JPH06170604A - 旋盤のスピンドル構造 - Google Patents

旋盤のスピンドル構造

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JPH06170604A
JPH06170604A JP35268992A JP35268992A JPH06170604A JP H06170604 A JPH06170604 A JP H06170604A JP 35268992 A JP35268992 A JP 35268992A JP 35268992 A JP35268992 A JP 35268992A JP H06170604 A JPH06170604 A JP H06170604A
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JP
Japan
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chuck
spindle
coolant
pipe
rotary joint
Prior art date
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Pending
Application number
JP35268992A
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English (en)
Inventor
Takahiro Hayashi
貴寛 林
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主軸チャックの開閉確認を可能としながら、
クーラント液の機内への漏れを防止する。 【構成】 スピンドル1内に中空軸状のチャックドロー
バ4を挿通し、クーラント管9をチャックドローバ4内
に挿通した旋盤に適用される。クーラント管9は、スピ
ンドル端のノズル14にクーラント液を供給するもので
ある。この構成の旋盤において、チャックシリンダ6の
ピストンロッド7の後端を突出させ、その突出部分7a
のさらに後方に、クーラント管9のロータリジョイント
16を配置する。ロータリジョイント16は、筒状連結
部材18でチャックシリンダ6の背面に固定する。ピス
トンロッド7の後方突出部分7aにはドッグ27を取付
け、このドッグ27を検出して主軸チャック3の開閉確
認を行う開閉確認センサ29を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スピンドル端からク
ーラント液を吐出させる旋盤のスピンドル構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すように、主軸チャック
51の中央部材51bに設けたクーラントノズル52か
らクーラント液を吐出させるようにした旋盤がある。こ
の種の旋盤では、クーラント液の供給や、主軸チャック
51の開閉駆動を次の構造で行っている。
【0003】スピンドル50内に中空軸からなるチャッ
クドローバ53を挿通し、その中にエアー管54とクー
ラント管55とを二重に挿通している。主軸チャック5
1はスピンドル50の端部に固定され、チャックドロー
バ53は進退動作により主軸チャック51内のカム機構
(図示せず)を介してチャック爪51aを開閉駆動す
る。エアー管54およびクーラント管55は、各々主軸
チャック51の中央部材51bの段付内径孔に摺動自在
に嵌合させ、その嵌合面にOリングからなるシール部材
56,57を設けてある。エアー管54の先端はエアノ
ズル58に開通し、クーラント管55の先端は前記クー
ラントノズル52に開通している。
【0004】図5に示すように、チャックドローバ53
の後端は、チャックシリンダ59のピストンロッド60
に連結され、ピストンロッド60の後端60aにロータ
リジョイント61が配管接続部材62で螺合して接続さ
れている。ロータリジョイント61は、配管接続部材6
2の段付内径孔にエアー管54およびクーラント管55
を回転自在に嵌合させ、エアー入口63およびクーラン
ト入口64を、エアー流路65およびクーラント流路6
6からエアー管54およびクーラント管55に連通させ
たものである。ロータリジョイント61の外面にはスト
ローク検出用のドッグ(図示せず)が設けられ、このド
ッグを近接スイッチまたはリミットスイッチで検出する
ことにより、主軸チャック51(図6)におけるチャッ
ク爪51aの開閉確認が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来構造では、ロ
ータリジョイント61がピストンロッド60に取付けら
れているため、ロータリジョイント61に連結されたエ
アー管54およびクーラント管55が、チャックシリン
ダ59の駆動により、チャックドローバ53と共に進退
する。したがって、エアー管54およびクーラント管5
5の先端部は、主軸チャック中央部材51b(図6)内
で、シリンダストロークに相当するストロークSだけ摺
動することになる。
【0006】このようにエアー管54およびクーラント
管55が摺動するため、これに摺接するシール部材5
6,57の損傷が生じ易い。このようにシール部材5
6,57が損傷すると、図7に拡大して示すように、ク
ーラント管55の先端から吐出されたクーラント液が、
矢印aで示す漏れ経路で、主軸チャック51内に漏れ、
主軸チャック51内の構成部品やスピンドル50の周辺
部品を劣化させたり錆させることがある。例えば、クー
ラント液がスピンドル軸受(図示せず)内に浸入する
と、グリースの劣化,潤滑不良,異常摩耗等が生じ、軸
受のがたつきを招く。
【0007】そのため、ロータリジョイント61をチャ
ックシリンダ59のピストンロッド60と切り離すこと
を考えたが、その場合、ロータリジョイント61の外面
に設けたドッグを利用してチャックシリンダ59のスト
ローク検出が行えず、チャック開閉確認が困難になる。
【0008】この発明の目的は、クーラント液の機内へ
の漏れを防止でき、かつ主軸チャックの開閉確認も行え
る旋盤のスピンドル構造を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のスピンドル構
造は、中空のスピンドル内に中空軸状のチャックドロー
バを挿通し、スピンドル端からクーラント液を吐出させ
るクーラント管を前記チャックドローバ内に挿通した旋
盤に適用される。この構成の旋盤において、チャックド
ローバを駆動するチャックシリンダのピストンロッドに
後方突出部分を設け、この突出部分を介在させて、前記
クーラント管のロータリジョイントを前記チャックシリ
ンダの後方に固定設置する。
【0010】
【作用】この構成によると、クーラント管のロータリジ
ョイントをピストンロッドと離して固定設置したため、
チャックシリンダを駆動してもクーラント管が進退移動
せず、クーラント管の主軸チャック内における摺動がな
くなる。そのため、クーラント管の周辺のシール部材の
損傷が生じず、クーラント液の機内への漏れがなくな
る。また、ロータリジョイントはチャックシリンダの後
方に離して配置し、その間にチャックシリンダのピスト
ンロッドの後端を突出させるようにしたため、その後方
突出部分を利用してチャックシリンダのストローク検出
が行え、これにより主軸チャックの開閉確認が行える。
【0011】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図4に基づ
いて説明する。スピンドル1は、ヘッドストック2にス
ピンドル軸受(図示せず)で回転自在に支持され、先端
に主軸チャック3がボルト等で固定されている。主軸チ
ャック3は、半径方向に移動自在な複数のチャック爪3
aを有し、各チャック爪3aは、スピンドル1内に挿通
されたチャックドローバ4の進退により、カム機構5を
介して開閉駆動される。チャックドローバ4は、ヘッド
ストック2の後方に固定設置したチャックシリンダ6の
ピストンロッド7に連結されている。
【0012】チャックドローバ4およびピストンロッド
7は中空軸に形成され、その中に図3のようにエアー管
8とクーラント管9とが二重に挿通されている。エアー
管8およびクーラント管9は、各々主軸チャック中央部
材10の段付内径孔に嵌合し、その嵌合面にOリングか
らなるシール部材11,12が設けてある。エアー管8
の先端は主軸チャック中央部材10の外径面のエアノズ
ル13に開通し、クーラント管9の先端は主軸チャック
中央部材10の前面のクーラントノズル14に開通して
いる。
【0013】図2に示すように、チャックシリンダ6の
背面にはピストンロッド7の後方突出部分7aが突出
し、この突出部分7aを介在させて、その後方にロータ
リジョイント16が配置されている。ロータリジョイン
ト16は、その前面の配管接続部材17が、筒状連結部
材18内に螺合してチャックシリンダ6に固定されてい
る。筒状連結部材18は、ボルト19でチャックシリン
ダ6のシリンダ本体に固定したものである。ロータリジ
ョイント16は、配管接続部材17の段付内径孔にエア
ー管8およびクーラント管9を回転自在に嵌合させ、エ
ア入口20およびクーラント入口21を、エアー流路2
2およびクーラント流路23からエアー管8およびクー
ラント管9に連通させたものである。配管接続部材17
のエアー管8およびクーラント管9の嵌合面にはOリン
グからなるシール部材24,25が設けてある。
【0014】筒状連結部材18は、周壁の一部に開口1
8aを有し、ピストンロッド7の後方突出部分7aに突
設した支持ピン26が前記開口18aから突出してい
る。支持ピン26は、筒状部材18の外周に位置するリ
ング状の開閉確認ドッグ27を先端に取付けたものであ
り、このドッグ27を検出する2個の近接スイッチ等の
開閉確認センサ29,30がセンサブラケット31に取
付けられている。図の右側の開閉確認センサ29は開き
確認用、左側の開閉確認センサは閉じ確認用のものであ
り、互いに円周方向に離れて配置されている。なお、3
2は回り止めステーであり、チャックシリンダ6に固定
されてフォーク状の先端部32aがエアー入口21を構
成する筒部を挟み込んでいる。
【0015】この構成によると、クーラント管9および
エアー管8のロータリジョイント16をピストンロッド
7と離して固定設置したため、チャックシリンダ6を駆
動してもクーラント管9およびエアー管8が進退移動し
ない。そのため、クーラント管9やエアー管8の主軸チ
ャック中央部材10内における摺動がなくなる。したが
って、シール部材11,12の損傷が生じず、クーラン
ト液の主軸チャック3やヘッドストック2内への漏れが
なくなる。
【0016】また、ロータリジョイント16はチャック
シリンダ6の後方に離して配置し、その間にチャックシ
リンダ6のピストンロッド7の後方突出部分7aを突出
させるようにしたため、その突出部分7aにこの実施例
のようにドッグ27を取付けることができる。そのた
め、このドッグ27を利用してチャックシリンダ6のス
トローク検出を開閉確認センサ29,30で行うことが
でき、これにより主軸チャック3の開閉確認が行える。
このように、開閉確認を可能としながら、クーラント液
の機内への浸入防止が行える。
【0017】
【発明の効果】この発明の旋盤のスピンドル構造は、ク
ーラント管のロータリジョイントをチャックシリンダの
ピストンロッドと離して固定設置したため、クーラント
管の主軸チャック内における摺動がなくなり、シール部
材の損傷によるクーラント液の機内への漏れが防止され
る。また、ロータリジョイントとチャックシリンダとの
間にピストンロッドを突出させるようにしたため、その
突出部分を利用してストローク検出し、主軸チャックの
開閉確認を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の概略破断側面図である。
【図2】そのロータリジョイントの周辺の拡大断面図で
ある。
【図3】その主軸チャックの周辺の拡大断面図である。
【図4】同主軸チャックの正面図である。
【図5】従来例のロータリジョイントおよびチャックシ
リンダ周辺の断面図である。
【図6】同従来例の主軸チャック周辺の断面図である。
【図7】同主軸チャックにおけるクーラント液の漏れ経
路の拡大説明図である。
【符号の説明】
1…スピンドル、2…ヘッドストック、3…主軸チャッ
ク、4…チャックドローバ、6…チャックシリンダ、7
…ピストンロッド、7a…後方突出部分、8…エアー
管、9…クーラント管、10…主軸チャック中央部材、
13…エアーノズル、14…クーラントノズル、16…
ロータリジョイント、17…配管接続部材、18…筒状
連結部材、18a…開口、20…エアー入口、21…ク
ーラント入口、26…支持ピン、27…ドッグ、29,
30…開閉確認センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空のスピンドル内に中空軸状のチャッ
    クドローバを挿通し、スピンドル端からクーラント液を
    吐出させるクーラント管を前記チャックドローバ内に挿
    通した旋盤において、前記チャックドローバを駆動する
    チャックシリンダのピストンロッドに後方突出部分を設
    け、この突出部分を介在させて、前記クーラント管のロ
    ータリジョイントを前記チャックシリンダの後方に固定
    設置した旋盤のスピンドル構造。
JP35268992A 1992-12-09 1992-12-09 旋盤のスピンドル構造 Pending JPH06170604A (ja)

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