JPH0617129U - 電子部品用コンタクト - Google Patents

電子部品用コンタクト

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JPH0617129U
JPH0617129U JP6023692U JP6023692U JPH0617129U JP H0617129 U JPH0617129 U JP H0617129U JP 6023692 U JP6023692 U JP 6023692U JP 6023692 U JP6023692 U JP 6023692U JP H0617129 U JPH0617129 U JP H0617129U
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JP
Japan
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conductive pad
contact
leg portion
leg
electronic component
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Pending
Application number
JP6023692U
Other languages
English (en)
Inventor
大八 青木
尚文 高橋
Original Assignee
ケル株式会社
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Publication date
Application filed by ケル株式会社 filed Critical ケル株式会社
Priority to JP6023692U priority Critical patent/JPH0617129U/ja
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 導電パッド上面に対する半田付け接合時にお
いて、溶融した半田が導電パッド上から流出するのを防
止できる電子部品用コンタクトを提供する。 【構成】 本考案の電子部品用コンタクト12では、脚
部12bの下面中央部12mが下面端部12tよりも高
くなっており、脚部12bが導電パッド16上に載置さ
れたときに、下面端部12tが導電パッド16に当接す
るとともに、下面中央部12mと導電パッド16間に空
間Sが形成されるようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回路基板にサーフェスマウントされる電子部品に備えられる電子部 品用コンタクトに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子部品のパッケージには、導電性材料により形成されたコンタクトが取り付 けられる。そして、このコンタクトの脚部が回路基板上に設けられた導電パッド の上面に半田付け接合されることにより、電子部品は回路基板にサーフェスマウ ントされる。なお、このようなコンタクトは、一つの電子部品に複数設けられ、 互いに隣接して配置されることが多く、これに対応して導電パッドも基板上に複 数個が隣接して設けられる。さらに、最近では、回路基板上への電子部品の実装 密度が高まるのに伴って、コンタクト相互間や導電パッド相互間の間隔(ピッチ )も狭まっている。
【0003】 ところで、各コンタクトの脚部と各導電パッド間の半田付け接合は、予め半田 ペーストを塗布した導電パッドの上面に各コンタクトの脚部を載せ、回路基板ご と炉内に入れてこれらを半田ペーストの溶融温度に加熱することにより行われる 。半田ペーストが溶融すると、下面が平面状に形成された脚部は、電子部品の重 さを受けて溶融半田を外側方に押し退けながら下方に移動し、やがて導電パッド の上面に当接する。そして、脚部により押し退けられた溶融半田は、もともと脚 部の側方に存して溶融した半田とともに脚部の外周を囲む。このような状態で炉 内の温度を下げ、溶融半田を凝固させることにより、コンタクトの脚部はしっか りと導電パッドに固定される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようにコンタクトの脚部によって溶融半田を外側方に向 かって押し退けながら行う半田付け接合では、溶融半田の一部が導電パッド上か ら流れ出してしまうおそれがあるという問題がある。即ち、導電パッドが狭ピッ チに配置された回路基板を用いると、一つの導電パッド上から流出した溶融半田 がそれに隣接する導電パッドとの間にブリッジを形成し、両導電パッド間に短絡 を生じてしまうことが多い。
【0005】 本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであり、導電パッド上面に対 する半田付け接合時において、溶融した半田が導電パッド上から流出するのを防 止することができるようにした電子部品用コンタクトを提供することを目的とし ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案の電子部品用コンタクトでは、脚部の下 面中央部が下面端部よりも高くなっており、脚部が導電パッド上に載置されたと きに、下面端部が導電パッドに当接するとともに、下面中央部と導電パッド間に 空間が形成されるようになっている。
【0007】
【作用】
このような電子部品用コンタクトによれば、脚部の下面と導電パッドとの間に おいて溶融した半田の大部分は、下面中央部と導電パッド間に形成された空間内 に溜り、導電パッドに当接した下面端部によって外部への流出が阻止される。こ のため、脚部の外周を囲む溶融半田の量が多くなり過ぎることがなく、溶融半田 が導電パッド上から流れ出して隣接する導電パッドとの間で短絡を生じることを 確実に防止することができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。 図1には、本考案に係るコンタクトを備えたコネクタ(電子部品)10を示し ている。このコネクタ10は、電気絶縁性を備えた樹脂により成形されたハウジ ング11と、このハウジング11に、互いに隣接して整列保持された複数のコン タクト(本考案に係るコンタクト)12,12,…,12とから構成されている 。各コンタクト12の本体部12aは、先端側がハウジング11の前方に延びる 一方、基端側がクランク状に折曲げられて、ハウジング11の背面外方に突出し ている。さらに、本体部12aの基端側下端部からは、脚部12bが水平に延び ている。
【0009】 このように構成されたコネクタ10は、回路基板15の表面に取り付けられる のであるが、この回路基板15の表面には、回路基板15上に形成された主たる 電気回路(図示せず)につながる導電パッド16,16,…,16がコンタクト 12,12,…,12と同数互いに隣接して設けられている。さらに、導電パッ ド16の上面には、半田ペースト17が塗布されている。このため、コネクタ1 0が回路基板15に対して所定の位置に取り付けられると、各コンタクト12の 脚部12bが、半田ペースト17を挟むようにして各導電パッド16上に載置さ れることになる。 そして、このようにコネクタ10を回路基板15に取り付けた状態で、回路基 板15を炉内に入れて適当な温度に加熱し、半田ペースト17を溶融させること により、コンタクト12の脚部12bを導電パッド16に半田付け接合すること ができる。
【0010】 ただし、半田ペースト17を溶融させた際、溶融半田がコンタクト12の脚部 12bにより導電パッド16上から押し出されるのを防止する必要がある。この ため、このコネクタ10に用いられているコンタクト12の脚部12bは、図2 (A)に示すように成形されている。即ち、脚部12bは、下面12cにおける 幅方向の中央部12mが、幅方向の両端部12t,12tよりも高くなるように 山型に折曲げられて成形されている。
【0011】 こうして、山型に成形された脚部12bを、図2(B)に示すように半田ペー スト17が塗布された導電パッド16上に載置し、半田ペースト17を溶融させ ると、脚部12bがコネクタ11の重さを受けることにより、図2(C)に示す ように、両端部12t,12tが溶融半田17′,17″を押し退けつつ下方に 移動し、導電パッド16に当接する。そして、両端部12t,12tが導電パッ ド16に当接すると、中央部12mの近傍と導電パッド16間には、幅方向に閉 じた空間Sが形成される。このため、脚部12bと導電パッド16間に挟まれて いた半田ペースト17の溶融分(17′)は、幅方向外方に押し出されることな く空間S内に溜る。 なお、脚部12bの側方下部に存した半田ペースト17の溶融分(17″)は 、脚部12bの側端面と導電パッド16間にすみ肉状に溜るが、量が多くないの で、表面張力によって導電パッド16上に留まる。
【0012】 このような状態において、炉内の温度を下げ、溶融半田17′,17″を凝固 させることにより、脚部12bは導電パッド16にしっかりと固定され、コネク タ10は回路基板15上にサーフェスマウントされるのであるが、前述のように 導電パッド16上からの溶融半田17′,17″の流出がないので、隣接する導 電パッド16間において短絡を生じることもない。
【0013】 なお、上記実施例では、コンタクト12の脚部12bを山型に成形したものに ついて説明したが、本考案に係るコンタクトはこれに限られるものではない。即 ち、図3(A),(B)に示すように、コンタクト32の脚部32bをアーチ型 にすることによって、下面32cの中央部32mを両端部32t,32tよりも 高くしてもよい。また、図4に示すように、コンタクト42の脚部42bをブリ ッジ型にすることによって、下面42cの中央部42mを両端部42t,42t よりも高くしてもよい。 さらに、図2から図4に示すものでは、幅方向の中央部(12m等)を幅方向 の両端部(12t等)よりも高くしただけであるが、図5に示すように、コンタ クト52の脚部52bにおける下面52cの中心部52mを、外周端部52tよ りも高くするように成形してもよい。
【0014】
【考案の効果】 以上のように本考案の電子部品用コンタクトでは、脚部を導電パッド上に載置 すると、脚部における下面中央部近傍と導電パッド間には空間が形成される。そ して、導電パッド上に塗布された半田ペーストを溶融させると、溶融半田は上記 空間内に溜まり、従来のように導電パッド上から流れ出して隣接する導電パッド との間でブリッジを形成することはない。したがって、本考案の電子部品用コン タクトを用いれば、導電パッドに対する半田付け接合工程において、隣接する導 電パッド相互間で短絡を生じさせることなく、電子部品のサーフェスマウントを 行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電子部品用コンタクトを備えたコ
ネクタの斜視図である。
【図2】(A)は上記電子部品用コンタクトの脚部の斜
視図、(B)は半田ペースト溶融前の脚部の断面図、
(C)は半田ペースト溶融後の脚部の断面図である。
【図3】(A)は上記電子部品用コンタクトの第2実施
例における脚部の斜視図、(B)は半田ペースト溶融後
の脚部の断面図である。
【図4】(A)は上記電子部品用コンタクトの第3実施
例における脚部の斜視図、(B)は半田ペースト溶融後
の脚部の断面図である。
【図5】(A)は上記電子部品用コンタクトの第4実施
例における脚部の斜視図、(B)は半田ペースト溶融後
の脚部の断面図である。
【符号の説明】
10 コネクタ 12,32,42,52 コンタクト 12b,32b,42b,52b 脚部 12c,32c,42c,52c 下面 15 回路基板 16 導電パッド 17 半田ペースト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板上に設けられた導電パッドの上
    面に半田付け接合される脚部を有する電子部品用コンタ
    クトにおいて、 前記脚部の下面中央部をこの脚部の下面端部よりも高く
    して、前記脚部を前記導電パッド上に載置したときに、
    前記下面端部が前記導電パッドに当接し、前記下面中央
    部と前記導電パッド間に空間が形成されるようにしたこ
    とを特徴とする電子部品用コンタクト。
JP6023692U 1992-08-04 1992-08-04 電子部品用コンタクト Pending JPH0617129U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6023692U JPH0617129U (ja) 1992-08-04 1992-08-04 電子部品用コンタクト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6023692U JPH0617129U (ja) 1992-08-04 1992-08-04 電子部品用コンタクト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0617129U true JPH0617129U (ja) 1994-03-04

Family

ID=13136338

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6023692U Pending JPH0617129U (ja) 1992-08-04 1992-08-04 電子部品用コンタクト

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JP (1) JPH0617129U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009170142A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Sumitomo Electric Ind Ltd 同軸ケーブルハーネスの接続構造及び接続方法
JP2013025905A (ja) * 2011-07-16 2013-02-04 Sumitomo Wiring Syst Ltd 基板用コネクタ

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