JPH0617503Y2 - 走行玩具に於けるリアサスペンション装置 - Google Patents

走行玩具に於けるリアサスペンション装置

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JPH0617503Y2
JPH0617503Y2 JP2846588U JP2846588U JPH0617503Y2 JP H0617503 Y2 JPH0617503 Y2 JP H0617503Y2 JP 2846588 U JP2846588 U JP 2846588U JP 2846588 U JP2846588 U JP 2846588U JP H0617503 Y2 JPH0617503 Y2 JP H0617503Y2
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JP
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spherical
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damper
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JP2846588U
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JPH01130797U (ja
Inventor
滋 米澤
Original Assignee
株式会社ヨネザワ
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば、オフロードタイプの無線操縦走行玩
具に使用されるもので、走行玩具の走行時に走行路面に
対して優れたサスペンション効果が発揮されるようにし
た走行玩具に於けるリアサスペンション装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種のリアサスペンション装置は種々のものが
提供されている。例えば、実開昭61−121895号
公報に記載されている玩具用リアサスペンション等があ
る。これは、車体側の両側に枢支された対のベルクラン
ク一端側に後輪を夫々連結し且つ他端にアームを枢支さ
せ、両アームの自由端を共に枢支させ、該自由端の枢支
点をその一端が前記車体側に支持されたダンパーの加重
点としたものである。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、従来のリアサスペンション装置は、より優れ
たサスペンション効果が発揮されるように、その構成が
一段と複雑化する傾向にある。そのため、その製造、組
立て作業が面倒となると共に、製品コストが高くなる難
点等があった。
(問題点を解決するための手段) そこで、本考案は、前述の如き難点等を解消すると共
に、簡素な構成で、優れたサスペンション効果が発揮さ
れるリアサスペンション装置の提供を目的として案出さ
れたもので、具体的には、モーター5の回転力を適宜減
速して駆動車軸6に伝達し、後輪7を駆動回転可能な駆
動ユニットKを形成する。そして、この駆動ユニットK
のユニットケースK1に、その外周面が球面を呈する球
形頭部1を備えた枢着凸部Aを突設する。更に、この枢
着凸部Aを枢着可能な枢着凹部Bを本体シャーシSに形
成する。また、この本体シャーシSの枢着凹部B両脇上
方に、一対のダンパー取付腕20を突設し、このダンパ
ー取付腕20先端の取付部21と、ユニットケースK1
に設けたダンパー取付部3とを、一対のダンパー25を
介して連繋する。しかも、前記枢着凹部Bを、本体シャ
ーシSに固着される固定抱持体10の球面窪部11と、
固定抱持体10に着脱自在な分離抱持体15の球面窪部
16とで構成する手段を採用した。
(作用) しかして、駆動ユニットKは、枢着凸部Aを介して本体
シャーシSの枢着凹部Bに取付けられ、上下方向への揺
動動作や左右方向へのローリング動作が自在となる。し
かも、一対のダンパー25は、枢着凸部Aによる駆動ユ
ニットKの上下揺動動作や左右ローリング動作を規制す
るようにその弾発力が発揮されると共に、駆動ユニット
Kを本体シャーシSに連繋する。また、固定抱持体10
は本体シャーシSに固着され、分離抱持体15は固定抱
持体10に着脱自在に取付けられる。しかも、枢着凸部
Aは、固定抱持体10の球面窪部11と、分離抱持体1
5の球面窪部16とで抜脱不能に抱持される。
(実施例) 以下、本考案を図示例について説明すると、以下の通り
である。
図に於いてKは、モーター5、減速歯車列、差動機構、
駆動車軸6がユニットケースK1に内蔵され、モーター
5の回転力を減速歯車列及び差動機構を介して駆動車軸
6に伝達し、駆動車軸6に固定される後輪7を駆動回転
できるように構成されている走行玩具の駆動ユニットを
示し、この駆動ユニットKは、ユニットケースK1前部
中央に前方に向って突設した枢着凸部Aを介して、本体
シャーシS後部中央に設けた枢着凹部Bに枢着されてい
る。
そして、枢着凸部Aは、その外周面が球面を呈する枢球
形頭部1と、この球形頭部1の外径よりも小径となる略
円柱状の茎部2とからなる。
また、ユニットケースK1には、一対のダンパー取付部
3が形成されていおり、このダンパー取付部3は、例え
ば、玩具の中心線を境として左右に等距離となるように
配置されている。
尚、図中8は後輪7を駆動車軸6に固定するためのナッ
トで、9は後輪7に装着されるホィールキャップであ
る。
本体シャーシSの枢着凹部Bは、球形頭部1の略半分を
抱持する下方が開放されている球面窪部11を備え、且
つ本体シャーシS後部中央に固着される固定抱持体10
と、球形頭部1の略半分を抱持する上方が開放されてい
る球面窪部16を備え、且つ固定抱持体10着脱自在に
取付けられる分離抱持体15とで構成されている。そし
て、分離抱持体15は、取付孔18に挿通される固定ビ
ス19を介して固定抱持体10の下面に取付けられる。
ところで、摺動体10及び分離抱持体15には、枢着凸
部Aの茎部2が移動自在で且つ球形頭部1が挿通不能と
なるような縦長切欠溝が切設されており、しかも、この
縦長切欠溝の両脇には、旋回規制片12,17が突設さ
れており、この旋回規制片12,17は、枢着凹部Bに
枢着されている枢着凸部Aが、上下方向への揺動動作
(第2図参照)や、左右方向へのローリング動作(第4
図参照)を妨げることなく、左右に揺動しないように形
成されたものである。すなわち、枢着凸部Aが左右に揺
動しようとすると、旋回規制片12,17外周縁に枢着
凸部Aの茎部2が当接するように形成してある。また、
枢着凹部Bの球面窪部11,16表面と枢着凸部Aの球
形頭部1表面との間にはグリス等の潤滑材を充填し、枢
着凹部Bに対する枢着凸部Aの動きが一段と滑らかとな
るようにしても良い。
本体シャーシSは、その枢着凹部B両脇上方に、一対の
ダンパー取付腕20が上方に向って突設されており、こ
のダンパー取付腕20先端の取付部21の取付孔22に
は、ダンパー取付ブッシュ27及び取付ビス28を介し
てダンパー25の上端部分が取付けられている。また、
このダンパー25は、その下端部分が、ダンパー取付ブ
ッシュ27及び取付ビス28を介してユニットケースK
1のダンパー取付部3に取付けられている。ところで、
ダンパー取付ブッシュ27は、取付ビス28が挿通可能
な筒状に形成され、その中央部分が球面状に膨出してお
り、この球面状膨出部分がダンパー25の上下端部分に
設けた略球面状の取付孔26に枢着されている。
尚、枢着凸部Aの具体的構成、球形頭部1及び茎部2の
形状、寸法、枢着凹部Bの具体的構成、固定抱持体10
及び分離抱持体15の形状、寸法、具体的取付け手段、
ダンパー取付腕20の具体的形状、寸法、配設位置、ダ
ンパー25のダンパー取付部3や取付部21への具体的
取付け手段等は図示例のものに限定されることなく適宜
自由に設定できるものである。更に、リアサスペンショ
ン装置が取付けられる走行玩具もオフロードタイプの無
線操縦走行玩具に限定されるものではなく既存のあらゆ
る走行玩具に自由に採用できる。
本考案は、前述の如く構成されており、次にその使用に
ついて説明する。先ず、走行中の玩具の後輪7に外力が
作用すると、駆動ユニットK全体が、枢着凸部Aを支点
とする上下方向への揺動動作、或いは、左右方向へのロ
ーリング動作、或いは、これらを併用した動作を、ダン
パー25の弾発力に抗して行うようになる。そして、玩
具の後輪7への外力は一対のダンパー25によって吸収
され、駆動ユニットKは、一対のダンパー25によって
所定位置に復帰する。
(考案の効果) 従って、本考案は、モーター5の回転力を適宜減速して
駆動車軸6に伝達し、後輪7を駆動回転可能な駆動ユニ
ットKを形成し、この駆動ユニットKのユニットケース
K1に、その外周面が球面を呈する球形頭部1を備えた
枢着凸部Aを突設し、この枢着凸部Aを枢着可能な枢着
凹部Bを本体シャーシSに形成し、この本体シャーシS
の枢着凹部B両脇上方に、一対のダンパー取付腕20を
突設し、このダンパー取付腕20先端の取付部21と、
ユニットケースK1に設けたダンパー取付部3とを、一
対のダンパー25を介して連繋し、前記枢着凹部Bを、
本体シャーシSに固着される固定抱持体10の球面窪部
11と、固定抱持体10に着脱自在な分離抱持体15の
球面窪部16とで構成したので、駆動ユニットKと本体
シャーシSとは、スムーズな枢着状態が得られる枢着凸
部Aと枢着凹部Bによる枢着部分及び一対のダンパー2
5を介して接続され、簡素な構成のリアサスペンション
装置を提供できるようになると共に、走行路面に対して
スムーズに対応する優れたサスペンション効果を発揮で
きるものとなる。しかも、リアサスペンション装置の製
造、組立て作業が非常に容易となると共に、リアサスペ
ンション装置自身の耐久性が良好となり、製品コストの
低減が図れ、安価に提供でき、あらゆる走行玩具に採用
できるものとなる。
特に、枢着凹部Bを、本体シャーシSに固着される固定
抱持体10の球面窪部11と、固定抱持体10に着脱自
在な分離抱持体15の球面窪部16とで構成したので、
枢着凸部Aの枢着凹部Bへの装着及び取外しが容易且つ
確実に行えるようになる。
尚、駆動ユニットKのユニットケースK1の中央前部
に、その外周面が球面を呈する球形頭部1を備えた枢着
凸部Aを突設し、この枢着凸部Aを枢着可能な枢着凹部
Bを本体シャーシSの後部中央に形成し、本体シャーシ
Sの枢着凹部B両脇上方に、一対のダンパー取付腕20
を突設し、このダンパー取付腕20先端の取付部21
と、ユニットケースK1に設けたダンパー取付部3と
を、一対のダンパー25を介して連繋することにより、
本体シャーシSに対する駆動ユニットKの捩じれ方が左
右に於いて対象となり、サスペンションの特性が左右で
均一となり、バランスの良いサスペンション効果が得ら
れるようになる。しかも、大きな揺動幅が得られるもの
となる。
また、固定抱持体10及び分離抱持体15に、旋回規制
片12,17を突設することにより、枢着凸部Aが左右
に揺動しようとすると、旋回規制片12,17外周縁に
枢着凸部Aの茎部2が当接し、その揺動動作を確実に阻
止できるようになる。しかも、枢着凸部Aの上下への揺
動動作や、左右へのローリング動作の妨げとはならな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案を例示するもので、第1図は分解斜視図、
第2図は一部切欠き側面図、第3図は平図、第4図は背
面図である。 K……駆動ユニット、K1……ユニットケース、A……
枢着凸部、1……球形頭部、2……茎部、3……ダンパ
ー取付部、5……モーター、6……駆動車軸、7……後
輪、8……ナット、9……ホィールキャップ、 S……本体シャーシ、 B……枢着凹部、10……固定抱持体、11……球面窪
部、12……旋回規制片、 15……分離抱持体、16……球面窪部、17……旋回
規制片、18……取付孔、19……固定ビス、 20……ダンパー取付腕、21……取付部、22……取
付孔、 25……ダンパー、26……取付孔、27……ダンパー
取付ブッシュ、28……取付ビス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モーターの回転力を適宜減速して駆動車軸
    に伝達し、後輪を駆動回転可能な駆動ユニットを形成
    し、この駆動ユニットのユニットケースに、その外周面
    が球面を呈する球形頭部を備えた枢着凸部を突設し、こ
    の枢着凸部を枢着可能な枢着凹部を本体シャーシに形成
    し、この本体シャーシの枢着凹部両脇上方に、一対のダ
    ンパー取付腕を突設し、このダンパー取付腕先端の取付
    部と、ユニットケースに設けたダンパー取付部とを、一
    対のダンパーを介して連繋し、前記枢着凹部を、本体シ
    ャーシに固着される固定抱持体の球面窪部と、固定抱持
    体に着脱自在な分離抱持体の球面窪部とで構成したこと
    を特徴とする走行玩具に於けるリアサスペンション装
    置。
JP2846588U 1988-03-03 1988-03-03 走行玩具に於けるリアサスペンション装置 Expired - Lifetime JPH0617503Y2 (ja)

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JPH01130797U JPH01130797U (ja) 1989-09-05
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004056437A1 (ja) * 2002-12-19 2004-07-08 Nikko Co., Ltd. 走行玩具並びに走行玩具のサスペンション装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004056437A1 (ja) * 2002-12-19 2004-07-08 Nikko Co., Ltd. 走行玩具並びに走行玩具のサスペンション装置

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JPH01130797U (ja) 1989-09-05

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