JPH06171581A - 長尺貨物の船積み方法、ハッチカバーレスコンテナ船及びハッチカバーレスコンテナ船用コンテナ - Google Patents

長尺貨物の船積み方法、ハッチカバーレスコンテナ船及びハッチカバーレスコンテナ船用コンテナ

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JPH06171581A
JPH06171581A JP33137692A JP33137692A JPH06171581A JP H06171581 A JPH06171581 A JP H06171581A JP 33137692 A JP33137692 A JP 33137692A JP 33137692 A JP33137692 A JP 33137692A JP H06171581 A JPH06171581 A JP H06171581A
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container
ship
bow
stern
hatch
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JP33137692A
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Tsuneaki Kuriiwa
常明 栗岩
Takao Mori
高雄 森
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SANKIYUU KK
Sankyu Inc
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SANKIYUU KK
Sankyu Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 積付効率を悪くすることなく乱尺な長尺貨物
をコンテナ化して、かかる長尺貨物の積降しを省人化、
省力化する。 【構成】 底面部3には傾斜平面たる傾斜面部4が複数
個並列して傾斜面部列5をなしている。傾斜面部列5は
仕切り11を境に船首側6と船尾側7で傾斜の向きが異
なり、傾斜面部列5ごとに交互にも異なる。長手方向一
端面が開放されたコンテナ100に、コンテナ100の
長手方向を軸方向として、かかる開放面から一端部を露
出させて長尺貨物101を収納する。コンテナ100を
ハッチカバーレスコンテナ船1のコンテナ艙2上に移動
させ、コンテナ100を傾けて、傾斜面部4にコンテナ
100の軸方向の開放されていない端面を支持させ、コ
ンテナ艙2の船首・船尾方向端縁、既に格納されたコン
テナ100又は仕切り11に立て掛けてコンテナ100
を次々と格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乱尺な長尺貨物(H型
鋼、山型鋼、溝型鋼、鋼矢板などの型鋼や各種の棒鋼や
鋼管類、あるいは、丸太、製材などの木製品、あるい
は、これらを組み立てて製造される各種の長尺構造物な
どの比較的長細い形状の貨物)などを水上輸送するのに
好適な長尺貨物の船積み方法、該方法に好適なハッチカ
バーレスコンテナ船及びハッチカバーレスコンテナ船用
コンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】貨物の水上輸送において、省人化、省力
化を充分に図るためには、貨物をユニット化、究極的に
はコンテナ化するのが効果的である。しかし、乱尺な長
尺貨物のコンテナ化は、貨物の長さが極めて多様である
ため、コンテナ化のために第1番目に重要なコンテナ・
ユニットの単一サイズ化が困難である。かかる単一サイ
ズ化のために、もし、最長の貨物に対応して使用するコ
ンテナを極端に長尺なコンテナに統一した場合には、コ
ンテナ内の貨物の充填率の低下は勿論、これを従来の一
般的なコンテナ船に船積みすると積付効率が極端に悪く
なってしまう。コンテナ貨物艙内前後端部の幅の狭い部
分に不必要に無駄なスペースが生じてしまうからであ
る。
【0003】そこで、従来は乱尺な長尺貨物の水上輸送
についてはコンテナ化できず、ばらばらのままか、せい
ぜいが適当な大きさの束に結束するなどして輸送船の貨
物艙内や甲板上などに平積みするしかなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなコ
ンテナ化しない船積み方法では、省人化、省力化を充分
に図ることができない。かかる貨物の梱包、船舶への積
降し、固縛・解縛などの作業は、巷にいう所謂3K作業
であり、近い将来、労働力の確保が困難となるのは確実
であって、省人化、省力化を図ることは急務といえる。
【0005】一方、近時、水上輸送の分野においてはハ
ッチカバーレスコンテナ船が用いられ始めている。従来
の一般的なハッチカバーのあるコンテナ船ではコンテナ
の搭載量を競い、上甲板のハッチカバー上にも多段積載
しているために、ハッチカバーの開閉作業に加え、高所
での危険な固縛作業を要し、荷役時間の増大を招くのみ
ならず、ハッチカバーの制約により、使用するコンテナ
の高さによってはコンテナ艙内最上部のコンテナとハッ
チカバーとの間に大きな隙間が生じることがあり、これ
により積付効率を悪くしていた。ハッチカバーレスコン
テナ船は、従来のハッチカバーを取り去りコンテナ艙を
青天井としてコンテナの積み付け高さの制約を無くし、
コンテナ艙内のセルガイド付きのコンテナ用セルを、従
来のハッチカバー上に積み上げたコンテナまで支持でき
る高さまで延長させたものである(TECHNO MARINE 日
本造船学会誌,第757号,第512乃至517頁(社団法人日
本造船学会刊)、 船の科学,Vol.43 1990-11,第42
乃至49頁(株式会社船舶技術協会刊)参照)。
【0006】本発明は、積付効率を悪くすることなく乱
尺な長尺貨物をコンテナ化でき、かかる長尺貨物の積降
しを省人化、省力化できる長尺貨物の船積み方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の要旨は、長手方向一端面が開放されたコンテ
ナに該コンテナの長手方向を軸方向として長尺貨物を収
納する工程と、該収納後の前記コンテナをハッチカバー
レスコンテナ船のコンテナ艙上に移動させる工程と、該
移動後の前記コンテナを前記コンテナ艙内に移動し、前
記コンテナの前記開放端面を上方に他端面を下方に該コ
ンテナの軸方向を前記船の船首・船尾方向に傾けて、前
記コンテナ艙の前記船首・船尾側縁部又は既に前記コン
テナ艙内に格納された前記傾き側のコンテナに立て掛け
て、前記船首・船尾方向に前記コンテナを複数個並列し
たコンテナ列として前記コンテナ艙内に格納する工程と
を備えた長尺貨物の船積み方法にある。
【0008】また、前記コンテナを複数個並列したコン
テナ列として前記コンテナ艙内に格納する前記の工程
は、前記コンテナ列を前記ハッチカバーレスコンテナ船
の船側方向に複数列にし、前記コンテナ艙を前記コンテ
ナ船の船側方向に仕切る仕切りを境に前記コンテナ列に
おける前記船の船首側と船尾側では前記各コンテナの前
記傾きの向きを異ならしめ、また、前記各コンテナ列の
うち少なくとも何れかの一列の前記傾きの向きは他のコ
ンテナ列と異なり、前記傾きの向きが前記船尾側コンテ
ナは前記船首向きで前記船首側コンテナは前記船尾向き
であるときには該傾きの向きが相反して前記仕切りを挟
んで対峙する二つの前記コンテナは前記仕切りに立て掛
ける前記の長尺貨物の船積み方法も要旨とする。
【0009】さらに、貨物用コンテナ等を格納するコン
テナ艙と、該コンテナ艙底面部に形成され船体の船首・
船尾方向に傾斜した傾斜平面である傾斜面部と、該傾斜
面部が前記船首・船尾方向に複数個並列して形成された
傾斜面部列とを備えたハッチカバーレスコンテナ船も要
旨とする。
【0010】前記傾斜面部列を前記船側面方向に複数列
備え、前記コンテナ艙には該コンテナ艙を前記コンテナ
船の船側方向に仕切る仕切りを有し、前記各傾斜面部の
前記傾斜の向きは前記仕切りを境として前記船の船首側
と船尾側とで異なり、また、前記各傾斜面部列のうち少
なくとも何れかの一列の前記傾斜の向きは他の傾斜面部
列と異なる前記のハッチカバーレスコンテナ船も要旨と
する。
【0011】長手方向一端面が開放され、他端面はハッ
チカバーレスコンテナ船のコンテナ艙底面部で支持され
て該コンテナ艙内に格納され、前記長手方向を軸方向と
して長尺貨物を収納するハッチカバーレスコンテナ船用
コンテナも要旨とする。
【0012】
【作用】コンテナに該コンテナの長手方向を軸方向とし
て長尺貨物を収納し、このコンテナをハッチカバーレス
コンテナ船のコンテナ艙上に移動させる。しかる後、該
移動後のコンテナをコンテナ艙内に移動し、コンテナの
開放端面を上方に他端面を下方に該コンテナの軸方向を
船の船首・船尾方向に傾けて、コンテナ艙の船首・船尾
側縁部又は既にコンテナ艙内に格納された前述の傾き側
のコンテナに立て掛けて、船首・船尾方向にコンテナを
複数個並列したコンテナ列としてコンテナ艙内に格納す
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。まず、本実施例の長尺貨物の船積み方法に用い
るハッチカバーレスコンテナ船用コンテナの一実施例
と、該コンテナへの長尺貨物の収納につき説明する。図
4は本実施例の長尺貨物の船積み方法に用いるハッチカ
バーレスコンテナ船用コンテナの一例の構造を説明する
図である。図4(a)(b)(c)は、いずれも本実施
例の長尺貨物の船積み方法に用いるハッチカバーレスコ
ンテナ船用コンテナの一例を示す斜視図であり、いずれ
もH型鋼などを収納する例で示している。同図を参照し
て、かかるコンテナ100は軸方向長さが比較的長い箱
型の構造であり、長手方向一端面が開放されている。図
4(a)は径方向の1つの面が開放されたコンテナ10
0の構造を示すものである。H型鋼など長尺貨物を収納
するときは、かかる開放面より収納する。長尺貨物が相
当長いサイズの物であっても、長手方向の開放された一
端面から長尺貨物の一端部を露出させるようにすれば、
一種類のサイズのコンテナに種々の長さの長尺貨物を収
納することができる。106はコンテナ・クレーンなど
でコンテナ100を吊り上げるためのコンテナ上面コー
ナーフィッティングであり、107は同じくコンテナ下
面コーナーフィッティングである。コンテナ100の寸
法とコーナーフィッティング106、107の構造とは
種々に実施することができるが、空のコンテナ100を
在来の一般的なコンテナ船でも運べるようにするため、
コンテナ100の長さや径方向面の形状やコンテナ上面
コーナーフィッティング106の構造を標準型の海上コ
ンテナと同様に構成するのが望ましい。
【0014】図4(b)は、図4(a)のコンテナ10
0の径方向開放面に開閉可能な蓋102を設けた構成で
ある。かかる蓋は着脱式としてもよい。コンテナ100
は図4(a)に示すように中仕切り103を設ける構成
としてもよい。かかる中仕切り103を設ければ、長手
方向長さがコンテナ100の長さの半分にも達しないよ
うな貨物を収納する場合にも、該中仕切り103で仕切
られた、コンテナ100の長手方向端面が開放されてい
ない側の収納室104に長手方向長さの短い貨物を収納
し、他方の収納室105に長尺貨物を収納するようにす
れば、積付効率を高めることができる。かかる中仕切り
103は複数設けて長手方向長さの短い貨物を多段にし
て収納することもできる。また、中仕切り103は着脱
式とし、設置個所を任意に選択できるようにしたり、あ
らかじめ設定された複数個所から1または複数の設置個
所を選択できるようにする等、周知の手段により構成す
ることができる。
【0015】図4(c)は、図4(b)のコンテナ10
0の長手方向端開放面から露出している長尺貨物を周知
の手段で形成した着脱式カバー108で覆う構成であ
る。かかるカバー108の使用の他、コンテナ100を
水密構造または気密構造とすれば、長尺貨物の水濡れや
汚れを防止することができ、水濡れや汚れを嫌う長尺貨
物の輸送にも支障がない。なお、蓋102を開閉式とす
る場合には、図4(c)に示すように、蝶番109、留
金110を設けた構成などにすることができ、また、水
濡れや汚れを考慮しなくてよい長尺貨物用には、枠のみ
でコンテナ100を形成し、コンテナ100を安価で軽
量なものとすることもできる。
【0016】本実施例にかかる長尺貨物の船荷積み方法
では、例えば、以上のとおりのコンテナ100に長尺貨
物を収納した後、コンテナ100の開放されていない他
端面はハッチカバーレスコンテナ船のコンテナ艙底面部
で支持させて、かかるコンテナ艙内に格納することとな
るが、これらの手順と、本実施例の長尺貨物の船荷積み
方法に用いて好適な本発明にかかるハッチカバーレスコ
ンテナ船の一実施例については図1乃至3を参照して説
明する。図1は本実施例の長尺貨物の船積み方法を説明
する概念図であり、図2は本発明の一実施例にかかるハ
ッチカバーレスコンテナ船の一例を示す概念図であり、
図3は本実施例の長尺貨物の船積み方法を用いて本実施
例のハッチカバーレスコンテナ船に長尺貨物の船積みを
する場合のコンテナ100の配置を説明する図である。
【0017】まず、本発明の一実施例にかかるハッチカ
バーレスコンテナ船の構造について図1、2、3(c)
を参照して説明する。図3(c)は本実施例のハッチカ
バーレスコンテナ船のコンテナ艙の構造を説明する、該
コンテナ艙部分の平面図であり、船体の一部は切り欠い
て示している。ハッチカバーレスコンテナ船1の貨物用
コンテナ等を格納するためのコンテナ艙2の底面部3に
はコンテナ船1の船首・船尾方向に傾斜した傾斜平面で
ある傾斜面部4が形成されている。コンテナ艙2は、従
来のコンテナ船に設けられていたハッチカバーを取り去
り、青天井となっている。また、コンテナ艙2には、セ
ルガイドなどを備えたコンテナ収納用のセル等は設けて
いない。
【0018】傾斜面部4は船首・船尾方向に複数個並列
して傾斜面部列5を形成されている。かかる傾斜面部列
5はコンテナ船1の船側方向に複数列形成され、本実施
例では、傾斜面部列5a,5b,5c,5dの4列形成
されている。コンテナ艙2の中央部には、コンテナ艙2
をコンテナ船1の船側方向に仕切る仕切り11が設けら
れている。各傾斜面部4の傾斜の向きは、かかる仕切り
11を境としてコンテナ船1の船首側6と船尾側7とで
は異なり、例えば、船首側6の各傾斜面部4が船首向き
に傾斜していれば、船尾側7の各傾斜面部4は船尾向き
に傾斜している。なお、仕切り11は複数設けてもよ
い。また、各傾斜面部4の傾斜の向きは各傾斜面部列5
a,5b,5c,5dで異なっており、例えば、傾斜面
部列5aは船首側6の各傾斜面部4が船首向きに、船尾
側7の各傾斜面部4が船尾向きに傾斜していれば、傾斜
面部列5bは船首側6の各傾斜面部4が船尾向きに、船
尾側7の各傾斜面部4が船首向きに傾斜している。さら
に、かかる傾斜の向きの違いは、各傾斜面部列5のう
ち、少なくとも何れかの一列が他の傾斜面部列5と異な
っている。すなわち、本実施例では列ごとに交互に向き
を変えているが、コンテナ船1が大型でコンテナ列10
が多い場合などに、複数列ごと、例えば二列ごとに向き
を変えてもよいし、一列、二列、一列、二列、一列……
のように向き変えてもよいし、一列、一列、二列、一
列、一列……のように向きを変えてもよい。
【0019】図1を参照して、本実施例の長尺貨物の船
積み方法では、上記のようにT型鋼などの長尺貨物10
1を収納したコンテナ100を、コーナーフィッティン
グ106でコンテナ・クレーン12などによりコンテナ
100長手方向の開放面を上方に他端面を下方にして、
コンテナ100の軸方向をコンテナ船1の船首・船尾方
向に傾けたまま吊り上げて、ハッチカバーレスコンテナ
船1のコンテナ艙2上に移動させる。
【0020】該移動後のコンテナ100は、図1を参照
して、コンテナ100の軸方向をコンテナ船1の船首・
船尾方向に傾けたままコンテナ艙2内に矢示9に示すよ
うに降ろして格納する。このとき、コンテナ100の軸
方向の開放されていない端面は傾斜面部4に支持させ、
コンテナ船1の船首側に格納するコンテナ100aと船
尾側に格納するコンテナ100bとは、それぞれコンテ
ナ艙2の船首、船尾側のコンテナ艙縁部8に立て掛けて
いる。コンテナ100a、100bの隣に格納するコン
テナ100c、100dは、それぞれ既にコンテナ艙2
内に格納された、前述のコンテナ100の傾き側のコン
テナ100a、100bに立て掛ける。このように、軸
方向の開放されていない端面は傾斜面部4に支持させ、
前述のコンテナ100の傾き側のコンテナ100に立て
掛けて、次々とコンテナ100をコンテナ艙2内に格納
する。
【0021】傾斜面部列5の構成は上述の通りであり、
これに対応してコンテナ100の配列も以下のようにす
る。すなわち、図2を参照して上述のように次々とコン
テナ艙2内に格納されたコンテナ100は、コンテナ船
1の船首・船尾方向にコンテナ100を複数個並列した
コンテナ列10を形成する。該コンテナ列10はコンテ
ナ船1の船側方向に複数列形成され、本実施例では、前
述の傾斜面部列5a,5b,5c,5dに対応して、コ
ンテナ列10a,10b,10c,10dの4列形成し
ている。同じく、各傾斜面部4の傾斜の向きは仕切り1
1を境としてコンテナ船1の船首側6と船尾側7とでは
異なっていることに対応して、コンテナ100の前述の
傾きの向きも船首側6と船尾側7とでは異ならしめて格
納する。また、各コンテナ列10のうち少なくとも何れ
かの一列は他の列と異ならしめる。例えば、列ごとに交
互に向きを変えてもよいし、コンテナ船1が大型でコン
テナ列10が多い場合などに、複数列ごと、例えば二列
ごとに向きを変えてもよいし、一列、二列、一列、二
列、一列……のように向き変えてもよいし、一列、一
列、二列、一列、一列……のように向きを変えてもよ
い。本実施例のコンテナ船1の各傾斜面部4の傾斜の向
きは、各列5a,5b,5c,5dで交互に向きが異な
っているので、これに対応して、本実施例の長尺貨物の
船積み方法においては、コンテナ100の傾きの向き
も、各列10a,10b,10c,10dで交互に異な
らしめて格納する。本実施例ではコンテナ列10a、1
0dの船首側6のコンテナ100を船尾側7、船尾側7
のコンテナ100を船首側6に、コンテナ列10b、1
0cの船首側6のコンテナ100を船首側6、船尾側7
のコンテナ100を船尾側7に傾けて格納している。こ
のとき、コンテナ列10a、10dのコンテナ100e
と100f、コンテナ100gと100hのように、コ
ンテナ100の傾きの向きが、船尾側7のコンテナでは
船首向きで、船首側6のコンテナでは船尾向きであると
きに、該傾きの向きが相反して仕切り11を挟んで対峙
する二つのコンテナ100は、この仕切り11に立て掛
ける。
【0022】このようにして、コンテナ100をコンテ
ナ船1に格納した状態の一例を示すのが、図3(b)
(c)である。図3(b)はコンテナ100をハッチカ
バーレスコンテナ船1に格納した状態を示す断面図、図
3(c)はコンテナ100をコンテナ船1に格納した状
態を示す平面図である。なお、図4(a)(b)(c)
は699型内航船のサイズを想定した図である。
【0023】以上説明した、本実施例のハッチカバーレ
スコンテナ船用コンテナ100によれば、長手方向一端
面が開放されているから、相当程度に長いものも含む乱
尺な長尺貨物101でも、該開放端面から長尺貨物10
1の一端部を露出させれば収納でき、長尺貨物101の
水上輸送に用いてもコンテナ100の単一サイズ化が容
易である。
【0024】このように単一サイズとしたコンテナ10
0を、本実施例の長尺貨物の船積み方法でハッチカバー
レスコンテナ船1に船積みすれば、コンテナ100の開
放された一端面を上方に他端面を下方にして、コンテナ
艙が青天井であるハッチカバーレスコンテナ船1のコン
テナ艙2内に格納するから、相当程度乱尺な長尺貨物1
01でも、コンテナ艙2内に格納することに支障がな
い。よって、乱尺な長尺貨物を容易にコンテナ化するこ
とができ、水上輸送の省人化、省力化を図ることができ
る。しかも、コンテナ100はコンテナ艙2に複数個並
列して整然と規則的に収納することができて、長尺貨物
101が乱尺であることやコンテナ化したことによって
積付効率が悪くなることがない。
【0025】また、長尺貨物の船積み方法としては、例
えば前述のように、コンテナ100に長尺貨物101を
収納し、ハッチカバーレスコンテナ船1のコンテナ艙2
の内部にコンテナ100収納用のセルガイド付きセルを
複数個並列して設け、該セルにコンテナ100を、その
軸方向端部の開放面を鉛直上方に、他端部を鉛直下方に
して格納し、セルとセルガイドにコンテナ100を支持
させる方法も考えられるが、本実施例の船積み方法で
は、コンテナ100は該コンテナ100の軸方向をコン
テナ船1の船首・船尾方向に傾けて、コンテナ艙2の船
首・船尾側縁部又は既にコンテナ艙2内に格納された上
記の傾き側のコンテナ100等に立て掛けて格納するも
のであるから、各コンテナ100は、該コンテナ100
内の長尺貨物101の重みも相まって、コンテナ艙2の
船首・船尾側縁部又は既にコンテナ艙2内に格納された
上記の傾き側のコンテナ100に支持され、上述のセル
やセルガイドを設けずともコンテナ100が揺動して倒
れたり破損したりする可能性が少ない。また、コンテナ
100内の長尺貨物101もコンテナ100の前述の傾
き側の内壁面に、その自重によりある程度支持される。
さらに、コンテナ船1の揺れによって長尺貨物101が
コンテナ100内部で動きまわったりして破損すること
を防止するための揺動防止対策を不要または軽減させる
ことができ、この点でも長尺貨物の船積み作業を省人
化、省力化することができる。
【0026】そのうえ、本実施例の長尺貨物の船積み方
法では、コンテナ列をハッチカバーレスコンテナ船1の
船側方向に複数列にし、仕切り11を境としてコンテナ
列におけるハッチカバーレスコンテナ船1の船首側6と
船尾側7では各コンテナ100の前述の傾きの向きを異
ならしめたものであるから、コンテナ艙2内のコンテナ
100の前述の傾きが船首向き又は船尾向きに偏ること
がなく、船首側6、船尾側7の両側から同時にコンテナ
100の積降し作業を行うことができるから、長尺貨物
の積降し時間を短縮することができる。また、このよう
に、船首側6、船尾側7の両側から同時にコンテナ10
0の積降し作業を行うことができることと、前述の各コ
ンテナ100の傾きの向きは、各コンテナ列100の少
なくとも何れかの一列が他のコンテナ列と異なることか
ら、コンテナ100の積降し時に該コンテナ100の荷
重が船首側6又は船尾側7に偏ることがなく、かかる積
降し中のコンテナ船1のトリム変化や曲げモーメントが
異常になる恐れがない。
【0027】上述のような長尺貨物の船積み方法に本実
施例のハッチカバーレスコンテナ船1を用いた場合は、
該船積み方法におけるコンテナ艙2内への上述のコンテ
ナ100の配列に対応した船体の船首・船尾方向に傾斜
した傾斜平面である傾斜面部4を備えているから、各コ
ンテナ100の軸方向の開放されていない端面は、該面
全体が傾斜面部4に支持される。かかる傾斜面部4のな
いコンテナ艙2に前述のようにコンテナ100を傾けて
格納すると、該コンテナ100は該コンテナ100の軸
方向の開放されていない端面の端縁部分のみで長尺貨物
101とコンテナ100の荷重を支えることになり、コ
ンテナ100の破損の原因になるが、本実施例のハッチ
カバーレスコンテナ船1によれば、コンテナ100の軸
方向の開放されていない端面は、該面全体が傾斜面部4
に支持されるから、このような破損はない。また、海上
輸送中にコンテナ100に加わる船首・船尾方向の揺れ
に対しても、傾斜面部4なしの場合に比べて揺れにく
く、この点でもコンテナ100の破損を防止でき、また
長尺貨物101がコンテナ100内部で動きまわったり
して破損することを防止するための揺動防止対策を不要
または軽減させることができ、長尺貨物の船積み作業を
省人化、省力化に寄与することができる。
【0028】なお、本実施例のコンテナ100は、本発
明の長尺貨物の船積み方法への利用に限定されるもので
はなく、例えば上述のようにハッチカバーレスコンテナ
船1のコンテナ艙2の底部にコンテナ100収納用のセ
ルを複数個並列して設け、該セルにコンテナ100を、
その軸方向端部の開放面を鉛直上方に、他端部を鉛直下
方にして格納し、セルにコンテナ100を支持させる方
法などにも用いることができる。本実施例の長尺貨物の
船積み方法に用いる場合は、多くの場合、コンテナ上面
コーナーフィッティング106のみあれば足りると考え
られるが、コンテナ端面コーナーフィッティング107
も設けているのは、上述の他の船積み方法にも適用する
ことを考慮したものである。さらに、コンテナ100
も、多くの場合、図4(a)の蓋102なしのコンテナ
とするより、図4(b)(c)のように蓋102のある
コンテナとするのが望ましい。
【0029】
【発明の効果】以上説明した、本発明のハッチカバーレ
スコンテナ船用コンテナによれば、長手方向一端面が開
放されているから、相当程度長いものも含む乱尺な長尺
貨物でも、該開放端面から長尺貨物の一端部を露出させ
れば収納でき、長尺貨物の輸送に用いてもコンテナの単
一サイズ化が容易である。
【0030】このように単一サイズとしたコンテナを、
本発明の長尺貨物の船積み方法でハッチカバーレスコン
テナ船に船積みすれば、コンテナの開放された一端面を
上方にに他端面を下方にして、コンテナ艙が青天井であ
るハッチカバーレスコンテナ船のコンテナ艙内に格納す
るから、いかなる乱尺な長尺貨物でも、コンテナ艙内に
格納することに支障がない。よって、乱尺な長尺貨物を
容易にコンテナ化することができ、水上輸送の省人化、
省力化を図ることができる。しかも、コンテナはコンテ
ナ艙に複数個並列して整然と規則的に収納することがで
きて、長尺貨物が乱尺であることやコンテナ化したこと
によって積付効率が悪くなることがない。
【0031】また、長尺貨物の船積み方法としては、例
えば前述のように、コンテナに長尺貨物を収納し、ハッ
チカバーレスコンテナ船のコンテナ艙の内部にコンテナ
収納用のセルガイド付きセルを複数個並列して設け、該
セルにコンテナを、その軸方向端部の開放面を鉛直上方
に、他端部を鉛直下方にして格納し、セルとセルガイド
にコンテナを支持させる方法も考えられるが、本発明の
船積み方法では、コンテナは該コンテナの軸方向をコン
テナ船の船首・船尾方向に傾けて、コンテナ艙の船首・
船尾側縁部又は既にコンテナ艙内に格納された上記の傾
き側のコンテナ等に立て掛けて格納するものであるか
ら、各コンテナは、該コンテナ内の長尺貨物の重みも相
まって、コンテナ艙の船首・船尾側縁部又は既にコンテ
ナ艙内に格納された上記の傾き側のコンテナに支持さ
れ、上述のセルやセルガイドを設けずともコンテナが揺
動して倒れたり破損したりする可能性が少ない。また、
コンテナ内の長尺貨物もコンテナの前述の傾き側の内壁
面に、その自重によりある程度支持される。さらに、コ
ンテナ船の揺れによって長尺貨物がコンテナ内部で動き
まわったりして破損することを防止するための揺動防止
対策を不要または軽減させることができ、この点でも長
尺貨物の船積み作業を省人化、省力化することができ
る。
【0032】そのうえ、コンテナ列をハッチカバーレス
コンテナ船の船側方向に複数列にし、仕切りを境とし
て、コンテナ列におけるハッチカバーレスコンテナ船の
船首側と船尾側では各コンテナの前述の傾きの向きを異
ならしめた長尺貨物の船積み方法では、コンテナ艙内の
コンテナの前述の傾きが船首向き又は船尾向きに偏るこ
とがなく、船首側、船尾側の両側から同時にコンテナの
積降し作業を行うことができるから、長尺貨物の積降し
時間を短縮することができる。また、このように、船首
側、船尾側の両側から同時にコンテナの積降し作業を行
うことができることと、前述のコンテナの傾きの向きは
各コンテナ列のうち少なくとも何れかの一列は他のコン
テナ列と異なっていることから、コンテナの積降し時に
該コンテナの荷重が船首側又は船尾側に偏ることがな
く、かかる積降し中のコンテナ船のトリム変化や曲げモ
ーメントが異常になる恐れがない。
【0033】本発明の長尺貨物の船積み方法に本発明の
ハッチカバーレスコンテナ船を用いた場合は、該船積み
方法におけるコンテナ艙内への上述のコンテナの配列に
対応した船体の船首・船尾方向に傾斜した傾斜平面であ
る傾斜面部を備えているから、各コンテナの軸方向の開
放されていない端面は、該面全体が傾斜面部に支持され
る。かかる傾斜面部のないコンテナ艙に前述のようにコ
ンテナを傾けて格納すると、該コンテナは該コンテナの
軸方向の開放されていない端面の端縁部分のみで長尺貨
物とコンテナの荷重を支えることになり、コンテナの破
損の原因になるが、本実施例のハッチカバーレスコンテ
ナ船によれば、コンテナの軸方向の開放されていない端
面は、該面全体が傾斜面部に支持されるから、このよう
な破損はない。また、海上輸送中にコンテナに加わる船
首・船尾方向の揺れに対しても、傾斜面部なしの場合に
比べて揺れにくく、この点でもコンテナの破損を防止で
き、また長尺貨物がコンテナ内部で動きまわったりして
破損することを防止するための揺動防止対策を不要また
は軽減させることができ、長尺貨物の船積み作業を省人
化、省力化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる長尺貨物の船積み方
法を説明する概念図である。
【図2】本発明の一実施例にかかる長尺貨物の船積み方
法に用いるハッチカバーレスコンテナ船の一例を示す斜
視図である。
【図3】図3(a)は本発明の一実施例にかかる長尺貨
物の船積み方法によりハッチカバーレスコンテナ船にコ
ンテナを格納した状態の一例を示す断面図であり、図3
(b)は同平面図であり、図3(c)は本発明の一実施
例にかかる長尺貨物の船積み方法に用いるハッチカバー
レスコンテナ船のコンテナ艙の構造を説明する該コンテ
ナ艙部分の平面図である。
【図4】本発明の一実施例にかかる長尺貨物の船積み方
法に用いて好適なコンテナの構造を説明する図であり、
図4(a)は蓋なしのコンテナの斜視図であり、図4
(b)は蓋付き等に構成したコンテナの斜視図であり、
図4(c)はコンテナに着脱式カバーを用いた場合等を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ハッチカバーレスコンテナ船 2 コンテナ艙 3 底面部 4 傾斜面部 5 傾斜面部列 6 船首側 7 船尾側 8 コンテナ艙縁部 9 矢示 10 コンテナ列 11 仕切り 12 コンテナクレーン 100 ハッチカバーレスコンテナ船用コンテナ 101 長尺貨物

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向一端面が開放されたコンテナに
    該コンテナの長手方向を軸方向として長尺貨物を収納す
    る工程と、該収納後の前記コンテナをハッチカバーレス
    コンテナ船のコンテナ艙上に移動させる工程と、該移動
    後の前記コンテナを前記コンテナ艙内に移動し、前記コ
    ンテナの前記開放端面を上方に他端面を下方に該コンテ
    ナの軸方向を前記船の船首・船尾方向に傾けて、前記コ
    ンテナ艙の前記船首・船尾側縁部又は既に前記コンテナ
    艙内に格納された前記傾き側のコンテナに立て掛けて、
    前記船首・船尾方向に前記コンテナを複数個並列したコ
    ンテナ列として前記コンテナ艙内に格納する工程とを備
    えた長尺貨物の船積み方法。
  2. 【請求項2】 前記コンテナを複数個並列したコンテナ
    列として前記コンテナ艙内に格納する前記の工程は、前
    記コンテナ列を前記ハッチカバーレスコンテナ船の船側
    方向に複数列にし、前記コンテナ艙を前記コンテナ船の
    船側方向に仕切る仕切りを境に前記コンテナ列における
    前記船の船首側と船尾側では前記各コンテナの前記傾き
    の向きを異ならしめ、また、前記各コンテナ列のうち少
    なくとも何れかの一列の前記傾きの向きは他のコンテナ
    列と異なり、前記傾きの向きが前記船尾側コンテナは前
    記船首向きで前記船首側コンテナは前記船尾向きである
    ときには該傾きの向きが相反して前記仕切りを挟んで対
    峙する二つの前記コンテナは前記仕切りに立て掛ける請
    求項1項記載の長尺貨物の船積み方法。
  3. 【請求項3】 貨物用コンテナ等を格納するコンテナ艙
    と、該コンテナ艙底面部に形成され船体の船首・船尾方
    向に傾斜した傾斜平面である傾斜面部と、該傾斜面部が
    前記船首・船尾方向に複数個並列して形成された傾斜面
    部列とを備えたハッチカバーレスコンテナ船。
  4. 【請求項4】 前記傾斜面部列を前記船側面方向に複数
    列備え、前記コンテナ艙には該コンテナ艙を前記コンテ
    ナ船の船側方向に仕切る仕切りを有し、前記各傾斜面部
    の前記傾斜の向きは前記仕切りを境として前記船の船首
    側と船尾側とで異なり、また、前記各傾斜面部列のうち
    少なくとも何れかの一列の前記傾斜の向きは他の傾斜面
    部列と異なる請求項3項記載のハッチカバーレスコンテ
    ナ船。
  5. 【請求項5】 長手方向一端面が開放され、他端面はハ
    ッチカバーレスコンテナ船のコンテナ艙底面部で支持さ
    れて該コンテナ艙内に格納され、前記長手方向を軸方向
    として長尺貨物を収納するハッチカバーレスコンテナ船
    用コンテナ。
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