JP2009246475A - 冗長構成を有する通信システム及び該システムによる系切り替え方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】現用系及び待機系をともに特殊の機能を必要としない一般的なサーバにより構成して、コストダウンを図る。
【解決手段】冗長構成を有する通信システムとしての電話交換システム1は、通信端末を含む対向ネットワーク40と第1のネットワーク30を通じて選択的に接続されるとともに、第2のネットワーク50を通じて相互に接続される第1及び第2のサーバ10、20を備え、第1及び第2のサーバ10、20はそれぞれ対向ネットワーク40から送信された呼をいずれか側のサーバに振り分ける機能を有する呼振り分け機能部11、21と、各呼振り分け機能部11,21により振り分けられた呼を処理する機能を有する呼処理機能部12、22を有している。
【選択図】図2

Description

この発明は、冗長構成を有する通信システム及び該システムによる系切り替え方法に係り、詳しくは、サービス中装置である現用系と予備装置である待機系から成る冗長構成を有する電話交換システムなどにおいて、サービスを中断することなく系切り替えを行う冗長構成を有する通信システム及び該システムによる系切り替え方法に関する。
例えば、電話交換システムのような通信システムでは、サービスの連続性が重要なので、システムには現用系(運用系)と待機系(予備系)の2系から成る耐障害性の高い冗長構成が一般的に採用されている。これによって、システムの保守のための系切り替え時や、機能追加のためのファイル更新時に、サービスが中断されるのを防止してサービスの連続性が確保できるように図られている。
しかしながら、実際には上述のような系切り替え時やファイル更新時に、何らかの理由でサービスが一時的に中断される場合があるので、冗長構成の目的が達成されないこともある。
このような観点から、サービスを中断することなくファイル更新が行えるようにした無中断ファイル更新処理方式が提供されている(特許文献1)。同無中断ファイル更新処理方式は、図4に示すように、旧ファイルで運転する運用系1Aと新ファイルを格納した予備系1Bとが、ファイル入替時の非同期運転により旧ファイル上で実行中のサービスを確保しつつ新ファイル上でもサービスを開始し、旧ファイルの処理が終了することで切替を完了する。ここで、運用系1Aと予備系1Bとはそれぞれ、主記憶装置MM(0)3AとMM(1)3Bとにファイル交換のためのプログラムを内蔵し、新しい呼はCPU(0)2AとCPU(1)2Bとの通信制御のもとにMM(1)3Bに入力しつつ呼サービスを実行するように構成されている。
また、交換サービスを停止しないでシステムファイルを入れ替えることが可能なシステムファイル入れ替え方式が提供されている(特許文献2)。同システムファイル入れ替え方式は、旧呼は旧制御装置で処理を継続し、新呼は新制御装置で処理する新旧制御手段と、旧呼に関する信号のみを処理し、新呼に関する信号のみを処理する新呼・旧呼識別処理手段と、新旧制御装置からの通話路装置へのアクセス競合制御を行い、かつ通話路装置から新制御装置及び旧制御装置へのすべての信号を分配する分配手段と、旧制御装置と新制御装置の間で共通に使用する共通リソース管理情報を新旧両方の制御装置で共有する共有手段と、新制御装置で新呼の処理を開始後、一定の時間経過してから旧呼を新制御装置に移す移管手段とを含むように構成されている。
さらに、商用電源の停電時に蓄電池より電源を供給して通話中の呼を保持するボタン電話装置が提供されている。同ボタン電話装置は、蓄積プログラム方式による主制御回路とともに、商用電源の有無を検出する商用電源検出回路を備え、その主制御回路は、商用電源検出回路に商用電源断が検出されたときそのボタン電話装置に通話中の呼があるか否かを検出する手段と、この手段により通話中の呼がないことが検出されたときには蓄電池からの電源供給を遮断するように制御する手段とを含むように構成されている。
特開平07−177543号公報 特開平06−175896号公報 特開昭59−143491号公報
なお、特許文献2には、冗長構成を有する通信システムが開示されているが、本願発明のように系切り替え時に現用系のサーバに残っている通話中呼を完全に呼処理した後に系切り替えを行うことについては開示されていない。
特許文献3には、商用電源の停電時に蓄電池より電源を供給して通話中の呼を保持するボタン電話装置が開示されているだけで、本願発明のように冗長構成を有する通信システムについては開示されていない。
ところで、従来の無中断ファイル更新処理方式には、次のような問題がある。
すなわち、特許文献1に開示されている従来の無中断ファイル更新処理方式は、旧ファイルで運転する現用系である運用系1Aから、新ファイルで運転する待機系である予備系1Bの主記憶装置MM(1)へ新規呼の情報を書き込むことで、徐々に待機系へ呼処理を移行するように構成されている。しかしながら、この無中断ファイル更新処理方式は、サービスの連続性という点では優れているものの、運用系1AのCPU(0)2Aから予備系1BのMM(1)へ新規呼の情報を書き込む機能及びMM(1)に書き込まれた新規呼の情報から処理を実行する機能などの特殊の機能を必要とするので、サービス中装置である運用系1A及び予備装置である予備系1Bを構成するサーバが特殊の機能を備えた特殊の装置になるので、コストアップが避けられなくなる。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、現用系及び待機系をともに特殊の機能を必要としない一般的なサーバにより構成して、コストダウンを図ることができるようにした冗長構成を有する通信システム及び該システムによる系切り替え方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、この発明の第1の構成は、サービス中装置である現用系と予備装置である待機系から成る冗長構成を有する通信システムに係り、通信端末を含む通信用ネットワーク網から成る対向ネットワークと第1のネットワークを通じて選択的に接続されるとともに、第2のネットワークを通じて相互に接続される第1のサーバ及び第2のサーバを備え、前記第1及び第2のサーバはそれぞれ、前記対向ネットワークから送信された呼をいずれか側のサーバに振り分ける機能を有する呼振り分け機能部と、各呼振り分け機能部により振り分けられた前記呼を処理する機能を有する呼処理機能部を有し、前記現用系となる前記両サーバの内の一方側のサーバに送信された呼は該サーバの前記呼処理機能部により処理され、前記現用系から前記待機系への系切り替え時には、前記現用系に送信された新規呼は前記一方側のサーバの前記呼振り分け機能部により前記待機系となる他方側のサーバに転送されて、該他方側のサーバの前記呼処理機能部により処理されることを特徴としている。
この発明の第2の構成は、請求項1乃至5のいずれか1に記載の冗長構成を有する通信システムによる系切り替え方法に係り、前記現用系となる前記一方側のサーバの前記呼振り分け機能部が前記対向ネットワークから送信されてきた呼情報に基づいて、前記一方側のサーバが前記現用系から前記待機系へ系切り替え中であるか否かを判定するステップと、前記系切り替え中でない場合は、前記呼振り分け機能部が新規呼を受信したか否かを判定し、該新規呼を受信した場合は、前記一方側のサーバの前記呼処理機能部が前記新規呼の必要な呼処理を行うステップと、前記系切り替え中である場合は、前記呼処理機能部が通話中呼が残っているか否かを判定し、該通話中呼が残っていない場合は、前記呼処理機能部が前記他方側のサーバへの呼切り替え準備が整ったと判断して、前記一方側のサーバ側に設定されていた外部装置との通信用IPアドレスを削除して、前記他方側のサーバ側に設定するステップと、前記通話中呼が残っている場合は、前記呼処理機能部が前記通話中呼の必要な呼処理を行うとともに、前記呼振り分け機能部が前記新規呼を受信したか否かを判定し、該新規呼を受信した場合は、前記呼振り分け機能部が前記一方側のサーバから前記他方側のサーバへ前記新規呼を転送して、前記他方側のサーバの前記呼処理機能部が前記新規呼の必要な処理を行うステップとを経ることを特徴としている。
このように、この発明の構成によれば、従来のように、現用系のCPUから待機系の主記憶装置へ新規呼の情報を書き込む機能及び主記憶装置に書き込まれた新規呼の情報から処理を実行する機能などの特殊の機能を備えることなく、現用系及び待機系をともに特殊の機能を必要としない一般的なサーバにより構成した安価な冗長構成を有する通信システムにより現用系から待機系への系切り替えを行うので、コストダウンを図ることができる。
冗長構成を有する通信システムとしての電話交換システム1は、通信端末を含む通信用ネットワーク網から成る対向ネットワーク40と第1のネットワーク30を通じて選択的に接続されるとともに、第2のネットワーク50を通じて相互に接続される第1のサーバ10及び第2のサーバ20を備え、第1及び第2のサーバ10、20はそれぞれ対向ネットワーク40から送信された呼をいずれか側のサーバに振り分ける機能を有する呼振り分け機能部11、21と、各呼振り分け機能部11,21により振り分けられた呼を処理する機能を有する呼処理機能部12、22を有し、現用系となるサーバ10に送信された呼は第1の呼処理機能部12により処理され、現用系から待機系への系切り替え時には、現用系に送信された新規呼は第1のサーバ10の呼振り分け機能部11により待機系となる第2のサーバ20に転送されて、この第2のサーバ20の呼処理機能部22により処理される。
実施形態1
図1は、この発明の実施形態1である冗長構成を有する通信システムの概略構成を示す構成図である。なお、本実施形態1では同通信システムを電話交換システムに適用した例で示している。
この実施形態1である冗長構成を有する通信システムとしての電話交換システム1は、同図に示すように、第1の呼振り分け機能部11及び第1の呼処理機能部12を有する第1のサーバ10と、第2の呼振り分け機能部21及び第2の呼処理機能部22を有する第2のサーバ20と、通信端末を含む通信用ネットワーク網から構成される対向ネットワーク40と、現用系となる第1のサーバ10あるいは第2のサーバ20と対向ネットワーク40との間を接続する第1のネットワーク30と、第1のサーバ10と第2のサーバ20との間を相互に接続するネットワーク50とを備えている。
第1及び第2のサーバ10,20は、相互に代替が可能となるように同一の構成内容から成り、少なくとも前述したような従来例における運用系1AのCPU(0)2Aから予備系1Bの主記憶装置MM(1)へ新規呼の情報を書き込む機能及びMM(1)に書き込まれた新規呼の情報から処理を実行する機能などの特殊の機能を必要としていない、一般的なサーバから構成されている。
また、第1及び第2のサーバ10,20は、現用系と待機系との通信用IP(Internet Protocol)アドレスを有するとともに、現用系と外部装置との通信用IPアドレスを有している。この外部装置との通信用IDアドレスは、第1及び第2のサーバ10,20の内、現用系として動作している方にのみ選択的に設定される(割り当てられる)。系切り替えなどにより現用系が切り替った場合は、新しく現用系となった側に外部装置との通信用IPアドレスが設定されて、対向ネットワーク40から現用系に呼が送信される。
第1及び第2のサーバ10,20の各呼処理機能部12,22は、電話交換システムにおいて交換サービスのために、各呼振り分け機能部11,21によって振り分けられた呼を処理する機能を有し,ソフトウエアによって実装されている。
第1及び第2のサーバ10、20の各呼振り分け機能部11,21は、対向ネットワーク40から送信されてきた呼を第1あるいは第2のサーバ10、20のいずれか側に振り分ける機能を有する。通常は現用系に呼が送信されてきて、そのまま現用系の呼処理機能部で処理される。一方、現用系から待機系への系切り替え時には、現用系に送信されてきた新規呼は呼振り分け機能部11,21によって、待機系に転送されて、この待機系の呼処理機能部で処理される。
第1のネットワーク30は、現用系と外部装置との通信用IPアドレスを使用して、第1あるいは第2のサーバ10、20と対向ネットワーク40との間を接続している。第2のネットワーク50は、現用系と待機系との通信用IPアドレスを使用して、第1及び第2のサーバ10、20間を相互に接続している。
このように、本実施形態1の冗長構成を有する通信システムである電話交換システム1によれば、通信端末を含む通信用ネットワーク網から成る対向ネットワーク40と第1のネットワーク30を通じて選択的に接続されるとともに、第2のネットワーク50を通じて相互に接続される第1のサーバ10及び第2のサーバ20を備え、第1及び第2のサーバ10はそれぞれ対向ネットワーク40から送信された呼をいずれか側のサーバに振り分ける機能を有する呼振り分け機能部11、21と、各呼振り分け機能部11,21により振り分けられた呼を処理する機能を有する呼処理機能部12、22を有し、現用系となるサーバ10に送信された呼は第1の呼処理機能部12により処理され、現用系から待機系への系切り替え時には、現用系に送信された新規呼は第1のサーバ10の呼振り分け機能部11により待機系となる第2のサーバ20に転送されて、この第2のサーバ20の呼処理機能部22により処理されるので、従来のように、現用系のCPUから待機系の主記憶装置へ新規呼の情報を書き込む機能及び主記憶装置に書き込まれた新規呼の情報から処理を実行する機能などの特殊の機能を備えて、系切り替え時に通信中呼を救済するための情報を引き継ぐ必要がなくなる。
したがって、現用系及び待機系をともに特殊の機能を必要としない一般的なサーバにより冗長構成を有する通信システムを構成することができるので、コストダウンを図ることができる
実施形態2
図2は、この発明の実施形態2である実施形態1の冗長構成を有する通信システムによる系切り替え方法を説明するフローチャートである。以下、同図を参照してステップ順に説明する。なお、本実施形態2は同通信システムを電話交換システムに適用した例で説明している。前提として、第1のサーバが現用系で、第2のサーバが待機系である例で説明する。
まず、現用系である第1のサーバ10の第1の呼振り分け機能部11は、対向ネットワーク40から第1のネットワーク30を通じて送信されてきた呼情報に基づいて、第1のサーバ10が現用系から待機系へ系切り替え中であるか否かを判定する(ステップ1)。
系切り替え中でない場合は、第1の呼振り分け機能部11は、新規呼を受信したか否かを判定する(ステップ2)。新規呼を受信しない場合は、フローはステップ1に戻る。新規呼を受信した場合は、第1の呼振り分け機能部11はその新規呼を第1の呼処理機能部12に振り分ける。これに基づいて、第1の呼処理機能部12は新規呼の必要な呼処理を行う(ステップ3)。
ステップ1において、第1のサーバ10が現用系から待機系へ系切り替え中である場合は、第1の呼処理機能部12は通話中呼が残っているか否かを判定する(ステップ4)。通話中呼が残っていない場合は、第1の呼処理機能部12は、第2のサーバ20への呼切り替え準備が整ったと判断して、これまで現用系として動作していた第1のサーバ10側に設定されていた外部装置との通信用IPアドレスを削除して、第2のサーバ20側に設定する(ステップ7)。この時点で、現用系である第1のサーバ10から待機系である第2のサーバ20への系切り替えが完了する。
一方、ステップ4において、通話中呼が残っている場合は、第1の呼処理機能部12はその通話中呼の必要な呼処理を行う。この通話中呼の呼処理が終了した時点で、第1のサーバ10に通話中呼が残っている場合の、現用系である第1のサーバ10から待機系である第2のサーバ20への系切り替えが完了する。次に、第1の呼振り分け機能部11は新規呼を受信したか否かを判定する(ステップ5)。ここで、新規呼を受信していた場合は、第1の呼振り分け機能部11は、第1のサーバ10から第2のサーバ20へその新規呼を転送する(ステップ6)。この際、第1のサーバ10と第2のサーバ20との間の通信には、ネットワーク50によって現用系と待機系との通信用IPアドレスを使用して行われる。これに基づいて、第2の呼処理機能部22は第2のサーバ20に転送された新規呼の必要な呼処理を行う。ステップ5において、新規呼を受信していない場合は、フローはステップ1に戻る。
このように、本実施形態2の冗長構成を有する通信システムによる系切り替え方法によれば、実施形態1の冗長構成を有する電話交換システム1を用いることにより、現用系となる第1のサーバ10の呼振り分け機能部11が対向ネットワーク40から送信されてきた呼情報に基づいて、第1のサーバ10が現用系から待機系へ系切り替え中であるか否かを判定するステップと、系切り替え中でない場合は、第1の呼振り分け機能部11が新規呼を受信したか否かを判定し、新規呼を受信した場合は、第1のサーバ10の呼処理機能部12が新規呼の必要な呼処理を行うステップと、系切り替え中である場合は、第1の呼処理機能部12が通話中呼が残っているか否かを判定し、通話中呼が残っていない場合は、第1の呼処理機能部12が第2のサーバへの呼切り替え準備が整ったと判断して、第1のサーバ10側に設定されていた外部装置との通信用IPアドレスを削除して、第2のサーバ20側に設定するステップと、通話中呼が残っている場合は、第1の呼処理機能部12が通話中呼の必要な呼処理を行うとともに、第1の呼振り分け機能部11が新規呼を受信したか否かを判定し、新規呼を受信した場合は、第1の呼振り分け機能部11が第1のサーバ10から第2のサーバ20へ新規呼を転送して、第2のサーバの第2の呼処理機能部22が新規呼の必要な処理を行うステップとを経て系切り替えを行うので、現用系及び待機系をともに特殊の機能を必要としない一般的なサーバにより構成された安価な通信システムにより系切り替えを行うことができる。
実施形態3
図3は、この発明の実施形態3である実施形態1の冗長構成を有する通信システムによる系切り替え方法を説明するフローチャートである。本実施形態3の系切り替え方法の構成が、上述の実施形態2のそれぞれと大きく異なるところは、第2のサーバを現用系として用いるようにした点である。以下、同図を参照してステップ順に説明する。
まず、現用系である第2のサーバ20の第2の呼振り分け機能部21は、対向ネットワーク40から第1のネットワーク30を通じて送信されてきた呼情報に基づいて、第2のサーバ10が現用系から待機系へ系切り替え中であるか否かを判定する(ステップ11)。
系切り替え中でない場合は、第2の呼振り分け機能部21は、新規呼を受信したか否かを判定する(ステップ12)。新規呼を受信しない場合は、フローはステップ11に戻る。新規呼を受信した場合は、第2の呼振り分け機能部21はその新規呼を第2の呼処理機能部22に振り分ける。これに基づいて、第2の呼処理機能部22は新規呼の必要な呼処理を行う(ステップ13)。
ステップ11において、第2のサーバ20が現用系から待機系へ系切り替え中である場合は、第2の呼処理機能部22は通話中呼が残っているか否かを判定する(ステップ14)。通話中呼が残っていない場合は、第2の呼処理機能部22は、第1のサーバ10への呼切り替え準備が整ったと判断して、これまで現用系として動作していた第2のサーバ20側に設定されていた外部装置との通信用IPアドレスを削除して、第1のサーバ10側に設定する(ステップ17)。この時点で、現用系である第2のサーバ20から待機系である第1のサーバ10への系切り替えが完了する。
一方、ステップ14において、通話中呼が残っている場合は、第2の呼処理機能部22はその通話中呼の必要な呼処理を行う。この通話中呼の呼処理が終了した時点で、第2のサーバ20に通話中呼が残っている場合の、現用系である第2のサーバ20から待機系である第1のサーバ10への系切り替えが完了する。次に、第2の呼振り分け機能部21は新規呼を受信したか否かを判定する(ステップ15)。ここで、新規呼を受信していた場合は、第2の呼振り分け機能部21は、第2のサーバ20から第1のサーバ10へその新規呼を転送する(ステップ16)。この際、第2のサーバ20と第1のサーバ10との間の通信には、ネットワーク50によって現用系と待機系との通信用IPアドレスを使用して行われる。これに基づいて、第1の呼処理機能部12は第1のサーバ10に転送された新規呼の必要な呼処理を行う。ステップ15において、新規呼を受信していない場合は、フローはステップ11に戻る。
このように、本実施形態3の冗長構成を有する通信システムによる系切り替え方法によれば、実施形態1の冗長構成を有する通信システム1により、現用系となるサーバを入れ替えるだけで、実施形態2と略同様な効果を得ることができる。
以上、この発明の実施形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、現用系から待機系への系切り替え時には、予め待機系を機能追加などの新ファイルで運用しておくことにより、サービスを中断することなくファイル更新を行うことができる。また、本実施形態では冗長構成を有する通信システムとしては電話交換システムに例をあげて説明したが、サービスの連続性が求められるシステムであれば、電話交換システムに限らず、データ通信システムなどを含めた他の通信システム全般に適用可能である。
この発明の実施形態1である冗長構成を有する通信システムの概略構成を示す構成図である。 この発明の実施形態2である実施形態1の冗長構成を有する通信システムによる系切り替え方法を説明するフローチャートである。 この発明の実施形態3である実施形態1の冗長構成を有する通信システムによる系切り替え方法を説明するフローチャートである。 従来の無中断ファイル更新処理方式を示す構成図である。
符号の説明
1 冗長構成を有する電話交換システム(通信システム)
10 第1のサーバ
11 第1の呼振り分け機能部
12 第1の呼処理機能部
20 第2のサーバ
21 第2の呼振り分け機能部
22 第2の呼処理機能部
30 第1のネットワーク
40 対向ネットワーク
50 第2のネットワーク

Claims (8)

  1. サービス中装置である現用系と予備装置である待機系から成る冗長構成を有する通信システムであって、
    通信端末を含む通信用ネットワーク網から成る対向ネットワークと第1のネットワークを通じて選択的に接続されるとともに、第2のネットワークを通じて相互に接続される第1のサーバ及び第2のサーバを備え、
    前記第1及び第2のサーバはそれぞれ、前記対向ネットワークから送信された呼をいずれか側のサーバに振り分ける機能を有する呼振り分け機能部と、各呼振り分け機能部により振り分けられた前記呼を処理する機能を有する呼処理機能部を有し、
    前記現用系となる前記両サーバの内の一方側のサーバに送信された呼は該サーバの前記呼処理機能部により処理され、前記現用系から前記待機系への系切り替え時には、前記現用系に送信された新規呼は前記一方側のサーバの前記呼振り分け機能部により前記待機系となる他方側のサーバに転送されて、該他方側のサーバの前記呼処理機能部により処理される、
    ことを特徴とする冗長構成を有する通信システム。
  2. 前記系切り替え時に前記現用系となる前記一方側のサーバに通話中呼が残っている場合は、該通話中呼は前記一方側のサーバの前記呼処理機能部により処理されることを特徴とする請求項1記載の冗長構成を有する通信システム。
  3. 前記第1のネットワークは、前記現用系と外部装置との通信用IPアドレスを使用して前記対向ネットワークと前記両サーバの内のいずれか側のサーバを接続し、前記外部装置との前記通信用IPアドレスは前記現用系として動作している側のサーバにのみ設定されることを特徴とする請求項1又は2記載の冗長構成を有する通信システム。
  4. 前記第2のネットワークは、前記現用系と前記待機系との通信用IPアドレスを使用して前記第1のサーバと前記第2のサーバを相互に接続することを特徴とする請求項1、2又は3記載の冗長構成を有する通信システム。
  5. 前記両サーバの内の待機系となるいずれかのサーバを、予め新しいファイルで運用しておくことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の冗長構成を有する通信システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1に記載の冗長構成を有する通信システムによる系切り替え方法であって、
    前記現用系となる前記一方側のサーバの前記呼振り分け機能部が前記対向ネットワークから送信されてきた呼情報に基づいて、前記一方側のサーバが前記現用系から前記待機系へ系切り替え中であるか否かを判定するステップと、
    前記系切り替え中でない場合は、前記呼振り分け機能部が新規呼を受信したか否かを判定し、該新規呼を受信した場合は、前記一方側のサーバの前記呼処理機能部が前記新規呼の必要な呼処理を行うステップと、
    前記系切り替え中である場合は、前記呼処理機能部が通話中呼が残っているか否かを判定し、該通話中呼が残っていない場合は、前記呼処理機能部が前記他方側のサーバへの呼切り替え準備が整ったと判断して、前記一方側のサーバ側に設定されていた外部装置との通信用IPアドレスを削除して、前記他方側のサーバ側に設定するステップと、
    前記通話中呼が残っている場合は、前記呼処理機能部が前記通話中呼の必要な呼処理を行うとともに、前記呼振り分け機能部が前記新規呼を受信したか否かを判定し、該新規呼を受信した場合は、前記呼振り分け機能部が前記一方側のサーバから前記他方側のサーバへ前記新規呼を転送して、前記他方側のサーバの前記呼処理機能部が前記新規呼の必要な処理を行うステップと、
    を経ることを特徴とする冗長構成を有する通信システムによる系切り替え方法。
  7. 前記一方側のサーバから前記他方側のサーバへの前記新規呼の転送は、前記現用系と前記待機系との通信用IPアドレスを使用して行われることを特徴とする請求項6記載の冗長構成を有する通信システムによる系切り替え方法。
  8. 前記系切り替え中でない場合で前記新規呼を受信しない場合、あるいは前記系切り替え中で前記新規呼を受信しない場合は、前記一方側のサーバが前記現用系から前記待機系へ系切り替え中であるか否かを判定するステップへ戻ることを特徴とする請求項6又は7記載の冗長構成を有する通信システムによる系切り替え方法。
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