JPH0617247Y2 - テープクリーニング装置 - Google Patents

テープクリーニング装置

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JPH0617247Y2
JPH0617247Y2 JP1989108722U JP10872289U JPH0617247Y2 JP H0617247 Y2 JPH0617247 Y2 JP H0617247Y2 JP 1989108722 U JP1989108722 U JP 1989108722U JP 10872289 U JP10872289 U JP 10872289U JP H0617247 Y2 JPH0617247 Y2 JP H0617247Y2
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JP
Japan
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magnetic
tape
magnet
yoke
cleaning device
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JP1989108722U
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JPH0340683U (ja
Inventor
真一 石塚
Original Assignee
ナカミチ株式会社
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【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は磁気記録再生装置に用いられて好適なテープク
リーニング装置に関する。
《従来の技術》 一般に、磁気テープを使用する磁気記録再生装置におい
ては、磁気テープは走行中に磁気ヘッドとの摩擦により
その記録面に塗布してある磁性粉が剥離され易くなり、
この剥離された磁性粉が記録面に付着した状態で走行す
る。このため、テープ走行に伴って、これら磁性粉が磁
気ヘッドのギャップ部分に付着し良好な記録及び再生の
妨げとなっていた。
そのため、従来より磁気テープの記録面に付着した磁性
粉を除去するテープクリーニング装置が考えられてい
る。
第8図は従来のテープクリーニング装置の一例を示すも
ので、テープスクレーパAには、磁気テープTの記録面
と接触し、記録面に付着した磁性粉Mを削り取る刃部
B,C及びこの磁性粉MをホースDを介して吸引除去す
る吸引手段Eが備えられている。従って、磁気テープT
の記録面に付着した磁性粉Mは磁気テープTの走行方向
に応じて、テープスクレーパAの刃部B又はC何れかに
より削り取られた後、ホースDを介して吸引手段Eに吸
引され、除去される。
《考案が解決しようとする問題点》 上述した従来のテープクリーニング装置は、テープスク
レーパAの刃部B,Cにより削り取られた磁性粉Mを吸
引除去するための吸引手段Eを備えているので、磁性粉
Mが再度磁気テープTの記録面に付着するのを防止する
ことができる。しかしながら、吸引手段Eはその構造上
比較的大型であるため、記録再生装置に従来のテープク
リーニング装置を組み込んだ場合、必然的に装置が大型
化するという問題点を有していた。又、吸引手段Eは、
その構造上非常に高価なものであるので、装置のコスト
ダウンの妨げにもなっていた。
《問題点を解決するための手段》 磁気テープの記録面に接触し、該記録面に付着した磁性
粉を除去するテープスクレーパと、前記記録面から除去
された前記磁性粉を吸着する磁石と、該磁石からの磁束
を前記磁気テープに与えることなく、前記磁気テープか
ら除去された磁性粉が自然落下する位置に配置されたギ
ャップを形成するヨークから成る。
《実施例》 本考案は上記問題点を解決するもので、以下一実施例を
図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図は本考案のテープクリーニング装置の斜視図、第
2図は第1図の上面図、第3図は第1図のa−a断面図
である。
テープスクレーパは、プラスチック等の非磁性材より
成り、その断面が略コ字形状とされると共に、その幅が
磁気テープTの幅よりやや幅広とされている。そして、
その背壁2及び側壁3,4により規定される開口5が磁
気テープTの走行路側に位置すべく、図示しない磁気ヘ
ッド等が取付られた記録再生装置のメインシャーシ20の
上面にネジ6,7で固定されている。また、側壁3,4
に形成された切り込み3,4には、磁気テープTの
記録面と接触し、付着した磁性粉8を除去するエッジ9
,101を備えた刃部9,10が固着されている。
一方、メインシャーシ20には、少なくとも、取り付けら
れたテープスクレーパの開口5、刃部9,10のエッジ
,101及び磁気テープTに対応する領域に渡り、貫
通孔21が形成されている。この貫通孔21は径小な円筒部
22及びこれと連続する径大な円筒部23とから成り、円筒
部23の内周面にはネジ231が形成されている。
ヨーク体30は、軟鉄等の磁性材により形成され、磁路片
32a,32bから成るヨーク部32、磁路片32aと32bを連結す
る連結部33及び外周面にネジ341が形成された取付部34
が一体形成されたものである。そして、ヨーク体30は、
ヨーク部32及び連結部33が円筒部22に挿入されると共
に、取付部34のネジ341が円筒部23のネジ231に螺合して
貫通孔21に取り外し自在に取り付けられている。ここ
で、ヨーク体30は、その高さ寸法hが貫通孔21の深さ、
即ちメインシャーシ20の厚さdよりも小とされているの
で、貫通孔21は、ヨーク体30が取り付けられた状態にお
いて、その円筒部22のメインシャーシ20の上面側の一部
がテープスクレーパの開口5と連続する。磁路片3
2a,32b間の所定部には、各磁路片32a,32bにその磁極
が相対する状態で磁石31が配置されている。そして、こ
の状態において、メインシャーシ20の上面側の対向する
磁路片32aと32bとの間にはギャップ32′が形成され、円
筒部22と連続する。
従って、このヨーク部32の作用により、磁石31は、その
磁束mがヨーク部32のギャップ32′に集中されることと
なり、磁石31による吸引力はギャップ32′に集中する。
次に、上述した構成のテープクリーニング装置の動作を
説明する。
例えば、磁気テープTが矢印A方向に走行している場合
には、磁気テープTの記録面に付着した磁性粉8はテー
プ走行方向の下流側に位置する刃部10のエッジ101によ
り削り取られ開口5内に浮遊する。そして、この磁性粉
8は磁石31により吸引され、磁路片32a,32b及び磁石31
に吸着される。一方、磁気テープTが矢印B方向に走行
している場合には、磁性粉8は刃部9のエッジ9によ
り削り取られた後、同様にして吸着される。
尚、ヨーク体30は貫通孔21から取り外し自在とされてい
るので、長期間の使用により磁路片32a,32b及び磁石31
に磁性粉8がたまっても、ヨーク体30を貫通孔21から取
り外すことにより、容易に磁性粉8を磁路片32a,32b
び磁石31から除去することができる。
以上説明したように、本実施例のテープクリーニング装
置によれば、磁石31にヨーク体30を備えたことにより、
磁石31はその磁束mがヨーク部32のギャップ32′に集中
される。このため、磁石31の吸引力は、ギャップ32′に
集中されてそれ単体で用いられるのに比べ大となるの
で、スペース等の制約から比較的吸引力の弱い小型の磁
石31を用いても、十分な吸引力を得ることができる。更
に、磁束mがギャップ32′に集中することにより、外部
の空間に洩れる漏洩磁束が減少するため、磁石31が磁気
テープTに及ぼす磁気的影響が減少する。
尚、本実施例においては、ヨーク部32、連結部33及び取
付部34を磁性材により一体形成したが、例えば、ヨーク
部32、即ち磁路片32a,32bのみを磁性材で形成すると共
に、連結部33及び取付部34を透磁率の低い素材で形成し
て夫々を一体化してもよい。そして、このようにすれ
ば、連続部33側に流れる磁束mが減少するので、ギャッ
プ32′の磁束密度が増加し、上記実施例に比べ更に吸引
力を強くすることができる。
第4図、第5図は本考案のテープクリーニング装置を縦
型の磁気記録再生装置に用いた場合の実施例を示すもの
で、第4図はその斜視図、第5図は第4図のb−b断面
図である。尚、図中第1図と同一部分には同一番号を附
し、その説明を省略する。
テープスクレーパは、メインシャーシ20上にその背壁
2を下にした状態でネジ6,7で固定されている。そし
て、その開口5には、ヨーク体40が填め込まれ、二点鎖
線で示すカバー11,12により開口5内に保持されてい
る。このカバー11,12はテープスクレーパの側面13,
14にネジ15,16及び17,18(図示せず)により取り付け
られたもので、これを取り外すことにより、ヨーク体40
は開口5から取り外し可能となっている。
ヨーク体40は、上記実施例同様、軟鉄等の磁性材により
形成され、磁路片42a,42bから成るヨーク部42及び磁路
片42a,42bを連結する連結部43が一体形成されたもので
ある。そして、その断面が略コ字形状とされると共に、
その高さ寸法h′が開口5の深さd′よりも小とされ
る。磁路片42a,42b間の所定部には、各磁路片42a,42b
にその磁極が相対する状態で磁石41が配置されている。
また、この状態において、対向する磁路片42aと42bとの
間にはギャップ42′が形成されている。
従って、このヨーク部42の作用により、磁石41は、その
磁束mがヨーク部42のギャップ42′に集中されることと
なり、磁石41の吸引力はギャップ42′に集中する。
このため、上記実施例同様、磁気テープTの記録面に付
着した磁性粉8は、磁気テープTの走行方向に応じて、
刃部9,10のエッジ9,101いずれかにより削り取ら
れ、磁路片42a,42b及び磁石41に吸着される。尚、この
磁性粉8は、カバー11,12を取り外すことにより、容易
に磁路片42a,42b及び磁石41から取り除くことができ
る。
本実施例においても、磁石41にヨーク体40を備えたこと
により、磁石41の磁束mはギャップ42′に集中されるの
で、上記実施例同様の効果が期待できる。
尚、本実施例においても上記実施例同様にして、ヨーク
体42、即ち磁路片42a,42bのみを磁性材により形成する
と共に、連結部43を透磁率の低い素材により形成して両
者を一体化してもよい。
また、上述の両実施例においては、テープスクレーパ
を2つの刃部9,10から構成されたものとしたが、第6
図に示す単一の刃部50を有するもの、第7図に示す多数
の穴60が形成された板を有するもの等、テープスクレー
は上記実施例に限定されず、種々の態様を取得るも
のである。
《考案の効果》 本考案のテープクリーニング装置は、テープスクレーパ
の刃部で磁気テープの記録面に付着した磁性粉を削り取
り、その磁性粉を磁石に吸着する構成となっている。従
って、従来より必要とされた吸引手段を必要とすること
なく、削り取られた磁性粉が再度記録面に付着すること
を防止することが出来る。また、磁気テープから除去さ
れた磁性粉が自然落下する位置に配置されたギャップを
形成するヨークを備えたことにより、磁石の吸引力が有
効に利用されるばかりでな、テープクリーニング装置外
部の空間に漏洩する磁石の漏洩磁束が減少するので、磁
石が磁気テープに及ぼす磁気的影響を低減することがで
きる。
更に、その構造が至ってシンプルであるため、本考案の
テープクリーニング装置を磁気記録再生装置に用いた場
合、装置の小型化、低コスト化等を可能とし、その実用
上の効果は著しく大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のテープクリーニング装置の斜視図、第
2図は第1の上面図、第3図は第2図のa−a断面図、
第4図は本考案のテープクリーニング装置の他の実施例
を示す斜視図、第5図は第4図のb−b断面図、第6図
及び第7図は本考案のテープクリーニング装置に用いら
れるテープスクレーパの他の実施例を示す斜視図、第8
図は従来のテープクリーニング装置の一例を示す図であ
る。 ……テープスクレーパ、5……開口、8……磁性粉、
9,10……刃部、20……メインシャーシ、21……貫通
孔、30,40……ヨーク体、31,41……磁石、32,42……
ヨーク部、32a,32b,42a,42b……磁路片、32′,42′
……ギャップ、33,43……連結部、34……取付部、m…
…磁束、T……磁気テープ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープの記録面に接触し、該記録面に
    付着した磁性粉を除去するテープスクレーパと、 前記記録面から除去された前記磁性粉を吸着する磁石
    と、該磁石からの磁束を前記磁気テープに与えることな
    く、前記磁気テープから除去された磁性粉が自然落下す
    る位置に配置されたギャップを形成するヨークとから成
    ることを特徴とするテープクリーニング装置。
JP1989108722U 1989-05-22 1989-09-18 テープクリーニング装置 Expired - Lifetime JPH0617247Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989108722U JPH0617247Y2 (ja) 1989-05-22 1989-09-18 テープクリーニング装置

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JP5883289 1989-05-22
JP1-58832 1989-05-22
JP1989108722U JPH0617247Y2 (ja) 1989-05-22 1989-09-18 テープクリーニング装置

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JPH0340683U JPH0340683U (ja) 1991-04-18
JPH0617247Y2 true JPH0617247Y2 (ja) 1994-05-02

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ID=31718205

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS522423A (en) * 1975-06-24 1977-01-10 Hitachi Ltd Method of arranging tape cleaner
DE7801442U1 (de) * 1978-01-19 1978-07-20 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Vorrichtung zum reinigen von folienbahnen mit einer magnetschicht
JPS6398886A (ja) * 1986-10-14 1988-04-30 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録媒体クリ−ニング装置

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JPH0340683U (ja) 1991-04-18

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