JPH06173458A - 建築物の構築工法および揚重装置 - Google Patents

建築物の構築工法および揚重装置

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JPH06173458A
JPH06173458A JP32830292A JP32830292A JPH06173458A JP H06173458 A JPH06173458 A JP H06173458A JP 32830292 A JP32830292 A JP 32830292A JP 32830292 A JP32830292 A JP 32830292A JP H06173458 A JPH06173458 A JP H06173458A
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JP
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main body
pillar
main
construction floor
cylinder
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JP32830292A
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English (en)
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Yoshiaki Tsuda
佳昭 津田
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Hazama Corp
Original Assignee
Hazama Gumi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 仮設柱や先行コアを必要とせず、また重装
置の大型化をさけ、しかも全天候型の建築物の構築工法
を提供すること。建築物として継ぎ足された大屋根の本
体柱を支持場に安定に支持し、かつ本体柱や梁に対して
邪魔にならない重装置を提供すること。 【構成】 大屋根Cを支持する本体柱3,5,7に
装置Aのシリンダ1を上下2箇所の支持端1a,1bと
2a,2bで取り付け、上記重装置Aのロッド2を下
部施工階Bの本体柱3,5,7に上下2箇所の支持端で
着脱可能に取り付け、上記重装置Aにより上記大屋根
Cをリフトアップし、下部施工階Bの本体柱との間に次
の施工階の本体柱を介装して上記下部施工階Bの本体柱
に溶接し、ついで介装した上部2箇所に、収縮させた上
記ロッドを上下2箇所の支持端で取り付け、再び重装
置でリフトアップする構築物の構築工法及び重装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、大屋根部分の本体柱
をリフトアップしながら施工階の本体柱を継ぎ足して建
築物を構築する建築物の構築工法およびこの工法の実施
に用いる楊重装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、施工階を継ぎ足して高層化す
る建築物の構築工法として、次のものがある。まず、そ
の1つは、建築物のコア部にハット梁と称する大屋根
と、これをリフトアップする楊重装置を設置することに
より、大屋根の下部に設けたクレーンなどで下層から順
次施工階を継ぎ足すというものである。
【0003】また、2つ目の工法は建築物内に仮設柱を
先行構築し、その仮設柱に支持される大屋根を設け、こ
れらを楊重装置によりリフトアップすることで、以下、
上記と同様に、施工階を継ぎ足すというものである。
【0004】さらに、3つの目の工法は、建築物の外周
柱に大屋根を支持させる機構を設け、これに楊重装置を
設置して、リフトアップし、屋根下部に設けたクレーン
等により下層階から順次施工階を継ぎ足すというもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の構築工法にあっては、まず、その1つ目の工法で
は、大屋根のリフトアップに先行するコア部の施工のた
めの機構が別途必要になり、建築の計画上で、この工法
を採用するためのコア部分が要求され、平面計画上での
大きな制限となるという問題点があった。
【0006】また、コア部から設けるハット梁が長い片
持梁となり、クレーンと楊重荷重の支持のために大きな
剛性と耐力が要求され、大規模な屋根構造となってしま
うほか、この大規模な屋根を本設躯体として利用させる
必要が生じ、建物計画上に無理や無駄が生じるなどの問
題点があった。
【0007】また、その2つ目の工法は、数本の仮設柱
により屋根部の荷重(自重,風,地震,クレーン)を支
持させるために、大掛かりな仮設柱が必要となり、その
組立,解体のシステムが別途必要になり、また、仮設柱
の本数を制限する必要があるために、それに支持させる
大屋根の支持スパンや片持ち長さが大きくなり、剛性,
耐力を確保する必要から、大規模な屋根構造となるとい
う問題点があった。
【0008】さらに、屋根の構造は仮設柱との支持とな
っており、施工完了後の本体化が難しく、屋根設備架台
等の利用を計画するしかなく、計画に無理や無駄が生じ
るなどの問題点があった。
【0009】また、さらに、その3つ目の工法は、外周
柱に大屋根を支持させるために、上記2つの工法と同様
に、大規模な屋根構造となり、また、本設躯体としての
利用上から、計画に無理や無駄が生じるなどの問題点が
あった。
【0010】従って、上記いずれの従来工法にあって
も、大屋根を支持し、リフトアップする楊重装置が大型
化,複雑化し、新規製作部分が多く、コストアップを避
けられず、また建物形状による支持荷重や屋根構造の違
いが生じ、楊重装置の転用が困難となるという問題点が
あった。
【0011】請求項1の発明は上記のような従来の問題
点に着目してなされたものであり、仮設柱や先行コア部
を必要とせず、楊重装置の大型化,複雑化を避けること
ができるとともに、楊重装置の他への転用を容易に行う
ことができ、かつ天候に左右されない作業空間を確保で
きる建築物の構築工法を提供することを目的とする。
【0012】請求項2の発明は継ぎ足された本体柱を支
持場にして、大屋根部分の本体柱をリフトアップする際
に、楊重装置をその継ぎ足された本体柱に対し安定保持
できる建築物の構築工法を提供することを目的とする。
【0013】請求項3の発明は本体柱の継ぎ足し時など
に邪魔にならない位置へシリンダ等を架構面外へ避難さ
せることができる楊重装置を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
建築物の構築工法は、大屋根部分を支持する全ての本体
柱に、楊重装置のシリンダを上下2箇所の支持端で取り
付け、上記楊重装置のロッドを下部施工階の本体柱に上
下2箇所の支持端で着脱可能に取り付け、上記楊重装置
により上記大屋根部分の各本体柱をリフトアップし、下
部施工階の本体柱との間に次の施工階の本体柱を介装し
て上記下部施工階の本体柱に溶接し、次に、上記介装し
た本体柱の上部2箇所に、収縮させた上記ロッドを上下
2箇所の支持端で取り付け、再び該楊重装置によるリフ
トアップを行って、さらに次の施工階の本体柱を継ぎ足
すようにしたものである。
【0015】また、請求項2の発明にかかる建築物の構
築工法は、大屋根部分の本体柱に取り付けられたシリン
ダの下部の支持端を上記介装した本体柱の上部に取り付
け、続いて、上記ロッドの上下2箇所の支持端を、上記
介装した本体柱に取り付けた後、上記シリンダの下部の
支持端を再び大屋根部分の本体柱に取り付け、上記楊重
装置によりリフトアップを行って、さらに次の施工階の
本体柱を継ぎ足すようにしたものである。
【0016】さらに、請求項3の発明にかかる楊重装置
は、大屋根部分を支持する本体柱に支持端を介して固定
されるシリンダと、下部施工階の本体柱に着脱可能な支
持端を介して取り付けられ、かつ上記シリンダ内に出入
するロッドとを備え、楊重装置は架構建設に支障となら
ない様に、架構面外に配置され、少なくとも、上記下部
施工階の本体柱に取り付けられる支持端は、架構面外に
移動可能したものである。
【0017】
【作用】請求項1の発明における建築物の構築工法は、
楊重装置により下部施工階の本体柱に対して、大屋根部
分を支持する本体柱を一定の距離だけ持ち上げ、この持
ち上げた上記両本体間に、次の施工階の本体柱を設置し
て溶接する。
【0018】そして、その後、直ちに上記次の施工階の
本体柱にロッドの支持端を盛り替え、再び、上記大屋根
部分を支持する本体柱をリフトアップし、さらに次の施
工階の本体柱を継ぎ足すという単純な作業手順をとるた
め、本体屋根構造をそのまま利用しながら、本体柱の継
ぎ足し作業および建築物の構築期間を短縮化し、作業能
率の向上を図れるようにする。
【0019】また、請求項2の発明における建築物の構
築工法は、下部施工階と大屋根部分側の各本体側の各本
体柱間に、次の施工階の本体柱を介装して溶接した後
に、シリンダの下部の支持端を、溶接した上記次の施工
階の本体柱の上部に付け替えて、その本体柱に対するシ
リンダ位置を安定化し、次のリフトアップに備える。
【0020】続いて、ロッド側の2つの支持端をその本
体柱に取り付けて、ロッドのその本体柱に対する取り付
けを更に安定化した後、シリンダの上記下部の支持端を
大屋根部分側の本体柱の下部に付け替える。これによ
り、リフトアップまでの工程は増えるものの、継ぎ足さ
れた本体柱に対する楊重装置の動作の安定化および作業
の安全性を十分に確保できるようにする。
【0021】請求項3の発明における楊重装置は、架構
建設の邪魔にならないように、各アームがロッドやヒン
ジ部を中心に回動操作されて、架構面外へ各支持端を退
避可能にしている。
【0022】
【実施例】以下に、この発明の一実施例を図について説
明する。図2はこの発明で使用する楊重装置Aと下部施
工階Bおよび大屋根部分Cとの関係を示す説明図であ
り、同図において、楊重装置Aは油圧シリンダなどのシ
リンダ1およびこのシリンダ1の内外に出入するロッド
2とからなる。
【0023】また、3は本体梁4とともに下部施工階B
を構成する本体柱、5は本体梁6とともに大屋根部分C
を構成する本体柱であり、下部施工階Bの本体柱3には
楊重装置Aのロッド2が上下2つの支持端2a,2bに
て取り付けられ、大屋根部分dの本体柱5にはシリンダ
1が上下2つの支持端1a,1bにて取り付けられてい
る。
【0024】なお、この図2はシリンダ1からロード2
が伸び出して、本体柱3に対して大屋根部分C側の本体
柱5をリフトアップした状態を示し、このリフトアップ
の状態で、点線で示すように、本体柱3,5間に、次の
施工階の本体柱7が継ぎ足される。
【0025】図3は図2におけるシリンダ1側の1つの
支持端1aの形状を示し、この支持端1aはシリンダ1
の外周に略90°方向に突設した2本の固定アーム8,
9からなり、これらが本体柱5の隣接する2つの面にボ
ルト止めまたは/および溶接によって固着されている。
【0026】図4は図2におけるシリンダ1側のもう1
つの支持端1bおよびロッド2側の2つの支持端2a,
2bの形状を示し、これらの支持端1b,2a,2bは
ロッド2に対し水平駆動回転可能な上下2本ずつの回動
アーム10,11からなり、回動アーム10には回動ア
ーム12がヒンジ部13にて枢支されている。
【0027】また、14,15は回動アーム10,12
端に取り付けられた摩擦板で、これらの摩擦板14,1
5の中心部には、下部施工階Bの本体柱3に予め形成さ
れた係止孔16,17に係合する係合ピン18,19が
突設されている。
【0028】図5は図4に示す支持端1b,2a,2b
をロッド2およびヒンジ部13を中心として水平駆動回
転して、架構面外に退避させた状態を示す。
【0029】次に上記楊重装置Aを用いて建築物を構築
する手順を、図1に示す工程図に従って順次説明する。
まず、大屋根部分Cを支持する全ての本体柱5に、楊重
装置Aのシリンダ1を支持端1aにて溶接などにより取
り付け、支持端1bはシリンダ1に対し図4に示すよう
に取り付ける。同様にして、楊重装置のロッド2を下部
施工階Bの本体柱3に、上下2箇所の支持端2a,2b
で着脱可能に取り付ける。この状態を図1(a)にす
る。
【0030】この着脱は、図5に示す回動アーム10,
11,12をそれぞれロッド2およびヒンジ部13を中
心に本体柱3側に回動させて、図4に示すように、各摩
擦板14,15を本体柱3の対向する各一の側面に圧接
させ、さらにピン18,19を本体柱3の係止孔16,
17に嵌合することによりなされる。
【0031】次に、図1(b)に示すように、楊重装置
Aを作動してシリンダ1からロッド2を所定長伸び出さ
せ、大屋根部分Cの本体柱5をリフトアップする。そし
てこのリフトアップ状態を維持して、その本体柱5と下
部施工階Bの本体柱3との間に図1(c)に示すよう
に、次の施工階の本体柱7を介装し、この本体柱7と本
体柱3とを溶接するとともに、上記次の施工階の本体梁
どうしの溶接および建込みをも行う。
【0032】続いて、上記シリンダ1側の下部の支持端
1bを、上記介装した本体柱7の上部に、図4に示すよ
うな把持動作により、図1(d)に示すように取り付
け、さらに、ロッド2を収縮させて、このロッド2端の
上下2箇所の支持端2a,2bを、下部施工階Bの本体
柱3から外して、上記介装した本体柱7に上記支持端1
bと並べるようにして、図1(e)に示すように取り付
ける。このようにすることで、楊重装置Aを上記次の施
工階の本体柱7に確実かつ安定に保持させることができ
る。
【0033】次に、上記シリンダ1側の支持端1bを再
び大屋根部分C側の本体柱5に、図1(f)に示すよう
に付け戻し、この間、所定の床施工を行い、楊重装置A
を再度作動して、上記次の施工階を土台にして大屋根部
分Cの本体柱5をリフトアップし、さらに新たな次の施
工階の本体柱(図示しない)を継ぎ足していく。そし
て、このような図1(b)〜図1(f)の作業を繰り返
すことで、大屋根付きの建築物が構築されることとな
る。
【0034】なお、上記の各支持端2a,2bの本体柱
3,7への着替え時には、図4および図5に示した摩擦
板14,15およびピン18,19による摩擦動作およ
び嵌合動作とその解除動作が行われ、かつ各本体柱の継
ぎ合わせなどの各種作業が妨げられないようにする。
【0035】また、上記実施例では、シリンダ5が上記
次の施工階の本体柱7に対し、安定的に保持させるた
め、図1(d),(e)の工程を採用したが、構築作業
を急ぐ場合や各支持部2a,2bの本体柱7に対する取
付強度が十分に保証される場合などには、図1(d),
(e)の工程を省き、図1(c)から図1(f)の工程
に直接移行してもよく、所期の本体柱の継ぎ足しを実行
できる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、大屋根部分を支持する全ての本体柱に、楊重装置の
シリンダを上下2箇所の支持端で取り付け、上記楊重装
置のロッドを下部施工階の本体柱に上下2箇所の支持端
で着脱可能に取り付け、上記楊重装置により上記大屋根
部分の各本体柱をリフトアップし、下部施工階の本体柱
との間に次の施工階の本体柱を介装して上記下部施工階
の本体柱に溶接し、次に、上記介装した本体柱の上部2
箇所に、収縮させた上記ロッドを上下2箇所の支持端で
取り付け、再び該楊重装置によるリフトアップを行っ
て、さらに次の施工階の本体柱を継ぎ足すようにしたの
で、従来のような仮設柱や先行コア部を必要せず、その
ための補強や組立、解体時のシステムも不要となり、ま
た楊重装置を本体柱に設けて屋根をリフトアップするた
め、大屋根構造をそのまま利用でき、大規模な屋根構造
が不必要となり、従って、建物計画上で屋根構造の本体
利用を特に意識せずに、自由な計画が可能となる。
【0037】また、楊重装置を本体柱ごとに設置するた
め、1つ1つの支持荷重も小さくコンパクトな機構とな
り、本体柱の1本当りの支持荷重は大きく異ならず、他
の建物にも転用でき、機器の有効利用が可能となるほ
か、天候に左右されない作業空間を確保でき、工期短縮
も図れるなどの効果が得られ、クレーン,搬送装置等に
より、重労働からの解放や省力化が図れる。
【0038】また、請求項2の発明によれば、大屋根部
分の本体柱に取り付けられたシリンダの下部の支持端を
上記介装した本体柱の上部に取り付け、続いて、上記ロ
ッドの上下2箇所の支持端を、上記介装した本体柱に取
り付けた後、上記シリンダの下部の支持端を再び大屋根
部分の本体柱に取り付け、上記楊重装置によりリフトア
ップを行って、さらに次の施工階の本体柱を継ぎ足すよ
うにしたので、上記次の施工階を足場として、大屋根部
分を支持する本体柱のリフトアップを安定的かつ高信頼
性にて実現できるものが得られる効果がある。
【0039】さらに、請求項3の発明によれば、大屋根
部分を支持する本体柱に支持端を介して固定されるシリ
ンダと、下部施工階の本体柱に着脱可能な支持端を介し
て取り付けられ、かつ上記シリンダ内に出入するロッド
とを備え、少なくとも、上記下部施工階の本体柱に取り
付けられる支持端は、架構面外に移動可能にしたので、
架構建設時に各支持端を架工面外へ退避させて、作業能
率の向上を図れるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による建築物の構築工法を
示す説明図である
【図2】図1における楊重装置の大屋根部分および下部
施工階に対する取付構造を示す概念図である。
【図3】図2におけるシリンダの上部の支持端を示す平
面図である。
【図4】図2におけるシリンダの下部およびロッドの上
下部の支持端を示す平面図である。
【図5】図4に示す支持端を架構面外に移動させた状態
を示す平面図である。
【符号の説明】
A 楊重装置 B 下部施工階 C 大屋根部分 1 シリンダ 1a,1b 支持端 2 ロッド 2a,2b 支持端 3,5,7 本体柱
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 建築物の構築工法および重装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、大屋根部分の本体柱
をリフトアップしながら施工階の本体柱を継ぎ足して建
築物を構築する建築物の構築工法およびこの工法の実施
に用いる重装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、施工階を継ぎ足して高層化す
る建築物の構築工法として、次のものがある。まず、そ
の1つは、建築物のコア部にハット梁と称する大屋根
と、これをリフトアップする重装置を設置することに
より、大屋根の下部に設けたクレーンなどで下層から順
次施工階を継ぎ足すというものである。
【0003】また、2つ目の工法は建築物内に仮設柱を
先行構築し、その仮設柱に支持される大屋根を設け、こ
れらを重装置によりリフトアップすることで、以下、
上記と同様に、施工階を継ぎ足すというものである。
【0004】さらに、3つの目の工法は、建築物の外周
柱に大屋根を支持させる機構を設け、これに重装置を
設置して、リフトアップし、屋根下部に設けたクレーン
等により下層階から順次施工階を継ぎ足すというもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の構築工法にあっては、まず、その1つ目の工法で
は、大屋根のリフトアップに先行するコア部の施工のた
めの機構が別途必要になり、建築の計画上で、この工法
を採用するためのコア部分が要求され、平面計画上での
大きな制限となるという問題点があった。
【0006】また、コア部から設けるハット梁が長い片
持梁となり、クレーンと重荷重の支持のために大きな
剛性と耐力が要求され、大規模な屋根構造となってしま
うほか、この大規模な屋根を本設躯体として利用させる
必要が生じ、建物計画上に無理や無駄が生じるなどの問
題点があった。
【0007】また、その2つ目の工法は、数本の仮設柱
により屋根部の荷重(自重,風,地震,クレーン)を支
持させるために、大掛かりな仮設柱が必要となり、その
組立,解体のシステムが別途必要になり、また、仮設柱
の本数を制限する必要があるために、それに支持させる
大屋根の支持スパンや片持ち長さが大きくなり、剛性,
耐力を確保する必要から、大規模な屋根構造となるとい
う問題点があった。
【0008】さらに、屋根の構造は仮設柱との支持とな
っており、施工完了後の本体化が難しく、屋根設備架台
等の利用を計画するしかなく、計画に無理や無駄が生じ
るなどの問題点があった。
【0009】また、さらに、その3つ目の工法は、外周
柱に大屋根を支持させるために、上記2つの工法と同様
に、大規模な屋根構造となり、また、本設躯体としての
利用上から、計画に無理や無駄が生じるなどの問題点が
あった。
【0010】従って、上記いずれの従来工法にあって
も、大屋根を支持し、リフトアップする重装置が大型
化,複雑化し、新規製作部分が多く、コストアップを避
けられず、また建物形状による支持荷重や屋根構造の違
いが生じ、重装置の転用が困難となるという問題点が
あった。
【0011】請求項1の発明は上記のような従来の問題
点に着目してなされたものであり、仮設柱や先行コア部
を必要とせず、重装置の大型化,複雑化を避けること
ができるとともに、重装置の他への転用を容易に行う
ことができ、かつ天候に左右されない作業空間を確保で
きる建築物の構築工法を提供することを目的とする。
【0012】請求項2の発明は継ぎ足された本体柱を支
持場にして、大屋根部分の本体柱をリフトアップする際
に、重装置をその継ぎ足された本体柱に対し安定保持
できる建築物の構築工法を提供することを目的とする。
【0013】請求項3の発明は本体柱の継ぎ足し時など
に邪魔にならない位置へシリンダ等を架構面外へ避難さ
せることができる重装置を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
建築物の構築工法は、大屋根部分を支持する全ての本体
柱に、重装置のシリンダを上下2箇所の支持端で取り
付け、上記重装置のロッドを下部施工階の本体柱に上
下2箇所の支持端で着脱可能に取り付け、上記重装置
により上記大屋根部分の各本体柱をリフトアップし、下
部施工階の本体柱との間に次の施工階の本体柱を介装し
て上記下部施工階の本体柱に溶接し、次に、上記介装し
た本体柱の上部2箇所に、収縮させた上記ロッドを上下
2箇所の支持端で取り付け、再び該重装置によるリフ
トアップを行って、さらに次の施工階の本体柱を継ぎ足
すようにしたものである。
【0015】また、請求項2の発明にかかる建築物の構
築工法は、大屋根部分の本体柱に取り付けられたシリン
ダの下部の支持端を上記介装した本体柱の上部に取り付
け、続いて、上記ロッドの上下2箇所の支持端を、上記
介装した本体柱に取り付けた後、上記シリンダの下部の
支持端を再び大屋根部分の本体柱に取り付け、上記
装置によりリフトアップを行って、さらに次の施工階の
本体柱を継ぎ足すようにしたものである。
【0016】さらに、請求項3の発明にかかる重装置
は、大屋根部分を支持する本体柱に支持端を介して固定
されるシリンダと、下部施工階の本体柱に着脱可能な支
持端を介して取り付けられ、かつ上記シリンダ内に出入
するロッドとを備え、重装置は架構建設に支障となら
ない様に、架構面外に配置され、少なくとも、上記下部
施工階の本体柱に取り付けられる支持端は、架構面外に
移動可能したものである。
【0017】
【作用】請求項1の発明における建築物の構築工法は、
重装置により下部施工階の本体柱に対して、大屋根部
分を支持する本体柱を一定の距離だけ持ち上げ、この持
ち上げた上記両本体間に、次の施工階の本体柱を設置し
て溶接する。
【0018】そして、その後、直ちに上記次の施工階の
本体柱にロッドの支持端を盛り替え、再び、上記大屋根
部分を支持する本体柱をリフトアップし、さらに次の施
工階の本体柱を継ぎ足すという単純な作業手順をとるた
め、本体屋根構造をそのまま利用しながら、本体柱の継
ぎ足し作業および建築物の構築期間を短縮化し、作業能
率の向上を図れるようにする。
【0019】また、請求項2の発明における建築物の構
築工法は、下部施工階と大屋根部分側の各本体側の各本
体柱間に、次の施工階の本体柱を介装して溶接した後
に、シリンダの下部の支持端を、溶接した上記次の施工
階の本体柱の上部に付け替えて、その本体柱に対するシ
リンダ位置を安定化し、次のリフトアップに備える。
【0020】続いて、ロッド側の2つの支持端をその本
体柱に取り付けて、ロッドのその本体柱に対する取り付
けを更に安定化した後、シリンダの上記下部の支持端を
大屋根部分側の本体柱の下部に付け替える。これによ
り、リフトアップまでの工程は増えるものの、継ぎ足さ
れた本体柱に対する重装置の動作の安定化および作業
の安全性を十分に確保できるようにする。
【0021】請求項3の発明における重装置は、架構
建設の邪魔にならないように、各アームがロッドやヒン
ジ部を中心に回動操作されて、架構面外へ各支持端を退
避可能にしている。
【0022】
【実施例】以下に、この発明の一実施例を図について説
明する。図2はこの発明で使用する重装置Aと下部施
工階Bおよび大屋根部分Cとの関係を示す説明図であ
り、同図において、重装置Aは油圧シリンダなどのシ
リンダ1およびこのシリンダ1の内外に出入するロッド
2とからなる。
【0023】また、3は本体梁4とともに下部施工階B
を構成する本体柱、5は本体梁6とともに大屋根部分C
を構成する本体柱であり、下部施工階Bの本体柱3には
重装置Aのロッド2が上下2つの支持端2a,2bに
て取り付けられ、大屋根部分dの本体柱5にはシリンダ
1が上下2つの支持端1a,1bにて取り付けられてい
る。
【0024】なお、この図2はシリンダ1からロード2
が伸び出して、本体柱3に対して大屋根部分C側の本体
柱5をリフトアップした状態を示し、このリフトアップ
の状態で、点線で示すように、本体柱3,5間に、次の
施工階の本体柱7が継ぎ足される。
【0025】図3は図2におけるシリンダ1側の1つの
支持端1aの形状を示し、この支持端1aはシリンダ1
の外周に略90°方向に突設した2本の固定アーム8,
9からなり、これらが本体柱5の隣接する2つの面にボ
ルト止めまたは/および溶接によって固着されている。
【0026】図4は図2におけるシリンダ1側のもう1
つの支持端1bおよびロッド2側の2つの支持端2a,
2bの形状を示し、これらの支持端1b,2a,2bは
ロッド2に対し水平駆動回転可能な上下2本ずつの回動
アーム10,11からなり、回動アーム10には回動ア
ーム12がヒンジ部13にて枢支されている。
【0027】また、14,15は回動アーム10,12
端に取り付けられた摩擦板で、これらの摩擦板14,1
5の中心部には、下部施工階Bの本体柱3に予め形成さ
れた係止孔16,17に係合する係合ピン18,19が
突設されている。
【0028】図5は図4に示す支持端1b,2a,2b
をロッド2およびヒンジ部13を中心として水平駆動回
転して、架構面外に退避させた状態を示す。
【0029】次に上記重装置Aを用いて建築物を構築
する手順を、図1に示す工程図に従って順次説明する。
まず、大屋根部分Cを支持する全ての本体柱5に、
装置Aのシリンダ1を支持端1aにて溶接などにより取
り付け、支持端1bはシリンダ1に対し図4に示すよう
に取り付ける。同様にして、重装置のロッド2を下部
施工階Bの本体柱3に、上下2箇所の支持端2a,2b
で着脱可能に取り付ける。この状態を図1(a)にす
る。
【0030】この着脱は、図5に示す回動アーム10,
11,12をそれぞれロッド2およびヒンジ部13を中
心に本体柱3側に回動させて、図4に示すように、各摩
擦板14,15を本体柱3の対向する各一の側面に圧接
させ、さらにピン18,19を本体柱3の係止孔16,
17に嵌合することによりなされる。
【0031】次に、図1(b)に示すように、重装置
Aを作動してシリンダ1からロッド2を所定長伸び出さ
せ、大屋根部分Cの本体柱5をリフトアップする。そし
てこのリフトアップ状態を維持して、その本体柱5と下
部施工階Bの本体柱3との間に図1(c)に示すよう
に、次の施工階の本体柱7を介装し、この本体柱7と本
体柱3とを溶接するとともに、上記次の施工階の本体梁
どうしの溶接および建込みをも行う。
【0032】続いて、上記シリンダ1側の下部の支持端
1bを、上記介装した本体柱7の上部に、図4に示すよ
うな把持動作により、図1(d)に示すように取り付
け、さらに、ロッド2を収縮させて、このロッド2端の
上下2箇所の支持端2a,2bを、下部施工階Bの本体
柱3から外して、上記介装した本体柱7に上記支持端1
bと並べるようにして、図1(e)に示すように取り付
ける。このようにすることで、重装置Aを上記次の施
工階の本体柱7に確実かつ安定に保持させることができ
る。
【0033】次に、上記シリンダ1側の支持端1bを再
び大屋根部分C側の本体柱5に、図1(f)に示すよう
に付け戻し、この間、所定の床施工を行い、重装置A
を再度作動して、上記次の施工階を土台にして大屋根部
分Cの本体柱5をリフトアップし、さらに新たな次の施
工階の本体柱(図示しない)を継ぎ足していく。そし
て、このような図1(b)〜図1(f)の作業を繰り返
すことで、大屋根付きの建築物が構築されることとな
る。
【0034】なお、上記の各支持端2a,2bの本体柱
3,7への着替え時には、図4および図5に示した摩擦
板14,15およびピン18,19による摩擦動作およ
び嵌合動作とその解除動作が行われ、かつ各本体柱の継
ぎ合わせなどの各種作業が妨げられないようにする。
【0035】また、上記実施例では、シリンダ5が上記
次の施工階の本体柱7に対し、安定的に保持させるた
め、図1(d),(e)の工程を採用したが、構築作業
を急ぐ場合や各支持部2a,2bの本体柱7に対する取
付強度が十分に保証される場合などには、図1(d),
(e)の工程を省き、図1(c)から図1(f)の工程
に直接移行してもよく、所期の本体柱の継ぎ足しを実行
できる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、大屋根部分を支持する全ての本体柱に、重装置の
シリンダを上下2箇所の支持端で取り付け、上記重装
置のロッドを下部施工階の本体柱に上下2箇所の支持端
で着脱可能に取り付け、上記重装置により上記大屋根
部分の各本体柱をリフトアップし、下部施工階の本体柱
との間に次の施工階の本体柱を介装して上記下部施工階
の本体柱に溶接し、次に、上記介装した本体柱の上部2
箇所に、収縮させた上記ロッドを上下2箇所の支持端で
取り付け、再び該重装置によるリフトアップを行っ
て、さらに次の施工階の本体柱を継ぎ足すようにしたの
で、従来のような仮設柱や先行コア部を必要せず、その
ための補強や組立、解体時のシステムも不要となり、ま
重装置を本体柱に設けて屋根をリフトアップするた
め、大屋根構造をそのまま利用でき、大規模な屋根構造
が不必要となり、従って、建物計画上で屋根構造の本体
利用を特に意識せずに、自由な計画が可能となる。
【0037】また、重装置を本体柱ごとに設置するた
め、1つ1つの支持荷重も小さくコンパクトな機構とな
り、本体柱の1本当りの支持荷重は大きく異ならず、他
の建物にも転用でき、機器の有効利用が可能となるほ
か、天候に左右されない作業空間を確保でき、工期短縮
も図れるなどの効果が得られ、クレーン,搬送装置等に
より、重労働からの解放や省力化が図れる。
【0038】また、請求項2の発明によれば、大屋根部
分の本体柱に取り付けられたシリンダの下部の支持端を
上記介装した本体柱の上部に取り付け、続いて、上記ロ
ッドの上下2箇所の支持端を、上記介装した本体柱に取
り付けた後、上記シリンダの下部の支持端を再び大屋根
部分の本体柱に取り付け、上記重装置によりリフトア
ップを行って、さらに次の施工階の本体柱を継ぎ足すよ
うにしたので、上記次の施工階を足場として、大屋根部
分を支持する本体柱のリフトアップを安定的かつ高信頼
性にて実現できるものが得られる効果がある。
【0039】さらに、請求項3の発明によれば、大屋根
部分を支持する本体柱に支持端を介して固定されるシリ
ンダと、下部施工階の本体柱に着脱可能な支持端を介し
て取り付けられ、かつ上記シリンダ内に出入するロッド
とを備え、少なくとも、上記下部施工階の本体柱に取り
付けられる支持端は、架構面外に移動可能にしたので、
架構建設時に各支持端を架工面外へ退避させて、作業能
率の向上を図れるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による建築物の構築工法を
示す説明図である
【図2】図1における重装置の大屋根部分および下部
施工階に対する取付構造を示す概念図である。
【図3】図2におけるシリンダの上部の支持端を示す平
面図である。
【図4】図2におけるシリンダの下部およびロッドの上
下部の支持端を示す平面図である。
【図5】図4に示す支持端を架構面外に移動させた状態
を示す平面図である。
【符号の説明】 A 重装置 B 下部施工階 C 大屋根部分 1 シリンダ 1a,1b 支持端 2 ロッド 2a,2b 支持端 3,5,7 本体柱

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大屋根部分を支持する全ての本体柱に、
    楊重装置のシリンダを上下2箇所の支持端で取り付け、
    上記楊重装置のロッドを下部施工階の本体柱に上下2箇
    所の支持端で着脱可能に取り付け、上記楊重装置により
    上記大屋根部分の各本体柱をリフトアップし、下部施工
    階の本体柱との間に次の施工階の本体柱を介装して上記
    下部施工階の本体柱に溶接し、次に、上記介装した本体
    柱の上部2箇所に、収縮させた上記ロッドを上下2箇所
    の支持端で取り付け、再び該楊重装置によるリフトアッ
    プを行って、さらに次の施工階の本体柱を継ぎ足す建築
    物の構築工法。
  2. 【請求項2】 大屋根部分を支持する全ての本体柱に、
    楊重装置のシリンダを上下2箇所の支持端で取り付け、
    上記楊重装置のロッドを下部施工階の本体柱に上下2箇
    所の支持端で着脱可能に取り付け、上記楊重装置により
    上記大屋根部分の各本体柱をリフトアップし、下部施工
    階の本体柱との間に次の施工階の本体柱を介装して上記
    下部施工階の本体柱に溶接し、次に、上記大屋根部分の
    本体柱に取り付けられたシリンダの下部の支持端を上記
    介装した本体柱の上部に取り付け、続いて、上記ロッド
    の上下2箇所の支持端を、上記介装した本体柱に取り付
    けた後、上記シリンダの下部の支持端を再び大屋根部分
    の本体柱に取り付け、上記楊重装置によりリフトアップ
    を行って、さらに次の施工階の本体柱を継ぎ足す建築物
    の構築工法。
  3. 【請求項3】 大屋根部分を支持する本体柱に支持端を
    介して固定されるシリンダと、下部施工階の本体柱に着
    脱可能な支持端を介して取り付けられ、かつ上記シリン
    ダ内に出入するロッドとを備え、楊重装置は架構建設に
    支障とならない様に、架構面外に配置され、少なくと
    も、上記下部施工階の本体柱に取り付けられる支持端
    は、架構面外に移動可能な退避構造をなす楊重装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102733615A (zh) * 2012-07-12 2012-10-17 广州建筑股份有限公司 非对称整体提升施工方法
CN103321299A (zh) * 2013-06-21 2013-09-25 朱成祥 一种折叠式房屋的升降方法、升降装置及房屋系统

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