JPH06174710A - 複数種の特定化学物質を同時定量するための方法 - Google Patents

複数種の特定化学物質を同時定量するための方法

Info

Publication number
JPH06174710A
JPH06174710A JP35175792A JP35175792A JPH06174710A JP H06174710 A JPH06174710 A JP H06174710A JP 35175792 A JP35175792 A JP 35175792A JP 35175792 A JP35175792 A JP 35175792A JP H06174710 A JPH06174710 A JP H06174710A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chemical substances
specific chemical
concentration
pbna
isocyanate compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP35175792A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2700986B2 (ja
Inventor
Akihiro Yoshida
吉田明浩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=18419402&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH06174710(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP4351757A priority Critical patent/JP2700986B2/ja
Publication of JPH06174710A publication Critical patent/JPH06174710A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2700986B2 publication Critical patent/JP2700986B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数種の特定化学物質を同時定量するのに適
した方法を提供する。 【構成】 特定化学物質A1 ,A2 - - を含む試料を反
応性物質Bと反応させ、反応により得られる生成物
1 ,C2 - - を高速液体クロマトグラフを用いて分離
し、生成物C1 ,C2 - - に対応するピーク面積から検
量線により各特定化学物質A1 ,A2 - - の濃度を定量
する。特定化学物質がイソシアネート化合物の場合に
は、反応性物質BにN−4−ニトロベンジル−N−n−
プロピルアミンを使用し、無機酸の場合には、フタル酸
水素カリウムを含む水溶液を使用し、ハロゲン化カルボ
ニルの場合にはアニリンを使用する。尚、生成物の濃度
から特定化学物質の濃度を算出する際には、特殊な換算
式を用いる。 【効果】 既存法に比べ、高感度かつ高精度で複数種の
特定化学物質を分離、定量することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数種の特定化学物質
を同時に定量することが可能な方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在、化学工業製品の製造業にあって
は、新原体の承認及び許可の多様化と共に、化学物質等
による種々の健康障害が発生している。そこで、これら
の健康障害を予防するために特定化学物質等障害予防規
則(以下、特化則と略す)を適用しつつ、使用する原体
に関する空気中の濃度測定、測定結果の評価及び評価結
果に基づく処置を講じる必要がある。又、衛生管理の推
進に資するために、光電分光光度から高速液体クロマト
グラフィー(以下、HSLCと略す)まで適用しつつ、
測定結果の評価に関する作業環境測定及び個人暴露測定
の整合化を検討する必要もある。
【0003】まず、日米両国における法体系のもとに、
日本の労働省から通達した管理濃度及び日本産業衛生学
会から勧告した許容濃度に基づいたA測定及びB測定に
よる管理区分の評価があり、一方では、米国の各州労働
局及びAmerican Conferenceof Governmental Industria
l Hygienists から勧告した Threshold Limit Value-Ti
me Weighted Average, TLV-Short Time Exposure Limit
及び TLV-Ceiling並びに Occupational Safety and He
alth Administrationから勧告したTWA及びCeilingに
基づいた個人暴露モニターの評価があり、又、フランス
の DirectionRegionale du Travail et de l'Emploiが
ある。
【0004】又、前述の管理濃度及び許容濃度規則に対
応しつつ、測定や分析において精度及び正確さに関する
品質管理がある。具体的には、本発明者は、オルト−ト
リジン,3,3’−ジクロロ−4,4’−ジアミノジフ
ェニルメタン、ベンゼン、ベンジジン及び無水フタル酸
に関するHSLC測定法を既に確立し、衛生管理を実施
してきた。
【0005】更に、多様な新原体に対する測定方法の研
究や、同時定量化及びマトリックスに起因した干渉等も
ある。詳細に述べると、電解脱脂浴、銅めっき浴及び亜
鉛めっき浴などに使用されたシアン化カリウム、シアン
化水素及びシアン化ナトリウムの測定法には、既存の蒸
留水吸収液を使用したピリジン・ピラゾロン法がある
が、p−ベンゾキノン吸収液を使用した2,3−ジシア
ノハイドロキノン誘導体のHSLC蛍光法による定量法
に改良されている。又、乾電池に関する混合及び成型等
で汎用されるマンガン及びその化合物の測定法には、既
存のガラス繊維フィルターを使用した原子吸光光度法が
あるが、1−(2,4−アゾリラゾ)−2−ナフトール
錯体吸収液を使用した「ストップ ド フロー光電分光
光度法」に改良されている。
【0006】更に、吹付け塗装等に使用されたホルムア
ルデヒド、アセトアルデヒド、ギ酸及び酢酸の測定法に
は、既存の蒸留水を使用したクロモトロプ酸法がある
が、同じ吸収液を使用した同時定量のイオンクロマトグ
ラフィー法に改良されている。この他、Siエピタキシ
ャル成長炉内で不純物ドープガスに使用されたジボラン
及び三酸化ホウ素の測定法には、クロモトロプ酸吸収液
を使用したHSLC法があり、前述の測定方法に関する
衛生管理技術は推進しつつある。
【0007】例えば、イソシアネートを含む化合物を定
量する際には、従来よりジアゾ化、N−1−ナフチルエ
チレンジアミンのカップリング及び光電分光光度法等が
繁用されてきたが、これらの定量法の場合には、複数種
のイソシアネート化合物を同時に高い精度で分離、定量
することが困難であるという問題点があった。
【0008】又、フッ素イオン(F- )や塩素イオン
(Cl- )等の無機陰イオンを含む無機酸を定量する際
には、以下の定量法が繁用されてきた。即ち、ランタン
−1,2−ハイドロキシアントラキノ−3−イルメチル
アミン法(光電分光光度法から第二類物質に該当するフ
ッ化水素を0.01N−水酸化ナトリウムで捕集する方
法)、チオシアン酸水銀法(第三類物質に該当する塩化
水素及び特化則に該当しない臭化水素を蒸留水吸収液で
捕集する方法)、還元亜鉛ナフチルエチレンジアミン法
(第三類物質に該当する硝酸を0.1N−水酸化ナトリ
ウム吸収液で捕集する方法)、酸化モリブデン法(特化
則に該当しない燐酸を蒸留水吸収液で捕集する方法)及
び、クロム酸バリウム懸濁法(第三類物質に該当する硫
酸ミストをガラス繊維フィルターにより捕集する方法)
等である。これらの無機陰イオン類の定量法は、主に金
属メッキや半導体ドライエッチングなどにおいて使用さ
れてきているが、複数種の無機陰イオンが併存する場合
には、これらを同時に高い精度で分離、定量することが
困難であった。
【0009】更に、塩素系有機溶剤の存在するロウ付け
及びアーク溶接などで発生するハロゲン化カルボニル、
例えば第三類に該当するホスゲン(COCl2 )を定量
する際には、フッ化カルボニルを共存させてアニリン吸
収液で捕集し、ヘキサン−ペンタノール溶媒抽出−光電
分光光度法を用いて定量することが行われてきた。しか
しながら、このような方法では、ハロゲン化カルボニル
類の多様化に対応することができず、同時定量が困難で
あった。
【0010】上述の如く、これまでに提案されてきてい
る方法は、いずれも複数種の特定化学物質を同時定量す
るのに適した方法ではなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の定量法における問題点を解決するものであり、同
時定量が困難であった複数種の特定化学物質を同時定量
するのに適した方法を提供することを課題とする。特
に、本発明は、大きく分けて3つの違った種類の特定化
学物質を測定対象物質としており、具体的には、イソシ
アネート化合物、無機酸、ハロゲン化カルボニルについ
て、それぞれ、同時に高い精度で分離、定量することが
可能な分離定量法を提供することを課題とする。
【0012】まず、本発明者は、芳香族イソシアネート
化合物(例えばトルエン−2,4(2,6)−ジイソシ
アネート〔以下、TDIと略す〕や、特化則に該当しな
いメチレンビスフェニルジイソシアネート〔以下、MD
Iと略す〕)の量を測定する際に、芳香族イソシアネー
ト化合物をN−4−ニトロベンジル−N−n−プロピル
アミン〔以下、PBNAと略す〕と反応させ、生成する
尿素誘導体〔以下、TDIの尿素誘導体をTDIUと、
MDIの尿素誘導体をMDIUと略す〕を、高速液体ク
ロマトグラフを用いて分離することにより、高精度で同
時定量ができることを見い出し、本発明を完成した。
又、本発明者は、同時定量する際の諸条件に関する検討
も行った。更に、ニトロ試薬を含浸したガラス繊維フィ
ルターを用いて、芳香族イソシアネート化合物を捕集す
る方法についても検討を行った。
【0013】又、本発明者は、無機酸類を特定の反応性
物質と反応させることで、無機陰イオン類の濃度から無
機酸類の濃度を合理的に同時定量できることを見い出
し、本発明を完成した。この際、同時定量にはHSLC
法、例えば逆相クロマトグラフィーによる分析方法を使
用するか、あるいは、透明な無機陰イオン類を高濃度の
紫外線吸収性溶離液を使用しながら、負のピーク深さで
出現する吸光度を電気的変換検出する方法により同時定
量する方法が用いられる。尚、本発明者は、既存方法に
より塩化水素を捕集する方法についても再検討を行っ
た。
【0014】更に、本発明者は、ハロゲン系有機溶剤か
ら発生するハロゲン化カルボニルを、アニリン水溶液と
反応させて尿素誘導体を生成させ、これを、高速液体ク
ロマトグラフを用いて分離することにより、高精度で同
時定量ができることを見い出し、本発明を完成した。
又、本発明者は、カーエアコン用冷媒、ウレタン発泡剤
及び精密部品用洗浄剤に使用される塩素系有機溶剤に関
する強熱燃焼ガス中の、ホスゲン及びフッ化カルボニル
を捕集する方法の諸条件についても検討した。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の、複数種の特定
化学物質を同時定量するための方法は、複数種の特定化
学物質A1 ,A2 - - を含む試料を反応性物質Bと反応
させ、上記反応により得られる生成物C1 ,C2 - - を
高速液体クロマトグラフを用いて分離し、上記生成物C
1 ,C2 - - に対応するピーク面積から検量線により上
記各特定化学物質A1 ,A2 - - の濃度を定量すること
を特徴とし、特定化学物質の種類により、適した反応性
物質を選ぶことで、既存法では困難であった同時定量を
可能とするものである。即ち、本発明は、直接分離、定
量が困難である特定化学物質A1 ,A2 - - の濃度を、
反応性物質Bとの反応により得られる生成物C1 ,C2
- - の濃度から算出するものであり、特定化学物質
1 ,A2 - - の濃度を算出する際には、特別の算出式
が用いられる。尚、HSLCの条件及び、各物質の濃度
の算出に使用される式については、後述の実施例におい
て詳細に説明する。
【0016】まず、本発明のイソシアネート化合物の同
時定量法は、前述の方法において、特定化学物質A1
2 - - がいずれもイソシアネート基を有する化合物
で、反応性物質BがN−4−ニトロベンジル−N−n−
プロピルアミン(PBNA)であることを特徴とし、測
定対象であるイソシアネート化合物には、ウレタン断熱
材等に使用されている大気中芳香族イソシアネート化合
物、例えば第二類物質に該当するTDIや、特化則に該
当しないMDIなどが含まれるが、これに限定されるも
のではない。
【0017】本発明では、イソシアネート化合物とPB
NAとを反応させる際の方法が特に限定されるものでは
ないが、PBNAを含浸させたフィルターを作製して、
イソシアネート化合物を含有するガスを捕集しながら反
応させるのが好ましい。以下の実施例において、PBN
Aを市販のガラス繊維フィルター含浸させてPBNA含
浸フィルターを作製する方法を述べるが、このようにし
て得られたフィルターは、イソシアネート化合物を含む
ガスを短時間で捕集することができるという利点を有
し、しかも、冷暗所で一定期間保存することができるも
のである。尚、PBNAとしては、市販の塩酸塩が利用
できる。以下に、TDI及びMDIが、PBNAと反応
する際の反応式を示す。
【0018】
【化1】
【0019】本発明では、上記の反応で生成するTDI
及びMDIの尿素誘導体(TDIU及びMDIU)を高
速液体クロマトグラフで分離することにより、TDIU
及びMDIUに対応するピークのテーリングが防止でき
るという利点が得られ、これにより、高分解能で両者を
分離し、定量することが可能である。この際、TDIU
及びMDIUを分離する際の条件は適宜選択できるが、
移動相にはTDIU及びMDIUに対して大きな溶解度
を示すジクロルメタン系溶媒、例えばジクロルメタンに
2−プロパノールを添加した溶媒が好ましい。
【0020】尚、本発明では、上述の芳香族イソシアネ
ート化合物の定量の他に、高安定度ポリウレタン製造に
おいて使用される、特化則に指定されていない非芳香族
イソシアネート化合物の定量を行うこともできる。この
ような非芳香族イソシアネート化合物としては、例えば
イソホロンジイソシアネートが挙げられ、これを原料と
する場合では、PBNAとの反応で3種類の尿素誘導
体、即ちビス−N−(1−(o−メトキシフェニル)ピ
ペラジニルカルバモイル)イソホロン ジアミン、ビス
−N−(N’,N’−(p−ニトロベンジルプロピル)
カルバモイルイソホロン ジアミン、ビス−N−
(N’,N’−(ジベンジルカルバモイルイソホロン
ジアミンが生成し、生成後、逆相クロマトグラフィーに
より定量することで測定評価が可能である。
【0021】又、本発明の無機酸類の同時定量法は、前
述の特定化学物質A1 ,A2 - - が無機酸で、反応性物
質Bがフタル酸水素カリウムを含む水溶液であることを
特徴とし、測定対象物質である無機酸類には、F- 、C
- 、Br- 、NO3 - 、PO4 3-、SO4 2-などの陰
イオンを含む化合物、例えばフッ化ナトリウム、塩化カ
リウム、リン酸二水素カリウム、臭化ナトリウム、硝酸
ナトリウム、硫酸カリウム等がある。尚、これらの無機
陰イオン類は水に溶解しやすいので、HSLC時の移動
相溶媒には蒸留水が好ましい。
【0022】更に、本発明のハロゲン化カルボニルの同
時定量法は、前述の方法において、特定化学物質A1
2 - - がハロゲン化カルボニルで、反応性物質Bがア
ニリンであることを特徴とするものであり、測定対象物
質であるハロゲン化カルボニルには、ホスゲンやフッ化
カルボニル等がある。本発明において、ホスゲン及びフ
ッ化カルボニルが、アニリンと反応する際の反応式を以
下に示す。
【0023】
【化2】
【0024】このように、本発明では、ハロゲン化カル
ボニルがアニリンと反応することにより生成する尿素誘
導体を分離定量する際、移動相に水−アルコール系溶媒
を使用することが好ましく、これにより、高分解能でハ
ロゲン化カルボニルを分離定量することが可能となる。
本発明では、生成する尿素誘導体が同じ場合、生成する
無機陰イオン(ハロゲン化水素)を測定しても良く、あ
るいは2つの吸光度比法にて測定しても良い。以下に、
本発明の実施例を示す。
【0025】
【実施例】
実施例1:イソシアネート化合物の定量方法 試薬の調製方法 TDIとMDIとしては東京化成製の試薬を使用し、P
BNAとしてはガスクロ工業製の試薬を使用した。そし
て、TDIU及びMDIUを、以下に示すようにして生
成させた。又、溶離液で所定濃度の標準溶液に希釈調製
した。まず、分液ロート中に4.5×10-3molのP
BNAと蒸留水25mlを混合し、1N水酸化ナトリウ
ム15mlを添加後、PBNAをトルエン50mlで抽
出し、トルエン30ml中1.8×10-3molのTD
IをPBNAに添加した。これを濾過した後、ジクロル
メタン中に溶解し、TDIUを精製した。又、分液ロー
ト中に6.5×10-3mlのPBNAと蒸留水25ml
を混合し、1N水酸化ナトリウム15mlを添加後、P
BNAをトルエン50mlで抽出し、ジクロルメタン5
8ml中2.3×10-3molのMDIをPBNAに添
加した。その容積を約25mlまで濃縮後、濾過し、M
DIUを精製した。尚、移動相には、ジクロルメタン:
2−プロパノール(99.5:0.5)を調製し、PB
NAの洗浄相には、ジクロルメタン:2−プロパノール
(50:50)を調製し、その他の試薬は全て国産試薬
を使用した。
【0026】測定装置 高速液体クロマトグラフには日立638−50型を使用
した。紫外検出器は日立635−0900型多波長UV
モニタであり、250nmにて測定した。分離カラムに
は、Parti−sil 5(シリカゲル、粒径5μ
m)をスラリー法で250mm×4.6mmφのカラム
に自家充填したものを使用し、溶媒流速は1.5ml/
minに調整した。
【0027】PBNA含浸フィルターの作製 分液ロート中に1.3×10-3mlのPBNAを入れ、
蒸留水25ml及び1N水酸化ナトリウム15mlを加
え、得られた混合物を振とうし、ヘキサン5050ml
でPBNAを抽出した。暗所で、直径13mmのガラス
繊維フィルター6枚と、上記のヘキサン溶液6mlをビ
ーカー中で蒸発させた。そして、この含浸フィルターを
フィルターホルダーに取り付けた。このようにして作製
されたPBNA含浸フィルターは、2.0リットル/m
in以下の流量で試料ガスを捕集することができるもの
であり、捕集時の最高気温が18〜29℃の間である場
合には6時間以下の捕集ができる。
【0028】TDIU及びMDIUの濃度測定 上記のフィルターにより試料ガスを採取した後、ガラス
バイアル中に入れ、ジクロルメタン1mlを添加した。
そして、テフロン付きキャップで密封し、約1分間、バ
イアルを振とうした。その後、これを上記高速液体クロ
マトグラフに注入し、TDIU及びMDIUに対応する
ピーク面積を測定した。対応するブランク値で補正しな
がら、各検量線からジクロルメタン中のTDIU及びM
DIUの濃度を求めた。尚、試料ガス中のTDI及びM
DIの濃度(C,ppm)は、次式から算出した。
【0029】(a)TDIの濃度を算出する場合 C=G(0.3n/174)(24.5/V){(273+t)/273 }(760/P) ただし、G:TDIUの濃度(μg/ml)、0.3:
TDIUの分子量(562) をTDIの分子量(174) に変換
する際の変換値、n:脱着液の希釈率、V:採取した空
気の体積(リットル)、t:作業場所の温度(℃)、
P:作業場所の気圧(mmHg)である。
【0030】(b)MDIの濃度を算出する場合 C=J(0.4n/250)(24.5/V){(273+t)/273 }(760/P) ただし、J:MDIUの濃度(μg/ml)、0.4:
MDIUの分子量(639) をMDIの分子量(250) に変換
する際の変換値、n、V、t及びPについては上述のも
のと同じである。
【0031】TDIUとMDIUの分離実験結果 固定相が多孔性シリカであり、移動相がジクロルメタン
−2−プロパノール系溶媒である順相クロマトグラフィ
ーにより分離を行った。試料中のPBNAは、極性が大
きく、蒸留水やアルコールに大きな溶解度を示すが、T
DIU及びMDIUは、ジクロルメタンに大きな溶解度
を示した。そこで、移動相溶媒として99.5%ジクロ
ルメタンを選択し、又、過剰のPBNAの洗浄には、5
0%ジクロルメタンを選択した。分離実験結果を、図1
に示す。図1は、TDIUとMDIUの分離実験におけ
るクロマトグラムである。
【0032】図1に示されるように、本発明を用いた場
合には、ピークのテーリングが防止されるために、充填
剤の高分解能化によりTDIUとMDIUとが相互に分
離できることがわかる。尚、検量線は、TDIU−及び
MDIU−ジクロルメタン標準液を使用して、ピーク面
積により作成し、その直線性は0〜10mg/mlまで
使用範囲であった。各検出限界は、S/N比5としてT
DIU及びMDIUは、それぞれ1μg/mlであり、
試料ガスを10リットル採気した場合、TDIが0.5
ppb、MDIが0.4ppbに相当した。
【0033】TDI及びMDIの回収率(反応率) 前記のPBNA含浸フィルターに既知量のTDI及びM
DIを添加し、数時間暗所にて室温で保存した後、分析
方法の回収率を測定したところ、TDIについては0.
2μg/ml添加で99%の回収率となり、更に23μ
g/ml添加で過剰の回収率となった。即ち、許容濃度
の160倍(0.02ppm)では、主として光の酸化
還元反応によるPBNAの分解が認められた。又、MD
Iについては0.2μg/ml添加で96%の回収率と
なり、更に25μg/ml添加で100%の回収率とな
った。含浸フィルターの保存安定性を検討した結果、作
製して21日間暗所にて室温保存した時、フィルター当
たりTDI及びMDI共に0.02μgに相当する光の
干渉が起こった。ただし、−21℃の暗所で保存した場
合には、6週間まで使用が可能であった。又、含浸フィ
ルターのPBNA濃度を一定にし、室温でサンプリング
速度の回収率を検討した。具体的には、ドラフト排気し
ながら、プラスチック製暴露チャンバー内でホットプレ
ートを使用し、TDIでは150℃、MDIでは200
℃の条件のもとに発生した蒸気を捕集した。TDI及び
MDIの回収率を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】この実験から、いずれの場合にも動力的空
気流れの中でTDIに対し2.0リットル/min、及
びMDIに対し1.0リットル/minまで、芳香族イ
ソシアネート化合物を定量的に捕集できることがわかっ
た。
【0036】実施例2:無機酸類の定量方法 試薬の調製方法 フッ化ナトリウム、塩化カリウム、リン酸二水素カリウ
ム、臭化ナトリウム、硝酸ナトリウム及び硫酸カリウム
は、蒸留水で希釈し、所定濃度の標準溶液を調製した。
尚、調製用蒸留水は、イオン交換水を蒸留したものを使
用した。移動相については、0.5mMフタル酸水素カ
リウム、0.5mM水酸化テトラブチルアンモニウム及
び1.0mM2−(N−モルフォリノ)エタンスルフォ
ン酸−水和物〔以下、フタル酸系水和物と略す〕を、1
N水酸化カリウムでpH6.6に調整した。尚、試薬に
は、全て和光純薬工業製のものを使用した。
【0037】測定装置 高速液体クロマトグラフには島津LC−6A型を使用し
た。紫外検出器は島津SPD−6A型であり、267n
mにて測定した。分離カラムには、スラリー法で自家充
填した島津Shim−pack CLC−ODS(15
0mm×6.0mmφ、粒径5μm)を使用した。溶媒
流速は1.5ml/minで、カラム温度は40℃に調
整した。そして、ミゼットインピンジャー(液量30m
l、178mm×28mmφ)を2段直列に接続した。
【0038】無機酸類の濃度測定 ミゼットインピンジャーに既存の吸収液を10mlずつ
入れ、2段直列に接続し、対応する無機酸類に応じて
3.0リットル/minまでの流量で試料ガスを採取し
た。採取した後、この吸収液を上記高速液体クロマトグ
ラフに注入し、各無機陰イオン類に対応するピーク面積
を測定した。対応するブランク値で補正しながら、各検
量線から吸収液中の無機陰イオン類濃度を求めた。尚、
試料ガス中の無機酸類の濃度(C,mg/m3 )は、次
式から算出した。
【0039】 C=W(F・10n/V){(273+t)/273 }(760/P) ただし、W:各無機陰イオンの濃度(μg/ml)、
F:無機陰イオンの分子量を無機酸類の分子量に変換す
る際の変換値、即ちHFに対し1.05、HClに対し
1.03、H3 PO4 に対し1.03、HBrに対し
1.01、HNO3に対し1.02及びH2 SO4 に対
し1.02である。又、n:吸収液の希釈率、V:採取
した空気の体積(リットル)、t:作業場所の温度
(℃)、P:作業場所の気圧(mmHg)である。
【0040】無機陰イオンの分離実験結果 固定相にオクタデシル型シリカゲルカラムを使用し、移
動相がフタル酸水素カリウム−イオン対試薬(水酸化テ
トラブチルアンモニウム)系である逆相クロマトグラフ
ィーにより分離を行った。試料中の無機陰イオン類は、
水に対して大きな溶解度を示した。そこで、移動相溶媒
として100%蒸留水を選択した。尚、イオン緩衝剤に
は、前述のフタル酸系水和物を使用し、イオン化平衡を
pH6.61に保持させた。図2は、無機陰イオン類の
分離実験におけるクロマトグラムである。
【0041】図2に示されるように、本発明を用いた場
合には、各種の無機陰イオン類を相互に高分解能にて分
離できることがわかる。試料液の注入で水空スパイク
は、14分と同じくらい遅くに起こった。検量線は、各
無機陰イオン標準液を使用し、ピーク面積により作成し
た。その直線性は0〜10μg/mlまで確認された。
各検出限界は、以下の通りであり、F- が1×10-2
g/m3 、Cl- が1×10-2mg/m3 、Br- が2
×10-2mg/m3 、NO3 - が2×10-2mg/
3 、PO4 3-が5×10-2mg/m3、SO4 -2が2
×10-2mg/m3 の分析が可能であった。尚、試料ガ
スを30リットル採気した時に相当した。
【0042】塩化水素の捕集率 無機イオン類のうち塩化水素について、既存方法により
室温で捕集率を測定した。前述のように、ドラフト排気
しながら、暴露チャンバー内でホットプレート上、50
℃及び動力的空気流れの条件のもとに発生したガスを捕
集した。塩化水素の捕集率を表2に示す。
【0043】
【表2】
【0044】この実験から、塩化水素に対し3.0リッ
トル/minまで定量的に捕集できることが確認され
た。ただし、既存法の吸収液は、保存安定性に関して何
ら干渉も起こさなかった。
【0045】実施例3:ハロゲン化カルボニル類の定量
方法 試薬の調製方法 アニリンアンプルは、1N塩酸中に溶解した後、所定濃
度のアニリン水溶液に調製した。それから、0.1N水
酸化ナトリウムでpH8に調整し、更に、蒸留水で所定
濃度に調製した。又、sym−ジフェニル尿素〔以下、
DPUと略す〕は、メタノールで標準溶液を希釈調製
し、o−,p−クロロアニリン、2,4−ジクロロアニ
リンは、定性のためにメタノールで希釈調製した。そし
て、移動相は、メタノール及び0.02N塩酸(9:
1)に調製した。ホスゲンは、冷却器付き蒸気反応器に
四塩化炭素を入れ、水浴上で加熱した。沸騰後すぐに、
発煙硫酸(SO3 約30%含有)を反応器上部から滴下
し、自動的に導出管から1リットルのテトラバックにホ
スゲンを採取した。既知量のホスゲンを100mlのガ
ラス注射筒を用いて、5リットルのテトラバックに採取
し、乾燥空気で正確に10倍希釈し、標準ガスとした。
尚、試薬には、全て和光純薬工業製のものを使用した。
【0046】測定装置 高速液体クロマトグラフ及び紫外検出器は、実施例1と
同じものを使用し、250nmにて測定した。分離カラ
ムには、スチレン−ジビニルベンゼン球状共重合体(日
立ゲル3013、粒径5μm)をスラリー法で150m
m×4.0mmφのカラムに自家充填し、溶媒流速は
0.7ml/minに調整した。そして、ミゼットイン
ピンジャーは、実施例2と同様のものを使用した。
【0047】ホスゲンの濃度測定 上記ミゼットインピンジャーに0.3%以上のアニリン
水溶液を10mlずつ入れ、2段直列に接続し、1.0
リットル/min以下の流量で試料ガスを採取した。た
だし、高温の試料ガスではミゼットインピンジャーを水
冷しながら採取した。採取後、メタノール約5mlでミ
ゼットインピンジャーを共洗いし、吸収液と合わせて1
5mlに定容量とした。これを、上記高速液体クロマト
グラフに注入し、DPUのピーク面積を測定した。対応
するブランク値で補正しながら、検量線から吸収液中の
DPU濃度を求めた。尚、試料ガス中のホスゲン濃度
(C,ppm)は、フッ化カルボニルを含有する場合も
あるが、次式から算出した。
【0048】 C=T(0.5 又は 0.2・15n/99)( 24.5/V){(273+t)/ 273 }(760/P) ただし、T:吸収液中のDPU濃度(μg/ml)、
0.5又は0.2:DPUの分子量(212) をホスゲンの
分子量(99)及びフッ化カルボニルの分子量(46)に変換す
る際の変換値〔0.5はホスゲンで、0.2はフッ化カ
ルボニルで使用する〕、n:吸収液の希釈率、V:採取
した空気の体積(リットル)、t:作業場所の温度
(℃)、P:作業場所の気圧(mmHg)である。
【0049】DPUの分離実験結果 固定相に広いpH領域のスチレン−ジビニルベンゼン共
重合体を使用し、移動相が蒸留水−メタノール系である
逆相クロマトグラフィーにより分離を行った。試料中の
アニリンは、極性が大きく、アルコールや蒸留水に対し
て大きな溶解度を示した。一方、DPUはアルコールに
溶解するが、水に対しては難溶である。そこで、移動相
溶媒として0.02N塩酸酸性の90%メタノールを選
択した。図3は、DPUの分離実験におけるクロマトグ
ラムである。
【0050】図3に示されるように、本発明を用いた場
合には、各種のクロロアニリン(o−,p−異性体)及
びアニリンを相互に分離できることができた。尚、検量
線は、DPU−メタノール標準液を使用し、ピーク面積
により作成した。その直線性は0〜10μg/mlまで
確認された。検出限界は、S/N比5としてDPUにつ
いては0.04μg/mlであり、試料ガスを10リッ
トル採気した場合、ホスゲン7ppbとなり、又、フッ
化カルボニル4ppbに相当する。
【0051】ホスゲン及びフッ化カルボニルの捕集率 所定濃度のテトラバックを使用して、吸収液のアニリン
濃度に関するホスゲンの捕集率について検討した。その
結果、室温、pH5.7〜7.3の条件のもとに0.3
%以上の濃度で99〜100%と、良好な回収率が得ら
れた。pHの影響は、pH4以下では回収率の低下が認
められ、pH9以上では水酸基イオン濃度により反応が
不完全であった。そして、吸収液中のDPU濃度の保存
安定性を検討した結果、冷所保存後、21日間何ら干渉
も起こさなかった。又、前述の方法により、捕集速度に
関するホスゲンの捕集率についても測定した。その結
果、室温、pH5.7〜7.3の条件で、0.3%濃度
では最大1.0リットル/minまで定量的にホスゲン
を捕集できた。しかし、1.8リットル/minでは定
量的に捕集することができなかった。
【0052】塩素系有機溶剤の燃焼ガス中のホスゲン
及びフッ化カルボニルの捕集率 次に、塩素系有機溶剤として、1,2,2−トリクロロ
−1,2,2−トリフルオロエタン(即ち、フロン11
3)、1,1,1−トリクロロエタン、テトラクロロエ
チレン及びトリクロロエチレンを使用し、強熱燃焼ガス
中のホスゲン及びフッ化カルボニルの定量及び捕集率の
検討を行った。具体的には1m3 のガスチャンバーに上
記の塩素系有機溶剤を日立製ガスクロマトグラフィーで
モニターしながら、ガスチャンバーを気化平衡状態に
し、所定ガス濃度とした。この平衡ガスをマッフル炉内
にある恒温石英ガラス管を通過させ、その時燃焼ガス中
に生成したホスゲン及びフッ化カルボニルを前述の方法
で測定した。これらの燃焼条件にて得られたホスゲン及
びフッ化カルボニルの濃度測定値を表3に示す。
【0053】
【表3】
【0054】但し、トリクロロエタン特級品中の安定剤
濃度の影響およびフロン113中のホスゲン及びフッ化
カルボニルに関する混合濃度が考えられる。又、アニリ
ンと化学反応を起こす塩素ガス共存条件では、吸収液に
関して何ら干渉も示さず、捕集率の低下は認められなか
った。更に、吸収液中には、メタノール可溶のo,p−
クロロアニリン、2,4−ジクロロアニリン等の生成は
認められなかった。
【0055】
【発明の効果】本発明の方法を用いることにより、事業
者が施行する有害物質取扱作業に係わる作業環境管理に
おいて、既存法に比べ、有意により高感度かつ高精度な
サンプリング及び分析を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】TDIUとMDIUの分離実験におけるクロマ
トグラムである。
【図2】無機陰イオン類の分離実験におけるクロマトグ
ラムである。
【図3】DPUの分離実験におけるクロマトグラムであ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種の特定化学物質A1 ,A2 - - を
    含む試料を反応性物質Bと反応させ、上記反応により得
    られる生成物C1 ,C2 - - を高速液体クロマトグラフ
    を用いて分離し、上記生成物C1 ,C2 - - に対応する
    ピーク面積から検量線により上記各特定化学物質A1
    2 - - の濃度を定量することを特徴とする、複数種の
    特定化学物質を同時定量するための方法。
  2. 【請求項2】 上記特定化学物質A1 ,A2 - - がイソ
    シアネート基を有する化合物で、上記反応性物質BがN
    −4−ニトロベンジル−N−n−プロピルアミンである
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記特定化学物質A1 ,A2 - - が無機
    酸で、上記反応性物質Bが、フタル酸水素カリウムを含
    む水溶液であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記特定化学物質A1 ,A2 - - がハロ
    ゲン化カルボニルで、上記反応性物質Bがアニリンであ
    ることを特徴とする請求項1記載の方法。
JP4351757A 1992-12-07 1992-12-07 複数種の無機酸を同時定量するための方法 Expired - Lifetime JP2700986B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4351757A JP2700986B2 (ja) 1992-12-07 1992-12-07 複数種の無機酸を同時定量するための方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4351757A JP2700986B2 (ja) 1992-12-07 1992-12-07 複数種の無機酸を同時定量するための方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27623995A Division JP2916886B2 (ja) 1995-09-29 1995-09-29 塩化カルボニルを定量するための方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06174710A true JPH06174710A (ja) 1994-06-24
JP2700986B2 JP2700986B2 (ja) 1998-01-21

Family

ID=18419402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4351757A Expired - Lifetime JP2700986B2 (ja) 1992-12-07 1992-12-07 複数種の無機酸を同時定量するための方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2700986B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000162331A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Seiko Epson Corp 時計用部品の製造方法、時計部品及び時計
JP2011512535A (ja) * 2008-02-15 2011-04-21 シグマ−アルドリッチ・カンパニー イミダゾリウム系ジカチオン液体塩およびその使用方法
JP2011512536A (ja) * 2008-02-15 2011-04-21 シグマ−アルドリッチ・カンパニー ジカチオン液体塩およびその使用方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62237353A (ja) * 1986-04-09 1987-10-17 Hitachi Ltd 陰イオンクロマトグラフイ−方法
JPS63221809A (ja) * 1987-03-10 1988-09-14 Wako Pure Chem Ind Ltd 高速液体クロマトグラフイ−用誘導体化試薬
JPS63247654A (ja) * 1987-04-03 1988-10-14 Hitachi Ltd 陰イオン分析方法
JPH02223857A (ja) * 1989-02-23 1990-09-06 Shimadzu Corp 陰イオン及び陽イオンの同時分析法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62237353A (ja) * 1986-04-09 1987-10-17 Hitachi Ltd 陰イオンクロマトグラフイ−方法
JPS63221809A (ja) * 1987-03-10 1988-09-14 Wako Pure Chem Ind Ltd 高速液体クロマトグラフイ−用誘導体化試薬
JPS63247654A (ja) * 1987-04-03 1988-10-14 Hitachi Ltd 陰イオン分析方法
JPH02223857A (ja) * 1989-02-23 1990-09-06 Shimadzu Corp 陰イオン及び陽イオンの同時分析法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000162331A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Seiko Epson Corp 時計用部品の製造方法、時計部品及び時計
JP2011512535A (ja) * 2008-02-15 2011-04-21 シグマ−アルドリッチ・カンパニー イミダゾリウム系ジカチオン液体塩およびその使用方法
JP2011512536A (ja) * 2008-02-15 2011-04-21 シグマ−アルドリッチ・カンパニー ジカチオン液体塩およびその使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2700986B2 (ja) 1998-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Downes et al. Determination of a non-volatile nitrosamine by using denitrosation and a chemiluminescence analyser
Thompson et al. Reduction of tin and germanium to hydrides for determination by inductively-coupled plasma atomic emission spectrometry
SEPTON et al. Workplace air sampling and polarographic determination of formaldehyde
Shain et al. Absence of carbonyl oxygen exchange concurrent with the alkaline hydrolysis of substituted methyl benzoates
Hyman et al. THE HYDROGEN FLUORIDE—ANTIMONY PENTAFLUORIDE SYSTEM1, 2
Pereira et al. Microwave-induced combustion of carbon nanotubes for further halogen determination
CN106153801A (zh) 一种同时检测白酒原辅料中七种真菌毒素的方法
Tesfalidet et al. Polymer-bound tetrahydroborate for arsine generation in a flow-injection system
JPH06174710A (ja) 複数種の特定化学物質を同時定量するための方法
CN108355628B (zh) 一种银离子掺杂的偶氮共轭微孔聚合物、制备方法及应用
Cox et al. Thermodynamics and kinetics of alkali metal ion complexes with 5, 6-benzo-4, 7, 13, 16, 21, 24-hexaoxa-1, 10-diazabicyclo [8.8. 8] hexacosane in methanol
Wei et al. Determination of antimony (III) in environmental water samples in microemulsion system by the fluorescence quenching method
Zefirov et al. Lithium perchlorate as a reagent for synthesis of covalently bonded organic perchlorates via electrophilic additions of halogens and nitronium fluoroborate to olefins
JP2916886B2 (ja) 塩化カルボニルを定量するための方法
CN114544281A (zh) 工作场所空气中铯及其化合物的测定方法
Poovey et al. Determination of chlorine and chlorine dioxide by non-suppressed ion chromatography and application to exposure assessment in the paper industry
Tanner et al. Determination of parts-per-billion concentrations of aqueous nitrate by derivatization gas chromatography with electron capture detection
Koh et al. Spectrophotometric determination of copper (II) by formation of dicyanocuprate (I) and solvent extraction with methylene blue
Nagata et al. Extraction properties of modified silica gel for metal analysis by energy dispersive X-ray fluorescence
Jin et al. Determination of chlorine dioxide using capillary on-line concentration coupled with flow injection analysis
TWI411467B (zh) 金屬孔洞材料、其製備方法及含氮化合物之檢測方法
CN113484437B (zh) 一种测定环境水样中超痕量卤卡班的方法及其用途
Hine et al. Methylene Derivatives as Intermediates in Polar Reactions. XV. The Decomposition of Dichlorofluoroacetic Acid1
Ha et al. Continuous flow chemical vapor generation for the determination of cadmium in foodstuffs by atomic absorption spectrometry using derivative signal processing
WO2005047884A1 (ja) 高感度分析用溶媒及びその保存方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R154 Certificate of patent or utility model (reissue)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R154

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091003

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101003

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 14

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 14

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 15

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121003

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121003

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131003

Year of fee payment: 16

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131003

Year of fee payment: 16