JPH0617394A - 特に帯状の繊維材料を脱水するための長隙間プレス - Google Patents
特に帯状の繊維材料を脱水するための長隙間プレスInfo
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- JPH0617394A JPH0617394A JP4129794A JP12979492A JPH0617394A JP H0617394 A JPH0617394 A JP H0617394A JP 4129794 A JP4129794 A JP 4129794A JP 12979492 A JP12979492 A JP 12979492A JP H0617394 A JPH0617394 A JP H0617394A
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Abstract
するとともに、それらを、支持体とは無関係に組み立て
ることができるようにする。 【構成】 支持体10に取り外し可能に結合されている
シューベッド15は、プレスシュー13を収容するとと
もに加圧室17を構成している。これによって、プレス
シュー13とシューベッド15は、互いに1つのピスト
ン−シリンダユニットを構成している。プレスシュー1
3は、連結要素31によってシューベッド15に連結さ
れており、この連結要素31は、シューベッド15に相
対的なプレスシュー13の半径方向運動並びに傾転運動
を許容する。シューベッド15とプレスシュー13を一
緒に支持体10から取り外して、交換することができ
る。
Description
脱水するための長隙間プレスに関する。この種の長隙間
プレスは、通常、抄紙機の一部分をなしており、詳しく
言うと、本発明は、請求項1に記載の上位概念の構成を
備えた長隙間プレスに関するものである。
4272317号明細書又は米国特許第4861434
号明細書又は米国特許第4931142号明細書に開示
されている。
無端の柔軟なプレス要素にある。このプレス要素は、例
えばチューブ状のプレスカバーであって、このプレスカ
バーは、(プレス域の外側で)本質的に円形の軌道に沿っ
て回転運動する。しかし、この柔軟なプレス要素を、プ
レス域の外側で案内ローラを介して循環するプレスベル
トとして、構成することもできる。
レスシューによって対向ローラに押し付けられている。
プレスシューは、加圧室を構成するシューベッドの凹部
内に位置している。このシューベッドは、固定の支持体
の一部である。
間プレスにおいて、プレスシューを収容するための凹部
を有するシューベッドは、支持体の統一的構成要素をな
しており、支持体の凹部の側縁には、シール支持部材が
配設されている(米国特許第4931142号明細書)。
その他の公知の構造においては(米国特許第48614
34号明細書)、支持体とは別個の部材が、シューベッ
ドとして設けられている。しかし、この刊行物には、詳
細な説明が示されていない。
及びシューベッドを簡単な構成とし、もって、従来より
も僅かなコストで製造することができ、しかも、そのプ
レスシューとシューベッドは支持体とは無関係に組み立
てられ、したがって、支持体とは切り離して、その機能
(例えば、圧力下でのベッドとシューの密封性)をテスト
することもできるように、公知の長隙間プレスを改良す
ることにある。
記載の特徴事項によって解決される。それによれば、本
発明は、米国特許第4861434号明細書に記載の構
成に由来している。つまりシューベッドは、米国特許第
4931142号明細書に記載のように、複数の構成要
素、即ち支持体とシール支持部材によって構成されてい
るものではない。シューベッドは、それどころか一体の
構成部材として構成されており、この構成部材内に、シ
ールが直接取り付けられている。
な利点が得られることを認識した。まずは、シューベッ
ドを支持体に、取り外し可能に結合したことであり、も
う1つは、従来のように、プレスシューがシューベッド
に対して相対的に半径方向に摺動可能であると同時に、
傾転可能でもあるように、プレスシューを少なくとも1
つの連結要素によって、シューベッドに連結されるした
ことである。この各構成を組合わせることによって、シ
ューベッドとプレスシューは、シール及び前記少なくと
も1つの連結要素と一緒に、支持体とは別個に組み立て
られるようになった。また、前記連結要素を用いること
によって、プレスシューは、決して(例えば加圧室内の
圧力又は重力に基づいて)、勝手にシューベッドから外
れるようなことはなくなった。
の構成においては、この目的のために、プレスシューの
基部に突起が設けられている。本発明では、この突起は
省略されている。
プレスシューからなる事前に組み立てられた構成単位
を、支持体とは切り離してテストすること、とりわけ密
封性を検査することができる。これにより、従来とは対
照的に、現存の抄紙機において、前記構成単位を単に交
換することによって、長隙間プレスを分解修理すること
ができるようになる。従って、従来のように、長隙間プ
レスユニット全体を、取り外したり、再び組み込んだり
する必要はない。つまり、既に組み込まれていたシュー
ベッドをプレスシューと一緒に支持体から取り外して、
これを、プレスシューを備えた別のシューベッドと交換
するだけでよいのである。これが必要となるのは、プレ
ス域での、帯状体の走行方向の圧力の変化を、別の条件
に適合させるために、例えば滑り面の形状を変えるべ
く、プレスシューを別のプレスシューと交換しようとす
る場合である。このような交換は、シールの密封性能が
低下して、加圧室内の圧力を、もはや所望の値に調節し
得ないような時に、シールをオーバーホールするために
も、しばしば必要となるのである。
のその他の特徴をも含めて、図面に示す実施例に基づい
て説明する。
シューベッド(15)と、そのシューベッド内に位置する
プレスシュー(13)とを備えている。プレスシュー(1
3)は、対向ローラ(8)に適合する凹面状の滑り面(3
0)を有しており、この滑り面の上を、チューブ状のプ
レスカバー(14)として構成された柔軟なプレス要素が
滑動する。
スシュー(13)、およびプレスカバー(14)は、機械の
走行方向(矢印(19))に対して横方向に、つまり機械の
全幅にわたって延びている。図3に示すように、固定の
支持体(10)は、それぞれ1つの球形スリーブ(12)を
備えた2つの中空支承軸(11)を有している。これらの
部材を介して支持体は軸受台(9)内に位置している。プ
レスカバー(14)の各端部は、カバー支持円板(18)に
固着されており、カバー支持円板(18)は、支承軸(1
1)上に回転可能に支承されている。図3においては、
潤滑油のための供給通路(16)と排出通路(20)、並び
に内部室(7)内に超過圧力を生ぜしめるための圧縮空気
の供給通路(22)が、それぞれ象徴的に示されている。
は、互いに1つのピストン−シリンダ−ユニットを構成
している。このために、シューベッド(15)は、上から
見て長方形の凹部を有しており、この凹部に、プレスシ
ュー(13)が収容されている。また、シューベッド(1
5)内には、シール(23)、(24)が、プレスシュー(1
3)の全周を隙間無く取り囲むように配設されている。
このようにして凹部(17)は、通路6を介して圧力媒体
が供給される加圧室を構成している。これによって、プ
レスシュー(13)は、プレスカバー(14)を対向ローラ
(8)に押し付ける(図2及び図5には対向ローラは示さ
れていない。)。
と、少なくとも1つのフェルトベルト(図示せず)が、こ
のように構成された拡張されたプレス隙間を通過して走
行する。シューベッド(15)は、ねじ(26)によって支
持体(10)に取り外し可能に結合されている。
5に示すように、ピストン(21)と、それに固着された
滑り条片(27)と、それらの中間に位置する断熱板(2
8)に分割することができる。しかし、比較的幅の狭い
抄紙機の場合には、プレスシュー(13)を一体的に構成
することもできる(図3参照)。ピストン(21)と滑り条
片(27)は、縦リブ(29)によって、互いに確実に結合
されている。
を挿通するための少なくとも1つの孔(25)が設けられ
ている。孔(25)を貫過しているこの連結要素(31)
は、加圧室(17)側から、プレスシュー(13)に螺入さ
れている。孔(25)の反対側で、連結要素(31)は頭部
(32)を有している。この頭部(32)はシューベッド
(15)で当接面(5)、(5)を構成している。
とプレスシュー(13)からなる構成ユニットの密封性能
をテストする際には、前記当接面(5)、(5)によって、
プレスシュー(13)の行程が制限される。しかし、抄紙
機の内部であっても、例えば停止中に対向ローラ(8)が
取り外されているような場合には、このような行程の制
限は有利である。しかも図2に示すように、対向ローラ
が下方位置にある時には、なおさら有利である。
れている。このばね(33)は、加圧室(17)内の圧力に
対抗して作用している。図2に示す構成の場合、ばねの
力は、同時に、プレスシュー(13)に作用する重力にも
対抗して作用している。したがって、加圧室(17)内が
無圧になると、プレスシュー(13)は、ばね(33)の力
を受けて上方へ引き戻される。ばね(33)は、圧縮ばね
とするのがよく、例えばフランジ(34)を介して、シュ
ーベッド(15)の底部に支えられている。図1、2の場
合と異なり、ばね(33)を、小さな液圧式のピストン−
シリンダユニット(40)で置き換えることもできる(図
5参照)。
力媒体が漏れないようにするために、図1では孔は、連
結要素(31)の頭部(32)を包囲するカップ(35)によ
って緊密に閉塞されている。
れによると、フランジ(34)に柔軟なシールリング(3
6)が配設されており、このシールリングが、連結要素
(31)に密接している。この場合には、100%の密封
性を期待することができないので、シューベッド(15)
に設けた連結要素のための孔(25)は、逃がし溝(37)
を介して、低圧力の領域(例えば内部室(7)、図3)に接
続されている。したがって漏れた油は、そこへ流出する
ことになる。
ように、曲り易い棒材として構成することができる。即
ち連結要素(31)の中間部分は小径になっており、この
中間部分が可撓性を有している。この可撓性の中間部分
は、例えばワイヤとして構成することもできる。
備える継手ピンによって、前記連結要素を構成すること
もできる。いずれの場合でも、プレスシュー(13)は、
横断面内であろうと縦断面内であろうと、自由に傾転す
ることができ、しかも、熱影響下において自由に膨脹す
ることができるようになっている。
て、次の相違点を有している。連結要素(31A)は、頭
部(32)の代わりに、補助ピストン(38)を有してお
り、この補助ピストンは、付加的なピストン−シリンダ
ユニット(40)の一部分なしている。ピストン−シリン
ダユニットのシリンダ(39)は、シューベッド(15)の
外側に固着されている。これによって、補助ピストン
(38)とシリンダ(39)は、プレスシュー(13)の行程
を下方において限定する前述の当接面(5)を構成してい
る。連結要素(31A)は、同様に、比較的小さな直径の
可撓性の部分(31′)を有している。
る案内ピストン(41)を設けることができる。シリンダ
(39)内の、補助ピストン(38)のシューベッド側に位
置する加圧室(42)には、プレスシュー(13)を、図5
において上方へ引き戻すために、通路(44)を介して圧
力媒体が供給される。この引き戻しは、加圧室(17)の
圧力を解放した際に、図2のばね(33)を用いた場合よ
りも迅速に行われる。
0)のその他の利用方法は次の通りである。通常の運転
中は、つまり加圧室(17)が加圧されている間は、補助
ピストン(38)は、加圧室(17)内の圧力に対抗する制
御可能な局所的な力を、プレスシュー(13)に及ぼして
いる。これによって、例えばプレスシュー(13)の両端
部(図3参照)において、プレス力を減少させることがで
きる。
排気通路(45)を介して外気と連通される。しかし、加
圧室(43)を通路(45)を介して、圧力媒体によって、
矢印(46)で示唆するように加圧することも可能であ
る。この時、加圧室(42)は、圧力解放されている。こ
れによって、加圧室(17)内の圧力と同一方向に作用す
る、制御可能な局所的な補助力が、プレスシュー(13)
に付加される。
1)又は(31A)を、プレスシュー(13)の縦長方向に
沿って配列することができる。図1、図2又は図5にお
ける唯一の連結要素(31)または(31A)に代えて、2
つの連結要素(31)又は(31A)を並べて配設すること
もできる。
る長隙間プレスの要部の縦断面図である。
要部縦断面図である。
る。
使用される単一の連結要素の部分断面図である。
例の一部縦断面図である。
ダユニット
Claims (12)
- 【請求項1】 無端の柔軟なプレス要素(プレスカバー
14又はプレスベルト)とプレスシュー(13)と固定の
シューベッド(15)を備えた、特に(例えば抄紙機にお
ける)帯状の繊維材料を脱水するための長隙間プレスで
あって、プレスシューは、柔軟なプレス要素(14)を受
け止めるための、対向ローラ(8)に適合した凹面状の滑
り面(30)を有するとともに、プレス要素を対向ローラ
(8)に押し付けるべく、対向ローラに向けて移動可能で
あり、固定の支持体(10)の一部分をなす固定のシュー
ベッド(15)は、シール(23)(24)を備えるととも
に、プレスシュー(13)を収容して加圧室(17)を構成
する凹部を有しており、このようにして、シューベッド
とプレスシューは、互いに1つのピストン−シリンダ−
ユニットを構成しているものにおいて、 シューベッド(15)は、支持体(10)に取り外し可能に
結合されており、かつプレスシュー(13)は、少なくと
も1つの連結要素(31)を用いて、シューベッド(15)
に連結されており、この連結要素(31)は、シューベッ
ド(15)に相対的なプレスシュー(13)の半径方向に、
移動並びに傾転しうるようになっていることを特徴とす
る長隙間プレス。 - 【請求項2】 前記連結要素(31)は、プレスシュー
(13)から加圧室(17)を通って、シューベッド(15)
に穿設された孔(25)を貫通しているとともに、孔の反
対側に頭部(32)を有しており、この頭部とシューベッ
ドによって当接面(5)(5)を構成している請求項1に記
載の長隙間プレス。 - 【請求項3】 シューベッド(15)に設けられ孔(25)
が、連結要素(31)の頭部(32)を包囲しているカップ
(35)によって緊密に閉塞されている請求項2に記載の
長隙間プレス。 - 【請求項4】 シューベッド(15)に設けられ、かつ連
結要素(31)が貫通している孔(25)が、連結要素に接
触する柔軟なシールリング(36)によって密封されてい
る請求項2に記載の長隙間プレス。 - 【請求項5】 シューベッド(15)に設けられた孔(2
5)が、少なくとも1つの逃がし溝(37)を介して、低
圧領域と連通している請求項4に記載の長隙間プレス。 - 【請求項6】 連結要素(31)が、曲り易い棒材からな
っている請求項1ないし5のいずれかに記載の長隙間プ
レス。 - 【請求項7】 連結要素の可撓性の部分が、ワイヤ(3
1″)からなっているいる請求項1ないし5のいずれか
に記載の長隙間プレス。 - 【請求項8】 連結要素(31)にはばね(33)が作用し
ており、かつこのばねの力は、加圧室(17)内の圧力に
対抗して作用している請求項1ないし7のいずれかに記
載の長隙間プレス。 - 【請求項9】 連結要素(31A)は、プレスシュー(1
3)を付加的なピストン−シリンダ−ユニット(40)に
連結しており、このピストン−シリンダ−ユニットは、
加圧室(17)内の圧力に対抗する力を、プレスシュー
(13)に及ぼしている請求項1ないし7のいずれかに記
載の長隙間プレス。 - 【請求項10】 連結要素(31A)は、補助ピストン
(38)を有しており、この補助ピストンが、前記付加的
なピストン−シリンダ−ユニット(40)の一部分をなし
ている請求項9に記載の長隙間プレス。 - 【請求項11】 付加的なピストン−シリンダ−ユニッ
ト(40)のシリンダ(39)は、シューベッド(15)に固
着されており、このシリンダ(39)は、補助ピストン
(38)と共に、プレスシュー(13)の行程を限定する当
接面(5)(5)を構成している請求項10に記載の長隙間
プレス。 - 【請求項12】 付加的なピストン−シリンダ−ユニッ
ト(40)は複動式であり、これによって、プレスシュー
(13)に及ぼし得る力は、選択的に、a)加圧室(17)
内の圧力に対抗して作用するか、又はb)加圧室(17)
内の圧力と同一方向に作用するようになっている請求項
9ないし11のいずれかに記載の長隙間プレス。
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