JPH06175769A - タッチパネル用基板 - Google Patents

タッチパネル用基板

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JPH06175769A
JPH06175769A JP26922192A JP26922192A JPH06175769A JP H06175769 A JPH06175769 A JP H06175769A JP 26922192 A JP26922192 A JP 26922192A JP 26922192 A JP26922192 A JP 26922192A JP H06175769 A JPH06175769 A JP H06175769A
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JP
Japan
Prior art keywords
electrode
insulating layer
insulating substrate
touch panel
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP26922192A
Other languages
English (en)
Inventor
Soichi Matsuzaki
壮一 松崎
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Lincstech Circuit Co Ltd
Original Assignee
Hitachi AIC Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 絶縁基板1の表面に導電膜からなる電極4を
設ける。電極4の一部に絶縁層5を積層する。また、電
極4に集電体8及び9を接続する。そして引き出し電極
10及び11を絶縁層5の表面に積層し集電体8及び9
に接続してタッチパネル用基板23とする。 【効果】 エッチング処理することなく電極を形成し、
電極の一部に絶縁層を積層し、この絶縁層の表面に、集
電体に接続した引き出し電極を積層しているために、電
極の損傷を防止でき、抵抗値が均一で低く、耐久性に優
れ、製造が容易で短時間にできるタッチパネル用基板が
得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タッチパネル用基板に
関し、特にアナログ式のタッチパネル用基板に関する。
【0002】
【従来の技術】タッチパネルは、アナログ式の場合、次
の通りに製造する。すなわち、先ず、絶縁基板にITO
等の透明導電膜を形成する。次に、電極として残したい
透明導電膜の表面にエッチングレジストを印刷する。印
刷後、酸性溶液等によりエッチング処理し、エッチング
レジストを印刷した以外の箇所を除去し、絶縁基板の表
面を一部露出させる。その後、エッチングレジストをア
ルカリ溶液により剥離する。剥離後、電極の端にAgイ
ンクを印刷して集電体を形成する。集電体を形成後、こ
の集電体に接続して絶縁基板の表面にAgインクを印刷
し、引き出し電極を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、エッチング処
理の際に、絶縁基板は多数のローラーを通過する。そし
て製造中にローラーの内には、他のローラーに比較して
回転が遅かったり、回転しなくなるものがでる。そのた
めに、これ等のローラーを通過するとき、透明導電膜が
損傷する欠点がある。また、透明導電膜の表面に設けた
エッチングレジスト層は、厚さに凹凸がありかつポーラ
スであるため、エッチング液が浸透する。これにより、
電極として必要な透明導電膜が部分的にエッチングされ
て厚さが薄くなる。従って、電極はその抵抗値が不均一
になり、かつ増加する欠点がある。さらに、エッチング
処理を行うため、製造が困難であり、時間がかかる欠点
がある。
【0004】本発明の目的は、以上の欠点を改良し、電
極の損傷を防止し、抵抗値の均一性を向上し、かつ抵抗
値を低下でき、製造が容易で短時間でできるタッチパネ
ル用基板を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、絶縁基板の表面に導電膜からなる電極
を設け、この電極に集電体を接続したタッチパネル用基
板において、電極の一部に積層した絶縁層と、この絶縁
層の表面に積層し集電体に接続した引き出し電極とを有
することを特徴とするタッチパネル用基板を提供するも
のである。
【0006】絶縁基板としては、ポリエステルやポリエ
ーテルサルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエ
ーテルイミド等からなる高分子フィルム、ガラス板を用
いる。導電膜は、材質として、インジウム・スズ複合酸
化物(以下ITOと略す)、スズ酸化物、金、パラジウ
ム等を用い、これ等をスパッタリング法や蒸着法によっ
て絶縁基板に付着し、形成する。この導電膜の抵抗は1
00〜200Ω/□である。絶縁レジストは、ポリエス
テル樹脂やポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹
脂、ポリビニルアルコール樹脂等を主成分とする有機コ
ーティング材を用い、スクリーン印刷法等により厚さ1
0〜30μm程度に塗布する。
【0007】
【作用】エッチング処理をする代りに、導電膜の表面に
絶縁層を設けて任意の形状の電極を形成しているため、
電極表面がローラ等により損傷することがない。また、
エッチング液によって導電膜の表面が凹凸になることも
なく、電極の抵抗値はより均一にかつ低くなる。さら
に、製造も容易で短時間に行える。
【0008】
【実施例】以下、本発明と図示の実施例に基づいて説明
する。 実施例1) 図1(イ)はタッチパネル用基板の平面図を示す。1
は、20×10cmの長方形状で、一方の短辺2の端に突
出部3を設けた絶縁基板であり、厚さ125μmのポリ
エステルフィルムからなる。4は、この絶縁基板1の表
面全面に設けた電極であり、厚さ500オングストロー
ムのITOの透明導電膜からなる。5は、電極4の端
に、絶縁基板1の短辺2及び6、長辺7そして突出部3
に沿って設けた絶縁層であり、ポリエステル樹脂に無機
系の粉体を添加した絶縁物を厚さ20μmで1cm巾に塗
布したものである。8及び9は絶縁基板1の短辺2及び
6に沿ってかつ電極4及び絶縁層5に跨って設けた集電
体であり、Agインクを厚さ10μmで7×1cmの長方
形状に塗布したものである。10及び11は、各々集電
体8及び9に接続し、突出部3まで絶縁層5の表面に設
けた引き出し電極であり、Agインクを厚さ10μmに
塗布したものである。この実施例1を製造するには、先
ず電極4はITOをスパッタリング法により絶縁基板1
に付着して形成する。また、絶縁層5は絶縁物をスクリ
ーン印刷により塗布して形成する。そして、集電体8及
び9と引き出し電極10及び11はAgインクをスクリ
ーン印刷により塗布して形成する。なお、一方に上記の
絶縁基板1を用いた場合には、他方の絶縁基板は例え
ば、図1(ロ)に示す通りの構造にする。すなわち、図
1(ロ)において、12は、絶縁基板1と同一材質でほ
ぼ同形の絶縁基板であり、短辺13の中央部と端の間に
突出部14を設けている。15は電極4と同一材質で同
一の方法で絶縁基板12の表面に設けた電極である。1
6は、絶縁基板12の長辺が17及び18、短辺13そ
して突出部14に沿って電極15表面に設けた巾1cmの
絶縁層であり、絶縁層5と同一材質であり同一方法で形
成する。19及び20は、絶縁基板12の長辺17及び
18に沿ってかつ電極15及び絶縁層16に跨って設け
た18×0.5cm角の長方形状の集電体であり、集電体
8及び9と同一材質で、同一の方法で形成したものであ
る。21及び22は、各々集電体19及び20に接続
し、突出部14まで絶縁層16の表面に設けた引き出し
電極であり、引き出し電極10及び11と同一材質で、
同一方法で形成する。そして図1(イ)のタッチパネル
用基板23と図1(ロ)のタッチパネル用基板24とを
用いてタッチパネルを形成するには、これ等を図2に示
す通りのセパレータ25を介して互いに張り付ける。こ
のセパレータ25は、20×10cm角で中央部に18×
8cm角の窓を設けた形状で、厚さ50μmの両面テープ
からなる。さらに、タッチパネル用基板24に厚さ1.
5mmのアクリル板を張り付ける。
【0009】実施例2) 図3に実施例2のタッチパネル用基板26を示す。27
は、絶縁基板であり、短辺28に設けた突出部29を除
き20×10cm角の長方形状であり、絶縁基板1と同一
材質である。30は絶縁基板27の表面に設けた電極で
あり、電極4と同一材質で、同一の方法で形成する。3
1は、絶縁基板1の4辺及び突出部29に沿って設けた
絶縁層であり、短辺28及び32での巾が0.4cm、長
辺33及び34での巾が1cmになっている。そして長辺
33及び34に設けた部分には18×5cm角の長方形状
の窓35及び36を設けている。この絶縁層31は絶縁
層5と同一材質で、同一の方法で形成する。37及び3
8は、各々絶縁層31の窓35及び36に設けた18×
5cmの角の集電体である。また、39及び40は、絶縁
基板29の短辺28及び32に沿って、電極30及び絶
縁層31に跨って設けた8×0.5cm角の長方形状の集
電体である。そして、集電体37〜40は、集電体8及
び9と同一材質で、同一の方法で形成する。41〜44
は、各々集電体37〜40に接続し、突出部29まで絶
縁層31の表面に形成した引き出し電極であり、引き出
し電極10及び11と同一材質で同一の方法で形成して
いる。45及び46は各々集電体38及び39の表面に
設けた17.8×0.3cm角の長方形状の導電性の接着
剤層である。上記の構造のタッチパネル用基板26を一
方に用いた場合、他方のタッチパネル用基板47は図4
に示す通りの構造とする。この図4において、48は厚
さ1mmで、20×10cm角の長方形状のガラス材からな
る絶縁基板である。49は、絶縁基板48の表面に設け
た電極であり、電極4と同一材質で同一の方法で形成す
る。50及び51は、絶縁基板48の各々長辺52及び
53に沿って電極49の表面に設けた18×0.5cm角
の長方形状の集電体であり、集電体8及び9と同一材質
で同一の方法で形成している。そして、タッチパネル用
基板26及び47を、中央部に18×9.2cm角の長方
形状の窓を設ける以外は図2と同一条件のセパレータを
介して張り合わせてタッチパネルを形成する。
【0010】次に、本発明の実施例のタッチパネル用基
板を用いたタッチパネルと従来のタッチパネルとにつ
き、引き出し電極間の抵抗の均一性及び耐久性を測定し
た。なお従来のタッチパネルは次の通りの構成とする
【0011】従来例 図5(イ)に一方のタッチパネル用基板60を示す。絶
縁基板61は絶縁基板1と同一条件とする。そしてこの
絶縁基板61に実施例1と同一方法でITOを積層し、
これをウェットエッチング処理して中央部に18×8cm
角の長方形状の電極62を形成する。この電極62の短
辺63及び64の部分に各々、18×0.5cm角の長方
形状の集電体65及び66を設ける。この集電体65及
び66は、集電体8及び9と同一材質であり、同一方法
で形成する。67及び68は各々集電体65及び66に
接続し、突出部69まで絶縁基板61の表面に設けた引
き出し電極である。この引き出し電極67及び68は、
引き出し電極10及び11と同一材質で、同一の方法で
形成する。また、他方のタッチパネル用基板70は図5
(ロ)に示す通りの構造とする。絶縁基板71は絶縁基
板12と同一条件とする。この絶縁基板71に実施例1
と同一方法でITOを積層し、ウェットエッチング処理
して、中央部に18×8cm角の長方形状の電極72を形
成する。集電体73及び74は、18×0.5cm角の大
きさで、集電体8及び9と同一材質の物質を同一の方法
で、各々電極72の長辺75及び76部分に設ける。引
き出し電極77及び78は、各々集電体73及び74に
接続し、突出部79まで、絶縁基板71の表面に設けて
いる。そしてタッチパネル用基板60及び70をセパレ
ータ25と同一条件のセパレータを介して張り合わせる
とともに、タッチパネル用基板70側に実施例1と同一
条件のアクリル板を張り付けてタッチパネルを形成す
る。
【0012】また、抵抗の均一性は次の式からリニアリ
ティーとして求める。
【0013】
【数1】
【0014】なお、V0,Vl及び Vxは図6に示す回路
から求めた電圧値である。すなわち、一方のタッチパネ
ル用基板80の集電体81及び82の間にDC5Vを印
加する。そして、集電体81に近い部分のタッチ面を押
して V0を求める。次に、その押圧箇所からlだけ離れ
た、集電体82に近い箇所を押してVlを求める。さら
に、これ等2箇所を結ぶ直線上で、 V0の測定箇所から
xだけ離れた箇所を押してVx を求める。そして、求め
たV0,Vl及びVx並びにl及びxを数1に代入してリニ
アリティーを計算する。
【0015】また、耐久性は、タッチパネルのタッチ面
に、先端が半径0.8mmのR状で、ポリアセタール製の
ペンを用い、これに300gの荷重をかけて直径5cmの
円を1周2秒の速さで速さで10万回描いた後のリニア
リティーを求めて、判定する。測定結果は表1に示し
た。 以下余白。
【0016】
【表1】
【0017】表1から明らかな通り、リニアリティー
は、実施例1及び実施例2の方が、従来例に比較して、
初期値で3/8に、10万回後で1/2に低下してい
る。
【0018】
【発明の効果】以下の通り、本発明によれば、エッチン
グ処理することなく電極を形成し、電極の一部に絶縁層
を積層し、絶縁層の表面に、集電体に接続した引き出し
電極を積層しているために、電極の損傷を防止でき、抵
抗値が均一で低く、耐久性に優れ、製造が容易で短時間
にできるタッチパネル用基板が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の平面図を示す。
【図2】セパレータの平面図を示す。
【図3】本発明の他の実施例の平面図を示す。
【図4】ガラス材を用いたタッチパネル用基板の平面図
を示す。
【図5】従来例の平面図を示す。
【図6】リニアリティーの測定回路を示す。
【符号の説明】
1,12,27…絶縁基板、 4,15,30…電極、
5,16,31…絶縁層、8,9,19,20,37,
38,39,40…集電体、10,11,21,22,
41,42,43,44…引き出し電極、23,24,
26…タッチパネル用基板。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 タッチパネル用基板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板の表面に導電膜からなる電極を
    設け、この電極に集電体を接続したタッチパネル用基板
    において、電極の一部に積層した絶縁層と、この絶縁層
    の表面に積層し集電体に接続した引き出し電極とを有す
    ることを特徴とするタッチパネル用基板。
JP26922192A 1992-09-11 1992-09-11 タッチパネル用基板 Pending JPH06175769A (ja)

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JP26922192A JPH06175769A (ja) 1992-09-11 1992-09-11 タッチパネル用基板

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JP26922192A JPH06175769A (ja) 1992-09-11 1992-09-11 タッチパネル用基板

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JPH06175769A true JPH06175769A (ja) 1994-06-24

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JP26922192A Pending JPH06175769A (ja) 1992-09-11 1992-09-11 タッチパネル用基板

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6791535B2 (en) 1999-12-22 2004-09-14 Nec Corporation Resistance film type touch panel with short circuit preventing structure
JP2010218137A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Tdk Corp タッチパネル及びその製造方法
WO2012096189A1 (ja) 2011-01-14 2012-07-19 昭和電工株式会社 集電体

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