JPH06175013A - オートズームカメラ - Google Patents

オートズームカメラ

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JPH06175013A
JPH06175013A JP4349964A JP34996492A JPH06175013A JP H06175013 A JPH06175013 A JP H06175013A JP 4349964 A JP4349964 A JP 4349964A JP 34996492 A JP34996492 A JP 34996492A JP H06175013 A JPH06175013 A JP H06175013A
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    • G02B7/102Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens controlled by a microcomputer
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  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 選択される測距エリアに応じて自動的にオー
トズームを禁止したり、マニュアルズームに切り替えた
りして、撮影者の意志に反したオートズームがなされる
ことを無くす。 【構成】 カメラにより自動的に選択された測距エリア
に基づいて撮影を行う第1の撮影モードと撮影者によっ
て選択された測距エリアに基づいて撮影を行う第2の撮
影モードの切り替えを行うモード切替手段と、選択され
た測距エリアのデフォーカス量にしたがって撮影レンズ
を駆動し、焦点調節を行うフォーカス駆動手段LMTR
と、撮影レンズの最適焦点距離を算出する焦点距離算出
手段PRSと、該焦点距離算出手段により求められた焦
点距離位置に撮影レンズを自動的に駆動するズーム駆動
手段ZMTRと、前記モード切替手段にて第2の撮影モ
ードが設定されている場合には、前記ズーム駆動手段に
よる駆動を禁止するズーム禁止手段PRSとを設けてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画面内の複数領域のデ
フォーカス量を検出して撮影レンズの焦点調節を行い、
ズームを自動的に行う機能を有したオートズームカメラ
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラの自動焦点検出装置として
は、撮影レンズの異なる射出瞳領域(測距エリア)を通
過した被写体からの光束を、一対のラインセンサ上に結
像させ、被写体像を光電変換して得られた一対の像信号
の相対位置変位量を求めることにより、被写体のデフォ
ーカス量を検出する焦点検出系が良く知られている。さ
らに、この焦点検出系を複数配置し、複数の被写体位置
に対して検出したデフォーカス量に基づいて撮影レンズ
の駆動を行う自動焦点調節方法がよく知られている。
【0003】そして、複数ある焦点検出系の中から合焦
させる測距エリアを選択する手段として、カメラが一定
のアルゴリズムに従って自動的に複数の測距エリアの少
なくとも1つを選ぶ場合と、撮影者が予め測距エリアを
指定してから撮影する場合がある。
【0004】これとは別に、撮影レンズをズーム光学系
にし、これに駆動系を設けてカメラ又はレンズのズーム
スイッチを操作することにより、ズームの調整が出来る
レンズが提案されている。この様なズームレンズでは、
撮影者の手動操作以外にもカメラが自動に焦点位置を調
整するいわゆる「オートズーム」が可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この様な構成の自動焦
点カメラにおいて、測距エリア選択及びオートズーム撮
影を行う場合、次のような不具合が生じてしまう。
【0006】すなわち、撮影者が何らかの作画意図を持
って測距エリアを自ら選択し撮影を行う場合、自動的に
ズームを変化させると、測距している被写体が変ってし
まい、思わしくない動作をしてしまう。反面、オートズ
ームの切替スイッチを別に設けると、ズームの自動/手
動モードと測距エリアの自動/手動モードを別々に操作
しなくてはならず、非常に煩わしい。
【0007】また、別の問題点として、例えば測距エリ
ア自動選択で中央以外の測距エリアが選択され、焦点検
出いている場合、ズームを変化させると、測距している
被写体が変わってしまい、思わしくない写真が撮れてし
まったり、最悪の場合、自動測距エリア選択とオートズ
ームが相互的に作用してハンチングを起こしたり、被写
体が測距枠から外れてしまい、測距不能になってしまう
ことがある。
【0008】(発明の目的)本発明の第1の目的は、選
択される測距エリアに応じて自動的にオートズームを禁
止したり、マニュアルズームに切り替えたりして、撮影
者の意志に反したオートズームがなされることを無くす
ことのできるオートズームカメラを提供することであ
る。
【0009】本発明の第2の目的は、中央測距エリア以
外の測距エリアが選択された場合や中央測距エリアが測
距不能な場合において、撮影者の意志に反したオートズ
ームがなされることを無くすことのできるオートズーム
カメラを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の測距エ
リアから少なくとも一つの測距エリアをカメラが自動的
に選択する第1の選択手段と、複数の測距エリアから少
なくとも一つの測距エリアを撮影者に選択させる第2の
選択手段と、前記第1の選択手段により選択された測距
エリアに基づいて撮影を行う第1の撮影モードと前記第
2の選択手段にて選択された測距エリアに基づいて撮影
を行う第2の撮影モードの切り替えを行うモード切替手
段と、選択された測距エリアのデフォーカス量にしたが
って撮影レンズを駆動し、焦点調節を行うフォーカス駆
動手段と、撮影レンズの最適焦点距離を算出する焦点距
離算出手段と、該焦点距離算出手段により求められた焦
点距離位置に撮影レンズを自動的に駆動するズーム駆動
手段と、前記モード切替手段にて第2の撮影モードが設
定されている場合には、前記ズーム駆動手段による駆動
を禁止するズーム禁止手段とを設け、第1の選択手段に
て測距エリアが選択される場合(測距エリア自動選択の
場合)は、焦点距離算出手段により求められた焦点距離
位置にしたがって撮影レンズを自動的にズーミングし、
つまりオートズームを行い、第2の選択手段にて測距エ
リアが選択される場合(測距エリアマニュアル選択の場
合)は、オートズームを禁止するようにしている。
【0011】また、複数の測距エリアから少なくとも一
つの測距エリアをカメラが自動的に選択する第1の選択
手段と、複数の測距エリアから少なくとも一つの測距エ
リアを撮影者に選択させる第2の選択手段と、選択され
た測距エリアのデフォーカス量にしたがって撮影レンズ
を駆動し、焦点調節を行うフォーカス駆動手段と、撮影
レンズの最適焦点距離を算出する焦点距離算出手段と、
該焦点距離算出手段により求められた焦点距離位置に撮
影レンズを自動的に駆動するズーム駆動手段と、前記第
2の選択手段にて中央測距エリア以外の測距エリアが選
択されている場合には、前記ズーム駆動手段による駆動
を禁止するズーム禁止手段とを設け、測距エリア自動選
択の場合と測距エリアマニュアル選択において中央測距
エリアが選択された場合は、オートズームを行い、測距
エリアマニュアル選択において中央測距エリア以外の測
距エリアが選択された場合は、オートズームを禁止する
ようにしている。
【0012】また、複数の測距エリアから少なくとも一
つの測距エリアをカメラが自動的に選択する第1の選択
手段と、複数の測距エリアから少なくとも一つの測距エ
リアを撮影者に選択させる第2の選択手段と、前記第1
の選択手段により選択された測距エリアに基づいて撮影
を行う第1の撮影モードと前記第2の選択手段にて選択
された測距エリアに基づいて撮影を行う第2の撮影モー
ドの切り替えを行うモード切替手段と、選択された測距
エリアのデフォーカス量にしたがって撮影レンズを駆動
し、焦点調節を行うフォーカス駆動手段と、撮影レンズ
の最適焦点距離を算出する焦点距離算出手段と、焦点距
離変更を指示する外部操作手段と、前記焦点距離算出手
段により求められた焦点距離位置、又は、前記外部操作
手段にて指示された焦点距離位置へ撮影レンズを自動的
に駆動するズーム駆動手段と、前記モード切替手段にて
第2の撮影モードが設定されている場合には、前記外部
操作手段による焦点距離変更を許容すると共に、前記焦
点距離算出手段の動作を禁止する制御手段とを設け、測
距エリア自動選択の場合は、オートズームを行い、測距
エリアマニュアル選択の場合は、ズームモードを、外部
操作手段にて指示された焦点距離位置へズーミングを行
う所謂マニュアルモードにするようにしている。
【0013】また、複数の測距エリアから少なくとも一
つの測距エリアをカメラが自動的に選択する第1の選択
手段と、複数の測距エリアから少なくとも一つの測距エ
リアを撮影者に選択させる第2の選択手段と、選択され
た測距エリアのデフォーカス量にしたがって撮影レンズ
を駆動し、焦点調節を行うフォーカス駆動手段と、撮影
レンズの最適焦点距離を算出する焦点距離算出手段と、
焦点距離変更を指示する外部操作手段と、前記焦点距離
算出手段により求められた焦点距離位置、又は、前記外
部操作手段にて指示された焦点距離位置へ撮影レンズを
自動的に駆動するズーム駆動手段と、前記第2の選択手
段にて中央測距エリア以外の測距エリアが選択されてい
る場合には、前記外部操作手段による焦点距離変更を許
容すると共に、前記焦点距離算出手段の動作を禁止する
制御手段とを設け、測距エリア自動選択の場合と測距エ
リアマニュアル選択において中央測距エリアが選択され
た場合は、オートズームを行い、測距エリアマニュアル
選択において中央測距エリア以外の測距エリアが選択さ
れた場合は、ズームモードをマニュアルモードにするよ
うにしている。
【0014】また、本発明は、検出されたデフォーカス
量にしたがって撮影レンズを駆動し、焦点調節を行うフ
ォーカス駆動手段と、被写体までの距離を算出する被写
体距離算出手段と、中央部分のデフォーカス検出を前記
デフォーカス検出手段にて行い、前記被写体距離算出手
段によって中央被写体までの距離を求め、中央部分の被
写体の距離からレンズの最適焦点距離を算出する焦点距
離算出手段と、該焦点距離算出手段により求められた焦
点距離位置に撮影レンズを自動的に駆動するズーム駆動
手段とを設け、オートズーム時には、自動的に中央測距
エリアにより測距を行うようにしている。
【0015】また、複数の測距エリアから少なくとも一
つの測距エリアを選択する選択手段と、該選択手段にて
選択された測距エリアのデフォーカス量にしたがって撮
影レンズを駆動し、焦点調節を行うフォーカス駆動手段
と、被写体までの距離を算出する被写体距離算出手段
と、レンズの最適焦点距離を算出する焦点距離算出手段
と、該焦点距離算出手段により求められた焦点距離位置
に撮影レンズを自動的に駆動するズーム駆動手段と、前
記選択手段にて選択された測距エリアが中央測距エリア
でなかった場合、ズーム駆動を禁止するズーム禁止手段
とを設け、選択手段により中央測距以外の測距エリアが
選択された場合には、オートズームを行わないようにし
ている。
【0016】また、複数の測距エリアから少なくとも一
つの測距エリアを選択する選択手段と、該選択手段にて
選択された測距エリアのデフォーカス量にしたがって撮
影レンズを駆動し、焦点調節を行うフォーカス駆動手段
と、被写体までの距離を算出する被写体距離算出手段
と、レンズの最適焦点距離を算出する焦点距離算出手段
と、該焦点距離算出手段により求められた焦点距離位置
に撮影レンズを自動的に駆動するズーム駆動手段と、前
記選択手段にて選択された測距エリアが中央測距エリア
でなかった場合、中央測距エリアの被写体距離とそれ以
外の測距エリアの被写体距離を比較し、その差が所定値
以上の際には、ズーム駆動を禁止するズーム禁止手段と
を設け、また、複数の測距エリアから少なくとも一つの
測距エリアを選択する選択手段と、該選択手段にて選択
された測距エリアのデフォーカス量にしたがって撮影レ
ンズを駆動し、焦点調節を行うフォーカス駆動手段と、
被写体までの距離を算出する被写体距離算出手段と、レ
ンズの最適焦点距離を算出する焦点距離算出手段と、該
焦点距離算出手段により求められた焦点距離位置に撮影
レンズを自動的に駆動するズーム駆動手段と、前記選択
手段にて選択された測距エリアが中央測距エリアでなか
った場合、中央測距エリアのデフォーカス量とそれ以外
の測距エリアのデフォーカス量を比較し、その差が所定
値以上の際には、ズーム駆動を禁止するズーム禁止手段
とを設け、選択手段により中央測距以外の測距エリアが
選択された場合には、中央測距エリアと周辺の測距エリ
アの被写体距離の差、或は、デフォーカス量の差を比較
し、この差が大きいときはオートズームを行わないよう
にしている。
【0017】また、複数の測距エリアから少なくとも一
つの測距エリアを選択する選択手段と、該選択手段にて
選択された測距エリアのデフォーカス量にしたがって撮
影レンズを駆動し、焦点調節を行うフォーカス駆動手段
と、被写体までの距離を算出する被写体距離算出手段
と、レンズの最適焦点距離を算出する焦点距離算出手段
と、現在のレンズの焦点距離を検出する焦点距離検出手
段と、前記選択手段にて選択された測距エリアが中央測
距エリアでなかった場合、前記焦点距離算出手段で算出
した焦点距離と前記焦点距離検出手段で検出された焦点
距離から新たに焦点距離を算出する焦点距離再算出手段
と、前記選択手段にて選択された測距エリアが中央測距
エリアであった場合は、前記焦点距離算出手段により求
められた焦点距離位置に撮影レンズを駆動し、中央測距
エリア以外の測距エリアであった場合は、前記焦点距離
再算出手段にて求められた焦点距離位置に撮影レンズを
駆動するズーム駆動手段とを設け、選択手段により中央
測距以外の測距エリアが選択された場合には、焦点距離
再算出手段にてズームに制限を加え、オートズームを行
うようにしている。
【0018】また、複数の測距エリアから少なくとも一
つの測距エリアを選択する選択手段と、該選択手段にて
選択された測距エリアのデフォーカス量にしたがって撮
影レンズを駆動し、焦点調節を行うフォーカス駆動手段
と、被写体までの距離を算出する被写体距離算出手段
と、レンズの最適焦点距離を算出する焦点距離算出手段
と、該焦点距離算出手段により求められた焦点距離位置
に撮影レンズを自動的に駆動するズーム駆動手段と、中
央測距エリアが測距不能であった場合、ズーム駆動を禁
止するズーム禁止手段とを設け、中央測距エリアが測距
不能なら、オートズームを行わないようにしている。
【0019】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0020】図1は本発明の第1の実施例におけるオー
トズームカメラの焦点検出光学系の構成を示す斜視図で
ある。
【0021】図中、MSKは視野マスクであり、中央に
十字形の開口部MSK−1、両側の周辺部に縦長の開口
部MSK−2,MSK−3を有している。FLDLはフ
ィールドレンズであり、視野マスクの3つの開口部MS
K−1,MSK−2,MSK−3に対応して、3つの部
分FLDL−1,FLDL−2,FLDL−3から成っ
ている。
【0022】DPは絞りであり、中心部には上下左右に
一対ずつ計4つの開口DP−1a,DP−1b,DP−
4a,DP−4bを、また、左右の周辺部分には一対2
つの開口DP−2a,DP−2b及びDP−3a,DP
−3bがそれぞれ設けられている。前記フィールドレン
ズFLDLの各領域FLDL−1,FLDL−2,FL
DL−3はそれぞれこれらの開口対DP−1,DP−
2,DP−3を不図示の対物レンズの射出瞳付近に結像
する作用を有している。
【0023】AFLは四対計8つのレンズAFL−1
a,AFL−1b、AFL−4a,AFL−4b、AF
L−2a,AFL−2b、AFL−3a,AFL−3b
からなる二次結像レンズであり、絞りDPの各開口に対
応して、 その後方に配置されている。
【0024】SNSは4対計8つのセンサ列SNS−1
a,SNS−1b、SNS−4a,SNS−4b、SN
S−2a,SNS−2b、SNS−3a,SNS−3b
から成る焦点検出用センサ装置であり、各二次結像レン
ズAFLに対応してその像を受光するように配置されて
いる。
【0025】この図1に示す焦点検出光学系では、撮影
レンズの焦点がフィルム面より前方にある場合、各セン
サ列対上に形成される被写体像は互いに近づいた状態に
なり、焦点が後方にある場合には、被写体像は互いに離
れた状態になる。この被写体像の相対位置変位量は撮影
レンズの焦点外れ量と特定の関数関係にあるため、各セ
ンサ列対でそのセンサ出力に対してそれぞれ適当な演算
を施せば、撮影レンズの焦点外れ量、いわゆるデフォ−
カス量を検出することが出来る。
【0026】以上で説明したような構成をとることによ
り、後述する撮影レンズ(対物レンズ)LNSにより撮
影または観察される範囲の中心付近と中心以外の視野マ
スクの周辺の開口部MSK−2,MSK−3に対応する
位置にある物体に対しても焦点検出することができる。
【0027】図2は図1の焦点検出光学系を持つ焦点検
出装置をカメラ内に収納した場合の配置を示したもので
ある。
【0028】図中、LNSは撮影レンズ、QRMはクイ
ックリターンミラー、FSCRNは焦点板、PPはペン
タプリズム、EPLは接眼レンズ、FPLNはフィルム
面、SMはサブミラー、MSKは視野マスク、ICFは
赤外カットフィルタ、FLDLはフィールドレンズ、R
M1,RM2は第1,第2の反射ミラー、SHMSKは
遮光マスク、DPは絞り、AFLは二次結像レンズ、A
FMは反射ミラー、SNSは前出の焦点検出用センサ装
置である。
【0029】図3は図1及び図2の如き焦点検出装置を
備えたカメラの具体的な構成の一例を示す回路図であ
り、先ず各部の構成について説明する。
【0030】図3において、PRSはカメラの制御装置
で、例えば、内部にCPU(中央処理装置),ROM,
RAM, A/D変換機能を有する1チップのマイクロコ
ンピュータ(以下、マイコンと記す)である。マイコン
PRSはROMに格納されたカメラのシーケンスプログ
ラムに従って、自動露出制御機能、自動焦点調節機能、
フィルムの巻上げ巻戻し等のカメラの一連の動作を行っ
ている。そのために、マイコンPRSは通信用信号SO
,SI ,SCLK ,通信選択信号CLCM ,CSDR ,
CDDRを用いて、カメラ本体内の周辺回路及びレンズ
内制御装置と通信を行って、各々の回路やレンズの動作
を制御する。
【0031】SOはマイコンPRSから出力されるデー
タ信号、SIはマイコンPRSに入力されるデータ信
号、SCLKは信号SO, SIの同期クロックである。
【0032】LCMはレンズ通信バッファ回路であり、
カメラが動作中のときにはレンズ用電源端子VLに電力
を供給するとともに、マイコンPRSからの選択信号C
LCMが高電位レベル(以下、“H”と記し、低電位レ
ベルは“L”と記する)のときには、カメラとレンズ間
の通信バッファとなる。
【0033】マイコンPRSが選択信号CLCMを
“H”にして、SCLKに同期して所定のデータを信号
SOとして送出すると、バッファ回路LCMはカメラ・
レンズ間通信接点を介して、SCLK ,SOの各々のバ
ッファ信号LCK,DCLをレンズへ出力する。それと
同時に撮影レンズLNSからの信号DLCのバッファ信
号を信号SIとして出力し、マイコンPRSはSCLK
に同期して信号SIをレンズのデータとして入力する。
【0034】DDRはスイッチ検知及び表示用回路であ
り、信号CDDRが“H”のとき選択されて、SO,S
I,SCLKを用いてマイコンPRSから制御される。
即ち、マイコンPRSから送られてくるデータに基いて
カメラの表示部材DSP(外部液晶表示パネルOCL及
びファインダ内表示部ILCから成る)の表示を切り替
えたり、カメラの各種操作部材のON,OFF状態を通
信によってマイコンPRSに報知する。
【0035】SW1,SW2は後述するレリーズボタン
RLSSW(図9にて後述する)に連動したスイッチ
で、レリーズボタンの第1段階の押下によりスイッチS
W1がONし、引続いて第2段階の押下でスイッチSW
2がONする。マイコンPRSはスイッチSW1のON
で測光、自動焦点調節を行い、スイッチSW2のONを
トリガとして露出制御とその後のフィルムの巻上げを行
う。
【0036】なお、スイッチSW2はマイコンであるP
RSの「割込み入力端子」に接続され、スイッチSW1
のON時のプログラム実行中でもスイッチSW2のON
によって割込みがかかり、直ちに所定の割込みプログラ
ムへ制御を移すことができる。
【0037】MTR1はフィルム給送用、MTR2はミ
ラーアップ・ダウン及びシャッタばねチャージ用のモー
タであり、各々の駆動回路MDR1,MDR2により正
転、逆転の制御が行われる。マイコンPRSからMDR
1,MDR2に入力されている信号M1F,M1R,M
2F,M2Rはモータ制御用の信号である。
【0038】MG1,MG2は各々シャッタ先幕・後幕
走行開始用マグネットで、信号SMG1,SMG2,増
幅トランジスタTR1,TR2で通電され、マイコンP
RSによりシャッタ制御が行われる。
【0039】なお、スイッチ検知及び表示用回路DD
R,モータ駆動回路MDR1,MDR2,シャッタ制御
は、本発明と直接関りがないので、詳しい説明は省略す
る。
【0040】LPRSはレンズ内制御回路で、該回路L
PRSにLCKに同期して入力される信号DCLは、カ
メラから撮影レンズLNSに対する命令のデータであ
り、命令に対するレンズの動作は予め決められている。
制御回路LPRSは所定の手続きに従ってその命令を解
析し、焦点調節や絞り制御の動作や、出力DLCからレ
ンズの各部動作状況(焦点調節光学系の駆動状況や、絞
りの駆動状態等)や各種パラメータ(開放Fナンバ、焦
点距離、デフォーカス量対焦点調節光学系の移動量の係
数等)の出力を行う。
【0041】該実施例では、ズームレンズの例を示して
おり、カメラから焦点調節の命令が送られた場合には、
同時に送られてくる駆動量・方向に従って焦点調節用モ
ータLMTRを信号LMF,LMRによって駆動して、
焦点調節光学系を光軸方向に移動させて焦点調節を行
う。光学系の移動量は光学系に連動して回動するパルス
板のパターンをフォトカプラにて検出し、移動量に応じ
た数のパルスを出力するエンコーダ回路ENCFのパル
ス信号SENCFでモニタし、回路LPRS内のカウン
タで計数し、該カウント値が回路LPRSに送られた移
動量に一致するようにLPRS自身が信号LMF,LM
Rを“L”にしてモータLMTRを制御する。
【0042】このため、一旦カメラから焦点調節の命令
が送られた後は、カメラの制御装置であるところのマイ
コンPRSはレンズの駆動が終了するまで、レンズ駆動
に関して全く関与する必要がない。また、カメラから要
求があった場合には、上記カウンタの内容をカメラに送
出することも可能な構成になっている。
【0043】カメラから絞り制御の命令が送られた場合
には、同時に送られてくる絞り段数に従って、絞り駆動
用としては公知のステッピングモータ(不図示)を駆動
する。なお、ステッピングモータはオープン制御が可能
なため、動作をモニタするためのエンコーダを必要とし
ない。
【0044】カメラからのズーム駆動命令が送られた場
合には、同時に送られてくる焦点距離位置に従ってズー
ム駆動用モータZMTRを信号ZMFZ,ZMRによっ
て駆動する。ズーム光学系の位置はこれに付随した絶対
位置エンコーダ回路ENCZにより検出され、制御回路
LPRSはエンコーダ回路ENCZからの信号SENC
Zを入力してズーム位置を検出し、ズーム位置が目的の
位置に達した時点で該回路LPRS自身が信号ZMF,
ZMRを“L”にしてモータZMTRを制御する。この
ため、一旦カメラからズーム駆動命令が送られた後は、
カメラの制御装置であるところのマイコンPRSはズー
ムレンズの駆動が終了するまで、ズームレンズ駆動に関
して全く関与する必要がない。さらに、エンコーダ回路
ENCZはズームレンズを手動手段で移動させた場合に
も出力されるように構成されてており、制御回路LPR
S内に格納された各ズーム位置におけるレンズ・パラメ
ータは、カメラ側のマイコンPRSから要求があった場
合に、現在のズーム位置に対応したパラメータをカメラ
に送出する。
【0045】SPCは撮影レンズを介した被写体からの
光を受光する露出制御用の測光センサであり、その出力
SSPCはマイコンPRSのアナログ入力端子に入力さ
れ、A/D変換後、所定のプログラムに従って自動露出
制御に用いられる。
【0046】SDRは焦点検出用センサ装置SNSの駆
動回路であり、信号CSDRが“H”のときに選択され
て、SO,SI,SCLKを用いてマイコンPRSから
制御される。
【0047】駆動回路SDRからセンサ装置SNSへ与
える信号φSEL0,φSEL1は、マイコンPRSか
らの信号SEL0,SEL1そのもので、φSEL0=
“L”,φSEL1=“L”のときセンサ列対SNS−
1(SNS−1a, SNS−1b) を、φSEL0=
“H”,φSEL1=“L”のときセンサ列対SNS−
4(SNS−4a, SNS−4b) を、φSEL0=
“L”,φSEL1=“H”のときセンサ列対SNS−
2(SNS−2a, SNS−2b) を、φSEL0=
“H”,φSEL1=“H”のときセンサ列対SNS−
3(SNS−3a, SNS−3b) をそれぞれ選択する
信号である。
【0048】蓄積終了後に、SEL0,SEL1を適当
に設定して、それからクロックφSH,φHRSを送る
ことにより、SEL0,SEL1( φSEL0, φSE
L1) で選択されたセンサ列対の像信号が出力VOUT か
ら順次シリアルに出力される。
【0049】VP1, VP2, VP3, VP4はそれぞ
れ各センサ列対SNS−1(SNS−1a, SNS−1
b) 、SNS−2(SNS−2a, SNS−2b) 、S
NS−3(SNS−3a, SNS−3b) 、SNS−4
(SNS−4a, SNS−4b) の近傍に配置された被
写体輝度モニタ用センサからのモニタ信号で、蓄積開始
とともにその電圧が上昇し、これにより各センサ列の蓄
積制御が行われる。
【0050】信号φRES, φVRSはセンサのリセッ
ト用クロック、φHRS, φSHは像信号の読出し用ク
ロック、φT1 ,φT2 ,φT3 ,φT4はそれぞれ各
センサ列対の蓄積を終了させるためのクロックである。
【0051】センサ駆動回路SDRの出力VIDEO
は、センサ装置SNSからの像信号VOUT と暗電流出力
の差をとった後、被写体の輝度によって決定されるゲイ
ンで増幅された像信号である。上記暗電流出力とは、セ
ンサ列中の遮光された画素の出力値であり、SDRはマ
イコンPRSからの信号DSH によってコンデンサにその
出力を保持し、これと像信号との差動増幅を行う。出力
VIDEOはマイコンPRSのアナログ入力端子に入力
されており、該マイコンPRSは同信号をA/D変換
後、そのディジタル値をRAM上の所定アドレスへ順次
格納してゆく。
【0052】信号/TINTE1, /TINTE2, /
TINTE3, /TINTE4 はそれぞれセンサ列対S
NS−1(SNS−1a,SNS−1b), SNS−2
(SNS−2a, SNS−2b) , SNS−3(SNS
−3a, SNS−3b) , SNS−4(SNS−4a,
SNS−4b) に蓄積された電荷で適正となり、蓄積が
終了したことを表す信号で、マイコンPRSはこれを受
けて像信号の読出しを実行する。
【0053】信号BTIMEはセンサ駆動回路SDR内
の像信号増幅アンプの読出しゲイン決定のタイミングを
与える信号で、通常上記回路SDRはこの信号が“H”
となった時点でのモニタ信号VP1〜VP4の電圧か
ら、対応するセンサ列対の読出しゲインを決定する。
【0054】CK1, CK2は上記クロックφRES,
φVRS, φHRS, φSHを生成するために、マイコン
PRSからセンサ駆動回路SDRへ与えられる基準クロ
ックである。
【0055】マイコンPRSが通信選択信号CSDRを
“H”として所定の「蓄積開始コマンド」をセンサ駆動
回路SDRに送出することによってセンサ装置SNSの
蓄積動作が開始される。
【0056】これにより、4つのセンサ列対で各センサ
上に形成された被写体像の光電変換が行われ、センサの
光電変換素子部には電荷が蓄積される。同時に各センサ
の輝度モニタ用センサの信号VP1〜VP4が上昇して
ゆき、この電圧が所定レベルに達すると、センサ駆動回
路SDRは前記信号/TINTE1〜/TINTE4が
それぞれ独立に“L”となる。
【0057】マイコンPRSはこれを受けてクロックC
K2に所定の波形を出力する。センサ駆動回路SDRは
CK2に基いてクロックφSH, φHRSを生成してセ
ンサ装置SNSに与え、該センサ装置SNSは前記クロ
ックによって像信号を出力し、マイコンPRSは自ら出
力しているCK2に同期して内部のA/D変換機能でア
ナログ入力端子に入力されている出力VIDEOをA/
D変換後、ディジタル信号としてRAMの所定アドレス
へ順次格納してゆく。
【0058】以上のようにして、マイコンPRSは各セ
ンサ列対上に形成された被写体像の像情報を受とって、
その後所定の焦点検出演算を行い、撮影レンズLNSの
デフォーカス量を知ることが出来る。
【0059】次に、カメラに備わった各種の操作部材に
ついて、図4のカメラの上面図を用いて説明する。
【0060】図4において、LNSは前述した撮影レン
ズであり、この実施例ではズームレンズの例を示してい
る。
【0061】ZMLNGはズームリングで、ズームスイ
ッチAZ/MZSWがマニュアルズームモードに設定さ
れている場合、カメラ側のズームモードに関わらずこの
リングを回転させることによって撮影レンズLNSの焦
点距離を変えることができる。ズームスイッチAZ/M
ZSWがオートズームに設定されていて、カメラのズー
ムモードがオートの時は、このズームリンズZMLNG
を回転させても焦点距離を変えることは出来ない。
【0062】FCSLNGは手動焦点調節用の部材で、
自動/手動焦点調節スイッチA/MSWが手動に設定さ
れているとき、手動で焦点調節することができる。
【0063】FLSWはカメラ内蔵のフラッシュのON
/OFFボタンで、1回スイッチを押す毎に、内蔵フラ
ッシュの使用/不使用の状態が切り替わる。
【0064】CMDDLは撮影モード設定ダイヤルで、
マニュアル露出モード、シャッタ優先AEモード、絞り
優先AEモード、プログラムAEモード、カメラの撮影
モード、全自動モード(グリーン)、ピクチャーセレク
トモード(ピクチャーセレクトモード中には撮影のシュ
チュエーション別に、スポーツ、クローズアップ、風
景、ポートレートなどがある)等の撮影モードの設定の
他、ISO感度設定、多重露出設定、AEB(Auto
Exposure Bracketing)設定、カ
スタムファンクション設定モード、及び、カメラ全体の
ロックスイッチ等のカメラの撮影モード,設定モード,
電源スイッチを切り換える為のダイヤルスイッチであ
る。
【0065】ZMMSWはズームモード切り替えボタン
で、該ボタンを1回押す毎にカメラが自動的にズーム位
置を設定するオートズームモードと、撮影者がズーム位
置を操作するマニュアルズームモードとに切り替わる。
【0066】AFASWは測距エリア設定モードボタン
で、このボタンを押すと測距エリア設定モードになり、
ダイヤル入力部材INPDL(後述)を回転させること
により測距エリアが、「右測距エリア」→「中央測距エ
リア」→「左測距エリア」→「測距エリア自動選択」→
「右測距エリア」の順に切り替わる。前記ダイヤル入力
部材INPDLを逆に回転させると逆の順番で切り替わ
り、レリーズボタンRLSSW(後述)の半押し又は該
測距エリア設定モードボタンAFASWを再度押すこと
により、測距エリア設定モードが終了する。
【0067】AELSWはAEロックボタンで、このボ
タンを押したときの測光値で撮影が制御される。
【0068】OLCは外部液晶表示パネルで、シャッタ
速度、絞り値、フィルム撮影枚数等を表示する(図5で
詳しく説明する)。
【0069】INPDLはダイヤル式の入力部材で、シ
ャッタ優先AEモードではシャッタ速度の設定、絞り優
先AEモードでは絞り値など、各種モードにより、さま
ざまな設定を行なう汎用入力部材である。
【0070】RLSSWはカメラのレリーズボタンで、
このボタンの第1段階の押下によりスイッチSW1がO
Nし、引き続いて第2段階の押下でスイッチSW2がO
Nする。
【0071】AFMSWはAFモード切り替ボタンで、
1回焦点検出が終了したらその後レンズ駆動を行なわな
い(静止した被写体を撮影するのに適する)ワンショッ
トモードと常に焦点検出を繰り返しレンズを被写体の動
きに追従させる(動いた被写体を撮影するのに適する)
サーボモードとを切り替える。
【0072】DRMSWはフィルム給送モード切り替え
ボタンで、このボタンを押す毎に「1駒撮影」→「連続
撮影」→「セルフ/リモコン撮影」→「1駒撮影」の順
にフィルム給送モードが切り替わる。
【0073】次に、図4の液晶表示パネルOCLにおけ
る各表示部の詳細について、図5を用いて説明する。
【0074】TVDSはシャッタ速度の設定値/演算値
のほか、ISOフィルム感度、カスタム機能No.の表
示を行う表示部である。
【0075】AVDSは絞り設定値/演算値のほか、A
BEステップ値、カスタム機能セット表示を行う表示部
である。
【0076】なお、測距エリア設定モードの時は、上記
各表示部TVDS,AVDSを用いて測距エリアの表示
を行う。
【0077】AFMDSはAFモード表示部で、AFモ
ードがワンショットモードの場合「ONE SHOT」
の文字が表示され、AIサーボモード時には「AI S
ERVO」の文字が表示される。ワンショット/サーボ
自動切り換えの場合は両方が表示される。
【0078】FRCDSはフィルム駒数、多重露出設定
駒数、類は多重露出撮影回数を表示する表示部である。
【0079】MTSGは測光方式表示部で、評価測光の
場合は外枠、中間の割れたリング部分、中央の点の部分
全てを表示し、部分測光の場合は外枠とリング部分を表
示する。平均測光の場合は外枠のみの表示を行う。
【0080】CFSGはカスタム機能が設定されている
時に点灯する表示部である。MESGは多重露出表示部
であり、多重露出の設定がされているときに点灯する。
RERSGは赤目緩和表示部であり、赤目緩和機能が設
定されているときに点灯する。AEBSGはAEB表示
部であり、AEBが設定されているときに点灯する。F
ESGは内蔵ストロボの調光補正表示部で、内蔵ストロ
ボの調光補正が設定されると点灯する。BPSGは合焦
音がなるように設定されている時に点灯する合焦音表示
部である。ISOSGはフィルム感度表示部で、表示部
TVDSにフィルム感度が表示されているときに点灯す
る。
【0081】EXDSは露出表示部であり、AE撮影時
の露出補正表示、AEB設定時の露出ずらし量の表示、
フラッシュの調光補正量の表示を行う。OUSGはマニ
ュアル露出レベル表示部であり、マニュアルモードで露
出がオーバーなら「+」表示」、アンダーなら「−」表
示を行う。
【0082】FLSGはフィルム状態表示部であり、フ
ィルム在否確認、フィルム巻戻し完了、オートローディ
ング失敗表示を点灯や点滅で表示する。
【0083】MTSGは測光方式表示部であり、評価測
光の場合は外枠と中間の割れたリング部分及び中央の点
の部分全てを表示し、部分測光の場合は外枠とリング部
分を表示する。また、平均測光の場合は外枠のみの表示
を行う。
【0084】BTSGはバッテリチェック表示部であ
り、電池の残量表示を行う。DRSGはフィルム給送モ
ード表示部であり、フィルム給送モードが1駒撮影、連
続撮影、セルフ/リモコン撮影かを表示する。AZSG
はオートズームモード表示部で、オートズームモードの
表示を行う。
【0085】次に、上記構成におけるカメラのメイン動
作について、図6のフローチャートにしたがって説明す
る。
【0086】カメラに電源が投入されると、マイコンP
RSはステップ(100)を経て、ステップ(101)
からの動作を開始してゆく。
【0087】ステップ(101)においては、変数やフ
ラグの類を初期化し、ステップ(102)へ進む。
【0088】ステップ(102)においては、レリーズ
ボタンRLSSWの第1段階押下によりONするスイッ
チSW1の状態検知を行い、OFFならばステップ(1
03)へ移行し、ONならばステップ(109)へ進
む。
【0089】ステップ(103)においては、図4に示
した測距エリア設定ボタンAFASWを押すことにより
測距エリア設定モードに入るが、現在のカメラの状態が
この測距エリア設定モードであるかどうかをチェックす
る。もし測距エリア設定モードであればステップ(10
7)へ、そうでない場合はステップ(104)へ進む。
【0090】ステップ(107)においては、ダイヤル
入力部材INPDLの変化があったかどうかをチェック
する。ダイヤル変化がなければ、測距エリアの変更はせ
ずにステップ102へ戻り、ダイヤル変化があればステ
ップ(108)へ進む。
【0091】ステップ(108)においては、ダイヤル
入力部材INPDLの変化方向に従い、測距エリアの変
更を行い、ステップ102へ戻る。
【0092】ここで、図7を用いて測距エリアの設定に
ついて説明する。
【0093】図7は測距エリア設定モード時の表示で、
(a.1)(b.1)(c.1)(d.1)は外部液晶
表示パネルOLCの、(a.2)(b.2)(c.2)
(d.2)はファインダ内表示部ILCの表示である。
【0094】例えば、今、測距エリア自動選択モードが
設定されているとすると、この場合の外部液晶表示パネ
ルOLCは(a.1)の、又ファインダ内表示部ILC
は(a.2)のそれぞれ表示になっている。この状態で
ダイヤル入力部材INPDLを反時計回りに1クリック
回転させると、測距エリアは右側の測距エリアになる。
この時の表示は(b.1)(b.2)となる。さらに1
クリック回すと、中央測距エリアになり、この時の表示
は(c.1)(c.2)になる。
【0095】この様にダイヤル入力部材INPDLを反
時計回りに1クリック回転すると、測距エリアは、「自
動(a)」→「右測距エリア(b)」→「中央測距エリ
ア(c)」→「左測距エリア(d)」→「自動(a)」
の順に切り替る。また、ダイヤル入力部材INPDLを
時計回りに回転させると、これとは逆の順番で切り替
る。
【0096】再び図6に戻り、説明を続ける。
【0097】上記ステップ(103)において測距エリ
ア設定モードでなかったと判別した場合には、前述した
様にステップ(104)へ移行する。
【0098】ステップ(104)においては、ズームモ
ード切り替えボタンZMMSWが押されているかどうか
を判別する。もし該ボタンが押されていればステップ
(105)へ移行し、押されていなければステップ(1
06)へ移行する。
【0099】ステップ(105)においては、ズームモ
ードの切り替を行う。すなわち、オートズームモードな
らマニュアルズームモードに、マニュアルズームモード
ならオートズームモードに切り替える。但し、レンズの
ズームスイッチAZ/MZSWがマニュアルに設定され
ている場合、オートズームモードにならない。
【0100】ステップ(106)においては、測距エリ
アの切り替えとズームモードの切り替え以外の設定を行
う。詳細は本発明に直接関係無いため、省略する。
【0101】上記ステップ(102)においてスイッチ
SW1がONしていると判別した場合には、前述したよ
うにステップ(109)へ移行する。
【0102】ステップ(109)においては、測光やカ
メラの状態表示等の[AE制御]サブルーチンを実行す
る。そして、このサブルーチン[AE制御]が終了する
とステップ(110)へ進む。
【0103】ステップ(110)においては、後述する
[焦点検出&オートズーム]のサブルーチンを実行す
る。このサブルーチンはスイッチSW1がONしている
間、所定の状態になるまで繰返し実行される。
【0104】上記ステップ(105),(106),
(108),(110)の動作が終了すると、いずれも
ステップ(102)へ戻り、繰り返しカメラの動作を行
う。
【0105】なお、本実施例のフローチャートではレリ
ーズ動作について記述していないが、レリーズ動作は割
込ルーチンで実行される。しかしながら本発明と直接関
りがないのであえて省略する。
【0106】次に、図8のフローチャートを用いて、上
記ステップ(110)において実行されるサブルーチン
[焦点検出&オートズーム]について説明する。
【0107】ステップ(201)においては、マニュア
ルフォーカスであるかどうかをチェックし、マニュアル
フォーカスの場合はステップ(211)へ移行し、この
場合は自動焦点検出もオートズームも行わずにこのサブ
ルーチンを終了する。また、マニュアルフォーカスでな
い場合はステップ(202)へ移行する。
【0108】ステップ(202)においては、測距エリ
アのモードが自動かどうかを判定する。もし測距エリア
自動選択モードの場合はステップ(205)へ移行し、
測距エリアが指定されていればステップ(203)へ移
行する。
【0109】ステップ(203)においては、指定され
た測距エリアでの焦点検出を行い、その後ステップ(2
04)へ進む。
【0110】ステップ(204)においては、オートズ
ームの禁止を行う。同時に外部液晶表示パネルOLCの
オートズーム表示部AZSGでの表示をやめる。そし
て、ステップ(211)へ進み、この[焦点検出&オー
トズーム]サブルーチンをリターンする。
【0111】上記ステップ(202)において測距エリ
ア自動選択モードであったことを判別すると、前述した
ようにステップ(205)へ移行する。
【0112】ステップ(205)においては、ズームの
モードがオートズームモードかそうでないかを判別す
る。もしオートズームモードであればステップ(20
6)へ移行し、オートズームモードで無ければステップ
(209)へ移行する。
【0113】ステップ(206)においては、オートズ
ームモードでズーム位置が既に決定しているかどうかを
判別し、決定していればステップ(209)へ移行し、
未決定ならステップ(207)へ移行する。
【0114】ステップ(207)においては、中央測距
エリアで焦点検出を行う。ここで行う焦点検出はズーム
を決定する為で、この焦点検出結果に基づいてズーム位
置が決定される。中央測距エリアを使うのは、ズームを
変更しても測距している被写体が変らない為である。こ
の焦点検出が終了すると、ステップ(208)へと進
む。
【0115】ステップ(208)においては、上記ステ
ップ(207)で求めた焦点検出結果等に基づくズーム
位置を決定する。つまり後述する[ズーム位置決定]の
サブルーチンを実行する。そして、ズーム位置決定後は
ステップ(211)へ進み、この[焦点検出&オートズ
ーム]サブルーチンを(終了し)リターンする。
【0116】ステップ(209)においては、焦点検出
を行う。このステップはオートズームでない場合と、オ
ートズームでズーム位置が決定した後に実行されるた
め、周辺の測距エリアで焦点検出を行ってもズームが変
化することで測距する被写体が変ることはない。その
後、ステップ(210)へ進む。
【0117】ステップ(210)においては、測距エリ
アの選択を行う。最終的に3つある測距エリアのうちど
の被写体に焦点を合せるかをこのステップで決定する。
その後ステップ(211)へ進み、この[焦点検出&オ
ートズーム]サブルーチンをリターンする。
【0118】次に、図9のフローチャートを用いて、図
8のステップ(208)の[ズーム位置決定]サブルー
チンの説明を行う。
【0119】ステップ(301)においては、レンズ位
置情報を通信によりレンズ(撮影レンズLNS)側から
受け取る。該レンズ側には被写体迄の絶対距離の情報が
格納されている。次にステップ(302)へ進む。
【0120】ステップ(302)においては、図8のス
テップ(207)で求めた中央測距エリアのデフォーカ
ス量と上記ステップ(301)で得たレンズ位置から中
央位置にある被写体の距離を計算する。検出したデフォ
ーカス量をdefとし、レンズ位置をx(無限に焦点が
合っている場合をx=0とする)とした時の被写体まで
の距離OBJは、デフォーカス状態の撮影倍率をβとす
ると、 β=ψ(x−def) OBJ=(1/ψβ)−(1/ψ)−{1/ψ・(1−
β)} 但し、ψ=1/f で求められる。被写体までの距離が計算できたら次のス
テップ(303)へ進む。
【0121】ステップ(303)においては、上記ステ
ップ(302)で求めた中央被写体の距離からズーム位
置を決定する。
【0122】ズーム位置は、図10のズームプログラム
線図にしたがい、モード毎に決定される。
【0123】図10(a)は撮影モードがスポーツ(及
びポートレート)モードの場合であり、図10(b)は
風景モードの場合で、広角のズーム位置が選ばれる様に
なっている。図10(c)はグリーン(及びクローズア
ップ)モードの場合で、近距離では焦点距離が50mm
になるようにプログラムされている。そして、どのズー
ムモードにおいても焦点距離があまり大きくなりすぎな
いように130mmで制限がかけられている。ズーム位
置が決定すると、次のステップ(304)へと進む。
【0124】ステップ(304)においては、上記ステ
ップ(303)で決定したズーム位置にズーム駆動を行
う。このズーム駆動は、所定のレンズ通信を行うことに
より実行され、レンズ側制御回路LPRSはズーム駆動
命令を受信すると、所定のズーム位置まで光学系を駆動
する。そのため、レンズ通信後はカメラ側からズーム位
置をモニタする必要はない。ズーム駆動が終了すると、
ステップ(305)へ進み、この[ズーム位置決定]サ
ブルーチンをリターンする。
【0125】以上の第1の実施例によれば、測距エリア
が指定された場合、撮影者に何らかの意図があると判断
し、自動的にオートズームを禁止するようにしているた
め、不意にズーム位置が変ってしまったり、またはいち
いちズームのモードを切り替えることなく撮影すること
が出来る。一方、測距エリア自動選択の場合は、オート
ズームが有効に働き、最適なズーム位置で撮影すること
が出来る。
【0126】(第2の実施例)図11は本発明の第2の
実施例におけるオートズームカメラの主要部分の動作を
示すフローチャートである。なお、カメラの機構(回路
構成及び機械的構成)やその他の動作(図11の動作以
外)については第1の実施例と同様であるので、ここで
は省略する。
【0127】図11はこの第2の実施例におけるオート
ズームカメラにおけるサブルーチン[焦点検出&オート
ズーム]について説明するためのフローチャートであ
る。
【0128】ステップ(401)においては、マニュア
ルフォーカスであるかどうかをチェックし、マニュアル
フォーカスの場合はステップ(411)へ移行し、自動
焦点検出もオートズームも行わずにこのサブルーチンを
終了する。また、マニュアルフォーカスでない場合はス
テップ(402)へ移行する。
【0129】ステップ(402)においては、測距エリ
ア指定モードかどうかを判定する。測距エリア指定モー
ドの場合はステップ(405)へ移行し、そうでなけれ
ば、つまり測距エリアが指定されていなければステップ
(403)へ移行する。
【0130】ステップ(405)においては、指定され
た測距エリアでの焦点検出を行う。その後ステップ(4
06)へ進む。
【0131】ステップ(406)においては、測距エリ
アが中央エリアであるかどうかを判別する。測距エリア
指定モードで、測距エリアが中央に指定されて測距した
場合はステップ(408)へ移行し、測距エリアが中央
でない場合はステップ(407)へ移行する。
【0132】ステップ(407)においては、オートズ
ームの禁止を行い、同時に外部液晶表示パネルOLCの
オートズーム表示部AZSGでの表示を消す。その後ス
テップ(411)へ進み、このサブルーチン「焦点検出
&ズーム調整」をリターンする。
【0133】上記ステップ(402)において測距エリ
ア指定モードでないと判別した場合には、前述したよう
にステップ(403)へ移行する。
【0134】ステップ(403)においては、全ての測
距エリアで焦点検出を行う。そして、焦点検出が終了す
るとステップ(404)へ進む。
【0135】ステップ(404)においては、測距エリ
アの選択を行う。最終的に3つある測距エリアのうちど
の被写体に焦点を合せるかをこのステップで決定する。
そして、ステップ(408)へ進む。
【0136】ステップ(408)においては、ズームの
モードがオートズームモードかそうでないかを判別す
る。もしオートズームモードであればステップ(40
9)へ移行し、オートズームモードで無ければステップ
(411)へ進んでこのサブルーチン「焦点検出&ズー
ム調整」をリターンする。
【0137】ステップ(409)においては、オートズ
ームモードでズーム位置が既に決定しているかどうかを
判定し、未決定ならステップ(410)へ分岐する。ま
た、ズーム位置が決定していればステップ(411)へ
進み、このサブルーチン「焦点検出&ズーム調整」をリ
ターンする。
【0138】ステップ(410)においては、図8のス
テップ(208)と同様、焦点検出結果等に基づいてズ
ーム位置を決定する。つまり[ズーム位置決定]のサブ
ルーチンを実行する。そして、ズーム位置決定後、この
サブルーチン「焦点検出&ズーム調整」をリターンす
る。
【0139】この第2の実施例によれば、中央測距エリ
アを設定した場合と測距エリア自動選択の場合は、オー
トズームにするようにし、一方、測距エリアが中央以外
に設定された場合には、オートズームを禁止するように
しているため、オートズームが有効に働き、かつ不必要
な時には自動的に禁止される。
【0140】(第3の実施例)図12は本発明の第3の
実施例におけるオートズームカメラの主要部分の動作を
示すフローチャートである。なお、カメラの機構やその
他の動作(該図12以外のの動作)については第1の実
施例と同様であるので、ここでは省略する。
【0141】図12はこの第2の実施例におけるオート
ズームカメラにおけるサブルーチン[焦点検出&オート
ズーム]について説明するためのフローチャートであ
る。
【0142】ステップ(501)においては、マニュア
ルフォーカスであるかどうかをチェックし、マニュアル
フォーカスの場合は自動焦点検出もオートズームも行わ
ずにステップ(511)へ移行し、この[焦点検出&オ
ートズーム]サブルーチンを終了する。また、マニュア
ルフォーカスでない場合はステップ(502)へ移行す
る。
【0143】ステップ(502)においては、測距エリ
ア自動選択モードかどうかを判別する。測距エリア自動
選択モードであればステップ(505)へ移行し、測距
エリア自動選択モードでなければステップ(503)へ
移行する。
【0144】ステップ(503)においては、指定され
た測距エリアの焦点検出を行い、ステップ(504)へ
進む。
【0145】ステップ(504)においては、オートズ
ームモードをマニュアルズームモードに切り替える。ズ
ームスイッチZMMSWの入力を受付けるようにすると
共に、外部液晶表示パネルOLCのオートズーム表示部
AZSGでの表示を消す(もとからマニュアルズームモ
ードの場合はそのまま)。次にステップ(511)へ進
み、この[焦点検出&オートズーム]サブルーチンをリ
ターンする。
【0146】上記ステップ(502)で測距エリア自動
選択モードと判別された場合には、前述したようにステ
ップ(505)へ移行する。
【0147】ステップ(505)においては、ズームの
モードがオートズームモードかそうでないかを判別す
る。そして、オートズームモードの場合はステップ(5
06)へ移行し、オートズームモードで無ければステッ
プ(509)へ移行する。
【0148】ステップ(506)においては、オートズ
ームモードでズーム位置が既に決定しているかどうかを
判別し、未決定ならステップ(507)へ移行する。ま
た、ズーム位置が決定していればステップ(509)へ
移行する。
【0149】ステップ(509)では、全ての測距エリ
アで焦点検出を行う。焦点検出が終了するとステップ
(510)へ進む。
【0150】ステップ(510)においては、測距エリ
アの選択を行う。最終的に3つある測距エリアのうちど
の被写体に焦点を合せるかをこのステップで決定する。
次にステップ(511)へ進み、この「焦点検出&ズー
ム調整」サブルーチンをリターンする。
【0151】上記ステップ(506)においてズーム位
置が決定していないと判別した場合には、前述したよう
にステップ(507)へ移行する。
【0152】ステップ(507)においては、ズーム位
置を決定するために中央測距エリアで焦点検出を行う。
そして、ステップ(508)へ進む。
【0153】ステップ(508)においては、ズーム位
置を決定する。ズーム位置が決定されるとステップ(5
11)へ進み、この「焦点検出&ズーム調整」サブルー
チンをリターンする。
【0154】この第3の実施例によれば、測距エリア自
動選択モードの場合はオートズームのまま動作し、測距
エリアが設定された場合は、オートズームモードを自動
的にマニュアルズームモードに切り替える様にしている
ため、撮影者の作画意図を反映した撮影が可能となる。
【0155】(第4の実施例)図13は本発明の第4の
実施例におけるオートズームカメラの主要部分の動作を
示すフローチャートである。なお、カメラの機構やその
他の動作(該図13以外の動作)については第1の実施
例と同様であるので、ここでは省略する。
【0156】図13はこの第2の実施例におけるオート
ズームカメラにおけるサブルーチン[焦点検出&オート
ズーム]について説明するためのフローチャートであ
る。
【0157】ステップ(601)においては、マニュア
ルフォーカスであるかどうかをチェックし、マニュアル
フォーカスの場合は、自動焦点検出もオートズームも行
わずにステップ(611)へ進み、この[焦点検出&オ
ートズーム]サブルーチンを終了する。また、マニュア
ルフォーカスでない場合はステップ(602)へ移行す
る。
【0158】ステップ(602)においては、測距エリ
ア指定モードかどうかを判別する。測距エリア指定モー
ドの場合はステップ(605)へ移行し、測距エリアが
指定されていなければステップ(603)へ移行する。
【0159】ステップ(605)においては、指定され
た測距エリアでの焦点検出を行う。その後ステップ(6
06)へ進む。
【0160】ステップ(606)においては、測距エリ
アが中央エリアであるかどうかを判別する。測距エリア
指定モードで測距エリアが中央に指定されて測距した場
合はステップ(608)へ進む。測距エリアが中央でな
い場合はステップ(607)へ進む。
【0161】ステップ(607)においては、オートズ
ームをマニュアルズームに切り替える。すなわち、ズー
ムスイッチZMMSWの入力を許可し、同時に外部液晶
表示パネルOLCのオートズーム表示部AZSGでの表
示を消す。その後ステップ(611)へ進み、この[焦
点検出&オートズーム]サブルーチンをリターンする。
【0162】上記ステップ(602)において測距エリ
ア指定モードでないと判別し場合は、前述したようにス
テップ(603)へ移行する。
【0163】ステップ(603)においては、全ての測
距エリアで焦点検出を行う。そして、焦点検出が終了す
るとステップ(604)へ進む。
【0164】ステップ(604)においては、測距エリ
アの選択を行う。最終的に3つある測距エリアのうちど
の被写体に焦点を合せるかをこのステップで決定する。
そして、ステップ(608)へ進む。
【0165】ステップ(608)においては、ズームの
モードがオートズームモードかそうでないかを判別す
る。オートズームモードの場合はステップ(609)へ
移行し、オートズームモードで無ければステップ(61
1)へ進み、この[焦点検出&オートズーム]サブルー
チンをリターンする。
【0166】ステップ(609)においては、オートズ
ームモードでズーム位置が既に決定しているかどうかを
判別し、未決定ならステップ(610)へ移行する。ズ
ーム位置が決定していればステップ(611)へ進み、
この[焦点検出&オートズーム]サブルーチンをリター
ンする。
【0167】ステップ(610)においては、図8のス
テップ(208)と同様、焦点検出結果等に基づいてズ
ーム位置を決定する。つまり、[ズーム位置決定]のサ
ブルーチンを実行する。そして、ズーム位置決定後は、
この[焦点検出&オートズーム]サブルーチンをリター
ンする。
【0168】この第4の実施例によれば、中央測距エリ
アを設定した場合と測距エリア自動選択の場合は、オー
トズームするようにし、一方、測距エリアが中央以外に
設定された場合に、オートズームを禁止するようにして
いるため、オートズームが有効に働き、かつ不必要な時
には自動的に禁止される。
【0169】(第5の実施例)図15は本発明の第5の
実施例におけるオートズームカメラの主要部分の動作を
示すフローチャートである。なお、カメラの機構及び該
図14に示す動作以外は第1の実施例と同様であるの
で、ここでは省略する。
【0170】図15はこの第5の実施例におけるオート
ズームカメラにおけるサブルーチン[焦点検出&オート
ズーム]について説明するためのフローチャートであ
る。
【0171】ステップ(801)においては、マニュア
ルフォーカスであるかどうかをチェックし、マニュアル
フォーカスの場合はステップ(810)へ移行し、この
場合は自動焦点検出もオートズームも行わずにこのサブ
ルーチンを終了する。また、マニュアルフォーカスでな
い場合はステップ(802)へ移行する。
【0172】ステップ(802)においては、測距エリ
アのモードが自動かどうかを判定する。測距エリア自動
選択モードの場合はステップ(804)へ移行し、測距
エリアが指定されていればステップ(803)へ移行す
る。
【0173】ステップ(803)においては、指定され
た測距エリアでの焦点検出を行い、その後ステップ(8
10)へ進み、この[焦点検出&オートズーム]サブル
ーチンをリターンする。
【0174】上記ステップ(802)において測距エリ
ア自動選択モードであったことを判別すると、前述した
ようにステップ(804)へ移行する。
【0175】ステップ(804)においては、ズームの
モードがオートズームモードかそうでないかを判別す
る。もしオートズームモードであればステップ(80
5)へ移行し、オートズームモードでなければステップ
(808)へ移行する。
【0176】ステップ(805)においては、オートズ
ームモードでズーム位置が既に決定しているかどうかを
判別し、決定していればステップ(808)へ移行し、
未決定ならステップ(806)へ移行する。
【0177】ステップ(806)においては、中央測距
エリアで焦点検出を行う。ここで行う焦点検出はズーム
を決定する為で、この焦点検出結果に基づいてズーム位
置が決定される。中央測距エリアを使うのは、ズームを
変更しても測距している被写体が変らない為である。こ
の焦点検出が終了すると、ステップ(807)へと進
む。
【0178】ステップ(807)においては、上記ステ
ップ(806)で求めた焦点検出結果等に基づくズーム
位置を決定する。つまり後述する[ズーム位置決定]の
サブルーチンを実行する。そして、ズーム位置決定後は
ステップ(810)へ進み、この[焦点検出&オートズ
ーム]サブルーチンをリターンする。
【0179】ステップ(808)においては、焦点検出
を行う。このステップはオートズームでない場合と、オ
ートズームでズーム位置が決定した後に実行されるた
め、周辺の測距エリアで焦点検出を行ってもズームが変
化することで測距する被写体が変ることはない。その
後、ステップ(809)へ進む。
【0180】ステップ(809)においては、測距エリ
アの選択を行う。最終的に3つある測距エリアのうちど
の被写体に焦点を合せるかをこのステップで決定する。
その後ステップ(810)へ進み、この[焦点検出&オ
ートズーム]サブルーチンをリターンする。
【0181】以上の第5の実施例によれば、中央測距エ
リアでズーム位置を決定してから測距エリアの選択を行
うようにしているので、測距エリアが中央以外の場所に
なっても、ズーミング動作によって被写体が測距エリア
から外れることがなくなる。更に、測距エリアを指定し
た場合は、オートズームを行わないため、周辺エリアで
測距を行った場合などに、意志に反してズーミングして
しまったり、測距エリアから被写体が外れてしまうとい
ったことがなくなる。
【0182】(第6の実施例)図15は本発明の第6の
実施例におけるオートズームカメラの主要部分の動作を
示すフローチャートである。なお、カメラの機構及び該
図15に示す動作以外は上記第1の実施例と同様である
ので、ここでは省略する。
【0183】図15はこの第6の実施例におけるオート
ズームカメラにおけるサブルーチン[焦点検出&オート
ズーム]について説明するためのフローチャートであ
る。
【0184】ステップ(1001)においては、マニュ
アルフォーカスであるかどうかをチェックし、マニュア
ルフォーカスの場合はステップ(1010)へ移行し、
自動焦点検出もオートズームも行わずにこのサブルーチ
ンを終了する。また、マニュアルフォーカスでない場合
はステップ(1002)へ移行する。
【0185】ステップ(1002)においては、測距エ
リア指定モードかどうかを判定する。測距エリア指定モ
ードの場合はステップ(1005)へ移行し、測距エリ
アが指定されていなければステップ(1003)へ移行
する。
【0186】ステップ(1005)においては、指定さ
れた測距エリアでの焦点検出を行う。その後ステップ
(1006)へ進む。
【0187】上記ステップ(1002)において測距エ
リア指定モードでないと判別した場合には、前述したよ
うにステップ(1003)へ移行する。
【0188】ステップ(1003)においては、全ての
測距エリアで焦点検出を行う。そして、焦点検出が終了
するステップ(1004)へ進む。
【0189】ステップ(1004)においては、測距エ
リアの選択を行う。最終的に3つある測距エリアのうち
どの被写体に焦点を合せるかをこのステップで決定す
る。そして、ステップ(1006)へ進む。
【0190】ステップ(1006)においては、測距エ
リアが中央エリアであるかどうかを判別する。測距エリ
アが初めから中央に指定されて、測距エリア指定モード
で測距した場合と、測距エリア自動選択モードで、測距
エリアが中央に選択された場合は、ステップ(100
7)へ移行する。また、測距エリアが中央でない場合は
ステップ(1010)へ移行し、オートズームを行わず
にこの[焦点検出&オートズーム]サブルーチンをリタ
ーンする。
【0191】ステップ(1007)においては、ズーム
のモードがオートズームモードかそうでないかを判別す
る。もしオートズームモードであればステップ(100
8)へ移行し、オートズームモードでなければステップ
(1010)へ進んでこのサブルーチン「焦点検出&ズ
ーム調整」をリターンする。
【0192】ステップ(1008)においては、オート
ズームモードでズーム位置が既に決定しているかどうか
を判定し、未決定ならステップ(1009)へ移行す
る。また、ズーム位置が決定していればステップ(10
10)へ進み、このサブルーチン「焦点検出&ズーム調
整」をリターンする。
【0193】ステップ(1009)においては、図14
のステップ(807)と同様、焦点検出結果等に基づい
てズーム位置を決定する。つまり[ズーム位置決定]の
サブルーチンを実行する。そして、ズーム位置決定後、
ステップ(1010)へ進んでこのサブルーチン「焦点
検出&ズーム調整」をリターンする。
【0194】この第6の実施例によれば、オートズーム
するのを中央測距エリアに限定するようにしているた
め、ズーミングによって被写体が測距エリアから外れる
ことがなくなる。
【0195】(第7の実施例)図16は本発明の第7の
実施例におけるオートズームカメラの主要部分の動作を
示すフローチャートである。なお、カメラの機構及び該
図16に示す動作以外は上記第1の実施例と同様である
ので、ここでは省略する。
【0196】図16はこの第7の実施例におけるオート
ズームカメラにおけるサブルーチン[焦点検出&オート
ズーム]について説明するためのフローチャートであ
る。
【0197】ステップ(1101)においては、マニュ
アルフォーカスであるかどうかをチェックし、マニュア
ルフォーカスの場合は自動焦点検出もオートズームも行
わずにステップ(1112)へ移行し、この[焦点検出
&オートズーム]サブルーチンを終了する。また、マニ
ュアルフォーカスでない場合はステップ(1102)へ
移行する。
【0198】ステップ(1102)においては、測距エ
リア自動選択モードかどうかを判別する。もし測距エリ
ア自動選択モードであればステップ(1104)へ移行
し、測距エリア自動選択モードでなければステップ(1
103)へ移行する。
【0199】ステップ(1103)においては、指定さ
れた測距エリアの焦点検出を行い、その後ステップ(1
112)へ移行し、この[焦点検出&オートズーム]サ
ブルーチンをリターンする。
【0200】上記ステップ(1102)で測距エリア自
動選択モードと判別された場合には、前述したようにス
テップ(1104)へ移行する。
【0201】ステップ(1104)においては、全ての
測距エリアで焦点検出を行う。焦点検出が終了するとス
テップ(1105)へ進む。
【0202】ステップ(1105)においては、測距エ
リアの選択を行う。最終的に3つある測距エリアのうち
どの被写体に焦点を合せるかをこのステップで決定す
る。次にステップ(1106)へ進む。
【0203】ステップ(1106)においては、ズーム
のモードがオートズームモードかそうでないかを判別す
る。そして、オートズームモードの場合はステップ(1
107)へ移行し、オートズームモードでなければステ
ップ(1112)へ移行し、この[焦点検出&オートズ
ーム]サブルーチンをリターンする。
【0204】ステップ(1107)においては、オート
ズームモードでズーム位置が既に決定しているかどうか
を判別し、未決定ならステップ(1108)へ移行す
る。また、ズーム位置が決定していればステップ(11
12)へ移行し、この[焦点検出&オートズーム]サブ
ルーチンをリターンする。
【0205】ステップ(1108)においては、中央測
距エリアと選択した測距エリアのデフォーカス差を計算
する。当然のことながら、中央測距エリアが選択されて
いれば差は0である。計算が終了するとステップ(11
09)へ進む。
【0206】又、ここで選択された測距エリアの距離と
中央測距エリアの距離を計算し、その差により判定を行
っても良い。
【0207】ステップ(1109)においては、上記ス
テップ(1108)で計算したデフォーカス差を所定の
しきい値と比較し、しきい値よりも大きければ、選択し
た測距エリアと中央測距エリアで測距している被写体が
異なっていると判別し、この場合はステップ(111
0)へ移行する。また、デフォーカス差がしきい値より
小さい場合は、選択した測距エリアと中央測距エリアで
同じ被写体を測距していると判別し、この場合はステッ
プ(1111)へ移行する。
【0208】ステップ(1110)においては、オート
ズームを禁止する。ここでは、ズーム位置を動かさない
で、ズーム位置決定後に立てるのと同じフラグを立てる
ことにより、次回オートズームを行わないようにする。
このフラグを立てることにより、ズーム位置が既に決定
していることになり、オートズームを禁止することがで
きる。次にステップ(1112)へ移行し、この[焦点
検出&オートズーム]サブルーチンをリターンする。
【0209】ステップ(1111)においては、ズーム
位置を決定する。ズーム位置が決定されるとステップ
(1112)へ移行し、この[焦点検出&オートズー
ム]サブルーチンをリターンする。
【0210】この第7の実施例によれば、測距エリア自
動選択モードの場合のオートズームを実行するか禁止す
るかを、中央測距エリアと選択された測距エリアのデフ
ォーカス差で判別するようにしているため、ズーミング
によって被写体が測距エリアから外れるような場合にズ
ーミングしてしまうことがなく、オートズームした方が
よい場合に過剰にズーミング禁止になることもない。
【0211】(第8の実施例)図17は本発明の第8の
実施例におけるオートズームカメラの主要部分の動作を
示すフローチャートである。なお、カメラの機構及び該
図19に示す動作以外は上記第1の実施例と同様である
ので、ここでは省略する。
【0212】図17はこの第8の実施例におけるオート
ズームカメラにおけるサブルーチン[焦点検出&オート
ズーム]について説明するためのフローチャートであ
る。
【0213】ステップ(1201)においては、マニュ
アルフォーカスであるかどうかをチェックし、マニュア
ルフォーカスの場合はステップ(1214)へ移行し、
自動焦点検出もオートズームも行わずにこのサブルーチ
ンを終了する。また、マニュアルフォーカスでない場合
はステップ(1202)へ移行する。
【0214】ステップ(1202)においては、測距エ
リア指定モードかどうかを判定する。測距エリア指定モ
ードの場合はステップ(1205)へ移行し、測距エリ
アが指定されていなければステップ(1203)へ移行
する。
【0215】ステップ(1205)においては、指定さ
れた測距エリアでの焦点検出を行う。その後ステップ
(1206)へ進む。
【0216】上記ステップ(1202)において測距エ
リア指定モードでないと判別した場合には、前述したよ
うにステップ(1203)へ移行する。
【0217】ステップ(1203)においては、全ての
測距エリアで焦点検出を行う。そして、焦点検出が終了
するステップ(1204)へ進む。
【0218】ステップ(1204)においては、測距エ
リアの選択を行う。最終的に3つある測距エリアのうち
どの被写体に焦点を合せるかをこのステップで決定す
る。そして、ステップ(1206)へ進む。
【0219】ステップ(1206)においては、ズーム
のモードがオートズームモードかそうでないかを判別す
る。もしオートズームモードであればステップ(120
7)へ移行し、オートズームモードでなければステップ
(1214)へ進んでこのサブルーチン「焦点検出&ズ
ーム調整」をリターンする。
【0220】ステップ(1207)においては、オート
ズームモードでズーム位置が既に決定しているかどうか
を判定し、未決定ならステップ(1208)へ分岐す
る。また、ズーム位置が決定していればステップ(12
14)へ進み、このサブルーチン「焦点検出&ズーム調
整」をリターンする。
【0221】ステップ(1208)においては、レンズ
通信を行って現在のズーム位置及び距離を求める。そし
て、ステップ(1209)へ進む。
【0222】ステップ(1209)においては、自動選
択で選択された測距エリア又は測距エリア指定モードで
指定された測距エリアの被写体距離を計算する。計算の
方法は図9のステップ(302)と同様である。そし
て、ステップ(1210)へ進む。
【0223】ステップ(1210)においては、上記ス
テップ(1209)で求めた被写体距離からズーム位置
を決定する。
【0224】ステップ(1211)においては、測距エ
リアが中央であるかどうかの判別を行う。中央測距エリ
アの場合はステップ(1213)へ移行し、そうでない
場合はステップ(1212)へ移行する。
【0225】ステップ(1212)においては、測距エ
リアが中央以外の場合はこのステップでズーミング制限
を行う。測距エリアが中央以外の場合に、大きくズーム
位置を変化させると、測距している被写体が測距エリア
から外れてしまい、焦点調節が不能になってしまうから
である。具体的には、上記ステップ(1208)で求め
た現在のズーム位置に対して上記ステップ(1210)
で計算したズーム位置を比較して、その変化量が一定の
しきい値を超えていれば、オートズームのズーム位置に
制限を加える。そして、ステップ(1213)へ進む。
【0226】ステップ(1213)においては、上記ス
テップ(1210)で計算したズーム位置又はステップ
(1212)で制限されたズーム位置へズーム駆動を実
行する。そして、ステップ(1214)へ進み、このサ
ブルーチン「焦点検出&ズーム調整」をリターンする。
【0227】この第8の実施例によれば、オートズーム
するのを、中央測距エリアの場合はズーミング制限を行
わずに、周辺測距エリアの場合にはズームの変化量を限
定するようにしているため、ズーミングによって被写体
が測距エリアから外れることなく充分にオートズームを
活用することができる。
【0228】(第9の実施例)図18は本発明の第9の
実施例におけるオートズームカメラの主要部分の動作を
示すフローチャートである。なお、カメラの機構及び該
図18に示す動作以外は上記第1の実施例と同様である
ので、ここでは省略する。
【0229】図20はこの第9の実施例におけるオート
ズームカメラにおけるサブルーチン[焦点検出&オート
ズーム]について説明するためのフローチャートであ
る。
【0230】ステップ(1301)においては、マニュ
アルフォーカスであるかどうかをチェックし、マニュア
ルフォーカスの場合は自動焦点検出もオートズームも行
わずにステップ(1310)へ移行し、この[焦点検出
&オートズーム]サブルーチンを終了する。また、マニ
ュアルフォーカスでない場合はステップ(1302)へ
移行する。
【0231】ステップ(1302)においては、測距エ
リア指定モードかどうかを判別する。もし測距エリア指
定モードであればステップ(1303)へ移行し、測距
エリア指定モードでなければステップ(1304)へ移
行する。
【0232】ステップ(1303)においては、指定さ
れた測距エリアの焦点検出を行い、その後ステップ(1
310)へ移行し、この[焦点検出&オートズーム]サ
ブルーチンをリターンする。
【0233】上記ステップ(1302)で測距エリア指
定モードと判別された場合には、前述したようにステッ
プ(1304)へ移行する。
【0234】ステップ(1304)においては、全ての
測距エリアで焦点検出を行う。焦点検出が終了するとス
テップ(1305)へ進む。
【0235】ステップ(1305)においては、測距エ
リアの選択を行う。最終的に3つある測距エリアのうち
どの被写体に焦点を合せるかをこのステップで決定す
る。次にステップ(1306)へ進む。
【0236】ステップ(1306)においては、中央測
距エリアが測距不能であったかどうかを判別する。もし
測距不能であればステップ(1310)へ移行し、この
[焦点検出&オートズーム]サブルーチンをリターンす
る。すなわち、中央以外の測距エリアを選択した後、ズ
ーミングの変化によって選択した測距エリアが測距不能
になった場合、中央測距エリアが測距できていれば焦点
調節可能だが、中央測距エリアが測距不能だとオートズ
ームを行ったために測距できなくなってしまうことが起
こってしまう。これを防ぐために、中央測距エリアが測
距不能ならズーミングを行わない。逆にいえば、周辺測
距エリアが選択されても、中央測距エリアが測距可能な
らオートズームを行うために、ステップ(1307)へ
と移行する。
【0237】ステップ(1307)においては、ズーム
のモードがオートズームモードかそうでないかを判別す
る。そして、オートズームモードの場合はステップ(1
308)へ移行し、オートズームモードでなければステ
ップ(1310)へ移行し、この[焦点検出&オートズ
ーム]サブルーチンをリターンする。
【0238】ステップ(1308)においては、オート
ズームモードでズーム位置が既に決定しているかどうか
を判別し、未決定ならステップ(1309)へ移行す
る。また、ズーム位置が決定していればステップ(13
10)へ移行し、この[焦点検出&オートズーム]サブ
ルーチンをリターンする。
【0239】ステップ(1309)においては、図14
のステップ(807)と同様、焦点検出結果等に基づい
てズーム位置を決定する。つまり[ズーム位置決定]の
サブルーチンを実行する。ズーム位置決定後、ステップ
(1310)へ進んでこのサブルーチン「焦点検出&ズ
ーム調整」をリターンする。
【0240】この第9の実施例によれば、オートズーム
で測距エリア自動選択モードの場合、中央測距エリアが
選択された時のみオートズームを行うのではなく、周辺
の測距エリアが選択された時にも中央測距エリアが測距
可能ならオートズームが作動するようにしている。この
ため、ズーミングによって被写体が測距エリアから外れ
るような場合に自動焦点調節が不能になることがない、
使い易いオートズームを実現することができる。
【0241】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の選択手段にて測距エリアが選択される場合(測距
エリア自動選択の場合)は、焦点距離算出手段により求
められた焦点距離位置にしたがって撮影レンズを自動的
にズーミングし、つまりオートズームを行い、第2の選
択手段にて測距エリアが選択される場合(測距エリアマ
ニュアル選択の場合)は、オートズームを禁止するよう
にしている。
【0242】また、測距エリア自動選択の場合と測距エ
リアマニュアル選択において中央測距エリアが選択され
た場合は、オートズームを行い、測距エリアマニュアル
選択において中央測距エリア以外の測距エリアが選択さ
れた場合は、オートズームを禁止するようにしている。
【0243】また、測距エリア自動選択の場合は、オー
トズームを行い、測距エリアマニュアル選択の場合は、
ズームモードを、外部操作手段にて指示された焦点距離
位置へズーミングを行う所謂マニュアルモードにするよ
うにしている。また、測距エリア自動選択の場合と測距
エリアマニュアル選択において中央測距エリアが選択さ
れた場合は、オートズームを行い、測距エリアマニュア
ル選択において中央測距エリア以外の測距エリアが選択
された場合は、ズームモードをマニュアルモードにする
ようにしている。
【0244】よって、選択される測距エリアに応じて自
動的にオートズームを禁止したり、マニュアルズームに
切り替えたりして、撮影者の意志に反したオートズーム
がなされることを無くすことができる。
【0245】また、本発明によれば、オートズーム時に
は、自動的に中央測距エリアにより測距を行うようにし
たり、選択手段により中央測距以外の測距エリアが選択
された場合には、オートズームを行わない、或は、中央
測距エリアと周辺の測距エリアの被写体距離の差、又
は、デフォーカス量の差を比較し、この差が大きいとき
はオートズームを行わないようにしたり、同じく選択手
段により中央測距以外の測距エリアが選択された場合に
は、焦点距離再算出手段にてズームに制限を加え、オー
トズームを行うようにしたり、或は、中央測距エリアが
測距不能なら、オートズームを行わないようにしてい
る。
【0246】よって、中央測距エリア以外の測距エリア
が選択された場合や中央測距エリアが測距不能な場合に
おいて、撮影者の意志に反したオートズームがなされる
ことを無くすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるオートズームカ
メラの焦点検出光学系の構成を示す斜視図である。
【図2】図1の焦点検出光学系をカメラに組み込んだ状
態を示す側面図である。
【図3】本発明の第1の実施例におけるオートズームカ
メラの構成を示す回路ブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施例におけるオートズームカ
メラの上面図である。
【図5】図4に示す外部液晶表示パネルにおける各表示
部を説明するための図である。
【図6】本発明の第1の実施例におけるオートズームカ
メラのメイン動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施例において測距エリアを指
定するときの外部液晶表示パネル及びファインダ内表示
の例を示す図である。
【図8】図6の「焦点検出&ズーム調整」の動作を示す
フローチャートである。
【図9】図6の「ズーム位置決定」の動作を示すフロー
チャートである。
【図10】本発明の第1の実施例におけるズームプログ
ラム線図である。
【図11】本発明の第2の実施例における「焦点検出&
ズーム調整」の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第3の実施例における「焦点検出&
ズーム調整」の動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第4の実施例における「焦点検出&
ズーム調整」の動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第5の実施例における「焦点検出&
ズーム調整」の動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第6の実施例における「焦点検出&
ズーム調整」の動作を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第7の実施例における「焦点検出&
ズーム調整」の動作を示すフローチャートである。
【図17】本発明の第8の実施例における「焦点検出&
ズーム調整」の動作を示すフローチャートである。
【図18】本発明の第9の実施例における「焦点検出&
ズーム調整」の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
PRS マイクロコンピュータ SNS 焦点検出用センサ装置 LNS 撮影レンズ LPRS 制御回路 LMTR 焦点調節用モータ ZMMSW ズームモード切り替えボタン AFASW 測距エリア設定モードボタン OLC 外部液晶表示パネル ZMTR ズーム駆動用モータ AZ/MZSW ズームスイッチ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面内の少なくとも中央部分を含む複数
    の測距エリアのデフォーカス状態を検出するデフォーカ
    ス検出手段と、前記複数の測距エリアから少なくとも一
    つの測距エリアをカメラが自動的に選択する第1の選択
    手段と、前記複数の測距エリアから少なくとも一つの測
    距エリアを撮影者に選択させる第2の選択手段と、前記
    第1の選択手段により選択された測距エリアに基づいて
    撮影を行う第1の撮影モードと前記第2の選択手段にて
    選択された測距エリアに基づいて撮影を行う第2の撮影
    モードの切り替えを行うモード切替手段と、選択された
    測距エリアのデフォーカス量にしたがって撮影レンズを
    駆動し、焦点調節を行うフォーカス駆動手段と、撮影レ
    ンズの最適焦点距離を算出する焦点距離算出手段と、該
    焦点距離算出手段により求められた焦点距離位置に撮影
    レンズを自動的に駆動するズーム駆動手段と、前記モー
    ド切替手段にて第2の撮影モードが設定されている場合
    には、前記ズーム駆動手段による駆動を禁止するズーム
    禁止手段とを備えたオートズームカメラ。
  2. 【請求項2】 画面内の少なくとも中央部分を含む複数
    の測距エリアの距離情報を算出する測距手段と、前記複
    数の測距エリアから少なくとも一つの測距エリアをカメ
    ラが自動的に選択する第1の選択手段と、前記複数の測
    距エリアから少なくとも一つの測距エリアを撮影者に選
    択させる第2の選択手段と、前記第1の選択手段により
    選択された測距エリアに基づいて撮影を行う第1の撮影
    モードと前記第2の選択手段にて選択された測距エリア
    に基づいて撮影を行う第2の撮影モードの切り替えを行
    うモード切替手段と、選択された測距エリアの距離情報
    にしたがって撮影レンズを駆動し、焦点調節を行うフォ
    ーカス駆動手段と、撮影レンズの最適焦点距離を算出す
    る焦点距離算出手段と、該焦点距離算出手段により求め
    られた焦点距離位置に撮影レンズを自動的に駆動するズ
    ーム駆動手段と、前記モード切替手段にて第2の撮影モ
    ードが設定されている場合には、前記ズーム駆動手段に
    よる駆動を禁止するズーム禁止手段とを備えたオートズ
    ームカメラ。
  3. 【請求項3】 画面内の少なくとも中央部分を含む複数
    の測距エリアのデフォーカス状態を検出するデフォーカ
    ス検出手段と、前記複数の測距エリアから少なくとも一
    つの測距エリアをカメラが自動的に選択する第1の選択
    手段と、前記複数の測距エリアから少なくとも一つの測
    距エリアを撮影者に選択させる第2の選択手段と、選択
    された測距エリアのデフォーカス量にしたがって撮影レ
    ンズを駆動し、焦点調節を行うフォーカス駆動手段と、
    撮影レンズの最適焦点距離を算出する焦点距離算出手段
    と、該焦点距離算出手段により求められた焦点距離位置
    に撮影レンズを自動的に駆動するズーム駆動手段と、前
    記第2の選択手段にて中央測距エリア以外の測距エリア
    が選択されている場合には、前記ズーム駆動手段による
    駆動を禁止するズーム禁止手段とを備えたオートズーム
    カメラ。
  4. 【請求項4】 画面内の少なくとも中央部分を含む複数
    の測距エリアのデフォーカス状態を検出するデフォーカ
    ス検出手段と、前記複数の測距エリアから少なくとも一
    つの測距エリアをカメラが自動的に選択する第1の選択
    手段と、前記複数の測距エリアから少なくとも一つの測
    距エリアを撮影者に選択させる第2の選択手段と、前記
    第1の選択手段により選択された測距エリアに基づいて
    撮影を行う第1の撮影モードと前記第2の選択手段にて
    選択された測距エリアに基づいて撮影を行う第2の撮影
    モードの切り替えを行うモード切替手段と、選択された
    測距エリアのデフォーカス量にしたがって撮影レンズを
    駆動し、焦点調節を行うフォーカス駆動手段と、撮影レ
    ンズの最適焦点距離を算出する焦点距離算出手段と、焦
    点距離変更を指示する外部操作手段と、前記焦点距離算
    出手段により求められた焦点距離位置、又は、前記外部
    操作手段にて指示された焦点距離位置へ撮影レンズを自
    動的に駆動するズーム駆動手段と、前記モード切替手段
    にて第2の撮影モードが設定されている場合には、前記
    外部操作手段による焦点距離変更を許容すると共に、前
    記焦点距離算出手段の動作を禁止する制御手段とを備え
    たオートズームカメラ。
  5. 【請求項5】 画面内の少なくとも中央部分を含む複数
    の測距エリアのデフォーカス状態を検出するデフォーカ
    ス検出手段と、前記複数の測距エリアから少なくとも一
    つの測距エリアをカメラが自動的に選択する第1の選択
    手段と、前記複数の測距エリアから少なくとも一つの測
    距エリアを撮影者に選択させる第2の選択手段と、選択
    された測距エリアのデフォーカス量にしたがって撮影レ
    ンズを駆動し、焦点調節を行うフォーカス駆動手段と、
    撮影レンズの最適焦点距離を算出する焦点距離算出手段
    と、焦点距離変更を指示する外部操作手段と、前記焦点
    距離算出手段により求められた焦点距離位置、又は、前
    記外部操作手段にて指示された焦点距離位置へ撮影レン
    ズを自動的に駆動するズーム駆動手段と、前記第2の選
    択手段にて中央測距エリア以外の測距エリアが選択され
    ている場合には、前記外部操作手段による焦点距離変更
    を許容すると共に、前記焦点距離算出手段の動作を禁止
    する制御手段とを備えたオートズームカメラ。
  6. 【請求項6】 画面内の少なくとも中央部分を含む複数
    の位置のデフォーカス状態を検出するデフォーカス検出
    手段と、検出されたデフォーカス量にしたがって撮影レ
    ンズを駆動し、焦点調節を行うフォーカス駆動手段と、
    被写体までの距離を算出する被写体距離算出手段と、中
    央部分のデフォーカス検出を前記デフォーカス検出手段
    にて行い、前記被写体距離算出手段によって中央被写体
    までの距離を求め、中央部分の被写体の距離からレンズ
    の最適焦点距離を算出する焦点距離算出手段と、該焦点
    距離算出手段により求められた焦点距離位置に撮影レン
    ズを自動的に駆動するズーム駆動手段とを備えたオート
    ズームカメラ。
  7. 【請求項7】 画面内の少なくとも中央部分を含む複数
    の測距エリアのデフォーカス状態を検出するデフォーカ
    ス検出手段と、前記複数の測距エリアから少なくとも一
    つの測距エリアを選択する選択手段と、該選択手段にて
    選択された測距エリアのデフォーカス量にしたがって撮
    影レンズを駆動し、焦点調節を行うフォーカス駆動手段
    と、被写体までの距離を算出する被写体距離算出手段
    と、レンズの最適焦点距離を算出する焦点距離算出手段
    と、該焦点距離算出手段により求められた焦点距離位置
    に撮影レンズを自動的に駆動するズーム駆動手段と、前
    記選択手段にて選択された測距エリアが中央測距エリア
    でなかった場合、ズーム駆動を禁止するズーム禁止手段
    とを備えたオートズームカメラ。
  8. 【請求項8】 画面内の少なくとも中央部分を含む複数
    の測距エリアのデフォーカス状態を検出するデフォーカ
    ス検出手段と、前記複数の測距エリアから少なくとも一
    つの測距エリアを選択する選択手段と、該選択手段にて
    選択された測距エリアのデフォーカス量にしたがって撮
    影レンズを駆動し、焦点調節を行うフォーカス駆動手段
    と、被写体までの距離を算出する被写体距離算出手段
    と、レンズの最適焦点距離を算出する焦点距離算出手段
    と、該焦点距離算出手段により求められた焦点距離位置
    に撮影レンズを自動的に駆動するズーム駆動手段と、前
    記選択手段にて選択された測距エリアが中央測距エリア
    でなかった場合、中央測距エリアの被写体距離とそれ以
    外の測距エリアの被写体距離を比較し、その差が所定値
    以上の際には、ズーム駆動を禁止するズーム禁止手段と
    を備えたオートズームカメラ。
  9. 【請求項9】 画面内の少なくとも中央部分を含む複数
    の測距エリアのデフォーカス状態を検出するデフォーカ
    ス検出手段と、前記複数の測距エリアから少なくとも一
    つの測距エリアを選択する選択手段と、該選択手段にて
    選択された測距エリアのデフォーカス量にしたがって撮
    影レンズを駆動し、焦点調節を行うフォーカス駆動手段
    と、被写体までの距離を算出する被写体距離算出手段
    と、レンズの最適焦点距離を算出する焦点距離算出手段
    と、該焦点距離算出手段により求められた焦点距離位置
    に撮影レンズを自動的に駆動するズーム駆動手段と、前
    記選択手段にて選択された測距エリアが中央測距エリア
    でなかった場合、中央測距エリアのデフォーカス量とそ
    れ以外の測距エリアのデフォーカス量を比較し、その差
    が所定値以上の際には、ズーム駆動を禁止するズーム禁
    止手段とを備えたオートズームカメラ。
  10. 【請求項10】 画面内の少なくとも中央部分を含む複
    数の測距エリアのデフォーカス状態を検出するデフォー
    カス検出手段と、前記複数の測距エリアから少なくとも
    一つの測距エリアを選択する選択手段と、該選択手段に
    て選択された測距エリアのデフォーカス量にしたがって
    撮影レンズを駆動し、焦点調節を行うフォーカス駆動手
    段と、被写体までの距離を算出する被写体距離算出手段
    と、レンズの最適焦点距離を算出する焦点距離算出手段
    と、現在のレンズの焦点距離を検出する焦点距離検出手
    段と、前記選択手段にて選択された測距エリアが中央測
    距エリアでなかった場合、前記焦点距離算出手段で算出
    した焦点距離と前記焦点距離検出手段で検出された焦点
    距離から新たに焦点距離を算出する焦点距離再算出手段
    と、前記選択手段にて選択された測距エリアが中央測距
    エリアであった場合は、前記焦点距離算出手段により求
    められた焦点距離位置に撮影レンズを駆動し、中央測距
    エリア以外の測距エリアであった場合は、前記焦点距離
    再算出手段にて求められた焦点距離位置に撮影レンズを
    駆動するズーム駆動手段とを備えたオートズームカメ
    ラ。
  11. 【請求項11】 画面内の少なくとも中央部分を含む複
    数の測距エリアのデフォーカス状態を検出するデフォー
    カス検出手段と、前記複数の測距エリアから少なくとも
    一つの測距エリアを選択する選択手段と、該選択手段に
    て選択された測距エリアのデフォーカス量にしたがって
    撮影レンズを駆動し、焦点調節を行うフォーカス駆動手
    段と、被写体までの距離を算出する被写体距離算出手段
    と、レンズの最適焦点距離を算出する焦点距離算出手段
    と、該焦点距離算出手段により求められた焦点距離位置
    に撮影レンズを自動的に駆動するズーム駆動手段と、中
    央測距エリアが測距不能であった場合、ズーム駆動を禁
    止するズーム禁止手段とを備えたオートズームカメラ。
  12. 【請求項12】 ズーム禁止手段は、ズーム駆動手段の
    駆動を禁止する手段であることを特徴とする請求項7,
    8,9又は11記載のオートズームカメラ。
  13. 【請求項13】 ズーム禁止手段は、焦点距離算出手段
    の動作を禁止する手段であることを特徴とする請求項
    7,8,9又は11記載のオートズームカメラ。
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