JPH06175522A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06175522A
JPH06175522A JP4350358A JP35035892A JPH06175522A JP H06175522 A JPH06175522 A JP H06175522A JP 4350358 A JP4350358 A JP 4350358A JP 35035892 A JP35035892 A JP 35035892A JP H06175522 A JPH06175522 A JP H06175522A
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JP
Japan
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fixing
temperature
image forming
heating body
forming apparatus
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JP4350358A
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English (en)
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Satoru Sugano
覚 菅野
Mitsuru Amimoto
満 網本
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像加熱定着手段としてフィルム式定着装置
を使用した画像形成装置について、定着フィルムの加熱
体面との摺動摩擦の低減などのために塗布されている潤
滑剤としてのグリースの低温時の高粘性による定着装置
起動時の瞬間的な大きなトルク発生を他に問題なく合理
的になくすること。 【構成】 定着装置の加熱体21の温度を検出する手段
24を有し、画像形成装置本体の電源投入時に該温度検
出手段24によって検出される温度が所定の値よりも低
いときは前記加熱体21への通電を開始する制御手段2
01・204を有すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転写方式或いは直接方
式の電子写真プロセス・静電記録プロセス・磁気記録プ
ロセス等の適宜の作像原理方式の作像プロセス部で記録
材(転写材・エレクトロファックスシート・静電記録紙
・印刷紙等)に加熱定着性画像(トナー画像等)を形成
させ、該画像を記録材に加熱定着手段により加熱定着さ
せる、複写機・プリンタ・ファクシミリ装置等の画像形
成装置に関する。
【0002】より詳しくは、上記の加熱定着手段が、固
定の低熱容量の加熱体(ヒーター)と、この加熱体と摺
動する薄膜耐熱性の定着フィルムを有し、記録材を該定
着フィルムの加熱体摺動面側とは反対側の面に密着させ
て該定着フィルムと一緒に加熱体位置を搬送移動させる
ことにより定着フィルムを介して加熱体からの熱で画像
を記録材に加熱定着するフィルム式定着装置である画像
形成装置に関する。
【0003】
【従来の技術】上記のようなフィルム式定着装置は特開
昭 63-313182号公報・特開平2-157878号公報・特開平 4
-44075〜44083号公報等に提案されており、ヒートロー
ラタイプ等の他の加熱定着装置との対比において、昇温
の速い低熱容量の加熱体や薄膜の定着フィルムを用いる
ことができるために、ウェイトタイムの短縮化(クイッ
クスタート性)や省電力化が可能となる。その他、従来
の他の加熱定着装置のもつ種々の欠点を解消できる利点
を有し、効果的なものである。
【0004】定着フィルムは、これをエンドレスタイプ
にしてこれを回転駆動させて繰り返して使用する構成、
ロール巻きにした有端の長尺の定着フィルムを繰り出し
走行させて使用する構成の何れにもすることができる。
何れの場合も、固定支持された加熱体の面を摺動させな
がら該定着フィルムを回転もしくは走行駆動させて搬送
移動させるので、加熱体面との摺動摩擦の低減などのた
めに潤滑剤として耐熱性フッ素系等のグリースを塗布し
ている。
【0005】この場合、グリースは特性上、低温時のグ
リース粘度が大きいために、例えば画像形成装置が常温
中に一定以上の時間放置されて定着装置が冷え切った状
態にある場合(例えば朝一)において画像形成を実行さ
せた時には、グリース粘度が大きい状態にあることから
定着装置起動時の瞬間的なトルクが大きくなってしま
う。
【0006】この瞬間的な大きなトルクに対処するため
に、駆動手段の例えばギア等の強度を高めたり、駆動源
であるモーター等の駆動トルクを高める必要があり、こ
の場合は装置の大型化、コストアップという問題が発生
する。
【0007】他の対処手段として、.定着装置の温度
が低いときは定着装置の駆動を低速度で行なわせること
で、グリースが高粘度状態でも、装置起動時の駆動装置
及び駆動伝達手段の負担を軽減させることができ、更に
定着装置の温度立ち上げを早くすることができる(駆動
速度制御式)。.また駆動装置を駆動開始させる前
に、定着装置の加熱体(より正確には、加熱体の通電発
熱抵抗体)に電力供給を開始し、定着装置の温度を上昇
させてから、即ちグリースの粘度を低下させてから駆動
を開始させることにより、駆動装置及び駆動伝達手段の
負担を軽減し、更に定着装置の温度上昇を早くすること
ができる(前通電式)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
の駆動速度制御式においては、駆動源の通常速度での駆
動回路に加えて、低速度での駆動回路も必要になり、従
ってコストアップになるという欠点を有していた。又、
定着装置と他の部分とが同一の駆動源で駆動されている
ような装置においては、定着装置の温度が立ち上がるま
では駆動源の速度が遅いためファーストコピーの時間が
長くなってしまうという問題もあった。
【0009】上記の前通電式においては、定着装置の
温度が定着可能な温度領域を維持するために、加熱体へ
の電力供給量を数段階に制御するように設定しており、
その内の最大電力を駆動開始前に供給していた。
【0010】図16にその状況のタイミングチャートを
示した。定着装置駆動前には駆動装置制御信号がOFF
であり、その間電力制御信号によって制御された供給電
力波形で表されるような、あらかじめ定められた電力供
給量の内の最大電力が加熱体に印加されていた。
【0011】このため、例えば、交流電源の供給可能電
力が700Wであっても、供給される電力は470Wに
制御され、駆動開始前の定着装置の温度上昇速度が実力
以下に制限されていた。そのため、定着装置が定着可能
になるまでに時間がかかることになっていた。
【0012】本発明は上述のような問題点なく定着装置
を駆動制御できるようにしたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする画像形成装置である。 (1)作像プロセス部で記録材に加熱定着性画像を形成
させ、該画像を記録材に加熱定着手段により加熱定着さ
せる画像形成装置において、前記加熱定着手段が、固定
の低熱容量の加熱体と、この加熱体と摺動する薄膜耐熱
性の定着フィルムを有し、記録材を該定着フィルムの加
熱体摺動面側とは反対側の面に密着させて該定着フィル
ムと一緒に加熱体位置を搬送移動させることにより定着
フィルムを介して加熱体からの熱で画像を記録材に加熱
定着するフィルム式定着装置であり、該定着装置の加熱
体の温度を検出する手段を有し、画像形成装置本体の電
源投入時に該温度検出手段によって検出される温度が所
定の値よりも低いときは前記加熱体への通電を開始する
制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。 (2)画像形成装置本体の電源投入時に前記加熱体への
通電が開始されたとき、加熱体が所定の温度に昇温した
ことが前記温度検出手段によって検出されたら加熱体へ
の通電を停止させるようにしたことを特徴とする(1) の
画像形成装置。 (3)画像形成装置本体の電源投入時に前記加熱体への
通電が開始されたとき、その通電開始から所定時間が経
過したら加熱体への通電を停止させるようにしたことを
特徴とする(1) に記載の画像形成装置。 (4)画像形成装置本体の電源投入時の加熱体の温度に
よって加熱体への通電時間を変えるようにしたことを特
徴とする(3) に記載の画像形成装置。 (5)作像プロセス部で記録材に加熱定着性画像を形成
させ、該画像を記録材に加熱定着手段により加熱定着さ
せる画像形成装置において、前記加熱定着手段が、固定
の低熱容量の加熱体と、この加熱体と摺動する薄膜耐熱
性の定着フィルムを有し、記録材を該定着フィルムの加
熱体摺動面側とは反対側の面に密着させて該定着フィル
ムと一緒に加熱体位置を搬送移動させることにより定着
フィルムを介して加熱体からの熱で画像を記録材に加熱
定着するフィルム式定着装置であり、該定着装置の定着
フィルムを駆動する駆動手段と、前記加熱体への電力を
供給制御する電力供給制御手段と、制御電力設定手段を
有し、前記電力供給制御手段が、供給可能な最大電力と
制御可能な最大電力の2つの最大電力をもち、画像形成
装置の作像動作開始時に、前記駆動手段が定着フィルム
を駆動開始するまでの間は前記電力供給手段が供給可能
な最大の電力を供給し、駆動開始した後は前記制御電力
設定手段により設定される制御可能な最大の電力供給に
移行することを特徴とする画像形成装置。 (6)前記駆動手段は、前記電力供給手段による前記加
熱体に対する供給可能な最大電力印加後、あらかじめ定
められた所定時間ののち前記定着フィルムを駆動するこ
とを特徴とする(5) に記載の画像形成装置。
【0014】
【作用】
(a)上記(1)乃至(4)の構成の画像形成装置(特
許請求の範囲の請求項1乃至同4に記載の画像形成装置
に対応)は、要するに、画像形成装置の本体の電源が投
入されたときに、所定の温度になるまで、または所定の
時間、定着装置の加熱体への通電を行う手段を設けたも
のであり、画像形成装置の電源キーをONした後に定着
装置の加熱体の通電を開始し、定着フィルムに塗布され
ているグリースの粘性が十分小さくなったころに通電を
停止するようにしており、定着装置の駆動装置のモータ
ーを停止しておいても定着フィルムを損傷することがな
いためモーターの低速度駆動用の制御回路は必要ないの
でコストが安くすむ。
【0015】また、電源投入時に加熱体の通電を開始し
てしまうため、画像形成(コピー)開始時には定着装置
は暖まっており、通常の速度で画像形成の実行ができる
状態にあるので、モーターの低速度駆動を行う必要がな
く、ファーストコピーの速度が遅くなることもない。
【0016】フィルム式定着装置は温度の立ち上りが非
常に早いため、電源キーをONしてからコピーキーをO
Nするまでの間に定着装置の温度はほとんど立ち上がっ
ているので、操作者は待ち時間を感じることなく操作を
することができる。
【0017】(b)また、上記(5)・(6)の構成の
画像形成装置(特許請求の範囲の請求項1・同2に記載
の画像形成装置に対応)は、定着装置の駆動開始前の加
熱体への電力供給を、供給可能な最大電力とすること
で、前記従来の前通電式で問題の温度上昇速度の制限を
取り除くことを可能としたものであり、画像形成装置の
コピーキーをONした後に(画像形成装置の作像動作開
始後に)、定着装置の加熱体に電力を供給して温度を上
昇させ、定着フィルムに塗布されているグリースの粘性
が十分小さくなったころに定着フィルムを駆動開始する
までの期間に、供給可能な最大電力を加熱体に供給する
ことによって、温度上昇を早くし、定着フィルムを駆動
開始するまでの時間を短く設定できる。
【0018】
【実施例】
A.以下の第1乃至第3の実施例は、前記特許請求の範
囲の請求項1乃至同4に記載の画像形成装置の実施例で
ある。
【0019】〈第1の実施例〉(図1〜図6) (1)画像形成装置例(図1) 図1は画像定着手段としてフィルム式定着装置を用いた
画像形成装置の一例の概略構成図である。本例の画像形
成装置は原稿台往復動型・回転ドラム型・転写式の電子
写真複写装置である。
【0020】100は装置機筺、1はその装置機筺の上
面板100a上に配設したガラス板等の透明板部材より
なる往復動型の原稿載置台であり、機筺上面板100a
上を図面上右方a、左方a´に所定の速度で往復移動駆
動される。
【0021】Gは原稿であり、複写(コピー)すべき画
像面側を下向きにして原稿載置台1の上面に所定の載置
基準に従って載置し、その上に原稿圧着板1aをかぶせ
て押え込むことによりセットされる。
【0022】100bは機筺上面板100a面に原稿載
置台1の往復移動方向とは直角の方向(紙面に垂直の方
向)を長手として開口された原稿照明部としてのスリッ
ト開口部である。
【0023】原稿載置台1上に載置セットした原稿Gの
下向き画像面は原稿載置台1の右方aへの往動移動過程
で右辺側から左辺側にかけて順次にスリット開口部10
0bの位置を通過していき、その通過過程で蛍光灯ラン
プ(露光ランプ)3の光Lをスリット開口部100b、
透明な原稿載置台1を通して受けて照明走査される。そ
の照明走査光の原稿面反射光が短焦点小径結像素子アレ
イ2によって像担持体としての感光ドラム(感光体)4
面に結像露光される。
【0024】感光ドラム4は例えば酸化亜鉛感光層・有
機半導体感光層等の感光層が被覆処理され、中心支軸4
aを中心に所定のプロセススピード(周速度)で矢示b
の時計方向に回転駆動され、その回転過程で電位付与手
段としての帯電器5により正極性又は負極性の一様な帯
電処理を受け、その一様帯電面に前記の原稿画像の結像
露光(スリット露光)を受けることにより感光ドラム4
面には結像露光した原稿画像に対応した静電潜像が順次
に形成されていく。
【0025】この静電潜像は現像器6により加熱で軟化
溶融する樹脂等より成る加熱定着性顕画剤としてのトナ
ーにて順次に顕像化され、該顕像たるトナー像が転写部
としての転写放電器9の配設部位へ移行していく。
【0026】Sは記録材としての転写材シートPを積載
収納したカセットであり、該カセット内のシートが給送
ローラー7の回転により1枚宛繰出し給送され、次いで
レジストローラー8により、ドラム4上のトナー画像形
成部の先端が転写放電器9の部位に到達したとき転写材
シートPの先端も転写放電器9と感光ドラム4との間位
置に丁度到達して両者一致するようにタイミングどりさ
れて同期給送される。そしてその給送シートの面に対し
て転写放電器9により感光ドラム4側のトナー像が順次
に転写されていく。
【0027】転写部でトナー像転写を受けたシートは不
図示の分離手段で感光ドラム4面から順次に分離されて
搬送装置10によって後述するフィルム式定着装置11
に導かれて担持している未定着トナー像の加熱定着処理
を受け、画像形成物としてガイド43・排出ローラ44
を通って機外の排紙トレイ12上に排出される。
【0028】画像転写後の感光ドラム4の面はクリーニ
ング装置13により転写残りトナー等の付着汚染物の除
去を受けて繰り返して画像形成に使用される。
【0029】(2)定着装置11(図2〜図5) 図2は本実施例で使用のフィルム式定着装置11の概略
構成図である。図3は加熱体(以下、ヒーターと記す)
の通電発熱抵抗体形成面側をみた途中部省略・一部切欠
き平面図である。
【0030】25はエンドレスベルト状の耐熱性の定着
フィルムであり、左側の駆動ローラー26と、右側の従
動ローラー27と、この両ローラー26・27間の下方
にヒーターホルダ30に固定支持させて配設した低熱容
量線状加熱体としてのヒーター21と、駆動ローラー2
6の下方に配設したガイドローラー26aとの、互いに
並行な該4部材26・27・21・26a間に懸回張設
してある。
【0031】従動ローラー27はエンドレスベルト状の
定着フィルム25のテンションローラーを兼ねており、
定着フィルム25は駆動ローラー26の時計方向回転駆
動に伴ない時計方向に所定の周速度、即ち画像形成部
(9)側から搬送されてくる未定着トナー画像Taを上
面に担持した記録材としての転写材シートPの搬送速度
と同じ周速度をもってシワや蛇行、速度遅れなく回動駆
動される。
【0032】28は加圧部材としての、シリコンゴム等
の離型性の良いゴム弾性層を有する加圧ローラーであ
り、前記のエンドレスベルト状定着フィルム25の下行
側フィルム部分を挟ませて前記ヒーター21の下面に対
して付勢手段により例えば総圧4〜7kgの当接圧をも
って対向圧接させてあり、転写材シートPの搬送方向に
順方向の反時計方向に回転する。
【0033】回動駆動されるエンドレスベルト状の定着
フィルム25は繰り返してトナー像の加熱定着に供され
るから、耐熱性・離型性・耐久性に優れ、一般的には総
厚100μm以下、好ましくは40μm未満の薄肉の単
層或は複合層フィルムを使用する。
【0034】本実施例では、ポリイミド・ポリエーテル
イミド・PES・PFA(4フッ化エチレン−パーフル
オロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)などで、厚
み20μm程の耐熱樹脂フィルムの画像当接面側にPT
FE(4フッ化エチレン樹脂)・PAF等の離型性コー
ト層を約10μm厚に施こしたものである。
【0035】加熱体としてのヒーター21は、本例のも
のは、転写材シートPの搬送方向に直交する方向を長手
とする絶縁性・高耐熱性・低熱容量のヒーター基板22
と、該基板面に長手に沿って印刷して形成された通電発
熱抵抗体層23と、該基板22の通電発熱抵抗体層形成
面側とは反対側の面に接触させて設けたヒーター検温素
子としてのサーミスタ24を基本構成とする全体に低熱
容量のものであり、該ヒーター21をヒーターホルダー
30に通電発熱抵抗体層形成面側を露呈させて保持させ
てある。
【0036】ヒーターホルダ30はヒーター21を断熱
保持するもので、例えばPPS(ポリフェニレンサルフ
ァイド)、PAI(ポリアミドイミド)、PI(ポリイ
ミド)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、液
晶ポリマ等の高耐熱性樹脂や、これらの樹脂とセラミッ
クス金属・ガラス等との複合材料などである。
【0037】ヒーター基板22は一例として厚み1mm
・巾6mm・長さ240mmのアルミナ基板である。ま
たこれを含む複合材基板等である。
【0038】通電発熱抵抗体層23は図3のようにヒー
ター基板22の下面の略中央部分に長手に沿って例えば
Ag/Pd、RuO2 、Ta2 N等の電気抵抗材料を巾
1mmに塗工(スクリーン印刷等)して具備させたもの
で、その両端部に導通させて設けた給電電極23a・2
3b間に電圧が印加されて通電される。
【0039】通電は後述するように検温素子24により
コントロールされ、所望の温度エネルギー放出量に応じ
た電力が与えられてヒーター21の温度制御がなされ
る。
【0040】ヒーター21の定着フィルム摺接面には潤
滑剤としてのグリースが塗布されている。ヒーター21
の通電発熱抵抗体層23を形成した面はフィルム25の
摺動搬送による摩損を防止するために薄い耐熱ガラス等
の表面保護層22aで被覆してもよい。
【0041】画像形成スタート信号により画像形成プロ
セスが実行されて転写部(9)側から定着装置11へ搬
送された転写材シートPは入口ガイド29に案内され
て、温度制御されたヒーター21と加圧ローラー28と
の圧接部N(定着ニップ部)の定着フィルム25と加圧
ローラー28との間に進入して、未定着トナー像面がシ
ートPの搬送速度と同一速度で同方向に面移動状態のフ
ィルム25の下面に密着して面ズレやしわ寄りを生じる
ことなくフィルム25と一緒の重なり状態でヒーター2
1と加圧ローラー28との定着ニップ部Nを挟圧力を受
けつつ通過していく。
【0042】シートPのトナー画像担持面はフィルム面
に押圧密着状態で定着ニップ部Nを通過していく過程で
ヒーター21の熱をフィルム25を介して受け、トナー
像が高温溶融してシートP面に軟化接着化する。シート
Pはニップ部Nを通過した後定着フィルム25の面から
分離され、フィルム25と分離されたシートPはガイド
43で案内されて排紙ローラー対(44)へ至る間にガ
ラス転移点より高温のトナーTbの温度が自然降温(自
然冷却)してガラス転移点以下の温度になって固化Tc
するに至り、画像定着済みのシートPがトレイ上へ排出
される。
【0043】図4・図5に夫々フィルム式定着装置の他
の構成形態の概略図を示した。
【0044】図4は特開平4−44075〜44083
号等に開示の装置である。70は横断面略半円弧樋形の
フィルム内面ガイド部材である。このガイド部材70の
外側下面の略中央部に部材長手に沿って加熱体嵌め込み
溝を設け、この溝内にヒーター(加熱体)21を嵌め込
んで支持させてある。このヒーター21付のフィルム内
面ガイド部材70に対して内筒型の定着フィルム25を
ルーズに外嵌させてあり、ヒーター21との間にフィル
ム25を挾ませて加圧ローラー28をヒーター21に対
して圧接させてある。
【0045】加圧ローラー28が回転駆動されること
で、円筒型の定着フィルム25がヒーター21の下面に
密着摺動してフィルム内面ガイド部材70の回りを回転
する。このフィルム駆動状態において、フィルム25と
加圧ローラー28との間に記録材Pが導入されて定着ニ
ップ部Nを通過することで、前記図2の装置の場合と同
様に記録材Pが定着ニップ部Nを通過する過程でヒータ
ー21の熱エネルギーがフィルム25を介して記録材P
に与えられてトナー像の加熱定着がなされる。
【0046】前述図2の装置の場合は駆動時にエンドレ
スベルト状定着フィルム25に強いテンションが全周に
作用しているが、この図4の装置の場合は定着ニップ部
Nとこの定着ニップ部Nよりもフィルム回転方向上流側
のフィルム内面ガイド部材70の外面とフィルムとの接
触部領域のフィルム部分のみにテンションが作用し、残
余の大部分のフィルム部分にはテンションが作用しない
(テンションフリータイプ)。
【0047】このようなテンションフリータイプの装置
はフィルム駆動時にフィルム25がヒーター21の長手
方向に移動する力(フィルム寄り力)が前述図2の装置
の場合よりも小さく、フィルムの寄り移動規制手段ない
しはフィルム寄り制御手段を簡単化することができる。
例えばフィルムの寄り移動規制手段としてはフィルム端
部を受け止めるフランジ部材のような簡単なものにする
ことができ、フィルム寄り制御手段は省略して装置のコ
ストダウンや小型化を図ることができる。
【0048】フィルム25はエンドレスベルト状に限ら
ず、図5のように送り出し軸71にロール巻に巻回した
有端の定着フィルム25をヒーター21と加圧ローラー
28との間を経由させて巻取り軸72に係止させて送り
出し軸71側から巻取り軸14側へ記録材Pの搬送速度
と同一速度をもって走行させる構成とすることもでき
る。
【0049】(3)制御(図6・図7) 図6は制御系のブロック図である。
【0050】201は画像形成装置本体のシーケンス制
御を行う制御回路であり、マイクロコンピューターを中
心に構成されている。
【0051】202は操作部であり、電源キー203の
ほか図示しないがコピースタートキー、枚数設定キー、
表示部その他のキーにより構成されている。
【0052】204は定着装置11のヒーター21(よ
り正確にはヒーターの通電発熱抵抗体23)への通電を
行うための電源であり、制御回路201からの信号TC
によりヒーター21への供給電力が決定される。
【0053】24はヒーター21の温度を検出する前記
のサーミスタであり、その検出信号TSが制御回路20
1に読み込まれ、その値を元に次の出力信号TCが決定
される。
【0054】次に、図7のフローチャートを用いて、画
像形成装置の電源投入時の動作について説明する。
【0055】ステップS1で電源キー203がONされ
ると、ステップS2でヒーター21の温度Tが所定の温
度T1よりも高いかどうかを検出する。
【0056】ここで温度T1は、定着フィルム25に塗
布されている潤滑剤としてのグリースの粘性が十分低く
なる温度であり、かつ定着フィルム25にダメージを与
えない温度である。
【0057】ステップS2で温度Tが温度T1よりも高
かったら、ステップS6でスタンバイ状態になる。
【0058】また、ステップS2で温度Tが温度T1よ
りも低い場合はステップS3でヒーター21への通電を
開始し(ヒーターON)、ステップS4でヒーター21
の温度がT2になるまでウェイトする。
【0059】ここで温度T2は温度T1と同じ温度でも
良いし異なる温度にしても良い。
【0060】ステップS4でヒーター21の温度がT1
よりも高くなったらステップS5でヒーター21への通
電を停止し(ヒーターOFF)、ステップS6でスタン
バイ状態になる。
【0061】〈第2の実施例〉(図8) 図8は本実施例における画像形成装置の動作のフローチ
ャートである。制御回路は前述図6と全く同じである。
【0062】ステップS1で電源キー203がONされ
ると、ステップS2でヒーター21の温度が所定の温度
T1よりも高いかどうかを検出する。
【0063】ここで、T1は前述第1の実施例における
温度T1と同じである。
【0064】ステップS2でヒーター21の温度がT1
よりも高ければステップS6でスタンバイ状態になる。
【0065】ステップS2でヒーター21の温度がT1
よりも低く検出された場合はステップS3でヒーター2
1への通電を開始し、ステップS4で通電を開始してか
らの時間がt1経過するのを待ち、経過したらステップ
S5でヒーター21への通電を停止し、ステップS6で
スタンバイ状態にはいる。
【0066】ここでt1は、定着フィルム25に塗布さ
れているグリースの粘性が十分に小さくなり、かつ定着
フィルム25へダメージを与えないだけのヒーター21
への通電時間である。
【0067】〈第3の実施例〉(図9) 図9は本実施例における画像形成装置の動作のフローチ
ャートである。制御回路は前述図6と同じとする。
【0068】また以下の説明において、温度T1は前述
第1の実施例と同様であり、T2、T3との関係は T1>T2>T3 とし、時間tについては t2>t3>t4 であるとする。
【0069】まず、ステップS1で電源キー203がO
Nされると、ステップS2でヒーター21の温度がT1
より高いかどうかを検出し、高かったらステップS12
でスタンバイ状態にはいる。
【0070】ステップS2でヒーター21の温度がT1
よりも低かったらステップS3でT2よりも高いかどう
かを検出し、高かったらステップS5でヒーター21へ
の通電をONする。
【0071】ステップS6で通電開始から時間t2が経
過するのをカウントし、経過したらステップS11でヒ
ーター21への通電を停止し、ステップS12でスタン
バイ状態にはいる。
【0072】またステップS3でヒーター21の温度が
T2よりも低く検出されると、ステップS4で温度T3
よりも高いかどうかを検出し、高かったらステップS7
・ステップS8で時間t3の間ヒーター21への通電を
行う。
【0073】温度T3よりも低かったらステップS9・
ステップS10で時間t4の間ヒーター21への通電を
行う。
【0074】その後、ステップS11でヒーター21へ
の通電を停止し、ステップS12でスタンバイ状態には
いる。
【0075】B.以下の第4及び第5の実施例は、前記
特許請求の範囲の請求項5・同6に記載の構成の画像形
成装置の実施例である。
【0076】〈第4の実施例〉(図10〜図13) 画像形成装置の本体構成、定着装置の構成は、前述第1
の実施例の図1〜図5と同じである。
【0077】図10は本実施例における制御系のブロッ
ク図である。
【0078】401は画像形成装置本体のシーケンス制
御を行う中央制御装置であり、マイクロコンピューター
を中心に構成されている。
【0079】402は操作入力装置であり、コピースタ
ートキー、抵抗値設定キー、その他のキーにより構成さ
れている。
【0080】403は定着装置11への通電を行うため
の商用交流電源であり、中央制御装置401へ制御タイ
ミング信号や電源電圧などの情報を送っている。
【0081】404は電力制御装置であり、トライアッ
クとフォトカップラにより構成され、定着装置11への
電力供給を制御する。
【0082】406は温度検出装置であり、サーミスタ
24により定着装置11の温度を検知し、中央制御装置
401へ情報を送る。
【0083】407は駆動装置であり、定着装置の駆動
ローラー26を駆動する。
【0084】中央制御装置401は、操作入力装置40
2、電源403、温度検出装置406、さらには駆動装
置407への制御信号をもとに供給電力を決定し、電力
制御装置404を制御する。
【0085】本実施例においては、交流波形の通電時の
位相角を制御する位相制御方式によって電力制御を行
う。図11は供給電力パターンを表す。
【0086】電力パターン1は、駆動ローラー26が回
転を開始する前に定着装置をあたためておくために供給
するときの電力で、交流電源の供給可能な電力をすべて
定着装置11(ヒーター21)にあたえるように位相角
を制御する。
【0087】電力パターン2は、駆動ローラー26が回
転を開始した後、定着装置の温度が160°C以下のと
きの電力で、抵抗値設定キー、交流電源電圧の情報をも
とに470Wの電力を定着装置にあたえるように位相角
を制御する。
【0088】電力パターン3は、駆動ローラー26が回
転を開始した後、定着装置の温度が160°Cより高く
163°C以下のときの電力で、抵抗値設定キー、交流
電源電圧の情報をもとに350Wの電力を定着装置にあ
たえるように位相角を制御する。
【0089】電力パターン4は、駆動ローラー26が回
転を開始した後、定着装置の温度が163°Cより高く
167°C以下のときの電力で、抵抗値設定キー、交流
電源電圧の情報をもとに150Wの電力を定着装置にあ
たえるように位相角を制御する。
【0090】電力パターン5は、駆動ローラー26が回
転を開始した後、定着装置の温度が167°Cより高い
ときの電力で、定着装置にあたえる電力が0Wになるよ
うに位相角を制御する。
【0091】図12は、図10の中央制御装置401の
処理する、コピー開始時の電力制御のフローチャートで
ある。
【0092】コピーキーが押されると、コピーシーケン
スが開始し(ステップ501)、供給可能最大電力、す
なわち電力パターン1で電力を供給しはじめる(ステッ
プ502)。
【0093】一定時間後、ここでは0.2秒後に(ステ
ップ503)、駆動ローラー26を回転しはじめ(ステ
ップ504)、制御可能最大電力すなわち電力パターン
2で電力を供給開始する(ステップ505)。
【0094】その後は電力パターン2から5までの電力
を温度に応じて供給し、定着装置の温度を一定範囲内に
保つようにする(ステップ506)。
【0095】図13は、図12のフローチャートをタイ
ミングチャートに表したもので、上述したように駆動装
置すなわち駆動ローラー制御信号がOFFのときは供給
可能最大電力すなわち電力パターン1を供給し、駆動ロ
ーラー制御信号がONになると制御可能な最大電力すな
わち電力パターン2の供給に移す。
【0096】〈第5の実施例〉(図14〜図15) 図14は本実施例における制御系のブロック図である。
画像形成装置の本体構成、定着装置の構成は、前述第1
の実施例の図1〜図5と同じである。
【0097】図14において、901は画像形成装置本
体のシーケンス制御を行う中央制御装置であり、マイク
ロコンピューターを中心に構成されている。
【0098】902は操作入力装置であり、コピースタ
ートキー、抵抗値設定キー、その他のキーにより構成さ
れている。
【0099】903は定着装置11への通電を行うため
の商用交流電源であり、中央制御装置901へ制御タイ
ミング信号や電源電圧などの情報を送っている。
【0100】908は電力制御装置1であり、電源90
3の供給電力をそのまま、904の電力制御装置2か定
着装置11(ヒーター21)のどちらかにおくるように
制御する。
【0101】904の電力制御装置2はトライアックと
フォトカップラにより構成され、定着装置11への電力
供給を制御する。
【0102】906は温度検出装置であり、サーミスタ
24により定着装置11の温度を検知し中央制御装置9
01へ情報を送る。
【0103】907は駆動装置であり、定着装置の駆動
ローラー26を駆動する。
【0104】中央制御装置901は、操作入力装置90
2、電源903、温度検出906、さらには駆動装置9
07への制御信号をもとに供給電力を決定し、908の
電力制御装置1、904の電力制御装置2を制御する。
【0105】本実施例においては、電力制御装置1にお
いては、メカニカルリレーにより交流電流の経路を切り
替える制御を行い、電力制御装置2においては、交流波
形の通電時の位相角を制御する位相制御方式によって電
力制御を行う。
【0106】供給電力パターンは前述第4の実施例の図
11と同一でよい。
【0107】電力パターン1は駆動ローラー26が回転
を開始する前に定着装置をあたためておくために供給す
るときの電力で、交流電源903の供給可能な電力をす
べて定着装置にあたえるように電力制御装置1から直接
に定着装置11(ヒーター21)に供給する。
【0108】電力パターン2は駆動ローラー26が回転
を開始した後、定着装置の温度が160°C以下のとき
の電力で、抵抗値設定キー、交流電源電圧の情報をもと
に470Wの電力を定着装置にあたえるように電力制御
装置2の位相角を制御する。この時、交流電源903
は、電力制御装置1から直接電力制御装置2に接続さ
れ、電力制御装置2で470Wに制御されたあと定着装
置に供給される。
【0109】電力パターン3は、駆動ローラー26が回
転を開始した後、定着装置の温度が160°Cより高く
163°C以下のときの電力で、抵抗値設定キー、交流
電源電圧の情報をもとに350Wの電力を定着装置にあ
たえるように電力制御装置2の位相角を制御する。この
時、交流電源903は、電力制御装置1から直接電力制
御装置2に接続され、電力制御装置2で350Wに制御
されたあと定着装置に供給される。
【0110】電力パターン4は、駆動ローラー26が回
転を開始した後、定着装置の温度が163°Cより高く
167°C以下のときの電力で、抵抗値設定キー、交流
電源電圧の情報をもとに150Wの電力を定着装置にあ
たえるように電力制御装置2の位相角を制御する。この
時、交流電源903は、電力制御装置1から直接電力制
御装置2に接続され、電力制御装置2で150Wに制御
されたあと定着装置に供給される。
【0111】電力パターン5は、駆動ローラー26が回
転を開始した後、定着装置の温度が167°Cより高い
ときの電力で、定着装置にあたえる電力が0Wになるよ
うに電力制御装置2の位相角を制御する。この時、交流
電源903は、電力制御装置1から直接電力制御装置2
に接続され、電力制御装置2で0Wに制御されたあと定
着装置に供給される。
【0112】中央制御装置901の行う処理は前述第4
の実施例の図12のフロートと同じである。
【0113】即ち、コピーキーが押されると、コピーシ
ーケンスが開始し(ステップ501)、供給可能最大電
力、すなわち電力パターン1で電力を供給しはじめる
(ステップ502)。
【0114】一定時間後、ここでは0.2秒後に(ステ
ップ503)、駆動ローラー26を回転しはじめ(ステ
ップ504)、制御可能最大電力すなわち電力パターン
2で電力を供給開始する(ステップ505)。
【0115】その後は電力パターン2から5までの電力
を温度に応じて供給し、定着装置の温度を一定範囲内に
保つようにする(ステップ506)。
【0116】図15は前述した処理をタイミングチャー
トに表したもので、上述したように駆動装置すなわち駆
動ローラー制御信号がOFFのときは供給可能最大電力
すなわち電力パターン1を供給し、駆動ローラー制御信
号がONになると制御可能な最大電力すなわち電力パタ
ーン2の供給に移す。
【0117】
【発明の効果】以上のように本発明に依れば、画像加熱
定着手段としてフィルム式定着装置を使用した画像形成
装置について、定着フィルムの加熱体(ヒーター)面と
の摺動摩擦の低減などのために塗布されている潤滑剤と
してのグリースの低温時の高粘性による定着装置起動時
の瞬間的な大きなトルク発生を他に問題なく合理的にな
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例の画像形成装置の概略構成図
【図2】 定着装置の概略構成図
【図3】 加熱体(ヒーター)の途中部省略、一部切欠
き平面図
【図4】 他の構成の定着装置の概略構成図
【図5】 更に他の構成の定着装置の概略構成図
【図6】 制御系のブロック図
【図7】 動作フローチャート
【図8】 第2の実施例の画像形成装置の動作フローチ
ャート
【図9】 第3の実施例の画像形成装置の動作フローチ
ャート
【図10】 第4の実施例の画像形成装置の制御系のブ
ロック図
【図11】 供給電力パターン図
【図12】 中央制御装置の処理する、コピー開始時の
電力制御のフローチャート
【図13】 タイミングチャート
【図14】 第5の実施例の画像形成装置の制御系のブ
ロック図
【図15】 タイミングチャート
【図16】 従来の前通電式制御のタイミングチャート
【符号の説明】
1 往復動型原稿載置台 4 感光ドラム 5 帯電器 6 現像器 S 給紙カセット P 記録材(転写材シート) 9 転写放電器 10 搬送装置 11 定着装置 12 排紙トレイ 13 クリーニング装置 21 加熱体(ヒーター) 22 ヒーター基板 23 通電発熱抵抗体 24 温度検出手段(サーミスタ) 25 耐熱性の定着フィルム 26 駆動ローラー 27 従動ローラー 28 加圧ローラー N 定着ニップ部 201 制御回路 202 操作部 203 電源キー 204 電源

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作像プロセス部で記録材に加熱定着性画
    像を形成させ、該画像を記録材に加熱定着手段により加
    熱定着させる画像形成装置において、 前記加熱定着手段が、固定の低熱容量の加熱体と、この
    加熱体と摺動する薄膜耐熱性の定着フィルムを有し、記
    録材を該定着フィルムの加熱体摺動面側とは反対側の面
    に密着させて該定着フィルムと一緒に加熱体位置を搬送
    移動させることにより定着フィルムを介して加熱体から
    の熱で画像を記録材に加熱定着するフィルム式定着装置
    であり、 該定着装置の加熱体の温度を検出する手段を有し、画像
    形成装置本体の電源投入時に該温度検出手段によって検
    出される温度が所定の値よりも低いときは前記加熱体へ
    の通電を開始する制御手段を有することを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置本体の電源投入時に前記加
    熱体への通電が開始されたとき、加熱体が所定の温度に
    昇温したことが前記温度検出手段によって検出されたら
    加熱体への通電を停止させるようにしたことを特徴とす
    る請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像形成装置本体の電源投入時に前記加
    熱体への通電が開始されたとき、その通電開始から所定
    時間が経過したら加熱体への通電を停止させるようにし
    たことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像形成装置本体の電源投入時の加熱体
    の温度によって加熱体への通電時間を変えるようにした
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 作像プロセス部で記録材に加熱定着性画
    像を形成させ、該画像を記録材に加熱定着手段により加
    熱定着させる画像形成装置において、 前記加熱定着手段が、固定の低熱容量の加熱体と、この
    加熱体と摺動する薄膜耐熱性の定着フィルムを有し、記
    録材を該定着フィルムの加熱体摺動面側とは反対側の面
    に密着させて該定着フィルムと一緒に加熱体位置を搬送
    移動させることにより定着フィルムを介して加熱体から
    の熱で画像を記録材に加熱定着するフィルム式定着装置
    であり、 該定着装置の定着フィルムを駆動する駆動手段と、前記
    加熱体への電力を供給制御する電力供給制御手段と、制
    御電力設定手段を有し、前記電力供給制御手段が、供給
    可能な最大電力と制御可能な最大電力の2つの最大電力
    をもち、画像形成装置の作像動作開始時に、前記駆動手
    段が定着フィルムを駆動開始するまでの間は前記電力供
    給手段が供給可能な最大の電力を供給し、駆動開始した
    後は前記制御電力設定手段により設定される制御可能な
    最大の電力供給に移行することを特徴とする画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記駆動手段は、前記電力供給手段によ
    る前記加熱体に対する供給可能な最大電力印加後、あら
    かじめ定められた所定時間ののち前記定着フィルムを駆
    動することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装
    置。
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