JPH06173992A - 開閉蓋等の開閉動作支持装置 - Google Patents

開閉蓋等の開閉動作支持装置

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JPH06173992A
JPH06173992A JP4343268A JP34326892A JPH06173992A JP H06173992 A JPH06173992 A JP H06173992A JP 4343268 A JP4343268 A JP 4343268A JP 34326892 A JP34326892 A JP 34326892A JP H06173992 A JPH06173992 A JP H06173992A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
shock absorber
closing
closing operation
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP4343268A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenori Sugano
秀則 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Seiki Co Ltd
Fuji Seiki KK
Original Assignee
Fuji Seiki Co Ltd
Fuji Seiki KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Seiki Co Ltd, Fuji Seiki KK filed Critical Fuji Seiki Co Ltd
Priority to JP4343268A priority Critical patent/JPH06173992A/ja
Publication of JPH06173992A publication Critical patent/JPH06173992A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開閉蓋等の開閉動作を確実に遅動させる。 【構成】 本体部3又は開閉蓋等2の適宜箇所にショッ
クアブソーバ11を配設する。ショックアブソーバ11
の外側にピストンロッド11bを復帰方向に付勢するス
プリング部材13を配設する。ショックアブソーバ11
のピストンロッド11bを押圧可能な押圧部材12を配
設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は本体部に対して開閉可能
に配設される開閉蓋等の閉成動作を遅動させることがで
きる開閉蓋等の開閉動作支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】開閉蓋等としては、回転軸を中心として
下から上へ向かって開くラップトップパソコン、ピア
ノ、洋式便器等に用いられている蓋等がある。これら
は、略90度以上の回転角の範囲で本体部の開口部を開
閉可能に設けられている。しかしながら、これらの開閉
蓋等は閉成動作の際には最後まで手等を添えて閉じなけ
れば、閉成回転の最終点で本体部(基台)に衝突して大
きな衝撃音を生じると共に、破損の原因となるという不
都合がある。
【0003】そこで、手等を添えなくても、開閉蓋等の
閉成動作を遅動させるため、ケーシングと、このケーシ
ングに対しグリス等の粘性液体を介して回転するロータ
とからなるロータリダンパを配設し、このロータに回転
軸を連結して、粘性液体の粘性抵抗により閉成動作を遅
動させことが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、ラップトップパソコンの開閉蓋は、ディスプレイが
組み込まれていること等から重量が重く、上記したロー
タリダンパでは、適切に閉成動作を遅動させることがで
きないという問題がある。
【0005】本発明は上記した課題を解消するためにな
されたものであり、ショックアブソーバとスプリング部
材を用いることによって、開閉蓋等の開閉動作を確実に
遅動させることができる開閉動作支持装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の開閉動作支持装置は、回転軸を介して本体
部に対し開閉可能に配設される開閉蓋等の開閉動作支持
装置において、前記本体部又は開閉蓋等の適宜箇所に配
設されるショックアブソーバと、該ショックアブソーバ
の外側に配設され、該ショックアブソーバのピストンロ
ッドを復帰方向に付勢するスプリング部材と、開閉蓋等
の閉成動作の際に該ショックアブソーバのピストンロッ
ドを押圧可能な押圧部材とを有することを特徴とする。
【0007】
【作用】開閉蓋等が開放状態から閉成する際は、押圧部
材がショックアブソーバのピストンロッド又はシリンダ
を押圧する。これにより、スプリング部材がその弾発力
に抗して縮むため閉成動作を遅動させることができる。
また、これに伴ってピストンロッドに連結されたピスト
ンが、相対的にシリンダ内を、該シリンダ内に充填され
た液体の抵抗を受けつつ移動するため、閉成動作が遅動
する。
【0008】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づき本発明を
さらに詳細に説明する。図1〜図4は本発明にかかる開
閉蓋等の開閉動作支持装置の一実施例を示し、1は本実
施例の開閉動作支持装置を、2は開閉蓋等としての蓋部
材を、3は本体部を示す。なお、蓋部材2は、本体部3
に回転自由に支持された支軸2aに固定されており、本
体部3に対して上下方向に開閉可能に配設されている。
【0009】この開閉動作支持装置1は、ショックアブ
ソーバ11、スプリング部材13及び押圧部材としての
偏心カム12とを有して構成される。ショックアブソー
バ11は、シリンダ11a、該シリンダ11a内を摺動
可能に配設されるピストン11d、該ピストン11dに
突設され一端がシリンダ11aの開口部から突出するピ
ストンロッド11b、該ピストンロッド11bの突出端
部に固着されたロッドキャップ11c、シリンダ11a
の内周とピストンロッド11bとの外周との間に配設さ
れたベロー11e、該ベロー11eとシリンダ11a内
周面とにより形成される空間に充填される粘性液体11
gとを有して構成される(図4参照)。シリンダ11a
の内周面には、ピストン11dがシリンダ11aの底壁
方向に向かうに従い徐々に断面積が小さくなるオリフィ
ス溝11hが形成されているため、このショックアブソ
ーバ11の衝撃吸収力も次第に大きくなる。なお、11
fはシリンダ11aの開口部を閉塞する蓋である。
【0010】また、11iは、内部にショックアブソー
バ11を収納可能なショックアブソーバ保持用ケーシン
グであり、略箱状体に形成され、ショックアブソーバ1
1のロッドキャップ11cが、蓋部材2に設けた偏心カ
ム12に当接可能に本体部3の壁部適宜位置に固定配設
される。
【0011】スプリング部材13は、ロッドキャップ1
1cとショックアブソーバ保持用ケーシング11iの底
壁部との間に配設される。なお、上記したショックアブ
ソーバ11のシリンダ11a内には、このスプリング部
材13とは別にピストン11dとシリンダ11aの底壁
部との間にピストン復帰用の補助スプリングを配設して
もよい。
【0012】偏心カム12は、略だ円状に形成され、例
えば、蓋部材2の側壁と本体部3の内壁との間に配設さ
れ、中心からわずかに離れた部分が蓋部材2の支軸2a
と固着されている。なお、蓋部材2の基部付近に切欠き
部(図示せず)を設けこの切欠き部に挿入して配設して
もよい。
【0013】本実施例では、蓋部材2が開放状態から閉
成しようとすると、図2及び図3に示すように、押圧部
材である偏心カム12の先端が、ショックアブソーバ1
1のロッドキャップ11cを押圧する。その結果、スプ
リング部材13がその弾発力に抗して縮むため、蓋部材
2の閉成時の衝撃を吸収し、閉成動作を遅動させること
ができる。一方、ロッドキャップ11cが押圧される
と、ピストン11dがシリンダ11a内をシリンダ底壁
方向に向かって摺動する。したがって、粘性液体11g
がオリフィス溝11hを通過するときの粘性抵抗も作用
し、蓋部材2は確実にゆっくりと閉成動作する。
【0014】これに対し、蓋部材2を閉成状態から開放
する場合は、スプリング部材13の弾発力により、スム
ーズに開放動作できる。
【0015】図5〜図7は本発明にかかる開閉蓋等の開
閉動作支持装置の他の実施例を示し、101は本実施例
の開閉動作支持装置を、102は開閉蓋等としての蓋部
材を、103は本体部を示す。なお、蓋部材102は、
本体部103に回転自由に支持された支軸102aに固
定されており、上記実施例と同様、本体部103に対し
て上下方向に開閉可能に配設されている。
【0016】この開閉動作支持装置101は、ショック
アブソーバ110、スプリング部材112及び押圧部材
としてのアーム111とを有して構成される。ショック
アブソーバ110は、蓋部材102の裏面に固着した略
箱状のショックアブソーバ保持用ケーシング110i内
に、ロッドキャップ110cを蓋部材2の回転基部側を
向けて配設される。なお、このショックアブソーバ11
0の他の構成は上記した実施例と全く同様である。ま
た、スプリング部材112は、上記実施例と同様、シリ
ンダ110aの周囲に配設される。
【0017】押圧部材としてのアーム111は、一端1
11aがショックアブソーバ110のロッドキャップ1
10cの周囲に突設した第1の突片110kに回転自由
に係合し、他端111bが本体部103の側壁に突設し
た第2の突片103aに回転自由に係合するように配設
される。なお、第2の突片103aは、蓋部材102の
支軸102aを配設した位置よりも、本体部103にお
いて開口端部側(図5上手前側)側壁に突設する。
【0018】本実施例では、蓋部材2が開放状態から閉
成しようとすると、図6及び図7に示すように、押圧部
材であるアーム111の一端111aは本体部103の
側壁に突設した第2の突片103aを中心として弧を描
くようにその位置が変わる。すなわち、閉成するにした
がって、ロッドキャップ110cは押圧され、スプリン
グ部材112の抵抗を受ける。また、シリンダ110a
内に配設したピストンは粘性液体の抵抗を受ける。その
結果、蓋部材2はゆっくりと閉成動作する。なお、開放
時は、上記実施例と同様、スプリング部材112の弾発
力によりスムーズに開放する。
【0019】なお、本実施例では、ショックアブソーバ
110のロッドキャップ110cにアーム111の一端
111aを係合しているが、シリンダ110aの底部側
を蓋部材2の支軸102a側に向けて配設し、このシリ
ンダ110aに突片を突設して係合させる構成としても
よい。
【0020】また、上記した各実施例において、開閉動
作支持装置1,101の配設個数は何ら制限されるもの
ではなく、蓋部材2,102の各側端部付近に1つずつ
配設してもよいし、略中央部付近に1つ配設してもよ
い。
【0021】
【発明の効果】本発明の開閉動作支持装置は、ショック
アブソーバ、スプリング部材及び押圧部材を用いて、開
閉蓋等の閉成動作を遅動させる構造である。すなわち、
開閉蓋等の回転動作をショックアブソーバとスプリング
部材の直線運動に変換して遅動させるものである。した
がって、従来用いられていたロータリーダンパと比較し
て、確実に閉成動作を緩慢にさせることができ、閉成最
終点での衝撃を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる開閉動作支持装置を
配設した状態を示す斜視図である。
【図2】蓋部材が開放しているときの同実施例の開閉動
作支持装置を示す断面図である。
【図3】蓋部材が閉成しているときの同実施例の開閉動
作支持装置を示す断面図である。
【図4】同実施例で用いたショックアブソーバを示す断
面図である。
【図5】本発明の他の実施例にかかる開閉動作支持装置
を配設した状態を示す斜視図である。
【図6】蓋部材が開放しているときの同実施例の開閉動
作支持装置を示す断面図である。
【図7】蓋部材が閉成しているときの同実施例の開閉動
作支持装置を示す断面図である。
【符号の説明】 1 開閉動作支持装置 11 ショックアブソーバ 12 偏心カム 13 スプリング部材 2 蓋部材 3 本体部 101 開閉動作支持装置 110 ショックアブソーバ 111 アーム 112 スプリング部材 102 蓋部材 103 本体部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を介して本体部に対し開閉可能に
    配設される開閉蓋等の開閉動作支持装置において、 前記本体部又は開閉蓋等の適宜箇所に配設されるショッ
    クアブソーバと、該ショックアブソーバの外側に配設さ
    れ、該ショックアブソーバのピストンロッドを復帰方向
    に付勢するスプリング部材と、開閉蓋等の閉成動作の際
    に該ショックアブソーバのピストンロッドを押圧可能な
    押圧部材とを有することを特徴とする開閉動作支持装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ショックアブソーバ及びスプリング
    部材を本体部内に配設し、前記押圧部材として開閉蓋等
    の支軸に固定配設した偏心カムを用いてなる請求項1記
    載の開閉動作支持装置。
  3. 【請求項3】 前記ショックアブソーバ及びスプリング
    部材を開閉蓋等の適宜箇所に配設し、前記押圧部材とし
    て、一端がショックアブソーバのいずれかの箇所に、他
    端が本体部のいずれかの箇所に配設したアームを用いて
    なる請求項1記載の開閉動作支持装置。
JP4343268A 1992-11-30 1992-11-30 開閉蓋等の開閉動作支持装置 Pending JPH06173992A (ja)

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JP4343268A JPH06173992A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 開閉蓋等の開閉動作支持装置

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JP4343268A Pending JPH06173992A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 開閉蓋等の開閉動作支持装置

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JP (1) JPH06173992A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100350957B1 (ko) * 2000-01-05 2002-08-28 이근용 로터리식 댐퍼
JPWO2009016865A1 (ja) * 2007-07-30 2010-10-14 新東工業株式会社 製造ライン

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100350957B1 (ko) * 2000-01-05 2002-08-28 이근용 로터리식 댐퍼
JPWO2009016865A1 (ja) * 2007-07-30 2010-10-14 新東工業株式会社 製造ライン
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