JPH06173873A - 油冷式ねじ圧縮機 - Google Patents
油冷式ねじ圧縮機Info
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- JPH06173873A JPH06173873A JP5204764A JP20476493A JPH06173873A JP H06173873 A JPH06173873 A JP H06173873A JP 5204764 A JP5204764 A JP 5204764A JP 20476493 A JP20476493 A JP 20476493A JP H06173873 A JPH06173873 A JP H06173873A
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Abstract
供する。 【構成】 油冷式ねじ圧縮機(10)は、吸込み口(5
6)を備えた吸込み側部分(11)と、中間圧力ポート
(60)を備えたロータ側部分(13)と、吐出し口
(64)を備えた吐出し側部分(15)と、油溜め(3
4)とを有する。吐出し側部分は、半径方向に間隔をお
いた内部及び外部のハウジング(70,18)を有し、
内部ハウジングはロータ側部分から油−ガス流を受け入
れる。内部ハウジングを包囲するようフィルタ(14
0)が設けられており、このフィルタは、円筒形の有孔
本体部分(144)と、端壁(150)と、端壁に接触
したフィルタパッド(164)とを有する。ロータ側部
分からの油−ガス流は第1の油除去段階の要部を構成す
る開口部(130)を経て内部ハウジングから出る。油
−ガス流はフィルタパッドにあたって油を除去する。ま
た、油−ガス流が90°曲がって有孔本体部分を通って
フィルタから出るときにも油を除去する。フィルタは第
2及び第3の油除去段階としての役目を果たす。
Description
し、特に、ガス流が吐出し口を通ってねじ圧縮機から出
る前に油冷式ねじ圧縮機内の油−ガス流から油を分離す
るための装置に関する。
のねじ圧縮機、例えば2本ねじ圧縮機は、ガス流の約1
0〜40重量%に当たる油を圧縮機内に注入することに
より、シャフトの封止及びロータの潤滑を行なってい
る。油−ガス流が特に冷凍用途において吐出し口を通っ
て圧縮機から出る前に油−ガス流から油をできるだけ多
く除去することが望ましい。その理由は、冷媒流れ回路
内へ運び込まれる油は冷凍装置の伝熱表面の効率を下げ
るからである。かくして、油冷式ねじ圧縮機の高効率の
油除去装置を提供することが望ましく、これが本発明の
目的である。
は、実質的に水平な向きになる長さ方向駆動軸線を備え
た駆動シャフトと、吸込み口を備えた吸込み側部分と、
中間圧力ポートを備えたロータ側部分と、吐出し口を備
えた吐出し側部分と、吐出し側部分の下方で油を補集す
るための油溜めとを含む油冷式ねじ圧縮機において、吐
出し側部分は半径方向に間隔をおいた内部及び外部ハウ
ジング手段を備え、内部ハウジング手段は油−ガス流を
ロータ側部分から受け入れ、フィルタ手段が内部ハウジ
ング手段を包囲するよう配置され、フィルタ手段は、第
1及び第2の軸方向端部、及び駆動軸線と平行に位置し
た長さ方向フィルタ軸線を備えた円筒形有孔本体部分
と、第1の軸方向端部を閉鎖する端壁と、壁部分に当接
して配置された油分離フィルタパッドとを含み、吐出し
口、油溜めはそれぞれフィルタ軸線の上方、下方に配置
され、油−ガス流は外部ハウジング手段から出て、第1
の油除去段階の一部をなす内部ハウジング部分内に設け
られた油−ガス流開口部を経てフィルタ手段に流入し、
油−ガス流は油−ガス流開口部によってフィルタパッド
にあたるよう差し向けられ、油−ガス流が90°曲がっ
てフィルタ手段の円筒形本体部分を通ってフィルタ手段
から出るときに油の一部を油−ガス流から除去し、それ
によりガス流が吐出し口から出る前に追加の油を油−ガ
ス流から除去し、第1の油除去段階、フィルタパッド及
びフィルタの円筒形本体部分によって捕捉された油は油
溜めに流れることを特徴とするねじ圧縮機にある。
ジング手段に設けられた第1及び第2の開口部を有し、
第1の開口部は油−ガス流開口部であり、第2の開口部
は油流通開口部である。第1の開口部は、内部ハウジン
グ手段によって構成されたキャビティの第1の壁に設け
られ、第1の壁は油−ガス流の流れに対して実質的に垂
直に設けられており、油−ガス流は第1の壁にあたって
第1の開口部を通って流れるときに油を流れから分離す
る。第2の開口部はキャビティの第2の壁に設けられて
おり、第2の壁は第1の壁よりも下に位置すると共にこ
れと実質的に垂直になっている。かくしてキャビティ内
に補集された油は下方の第2の開口から流れ出てフィル
タ手段に流入し、油溜めに流れる。
図面を参照して以下の詳細な説明を読むと一層明らかに
なろう。
ると、本発明の教示に従って構成できる種類のねじ圧縮
機10が示されており、図1は圧縮機10の立面図、図
2はその平面図である。ねじ圧縮機10は、吸込み側部
分11、ロータ側部分13及び吐出し側部分15を有し
ている。ねじ圧縮機10は、第1のハウジング部分1
4、第2のハウジング部分16及び第3の主相互連結ハ
ウジング部分18から成る外部ハウジング12を有して
いる。第1のハウジング部分14は、第1の長さ方向端
部20及び第2の長さ方向端部22を備えた吸込み側ハ
ウジングである。第2のハウジング部分16は第1の軸
方向端部24及び第2の軸方向端部25を備えたロータ
側ハウジングであり、第2の軸方向端部26は吸込み側
ハウジング14の第1の軸方向端部20に固定されてい
る。第3のハウジング部分18は、閉鎖された第1の軸
方向端部28及び第2の軸方向端部30を備えた吐出し
側ハウジングである。第2の軸方向端部30の一部はロ
ータ側ハウジング16の第1の軸方向端部24に固定さ
れている。吐出し側ハウジング18は第1の軸方向端部
28のところにカバー34を備えた一体の油溜め32を
備えると共に第2の軸方向端部30のところに油出口連
結部36を備えている。第1の軸方向端部40及び第2
の軸方向端部42を備えた駆動歯車カバー38は、吸込
み側ハウジング14の第2の軸方向端部22に固定され
た第1の軸方向端部40を有している。駆動歯車カバー
38は、吸込み側部分14の中に延びていて且つ吸込み
側ハウジング14及びカバー38の中に間隔をおいて設
けられた軸受(図示せず)によって支持されている長さ
方向軸線46を備えた駆動シャフト44を受け入れる開
口部を備えている。一般に、重力戻り方式の油溜め32
が設けられていることに鑑みて、駆動シャフト44の長
さ方向軸線46はほぼ水平に向けられている。駆動歯車
(図示せず)が、支持軸受の間で吸込み側ハウジング1
4内で駆動シャフト44に固定されている。第1の軸方
向端部50及び第2の軸方向端部52を備えた駆動シャ
フト封止カバー48は、カバー38の第2の軸方向端部
42に固定された第1の軸方向端部50を有し、シャフ
トシール及びオイルシール(図示せず)が第2の軸方向
端部52の近傍に支持されている。駆動シャフト44の
外端部54は、原動機、例えば内燃機関または電動機に
連結されるようになっている。
ている吸込み口56が吸込み側ハウジング14と関連し
ており、カバープレート62を備えた状態で示された中
間圧力ポート60がロータ側ハウジング16と関連し、
カバープレート66を備えた状態で示された吐出し口6
4が吐出し側ハウジング18と関連して設けられてい
る。
けるねじ圧縮機10の横断面図であり、垂直平面の縁が
図2に破線68で示されており、これを見る方向は図2
に矢印III−IIIで示されている。吐出し側ハウジ
ング18は内部吐出し側ハウジング手段または組立体7
0を包囲しており、この内部吐出し側ハウジング組立体
70は図4及び図5では斜視図で示され、図5は分解斜
視図である。内部吐出し側ハウジング組立体70は、第
1の軸方向端部74及び第2の軸方向端部76を備えた
内部吐出し側ハウジング72と、第1の軸方向端部80
及び第2の軸方向端部82を備えた軸方向支承カバー7
8とを含む。軸方向支承カバー78の第2の軸方向端部
82は内部吐出し側ハウジング72の第1の軸方向端部
に固定され、内部吐出し側ハウジング72はロータ側ハ
ウジング16の第1の軸方向端部24に固定されてい
る。長さ方向軸線88,90をそれぞれ備えた第1及び
第2のロータ84,86がハウジング12内に回転自在
に設けられ、横断面平面68が長さ方向軸線88,90
の両方と交差するにも拘らず、第1及び第2のロータ8
4,86は実線で示されている。第1のロータ84は第
1の軸方向端部92及び第2の軸方向端部94を有し、
ロータ84は第1及び第2の軸方向端部92,94の近
傍に設けられた支承手段96,98によって回転自在に
支持されている。駆動歯車100が、駆動シャフト44
に固定された駆動歯車(図示せず)に噛合う第2の軸方
向端部94の直ぐ隣に固定されている。第2のロータ8
6は第1及び第2の軸方向端部102,104を有し、
ロータ86は、第1及び第2の軸方向端部102,10
4の近傍に設けられた支承手段106,108によって
回転自在に支持されている。
えないが、駆動シャフトの軸線46の高さ位置が示され
ており、この軸線46はロータ84,86の長さ方向軸
線88,90と平行であって、軸線88,90の高さ位
置の間のほぼ中間に位置している。かくして、駆動シャ
フト44を回転させると、第1のロータ84が駆動歯車
100を介して駆動され、ロータ84の溝110がロー
タ86の溝112に係合して第2のロータ86を駆動す
る。
して駆動歯車のキャビティ113内へ注入され、この油
は吸込み側ハウジング14及びロータ側ハウジング16
の中で全体を116で示すキャビティを介して溝部11
0,112に差し向けられる。関連のシステムから戻り
中のガス、例えば冷凍装置からの冷媒蒸気が吸込み口5
6及び中間圧力ポート60に戻り、この両方の位置にお
けるガスは、戻っているガス流に同伴されている或る量
の圧縮機油を含んでいる。吸込み口56に流入する戻り
ガスと油の混合物は、吸込み側ハウジング14のキャビ
ティ18のところの溝部に流入し、中間圧力ポート60
に流入する戻りガスと油の混合物は例えば120で示す
中間溝部位置で注入される。
%であるようなこの油冷式ねじ圧縮機は、油含有量が多
いロータ84,86の出口端部において油−ガス流を生
じさせる。関連の装置、例えば冷凍装置内に運び込まれ
た油は伝熱表面、例えばガスと油の混合物を中間ポート
60に戻すエコノマイザ熱交換器の伝熱表面の効率を下
げるので、ロータ側ハウジング16から出て中間吐出し
側ハウジング72へ流入する油−ガス流からできるだけ
多量の油を取り除くことが重要である。
置は、第1、第2及び第3の一連の油除去段階を含む。
第1の油除去段階は、内部吐出し側ハウジング組立体7
0と関連した装置を含む。図5で最もよく示すように、
ロータ側ハウジング16からの高圧の油−ガス流は、内
部吐出し側ハウジング72内に形成された室またはキャ
ビティ122に送られる。室122へは、内部吐出し側
ハウジング72を軸方向端部76から軸方向端部74間
で完全に貫通して延びている。室122に隣接した内部
吐出し側ハウジング72の外径には、底部の実質的に水
平に延びる壁部分124を構成する内側に向いた段部を
含み、壁部分124の内面は室122の低点または底部
を定めている。軸方向支承カバー78の第2の軸方向端
部は、第2の軸方向端部82のところに比較的大きな平
らな表面128を構成するフランジ126を有し、この
平らな表面128は、内部吐出し側ハウジング72の第
1の軸方向端部74のところに見える室122の部分を
完全に覆っている。第1の油除去段階は、室122及び
長さ方向軸線132を備えた第1の開口部130を含
み、第1の開口部は軸方向支承カバー78のフランジ1
26に設けられている。第1の油除去段階はさらに、長
さ方向軸線136を備えた第2の開口部134を含み、
第2の開口部は内部吐出し側ハウジング72の壁124
に設けられている。第1の開口部130の長さ方向軸線
132は駆動軸線46及びロータの軸線88,90と平
行に差し向けられている。かくして、駆動軸線46が好
ましい水平の向きである場合、開口部130の軸線13
2は水平に差し向けられることになろう。開口部130
の位置は、開口部内で内部吐出し側ハウジング72の第
1の軸方向端部74のところで室122に対してほぼ心
出しされるような位置である。第2の開口部134の長
さ方向軸線136は、第1の開口部130の軸線132
を通る水平平面と垂直であるように差し向けられてい
る。第1の開口部134の軸線132は、図4で最もよ
く示すように第2の開口部134への入口138より少
なくとも約20mm上方に位置する。第1の開口部の面
積は、第1及び第2の開口部の面積の合計によって定ま
る総面積の約55〜65%であるように選択される。第
1及び第2の開口部130,134の例示の直径は、そ
れぞれ13mm、9.5mmである。
0によって行なわれる。外部の吐出し側ハウジング18
は、外部吐出し側ハウジング18の第1の軸方向端部2
8のところが閉鎖された室またはキャビティ142を備
えている。内部吐出し側ハウジング組立体70は外部吐
出し側ハウジング18の第2の軸方向端部30のところ
で室142の開口端内の中へ延び、好ましい半径方向及
び軸方向の離隔距離は、内部吐出し側ハウジング組立体
70の外面と室142を構成する内面との間の距離であ
る。所定の軸方向及び半径方向の離隔距離は、フィルタ
140が内部吐出し側ハウジング組立体70の外面を完
全に包囲するのに十分なものである。
が良いフィルタ140は、第1の軸方向端部146及び
第2の軸方向端部148を備えた円筒形の有孔本体部分
144を含む。本体部分144の肉厚の寸法は例えば
0.6mmである。第1の軸方向端部146は、第1の
軸方向端部146から外方に湾曲し所定寸法、これを超
えて延びていて外方に湾曲した部分152を構成する端
壁150によって閉鎖されている。次いで端壁150は
内方に延び、第1の軸方向端部146に向かって戻り、
中央に位置した壁部分156で終わる傾斜した内方に延
びる部分154を形成している。壁部分156は、本体
部分144の第1の軸方向端部と第2の軸方向端部との
間に延びる長さ方向フィルタ軸線158に対し垂直に差
し向けられている。フィルタ軸線158は駆動軸線46
と平行に差し向けられている。吐出し口64及び油溜め
32はそれぞれフィルタ軸線158の上方及び下方に位
置している。壁部分156は、フィルタ140を軸方向
支承カバー78の第1の軸方向端部80に固定する取付
けネジ160を受け入れる開口部159を有する。かく
して、端壁150は、本体部分144の第2の軸方向端
部148から端壁150を見るとエンドレスまたは円形
チャンネル、或いは凹状部分162を構成し、凹状部分
162はフィルタ軸線158の周りに一定の間隔をおい
て位置している。凹状部分162はデミスターパッドま
たはフィルタパッド164を受け入れており、このフィ
ルタパッド164は凹状部分162と相補する形状とな
っており、フィルタパッド164は端壁150の内面に
ぴったりと嵌着するようになっている。フィルタ軸線1
58と平行な方向に測ったフィルタパッド164の最大
厚さ寸法は好ましくは第1の開口部130の直径の約
0.5〜5倍である。
面積が約0.1平方mm〜約1平行mmの平らな、或い
は丸いワイヤー糸で形成されており、糸のストランドは
ストランド上に小さな油滴を付着させながら油−ガス流
のガス部分をストランドを通過させることができる金網
構造の状態で密に間隔をおいて設けられており、かかる
構成において端壁150及びフィルタパッド164は協
働して第2の油除去段階を構成する。第1の開口部13
0は油−ガス流を直接フィルタパッド164に差し向け
るよう配向しており、フィルタパッド164を支持する
端壁150は第1の開口部130の直径の約1倍〜8倍
に等しい寸法だけ第1の開口部130から間隔を置いて
位置している。
孔性であり、即ち本体部分144は多くの小さな孔16
6を有している。例示の構成では、複数の軸方向に間隔
をおいた列状の孔、例えば16列の孔が設けられ、また
一列あたり約40〜50個の孔が形成され、各孔の直径
は約4mm〜7mmである。かくして、第1の開口部1
30からの油−ガス流は金網パッド164を通って流れ
て油滴をこれから除去し、油−ガス流は端壁150にあ
たって直角に曲り、フィルタパッド164を通り、次に
円筒形の有孔本体部分144を通って外方に流れる。依
然として油−ガス流中にある油滴の大部分は本体部分1
44の内壁及び多くの孔166を備える内壁上で合体し
て第3の油除去段階を形成する。次に、今や油の大部分
が除去された状態のガス流は、吐出し口64を経て外部
装置、例えば冷凍装置に流れる。第1〜第3の一連の油
除去段階において油−ガス流内の除去された油は、重力
の作用で本体部分144の孔166を通って流れ、キャ
ビティ142の一部を構成する下部壁168上に集ま
る。次に、油はキャビティ142から壁部分168を通
って油溜め32まで延びる下部壁168に設けられた一
又は二以上の孔170を経て油溜め32に流れる。次
に、油溜め32内の油は、油溜め32、油出口連結部3
6及び適当な外部手段の中に設けられている油フィルタ
172を通ってノズル114へ戻される。
3の一連の油除去段階を経て圧縮機の吐出し口64から
出る前に、油を高圧油−ガス流から効率的に除去する油
冷式のねじ圧縮機10が開示されている。第1の油除去
段階は、内部吐出し側ハウジング組立体70内に設けら
れた第1及び第2の開口部130,134によって構成
され、第1及び第2の開口部130,134は吐出し側
ハウジング組立体70によって形成されている小さな室
またはキャビティ122と連通している。第1の開口部
130は駆動軸線46と同一の方向において水平に配向
しており、第1の開口部130の下に位置する第2の開
口部134はほぼ垂直に向けられている。大きな油滴
は、油−ガス流が室の壁にあたって小さな第1の開口部
130を通って流れるときに室122内の油−ガス流か
ら分離される。室122内の油−ガス流から分離された
油は第2の開口部134を介して室122から出てフィ
ルタ140の内部へ流れ、そしてフィルタ140の円筒
形有孔本体部分144の壁に設けられた孔166を通っ
て油溜め32に流れる。第1の開口部130を通ってハ
ウジング組立体70から出た油−ガス流は金網フィルタ
パッド164及び端壁150にあたり、油−ガス流がフ
ィルタパッド164を通って流れ、次に90°外方へ曲
がる時に小さな油滴をフィルタパッド164のワイヤー
ストランド上で油−ガス流から除去し、端壁150及び
フィルタパッド164は第2の油除去段階を構成する。
ガス流が吐出し口64に差し向けられると油−ガス流は
円筒形本体部分144の小さな孔166に通され、円筒
形本体部分144の内壁上及び孔166内にある油の粒
子を除去し、第3の油除去段階を構成する。本発明の油
除去方式は油の除去効率を著しく高めることが分かっ
た。例えば、キャビティ−デュアル開口部で構成される
第1の油除去装置を利用せず、また金網フィルタパッド
164を用いないで油−ガス混合物を吐き出すと、その
結果、外部装置への油キャリオーバーの量は開示した3
段階油除去構成を用いた場合の油キャリオーバーの10
〜30倍となる。
立面図である。
縮機の所定の長さ方向軸線を通って延びる平面における
図1及び図2に示すねじ圧縮機の横断面図である。
内部ハウジング組立体の斜視図である。
である。
ある。
Claims (20)
- 【請求項1】 実質的に水平な向きになる長さ方向駆動
軸線を備えた駆動シャフトと、吸込み口を備えた吸込み
側部分と、中間圧力ポートを備えたロータ側部分と、吐
出し口を備えた吐出し側部分と、吐出し側部分の下方で
油を補集するための油溜めとを含む油冷式ねじ圧縮機に
おいて、吐出し側部分は半径方向に間隔をおいた内部及
び外部ハウジング手段を備え、内部ハウジング手段は油
−ガス流をロータ側部分から受け入れ、フィルタ手段が
内部ハウジング手段を包囲するよう配置され、フィルタ
手段は、第1及び第2の軸方向端部、及び駆動軸線と平
行に位置した長さ方向フィルタ軸線を備えた円筒形有孔
本体部分と、第1の軸方向端部を閉鎖する端壁と、壁部
分に当接して配置された油分離フィルタパッドとを含
み、吐出し口、油溜めはそれぞれフィルタ軸線の上方、
下方に配置され、油−ガス流は外部ハウジング手段から
出て、第1の油除去段階の一部をなす内部ハウジング部
分内に設けられた油−ガス流開口部を経てフィルタ手段
に流入し、油−ガス流は油−ガス流開口部によってフィ
ルタパッドにあたるよう差し向けられ、油−ガス流が9
0°曲がってフィルタ手段の円筒形本体部分を通ってフ
ィルタ手段から出るときに油の一部を油−ガス流から除
去し、それによりガス流が吐出し口から出る前に追加の
油を油−ガス流から除去し、第1の油除去段階、フィル
タパッド及びフィルタの円筒形本体部分によって捕捉さ
れた油は油溜めに流れることを特徴とするねじ圧縮機。 - 【請求項2】 フィルタ手段の端壁は、フィルタ軸線の
周りに一定間隔をおいて配置された円形のチャンネル部
分を形成し、前記チャンネル部分がフィルタパッドをぴ
ったりと受け入れていることを特徴とする請求項1のね
じ圧縮機。 - 【請求項3】 フィルタパッドは、横断面積が約0.1
平方mm〜1平方mmのワイヤで形成された金網を含む
ことを特徴とする請求項1のねじ圧縮機。 - 【請求項4】 第1の油除去段階は、内部ハウジング手
段に設けられた第1及び第2の開口部を含み、第1の開
口部は油−ガス流開口部であり、第1及び第2の開口部
は共に、ロータ側部分とフィルタ手段との間の流体連通
を可能にし、第1の開口部は油−ガス流をフィルタパッ
ドに対して垂直にあてるよう駆動軸線と平行に配置され
た軸線を有し、第1の開口部よりも高さ位置が低い第2
の開口部は第1の開口部の軸線を通る水平平面に対し実
質的に垂直な軸線を有し、第1及び第2の開口部は内部
ハウジング手段内で油−ガス流中の油の一部を分離し、
分離された油が第2の開口部及びフィルタ手段の円筒形
本体部分を通って油溜めに流れることを特徴とする請求
項1のねじ圧縮機。 - 【請求項5】 第1の開口部は第2の開口部よりも少な
くとも約20mm上方に位置していることを特徴とする
請求項4のねじ圧縮機。 - 【請求項6】 第1の開口部の面積は、第1及び第2の
開口部の総面積の約55〜65%であることを特徴とす
る請求項4のねじ圧縮機。 - 【請求項7】 フィルタ手段の端壁は、第1の開口部の
直径の約1〜8倍の寸法だけ第1の開口部から間隔を置
いて位置していることを特徴とする請求項4のねじ圧縮
機。 - 【請求項8】 第1の軸線と平行な方向に測ったフィル
タパッドの最大厚さ寸法は第1の開口部の直径の約0.
5〜5倍であることを特徴とする請求項4のねじ圧縮
機。 - 【請求項9】 内部ハウジング手段は、第1及び第2の
軸方向端部を有する吐出し側ハウジング及び吐出し側ハ
ウジングの第1の軸方向端部に当接して配置されたフラ
ンジを備えた軸方向支承カバーを有する組立体を含み、
吐出し側ハウジング及び軸方向支承カバーは協働して、
ロータ側部分から油−ガス流を受け入れるための室を構
成し、フランジの一部は、室の一部を形成する表面を有
し、フランジの前記表面は、ロータ側部分からの油−ガ
ス流の流れに対面し、第1の油除去段階は第1及び第2
の開口部を含み、第1の開口部は油−ガス流開口部であ
り、第1の開口部は室の一部を構成するフランジの部分
に形成され、第2の開口部は吐出し側ハウジングに形成
され、第2の開口部は第1の開口部よりも低い高さ位置
にあり、油−ガス流がフランジにあたって第1の開口部
を通って流れてフィルタパッドにあたると、油−ガス流
中の油の一部は油−ガス流から分離され、分離された油
は第2の開口部及びフィルタ手段の円筒形本体部分を通
って油溜めに流れることを特徴とする請求項1のねじ圧
縮機。 - 【請求項10】 第1の開口部は第2の開口部よりも少
なくとも約20mm上方に位置することを特徴とする請
求項9のねじ圧縮機。 - 【請求項11】 第1の開口部の面積は、第1及び第2
の開口部の総面積の約55〜65%であることを特徴と
する請求項9のねじ圧縮機。 - 【請求項12】 フィルタ手段の端壁は、第1の開口部
の直径の約1〜8倍の寸法だけ第1の開口部から間隔を
置いて位置していることを特徴とする請求項9のねじ圧
縮機。 - 【請求項13】 フィルタ軸線と平行な方向に測ったフ
ィルタパッドの最大厚さ寸法は、第1の開口部の直径の
約0.5〜5倍であることを特徴とする請求項9のねじ
圧縮機。 - 【請求項14】 実質的に水平な向きになる長さ方向駆
動軸線を備えた駆動シャフトと、吸込み口を備えた吸込
み側部分と、中間圧力ポートを備えたロータ側部分と、
吐出し口を備えた吐出し側部分と、吐出し側部分の下方
で油を補集するための油溜めとを含む油冷式ねじ圧縮機
において、油分離装置が、ロータ側部分から吐出し側部
分へ流れる油−ガス流から油を除去するための第1、第
2及び第3の連続した段階を有し、吐出し側部分は半径
方向に間隔をおいて位置した内部及び外部のハウジング
手段を備え、内部ハウジング手段は、第1及び第2の軸
方向端部を備えた吐出し側ハウジングと、吐出し側ハウ
ジングの第1の軸方向端部に当接して配置されたフラン
ジを備えた軸方向支承カバーを含み、吐出し側ハウジン
グ及び軸方向支承カバーは協働して、油−ガス流をロー
タ側部分から受け入れるための室を構成し、前記フラン
ジは、室の端部に位置していて、ロータ側部分からの油
−ガス流の流れに対面した表面を有し、第1の油分離段
階は、フランジの流れに対面した前記表面と吐出し側ハ
ウジングにそれぞれ設けられた第1及と第2の開口部を
有し、第2の開口部は第1の開口部よりも低い高さ位置
にあり、油−ガス流がフランジにあたって第1の開口部
を通って流れているときに油−ガス流中の油の一部は室
内で油−ガス流から分離されて第2の開口部を通って流
れ、吐出し側ハウジング及び第1及び第2の開口部を包
囲するフィルタ手段が設けられ、前記フィルタ手段は駆
動軸線と平行な長さ方向フィルタ軸線を備えた円筒形有
孔本体部分及びフィルタパッドを含む端壁を有し、第1
の開口部を通って流れている油−ガス流はフィルタパッ
ドに差し向けられ、フィルタパッドは第2の油分離段階
を構成し、油滴を油−ガス流から除去して油−ガス流を
フィルタ軸線と垂直に流してフィルタ手段の有孔本体部
分を通って吐出し口に流し、有孔本体部分は第3の油除
去段階を構成し、油−ガス流中の追加の油粒子を集めて
フィルタ手段の有孔本体部分を通って油溜めに流すこと
を特徴とするねじ圧縮機。 - 【請求項15】 フィルタ手段の端壁は、フィルタ軸線
の周りに一定間隔を置いて位置した円形チャンネル部分
を構成し、チャンネル部分はフィルタパッドをぴったり
と受け入れることを特徴とする請求項14のねじ圧縮
機。 - 【請求項16】 フィルタパッドは、横断面積が約0.
1平方mm〜1平方mmのワイヤで形成された金網を含
むことを特徴とする請求項14のねじ圧縮機。 - 【請求項17】 第1の開口部は第2の開口部よりも少
なくとも約20mm上方に位置していることを特徴とす
る請求項14のねじ圧縮機。 - 【請求項18】 第1の開口部の面積は、第1及び第2
の開口部の総面積の約55〜65%であることを特徴と
する請求項14のねじ圧縮機。 - 【請求項19】 フィルタ手段の端壁は、第1の開口部
の直径の約1〜8倍の寸法だけ第1の開口部から間隔を
置いて位置していることを特徴とする請求項14のねじ
圧縮機。 - 【請求項20】 フィルタ軸線と平行な方向に測ったフ
ィルタパッドの最大厚さ寸法は第1の開口部の直径の約
0.5〜5倍であることを特徴とする請求項14のねじ
圧縮機。
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