JPH06171353A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JPH06171353A
JPH06171353A JP32820192A JP32820192A JPH06171353A JP H06171353 A JPH06171353 A JP H06171353A JP 32820192 A JP32820192 A JP 32820192A JP 32820192 A JP32820192 A JP 32820192A JP H06171353 A JPH06171353 A JP H06171353A
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JP
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air
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oxygen
fresh air
fresh
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JP32820192A
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English (en)
Inventor
Koji Tanaka
公司 田中
Satoru Kodama
悟 兒玉
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内気循環による空調運転が行われても、小さ
なエネルギー消費によって、乗員へ酸素を供給する。 【構成】 内気循環によって空気調和を行うダクト2の
他に、外気を導入してアームレストから乗員の呼吸器系
へ吹き出すフレッシュエア通路3を設ける。このフレッ
シュエア通路3内には、送風機14が配置されるととも
に、吹出口16には、この吹出口16から乗員の呼吸器
系へ向かう風速を調節するための絞り17が設けられ、
この絞り17は制御回路18によって制御され、吹出口
16より吹き出される風量が変化しても、乗員の呼吸器
系へ外気を到達させるように設けられている。このた
め、ダクト2側によって内気循環による空調運転を行っ
ても、フレッシュエア通路3を介して外気を乗員の呼吸
器系へスポット的に供給することができる。なお、吹出
口16から車室内に供給される外気量は大変少なく、空
調負荷の増大は抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内気循環によって空調
負荷を小さくした車両用空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】暖房運転や冷房運転など、空気調和にか
かるエネルギーの消費を抑える要求が近年特に高まって
いる。そこで、暖房運転や、冷房運転時に、空気調和さ
れた車室内空気(内気)を吸込み、暖房負荷や冷房負
荷、つまり空調負荷を小さくすることによって、空気調
和にかかるエネルギーの消費を抑える技術が開発されて
いる。このように、車室内の空気調和の内気化が進むこ
とにより、車室内のCO2 濃度や、煙草などの粉塵の濃
度が上昇し、人体へ疲労や眠気などの影響が懸念され
る。そこで、空気清浄器を用いることにより車室内の粉
塵の除去を行うことができ、また特開昭59−2126
32号公報、特開昭63−43812号公報に開示され
る技術に示されるように、空気中の窒素を分離させて空
気中の酸素濃度を上昇させる酸素富化装置を用いること
により、車室内の酸素不足を補うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記公報に
開示された酸素富化装置は、車室内全体の酸素濃度を適
切な値に保つものであったため、酸素濃度制御や酸素供
給量制御が複雑で、かつ高い酸素の供給能力が求められ
るため、結果的にエネルギー消費が多くなってしまう。
同様に、空気清浄器を用いても、車室内全体の空気の浄
化を行うため、結果的にエネルギー消費が多くなってし
まう。つまり、内気循環によって暖房運転や冷房運転な
どにかかるエネルギーの消費を抑えても、その不具合を
解消するためのエネルギーを多く消費するため、結果的
に省エネルギー化できなくなる不具合を備えていた。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、内気循環による空調が行われて
も、小さなエネルギー消費によって、乗員へ酸素を供給
することのできる車両用空気調和装置の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用空気調和
装置は、車室内の空気を導入可能に設けられ、車室内に
向かって空気を吹き出すダクトと、このダクト内におい
て車室へ向かう空気流を生じさせる空調用送風機と、前
記ダクト内に配置され、通過する空気の温度を変化させ
る温度変化手段と、車室外空気や酸素富化装置の発生す
る酸素など、酸素を多く含む空気を導入し、この空気を
乗員の呼吸器系へスポット的に供給するフレッシュエア
通路と、このフレッシュエア通路において乗員の呼吸器
系に向かう空気流を生じさせるフレッシュエア用送風機
とを備える技術的手段を採用した。
【0006】
【発明の作用】例えば、空調用送風機および温度変化手
段が作動し、ダクトが内気を導入する際、ダクト内に導
入された内気が温度変化手段によって再冷却または再加
熱されて車室内に吹き出され、低い消費エネルギーによ
って空調運転が行われる。この状態では、人体の排出す
るCO2 等により、車室内全体の酸素濃度が低下する。
この時、フレッシュエア用送風機を作動させ、フレッシ
ュエア通路より乗員の呼吸器系へ車室外空気(外気)あ
るいは酸素富化装置の発生する酸素をスポット的に供給
する。これにより、乗員の酸素不足を解消することがで
きる。
【0007】
【発明の効果】フレッシュエア通路が外気を導入する場
合であっても、導入される外気の量は、スポット的に乗
員の呼吸器系へ供給される量であるため、少量で済む。
このため、内気循環による空調負荷の増加を抑えて、乗
員の呼吸器系へ外気を導入することができる。また、フ
レッシュエア通路が酸素富化装置から酸素の供給を受け
る場合であっても、供給される酸素の量は、スポット的
に乗員の呼吸器系へ供給される量であるため、少量で済
む。つまり、酸素富化装置の酸素供給能力は小さくて済
み、かつ制御も容易にできるため、酸素富化装置にかか
る消費エネルギーを従来に比較して大変小さくすること
ができる。このように、乗員の呼吸器系へ酸素を多く含
む空気をスポット的に供給することにより、エネルギー
消費を抑えて乗員へ酸素を供給できる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の車両用空気調和装置を、図に
示す一実施例に基づき説明する。 〔第1実施例の構成〕図1ないし図7は本発明の第1実
施例を示すもので、図1は空気調和装置の概略図であ
る。本実施例の空気調和装置1は、室内へ向けて空気を
送る空調ダクト2と、乗員の呼吸器系へスポット的に酸
素を多く含んだ空気を供給するフレッシュエア通路3の
上流部とが、一つのケース4内で仕切られて設けられて
いる。
【0009】空調ダクト2の上流には、外気を導入する
外気導入口5と、内気を導入する内気導入口6とが設け
られ、内外気切替ダンパ7によって一方の導入口を塞ぐ
ことにより、他方の導入口より空気を導入するように設
けられている。また、フレッシュエア通路3は、外気導
入口8のみが設けられており、常に外気を導入するよう
に設けられている。空調ダクト2の外気導入口5とフレ
ッシュエア通路3の外気導入口8とには、共通の除塵フ
ィルタ9および除SOx 除NOx フィルタ10が設けら
れており、導入する空気中の粉塵やSOx 、NOx を除
くように設けられている。
【0010】また、空調ダクト2内およびフレッシュエ
ア通路3内には、共通のエバポレータ11が配されてい
る。このエバポレータ11は、本発明の温度変化手段の
一例で、車室内へ吹き出される空気および乗員の呼吸器
系へスポット的に吹き出される空気を冷却する。エバポ
レータ11が配された部分のフレッシュエア通路3内
は、2層に分割され、一方の層の上流側および下流側
を、能力切替ダンパ12によって空調ダクト2内に連通
させるか、フレッシュエア通路3内に連通させるかで、
乗員の呼吸器系に吹き出される空気の冷却温度を調節す
るように設けられている。
【0011】エバポレータ11の下流の空調ダクト2内
には、空調ダクト2内において車室内へ向かう空気流を
生じさせる空調用送風機13が設けられている。エバポ
レータ11の下流のフレッシュエア通路3内には、フレ
ッシュエア通路3において乗員の呼吸器系に向かう空気
流を生じさせるフレッシュエア用送風機14が設けられ
ている。
【0012】空調ダクト2内およびフレッシュエア通路
3内の空調用送風機13およびフレッシュエア用送風機
14の下流には、共通のヒータコア100が配されてい
る。このヒータコア100も本発明の温度変化手段の一
例で、車室内へ吹き出される空気および乗員の呼吸器系
へスポット的に吹き出される空気を加熱する。空調ダク
ト2には、ヒータコア100をバイパスするバイパス通
路101が設けられ、このバイパス通路101を通過す
る空気量と、ヒータコア100を通過する空気量とをエ
アミックスダンパ102で調節し、車室内へ吹き出され
る空気の温度を調節する。なお、空調ダクト2の下流端
部には、空調ダクト2内を通過した空気を車室内の各部
へ向けて吹き出させる図示しない吹出口が複数設けられ
ている。
【0013】また、フレッシュエア通路3には、ヒータ
コア100をバイパスするバイパス通路103が設けら
れ、このバイパス通路103を通過する空気量と、ヒー
タコア100を通過する空気量とをエアミックスダンパ
104で調節し、乗員の呼吸器系に吹き出される空気の
温度を調節するように設けられている。
【0014】このフレッシュエア用送風機14の下流の
フレッシュエア通路3は、車両の定員数に応じて枝分か
れし、各乗員の座席の横に設けられたアームレスト15
へ導かれる(図2参照)。各アームレスト15には、車
両進行方向の端部の上面に、アームレスト15へ導かれ
たフレッシュエア通路3の空気を、乗員の呼吸器に向け
てスポット的に吹き出すためのフレッシュエア吹出口1
6が設けられている。このフレッシュエア吹出口16に
は、図3および図4に示すような可変絞り17が設けら
れている。この可変絞り17は、フレッシュエア吹出口
16より吹き出される空気を、乗員の呼吸器系へ到達さ
せるために設けられたもので、フレッシュエア吹出口1
6より吹き出される空気量が少ない時は、絞り開度が小
さくなって少ない風量でも風速を速めて空気の到達距離
を延ばし、逆にフレッシュエア吹出口16より吹き出さ
れる空気量が多い時は、絞り開度が大きくなって、乗員
の頭部に吹きつける風当たりを弱くして、送風による不
快感(ドラフト感)をなくすものである。この吹出口か
ら吹き出される空気の到達距離と、乗員頭部付近のCO
2 濃度と、風速(風量と可変絞り17の開度で決定され
る)との関係を、図5に示す。このグラフから、乗員の
騒音、気流の好みに応じて、フレッシュエア吹出口16
から吹き出される風速の上限を可変絞り17で得ること
ができる。なお、可変絞り17は、図示しないアクチュ
エータによって駆動されるもので、このアクチュエータ
は、制御回路18によって制御される。
【0015】制御回路18は、上記可変絞り17の他、
内外気切替ダンパ7、能力切替ダンパ12、空調用送風
機13、フレッシュエア用送風機14、エバポレータ1
1を作動させるための冷凍サイクルなど、空気調和装置
1の制御を行う。この制御回路18は、空気調和装置1
の制御を行うために、各センサを備える。このセンサの
1つに、乗員の呼吸器系に供給される酸素濃度を測定す
る酸素センサ19を備える。この酸素センサ19は、フ
レッシュエア用送風機14の下流に設置され、フレッシ
ュエア吹出口16より吹き出させる空気中の酸素濃度を
測定している。また、制御回路18は、センサとして、
乗員の乗車状態を検出する乗員センサ20を備える(図
6参照)。この乗員センサ20は、赤外線を用いて乗員
の有無を検出するものであるが、他に、例えばシートベ
ルトの着用状態を検出したり、座席に圧力センサを設け
て乗員の有無を検出するなど、他の検出手段を用いても
良い。
【0016】乗員の呼吸器系へ酸素を適切に供給する制
御回路18の作動を図7のフローチャートを用いて説明
する。なお、本実施例の制御は、各乗員席毎になされる
ものである。図示しない空調スイッチが投入され、空調
ダクト2側が内気を導入する空調運転を開始すると(ス
タート)、乗員センサ20によって乗員が乗車している
か否かの判断を行う(ステップS1 )。この判断結果が
NOの場合は終了する。また、判断結果がYES の場合は、
乗員数で車室内のCO2 濃度が推測でき、かつ酸素セン
サ19の検出する酸素量を基に、各乗員へ供給する外気
の導入量、つまりフレッシュエア用送風機14の回転数
を設定する(ステップS2 )。続いて、乗員の好みに基
づいて到達温度の設定を行う(ステップS3 )。つま
り、乗員の好みに基づいて能力切替ダンパ12の設定、
空調ダクト2のエアミックスダンパ102の開度の設
定、およびフレッシュエア通路3のエアミックスダンパ
104の開度の設定を行う。次に、CO2 を急減するモ
ードであるか、ドラフト感をなくするモードであるか否
かの判断を行う(ステップS4 )。CO2 を急減するモ
ードの時は、可変絞り17の絞り径を絞り、フレッシュ
エア吹出口16より吹き出される外気の到達率を上げ
(ステップS5 )、その後終了する。ドラフト感をなく
するモードの時は、ドラフト感を消失する風速になるよ
うに可変絞り17の絞り径を広げ(ステップS6 )、そ
の後終了する。
【0017】〔実施例の作動〕次に、上記実施例の作動
を簡単に説明する。車両に乗員が乗車して、空調スイッ
チが投入され、内気循環による空調運転が行われると、
内気循環による空調負荷が小さくなり、空調にかかるエ
ネルギー消費を低く抑えることができる。しかるに、内
気循環によって車室内の空気の入替えが少なくなり、乗
員の排出するCO2 により車室内のCO2 濃度が上昇す
る。この空調運転時では、乗員センサ20によって乗員
の存在を確認したフレッシュエア吹出口16より、乗員
の好みの温度に制御された外気が、乗員にドラフト感を
生じさせない風速、または乗員の好みの風速にて、乗員
の頭部、特に呼吸器系に向けて吹き出される。このフレ
ッシュエア吹出口16より吹き出される風量は、乗員の
吸い込むCO2 濃度を下げるのに必要な酸素量を酸素セ
ンサ19で検出される酸素濃度を基に算出され、乗員に
吹き出す外気の風量が決定される。つまりフレッシュエ
ア用送風機14の通電量が乗員数や外気の酸素濃度を基
に決定される。また、可変絞り17の絞り径を絞ること
により、空調能力を変化させることなく乗員の頭部へ向
かう外気の風速を上げて、乗員の吸い込む空気のCO2
濃度を素早く低下させることもできるし、可変絞り17
の絞り径を広げることにより、乗員の頭部へ向かう外気
の風速を下げて、ドラフト感を乗員に与えずに乗員の吸
い込む空気のCO2 濃度の上昇を抑えることもできる。
【0018】〔実施例の効果〕本実施例では、内気循環
による空調運転時に、乗員の呼吸器系に向けてスポット
的に新鮮な空気(外気)を与えることができるため、空
調負荷を抑えて空調運転にかかるエネルギー消費を抑
え、かつ乗員の吸い込む空気の酸素濃度を高めることが
できる。これによって、内気循環による空調運転が行わ
れても、乗員は充分な酸素を摂取でき、CO2 濃度の上
昇等による疲労や眠気を抑えることができる。
【0019】〔第2実施例〕図8は制御回路18の作動
を示すフローチャートである。本実施例は、空気調和装
置1によるエネルギー消費をさらに抑えるべく、フレッ
シュエア吹出口16より乗員の呼吸器系に向けて吹き出
される外気に、内気を混合したもので、その制御の一例
を図7のフローチャートを基に説明する。ステップS1
、S2 、S3 までは、上記第1実施例と同様で、ステ
ップS3 の次に、内外気量の設定を行う。ここでは、乗
員への到達温度から内気の混合割合の設定を行うもので
ある(ステップS7 )。続いて、フレッシュエア吹出口
16から吹き出される内外気混合空気が、乗員の呼吸器
系に届き、かつドラフト感を与えないような風速となる
ように可変絞り17の開度の設定を行い(ステップS8
)、その後、終了する。
【0020】〔第3実施例〕図9および図10は第3実
施例を示すもので、図9はフレッシュエア吹出口16が
設けられたヘッドレスト21の上面図、図10はヘッド
レスト21の側面図である。本実施例のフレッシュエア
吹出口16は、ヘッドレスト21の前面の脇に設けられ
たもので、乗員の頭部近傍より、乗員の呼吸器系へ向け
て、外気を吹き出すものである。このフレッシュエア吹
出口16は、乗員の視認性をさ妨げない位置に設けられ
る。このように、ヘッドレスト21にフレッシュエア吹
出口16を設けることにより、フレッシュエア吹出口1
6と乗員の呼吸器系との距離が大変短くなる。これによ
り、フレッシュエア吹出口16から吹き出される空気を
効率的に乗員に供給できるため、乗員に供給される酸素
量を低下させることなく、フレッシュエア吹出口16か
ら吹き出される外気量を少なくすることができる。
【0021】〔第4実施例〕図11はフレッシュエア吹
出口16が設けられたヘッドレスト21の上面図であ
る。本実施例は、ヘッドレスト21の前面の一方の脇に
フレッシュエア吹出口16を設け、ヘッドレスト21の
前面の一方の脇に空気の吸込口22を設けたものであ
る。これによって、フレッシュエア吹出口16より吹き
出された空気が、ヘッドレスト21の反対側の吸込口2
2から吸引されるため、上記実施例に比較して、さらに
フレッシュエア吹出口16から吹き出される空気を効率
的に乗員に供給できる。
【0022】〔第5実施例〕図12はフレッシュエア吹
出口16が設けられたシート23の正面図である。本実
施例のフレッシュエア吹出口16は、バケット型のシー
ト23の前面上側の脇に設けられたもので、乗員の頭部
近傍より、乗員の呼吸器系へ向けて、外気を吹き出すも
のである。このフレッシュエア吹出口16は、乗員の車
両操作性をさ妨げない位置に設けられる。
【0023】〔変形例〕上記の実施例では、フレッシュ
エア吹出口を、アームレスト、ヘッドレスト、シートに
設けた例を示したが、車室内の天井に設けたり、ルーム
ミラーに設けたり、ドアミラーの取付部付近に設けた
り、計器板に設けたり、他の部位に設けても良い。実施
例では、理解を容易にするために、冷暖房運転を行う空
気調和装置を例に示したが、冷房運転のみを行う空気調
和装置や、暖房運転のみを行う空気調和装置に適用して
も良い。車室内を空気調和する空調ダクトと、フレッシ
ュエア通路とを、一体的に設けた例を示したが、独立し
て設けても良い。フレッシュエア通路は、外気を導入す
ることにより酸素量の多い空気を乗員に供給したが、酸
素富化装置など他の手段によって酸素量の多い空気をフ
レッシュエア通路に導き、乗員に供給するように設けて
も良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気調和装置の概略図である(第1実施例)。
【図2】アームレストの側面図である(第1実施例)。
【図3】可変絞りが広げられた状態を示す説明図である
(第1実施例)。
【図4】可変絞りが絞られた状態を示す説明図である
(第1実施例)。
【図5】乗員頭部付近のCO2 濃度と風速と到達距離と
の関係を示すグラフである(第1実施例)。
【図6】乗員センサを示す説明図である(第1実施
例)。
【図7】制御回路の作動を示すフローチャートである
(第1実施例)。
【図8】制御回路の作動を示すフローチャートである
(第2実施例)。
【図9】ヘッドレストの上面図である(第3実施例)。
【図10】ヘッドレストの側面図である(第3実施
例)。
【図11】ヘッドレストの上面図である(第4実施
例)。
【図12】シートの正面図である(第5実施例)。
【符号の説明】
2 空調ダクト 3 フレッシュエア通路 11 エバポレータ(温度変化手段) 13 空調用送風機 14 フレッシュエア用送風機 100 ヒータコア(温度変化手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内の空気を導入可能に設けられ、車
    室内に向かって空気を吹き出すダクトと、 このダクト内において車室へ向かう空気流を生じさせる
    空調用送風機と、 前記ダクト内に配置され、通過する空気の温度を変化さ
    せる温度変化手段と、 車室外空気や酸素富化装置の発生する酸素など、酸素を
    多く含む空気を導入し、この空気を乗員の呼吸器系へス
    ポット的に供給するフレッシュエア通路と、 このフレッシュエア通路において乗員の呼吸器系に向か
    う空気流を生じさせるフレッシュエア用送風機とを備え
    た車両用空気調和装置。
JP32820192A 1992-12-08 1992-12-08 車両用空気調和装置 Pending JPH06171353A (ja)

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Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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