JPH06171579A - キャスク運搬船におけるキャスク位置決め固縛装置 - Google Patents

キャスク運搬船におけるキャスク位置決め固縛装置

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Publication number
JPH06171579A
JPH06171579A JP32973892A JP32973892A JPH06171579A JP H06171579 A JPH06171579 A JP H06171579A JP 32973892 A JP32973892 A JP 32973892A JP 32973892 A JP32973892 A JP 32973892A JP H06171579 A JPH06171579 A JP H06171579A
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JP
Japan
Prior art keywords
cask
twist lock
lock lever
lever
positioning
Prior art date
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Pending
Application number
JP32973892A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Fukada
雅敏 深田
Kiyokane Oka
清務 岡
Yasuo Nakai
康雄 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
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Publication of JPH06171579A publication Critical patent/JPH06171579A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放射性物質格納容器を迅速安全に位置決め固
定する。 【構成】 キャスク格納室3の格納室底板6と中間甲板
8とに、キャスク1を支持する架台2の載置部両側辺に
沿って複数ヶ所に、垂直軸13を中心として回動自在でか
つ上端が尖り状のツイストロックレバー14を配置し、架
台2のツイストロックレバー14対応位置に、ツイストロ
ックレバー14が嵌合可能で、嵌合後ツイストロックレバ
ー14の回転により架台2を固定可能なツイストロック穴
16を有するロック用ボックス17をそれぞれ配設し、前記
ツイストロックレバー14を同期駆動するロック用レバー
駆動装置18を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用済み核燃料等の格
納容器たとえばキャスクなどを専用に運搬する運搬船に
おけるキャスク位置決め固縛装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、キャスクを一度に複数個
を積み込んで運搬するキャスク運搬船において、遮蔽さ
れた複数の船倉内にそれぞれ約100 トン近くある超重量
物のキャスクを上下2段に積み込む場合、甲板上に装備
されたガントリークレーンを使用し、まず各船倉の船倉
口を閉鎖する2枚組のハッチカバー(遮蔽体)をそれぞ
れ吊り上げて移動させ、陸上のクレーンにより、吊り具
を介して吊り下げた架台付キャスクを倉口から船倉内に
搬入し、内底板上に位置決めして載置し固定する。そし
て、ガントリークレーンにより、着脱式の中甲板材を搬
入して船倉の中間部に装着固定し、次に陸上のクレーン
により、吊り具を介して吊り下げた架台付キャスクを倉
口から船倉内に搬入し、中甲板材上に位置決めして載置
し固定する。そして、ガントリークレーンにより、外し
ておいたハッチカバーを倉口に搬送して閉鎖固定する。
搬出作業は上記と逆の手順で行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記キャスクの搬入出
作業において、架台付キャスクの内甲板上への固定、お
よび中甲板材上への固定は、たとえば10数本の固定ボ
ルトを装着しており、架台の位置決めおよびボルト穴の
芯出し作業に多大な労力と時間を要していた。しかも、
この搬入出作業に長時間を要することから、作業員の被
爆量の増加が問題となり、多数の作業員を交代で作業さ
せる必要があった。
【0004】本発明は、上記問題点を解決して、キャス
クの位置決め固定を安全で短時間に行うことができるキ
ャスク運搬船におけるキャスク位置決め固縛装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明のキャスク運搬船のにおけるキャスク位置決
め固縛装置は、キャスク格納室の格納室底板と中間甲板
とに、キャスクを支持する架台の載置部両側辺に沿って
複数ヶ所に、垂直軸を中心として回動自在でかつ上端が
尖り状のツイストロックレバーを配置し、架台のツイス
トロックレバー対応位置に、ツイストロックレバーが嵌
合可能で、嵌合後ツイストロックレバーの回転により架
台を固定可能なツイストロック穴を有するロック用ボッ
クスをそれぞれ配設し、前記ツイストロックレバーを同
期駆動するロック用レバー駆動装置を設けたものであ
る。
【0006】
【作用】上記構成によれば、搬入時に架台付キャスクを
格納室底板または中間甲板上に搬入すると、ツイストロ
ックレバーの上方にロック用ボックスが来るように降下
させて、にツイストロックレバーの上端部をツイストロ
ック穴に嵌合し、降下に伴って架台を固縛位置に案内し
つつ着地させる。そして、ロック用レバー駆動装置によ
り垂直軸を介してツイストロックレバーを回動し、ツイ
ストロックレバーをロック用ボックス内でロックさせ
て、格納室底板または中間甲板上に架台付キャスクを固
縛する。搬出時は逆の動作でロック用レバー駆動装置に
より各ツイストロックレバーを回動して一度に開放し迅
速に搬出することができる。
【0007】したがって、従来のようにボルト穴の芯出
しと装着作業に比べて極めて短時間で安全に作業を行う
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係るキャスク位置決め固縛装
置を備えたキャスク運搬船の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0009】図3および図4に示すように、2重殻構造
の船体には、架台2付のキャスク1を4個ずつ格納可能
なキャスク格納室3が船首尾方向に複数に区画されて設
置され、船体は2重底に形成されるとともに、キャスク
格納室3の舷側部にバラストタンク4が配置されてい
る。
【0010】前記キャスク格納室3は、倉口部に開閉装
置により自動的に開閉可能な一対のハッチカバーを5を
備え、1t近くある架台2付キャスク1を2基ずつ上下
2段に合計4基をそれぞれ格納可能に構成されている。
そして、格納室底板6上の保持台7と、基端部が舷側方
向の水平軸心回りに回動自在に支持された一対の中間甲
板材8とに本発明に係るキャスク位置決め固縛装置11
が配設されて架台2付キャスク1が位置決め固定され
る。
【0011】これら格納室底板6上の載置台7と中間甲
板材8上に配置されたキャスク位置決め固縛装置11
は、図1,図2,図5〜図7に示すように、架台2の四
隅を位置決めするコーナー部材9の近傍に、取付板12
の穴12aに垂直軸13が回転自在に配置され、この垂
直軸13には、上端部に側面視が略三角形の先尖り状ツ
イストロックレバー14が設けられるとともに、下端部
にこの垂直軸13を所定範囲で回動させる駆動レバー1
5が取り付けられている。一方、架台2の底部には前記
ツイストロックレバー14に対応して、一定の着脱角度
でツイストロックレバー14を挿抜自在なツイストロッ
ク穴16が形成されたロック用ボックス17が取り付け
られている。前記ツイストロックレバー14は先尖り状
の傾斜ガイド面14aがツイストロック穴16内を滑っ
て架台2を所定位置に案内するように構成されている。
また、前記ロック用ボックス17内底部のレバー摺動面
17aは、ツイストロック穴16の端部からツイストロ
ックレバー14の回動方向に沿って高く傾斜するテーパ
ー面に形成されて、着脱角のツイストロックレバー14
を矢印B方向に回動することにより、ツイストロックレ
バー14の底面をレバー摺動面17aに圧接させて、架
台2を載置台7または中間甲板材8に強固に固縛するこ
とができる。なお前記ツイストロックレバー14の形状
を、図9に示す平面視が矩形状や、図10に示す蝶形、
図11に示す瓢箪形に形成することもできる。
【0012】前記ツイストロックレバー14のロック用
レバー駆動装置18は、架台2の両側辺に沿ってそれぞ
れ駆動ロッド19がガイド部材20を介して長さ方向に
スライド自在に配置され、駆動ロッド19に設けた係合
ピン21が、前記駆動レバー15の長穴15aに係合さ
れている。そして、両駆動ロッド19の一端部は、中間
部が支持ピン22に回動自在に支持された駆動リンク2
3を介して連動連結されており、駆動リンク23に連結
された駆動シリンダー装置24により、駆動リンク2
3、駆動ロッド19および駆動レバー15を介して各ツ
イストロックレバー14を同期駆動するように構成され
ている。
【0013】なお、このロック用レバー駆動装置18の
構成に代えて、図8に示すように、各駆動レバー15に
それぞれ駆動シリンダー装置25を連結して油圧回路に
より同期させることもできる。
【0014】次に、キャスク1の搬入作業を説明する。
ハッチカバー開閉装置によりハッチカバー5を開き倉口
部を開放して、まず下段のキャスク1を搬入する。陸上
クレーンにより吊下具を介して架台2付キャスク1を倉
口部から格納室底板6の載置台7上方に搬入し、降下さ
せてツイストロックレバー14の上方に架台2のロック
用ボックス17を位置させ、ツイストロックレバー14
の上端をツイストロック穴16に嵌入させるとともに、
架台2の四隅をコーナー部材9に係合させる。さらに架
台2を降下させることにより、架台2を載置台7の固縛
位置に着底させる。次に、駆動シリンダー装置24によ
り、駆動リンク23、駆動ロッド19および駆動レバー
15を介して各ツイストロックレバー14を回動させ、
架台2を載置台7上に固縛する。
【0015】次に、垂直姿勢で格納された中間甲板材8
を回動して水平姿勢とし、上記と同様の作業で架台2付
キャスク1を搬入する。反対に搬出する時は、上記と逆
の手順で行う。
【0016】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明によれば、搬
入時に架台付キャスクを格納室底板または中間甲板上に
搬入すると、ツイストロックレバーの上方にロック用ボ
ックスが来るように降下させて、にツイストロックレバ
ーの上端部をツイストロック穴に嵌合し、降下に伴って
架台を固縛位置に案内しつつ着地させる。そして、ロッ
ク用レバー駆動装置により垂直軸を介してツイストロッ
クレバーを回動し、ツイストロックレバーをロック用ボ
ックス内でロックさせて、格納室底板または中間甲板上
に架台付キャスクを固縛する。搬出時は逆の動作でロッ
ク用レバー駆動装置により各ツイストロックレバーを回
動して一度に開放し迅速に搬出することができる。
【0017】したがって、従来のようにボルト穴の芯出
しと装着作業に比べて極めて短時間で安全に作業を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキャスク位置決め固縛装置の一実
施例を示す側面断面図である。
【図2】図1に示すA−A断面図である。
【図3】同キャスク格納室を示す正面断面図である。
【図4】同キャスク格納室を示す側面断面図である。
【図5】同中間甲板材に設けたキャスク位置決め固縛装
置を示す概略平面図である。
【図6】図5の要部拡大構成図である。
【図7】格納室底板に設けたキャスク位置決め固縛装置
を示す側面部分断面図である。
【図8】ロック用レバー駆動装置の他の実施例を示す概
略平面図である。
【図9】ツイストロックレバーの他の実施例を示す平面
図である。
【図10】ツイストロックレバーの他の実施例を示す平
面図である。
【図11】ツイストロックレバーの他の実施例を示す平
面図である。
【符号の説明】
1 キャスク 2 架台 3 キャスク格納室 4 バラストタンク 5 ハッチカバー 6 格納室底板 7 保持台 8 中間甲板材 11 位置決め固縛装置 12 取付板 12a 穴 13 垂直軸 14 ツイストロックレバー 14a 傾斜ガイド面 15 駆動レバー 16 ツイストロック穴 17 ロック用ボックス 17a レバー摺動面 18 ロック用レバー駆動装置 19 駆動ロッド 23 駆動リンク 24 レバー駆動シリンダー装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャスク格納室の格納室底板と中間甲板
    とに、キャスクを支持する架台の載置部両側辺に沿って
    複数ヶ所に、垂直軸を中心として回動自在でかつ上端が
    尖り状のツイストロックレバーを配置し、架台のツイス
    トロックレバー対応位置に、ツイストロックレバーが嵌
    合可能で、嵌合後ツイストロックレバーの回転により架
    台を固定可能なツイストロック穴を有するロック用ボッ
    クスをそれぞれ配設し、前記ツイストロックレバーを同
    期駆動するロック用レバー駆動装置を設けたことを特徴
    とするキャスク運搬船におけるキャスク位置決め固縛装
    置。
JP32973892A 1992-12-10 1992-12-10 キャスク運搬船におけるキャスク位置決め固縛装置 Pending JPH06171579A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32973892A JPH06171579A (ja) 1992-12-10 1992-12-10 キャスク運搬船におけるキャスク位置決め固縛装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32973892A JPH06171579A (ja) 1992-12-10 1992-12-10 キャスク運搬船におけるキャスク位置決め固縛装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06171579A true JPH06171579A (ja) 1994-06-21

Family

ID=18224728

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32973892A Pending JPH06171579A (ja) 1992-12-10 1992-12-10 キャスク運搬船におけるキャスク位置決め固縛装置

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JP (1) JPH06171579A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2686234A4 (en) * 2011-03-16 2015-08-19 Oy Langh Ship Ab METHOD AND ARRANGEMENT FOR TRANSPORTING A FREIGHT IN A CARRYING SHIP
WO2017073866A1 (ko) * 2015-10-28 2017-05-04 조현일 전동식 컨테이너 고정장치

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