JPH061742U - タービン入口ケーシング冷却構造 - Google Patents

タービン入口ケーシング冷却構造

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JPH061742U
JPH061742U JP4162792U JP4162792U JPH061742U JP H061742 U JPH061742 U JP H061742U JP 4162792 U JP4162792 U JP 4162792U JP 4162792 U JP4162792 U JP 4162792U JP H061742 U JPH061742 U JP H061742U
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JP
Japan
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inlet casing
gas turbine
combustor
cooling structure
turbine inlet
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Pending
Application number
JP4162792U
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English (en)
Inventor
俊幸 高木
Original Assignee
アドバンス・コージェネレーションシステム技術研究組合
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Publication date
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 入口ケーシング温度を低下させて耐久性を
向上すると共に、NOXを増加させることがないガスタ
ービンを提供する。 【構 成】 単管の燃焼器を有するガスタービンにおい
て、ガスタービン入口ケーシング4を二重構造として通
路11を形成し、この通路11の一方を圧縮機2内に他
方を前記燃焼器5内に夫々連通させたガスタービン入口
ケーシング冷却構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はタービン入口ケーシング冷却構造、より詳しくは単管式の燃焼器を有 するガスタービン入口ケーシングを冷却空気により対流冷却するようにしたター ビン入口ケーシング冷却構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にガスタービンにおいては、複数の燃焼器を用いる多管式燃焼器を有する ガスタービンと、一つの燃焼器を用いる単管式燃焼器を有するガスタービンとに 大別され、前者は航空機等比較的大型の機関として用いられ、後者はコージェネ レーションシステム等比較的小型の機関として用いられている。この単管式燃焼 器を有するガスタービンの一例を説明すると、図2に示すようにガスタービン1 と圧縮機2とを回転軸3で連結し、ガスタービン1の入口ケーシング4に燃焼器 5を配置して構成される。そして、吸入口6から吸入された空気aは圧縮機2に より圧縮され、燃焼器5を構成する外筒7と内筒8内を上昇し、空気管9から内 筒8内に供給され、ここで燃料噴射ノズル10a〜10cから供給された燃料を 燃焼させ、高温ガスGとなって入口ケーシング4内を経てガスタービン1に導か れ、これを作動させるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記したような従来の単管式燃焼器を有するガスタービンにおいて は問題がある。即ち、近来ガスタービンの効率向上を計るため、燃焼器からの燃 焼ガスGを高温(1000℃〜1500℃)程度にすることが行なわれる。しか し、このような高温域になると入口ケーシング4の耐熱性に問題がある。このよ うな事情でこの入口ケーシング4を、例えば複管式燃焼器を有するガスタービン においてトランジョンピースの冷却に使用されている如く二重構造として高温ガ スG内に冷却用の空気を吹込むことも考えられるが、この場合、入口ケーシング 4の面積が広いため多量の冷却空気を必要とする。したがって、燃焼空気量が減 少し、その結果、NOx が増加する等の問題が発生している。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記したような問題点を解決するためになされたものであって、単管 の燃焼器を有するガスタービンにおいて、タービン入口ケーシングを二重構造と して通路を形成し、この通路の一方を圧縮機内に、他方を前記燃焼器内に夫々連 通させるようにしたタービン入口ケーシング冷却構造を提供せんとするものであ る。
【0005】
【作 用】
前記構成において、圧縮機よりの空気は通路に供給され、ここで入口ケーシン グを対流冷却した後、燃焼空気として燃焼器へ導かれる。そのため、ガスタービ ンへの燃焼ガスの温度を低下させることもなく、また燃焼用空気量を低減させる こともなくなるため、ガスタービンの効率低下もなく、かつNOx の増加を来す こともない。
【0006】
【実 施 例】
以下図1に基づき本考案によるガスタービン入口ケーシング冷却構造の一実施 例を説明する。この図において図2と同一符号は同一名称を示す。 ガスタービン1の入口ケーシング4は内側ケーシング4aと外側ケーシング4 bとでいわゆる二重構造となり、通路11が形成されている。そしてこの通路1 1は、一方が圧縮機2に、また他方は燃焼器5内、即ち燃焼器5を構成する外筒 7と内筒8との間に連通されている。
【0007】 前記のような入口ケーシング冷却構造を有するガスタービンにおいて、圧縮機 2により吸入口6から吸入された空気aは、ここで加圧されて圧力13 ata、温 度400℃程度の空気となって通路13を経て通路11内に流入し、燃焼ガスGに より加熱された内側ケーシング4aを900℃以下に冷却して燃焼器5内に供給 され空気管9から内筒8内に燃焼空気として供給される。
【0008】 この場合の通路11内の空気流速は、好ましくは15m/sec 以上となるよう 選定される。そして、燃焼器5内で燃料噴射ポンプ10a〜10cから供給され た燃料を燃焼させ1250℃程度の高温の燃焼ガスGとなって内側ケーシング4 a内を通ってガスタービン1内に導かれ作動される。
【0009】
【考案の効果】
本考案のタービン入口ケーシング冷却構造は、単管の燃焼器を有するガスター ビンにおいて、タービン入口ケーシングを二重構造として通路を形成し、この通 路の一方を圧縮機内に他方を前記燃焼器内に夫々連通させて構成されている。 従って、ガスタービンの効率低下を来すこともなく、しかもNOx の増加を抑 制することができる。加えて輻射による外部ケーシング12の昇温をも防止する ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるガスタービン入口ケーシング冷却
構造を有するガスタービン装置の概略断面図である。
【図2】従来のガスタービン装置の概略断面図である。
【符号の説明】
1 ガスタービン 2 圧縮機 3 回転軸 4
入口ケーシング 5 燃焼器 6 吸入口 7 外筒 8 内筒
9 空気管 10a〜10c 燃料噴射ノズル 11 通路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単管の燃焼器を有するタービンにおい
    て、タービン入口ケーシングを二重構造として通路を形
    成し、この通路の一方を圧縮機内に他方を前記燃焼器内
    に夫々連通させたタービン入口ケーシング冷却構造。
JP4162792U 1992-06-17 1992-06-17 タービン入口ケーシング冷却構造 Pending JPH061742U (ja)

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