JPH0617365Y2 - テレビジョンカメラ装置の白圧縮回路 - Google Patents
テレビジョンカメラ装置の白圧縮回路Info
- Publication number
- JPH0617365Y2 JPH0617365Y2 JP11929587U JP11929587U JPH0617365Y2 JP H0617365 Y2 JPH0617365 Y2 JP H0617365Y2 JP 11929587 U JP11929587 U JP 11929587U JP 11929587 U JP11929587 U JP 11929587U JP H0617365 Y2 JPH0617365 Y2 JP H0617365Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- video signal
- white
- television camera
- signal
- circuit
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は，テレビジョンカメラ装置における映像信号処
理回路に関するものである。
理回路に関するものである。
映像信号を効率良く伝送するため通常，映像信号を変調
し伝送を行なっている。ここで伝送に際し，変調器のダ
イナミックレンジや占有帯域の制限があるためテレビジ
ョンカメラでは，以下に述べるように信号処理が行なわ
れ，出力を制限している。撮像素子より得られる映像信
号の平均値は，通常の被写体の撮像においては比較的低
いが，映像信号のピーク値はこれに比べて非常に大き
い。このため，ある一定値以上の映像信号を圧縮し，映
像信号の情報消失が最小限になるように圧縮を行ない，
ダイナミックレンジを確保している。
し伝送を行なっている。ここで伝送に際し，変調器のダ
イナミックレンジや占有帯域の制限があるためテレビジ
ョンカメラでは，以下に述べるように信号処理が行なわ
れ，出力を制限している。撮像素子より得られる映像信
号の平均値は，通常の被写体の撮像においては比較的低
いが，映像信号のピーク値はこれに比べて非常に大き
い。このため，ある一定値以上の映像信号を圧縮し，映
像信号の情報消失が最小限になるように圧縮を行ない，
ダイナミックレンジを確保している。
以下，第３図を用いて具体的に説明する。
図の横軸は白圧縮回路に入力される映像入力信号，縦軸
はその映像出力信号である。ここで映像信号を圧縮する
境界値をニーポイントという。図中K1〜K3がイーポイン
トである。また，ニーポイント以上の圧縮された部分の
傾きをスロープという。テレビジョンカメラから，不必
要に大きな信号を出力すると，伝送系で歪が発生した
り，他の伝送信号に悪影響を与えるので，テレビジョン
カメラからの出力信号を所定値でクリップしている。こ
の点をホワイトクリップ点といい、第３図に示されるよ
うに，ホワイトクリップ点で映像信号は，クリップされ
る。
はその映像出力信号である。ここで映像信号を圧縮する
境界値をニーポイントという。図中K1〜K3がイーポイン
トである。また，ニーポイント以上の圧縮された部分の
傾きをスロープという。テレビジョンカメラから，不必
要に大きな信号を出力すると，伝送系で歪が発生した
り，他の伝送信号に悪影響を与えるので，テレビジョン
カメラからの出力信号を所定値でクリップしている。こ
の点をホワイトクリップ点といい、第３図に示されるよ
うに，ホワイトクリップ点で映像信号は，クリップされ
る。
従来は，例えば，撮像素子より得られる映像信号の平均
値に応じて，白圧縮回路におけるニーポイントを設定
し，白圧縮を行なっていた。
値に応じて，白圧縮回路におけるニーポイントを設定
し，白圧縮を行なっていた。
映像信号を効率良く圧縮するため，ニーポイントを変化
させたとき，例えば，第３図においてK2からK3にニーポ
イントを変えた場合，映像信号のピーク値付近の信号
は，ホワイトクリップ点にかかってしまい，ホワイトク
リップ点以上の映像信号の情報は失なわれてしまう。ま
たニーポイントをK2からK1に変えたときは，映像信号の
ピーク値信号がダイナミックレンジを最大限に活用して
いないため，効率が悪い。
させたとき，例えば，第３図においてK2からK3にニーポ
イントを変えた場合，映像信号のピーク値付近の信号
は，ホワイトクリップ点にかかってしまい，ホワイトク
リップ点以上の映像信号の情報は失なわれてしまう。ま
たニーポイントをK2からK1に変えたときは，映像信号の
ピーク値信号がダイナミックレンジを最大限に活用して
いないため，効率が悪い。
本考案は，これらの欠点を解決するため，ニーポイント
を変化しても映像信号のピーク値がホワイトクリップ点
にからないようにし，かつ効率良く映像信号を白圧縮す
る回路を提供することを目的とする。
を変化しても映像信号のピーク値がホワイトクリップ点
にからないようにし，かつ効率良く映像信号を白圧縮す
る回路を提供することを目的とする。
本考案は，上記の目的を達成するため，映像信号のブラ
ンキング期間に映像信号のピーク値に相当するレベルの
パルスを挿入し，白圧縮回路の出力において該パルスの
波高値が，常に所定の基準電位（例えばホワイトクリッ
プレベル）と等しくなるように，白圧縮回路の圧縮率を
フィードバック制御するようにしたものである。
ンキング期間に映像信号のピーク値に相当するレベルの
パルスを挿入し，白圧縮回路の出力において該パルスの
波高値が，常に所定の基準電位（例えばホワイトクリッ
プレベル）と等しくなるように，白圧縮回路の圧縮率を
フィードバック制御するようにしたものである。
その結果，ニーポイントを変えた場合，撮像素子より得
られる映像信号のピーク値が常にホワイトクリップ点に
固定されるようにスロープがフィードバック制御される
ため，ニーポイントを変えても，撮像素子から得られる
映像信号のピーク値がホワイトクリップされることがな
くなり，ホワイトクリップ点までのダイナミックレンジ
いっぱいの，たいへん有効的な白圧縮をすることができ
る。
られる映像信号のピーク値が常にホワイトクリップ点に
固定されるようにスロープがフィードバック制御される
ため，ニーポイントを変えても，撮像素子から得られる
映像信号のピーク値がホワイトクリップされることがな
くなり，ホワイトクリップ点までのダイナミックレンジ
いっぱいの，たいへん有効的な白圧縮をすることができ
る。
以下この考案の一実施例を第１図を用いて説明する。映
像信号（撮像素子からの出力電圧）１のブランキング期
間に，アナログスイッチ２によって，パルスが重畳され
る。すなわち，アナログスイッチ２は，パルスジェネレ
ータ３によって作られたブランキング期間中のパルスに
よって，該当期間のみ半固定の基準電圧E1側に切り替わ
り，映像信号１のブランキング期間中に，基準電圧E1を
重畳出力している。アナログスイッチ２の出力は，利得
制御型の映像信号混合回路５に，直接およびクリップ回
路４を介して接続されている。ここで，クリップ回路４
を介して所定レベルで，クリップされた信号と，クリッ
プ回路４を介さず直接供給される信号とのミックス比
を，映像信号混合回路５において制御することにより，
ニーポイントに相当するクリップ点よりも大きい信号の
利得を連続して変えること，つまりスロープを連続可変
できる。すなわち，映像信号混合回路５の出力から，ブ
ランキング期間のみ接点を閉じるアナログスイッチ６で
もってブランキング期間中に挿入されたパルスに相当す
る信号を抜き出し，その波高値をサンプルホールド用コ
ンデンサ７にホールドする。このホールドされた電圧値
は，オペアンプ８で基準電位E2と比較され，その誤差電
位を映像信号混合回路５へ利得制御信号としてフィード
バックする。この結果第１図の回路出力におけるブラン
キング期間に重畳されたパルスの波高値が，第２図に示
すように常に一定となる。ここで基準電位E2を変えるこ
とで出力波高値を制御することができる。したがって，
基準電位E1を撮像素子の最大出力電圧に，基準電位E2を
ホワイトクリップ点と同電位に設定することにより撮像
素子の最大出力電圧を常にホワイトクリップ点に一致さ
せて圧縮でき，前述のようにダイナミックレンジを有効
に使用した白圧縮回路となる。なお，ニーポイントは，
クリップ回路４のクリップレベルを所望の値に設定する
ことによって変えることができる。
像信号（撮像素子からの出力電圧）１のブランキング期
間に，アナログスイッチ２によって，パルスが重畳され
る。すなわち，アナログスイッチ２は，パルスジェネレ
ータ３によって作られたブランキング期間中のパルスに
よって，該当期間のみ半固定の基準電圧E1側に切り替わ
り，映像信号１のブランキング期間中に，基準電圧E1を
重畳出力している。アナログスイッチ２の出力は，利得
制御型の映像信号混合回路５に，直接およびクリップ回
路４を介して接続されている。ここで，クリップ回路４
を介して所定レベルで，クリップされた信号と，クリッ
プ回路４を介さず直接供給される信号とのミックス比
を，映像信号混合回路５において制御することにより，
ニーポイントに相当するクリップ点よりも大きい信号の
利得を連続して変えること，つまりスロープを連続可変
できる。すなわち，映像信号混合回路５の出力から，ブ
ランキング期間のみ接点を閉じるアナログスイッチ６で
もってブランキング期間中に挿入されたパルスに相当す
る信号を抜き出し，その波高値をサンプルホールド用コ
ンデンサ７にホールドする。このホールドされた電圧値
は，オペアンプ８で基準電位E2と比較され，その誤差電
位を映像信号混合回路５へ利得制御信号としてフィード
バックする。この結果第１図の回路出力におけるブラン
キング期間に重畳されたパルスの波高値が，第２図に示
すように常に一定となる。ここで基準電位E2を変えるこ
とで出力波高値を制御することができる。したがって，
基準電位E1を撮像素子の最大出力電圧に，基準電位E2を
ホワイトクリップ点と同電位に設定することにより撮像
素子の最大出力電圧を常にホワイトクリップ点に一致さ
せて圧縮でき，前述のようにダイナミックレンジを有効
に使用した白圧縮回路となる。なお，ニーポイントは，
クリップ回路４のクリップレベルを所望の値に設定する
ことによって変えることができる。
さらには，第１図の構成において，映像信号のピーク値
によって基準電位E1を制御し，映像信号の平均値でニー
ポイント（クリップ回路４のクリップレベル）を制御す
ることにより，ニーポイント，スロープを自動的に，映
像信号で制御する構成とすることができ，たいへん効率
良く白圧縮を行なうことができる。
によって基準電位E1を制御し，映像信号の平均値でニー
ポイント（クリップ回路４のクリップレベル）を制御す
ることにより，ニーポイント，スロープを自動的に，映
像信号で制御する構成とすることができ，たいへん効率
良く白圧縮を行なうことができる。
なお，映像信号混合回路５としては，例えば，「放送技
術」昭和４５年１２月号，Ｐ126の図４に示されている
様な利得制御回路が適用できる。
術」昭和４５年１２月号，Ｐ126の図４に示されている
様な利得制御回路が適用できる。
本考案による映像信号の白圧縮によれば，ニーポイント
を変化しても，常に映像信号のピーク値がホワイトクリ
ップ点に一致した白圧縮が行なえる。さらに映像信号に
よって自動的に白圧縮率を変えることも容易に行なえ
る。
を変化しても，常に映像信号のピーク値がホワイトクリ
ップ点に一致した白圧縮が行なえる。さらに映像信号に
よって自動的に白圧縮率を変えることも容易に行なえ
る。
また，回路系はすべてフィードバック回路を使用してい
るため回路系が非常に安定となる利点がある。
るため回路系が非常に安定となる利点がある。
第１図は本考案の構成を示すブロック図，第２図は本考
案の作用を説明する図、第３図は従来例を説明する図で
ある。 １：映像信号，２：アナログスイッチ，３：パルスジェ
ネレータ，４：クリップ回路，５：利得制御型映像信号
混合回路，６：アナログスイッチ，７：ホールドコンデ
ンサ，８：オペアンプ
案の作用を説明する図、第３図は従来例を説明する図で
ある。 １：映像信号，２：アナログスイッチ，３：パルスジェ
ネレータ，４：クリップ回路，５：利得制御型映像信号
混合回路，６：アナログスイッチ，７：ホールドコンデ
ンサ，８：オペアンプ
Claims (1)
- 【請求項１】撮像素子より得られる映像信号を非線形処
理することにより白圧縮を行なうテレビジョンカメラ装
置において，映像信号のブランキング期間に，該映像信
号のピーク値に相当するレベルのパルスを重畳する手段
と，この映像信号と所定レベルでクリップした映像信号
を所定の割合で混合する混合比可変の映像信号混合手段
と，この出力映像信号のブランキング期間に相当する部
分の信号レベルが所定の基準電圧値と一致するようこの
差電圧を上記映像信号混合手段の混合比制御信号として
フィードバックするフィードバック手段とを有し，常に
映像信号のピーク値が上記所定の基準電圧値に圧縮され
ることを特徴とするテレビジョンカメラ装置の白圧縮回
路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11929587U JPH0617365Y2 (ja) | 1987-08-05 | 1987-08-05 | テレビジョンカメラ装置の白圧縮回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11929587U JPH0617365Y2 (ja) | 1987-08-05 | 1987-08-05 | テレビジョンカメラ装置の白圧縮回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6425270U JPS6425270U (ja) | 1989-02-13 |
| JPH0617365Y2 true JPH0617365Y2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=31364398
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11929587U Expired - Lifetime JPH0617365Y2 (ja) | 1987-08-05 | 1987-08-05 | テレビジョンカメラ装置の白圧縮回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0617365Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2548443B2 (ja) * | 1990-09-18 | 1996-10-30 | 池上通信機株式会社 | 映像信号圧縮回路 |
-
1987
- 1987-08-05 JP JP11929587U patent/JPH0617365Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6425270U (ja) | 1989-02-13 |
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