JPH0617360Y2 - 電磁シ−ルド材 - Google Patents

電磁シ−ルド材

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JPH0617360Y2
JPH0617360Y2 JP1987039679U JP3967987U JPH0617360Y2 JP H0617360 Y2 JPH0617360 Y2 JP H0617360Y2 JP 1987039679 U JP1987039679 U JP 1987039679U JP 3967987 U JP3967987 U JP 3967987U JP H0617360 Y2 JPH0617360 Y2 JP H0617360Y2
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JP
Japan
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shield
electromagnetic shield
present
insulating material
electromagnetic
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JP1987039679U
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JPS63147899U (ja
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九州男 佐藤
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九州男 佐藤
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、建材等に装着して使用し、工作に便なる電磁
シールド材に関する。
〈従来の技術〉 従来、電子機器、医療機器、理療機器等の電磁波を扱う
機器から空中に輻射する電磁波によって、他の機器へ障
害を及ぼす影響を抑止する対策は種々開発されてきてい
るが、未だ、完全に防止し得る方策は確立していず、せ
いぜい、電磁波を放射する機器の発振部を局部的にシー
ルドしたり、機器内部をシールド板で覆って包み込む方
策などが採られているに過ぎない。
しかしこれらは何れも決定的な効果に乏しく、機器の電
源コードからの漏電などによる障害さえも抑えきれない
現状である。そればかりか、昨今、電磁波を扱う機器
は、OA機器を含めてその数量は益々増大する一方で、
また、その取り扱うパワーも段違いに大きくなりつつあ
る現状から、上述のような糊塗的な方策では、電磁波の
障害は益々大きくなり、抑止しきれなくなりつつある。
〈考案が解決しようとする問題点〉 以上のような現状から、機器内部でシールド構造などに
よって、空中に電磁波を放射する発生源で、勢力を弱め
ることは勿論であるが、機器外部周辺において、衝立、
パーテイシヨン、間仕切り等の建具類にシールド構造を
採用したものが増えつつあり、それなりの効果を上げて
はいるが、前記した電源導線を介して空中に伝播される
電磁波に対しては、未だ決定的な方策とはいえない。
その上、最近取り扱う周波数成分が高く、パルシブにな
り、かつ、強力になっているので、到底従来の方策で
は、その効果は及びもつかないものである。
本考案は上述したような、電磁波シールドによる電磁波
輻射の抑圧方策をさらに有効に行なうために電磁シール
ド材を内装した建築材料において、取り扱いが容易で工
作がし易く、シールド効果が大なる電磁シールド材に関
するものである。
従って、機器の内外に、前述した建具類に、電磁シール
ドを装着する際、非鉄金属製の電磁シールド板主体の両
面にプラスチツクの絶縁層を熱融着してあるので、剥離
し難く、電気接続をするために、シールド板の表面を露
出するのに大変手数を要し、熟練しないと破れたり、表
面を傷付けたりするおそれがあって、作業性が十分でな
かった。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、以上のような欠点を解消するためのもので、
本考案の構成を実施例に対応する第1図乃至第7図につ
いて説明すると、本考案は、非磁性金属を板状に成形し
た電磁シールド板主体(1)の表面を絶縁材(2)で覆った電
磁シールド材において、部分的に剥離し得る手段を設け
た絶縁材(2)を貼着した電磁シールド材である。
〈作用〉 本考案は以上のような構成によって、建材に取り付ける
際電磁シールド板の外面に貼着した保護兼用の絶縁材
を、切れ目或いは糸目に沿って剥離すると、極めて容易
にシールド板面が露出するので、シールド導線や建材枠
との電気接続や、他のシールド板との接合等が容易、か
つ確実にできる。
〈実施例〉 以下図面について、本考案の実施例を説明すると、第1
図は本考案の電磁シールド材の構造外観であって、(1)
は鉛、真鍮、ステンレス、アルミ等の非磁性金属の板状
シートからなるシールド板主体であり、(2)は当該シー
ルド板主体(1)を覆う絶縁物で、保護被覆を兼ねてお
り、ポリエステル、ABS等のプラスチツク材または紙
を用いてある。そして、その貼着は、部分的に剥離し易
いように、絶縁材にミシン目などの切れ目(3)を入れる
(第2図)か、スプリツト糸(4)を封入(第3図)して
ある。
また本考案は、上述の如く、シールド板(1)の表面を露
出し易いので、第1図及び第2図に示すように切れ目
(3)を碁盤の目状に入れて、カーペツト等にシールド板
(1)を装着すると、シールド工事作業時、またはタイル
様に切断して使用する時等、使い易くまた接続用のコネ
クタにも接続し易い。
以上本考案を各単品の建築材料等に適用する場合につい
て説明したが、本考案のシールド材は、ビル全体を電磁
シールドしたインテリジエントビル用などの床材、壁
材、天井材等の構築部材等に第4図に示すように、シー
ルド板主体(1)の露出した表面を巻き込んで添装着した
上を断面コの字形枠(6)で、内接して使用したりするこ
ともでき、その場合、構造物全体及びそれを構成する建
材・建具等のシールド効果を一段と高めるものである。
また、シールドルーム等を構築する際、本考案のシール
ド板を使用すると便利である。
更に第5図及び第6図に示すようにカーテン(7)等に封
入するような場合等は、このようなシールド材を継ぎ合
わすとき、継ぎ目部分の絶縁物の縁を、前記のように切
れ目に沿って剥離すると第5図のように、シールド板
(1)の表面が露出するので、シールド板どうしを重ね合
わせたり、互いに折り曲げ部(8)を組み合わせたりし
て、電気的に接続することが容易にできる。必要に応じ
てコネクタ(9)による接続も容易にできる。
また、第7図に示すようにブラインド(10)等に取り付け
る際、絶縁物に両面接着性のものを採用すると、切れ目
(3)或いは縫い目をガイドにして、細長く切断し易く、
ブラインド(10)のブレード(11)に容易に接着ができる。
また、前記のようにシールド接続も容易にできる。
以上本考案の代表的と思われる実施例について説明した
が、本考案は必ずしもこれらの実施例構造のみに限定さ
れるものではなく、本考案にいう構成要件を備え、かつ
本考案にいう目的を達成し、以下にいう効果を有する範
囲内において適宜改変して実施することができるもので
ある。
〈考案の効果〉 本考案は以上のような構成であるから、建材に装着工作
時、保護被覆兼用の絶縁材を、切れ目に沿って剥離し
て、建材枠(導電性)の内面に、理想的には4面で密着
するように、固定できる(第4図)ので、容易に建材自
体からシールド建材に仕上がる。また、所要に応じて、
必要部分を封入したスプリツト糸を引っ張って剥離する
か、切れ目に沿って剥離することができるため、部分的
にシールド板の表面を容易に露出でき、シールド接続す
るのに便利である(第3図乃至第7図)。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は何れも本考案の説明図である。第1
図は本考案の電磁シールド材の構造を示す図、第2図は
本考案の外観図、第3図はスプリツト糸を封入した断面
図、第4図は金属枠の建具に装着した図、第5図は本考
案のシールド板の絶縁皮膜を剥離して、シールド板の表
面どうしを接触させた図、第6図はシールド板の端部を
折り曲げて互いに組み合わせて、接続具で接続した図、
第7図はブラインドに使用した断面図である。 図中、(1)は電磁シールド板主体、(2)は絶縁材である。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性金属を板状に成形した電磁シールド
    板主体(1)の表面を絶縁材(2)で覆った電磁シールド材に
    おいて、部分的に剥離し得る手段を設けた絶縁材(2)を
    貼着した電磁シールド材。
  2. 【請求項2】前記絶縁材(2)が、切れ目(3)の入った絶縁
    材(2)である実用新案登録請求の範囲第項に記載の電
    磁シールド材。
  3. 【請求項3】前記絶縁材(2)が、剥離用スプリット糸(4)
    を封入した絶縁材(2)である実用新案登録請求の範囲第
    項に記載の電磁シールド材。
JP1987039679U 1987-03-18 1987-03-18 電磁シ−ルド材 Expired - Lifetime JPH0617360Y2 (ja)

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JP1987039679U JPH0617360Y2 (ja) 1987-03-18 1987-03-18 電磁シ−ルド材

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JPS63147899U JPS63147899U (ja) 1988-09-29
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ID=30853076

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI388273B (zh) * 2008-12-19 2013-03-01 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 導電布以及貼有導電布的電子裝置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58159796U (ja) * 1982-04-20 1983-10-25 旭硝子株式会社 電磁シ−ルド用素材
JPS5987196U (ja) * 1982-12-03 1984-06-13 昭和ラミネ−ト印刷株式会社 電磁波遮蔽テ−プ
JPS60102226U (ja) * 1983-12-19 1985-07-12 ニチバン株式会社 導電性粘着テ−プまたはシ−ト

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JPS63147899U (ja) 1988-09-29

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