちるので、システムファイル入れ替えを
行う場合、ユーザに事前の通知が必要となる。
過後、旧呼の呼データを予備制御装置2へ転送し、以降
の旧呼の処理は、予備制御装置2で継続する場合につい
て述べたが、システム機能を減らす目的から、一定の時
間(例えば、平均保留時間の10倍程度の時間)経過
後、旧呼は、切断することも可能である。この場合は、
サービス度が落ちるので、システムファイル入れ替えを
行う場合、ユーザに事前の通知が必要となる。
【0028】ここで、ステップ4の説明の共通リソース
コピーのシーケンスについて説明する。
コピーのシーケンスについて説明する。
【0029】ステップ101)図3に示すように、予備
制御装置の入れ替え制御部22から常用制御装置1の入
れ替え制御部12に対して、共通リソースコピー依頼の
メッセージを送る。
制御装置の入れ替え制御部22から常用制御装置1の入
れ替え制御部12に対して、共通リソースコピー依頼の
メッセージを送る。
【0030】ステップ102)常用制御装置1の入れ替
え制御部12は、呼処理部13の共通リソース管理表1
5へのアクセスを禁止する。
え制御部12は、呼処理部13の共通リソース管理表1
5へのアクセスを禁止する。
【0031】ステップ103)常用制御装置1のリソー
ス管理表15を予備制御装置の入れ替え制御部22に転
送する。
ス管理表15を予備制御装置の入れ替え制御部22に転
送する。
【0032】ステップ104)常用制御装置1の呼処理
部13がプロセッサバス7経由で共通リソース管理表2
5へアクセスするように変更する。
部13がプロセッサバス7経由で共通リソース管理表2
5へアクセスするように変更する。
【0033】ステップ105)予備制御装置2の入れ替
え制御部22は、入れ替え制御部12が送ってきた共通
リソース管理表15のコピーを共通リソース管理表25
へ格納する。
え制御部22は、入れ替え制御部12が送ってきた共通
リソース管理表15のコピーを共通リソース管理表25
へ格納する。
【0034】ステップ106)常用制御装置1の入れ替
え制御部12に呼処理再開指示メッセージを送る。
え制御部12に呼処理再開指示メッセージを送る。
【0035】ステップ107)予備制御装置のファイル
入れ替え中表示24を“ON”に設定する。
入れ替え中表示24を“ON”に設定する。
【0036】ステップ108)予備制御装置2と通話路
装置5が通話路バス6を経由して接続される。
装置5が通話路バス6を経由して接続される。
【0037】ステップ109)予備制御装置2は呼処理
部23を起動し、呼処理を開始する。
部23を起動し、呼処理を開始する。
【0038】ステップ110)常用制御装置1の入れ替
え制御部12は、入れ替え制御部22から呼処理再開指
示メッセージを受信すると、ファイル切り替え中表示1
4を“ON”にする。
え制御部12は、入れ替え制御部22から呼処理再開指
示メッセージを受信すると、ファイル切り替え中表示1
4を“ON”にする。
【0039】ステップ111)常用制御装置1の呼処理
部13の共通リソースへのアクセスを解除する。
部13の共通リソースへのアクセスを解除する。
【0040】ステップ112)情報制御装置1の呼処理
部13は、呼処理を再開する。この時、呼処理部13
は、プロセッサバス7を経由して共通リソース管理表2
5へアクセスすることになる。これは、呼処理部13の
共通リソース管理表15を書き換えてしまうことを禁止
するためである。
部13は、呼処理を再開する。この時、呼処理部13
は、プロセッサバス7を経由して共通リソース管理表2
5へアクセスすることになる。これは、呼処理部13の
共通リソース管理表15を書き換えてしまうことを禁止
するためである。
【0041】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図4は本発明の第2の実施例の交換システムの構
成を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を
付し、その説明を省略する。同図において、同図に示す
交換システムは、常用制御装置1と予備制御装置2の呼
データ記憶部16、26のデータ構造が異なる場合に適
用したものである。図1と図4の異なる部分は、それぞ
れの制御装置にデータ構造変換部17、27が追加され
ていることである。
する。図4は本発明の第2の実施例の交換システムの構
成を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を
付し、その説明を省略する。同図において、同図に示す
交換システムは、常用制御装置1と予備制御装置2の呼
データ記憶部16、26のデータ構造が異なる場合に適
用したものである。図1と図4の異なる部分は、それぞ
れの制御装置にデータ構造変換部17、27が追加され
ていることである。
【0042】第1の実施例のステップ7の説明におい
て、情報制御装置1の呼データ記憶部16に格納されて
いる呼データをプロセッサバス7経由で予備制御装置2
の呼データ記憶部26へ転送・追加する時、呼データ記
憶部16と呼データ記憶部26のデータ構造が異なる場
合に、本実施例では、呼データ標準構造を決めておき、
情報制御装置1のデータ構造変換部17でその呼データ
を標準構造に変換し、予備制御装置2のデータ構造変換
部27へ送り込み、データ構造変換部27で呼データ標
準構造から新システムファイルの呼データ構造に変換す
る。
て、情報制御装置1の呼データ記憶部16に格納されて
いる呼データをプロセッサバス7経由で予備制御装置2
の呼データ記憶部26へ転送・追加する時、呼データ記
憶部16と呼データ記憶部26のデータ構造が異なる場
合に、本実施例では、呼データ標準構造を決めておき、
情報制御装置1のデータ構造変換部17でその呼データ
を標準構造に変換し、予備制御装置2のデータ構造変換
部27へ送り込み、データ構造変換部27で呼データ標
準構造から新システムファイルの呼データ構造に変換す
る。
【0043】この場合、データ構造変換部27は、呼デ
ータ標準構造と新システムファイルの呼データ構造の変
換を行えばよいから、旧システムファイルの呼データ構
造を意識する必要がない。
ータ標準構造と新システムファイルの呼データ構造の変
換を行えばよいから、旧システムファイルの呼データ構
造を意識する必要がない。
【0044】なお、第2の実施例では、データ構造変換
を呼データ標準構造を決めておき、データ構造変換部1
7、27で、新旧システムファイルの呼データ構造とそ
の呼データ標準構造との変換を行う場合について述べた
が、常用制御装置1の呼データ記憶部16の内容をその
まま予備制御装置2のデータ構造変換部27に送り、デ
ータ構造変換部27で直接変換することも可能である。
但し、データ構造変換部27を設計する技術者は新旧の
呼データ構造を意識する必要がある。
を呼データ標準構造を決めておき、データ構造変換部1
7、27で、新旧システムファイルの呼データ構造とそ
の呼データ標準構造との変換を行う場合について述べた
が、常用制御装置1の呼データ記憶部16の内容をその
まま予備制御装置2のデータ構造変換部27に送り、デ
ータ構造変換部27で直接変換することも可能である。
但し、データ構造変換部27を設計する技術者は新旧の
呼データ構造を意識する必要がある。
【0045】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、同一シス
テム内に同時に設置される制御装置を新旧2つのシステ
ムファイルで並列的に走行させ、長時間保留呼のみを旧
システムファイルの制御装置から新システムファイルの
制御装置に移すことにより、サービスを停止することな
く、システムファイルに入れ替えが行われるので交換シ
ステムのサービス性を向上できる。
テム内に同時に設置される制御装置を新旧2つのシステ
ムファイルで並列的に走行させ、長時間保留呼のみを旧
システムファイルの制御装置から新システムファイルの
制御装置に移すことにより、サービスを停止することな
く、システムファイルに入れ替えが行われるので交換シ
ステムのサービス性を向上できる。
【0046】また、従来の方法では、通話中の呼のみを
救済し、ダイヤル中等の信号送出中の加入者は切断せざ
るを得なかったが、本発明によれば、常用制御装置から
の通信から予備制御装置に時系列的に信号の制御を入れ
替えていくので、すべての加入者を救済できる。
救済し、ダイヤル中等の信号送出中の加入者は切断せざ
るを得なかったが、本発明によれば、常用制御装置から
の通信から予備制御装置に時系列的に信号の制御を入れ
替えていくので、すべての加入者を救済できる。
【図1】本発明の第1の実施例の交換システムの構成図
である。
である。
【図2】本発明の第1の実施例の動作のシーケンスであ
る。
る。
【図3】本発明の第1の実施例の共通リソース管理表の
コピー手段の動作シーケンスである。
コピー手段の動作シーケンスである。
【図4】本発明の第2の実施例の交換システムの構成図
である。
である。
1 常用制御装置 2 予備制御装置 3,4 保守装置 5 通話路経路装置 6 通話路バス 7 プロセッサバス 11,21 システムファイル格納領域 12,22 入れ替え制御部 13,23 呼処理部 14,24 入れ替え中表示 15,25 共通リソース管理表 16,26 呼データ記憶部 17,27 データ構造変換部
Claims (2)
- 【請求項1】 常用及び予備の二重化制御装置が通話路
装置を制御する交換システムにおいて、システム運転中
に、制御装置に格納されているシステムファイルを新し
いシステムファイルに入れ換える際に、 それまで処理していた呼(以下、旧呼と呼ぶ)は、一方
の制御装置(以下、旧制御装置と呼ぶ)で処理を継続
し、新しく生起した呼(以下新呼と呼ぶ)は、他の制御
装置(以下新制御装置と呼ぶ)で処理する新旧制御手段
と、 該旧制御装置では新呼に関する信号を無視し、旧呼に関
する信号のみを処理し、該新制御装置では旧呼に関する
信号を無視し、新呼に関する信号のみを処理する新呼・
旧呼識別処理手段と、 該新旧制御装置からの該通話路装置へのアクセス競合制
御を行い、かつ、該通話路装置から該新制御装置及び該
旧制御装置へのすべての信号を分配する分配手段と、 該旧制御装置と該新制御装置の間で共通に使用する共通
リソース管理情報を該新旧両方の制御装置で共有する共
有手段と、 該新制御装置で新呼の処理を開始後、一定の時間経過し
てから旧呼を新制御装置に移す移管手段とを含むことを
特徴とするシステムファイル入れ替え方式。 - 【請求項2】前記交換システムにおいて、 運転中のシステムファイルと新システムファイル間で呼
データの構造が異なる際に、データ構造を変換するデー
タ構造変換手段を含む請求項1記載のシステムファイル
入れ替え方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4322147A JPH06175896A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | システムファイル入れ替え方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4322147A JPH06175896A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | システムファイル入れ替え方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06175896A true JPH06175896A (ja) | 1994-06-24 |
Family
ID=18140458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4322147A Pending JPH06175896A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | システムファイル入れ替え方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06175896A (ja) |
-
1992
- 1992-12-01 JP JP4322147A patent/JPH06175896A/ja active Pending
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