JPH0617307Y2 - 集積回路の冷却装置 - Google Patents

集積回路の冷却装置

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JPH0617307Y2
JPH0617307Y2 JP13693887U JP13693887U JPH0617307Y2 JP H0617307 Y2 JPH0617307 Y2 JP H0617307Y2 JP 13693887 U JP13693887 U JP 13693887U JP 13693887 U JP13693887 U JP 13693887U JP H0617307 Y2 JPH0617307 Y2 JP H0617307Y2
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cooling
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cooling device
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heat
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幸寿 勝山
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Fujitsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 電子機器におけるLSI等の集積回路部品を伝導水冷方
式で冷却する冷却装置、詳しくは、冷却水を導入する部
分の構造及び、効率的な熱的パスを形成するための構造
に関し、 冷却水を被冷却対象である集積回路に可能な限り接近さ
せることによる冷却能力の向上を目的とし、 冷却水による熱伝導冷却の冷却装置において、冷却管に
はノズルにより冷却水を導入する冷却筒を、ハウジング
には弾性突起部を設け、プリント基板の集積回路側に接
するハウジングの弾性突起部の内部に冷却筒を挿入し、
弾性突起部と冷却筒の間に熱伝導性充填剤を充填するよ
うに構成する。
〔産業上の利用分野〕 本考案は、電子機器におけるLSI等の集積回路部品を
伝導水冷方式で冷却する冷却装置、詳しくは、冷却水を
導入する部分の構造及び、効率的な熱的パスを形成する
ための構造に関する。
近年、電子機器等に用いられるLSI等の集積回路部品
は増々高密度集積化の傾向にあり、このため稼働中の集
積回路部品の発熱量が多くなって来ている。従って、か
かる部品を効果的に冷却する必要があり、冷却水を用い
た伝導水冷方式が提案されている。
〔従来の技術〕
そこで、従来の集積回路の冷却構造を第2図により説明
する。
図において、基板7に実装された半導体チップ等の集積
回路8に微少間隙24を隔てて熱伝導棒25の片端面が
対向しており、該熱伝導棒25の側面と熱伝導板27に
穿設された孔の内面との隙間には半田若しくは接着剤等
の固着剤26が充填される。これによって前記熱伝導棒
25及び熱伝導板27が互いに固定されている。しか
し、集積回路8については接続用半田23によって基板
7に取付けられるため半田の厚みが大きくばらつき、そ
の範囲は100μmを超えるのが通常であるので、集積
回路8の熱伝導棒との対向面位置が正確に微少間隙24
とはならない。
そこで、基板7に集積回路8を半田付けした後、集積回
路8の上に極薄膜をのせ、基板枠28と熱伝導板27と
をねじ29で固定し、熱伝導棒25を挿入して集積回路
8上の極薄膜に押し付けたまま、半田若しくは接着剤等
の固着剤26にて熱伝導棒25及び熱伝導板27を固着
したのち、ねじ29を外して熱伝導板27及び基板枠2
8を分離し、集積回路上の極薄膜を取除けば極薄膜の厚
みと同じ微少間隙24を集積回路8と熱伝導棒25との
間に実現できる。
尚、符号20は冷却管、21は給水管、22は排水管、
23は冷却水である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の集積回路の冷却構造にあっては、集積回路の
実装高さのばらつきのために極薄膜を用いて熱伝導棒と
集積回路との均一な微少間隙を得る調整作業に多大の工
数を要し、しかも集積回路から発生する熱は微少間隙を
隔てて熱伝導棒に伝導し、さらに熱伝導棒から熱伝導板
へ、熱伝導板から水冷管へと伝導するので、熱抵抗が高
くなり、熱伝導率が悪く冷却性能が低下するという問題
点があった。
本考案は、上記問題点に鑑み、冷却水を被冷却対象であ
る集積回路に可能な限り接近させることによる冷却能力
の向上を可能にした集積回路の冷却装置を提供すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案の冷却装置は、 冷却管の途中の下方にノズルにより冷却水が導入する冷
却筒を一体的に設ける。
また、冷却管と別個のハウジングに弾性突起部を取付
け、このハウジングに上記冷却管を重合して弾性突起部
内部に冷却筒を挿入し、両者の間に熱伝導性充填剤を充
填して熱的に連結するように構成される。
〔作用〕
上記構成に基づき、プリント基板に実装した集積回路の
実装高さを弾性突起部で吸収し、集積回路から発生する
熱は該弾性突起部内の熱伝導性充填剤により密着した冷
却筒内の冷却水に放熱するので、熱伝導抵抗が低下し、
冷却能力が向上する。
また、冷却管と一体的な冷却筒の噴流強化により、一層
冷却能力を向上することが可能となる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図(a)、(b)において、冷却管(4)は1本の
冷却水通路1を有し、この冷却管4の途中の下方に所定
の太さと長さの冷却筒10が垂直の状態で一体的に設置
され、冷却管4の上流側から冷却筒10の内部所定の深
さにノズル3が挿入されている。また、冷却管4と別個
のハウジング11を有し、このハウジング11の途中に
上下に貫通した段付孔12が形成され、この段付孔12
の内部で弾性突起部6が上端をハウジング11に固定し
て吊設される。そして、上記冷却管4において通路1か
ら外れて弾性突起部6と対応する個所に、充填口13と
空気抜き口14が設けてある。
そこで、プリント基板7の上方所定の高さに先ずハウジ
ング11が設置され、集積回路8の上に熱伝導性コンパ
ウンド15等を介して弾性突起部6が、高さのばらつき
を吸収して接する。そして、かかるハウジング11の上
に冷却管4が重合して載置され、冷却筒10を弾性突起
部6の内部に挿入してこの状態で充填口13から熱伝導
性充填剤16を流し込んで固着し、熱的に連結するよう
に構成される。
熱伝導性充填剤16は低融点金属、低融点ハンダ、熱伝
導性コンパウンド等であり、集積回路の動作時の最高温
度より更に若干高い温度で液化するものを用いる。
上記構成により、プリント基板7の集積回路8から発す
る熱は熱伝導性コンパウンド等15、弾性突起部6、充
填剤16を介し熱伝導抵抗の低い状態で冷却筒10に伝
達する。一方、冷却管4の通路1の上流側からの冷却水
はノズル3により噴流となって冷却筒10に流れ、その
冷却筒10を冷やす。そこで、かかる冷却筒10におい
て上記集積回路8の熱が奪われて冷却するようになる。
尚、組立及び修理作業時は、上記冷却作用の場合より少
し高い温水を通路1に流すことなどにより、熱伝導性充
填剤16が液化し、簡単に弾性突起部6と冷却筒10さ
らには弾性突起部6と集積回路8とを組立、分離するこ
とができる。
〔考案の効果〕 以上述べてきたように、本考案によれば、 弾性突起部は単にばらつきを吸収するだけでなく、冷却
管と一体となった冷却筒を集積回路に可能な限り近づけ
ることができるので冷却能力を大巾に向上し得る。
従来例の熱伝導棒と集積回路との均一な微少間隙を得る
調整作業等が不要となり、作業性が向上する。
熱伝導性充填剤を充分活用でき、冷却効率も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案の集積回路の冷却装置の実施例を
示す断面図、(b)は同平面図、 第2図は従来例の断面図である。 図において、 3はノズル、 4は冷却管、 6は弾性突起部、 7はプリント基板、 8は集積回路、 10冷却筒、 11はハウジング、 16は熱伝導性充填剤を示す。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却水による伝導水冷の冷却装置におい
    て、 冷却管(4)にはノズル(3)により冷却水を導入する
    冷却筒(10)を、ハウジング(11)にはベローズ等
    の弾性突起部(6)を設け、 プリント基板(7)の集積回路(8)側に接するハウジ
    ング(11)の弾性突起部(6)の内部に冷却筒(1
    0)を挿入し、 弾性突起部(6)と冷却筒(10)の間に熱伝導性充填
    剤(16)を充填する集積回路の冷却装置。
  2. 【請求項2】上記冷却管(4)には熱伝導性充填剤の充
    填口(13)と空気抜き口(14)を弾性突起部(6)
    に連通して設けた実用新案登録請求の範囲第(1)項記
    載の集積回路の冷却装置。
JP13693887U 1987-09-08 1987-09-08 集積回路の冷却装置 Expired - Lifetime JPH0617307Y2 (ja)

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JP13693887U JPH0617307Y2 (ja) 1987-09-08 1987-09-08 集積回路の冷却装置

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Publication Number Publication Date
JPS6441144U JPS6441144U (ja) 1989-03-13
JPH0617307Y2 true JPH0617307Y2 (ja) 1994-05-02

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