JP4678650B2 - 呼処理システム及びその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、受信した呼処理信号を信号に内包される情報に基づき送信する呼処理システムに関し、特に、多重化して高信頼性を実現する呼処理システムに関する。
背景技術となる冗長構成パケット交換装置は、デュプレックスシステムを採用した冗長構成パケット交換装置において、それぞれの交換装置に設けられ一定時間内での命令実行回数から処理装置の使用率を算出する使用率測定手段と、それぞれの交換装置に設けられ一定時間内での回線毎のパケット数を計数するトラヒック測定手段と、一方の交換装置の前記使用率測定手段での使用率が予め設定された値を超え、他方の交換装置の前記使用率測定手段での使用率が0である場合に、予め設定してある数の回線を前記トラヒック測定手段の出力する計数値の大きい順に選択する輻輳検出手段と、この輻輳検出手段が選択した回線を一方の交換装置から他方の交換装置に切替える回線切替手段とを有することにより構成される。
この背景技術の冗長構成パケット交換装置によれば、高負荷時に稼動系のトラヒックの一部を予備系に分散して処理を行なうことにより、交換処理に関してフロー制御や発呼規制を行なう必要がなくなり、サービスの低下を防ぎ安定した交換装置を提供できる。
特開平4−162851号公報
しかしながら、前記背景技術の冗長構成パケット交換装置は以上のように構成され、高負荷時のトラヒック分散の処理については記載があるものの、分散処理が安定した動作へ移行できず、また、稼動系又は予備系に異常が生じた場合について説示されておらず、特に、高負荷時のトラヒック分散時に異常が生じた場合にどのように処理すべきかが示されておらず、高負荷には対応することができるものの異常時には十分に対応することができず高信頼性を実現していないという課題を有する。また、障害に陥った系が復帰した場合にどのように復帰するのかも示されておらず、当業者の技術水準を勘案すると一旦障害に陥った場合には全てのサービスを休止して装置全体を再起動する必要性も生じ、障害からの円滑な通常運用への移行が実現できないという課題を有する。
本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、前記特許文献1に示すトラヒックの分散処理以外の手法での安定した動作が可能な分散処理を提供すると共に、一の系に障害が生じた場合に他の系が処理を代行し、且つ、ある系が高負荷状態に移行した場合に待機している系も処理を担う呼処理システムを提供することを目的とする。
(1)このように本発明に係る呼処理システムは、呼処理信号を呼処理し、呼制御情報を呼制御メモリに書き込む運用系装置及び待機系装置と、呼処理信号を受信し応答信号を送信する通信制御部と、当該通信制御部が受信した呼処理信号を運用系装置または待機系装置に振り分ける呼処理信号振り分け部とを備える呼処理システムであって、運用系装置の呼制御メモリは運用系装置の呼処理で使用する自系呼制御メモリと待機系装置の呼処理で使用する他系呼制御メモリとからなり、待機系装置の呼制御メモリは待機系装置の呼処理で使用する自系呼制御メモリと運用系装置の呼処理で使用する他系呼制御メモリとからなり、呼処理信号振り分け部は運用系装置の使用負荷が所定閾値以下であるか、否かを判断し、使用負荷が所定閾値以下であると判断した場合に、呼処理信号振り分け部が呼処理信号を運用系装置に振り分け、使用負荷が所定閾値以下でないと判断した場合に、呼処理信号振り分け部が呼処理信号を待機系装置に振り分け、前記呼処理信号振り分け部が、運用系装置の使用負荷が所定閾値以下でないと判断し呼処理信号を待機系装置に振り分けている場合に、運用系装置及び待機系装置のいずれかに障害が生じたときに、障害が生じた装置の自系呼制御メモリが保持している呼制御に必要な呼の状態を示すデータを障害が生じていない装置に転送し、障害が生じていない装置が転送を受けて他系呼制御メモリに前記呼の状態を示すデータを記録し、呼処理信号振り分け部が運用系装置の使用負荷に依らず呼処理信号を障害が生じていない装置に振り分け、少なくとも障害から復帰するまで障害が生じていない装置が振り分けられた呼処理信号を自系呼制御メモリ及び他系呼制御メモリを用いて処理するものである。
このように本発明によれば、運用系装置の使用負荷が所定閾値以下であれば呼処理信号振り分け部が呼処理信号を運用系装置に振り分け、呼処理信号を振り分けられた運用系装置は自系呼制御メモリを用いて処理し、運用系装置の使用負荷が所定閾値より大きくなれば呼処理信号振り分け部が呼処理信号を待機系装置に振り分け、呼処理信号を振り分けられた待機系装置は自系呼制御メモリを用いて処理し、また、呼処理信号振り分け部が、運用系装置の使用負荷が所定閾値以下でないと判断し呼処理信号を待機系装置に振り分けている場合に障害が生じたとき障害が生じた装置が自系呼制御メモリに保持している呼制御に必要な呼の状態を示すデータを障害が生じていない装置に転送し、障害が生じていない装置は転送を受けて他系呼制御メモリに呼の状態を示すデータを記録し、呼処理信号振り分け部が呼処理信号を障害が生じていない装置に振り分け、障害が生じていない装置
は自系呼制御メモリ及び他系呼制御メモリを用いて処理するので、正常時に運用系装置の使用負荷が大きくなってきても待機系装置も使用してシステム全体として安定して動作することができるとともに、異常時に運用系装置及び待機系装置を使用していても異常が生じていない装置を用いて運用系装置及び待機系装置で実行していた処理を継続することができるという効果を奏する。
ここでは呼処理システムとしているが、交換システム、交換機と呼称することもある。
(2) このように本発明に係る呼処理システムは必要に応じて、新たな呼の呼処理信号を受けた場合に、呼識別情報とその新たな呼を呼処理信号振り分け部により振り分けられた運用系装置又は待機系装置を識別する担当装置識別情報とを対応付けて記録する呼振り分け対応記憶手段を新たに備え、振り分け対象の呼処理信号が新たな呼についてのものでない場合に、呼処理信号振り分け部が振り分け対象の呼処理信号の呼識別情報に基づき対応記憶手段から対応する担当装置識別情報を読み出し、当該読み出し担当装置識別情報が示す装置に該当呼を振り分けるものである。
このように本発明によれば、呼処理信号振り分け部が呼振り分け対応記憶手段を参照して呼処理信号を振り分けるので、同一呼に関する呼処理信号は一方の装置のみに振り分けられ、処理が複雑化することを防止することができるという効果を有する。
(3) このように本発明に係る呼処理システムは必要に応じて、運用系装置及び待機系装置のいずれかに障害が生じた場合に、障害が生じた装置の自系呼制御メモリのデータを障害が生じていない装置に転送し、障害が生じていない装置が転送を受けて他系呼制御メモリに転送データを記録し、少なくとも障害から復帰するまで障害が生じていない装置は自系の担当呼の呼処理信号を自系呼制御メモリを用いて処理するのに加え、他系の担当呼の呼処理信号を他系呼制御メモリを用いて処理するものである。
(4)このように本発明に係る呼処理システムは必要に応じて、呼処理信号を呼処理し、呼制御情報を呼制御メモリに書き込む運用系装置及び待機系装置と、呼処理信号を受信し応答信号を送信する通信制御部と、当該通信制御部が受信した呼処理信号を運用系装置または待機系装置に振り分ける呼処理信号振り分け部と、新たな呼の呼処理信号を受けた場合に、呼識別情報とその新たな呼を呼処理信号振り分け部により振り分けられた運用系装置又は待機系装置を識別する担当装置識別情報とを対応付けて記録する呼振り分け対応記憶手段とを備える呼処理システムであって、運用系装置の呼制御メモリは運用系装置の呼処理で使用する自系呼制御メモリと待機系装置の呼処理で使用する他系呼制御メモリとからなり、待機系装置の呼制御メモリは待機系装置の呼処理で使用する自系呼制御メモリと運用系装置の呼処理で使用する他系呼制御メモリとからなり、呼処理信号振り分け部は運用系装置の使用負荷が所定閾値以下であるか、否かを判断し、使用負荷が所定閾値以下であると判断した場合に、呼処理信号振り分け部が呼処理信号を運用系装置に振り分け、使用負荷が所定閾値以下でないと判断した場合に、呼処理信号振り分け部が呼処理信号を待機系装置に振り分け、運用系装置及び待機系装置のいずれかに障害が生じた場合に、障害が生じた装置の自系呼制御メモリのデータを障害が生じていない装置に転送し、障害が生じていない装置が転送を受けて他系呼制御メモリに転送データを記録し、呼処理信号振り分け部が運用系装置の使用負荷に依らず呼処理信号を障害が生じていない装置に振り分け、少なくとも障害から復帰するまで障害が生じていない装置は自系の担当呼の呼処理信号を自系呼制御メモリを用いて処理するのに加え、他系の担当呼の呼処理信号を他系呼制
御メモリを用いて処理し、振り分け対象の呼処理信号が新たな呼についてのものでない場合に、呼処理信号振り分け部が振り分け対象の呼処理信号の呼識別情報に基づき対応記憶手段から対応する担当装置識別情報を読み出し、当該読み出し担当装置識別情報が示す装置に該当呼を振り分け、障害が生じた装置が復帰した場合に、障害が生じていない装置が他系呼制御メモリのデータを障害から復帰した装置に転送し、障害から復帰した装置が転送を受けて自系呼制御メモリに転送データを記録し、当該障害から復帰した装置の自系呼制御メモリに転送データが記録された以降に呼処理信号振り分け部が呼振り分け対応記憶手段を参照して運用系装置及び待機系装置への振り分けを再開するものである。
このように本発明によれば、障害から復帰した場合に、呼制御メモリが自系呼制御メモリ及び他系呼制御メモリからなり、障害から復帰した系の装置に障害が生じなかった系の装置の他系呼制御メモリのデータを転送し、障害から復帰した系の装置が転送されたデータを自系呼制御メモリに記録して振り分けられた呼処理信号を処理可能となるので、障害復帰時に障害から復帰した系の装置が円滑に処理を再開することができるという効果を有する。
(5)このように本発明に係る呼処理システムの制御方法は、呼処理信号を呼処理し、呼制御情報を呼制御メモリに書き込む運用系装置及び待機系装置と、呼処理信号を受信し応答信号を送信する通信制御部と、当該通信制御部が受信した呼処理信号を運用系装置または待機系装置に振り分ける呼処理信号振り分け部とを用いる呼処理システムの制御方法であって、呼処理信号振り分け部は運用系装置の使用負荷が所定閾値以下であるか、否かを判断するステップと、使用負荷が所定閾値以下であると判断した場合に呼処理信号振り分け部が呼処理信号を運用系装置に振り分けるステップと、呼処理信号を振り分けられた運用系装置が自系呼制御メモリ及び他系呼制御メモリからなる運用系装置の呼制御メモリのうち自系呼制御メモリを用いて処理するステップと、使用負荷が所定閾値以下でないと判断した場合に呼処理信号振り分け部が呼処理信号を待機系装置に振り分けるステップと、呼処理信号を振り分けられた待機系装置が自系呼制御メモリ及び他系呼制御メモリからなる待機系装置の呼制御メモリのうち自系呼制御メモリを用いて処理するステップとを含み、前記呼処理信号振り分け部が、運用系装置の使用負荷が所定閾値以下でないと判断し呼処理信号を待機系装置に振り分けている場合に、運用系装置及び待機系装置のいずれかに障害が生じたとき障害が生じた装置の自系呼制御メモリが保持している呼制御に必要な呼の状態を示すデータを障害が生じていない装置に転送するステップと、障害が生じていない装置が転送を受けて他系呼制御メモリに前記呼の状態を示すデータを記録するステップと、呼処理信号振り分け部が運用系装置の使用負荷に依らず呼処理信号を障害が生じていない装置に振り分けるステップと、少なくとも障害から復帰するまで障害が生じていない装置が振り分けられた呼処理信号を自系呼制御メモリ及び他系呼制御メモリを用いて処理するステップとを含むものである。
このように本発明は、システムだけでなく方法としても把握することができる。
これら前記の発明の概要は、本発明に必須となる特徴を列挙したものではなく、これら複数の特徴のサブコンビネーションも発明となり得る。

(本発明の第1の実施形態)
[1.システム構成]
図1は本実施形態に係る呼処理システムのシステム構成図である。
呼処理システムは、複数の呼処理プロセッサ10、20、呼処理信号振り分け部30、通信制御40から構成される呼処理の交換を行うためのシステムである。
呼処理信号振り分け部30は、運用系に呼処理トラフィックを振り分けるとともに、原則運用系で処理していた呼処理トラフィックを所定条件下で待機系に振り分ける処理を実施する。具体的には、運用系負荷状況の取得機能、待機系に呼処理信号を振り分けるかどうかの判定機能、呼単位で呼処理信号をいずれの系に振り分けるかの判定機能及び障害が発生して系切り替え発生時の呼処理プロセッサとの情報同期処理機能を有する。
通信制御40は、他呼処理システムとの呼処理信号の通信機能を有する。
呼処理プロセッサ♯0系10は、呼処理部11、冗長化メモリ管理部12、呼制御メモリ13を保持する。メモリに関しては、呼制御メモリの他に、ソフトウェア処理上使用するスタックやワークメモリもあるが、ここでは省略しており、本発明に関連する呼制御メモリに関してのみ記述している。呼処理プロセッサ♯1系20も呼処理部21、冗長化メモリ管理部22、呼制御メモリ23を保持し、同様である。
呼処理部11、21は、本発明で新規に設けた冗長化メモリ管理部12を介して呼制御メモリ13にアクセスし、呼制御メモリ13上に呼の状態等の呼制御情報を保持し、呼の制御を行う。
呼処理部11、21は、本発明で新規に設けた冗長化メモリ管理部12、22を介して呼制御メモリ13、23にアクセスし、呼制御メモリ13、23上に呼の状態を保持し、呼の制御を行う。既存の呼処理部11、21との差は、呼制御メモリ13、23へのアクセスを、冗長化メモリ管理部12、22を介したメモリアクセスとしている点である。呼制御メモリ13、23上には、呼制御に必要な呼の状態を保持している。冗長化メモリ管理部12、22を介して呼制御メモリ13、23へアクセスすることによって、系対応に複数保持している呼制御メモリ13、23へのアクセスの複雑さが隠蔽される。
冗長化メモリ管理部12、22は、呼処理部11、21に対して、系対応に保持している呼処理メモリ13、23へのアクセスの複雑さを隠蔽する。また、系障害発生時の、障害系の自系の呼制御メモリ13a(又は23a)のデータを新運用系に転送したり、逆に障害系から転送されてきた他系の呼制御メモリ13a(又は23a)のデータを自系に展開する。障害系が復旧した時の、メモリ転送処理も行う。呼処理信号振り分け部30と連携し、系の運用状態や障害状態を管理し、呼処理信号が適切な系に転送されるように制御する。
呼制御メモリ13、23は、既存では系対応に1面しかもたなかった呼制御メモリを、系対応に複数有する。呼制御メモリ13は♯0系呼制御メモリ13a及び♯1系呼制御メモリ13bからなり、呼制御メモリ23は♯1系呼制御メモリ23a及び♯0系呼制御メモリ23bからなる。
システム管理部14は、系の障害検出や通知などを行う。
呼処理信号振り分け部30は、呼処理プロセッサ10、20と連携し、呼処理プロセッサ10、20のCPU負荷に応じて呼処理信号の呼処理プロセッサ10、20への振り分けを行い、負荷を分散させる。また、呼処理信号振り分け部30は、冗長化メモリ管理部12、22と連携し、系障害発生時や系障害復旧時の呼処理信号の振り分け先の制御を行う。
通信制御40は、呼処理信号の送受信を行う。
[2.SIPの説明]
本実施形態では、IPネットワークにおいる電話の発信や着信を制御するためのSIP(Session Initiation Protocol)を実装したSIPサーバを用いて説明するが、所謂当業者であれば当然であるように、他の交換装置等に適用することができる。例えば、ISDN交換機、ATM交換機に適用することができる。
図2はSIP(Session Initiation Protocol)における呼の確立・解放のシーケンス図である。端末Aが”INVITE”をSIPサーバAに送出すると、SIPサーバAは端末Aに”100 Trying”で応答するとともに、”INVITE”のヘッダ情報又はサーバの設定情報に基づきSIPサーバBに”INVITE”を送出する。図3はSIPにおける代表的なメッセージである”INVITE”のメッセージの一例である。SIPサーバB及びSIPサーバCを経て”INVITE”を端末Bが受け取ると、SIPサーバCに”100 Trying”で応答するとともに、”180 Ringing”をSIPサーバCに送出する。”180 Ringing”はSIPサーバを経て端末Aに到達し、端末Bが端末Bの利用者を呼び出している状態を示す。リクエストが成功した場合、端末Bは”OK”をSIPサーバCに送出し、SIPサーバを経て端末Aに到達する。端末Aから”ACK”が送出され、SIPサーバを経て端末Bに到達することで、発話可能となる。実際に端末Aの利用者と端末Bの利用者が会話するためにはアプリケーションレベルでの実装が必要となる。
一方、切断は切断を指示した端末Bから”BYE”がSIPサーバを介して端末Aに到達し、端末Aが”OK”で応答することで切断が完了する。
[3.動作]
[3.1 CPU負荷に基づく呼処理信号の呼処理プロセッサへの振り分け]
冗長化されたSIPサーバは、クライアントや他のSIPサーバから、INVITE等の呼処理信号を受信する。前記呼処理信号は、通信手段により受信され、呼処理信号振り分け部30に転送される。
呼処理信号振り分け部30のCPU負荷取得部31は、呼処理プロセッサ#0系10、呼処理プロセッサ#1系20より、周期的に前記呼処理プロセッサ10、20のCPU負荷を取得し、保持する。また、呼処理振り分け部30の運用状態管理部32は、現在どちらの呼処理プロセッサ10、20が運用系/待機系であるかも取得し、保持している。更に呼処理信号振り分け部30の振り分け閾値保持部33は、呼処理信号をどちらの呼処理プロセッサ10、20に振り分けるかを判定するためのCPU負荷の閾値を保持している。
図4は本実施形態に係る運用系のCPU負荷が閾値以下の場合の呼処理信号振り分け部の処理説明図である。この図4では呼処理プロセッサ#1系20が運用系であり、呼処理プロセッサ#1系20のCPU負荷が閾値を下回っているため、呼処理プロセッサ#1系20に呼処理信号が転送されて処理される。
図4を用いて詳細に説明すると、定期的にCPU負荷取得部31がCPU負荷を取得している(図4丸付き数字1)。呼処理信号振り分け制御部34が通信制御部40から呼処理信号を受ける(図4丸付き数字2)。呼処理信号振り分け制御部34は、運用状態管理部32から運用系を特定し、運用系のCPU負荷をCPU負荷取得部31から取得し、振り分け閾値保持部33の保持する閾値と比べ取得した運用系のCPU負荷が下回っているか否かを判断する(図4丸付き数字3)。CPU負荷が下回っていると判断した場合に、呼処理信号振り分け制御部34が呼処理信号を運用系の呼処理プロセッサ#1系20に転送する(図4丸付き数字4)。呼処理プロセッサ#1系20での処理を経て、呼処理信号振り分け制御部34が応答信号を受信し(図4丸付き数字5)、通信制御部40に送信する(図4丸付き数字6)。
図5は本実施形態に係る運用系のCPU負荷が閾値以下の場合の運用系の呼処理プロセッサ#1系の処理説明図である。呼処理信号振り分け制御部34から振り分けられた呼処理信号を呼処理部21が受信する(図5丸付き数字1)。呼処理プロセッサ#1系20では、呼処理21が受信した呼処理信号に対応した呼の設定処理を実施する(図5丸付き数字2)。この際、呼の状態を保持しておくための記憶領域が呼制御メモリ23である。呼制御メモリ23は呼処理プロセッサ#1系20内に、呼処理プロセッサ#0系10対応と呼処理プロセッサ#1系20対応に、それぞれ1面ずつ、計2面存在する。ここで、2面存在するとは物理的に2つのメモリが存在することを意味する他、あるメモリに対して呼処理プロセッサ#0系10対応と呼処理プロセッサ#1系20対応それぞれにアロケーションすることも意味する。呼処理部21は、冗長化メモリ管理部22を介して呼制御メモリ23に呼制御情報の書き込みを行う(図5丸付き数字3)。冗長化メモリ管理部22は、呼処理部21から呼制御情報の書き込みを受け(図5丸付き数字4)、システム管理部24からシステム状態を取得し(図5丸付き数字5)、自系が呼処理プロセッサ#1系20であることから、呼処理プロセッサ#1系20対応の呼制御メモリ23aに呼制御情報を書き込む(図5丸付き数字6)。冗長化メモリ管理部22の書き込みを受け、実際に♯1系呼制御メモリ23aに呼制御情報が書き込まれる(図5丸付き数字7)。ここで、呼制御情報は、呼状態、発行URL、時刻情報、Call−ID等からなり、主に、呼処理信号に内包される情報である。
図6は本実施形態に係る運用系のCPU負荷が閾値以下でない場合の呼処理信号振り分け部の処理説明図である。図6の処理の流れは図4と同様である。運用系である呼処理プロセッサ#1系20のCPU負荷が振り分け閾値保持部33の閾値を超えているため、呼処理信号振り分け部30は呼処理信号を呼処理プロセッサ#0系10に転送する。
図7は本実施形態に係る運用系のCPU負荷が閾値以下でない場合の待機系の呼処理プロセッサ#0系の処理説明図である。図7の処理の流れは図5と同様である。呼処理プロセッサ#0系10では、呼処理部11が受信した呼処理信号に対応した呼の設定処理を実施する。呼制御メモリ13は呼処理プロセッサ#0系10内に、呼処理プロセッサ#1系20と同様に、呼処理プロセッサ#0対応と呼処理プロセッサ#1対応に、それぞれ1面ずつ、計2面存在する。呼処理部11は、冗長化メモリ管理部12を介して呼制御メモリ13に呼制御情報の書き込みを行う。冗長化メモリ管理部12は自系が呼処理プロセッサ#0系10であることから、呼処理プロセッサ#0系10対応の呼制御メモリ13aに呼制御情報を書き込む。
このようにして、運用系、待機系の各系では、自系に対応した呼制御メモリ23a、13a領域に呼状態を保持することになる。
[3.2 Call−IDによる同一呼の既呼処理プロセッサへの振り分け]
図8は本実施形態に係る呼処理信号振り分け部のCall−IDによる振り分け処理の説明図である。呼処理信号振り分け部30は、呼処理信号振り分け対応表を保持している。この呼処理信号振り分け対応表には、呼処理信号に含まれている呼を識別するCall−IDと呼処理プロセッサ10、20を識別する識別子が対応づいて記録されている。したがって、Call−IDをキーに呼処理信号振り分け対応表を参照することで、いずれの呼処理プロセッサ10、20に呼処理信号を振り分けたかを判別することができる。
呼処理信号のうちINVITE信号受信時は、Call−IDは新規呼受信により呼処理信号振り分け対応表に該当Call−IDのデータはないことから、いずれの呼処理プロセッサ10、20に振り分けるかを判定した上で、Call−ID対応に呼処理信号振り分け対応表に新規にCall−ID及び振り分けた呼処理プロセッサの識別子を対応付けて記録する。以降の同一Call−IDを持つ呼処理信号受信時は(例えば、ACK信号、BYE信号等)、呼処理信号振り分け部は前記対応表をCall−IDをキーに参照し、運用系のCPU負荷にかかわらず呼処理信号振り分け対応表に記録されている呼処理プロセッサ10、20に呼処理信号を振り分けるようにする。
一方、INVITE信号送信時は、呼処理信号振り分け部30は、いずれの呼処理プロセッサ10、20からINVITEを受信したかをCall−ID対応に、呼処理信号振り分け対応表に記録する。以降、同一Call−IDの呼設定メッセージを受信した場合は、呼処理信号振り分け対応表に従い呼処理信号を呼処理プロセッサ10、20に振り分ける。ここで、INVITE信号受信時及びINVITE信号送信時にそれぞれ別の呼処理信号振り分け対応表を用いることが望ましい。これはある端末Aと端末Bとの発話を実現するために複数のSIPサーバを経由するときに、Call−IDが一意でない場合があるからである。ただし、Call−IDが一意になる場合もあり、システム構築環境によって異なり、所謂当業者であれば適宜実装することができる。例えば、SIPサーバA、SIPサーバB、SIPサーバCがあるとき、SIPサーバA、SIPサーバB及びSIPサーバC全てにおいてCall−IDが一意でなく、SIPサーバAとSIPサーバB、SIPサーバBとSIPサーバCそれぞれにおいてCall−IDが一意になる場合がある。
[3.3 障害発生]
ここでは、前記[3.1 CPU負荷に基づく呼処理信号の呼処理プロセッサへの振り分け]において呼処理プロセッサ#1系20のCPU負荷が振り分け閾値保持部33の閾値を超え、呼処理プロセッサ#0系10に呼処理信号が振り分けられている状態を前提に説示する。
図9は本実施形態に係る障害発生時の運用系の呼処理プロセッサ#1系の処理説明図である。呼処理プロセッサ#1系20が系障害に陥いると、呼処理プロセッサ20ではもはや呼処理が継続できないため、運用系を呼処理プロセッサ#0系10に切り替えることになる。まず、システム状態管理部24bがシステム状態を「呼処理プロセッサ#1系が障害」に更新する(図9丸付き数字1)。呼処理プロセッサ#1系20の冗長化メモリ管理部22は、呼処理信号振り分け部30に自系である呼処理プロセッサ#1系が障害発生中であることを通知し(図9丸付き数字2)、呼処理プロセッサ#1系20宛の呼処理信号の振り分けを中止するよう指示する。なお、呼処理プロセッサ#1系20が障害が原因で前記通知ができない場合は、システム管理部24が呼処理信号振り分け部30に呼処理信号の転送中止を指示してもよい。勿論、通知できない場合でないときでもシステム管理部24が通知してもよい。また、冗長化メモリ管理部22(又はシステム管理部24)は、正常系の呼処理プロセッサ#0系10に障害を通知する(図9丸付き数字3)。冗長化メモリ管理部22は、システム管理部24からシステム状態を取得し(図9丸付き数字4)、自系の♯1系呼制御メモリ23aから呼制御メモリ情報を読み出し(図9丸付き数字5)、呼処理プロセッサ#1系20対応の呼制御メモリ23aの情報を冗長化メモリ管理部22は収集し(図9丸付き数字6)、呼処理プロセッサ#0系10に転送する(図9丸付き数字7)。この際、呼処理プロセッサ#1系20対応の呼制御メモリ23a上の安定状態に達していない呼は転送対処とせず破棄してもよい。安定状態とは、図2のSIPサーバにおいてはACK送出後のことである。
図10は本実施形態に係る障害時の呼処理信号振り分け部の処理説明図である。呼処理信号振り分け部30はシステム管理部24からの指示を受け(図10丸付き数字1)、該当系への呼処理信号転送を中止し、該当系障害中の状態を運用状態管理部32で保持する。また、呼処理信号振り分け制御部34が、同一呼の振り分けで正常系に振り分けられるように呼処理信号振り分け対応表を更新する(図10丸付き数字2)。呼処理プロセッサ♯1系20で障害が生じているので、呼処理信号振り分け対応表のCall−IDと対応付いている障害が生じている呼処理プロセッサの識別子を障害が生じていない呼処理プロセッサの識別子に変更する。ただし、ここでの変更した障害が生じている呼処理プロセッサの識別子も別領域にて対応付けて記録する。そうすることで、後説する復帰時に障害が生じて呼処理プロセッサが変更された呼について復帰した系に戻す処理を実施することができる。ただし、呼処理信号振り分け対応表とは別に呼処理プロセッサが変更された呼を保持し、この保持した情報を用いて復帰処理を実行する構成にすることもできる。呼処理信号振り分け制御部34が呼処理信号を受信した(図10丸付き数字3)以降の処理の流れは、図4と同様である。
図11は本実施形態に係る障害発生時の正常系の呼処理プロセッサ#0系の処理説明図である。呼処理プロセッサ#1系20からの障害通知を受け(図11丸付き数字1)、冗長化メモリ管理部12がシステム状態を取得する(図11丸付き数字2)。呼処理プロセッサ#0系10内の冗長化メモリ管理部12は、呼処理プロセッサ#1系20からのメモリ転送を受け(図11丸付き数字3)、自系が保持している呼処理プロセッサ#1系20対応の呼制御メモリ13bに転送情報をコピーする(図11丸付き数字4)。呼制御メモリ13bに転送情報を実際に書き込む(図11丸付き数字5)。冗長化メモリ管理部12は呼処理信号振り分け制御部34から呼処理信号振り分け対応表の情報を収集する(図11丸付き数字6)。このように呼処理信号振り分け対応表から情報を収集したのは、呼処理信号が呼処理プロセッサ#0系10に振り分けられた場合に、♯0系呼制御メモリ13aにアクセスすれば通常その呼処理信号に対応する情報が保存されているが(呼処理信号が新規の呼の場合は除く)、障害前に呼処理プロセッサ#1系20に振り分けられた呼についての呼処理信号を処理するための情報は転送情報が記録されている♯1系呼制御メモリ13bに記録されているため、呼毎について♯0系呼制御メモリ13a、♯1系呼制御メモリ13bのどちらに呼処理のための情報が記録されているかを判別するためである。
このように呼処理に必要なメモリ情報が呼処理プロセッサ#0系10に集約され、障害となった呼制御プロセッサ#1系20の処理は呼制御プロセッサ#0系10により引き継がれる。本来呼処理プロセッサ#1系20に転送されていた呼処理信号は、呼処理信号振り分け部30により呼制御プロセッサ#0系10に転送されてくるため、両系の処理を呼処理プロセッサ#0が実行することができる。
この場合、呼処理プロセッサ#0系10に負荷が集中することになるため、呼処理信号振り分け部30により、呼の受信規制を実施しても良い。例えば、所定閾値以上になる場合には呼処理信号を受け付けない構成をとることができる。
上記呼処理プロセッサ#0系10にて両系の処理が実施される状況は、呼処理プロセッサ#1系20が障害から復旧するまで継続される。
[3.4 障害復帰]
前記[3.3 障害発生]に引き続き、呼処理プロセッサ#1が障害から復旧した場合について説示する。
図12は本実施形態に係る障害復帰時の復帰系の呼処理プロセッサ#1系の処理説明図、図13は本実施形態に係る障害復帰時の運用系の呼処理プロセッサ#0系の処理説明図である。呼処理プロセッサ#1系20の障害復旧を検出したシステム管理24は、障害復旧を呼処理プロセッサ#0系10に通知する(図12丸付き数字1)。呼処理プロセッサ#0系10のシステム管理部14がこの復帰通知を受ける(図13丸付き数字1)。冗長化メモリ管理部12は異常系の復帰の状態変化を受ける(図13丸付き数字2)。♯1系呼制御メモリ13bから情報が読み出され(図13丸付き数字3)、冗長化メモリ管理部12が読み出された♯1系呼制御メモリ13bからの情報を受けて呼処理プロセッサ#1系20に転送する(図13丸付き数字4、5)。冗長化メモリ管理部22はメモリ転送を冗長化メモリ管理部12から受けて(図12丸付き数字3)♯1系呼制御メモリ23aに展開する(図12丸付き数字4、5)。なお、障害前の情報が残存している場合もあるため一旦メモリ内を初期化して転送情報を展開することが望ましい。メモリ転送の前に冗長化メモリ管理部22は異常系の復帰の状態変化を受ける(図12丸付き数字2)。展開が終了したら、冗長化メモリ管理部22は呼処理信号振り分け部30に呼処理プロセッサ#1系20での呼処理が可能になったことを通知する(図12丸付き数字6)。
図14は本実施形態に係る障害時の呼処理信号振り分け部の処理説明図である。呼処理信号振り分け部30は呼処理振り分け可能通知を冗長化メモリ管理部22から受け(図14丸付き数字1)、保持している呼処理プロセッサ障害状況をクリアし、両系に呼処理信号が振り分けられるようにする。また、呼処理信号振り分け部30は、呼処理プロセッサ#1系20に呼処理信号が適切に振り分けられるようにする。詳細には、障害時に呼処理信号振り分け制御部34が変更した呼処理信号振り分け対応表の該当部分を運用系である呼処理プロセッサ♯0系10の識別子から復帰系である呼処理プロセッサ♯1系20の識別子に戻す(図14丸付き数字2)。図14丸付き数字2ないし図14丸付き数字6は既に説示した内容と同一であるために省略する。そして、呼処理信号を呼処理信号振り分け部30が受けた後に、例えば、運用系である呼処理プロセッサ♯0系10に振り分け、呼処理プロセッサ♯0系10が受信し(図13丸付き数字6)、呼処理信号別の処理を行なって♯0系呼制御メモリ13aを更新する(図13丸付き数字7)。なお、呼処理プロセッサ♯1系20は障害から復帰したものの、運用系は障害時のまま呼処理プロセッサ♯0系10としたが、障害からの復帰を契機に復帰系を運用系とし、それまで運用系であった系を待機系にする構成にすることもできる。
(その他の実施形態)
[呼処理プロセッサの担当呼の交換]
前記実施形態では運用系の現在のCPU負荷が所定閾値より大きいか否かで待機系に新たな呼を振り分け、異常が生じたい場合に異常系の代わりに正常系が異常系の担当呼も含めて呼処理し、復帰時に正常系が異常系から復帰前に終了した呼を除き任せていた呼を異常系に返す構成とした。
しかしながら、異常系が運用系であった場合には、待機系が運用系に移行して新呼に加え異常系の担当呼も担当し、異常からの復帰時に異常系を待機系にし、現在の運用系をそのまま運用系として維持した場合に、待機系のCPU負荷が運用系のCPU負荷よりも重くなる場合が生じる。これを防止するためには、復帰系を運用系に戻す方法を既に説示したが、これは障害の再発が確認された場合、生じた障害が軽微であった場合にとることができるものの、障害の再発の可能性がある場合、生じた障害が重度の場合には適用は望ましくない。
そこで、運用系が異常系となり待機系が運用系に移行した場合であって障害から異常系が復帰したときに、異常系が元々担当していた呼と待機系であった現在の運用系が担当していた呼とを交換し、現在の運用系はそのまま運用系で用い復帰系を待機系とする構成をとることができる。そうすることで、異常から復帰した後に、運用系に移行した元々待機系であった呼処理プロセッサがCPU負荷においても、異常系が元々運用系であったときの負荷を担うことで、運用系と待機系とでのCPU負荷の逆転が生じなくなる。ここで、詳細には、呼処理信号振り分け対応表の呼処理プロセッサの識別子をスワップすることに加え、スワップ対象の該当呼制御メモリ上の情報のスワップも必要となる。または、自系呼制御メモリを他系呼制御メモリとして扱い、他系呼制御メモリを自系呼制御メモリとして扱うことでも対応することができる。
障害時移行復帰までの新規呼の取り扱いについては、現在の運用系の担当呼とする構成にもできるし、現在障害系の担当呼として障害中のみ現在の運用系が呼処理を担う構成にもできる。呼処理プロセッサの担当呼の交換を行なわない場合に、前者は現在の運用系が復帰時も継続して運用系であるときに望ましく、後者は障害系が復帰時に運用系に移行するときに望ましい。逆に、呼処理プロセッサの担当呼の交換を行う場合に、後者は現在の運用系が復帰時も継続して運用系であるときに望ましく、前者は障害系が復帰時に運用系に移行するときに望ましい。
なお、障害発生時刻からの経過時間が所定時間より長くなった場合には、現在の運用系が新呼を担当すると、現在の運用系が待機系であったときの呼は終了呼となるため、呼処理プロセッサの担当呼の交換の必要性が小さくなる。したがって、障害発生時刻からの経過時間が所定時間より短い場合に、呼処理プロセッサの担当呼の交換を実施することが望ましい。
また、元々運用系で生じた障害のレベルに基づき所定レベル以上に障害が重い場合に、呼処理プロセッサの担当呼の交換を実施することが望ましい。
[CPU負荷の代替]
前記実施形態では、運用系がCPU負荷が所定閾値より大きいか否かにより、呼処理信号の振り分けを待機系にするか否かを決定しているが、CPU負荷に限らずCPU量、メモリ使用量、メモリ占有率がそれぞれ所定CPU量、所定メモリ使用量、メモリ占有率より大きいか否かにより、呼処理信号の振り分けを待機系にするか否かを決定する構成にすることもできる。CPU負荷は現在の処理量を最大処理量で除算することで求めることができる。勿論、当業者であれば使用する他の求め方を用いてもよい。
[SIPサーバの構成]
図1では、SIPサーバが2つの処理プロセッサ系からなり、呼処理プロセッサ♯0系10、呼処理プロセッサ♯1系20及び呼処理信号振り分け部30がバスにより接続し、呼処理信号振り分け部30と通信制御部40がバスにより接続していたが、呼処理プロセッサ♯0系10、呼処理プロセッサ♯1系20、呼処理信号振り分け部30をそれぞれ1つのコンピュータで実装し、NIC(Network Interface Card)がそれぞれのコンピュータに備えられ、LANで相互に通信可能な構成とすることもできる。
[ハードウェアによる自動転送]
前記第1の実施形態に係る呼処理システムにおいては、呼処理プロセッサが異常時発生時に他方の呼処理プロセッサに呼制御メモリのデータを転送していたが、データ転送用のハードウェアを備え、このデータ転送用のハードウェアにより一方の呼処理プロセッサの自系呼制御メモリのデータを他方の呼処理プロセッサの他系呼制御メモリのデータに転送する構成にすることもできる。これに加え、他方の呼処理プロセッサの自系呼制御メモリを一方の呼処理プロセッサの他系呼制御メモリに転送する構成にすることもできる。
以上の前記各実施形態により本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は実施形態に記載の範囲には限定されず、これら各実施形態に多様な変更又は改良を加えることが可能である。そして、かような変更又は改良を加えた実施の形態も本発明の技術的範囲に含まれる。このことは、特許請求の範囲及び課題を解決する手段からも明らかなことである。
本発明の第1の実施形態に係る呼処理システムのシステム構成図である。 SIP(Session Initiation Protocol)における呼の確立・解放のシーケンス図を示す。である。 SIPにおける代表的なメッセージであるINVITEのメッセージの一例である。 本発明の第1の実施形態に係る運用系のCPU負荷が閾値以下の場合の呼処理信号振り分け部の処理説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る運用系のCPU負荷が閾値以下の場合の運用系の呼処理プロセッサ#1系の処理説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る運用系のCPU負荷が閾値以下でない場合の呼処理信号振り分け部の処理説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る運用系のCPU負荷が閾値以下でない場合の待機系の呼処理プロセッサ#0系の処理説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る呼処理信号振り分け部のCall−IDによる振り分け処理の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る障害発生時の運用系の呼処理プロセッサ#1系の処理説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る障害時の呼処理信号振り分け部の処理説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る障害発生時の正常系の呼処理プロセッサ#0系の処理説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る障害復帰時の復帰系の呼処理プロセッサ#1系の処理説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る障害復帰時の運用系の呼処理プロセッサ#0系の処理説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る障害時の呼処理信号振り分け部の処理説明図である。
符号の説明
10 呼処理プロセッサ♯0系
11 呼処理部
12 冗長化メモリ管理部
13 呼制御メモリ
13a ♯0系呼制御メモリ
13b ♯1系呼制御メモリ
14 システム管理部
14a 自系状態保持部
14b システム状態管理部
20 呼処理プロセッサ♯1系
21 呼処理部
22 冗長化メモリ管理部
23 呼制御メモリ
23a ♯1系呼制御メモリ
23b ♯0系呼制御メモリ
24 システム管理部
24a 自系状態保持部
24b システム状態管理部
30 呼処理信号振り分け部
31 CPU負荷取得部
32 運用状態管理部
33 振り分け閾値保持部
34 呼処理信号振り分け制御部
40 通信制御部

Claims (5)

  1. 呼処理信号を呼処理し、呼制御情報を呼制御メモリに書き込む運用系装置及び待機系装置と、呼処理信号を受信し応答信号を送信する通信制御部と、当該通信制御部が受信した呼処理信号を運用系装置または待機系装置に振り分ける呼処理信号振り分け部とを備える呼処理システムであって、
    運用系装置の呼制御メモリは運用系装置の呼処理で使用する自系呼制御メモリと待機系装置の呼処理で使用する他系呼制御メモリとからなり、
    待機系装置の呼制御メモリは待機系装置の呼処理で使用する自系呼制御メモリと運用系装置の呼処理で使用する他系呼制御メモリとからなり、
    呼処理信号振り分け部は運用系装置の使用負荷が所定閾値以下であるか、否かを判断し、使用負荷が所定閾値以下であると判断した場合に、呼処理信号振り分け部が呼処理信号を運用系装置に振り分け、使用負荷が所定閾値以下でないと判断した場合に、呼処理信号振り分け部が呼処理信号を待機系装置に振り分け、
    前記呼処理信号振り分け部が、運用系装置の使用負荷が所定閾値以下でないと判断し呼処理信号を待機系装置に振り分けている場合に、運用系装置及び待機系装置のいずれかに障害が生じたときに、障害が生じた装置の自系呼制御メモリが保持している呼制御に必要な呼の状態を示すデータを障害が生じていない装置に転送し、障害が生じていない装置が転送を受けて他系呼制御メモリに前記呼の状態を示すデータを記録し、呼処理信号振り分け部が運用系装置の使用負荷に依らず呼処理信号を障害が生じていない装置に振り分け、少なくとも障害から復帰するまで障害が生じていない装置が振り分けられた呼処理信号を自系呼制御メモリ及び他系呼制御メモリを用いて処理する呼処理システム。
  2. 新たな呼の呼処理信号を受けた場合に、呼識別情報とその新たな呼を呼処理信号振り分け部により振り分けられた運用系装置又は待機系装置を識別する担当装置識別情報とを対応付けて記録する呼振り分け対応記憶手段を新たに備え、
    振り分け対象の呼処理信号が新たな呼についてのものでない場合に、呼処理信号振り分け部が振り分け対象の呼処理信号の呼識別情報に基づき対応記憶手段から対応する担当装置識別情報を読み出し、当該読み出し担当装置識別情報が示す装置に該当呼を振り分ける
    前記請求項1に記載の呼処理システム。
  3. 運用系装置及び待機系装置のいずれかに障害が生じた場合に、障害が生じた装置の自系呼
    制御メモリのデータを障害が生じていない装置に転送し、障害が生じていない装置が転送を受けて他系呼制御メモリに転送データを記録し、少なくとも障害から復帰するまで障害が生じていない装置は自系の担当呼の呼処理信号を自系呼制御メモリを用いて処理するのに加え、他系の担当呼の呼処理信号を他系呼制御メモリを用いて処理する
    前記請求項2に記載の呼処理システム。
  4. 呼処理信号を呼処理し、呼制御情報を呼制御メモリに書き込む運用系装置及び待機系装置と、呼処理信号を受信し応答信号を送信する通信制御部と、当該通信制御部が受信した呼処理信号を運用系装置または待機系装置に振り分ける呼処理信号振り分け部と、新たな呼の呼処理信号を受けた場合に、呼識別情報とその新たな呼を呼処理信号振り分け部により振り分けられた運用系装置又は待機系装置を識別する担当装置識別情報とを対応付けて記録する呼振り分け対応記憶手段とを備える呼処理システムであって、
    運用系装置の呼制御メモリは運用系装置の呼処理で使用する自系呼制御メモリと待機系装置の呼処理で使用する他系呼制御メモリとからなり、
    待機系装置の呼制御メモリは待機系装置の呼処理で使用する自系呼制御メモリと運用系装置の呼処理で使用する他系呼制御メモリとからなり、
    呼処理信号振り分け部は運用系装置の使用負荷が所定閾値以下であるか、否かを判断し、使用負荷が所定閾値以下であると判断した場合に、呼処理信号振り分け部が呼処理信号を運用系装置に振り分け、使用負荷が所定閾値以下でないと判断した場合に、呼処理信号振り分け部が呼処理信号を待機系装置に振り分け、
    運用系装置及び待機系装置のいずれかに障害が生じた場合に、障害が生じた装置の自系呼制御メモリのデータを障害が生じていない装置に転送し、障害が生じていない装置が転送を受けて他系呼制御メモリに転送データを記録し、呼処理信号振り分け部が運用系装置の使用負荷に依らず呼処理信号を障害が生じていない装置に振り分け、少なくとも障害から復帰するまで障害が生じていない装置は自系の担当呼の呼処理信号を自系呼制御メモリを用いて処理するのに加え、他系の担当呼の呼処理信号を他系呼制御メモリを用いて処理し、
    振り分け対象の呼処理信号が新たな呼についてのものでない場合に、呼処理信号振り分け部が振り分け対象の呼処理信号の呼識別情報に基づき対応記憶手段から対応する担当装置識別情報を読み出し、当該読み出し担当装置識別情報が示す装置に該当呼を振り分け、
    障害が生じた装置が復帰した場合に、障害が生じていない装置が他系呼制御メモリのデータを障害から復帰した装置に転送し、障害から復帰した装置が転送を受けて自系呼制御メモリに転送データを記録し、当該障害から復帰した装置の自系呼制御メモリに転送データが記録された以降に呼処理信号振り分け部が呼振り分け対応記憶手段を参照して運用系装置及び待機系装置への振り分けを再開する呼処理システム。
  5. 呼処理信号を呼処理し、呼制御情報を呼制御メモリに書き込む運用系装置及び待機系装置と、呼処理信号を受信し応答信号を送信する通信制御部と、当該通信制御部が受信した呼処理信号を運用系装置または待機系装置に振り分ける呼処理信号振り分け部とを用いる呼処理システムの制御方法であって、
    呼処理信号振り分け部は運用系装置の使用負荷が所定閾値以下であるか、否かを判断するステップと、使用負荷が所定閾値以下であると判断した場合に呼処理信号振り分け部が呼処理信号を運用系装置に振り分けるステップと、呼処理信号を振り分けられた運用系装置が自系呼制御メモリ及び他系呼制御メモリからなる運用系装置の呼制御メモリのうち自系呼制御メモリを用いて処理するステップと、使用負荷が所定閾値以下でないと判断した場合に呼処理信号振り分け部が呼処理信号を待機系装置に振り分けるステップと、呼処理信号を振り分けられた待機系装置が自系呼制御メモリ及び他系呼制御メモリからなる待機系装置の呼制御メモリのうち自系呼制御メモリを用いて処理するステップとを含み、
    前記呼処理信号振り分け部が、運用系装置の使用負荷が所定閾値以下でないと判断し呼処理信号を待機系装置に振り分けている場合に、運用系装置及び待機系装置のいずれかに
    障害が生じたとき障害が生じた装置の自系呼制御メモリが保持している呼制御に必要な呼の状態を示すデータを障害が生じていない装置に転送するステップと、障害が生じていない装置が転送を受けて他系呼制御メモリに前記呼の状態を示すデータを記録するステップと、呼処理信号振り分け部が運用系装置の使用負荷に依らず呼処理信号を障害が生じていない装置に振り分けるステップと、少なくとも障害から復帰するまで障害が生じていない装置が振り分けられた呼処理信号を自系呼制御メモリ及び他系呼制御メモリを用いて処理するステップとを含む呼処理システムの制御方法。
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