JPH0617547B2 - 鉄損の少ない一方向性電磁鋼板 - Google Patents

鉄損の少ない一方向性電磁鋼板

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JPH0617547B2
JPH0617547B2 JP62155580A JP15558087A JPH0617547B2 JP H0617547 B2 JPH0617547 B2 JP H0617547B2 JP 62155580 A JP62155580 A JP 62155580A JP 15558087 A JP15558087 A JP 15558087A JP H0617547 B2 JPH0617547 B2 JP H0617547B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、トランス等の鉄芯に用いられる鉄損特性の優
れた薄手の高磁束密度一方向性電磁鋼板に関するもので
ある。
(従来の技術) 一方向性電磁鋼板は、結晶粒の磁化容易軸<001>が
圧延方向に一致し、{110}面が鋼板面に平行である
方位(いわゆるゴス方位)にほとんどそろった結晶粒か
らなる結晶配向性の鋼板をいう。一方向性電磁鋼板には
磁気特性として磁化特性と鉄損特性が良好であることが
求められる。鉄損は良く知られている様に履歴損と渦流
損からなり、履歴損の物理的要因としては鋼板の結晶方
位、純度、内部歪があり、渦流損には鋼板の電気抵抗、
板厚、磁区の大きさ、結晶粒度、鋼板に付与された張力
などがある。
従来から鉄損を改善するために結晶粒の方位を完全なゴ
ス方位に近づけようとする努力がなされてきた。また、
結晶粒度、固有抵抗、表面被膜等が鉄損特性に影響を与
えることに着目し、その方面から鉄損特性を向上させる
試みもなされてきた。しかし現在のところ50Hzで1.
7Tまで磁化させた時の1kg当りの鉄損W17/50 で鉄損
17/50 <1.0W/kgの様に低い鉄損値を得る方法は
少ない。たとえあったとしても、工業化あるいは製品の
使用上に難点がある。たとえば、固有抵抗を増すためSi
を増加する方法があるがSi量の増加と共に、加工性が劣
化するため上限がある。また鋼板に張力を付与して鉄損
特性を向上する方法としてフォルステライト被膜を改善
する方法(特公昭51−12451 号公報)とか上塗コーティ
ングによる方法(特公昭53−28375 号公報)があるが、
かかる被膜の厚みを増し張力効果を増加させようとする
と、変圧器鉄芯の占積率を低下させるなどのデメリット
が生じるため、被膜による張力効果にも上限がある。ま
た最近磁区を細分化して鉄損特性を改善する方法として
ケガキ(特公昭58−5968号公報)、ルーザー照射(特公
昭58−26405 号公報)などがあるが、歪取焼鈍工程を経
る場合には効果がなくなるため、歪取焼鈍を前提としな
い用途に限定されなければならない。また良く知られて
いるように結晶粒を微細化させて鉄損を下げる方法があ
り、特に薄手材(特開昭57−41326 号公報)などについ
ても報告されているが、一般に結晶粒を小さくする手段
をとると、高い磁束密度が確保され難くなるという現象
があるため到達鉄損値には限界がある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、鉄損に関する新しい影響因子を見出し活用し
たもので、実用性の高い低鉄損製品を提供するものであ
る。即ち本発明者らは不純物元素を所定量以下に規制
し、所定量の張力が存在する0.15〜0.23mmの板
厚をもったB10≧1.90Tの高磁束密度鋼板であって
結晶粒界の凹凸度合いを規制することにより、従来レベ
ルW17/50 ≧1.00W/kgよりも1割以上も改善され
た極低鉄損値を有する一方向性電磁鋼板製品を提供する
ものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は鋼中にSi:2.3〜4.3%、Sn:0.04〜
0.4%を含有し、不純物としてCが0.0015%以下、
N,Sが各々0.0010%以下に制御され、残余が実質的に
Feから成る多結晶鋼板であって、鋼板板厚が 0.15
〜0.23mmであること、B10≧1.90Tであるこ
と、該鋼板に0.2〜1.0kg/mm2の張力が存在する
こと並びに該鋼板の各結晶粒に関する粒界形状の特徴を
表わす指標として式 を定義する時、各SF値の鋼板としての平均値▲▼
<0.60であることを特徴とするW17/50 ≦0.90W/
kgの鉄損の少ない一方向性電磁鋼板を要旨とするもので
ある。
以下本発明を詳細に説明する。
まず、W17/50 ≦0.90W/kgなる製品に備えている
べき条件について述べる。
第1の条件は成分に関してである。つまり、鋼中にはS
i:2.3〜4.3%、Sn:0.04〜0.4%を含有
し、不純物としてCが0.0015%以下、N,Sが各々0.00
10%以下に制御され、残余が実質的にFeからなることで
ある。
第2の条件は鋼板板厚が0.15〜0.23mmであると
いうことである。
第3の条件はB10(1000A/mの磁場をかけた時の磁束
密度)が1.90T以上であるということである。
第4の条件は鋼板に0.2〜1.0kg/mm2の張力が存
在することである。
第5の条件は本発明の中核とも言える条件である。それ
は該鋼板各結晶に関する粒界形状の特徴を表わす指標と
して式 を定義する時、各FS値の鋼板としての平均値▲▼
が▲▼<0.60であることである。
以下これらの5つの条件の限定理由について説明する。
先ず、本発明者らは、成分元素と各種工程条件について
公知法のみならず巾広い条件で実験を行ない0.10〜
0.35mmの板厚からなる多数の一方向性電磁鋼板製品
を得た。かかる鋼板の鉄損、磁束密度を測り、また表面
被膜に由来する鋼板張力を測った後、フッ酸、硝酸等を
用いてフォルステライト被膜など表面被膜を除去し、鋼
板の2次再結晶組織(以下マクロ組織と称す。)を露呈
させた。そして製品鋼中成分の分析を行うと共に市販の
画像解析機を用いマクロ組織の形態を系統的に調べ、上
記の5つの条件が製品鋼板に具備されることが、W
17/50 が0.90W/kg以下という低鉄損の一方向性電
磁鋼板を得るために必要であることを見い出した。
第1の条件の限定理由を説明する。
Siは固有抵抗を増し、その結果渦流損を低下させる。
2.3%未満では本発明の目的である良好な鉄損特性が
得られず、4.3%を超すと製造段階並びに使用段階で
の加工性に問題を生じるので好ましくないので製品鋼中
のSi量を2.3〜4.3%に限定した。
Snは製造工程途上溶鋼中に入れられたもので、製品には
純化されずに残留したものである。Snが仕上焼純での2
次再結晶段階において、粒界を複雑に入りくませる働き
があり、後に説明する結晶粒界形状指標SFを下げるの
に有効である。これはSnが粒界偏析することと関係して
いると推定される。0.04%未満ではかかる効果が少
なく、0.4%以上ではフォルステライト被膜が劣化す
るので、0.04〜0.4%に限定した。
Cは磁気時効をひきおこすのみならず固溶していても格
子をひずませ、磁気的性質を劣化させるので0.0015%以
下に制御する必要がある。
N,Sは履歴損を増加させるので、0.0010%以下である
ことが、本発明の目的であるW17/50 が0.90W/kg
なる低鉄損を得るために必要である。
第2,第3の条件の限定理由について説明する。第1図
は、第1の条件が満されている試料について製品板厚と
17/50 との関係を示したものである。この図よりW
17/50 ≦0.90W/kgを得るにはSi,Sn,C,N,S
の条件の他に、第2の条件:鋼板板厚が0.15〜0.
23mmであること、第3の条件:B10≧1.90(T) で
あること、が必要なことがわかる。しかしながら、第1
図は第1〜第3の条件を満すだけではW17/50≦0.9
0W/kgとならないこともあることを示している。
次に第4,第5の条件の限定理由を説明する。まずSF
値について説明する。SF値は結晶粒形が鋼板面で円形
の時にSF=1に規格化されたパラメーターで粒界形状
が複雑に入り組むほどその値は小さくなる。例えば結晶
粒形が正6角形の時SFの値は0.91となる。本発明
者らは第1図から第1〜第3の条件の他に鉄損に影響を
与える要因があることがわかったので、追加実験を行い
試料を増した。そして第1,第3の条件を満し、製品板
厚が0.20mmなる試料のW17/50と鋼板の圧延方向張
力との関係を調べ、画像解析機で求めた前述の結晶粒の
SF値の鋼板としての平均▲▼の値を加味すること
によって第2図を得た。▲▼が0.60より大きい
場合にはW17/50 ≦0.90W/kgを確保するのが困難
でありしかも圧延方向張力との相関関係があまり明確で
ないのに対し、▲▼が0.60より小さい場合には
圧延方向張力0.2〜1.0kg/mm2の範囲で、W17/50
≦0.90W/kgが得易く、かつ張力が大きいほど鉄
損がよい傾向を示していることが判る。この図より本発
明者らは、第4の条件として鋼板に0.2〜1.0kg/
mm2の張力が存在すること、並びに第5の条件として▲
▼<0.60という2つの条件を良好な鉄損を得る
ために加える必要があることを知った。この第4条件と
第5条件の相乗効果は鉄損に影響を与えるまったく新し
い物理的要因である。この相乗作用がいかにして鉄損に
影響を与えるかについて必ずしも明らかではないが以下
の如くに考えられる。
高磁束密度一方向性電磁鋼板の各結晶粒は粒界で最高で
も4〜5゜程度の方位差を持っている。かかる粒界に圧
延方向への張力が作用した場合、粒界並びにその近傍に
ひずみ場が発生すると推定される。このひずみ場に入り
くんだ粒界形状つまりSF値が小さい場合にはより大き
くなり、磁区幅を狭くする作用をすると推定される。そ
してその結果渦流損の改善にひいては全鉄損の改善に寄
与するものと考えられる。
次に本発明の鉄損の低い一方向性電磁鋼板の製造方法に
ついて述べる。
まず第1の条件は素材熱延材の成分についてである。S
i:2.5〜4.5%、Sn:0.04〜0.4%、C:
0.02〜0.10%、酸可溶性Al:0.015〜0.040
%、N:0.0040〜0.0100%、Mn:0.030〜0.150%、S:
0.015 〜0.040 %が必須条件であり、0.04%以下の
Se、0.4%以下のSb,Cu,As,Biが1種または2種以
上含まれなければならない。続いてこれら成分の限定理
由を述べる。
Siに関しては仕上焼鈍時に表面被膜に濃縮されるので、
製品鋼中では、熱延板中よりも0.15〜0.25%程
減少している。先きに製品鋼中のSi量の限定理由につい
て説明したが、その範囲に応じて熱延板中ではSi:2.
5〜4.5%の制限範囲が必要となる。Cについては、
Siに応じてγ変態を生ぜしめるのに十分な量が必要であ
り、また最終製品鋼中で0.0015%以下に脱炭できるため
には、熱延板中では0.10%以下であることが必要で
あり結局0.02〜0.10%に限定した。
Snに関しては、製品の必要条件で述べた如く、0.04
%より少ない場合にはSF値が大きくなり0.4%以上
ではフォルステライト被膜が劣化し、被膜張力を確保す
るのが困難となるので、0.04〜0.4%に限定し
た。
酸可溶性AlとNに関しては酸可溶性Alが0.015 %より少
なく、またNが0.0040%より少ないと所定量の有効な A
lN インヒビターが確保できず、逆に酸可溶性Alが0.040
%より多く、またNが0.0100%より多いと溶体化が不
十分となるために好ましくないので、酸可溶性Alを0.01
5 〜0.040 %に、Nを0.0040〜0.0100%に限定した。
同様にMnとSに関しては、Mnが0.030 %より少なくまた
Sが0.015 %より少ないと所定量の有効なMnSインヒビ
ターが確保出来ず、逆にMnが0.150%より多く、またS
が0.040 %より多いと溶体化が不十分となるため好まし
くないので、Mnを0.030〜0.150 %、Sを0.015 〜0.040
%に限定した。
成分についてはこの他のインヒビター構成元素として従
来公知の0.04%以下のSe、0.4%以下のSb,Cu,
As,Biが1種又は2種以上含有されている。これらの上
限値はこれ以上含むと2次再結晶を阻害してしまうから
である。
以上の成分を有する熱延板に必要に応じて焼鈍冷延を行
う。つまり製品板厚が0.20mm以下の如く非常に薄い
場合には、最終冷延前の熱処理工程前に必要に応じて熱
延板焼鈍並びに中間焼鈍をはさむ1回以上の冷延を行っ
てもよい。
第2の条件は最終冷延前の熱処理条件に関してである。
つまり最終冷延前の熱処理として、900 〜1200℃に10
〜600秒保持あるいは1050〜1200℃に100秒以下保
持した後800〜1000℃に30〜500秒保持し、次い
で、100℃まで5〜50秒で冷却する必要がある。こ
の工程はAlN, MnSなどのインヒビターの析出分散制御
を行うところであり、仕上焼鈍中の2次再結晶の様相に
大きな影響を与える。従って製品鋼板の2次再結晶粒の
粒界の形状を▲▼<0.60とするためにも極めて
重要である。900〜1200℃に10〜600秒加熱の場
合、900℃より低温又は10秒より短かいと AlN, M
nS等のインヒビターの初期析出が不十分であり、1200℃
より高温又は600秒以上になるとインヒビターの析出が
過度並びに不均一となって好ましくない。一般にSiが
3.2%より多い場合には、1050〜1200℃に100秒以
下保持した後800〜1000℃に30〜500秒保持の熱
処理を行う。複合のインヒビターを高Si鋼中で過度に析
出分散させるためにこれらの温度と時間が必要なのであ
る。かかる焼鈍後冷却速度も2次再結晶を安定化させ、
良好な鉄損を得るのに重要である。100℃まで50秒
以上かけて冷却するとインヒビターがその間に過剰析出
し、結果として製品鋼板において結晶粒界がなめらかに
なり、▲▼が0.60未満のものは得がたく前記の
如く良好な鉄損の製品とならない。100℃まで5秒未
満で冷却することは2次再結晶粒の成長にとって好まし
くない。
第3の条件は最終冷延とそのパス間の熱処理に関するも
のである。つまり最終冷延工程では81〜93%の圧下
率で0.15〜0.23mmの板厚にし、その冷延途上の
パス間で鋼板を少なくとも2回以上150〜300℃の
温度範囲で30秒以上加熱しなければならない。このパ
ス間熱処理の条件がととのわなければ製品鋼板の▲
▼を0.60未満にすることは困難である。また圧下率
が81%未満ではB10≧1.90Tは得難く、93%を
超えると2次再結晶が不安定となる。
かくして得られた冷延鋼板を公知の方法で脱炭焼鈍を行
ない、表面にMgO を主成分とする焼鈍分離剤を塗布す
る。そしてN2とH2との混合ガス中で仕上げ焼鈍を行う。
その際鋼板の板厚が0.15〜0.23mmと薄くなる
と、仕上げ焼鈍中の雰囲気ガスが製品の磁気特性にさら
に大きな影響を与える。N2が50%以上であるとインヒ
ビターAlNが 一次再結晶を抑制し過ぎ、かつ▲▼
が0.60より小さい製品を得ることは困難である。そ
れ故50%以上のH2と残りH2の雰囲気にしなければなら
ない。かくした得られらフォルステライト被膜付製品に
必要に応じて公知の方法による張力コーティングを行
う。
なお熱延板は公知の技術である製鋼法、連続鋳造法また
はインゴット分塊法で得られた鋼板を熱間圧延すること
によって得られる。
(実施例) 以下本発明の実施例について説明する。
Si:2.5〜4.3%、C:0.04〜0.09%、酸
可溶性Al:0.020〜0.032 %、N:0.0050〜0.0100
%、Mn:0.050 〜0.150 %、S:0.014 〜0.035 %、C
u:0.08〜0.15%、Sn:0.05〜0.20%
を含む2.3mmの熱延板を得た。そして熱延板焼鈍とし
て1150℃に30秒保持し、その後900℃で1分保持
し、100℃まで20〜30秒で水冷、60〜70秒で
空冷の2水準をとり、その後0.21mm、0.18mmの
2水準に冷延した。冷延は5パスで行ない、そのパス間
で3回鋼板を250℃の恒温槽に20分間入れて加熱し
たものと、パス間熱処理をしないものの2水準を設け
た。その後公知の方法で脱炭焼鈍、焼付分離剤塗布を行
ったあと、N210%H290%とN280%H220%の2つの
場合の2次再結晶前の雰囲気にした仕上焼鈍を行いさら
に特公昭53−28375 号公報で提案された方法による張力
コーティングを施して一方向性電磁鋼板を得た。そして
得られた鋼板の磁性を測定し、表面被膜に由来する鋼板
張力を測定した。かかる後、フッ酸と硝酸を使って鋼板
被膜を除き、画像解析機を用いて鋼板の結晶粒の▲
▼を求め、さらに鋼中の、Si,Sn,C,N,S量を分析
した。それらの結果の代表例を第1表に示す。この表を
見ると冷却水準が本発明に入らない試料番号10,1
1,12はいずれも▲▼が0.60以上であり、低
鉄損が得られていない。またパス間熱処理条件が本発明
外である試料番号2,6についても▲▼が大きくW
17/50 で0.90W/kg以下には至っていない。
仕上焼鈍時の雰囲気の点で本発明外である試料番号4に
ついては▲▼が確保されていない。また残留C,
N,Sなどが本発明外である試料番号7,9については
▲▼などは確保されているが、鉄損が悪い。これら
に対して本発明による試料番号1,3,5,8はいずれ
もW17/50 ≦0.90W/kgを達成している。
(発明の効果) 以上の如く、本発明の一方向性電磁鋼板は従来の到達鉄
損値レベルW17/50 ≧1.0W/kgに比べ、1割以上鉄
損値が低いので、変圧器の組込まれた場合、常時数パー
セント以上の電力の節約となるので、産業上裨益すると
ころが極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図はB10をパラメーターとした板厚と W17/50 の関係図、第2図は▲▼をパラメーターと
した圧延方向張力とW17/50 の関係図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼中にSi:2.3〜4.3%、Sn:0.0
    4〜0.4%を含有し、不純物としてCが0.0015%以
    下、N,Sが各々0.0010%以下に制御され、残余が実質
    的にFeから成る多結晶鋼板であって、鋼板板厚が0.1
    5〜0.23mmであること、B10≧1.90Tであるこ
    と、該鋼板に0.2〜1.0kg/mm2の張力が存在する
    こと並びに該鋼板の各結晶粒に関する粒界形状の特徴を
    表わす指標として式 を定義する時、各SF値の鋼板としての平均値▲▼
    が▲▼<0.60であることを特徴とするW17/50
    ≦0.90W/kgの鉄損の少ない一方向性電磁鋼板。
JP62155580A 1987-06-24 1987-06-24 鉄損の少ない一方向性電磁鋼板 Expired - Lifetime JPH0617547B2 (ja)

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