JP2574569Y2 - やに取り装置付きシガレットホールダ - Google Patents

やに取り装置付きシガレットホールダ

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JP2574569Y2
JP2574569Y2 JP1992019954U JP1995492U JP2574569Y2 JP 2574569 Y2 JP2574569 Y2 JP 2574569Y2 JP 1992019954 U JP1992019954 U JP 1992019954U JP 1995492 U JP1995492 U JP 1995492U JP 2574569 Y2 JP2574569 Y2 JP 2574569Y2
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JP
Japan
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cigarette
smoke
disc
disk element
disk
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JP1992019954U
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JPH0568296U (ja
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昌宏 寺崎
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TERASAKI INDUSTRIES CO., LTD.
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TERASAKI INDUSTRIES CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案は、やに取り装置付きシ
ガレットホールダに係る。
【0002】
【従来の技術】やに取り装置付きシガレットホールダと
しては、種々の構造のものがこれまでに数多く提案され
ている。これら多くの公知のやに取り装置付きシガレッ
トホールダに於けるやに取り原理の一つは、たばこの煙
を導く煙通路の方向を煙通路の途中で急変させ、煙中に
含まれているやにの粒子をその慣性力によって壁面に衝
突させ、該壁面に付着させるものである。また公知のや
に取り原理の他の一つは、たばこの煙中に含まれるやに
の粒子が磁界を横切ることによって帯電することに着目
し、煙に含まれて流れるやにの粒子を磁石によって惹付
けて捕捉するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記の二つ
の原理を同時に実施することにより、高い捕捉率にてた
ばこの煙よりやにを捕捉することができ、しかも捕捉さ
れたやにを除去する清掃作業が極めて容易に行えること
により、使い捨てではなく、半永久的に使用することの
できるやに取り装置付きシガレットホールダを提供する
ことを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、本願考案
によれば、少くとも一方の面が実質的に球面状の凸形に
形成された円板要素を一方の面と他方の面とが互いに逆
の磁極を呈するように磁化した円板要素を複数枚重合し
て円筒体内にその内周面より環状空隙を残して配置し、
該環状空隙を通って煙を導く煙通路を構成したことを特
徴とするやに取り装置付きシガレットホールダによって
達成される。
【0005】
【作用】上記の構成によれば、上記の環状空隙を通って
流れる煙中に浮游するやにの粒子は、磁石による惹付け
の原理に従って円板要素の表面に捕捉されるだけでな
く、上記の如く少くとも一方の面が実質的に球面状の凸
形に形成された円板要素が重合されると、互いに隣接す
る円板要素の周縁部に空隙が残されることにより、軸線
方向に沿って隔置された周縁環状溝を有する円柱体を形
成し、かかる円柱体が円筒体内にその内周面より環状空
隙を残して配置され、該環状空隙を通って煙が導かれる
と、煙は、円板要素の周縁部の周りを通るときには強く
絞られ、次いで円板要素間の環状溝の周りを通るときに
は絞りが解除されることにより、各円板要素の周縁部の
角を回る渦を巻くような大きな乱れを生じ、これによっ
て煙中に浮游するやにの粒子は円板要素の表面に衝突し
てそこに付着し、慣性衝突の原理によっても捕捉され
る。かくして上記の構造によれば、たばこの煙中のやに
は、磁石による惹付け効果と煙の流れ方向の急変よる慣
性効果の両方によって、円板要素の表面に捕捉される。
【0006】更に、上記の如く少くとも一方の面が実質
的に球面状の凸形に形成された円板要素を一方の面と他
方の面とが互いに逆の磁極を呈するように磁化した円板
要素が互いに重合されると、隣接する円板要素は、互い
に他に対し横方向には比較的容易に変位するが、互いに
引き離されることに対しては磁石の吸引力により強く抵
抗するので、これらの円板要素の積み重ねよりなる円柱
体は、常に一体性を維持しつつ隣接する円板要素間の横
ずれを生ずる方向に柔軟に変形し、各円板要素の上下の
面は比較的容易に露呈され、円板要素の周面及び上下の
面に付着したやにを布や紙で拭き取る作業は極めて容易
に行える。従って、かかる円板要素の重合体を適宜清掃
することにより、本考案によるやに取り装置付きシガレ
ットホールダは半永久的に使用できるものとなる。
【0007】
【実施例】以下に添付の図を参照して、本考案を一つの
好ましい実施例について詳細に説明する。
【0008】添付の図1は本願考案によるやに取り装置
付きシガレットホールダの一つの実施例を示す側面図で
あり、これは図2に分解して示す各構成要素の集まりに
よって構成されている。これらの図に於て、1はシガレ
ット装着部材であり、一端部に開口するシガレット装着
孔2を備えている。その他端部は円筒状の嵌込み部3と
して形成さており、その周縁部にゴム状弾性体よりなる
パッキング4を備えている。円筒状の嵌込み部3の端面
にはその中央部に突出部5が形成されており、その両側
にシガレット装着孔2に通じる二つの孔6が開口してい
る。シガレット装着部材1は磁性材より作られている。
【0009】7はやに取り構造部を構成する円筒部材で
あり、図示の実施例に於ては透明プラスチックにより造
られている。その円筒状内面の直径はシガレット装着部
材1の円筒状嵌込み部3の直径より幾分大きく、パッキ
ング4の外径より幾分小さくされており、これによって
シガレット装着部1はパッキング4によるシール効果を
伴ってその嵌込み部3が円筒部材7の一端に嵌込まれる
ことにより、円筒部材7と結合される。
【0010】8は吸口部材であり、その一端には円筒状
の嵌込み部9が形成されており、その周縁部にはゴム状
弾性材よりなるパッキング10が取付けられている。そ
の内部には両端間に貫通する煙通路11が形成されてい
る。円筒状嵌込み部9の外径は円筒部材7の内径より幾
分小さく、パッキング10の外径は円筒部材7の内径よ
り幾分大きくされており、これによって吸口部材8はパ
ッキング10によるシール効果を伴ってその嵌込み部9
が円筒部材7の他端に嵌込まれることにより、円筒部材
7と結合される。
【0011】12は強磁性材よりなる円板要素であり、
図示の実施例に於てはその一方の面のみが球面状に凸形
に形成され、他方の面は平板状に形成されている。これ
らの円板要素は、それぞれ一方と他方の面とが互いに逆
の磁極を呈するように磁化されており、磁力によって互
いに吸引結合して重合状態を保つようになってる。円板
要素12の外径は円筒部材7の内径より幾分小さくされ
ており、円板要素12の重合体が円筒部材7内に図1に
示す如く嵌込まれたとき、円筒部材7の内周面に沿って
環状空隙が残されるようになっている。円板要素12の
重合体は、図1に示す位置にシガレット装着部材1の端
面の突出部5に当接した状態にて、シガレット装着部材
に磁気的に吸引されて保持されている。
【0012】図1に示す組立状態にて、シガレット装着
孔2にシガレットを装着し、それに点火して吸口部材8
の側から吸引力を及ぼすと、煙は二つの孔6を通って高
い速度にて流れ、孔6を出たところでまず図にて最上位
に位置する円板要素12の上面に吹付けられ、ここで煙
の流れ方向に急変が生ずることにより煙中に浮游するや
にの粒子の一部が円板要素12の上面に衝突し、そこに
付着して捕捉される。煙はこれより更に円板要素の重合
体と円筒部材17の円筒状内周面の間に残された環状空
隙を通って縦方向に流れる。この環状通路は各円板要素
12の周縁部に当るところでは強く絞られ、その後で隣
接する円板要素の間の周縁部に残された空隙部に於て絞
りが解除されることにより、煙は円板要素の周縁の角を
回って円板要素間の空隙部内へ巻込まれ、この空隙部に
於て強い渦流を発生する。この強い渦流によりたばこの
煙中に浮游するやにの粒子は円板要素12の上下の表面
に衝突し、そこに付着して捕捉される。かかる渦流によ
るやに取り作用は円板要素の数だけ繰返される。
【0013】また孔6を出た後円板要素の重合体の周り
に沿って流れるたばこの煙中に浮游するやにの粒子は、
円板要素が発生する磁界中を通って流れ、粒子の表面に
分極による電荷を生じ、それが更に磁界を横切って流れ
る際に磁力により惹付けられることによっても円板要素
の表面に捕捉される。こうしてやにの粒子は主として円
板要素12の表面に捕捉され、円筒部材7の内面には殆
ど付着しない。
【0014】円板要素12の表面に付着したやにを清掃
するには、シガレット装着部材1を円筒部材7より外
し、シガレット装着部材1の端部に磁気的に吸着したま
ま付随してくる円板要素の重合体をこれより取外し、紙
或いは布にて円板要素の表面を拭うようにしてやにを除
去すればよい。この際円板要素の重合体は、図3に示す
如く、隣接する円板要素が互いに他に対し横方向にずら
されることに対しては容易に追従するが、互いに引離さ
れることに対しては磁力による吸引作用によって強く反
抗するので、円板要素の重合体は図3に示す如き状態で
も安定しており、従ってこのように円板要素の重合体を
適宜傾斜状態に変形させることにより、円板要素の上下
の面に付着したやにを容易に拭い取ることができる。や
には特に円板要素の周縁に近い上下面に多く付着するの
で、図3に示す程度に円板要素の上下面の周縁部が露呈
されることにより、円板要素の清掃は充分に行える。又
かかる清掃に当って円板要素重合体をかなり粗雑に取扱
っても、各円板要素は磁力によって充分強力に集合状態
を保つので、余程手荒な取扱いをしない限り何れかの円
板要素が脱落するような虞れはない。
【0015】
【考案の効果】かくして、本考案によれば、磁力による
やに捕捉原理と慣性力によるやに捕捉原理の両方を実行
することができるやに取り装置付きシガレットホールダ
が、清掃により容易に再生されて半永久的に使用できる
構造にて得られることが理解されよう。
【0016】図示の実施例について本考案の範囲内にて
種々の修正が可能であることは当業者にとって明らかで
あろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるやに取り装置付きシガレットホー
ルダの一つの実施例を組立状態にて示す側面図。
【図2】図1に示すやに取り装置付きシガレットホール
ダを分解して各構成要素を示す側面図。
【図3】図1及び図2に示す円板要素の重合体の変形状
態の一例を示す側面図。
【符号の説明】
1…シガレット装着部材 2…シガレット装着孔 3…嵌込み部 4…パッキング 5…突出部 6…孔 7…円筒部材 8…吸口部材 9…嵌込み部 10…パッキング 11…煙通路 12…円板要素

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少くとも一方の面が実質的に球面状の凸形
    に形成された円板要素を一方の面と他方の面とが互いに
    逆の磁極を呈するように磁化した円板要素を複数枚重合
    して円筒体内にその内周面より環状空隙を残して配置
    し、該環状空隙を通って煙を導く煙通路を構成したこと
    を特徴とするやに取り装置付きシガレットホールダ。
JP1992019954U 1992-03-03 1992-03-03 やに取り装置付きシガレットホールダ Expired - Lifetime JP2574569Y2 (ja)

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JPH0568296U JPH0568296U (ja) 1993-09-17
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