JPH06174120A - 流体弁のシール構造 - Google Patents

流体弁のシール構造

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JPH06174120A
JPH06174120A JP4352994A JP35299492A JPH06174120A JP H06174120 A JPH06174120 A JP H06174120A JP 4352994 A JP4352994 A JP 4352994A JP 35299492 A JP35299492 A JP 35299492A JP H06174120 A JPH06174120 A JP H06174120A
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幹夫 堀本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明に係る切換え/止水弁は、断面中心に
対して片寄った配置の複数の流路を有するが、この流路
間に高いシール性を実現する。 【構成】 切換え/止水弁では、大径固定ディスクが端
面保持部材200に合わさって固定され、両部材の断面
中心に対して片寄って配置された第1固定側接続流路,
第1吐水流路204または第2固定側接続流路,第2吐
水流路206から混合湯水が流れる。これらの流路間に
は、シートパッキン216,218でシールされている
が、断面中心に対して点対称とする部位に、仮想パッキ
ン222が設けられている。この仮想パッキン222
は、両部材を固定した際に、シートパッキン216,2
18と同一の変形をし、シートパッキン216等に均一
の荷重を加えるよう作用する。よって、シートパッキン
216等は、全外周にわたって均一にシールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、断面中心に対して片寄
った位置にある複数の流路をシール部材を介在させて接
続する流体弁のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシール構造を有する流体
弁として、例えば図9に示す三方切換弁300がある。
図9において、三方切換弁300は、嵌合孔304およ
び該嵌合孔304に連通する一次側流路306を形成し
たケース302を備えており、上記嵌合孔304内に
は、固定ディスク310、回転ディスク320が収納さ
れると共に蓋体330が取り付けられている。固定ディ
スク310は、第1接続流路312および第2接続流路
314を有しており、蓋体330の第1分岐流路332
および第2分岐流路334にそれぞれ接続されている。
また、上記回転ディスク320は、その中央部にモータ
340の駆動軸342を取り付けるための取付凹所32
2を有すると共に、その回転位置に応じて、上記第1接
続流路312または第2接続流路314に接続される3
24を有している。
【0003】また、蓋体330の第1分岐流路332お
よび第2分岐流路334の開口周縁部には、第1シート
パッキン336および第2シートパッキン338がそれ
ぞれ装着されており、固定ディスク310の第1接続流
路312および第2接続流路314に対してそれぞれシ
ールしている。また、モータ340の駆動軸342の外
周には、一次側流路306の流体に対してシールするた
めのOリング344が装着されている。
【0004】この三方切換弁300の構成により、モー
タ340を駆動すると、回転ディスク320が回転す
る。この回転ディスク320の回転位置に応じて、第3
接続流路324が固定ディスク310の第1接続流路3
12または第2接続流路314に接続されることによ
り、一次側流路306からの湯水は、第1分岐流路33
2または第2分岐流路334のいずれかに流れることに
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の三方切換弁30
0では、固定ディスク310の第1接続流路312およ
び第2接続流路314を蓋体330の第1分岐流路33
2および第2分岐流路334に対してシールするため
に、第1シートパッキン336および第2シートパッキ
ン338を設けている。しかし、三方切換弁300の配
置構造から、図10に示すように、第1分岐流路332
および第1分岐流路332がその断面中心に対して片寄
って設けられている場合には、第1シートパッキン33
6および第2シートパッキン338に対して加えられる
押圧力が部分的に異なるため、両パッキン336,33
8が局部的に変形し、この傾いたパッキン336,33
8によって固定ディスク310が傾いて嵌合孔304に
取り付けられる。このため、この間から漏れが生じやす
いという問題があった。また、固定ディスク310が傾
くと、回転ディスク320が固定ディスク310に対し
て均一に面接触しなくなり、その摺動抵抗が高くなり、
スムーズな回転への支障となっていた。特に、モータ3
40を電池で駆動する場合には、摺動抵抗の増大が電池
の消耗を速め、電池化への支障となっているという問題
もあった。
【0006】本発明は上記従来の技術の問題を解決する
ものであり、片寄った配置の流路間に高いシール性を確
保する流体弁のシール構造を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明は、複数の流路を備えた流体弁のシー
ル構造において、複数の上流側流路を有し、該上流側流
路の流出口に面した合わせ端面を有する上流側流路形成
部材と、上流側流路形成部材の合わせ端面に合わされて
固定され、かつ上流側流路にそれぞれ接続される複数の
下流側流路を有する下流側流路形成部材と、上流側流路
と下流側流路との間にそれぞれ介在し、該流路の全外周
部をシールするシール部材と、を備え、上流側流路およ
び下流側流路は、上流側流路形成部材および下流側流路
形成部材の断面中心に対して、片寄った位置に配置し、
上記上流側部材または下流側部材の合わせ端面の上記流
路のない部位でありかつ上記断面中心に対してほぼ点対
称とする部位に、上記シール部材とほぼ同一形状の仮想
パッキンを設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の流体弁のシール構造では、上流側部材
が下流側部材にその合わせ端面で合わさって固定され、
両部材の断面中心に対して片寄った位置に配置された上
流側流路から下流側流路を経て流体が流れる。上流側流
路と下流側流路との間には、シール部材が介在してお
り、それぞれの全外周部がシールされる。上記流路は、
断面中心に片寄った位置に形成され、それをシール部材
でシールされているが、断面中心に対して点対称とする
部位に、仮想パッキンが設けられている。この仮想パッ
キンは、両部材を固定した際に、シール部材とほぼ同一
形状であるから両部材の押圧によりシール部材と同一の
変形をし、各シール部材に均一の荷重を加えるよう作用
する。よって、シール部材は、各パッキンの全外周にわ
たって均一にシールする。
【0009】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
【0010】図1は本発明の一実施例に係る流体弁15
の断面図であり、浴室等の給湯装置に用いられ、湯と水
とを混合して所望の温度に調節して吐水すると共に、シ
ャワーやバスカランへの切換を行なうものである。
【0011】同図に示すように、流体弁15は、ハウジ
ング61を有し、これに、湯水混合弁60、予荷重調節
機構100、温度センサ110および切換え/止水弁1
30が組み込まれている。ハウジング61には、水入口
85と湯入口95が形成されており、水入口85には水
側水栓が接続され、湯入口95には給湯機の出湯水栓が
接続される。
【0012】湯水混合弁60は、水入口85および湯入
口95にそれぞれ連通する環状流路86,96と、可動
弁体70を軸方向摺動自在に収容する弁室63と、湯水
混合室64とを有する。弁室63は、湯水混合弁60の
軸線に垂直な水側弁座87および湯側弁座97と、軸方
向のボア62によって画定されている。可動弁体70
は、円筒部71と半径方向のウェブ72とを有する。
【0013】円筒部71の外径とボア62の内径との間
には微小なクリアランスが設けてある。可動弁体70の
ウェブ72には複数の開口73が設けてあり、湯入口9
5から弁室63内に流入した湯は、開口73を通って湯
水混合室64に流れ込み、水と混合される。水と湯との
混合の割合は、可動弁体70が軸方向に変位することに
よって変化する。なお、可動弁体70が水側弁座87と
係合する位置まで変位して水を遮断すれば湯のみが流れ
出ることになり、可動弁体70が湯側弁座97と係合す
る位置まで変位して湯を遮断すれば水のみが流れ出るこ
とになる。
【0014】可動弁体70は、湯水混合室64内に配置
された感温コイルスプリング80と弁室63内に配置さ
れた第2コイルスプリング90の力の釣り合いによって
位置決めされる構造となっている。このため、感温コイ
ルスプリング80の一端は止め輪74によりハウジング
61に固定された第1ばね受け75に支承され、他端は
可動弁体70に固定された第2ばね受け76に支承され
ている。また、第2コイルスプリング90の一端は可動
弁体70と連動する第3ばね受け77に支承され、他端
は予荷重調節機構100の可動ばね受け102に支承さ
れている。組立の便宜のため、第2ばね受け76はウェ
ブ72を貫通し、第3ばね受け77と螺合する構造にな
っている。
【0015】感温コイルスプリング80は温度に応じて
ばね定数が変化する金属によって形成されており、第2
コイルスプリング90は温度に関して一定のばね定数を
有する通常のばね材料によって形成されている。温度に
応じてばね定数が変化する金属材料としては、ニッケル
・チタン合金からなる形状記憶合金(SMA)の範疇に
属する合金が知られている。この種のSMAは温度に応
じて弾性係数が変化し、その結果、SMAからなる感温
コイルスプリング80のばね定数が温度に応じて変化す
る。SMAからなる所望の温度特性を有する温度応答性
の感温コイルスプリング80は、種々の供給者から入手
することができる。例えば、関東特殊製鋼株式会社の
「KTS−SMアロイ」がある。
【0016】また、予荷重調節機構100に消費される
電池のエネルギを節減するために、感温コイルスプリン
グ80のばね定数と予荷重は、そのばね力(発生荷重)
が充分小さくなるように設定する必要がある。一方、感
温コイルスプリング80は、水のみを吐出すべき低温条
件下(この時には、第2コイルスプリング90に加える
予荷重はゼロにすることができ、可動弁体70は感温コ
イルスプリング80のばね力のみによって湯側弁座97
に押圧される)においては、湯の流入を遮断するに充分
な力で可動弁体70を湯側弁座97に押圧するばね力を
発生する必要がある。このため、感温コイルスプリング
80のばね定数と予荷重は、低温時(例えば、給水温度
が5℃の時)に発生するばね力が500g以下、好まし
くは300g以下になるように設定する。
【0017】予荷重調節機構100は、予荷重調節モー
タ105をいずれかの方向に回転させることにより、第
2コイルスプリング90の予荷重を可変可能に構成され
ている。このため、ハウジング61に液密に締結された
端部部材101には、可動ばね受け102が軸方向変位
自在、かつ回転不能にスプライン嵌合してあり、この可
動ばね受け102の内ねじには予荷重調節モータ105
の出力軸103に形成されたウォーム104が噛み合っ
ている。また、予荷重調節モータ105の出力軸103
はOリング106によって軸封されている。
【0018】こうして構成された予荷重調節機構100
は、予荷重調節モータ105を所定方向に回転させて、
可動ばね受け102を図の右方に変位させることによ
り、第2コイルスプリング90の予荷重を増大させ、一
方、予荷重調節モータ105を反対方向に回転させて、
可動ばね受け102を図の左方に変位させることによ
り、第2コイルスプリング90の予荷重を減少させる。
【0019】上記温度センサ110は、その感温部が湯
水混合弁60から流出する混合湯水が直接接触するよう
に、湯水混合弁60の出口である第1ばね受け75の下
流側に配置され、ハウジング61に液密に締結されてい
る。
【0020】上記切換え/止水弁130は、図3に示す
ように、温度センサ110の下流側に配置されており、
ハウジング61内に形成された弁連結流路132、環状
段部134および嵌合孔136を備えている。上記環状
段部134には、Oリング用環状溝144が形成され、
嵌合孔136には、Oリング用環状溝146が形成され
ている。
【0021】上記環状段部134には、小径固定ディス
ク150が嵌合されており、この小径固定ディスク15
0は、その外周部でOリング用環状溝144に収納され
たOリング212によりシールされている。この小径固
定ディスク150は、その中心軸に連結流路152を有
すると共に、その外面が受圧面154、外周面156お
よび側端面158となっている。
【0022】また、嵌合孔136には、底面138およ
び側面142に対して回転自在に回転ディスク160
(図2参照)が支持されている。回転ディスク160
は、中央端面部に有底孔である保持孔162を有すると
共に、上記連結流路152に連通する中央流路164お
よびこの中央流路164に接続される扇形流路166を
備えており、その外周部が側端面168、側端面172
および外周面174となっている。
【0023】さらに、嵌合孔136には、回転ディスク
160に接するように収納されかつハウジング61に固
定された大径固定ディスク180が設けられている(図
4参照)。上記大径固定ディスク180は、その外周部
で上記Oリング用環状溝146に収納されたOリング2
14によりシールされている。また、大径固定ディスク
180は、その中央部に貫通孔182を備えると共に、
断面扇形の第1接続流路184および第2接続流路18
6と、僅かに凹所の止水端面189とを備えており、そ
れらは周方向へ120゜で等角度で配置されている。よ
って、第1接続流路184と第2接続流路186とは、
大径固定ディスク180の断面中心に対して片寄った配
置となっている。さらに、大径固定ディスク180は、
回転ディスク160側の端面が側端面188に、その他
端面が側端面187になっている。
【0024】また、ハウジング61の嵌合孔136の開
口部には、端面保持部材200が封止するよう固定され
ている。端面保持部材200は、その中央部に貫通孔2
02を備え、さらに、第1接続流路184に連通してい
る第1吐水流路204および第2接続流路186に連通
している第2吐水流路206を有している。第1吐水流
路204および第2吐水流路206も、図5に示すよう
に、第1接続流路184および第2接続流路186と同
様に、断面中心に対して片寄って配置されている。
【0025】また、第1吐水流路204および第2吐水
流路206の開口部は、図6に示すように、段部216
a,218aを有し、該段部216a,218aにシー
トパッキン216およびシートパッキン218を保持す
ることにより、第1接続流路184と第1吐水流路20
4および第2接続流路186と第2吐水流路206との
間をシールしている。さらに、シートパッキン216と
シートパッキン218に対して、周方向へ120゜の位
置に、仮想パッキン222が設けられている。この仮想
パッキン222は、シートパッキン216,218と同
じ形状および材料から形成され、凹所222aに保持さ
れている。
【0026】端面保持部材200の端面には、切換え/
止水モータ190が取り付けられており、この切換え/
止水モータ190の駆動軸192が上記貫通孔202を
貫通し、回転ディスク160の保持孔162に固定され
ており、切換え/止水モータ190の駆動で回転ディス
ク160を回転するように構成されている。
【0027】次に、切換え/止水弁130の切換動作に
ついて説明する。切換え/止水弁130の切換動作は、
切換え/止水モータ190を駆動して駆動軸192を介
して回転ディスク160を所定位置まで回転することに
より行なう。このとき、回転ディスク160の扇形流路
166を大径固定ディスク180の第1接続流路184
に整合すると、湯水混合弁60の弁連結流路132側か
らの混合湯水は、小径固定ディスク150の連結流路1
52から回転ディスク160の中央流路164および扇
形流路166を通り、大径固定ディスク180の第1接
続流路184に流れ、さらに端面保持部材200の第1
吐水流路204を経てシャワーに供給される。
【0028】一方、回転ディスク160の扇形流路16
6を大径固定ディスク180の第2接続流路186に整
合すると、湯水混合弁60の弁連結流路132側からの
混合湯水は、小径固定ディスク150の連結流路152
から回転ディスク160の中央流路164および扇形流
路166を通り、大径固定ディスク180の第2接続流
路186に流れ、さらに端面保持部材200の第2吐水
流路206を経てカランに供給される。
【0029】また、回転ディスク160の扇形流路16
6を大径固定ディスク180の第1接続流路184また
は第2接続流路186のいずれにも接続されないオフセ
ットにすると、つまり、止水端面189に整合すると止
水する。
【0030】すなわち、回転ディスク160の回転によ
って、その側端面172と大径固定ディスク180の側
端面188との間で摺動させながら、扇形流路166を
第1接続流路184、第2接続流路186または止水端
面189とに切り換えることにより、混合湯水の供給先
およびその流量を変更したり止水する。
【0031】上記切換え/止水弁130において、端面
保持部材200がハウジング61の端面に固定されて、
両部材の断面中心に対して片寄った位置に配置された第
1接続流路184または第2接続流路186から、第1
吐水流路204または第2吐水流路206へ混合湯水が
流れる。これらの流路の間は、シートパッキン216お
よびシートパッキン218が介在してシールされてい
る。このとき、シートパッキン216およびシートパッ
キン218だけであると、端面保持部材200をハウジ
ング61に対して固定すると、大径固定ディスク180
を傾かせたりして十分なシールが得られないが、端面保
持部材200の断面中心に対して点対称とする部位に、
仮想パッキン222が設けられている。この仮想パッキ
ン222は、シートパッキン216,218と同一の形
状であるから、端面保持部材200をハウジング61に
固定した際に、両部材の押圧により同一の変形をし、シ
ートパッキン216,218に均一の荷重を加えるよう
に作用する。よって、シートパッキン216,218
は、各々全外周にわたって均一にシールし、止水性が向
上する。
【0032】また、仮想パッキン222により大径固定
ディスク180が傾いて固定されないから、回転ディス
ク160が大径固定ディスク180に対して面一に摺動
する。したがって、回転ディスク160の摺動抵抗が小
さく、切換え/止水モータ190を軽負荷で駆動するこ
とができる。また、切換え/止水モータ190を電池で
駆動する場合において、その負荷が小さくなるので、電
池の長寿命化を図れる。
【0033】なお、上記実施例では、仮想パッキンとし
て、1個の例について説明したが、これに限らず、複数
個であってもよく、また、流路の数についても特に限定
されない。すなわち、例えば、図8に示すように、断面
が長方形の部材250の一方の側に流路252,254
を設けた場合には、該流路252,254の内周部にパ
ッキン262,264を設け、さらにこれらに対して点
対称とする2箇所の位置に仮想パッキン270,272
を設置してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の流体弁の
シール構造によれば、上流側部材または下流側部材の合
わせ端面の上記流路のない部位でありかつ上記断面中心
に対してほぼ点対称とする部位に、上記シール部材とほ
ぼ同一形状の仮想パッキンを設けることにより、該仮想
パッキンが、両部材を固定した際に、両部材の断面中心
に片寄って配置された流路の全外周部に設けられたシー
ル部材と同一の荷重を受けて、各シール部材に均一の荷
重を加えるよう作用する。よって、シール部材は、各パ
ッキンの全外周にわたって均一にシールし、流体の漏れ
をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る流体弁を示す概略断面
図。
【図2】同実施例に係る回転ディスクおよび固定ディス
クを示す斜視図。
【図3】図1の要部である切換え/止水弁を示す断面
図。
【図4】大径固定ディスク180を示す平面図。
【図5】端面保持部材およびシートパッキンの配置を説
明する説明図。
【図6】図5のVI−VI線に沿った断面図。
【図7】図5のVI−VIIに沿った断面図。
【図8】他の実施例に係る流路およびパッキンの配置構
造を説明する説明図。
【図9】従来の三方切換弁を示す断面図。
【図10】従来の三方切換弁のパッキンの配置を説明す
る説明図。
【符号の説明】
15…流体弁 60…湯水混合弁 100…予荷重調節機構 110…温度センサ 130…切換え/止水弁 132…弁連結流路 134…環状段部 136…嵌合孔 138…底面 142…側面 144…Oリング用環状溝 146…Oリング用環状溝 150…小径固定ディスク 152…連結流路 154…受圧面 156…外周面 158…側端面 160…回転ディスク 162…保持孔 164…中央流路 166…扇形流路 168…側端面 172…側端面 174…外周面 180…大径固定ディスク 182…貫通孔 184…第1接続流路 186…第2接続流路 187…側端面 188…側端面 189…止水端面 190…切換え/止水モータ 192…駆動軸 200…端面保持部材 202…貫通孔 204…第1吐水流路 206…第2吐水流路 212…Oリング 214…Oリング 216,218…シートパッキン 216a,218a…段部 222…仮想パッキン 222a…凹所

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の流路を備えた流体弁のシール構造
    において、 複数の上流側流路を有し、該上流側流路の流出口に面し
    た合わせ端面を有する上流側流路形成部材と、 上流側流路形成部材の合わせ端面に合わされて固定さ
    れ、かつ上流側流路にそれぞれ接続される複数の下流側
    流路を有する下流側流路形成部材と、 上流側流路と下流側流路との間にそれぞれ介在し、該流
    路の全外周部をシールするシール部材と、 を備え、 上流側流路および下流側流路は、上流側流路形成部材お
    よび下流側流路形成部材の断面中心に対して、片寄った
    位置に配置し、 上記上流側部材または下流側部材の合わせ端面の上記流
    路のない部位でありかつ上記断面中心に対してほぼ点対
    称とする部位に、上記シール部材とほぼ同一形状の仮想
    パッキンを設けたことを特徴とする流体弁のシール構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012533041A (ja) * 2009-07-13 2012-12-20 アイデックス・ヘルス・アンド・サイエンス・リミテッド ライアビリティ カンパニー ハード・オン・ハードのシール表面を伴う回転せん断バルブアセンブリ
JP2016048097A (ja) * 2014-08-28 2016-04-07 株式会社不二工機 流路切換弁

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