JPH06174647A - 米粒の品質判定装置 - Google Patents
米粒の品質判定装置Info
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- JPH06174647A JPH06174647A JP35185192A JP35185192A JPH06174647A JP H06174647 A JPH06174647 A JP H06174647A JP 35185192 A JP35185192 A JP 35185192A JP 35185192 A JP35185192 A JP 35185192A JP H06174647 A JPH06174647 A JP H06174647A
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Abstract
判定し得て判定精度を向上し得て、目視検査による判定
に近似する判定をなし得る米粒の品質判定装置を実現す
ることにある。 【構成】 この目的を達成するために、この発明は、移
送手段により移送される米粒に光を照射してこの米粒の
透過光量および/または反射光量を検出する光量検出手
段を設け、前記移送手段により移送される米粒の前記試
料用孔内における移送方向に対して垂直方向への変位量
を検出する変位量検出手段を設け、前記光量検出手段の
検出する光量から米粒の透明度データおよび/または色
データを演算して得るとともに前記変位量検出手段の検
出する変位量から米粒の厚さデータを演算して得て、前
記透明度データおよび/または色データと前記厚さデー
タにより品質を判定すべく処理する演算処理手段を設け
たことを特徴とする。
Description
係り、特に米粒の品質をより精細に判定し得て判定精度
を向上し得て、目視検査による判定に近似する判定をな
し得る米粒の品質判定装置に関する。
は、米粒に光を照射して米粒の光の状態を検出し、この
検出値から米粒の品質を判定するものがある。このよう
な品質判定装置としては、この発明の出願人によって既
に出願され、公告されたものがある(特公平3−603
82号)。
粒に光を照射して透過光量および反射光量を検出し、こ
れら光量から米粒の透明度データおよび色データを演算
して米粒の品質を判定し、品質を判定された米粒全体の
品位を判定して分類するものである。
(等級と規格外)決定基準には、10の品位項目があ
る。この10の品位項目は、容積重・整粒・形質・水分
・被害粒・死米・着色粒・異種穀粒(もみ及びもみを除
いたものの2種)・異物である。
粒の透明度データおよび色データによって、米粒の品質
を図4に示す如く整粒・被害粒・死米・着色粒・未熟粒
の5つの品質項目に判定し、分類している。
によっては、米粒の品質を正しく判定することができな
い不都合があった。
置は、米粒の透明度データおよび色データによって5つ
の品質項目に判定しているため、整粒とその他未熟粒、
青未熟粒と活青粒、砕粒とその他の米粒、を正しく判定
し得ない不都合があった。
は、乳白粒(心白粒を含む)、青未熟粒、基部未熟粒、
腹白未熟粒(背白未熟粒を含む)、その他未熟粒に細分
される。しかし、その他未熟粒は、図4に示す如く透明
度と色について整粒と同じ領域に入るので、整粒と判定
される場合がある。
て、活青粒は、規格では整粒に分類される。しかし、活
青粒は、透明度と色だけで判定すると、図4に示す如く
青未熟粒と同じ領域に入るので、未熟粒と判定される場
合がある。
は、被害粒である。しかし、砕粒は、図4に示す如く透
明度と色について整粒と同じ領域に入る場合があり、整
粒と判定されることがある。また、砕粒は、移送用孔に
他の米粒と同時に保持される場合がある。この場合に
は、砕粒のデータが他の米粒のデータに隠れてしまい、
砕粒が他の米粒の品質と判定されてその他の米粒に分類
されてしまう不都合がある。
の判定は、目視検査による米粒の判定の結果と異なる場
合が惹起される不都合があった。
は、米粒の透明度データおよび色データによって品質を
判定して分類しているが、移送される米粒の姿勢が判定
に影響を及ぼして誤った判定がなされる不都合がある。
が保持されている場合の透明度データおよび色データ
は、移送用孔に一粒の米粒が正しい姿勢で保持されて移
送されている場合の透明度データおよび色データと大き
く異なることになる。このため、この場合には、誤った
判定がなされる不都合があった。
述不都合を除去するために、移送手段により移送される
米粒に光を照射してこの米粒の透過光量および/または
反射光量を検出する光量検出手段を設け、前記移送手段
により移送される米粒の移送方向に対して垂直方向への
変位量を検出する変位量検出手段を設け、前記光量検出
手段の検出する光量から米粒の透明度データおよび/ま
たは色データを演算して得るとともに前記変位量検出手
段の検出する変位量から米粒の厚さデータを演算して得
て、前記透明度データおよび/または色データと前記厚
さデータにより品質を判定すべく処理する演算処理手段
を設けたことを特徴とする。
は、演算処理手段によって、透明度データおよび/また
は色データと厚さデータにより品質を判定すべく処理し
ている。これにより、米粒の透明度データおよび/また
は色データによる品質の判定に併せて、移送される米粒
の姿勢のデータである厚さデータによる品質の判定を行
っているので、誤った判定がなされる不都合を解消する
ことができる。
する。
ものである。図2において、2は品質判定装置である。
品質判定装置2は、米粒Sの一粒毎に光を照射して米粒
Sの一粒毎の光の状態を検出し、この検出値から米粒S
の一粒毎の品質を判定するものである。
検出手段6と変位量検出手段8と演算処理手段10とか
ら構成される。
手段4は、モータ12により回転される円板14を設け
ている。この円板14には、米粒Sを検出部位に移送す
る移送用孔16を設けるとともに、この移送用孔16の
位置に対応させてタイミング孔18を設けている。
孔16に保持されて移送される米粒Sの一粒毎に光を照
射して、この米粒Sの透過光量および/または反射光量
を検出する。この実施例においては、米粒Sの透過光量
および反射光量を検出する。
用孔16に保持されて移送される米粒Sの移送方向(矢
印A方向)に対して垂直方向(矢印B方向)への変位量
を検出する。
段6の検出する光量から米粒Sの透明度データおよび色
データを演算して得るとともに、変位量検出手段8の検
出する変位量から米粒Sの厚さデータを演算して得て、
得られた透明度データおよび色データにより品質を判定
された米粒について、厚さデータにより品質をさらに詳
細に判定すべく処理する。
構成される。光量検出手段6は、第1ヘッド20と第2
ヘッド22とから構成される。
と赤外線カットフィルタ26と集光レンズ28とによ
り、米粒Sに光を照射する。照射された光の拡散透過光
量および拡散反射光量は、フォトダイオード等よりなる
透過光受光素子30および反射光受光素子32により電
気量に変換して検出され、次段に出力される。
4で集光した後にハーフミラー36で二分割する。一方
の光は、660nmバンドパルスフィルタ38と赤外線
カットフィルタ40とにより赤色光を通過させ、赤色光
受素子42によりその光量を電気量に変換して検出さ
れ、次段に出力される。他方の光は、550nmバンド
パスフィルタ44と赤外線カットフィルタ46とにより
緑色光を通過させ、緑色光受光素子48によりその光量
を電気的に変換して検出され、次段に出力される。これ
ら発光具24〜緑色光受光素子48により、第1ヘッド
10は構成されている。
素子50と照射用光ファイバ52とにより、米粒Sに光
を照射する。移送される米粒Sに照射された光の米粒長
軸方向の前部透過光および後部透過光は、それぞれ前部
透過光用光ファイバ54および後部透過光用光ファイバ
56により前部透過光受光素子58および後部透過光受
光素子60に導かれる。これにより、照射された光の米
粒長軸方向の前部透過光量および後部透過光量は、夫々
前部透過光受光素子58および後部透過光受光素子60
により電気量に変換して検出され、次段に出力される。
イミング孔18を検出するために、このタイミング孔1
8に向って光を照射する発光素子62を設け、固定孔6
4とタイミング孔18が一致した時に光を検出する受光
素子66を設けている。この受光素子66の検出した光
は、電気量に変換して波形成形した後に、タイミング孔
18を検出した信号として次段に出力される。これら発
光素子50〜受光素子66により、第2ヘッド12は構
成されている。
ードからなる照射部68を設け、この照射部68により
光を照射される米粒Sからの反射光の変化を米粒Sの移
送方向(矢印A方向)に対して垂直方向(矢印B方向)
への変位量として検出する半導体素子からなる受光部7
0を設けている。受光部70の検出した変位量は、電気
量として次段に出力される。
の出力する信号は、演算処理手段10に入力される。演
算処理手段10は、入力回路72とマイクロコンピュー
タ等のCPUからなる演算処理回路74とから構成され
る。
の信号は、入力回路72のマルチプレクサ76に入力す
る。入力した信号は、A/Dコンバータ78によりA/
D変換され、演算処理回路74に出力される。一方、第
2ヘッド22の受光素子66から入力するタイミング孔
18を検出した信号は、割込みコントローラ80を介し
てコントローラ82に入力する。コントローラ82は、
タイミング孔18を検出した信号によりマルチプレクサ
76及びA/Dコンバータ78を制御するために演算処
理回路74と接続される。
4は、入力回路72から入力する前記各光量及び変位量
の信号をメモリ(図示せず)に記憶し、この信号から各
光量の比より透明度データおよび色データと変位量とを
演算し、判定すべく処理する。
散透過光量および拡散反射光量から透過反射比により透
明度データを演算するとともに、拡散反射光中の660
nmの赤色光量および550nmの緑色光量から分光比
により色データを演算する。また、各米粒一粒毎の米粒
長軸方向の前部透過光量および後部透過光量から前後透
過比により透明度データを演算する。次いで、前記各米
粒一粒毎の品質を図4の如く分類するように演算で得ら
れた各光量の比による透明度データおよび色データを判
定処理する。
粒毎の品質を図4の如く分類するように透過反射光と分
光比と前後透過比とによる透明度データ及び色データを
判定処理し、さらに、前記試料米粒の品位を規格(図示
せず)に照し、等級を分類するように品質を分類した各
米粒Sの試料米粒への混入率を判定処理する。
4は、前記光量検出手段6の検出する光量から米粒Sの
透明度データおよび色データを演算して得るとともに前
記変位量検出手段8の検出する変位量から米粒Sの厚さ
データを演算して得て、前記透明度データおよび色デー
タにより品質を判定された米粒Sについて、図3に示す
如く、前記厚さデータにより品質をさらに詳細に判定す
べく処理する。
6に保持されて移送される米粒Sの姿勢は、図7〜図1
2に示す如く、各種の態様がある。図7は、一粒の米粒
Sが横方向の正しい姿勢で移送用孔16に保持されてい
る態様である。図8は、一粒の米粒Sが正しい姿勢で保
持されている移送用孔16に砕粒が入っている態様であ
る。図9は、移送用孔16に砕粒が入っている態様であ
る。図10は、一粒の米粒Sが立ち上がった不正な姿勢
で移送用孔16に保持されている態様である。図11
は、二粒の米粒Sが立ち上がった不正な姿勢で移送用孔
16に保持されている態様である。図12は、青未熟粒
あるいはその他未熟粒が移送用孔16に保持されている
態様である。
送される米粒Sの姿勢は、各種の態様がある。したがっ
て、同種の米粒Sであっても、移送される際の姿勢によ
っては、透明度データおよ色データが大きく異なること
になる。このため、米粒Sの姿勢は、判定に影響を及ぼ
して、誤った判定がなされる不都合がある。
出手段6の検出する光量から米粒Sの透明度データおよ
び色データを演算して得るとともに前記変位量検出手段
8の検出する変位量から米粒Sの厚さデータを演算して
得て、前記透明度データおよび色データにより品質を判
定された米粒Sについて、前記厚さデータにより品質を
さらに詳細に判定すべく処理するものである。
する円板14のタイミング孔18を第2ヘッド22の発
光素子62〜受光素子66により検出し、タイミング孔
18を検出した信号に対応する一粒毎の各米粒Sの拡散
透過光量、拡散反射光量、660nmの赤色光量、55
0nmの緑色光量を第1ヘッド20の発光具24〜受光
素子32により検出し、演算処理手段10の入力回路7
2により演算処理回路74に入力してメモリに記憶す
る。
の米粒長軸方向の前部透過光量および後部透過光量を第
2ヘッド22の発光素子50〜受光素子60により検出
し、前記タイミング孔18を検出した信号とともに入力
回路72により演算処理回路74に入力してメモリに記
憶する。
の反射光の変化を照射部68及び受光部70により検出
し、入力回路72により演算処理回路74に入力してメ
モリに記憶する。
前記光量検出手段6及び変位量検出手段8の検出する光
量及び変位量から、図3・図4に示す如く、米粒Sの品
質を判定すべく処理する。
く、処理を開始(100)すると、変位量検出手段8か
ら入力する変位量をA/D変換して厚さデータに変換
(102)し、得られた厚さデータが第1基準値を越え
ているか否かを判断(104)する。
く、移送手段4の円板14の移送用孔16に保持されて
移送される米粒Sの姿勢の各種の態様を示すデータであ
る。厚さデータと比較される基準値としては、第1基準
値〜第3基準値がある。第1基準値は、通常の米粒Sの
厚さよりもかなり小なる値である。第2基準値は、通常
の米粒Sの厚さよりも少し大なる値である。第3基準値
は、通常の米粒Sの厚さよりもわずかに小なる値であ
る。
かの判断(104)において、以下の場合は、厚さデー
タの変換(102)にリターンする。厚さデータが第1
基準値を越えているか否かの判断(104)において、
越えている場合は、時間カウントを開始(106)す
る。この時間カウントは、試料用孔16が変位量の検出
開始点を越えてから試料用孔16が検出開始点を通過す
るまでの間に、厚さデータが第1基準値を越えている時
間をカウントする。
位量検出手段8から入力する変位量をA/D変換して厚
さデータに変換(108)し、得られた厚さデータが第
2基準値を越えているか否かを判断(110)する。
かの判断(110)において、越えている場合は、判定
を無効(142)にして終了(146)する。
段6の検出する光量から演算して得られる透明度データ
および色データによる判定に先だって、変位量検出手段
8の検出する変位量から演算して得られた厚さデータが
第2基準値を越えている場合は、米粒Sが図14・図1
6・図17に示す姿勢となっていることにより誤った判
定がなされるので、前記透明度データおよび色データに
よる米粒の判定を無効にすべく処理する。また、演算処
理手段10は、前記透明度データおよび色データによる
米粒の判定を無効にされた場合は、無効判定された米粒
Sの分類作業を停止すべく処理する。
か否かの判断(110)において、以下の場合は、試料
用孔16が検出開始点を通過したか否かを判断(11
2)する。
かの判断(112)において、通過していない場合は、
厚さデータに変換(108)にリターンする。試料用孔
16が検出開始点を通過したか否かの判断(112)に
おいて、通過した場合は、時間カウントを終了(11
4)し、カウント時間が時間基準値を越えているか否か
を判断(116)する。
否かの判断(116)において、以下の場合は、米粒S
を砕粒と判定(144)して終了(146)する。
段6の検出する光量から演算して得られる透明度データ
および色データによる判定に先立って、変位量検出手段
8の検出する変位量から演算して得られた厚さデータの
第1基準値を越えている時間が時間基準値よりも短い場
合は、米粒Sが図15に示す如く砕粒であるので、砕粒
と判定するとともにこの砕粒の判定を前記透明度データ
および色データによる米粒の判定に対して優先すべく処
理する。
るか否かの判断(116)において、越えている場合
は、ピークホールドしている光量及び変位量をA/D変
換(118)し、透明度データ・色データを算出(12
0)し、厚さデータを算出(122)し、透明度データ
・色データから米粒Sを判定(124)し、判定された
米粒Sが整粒であるか否かを判断(126)する。
6)において、整粒の場合は、厚さデータが第3基準値
を越えているか否かを判断(128)する。
かの判断(128)において、越えている場合は、整粒
と判定(130)して終了(146)する。厚さデータ
が第3基準値を越えているか否かの判断(128)にお
いて、以下の場合は、その他未熟粒と判定(132)し
て終了(146)する。
段6の検出する光量から演算して得られた透明度データ
および色データにより品質を整粒と判定された米粒Sに
ついて、変位量検出手段8の検出する変位量から演算し
て得られた厚さデータが第3基準値を越えている場合
は、米粒Sが図13に示す如く整粒であるので、整粒と
判定すべく処理する。また、演算処理手段10は、整粒
と判定された米粒Sについて、前記厚さデータが第3基
準値以下の場合は、米粒Sが図18に示す如くその他未
熟粒であるので、その他未熟粒と判定すべく処理する。
26)において、整粒でない場合は、青未熟粒であるか
否かを判断(134)する。この判断(134)におい
て、青未熟粒である場合は、厚さデータが第3基準値を
越えているか否かを判断(136)する。
かの判断(136)において、越えている場合は、活青
粒と判定(138)して終了(146)する。厚さデー
タが第3基準値を越えているか否かの判断(136)に
おいて、以下の場合は、青未熟粒と判定(140)して
終了(146)する。
段6の検出する光量から演算して得られた透明度データ
および色データにより品質を青未熟粒と判定された米粒
Sについて、変位量検出手段8の検出する変位量から演
算して得られた厚さデータが第3基準値を越えている場
合は、活青粒と判定すべく処理する。また、演算処理手
段10は、青未熟粒と判定された米粒Sについて、前記
厚さデータが第3基準値以下の場合は、青未熟粒と判定
すべく処理する。
透明度データおよび色データによる品質の判定に併せ
て、移送される米粒Sの姿勢のデータである厚さデータ
による品質の判定を行っているので、誤った判定がなさ
れる不都合を解消することができる。
し得て、判定精度を向上することができ、目視検査によ
る判定に近似する判定をなすことができる。
活青粒、砕粒とその他の米粒、を正しく判定することが
できる。また、米粒Sが移送用孔16内に立った状態で
移送される場合や移送用孔16に複数の米粒Sが保持さ
れて移送される場合であっても、米粒Sの姿勢のデータ
である厚さデータによる品質の判定を行うため、誤った
判定がなされることがない。
品位項目中に形質(粒ぞろい、充実度、異物等9つの要
素を含む)がある。形質について、粒ぞろい、充実度、
粒径等は、米粒Sの厚さデータから断面形状を計測でき
るので、検出できる。この場合に、一粒毎の米粒Sの厚
さデータから厚さの分布状態を算出することにより、試
料米粒Sの粒厚さのそろい具合いや全体の充実具合い、
また、粒径の推測が可能になり、形質を数量化すること
ができる。このため、経験豊富な検査官の目視により総
合判断されていた米粒の判定を、この発明の装置によっ
て代替し得て、熟練者以外の初心者でも容易に且つ正確
な判定が可能である。
いては、米粒Sの厚さデータから計測される断面形状が
概ね類似していることにより、米粒Sの断面形状と大き
く異なるものである。このため、米粒Sとそれ以外の異
種穀粒、異物との判別が可能となり、誤った判定を排除
することができる。
から、米粒Sの厚さの分布状態を算出することができ
る。これにより、試料米粒Sの性状を判別し得て、厚さ
による分類が可能になる。
段6の検出する光量から演算して得られた透明度データ
および色データにより品質を判定したが、透明度データ
または色データにより品質を判定することもできる。
ーダイオードからなる照射部68を設け、米粒Sからの
反射光の変化を変位量として検出する半導体素子からな
る受光部70を設けたが、移送手段4の移送用孔16に
保持された米粒Sに当接されるローラ部を米粒Sに当接
するように米粒Sの移送軌跡上に配設し、このローラ部
の移動量を米粒の移送方向に対して垂直方向への変位量
として検出するポテンショメータを設けることもでき
る。
定装置は、米粒の透明度データおよび/または色データ
による品質の判定に併せて、移送される米粒の姿勢のデ
ータである厚さデータによる品質の判定を行っているの
で、誤った判定がなされる不都合を解消することができ
る。
得て、判定精度を向上することができ、目視検査による
判定に近似する判定をなすことができる。また、経験豊
富な検査官の目視により総合判断されていた米粒の判定
を、この発明の装置によって代替し得て、熟練者以外の
初心者でも容易に且つ正確な判定が可能である。さら
に、米粒とそれ以外の異種穀粒、異物との判別が可能と
なり、誤った判定を排除することができる。さらにま
た、試料米粒の性状を判別し得て、厚さによる分類が可
能になる。
成図である。
ある。
の関係を示す図である。
保持されている態様の円板の断面図である。
用孔に砕粒が入っている態様の円板の断面図である。
図である。
用孔に保持されている態様の円板の断面図である。
用孔に保持されている態様の円板の断面図である。
保持されている態様の円板の断面図である。
に保持されている態様の円板の厚さデータ検出時の断面
図である。
ている移送用孔に砕粒が入っている態様の円板の厚さデ
ータ検出時の断面図である。 【図15】移送用孔に砕粒が入っている態様の円板の厚
さデータ検出時の断面図である。
用孔に保持されている態様の円板の厚さデータ検出時の
断面図である。
用孔に保持されている態様の円板の厚さデータ検出時の
断面図である。
保持されている態様の円板の厚さデータ検出時の断面図
である。
Claims (8)
- 【請求項1】 移送手段により移送される米粒に光を照
射してこの米粒の透過光量および/または反射光量を検
出する光量検出手段を設け、前記移送手段により移送さ
れる米粒の移送方向に対して垂直方向への変位量を検出
する変位量検出手段を設け、前記光量検出手段の検出す
る光量から米粒の透明度データおよび/または色データ
を演算して得るとともに前記変位量検出手段の検出する
変位量から米粒の厚さデータを演算して得て、前記透明
度データおよび/または色データと前記厚さデータによ
り品質を判定すべく処理する演算処理手段を設けたこと
を特徴とする米粒の品質判定装置。 - 【請求項2】 前記演算処理手段は、前記光量検出手段
の検出する光量から演算して得られた透明度データおよ
び/または色データにより品質を整粒と判定された米粒
について、前記変位量検出手段の検出する変位量から演
算して得られた厚さデータが第3基準値を越えている場
合は整粒と判定すべく処理するとともに前記厚さデータ
が第3基準値以下の場合はその他未熟粒と判定すべく処
理する演算処理手段である請求項1に記載の米粒の品質
判定装置。 - 【請求項3】 前記演算処理手段は、前記光量検出手段
の検出する光量から演算して得られた透明度データおよ
び/または色データにより品質を青未熟粒と判定された
米粒について、前記変位量検出手段の検出する変位量か
ら演算して得られた厚さデータが第3基準値を越えてい
る場合は活青粒と判定すべく処理するとともに前記厚さ
データが第3基準値以下の場合は青未熟粒と判定すべく
処理する演算処理手段である請求項1に記載の米粒の品
質判定装置。 - 【請求項4】 前記演算処理手段は前記変位量検出手段
の検出する変位量から演算して得られた厚さデータの第
1基準値を越えている時間が時間基準値よりも短い場合
は砕粒と判定するとともにこの砕粒の判定を透明度デー
タおよび/または色データによる米粒の判定に対して優
先すべく処理する演算処理手段である請求項1に記載の
米粒の品質判定装置。 - 【請求項5】 前記演算処理手段は前記変位量検出手段
の検出する変位量から演算して得られた厚さデータが第
2基準値を越えている場合は透明度データおよび/また
は色データによる米粒の判定を無効にすべく処理する演
算処理手段である請求項1に記載の米粒の品質判定装
置。 - 【請求項6】 前記演算処理手段は、前記米粒が判定を
無効にされた場合は無効判定された米粒の分類作業を停
止すべく処理する演算処理手段である請求項5に記載の
米粒の品質判定装置。 - 【請求項7】 前記変位量検出手段は、レーザーダイオ
ードからなる光の照射部を設け、この照射部により光を
照射される米粒からの反射光の変化を前記米粒の移送方
向に対して垂直方向への変位量として検出する半導体素
子からなる受光部を設けた変位量検出手段である請求項
1〜請求項5に記載の米粒の品質判定装置。 - 【請求項8】 前記変位量検出手段は、前記移送手段に
より移送される米粒に当接されるローラ部をこの米粒の
移送軌跡上に配設し、このローラ部の移動を前記米粒の
移送方向に対して垂直方向への変位量として検出するポ
テンショメータを設けた変位量検出手段である請求項1
〜請求項5に記載の米粒の品質判定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35185192A JP3165933B2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | 米粒の品質判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP35185192A JP3165933B2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | 米粒の品質判定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06174647A true JPH06174647A (ja) | 1994-06-24 |
JP3165933B2 JP3165933B2 (ja) | 2001-05-14 |
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ID=18420042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35185192A Expired - Fee Related JP3165933B2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | 米粒の品質判定装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3165933B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006198539A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Seirei Ind Co Ltd | 粒状物色彩選別機 |
JP2012137458A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-19 | National Agriculture & Food Research Organization | 収穫予定米の断面撮像画像を用いた収穫時品質予測システム及び収穫時品質予測方法 |
-
1992
- 1992-12-08 JP JP35185192A patent/JP3165933B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006198539A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Seirei Ind Co Ltd | 粒状物色彩選別機 |
JP2012137458A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-19 | National Agriculture & Food Research Organization | 収穫予定米の断面撮像画像を用いた収穫時品質予測システム及び収穫時品質予測方法 |
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