JPH0617039B2 - 高温通路工具における移送ノズル - Google Patents

高温通路工具における移送ノズル

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JPH0617039B2
JPH0617039B2 JP60157112A JP15711285A JPH0617039B2 JP H0617039 B2 JPH0617039 B2 JP H0617039B2 JP 60157112 A JP60157112 A JP 60157112A JP 15711285 A JP15711285 A JP 15711285A JP H0617039 B2 JPH0617039 B2 JP H0617039B2
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ノズル口が型中空空間に直接開口し、ノズ
ル口の中に存する円錐形状の先端を有する加熱できるノ
ズル体が、機械ノズルに接続するように形成された支持
バスケツトと、射出ノズルを包含する工具部分との間
の、ノズル中空空間の中に配備される、合成樹脂材料射
出成型機のための高温通路工具における移送ノズルと、
に関する。
合成樹脂材料(プラスチツク)の射出成型機のための高
温通路工具では、ノズル口が直接に型中空空間の中に開
く。これによれば、射出成型品の部分の固化ののちに再
び除かなけらばならない注入部分が回避される。欠点と
して、冷却される工具部分の中で、通路が合成樹脂材料
と熔融温度に保持されなければならない。経験から、機
械ノズルと型中空空間の間に配置される移送ノズルの多
くの実例が、すでに知られている。
スイス国特許578,417号明細書に開示されている
周知の古い例によれば、射出ノズルのノズル口がキヤツ
プによつて形成される。ノズル体は、中央開孔の中に存
し、閉鎖場所でノズル口を閉じる強制的に制御されるノ
ズル針を備える。ノズル体は、射出口を流過させるため
の軸線方向の貫通開孔を備える。
マンハイム(Mannheim)のプラスチツク・サービス会社
(Plastic Service GmbH)によつて、製品グループ4.
3高温通路系「サーモジエツト(Thermojet)」のため
のデータ集録に、高温通路ノズルの種種の例が載せられ
ている。ここで、ノズル挿入物は、流動性の射出物のた
めの偏心した軸線向きに導かれる通路を備える。ノズル
体の中央区域には、すべての側で自由な円錐の形のいわ
ゆる魚雷先端が存し、この先端はノズル口の中に配置さ
れる。魚雷の中央には、軸線向き配置の円筒形の加熱カ
ートリッジが存する。ノズル体は、これに加えて、外部
に付属の加熱バンドを備える。熱の逃げをできるだけ小
さく保持するため、工具部分の保持区域に空気ポケット
が形成され、ノズル体は、リブによつて正確に中央に保
持される。加熱カートリッジが軸線方向に中央に配置さ
れていることによつて、給電線は側方に引出され、これ
によれば、すべての方向に向う熱を利用するために、通
路の偏心配置が必要になり、魚雷先端の区域に大きなノ
ズル中空空間が必要になる。しかしながら、この場所に
は、高い温度が発生でき、ここに存する射出材料が「煮
え過ぎる」かも知れない。さらに、作業の中断の際に、
比較的多くの役立たない射出材料がこのノズル中空空間
に流れ、これはエネルギの損失になる。
故に、この発明の目的は、高温通路射出ノズルの欠点を
除去することにある。
この目的の達成のため、この発明によれば、円筒形の加
熱できる中央部分と、軸線方向にこれに接続するノズル
先端および注入円錐部分とからなるノズル体が、ノズル
先端および注入円錐部分を少くともその長さの一部で包
囲するスリーブ形状のカラーを備え、これが、一方では
支持バスケツトで他方では工具部分が支持され、スリー
ブ形状のカラーの内部に、多くの環状に分布されるよう
に配置された合成樹脂材料のため軸線向き貫通路が存
し、ノズル体の中央部分の中に、加熱要素を収容するた
めの半径向き貫通開孔が存する、ことを特徴とする移送
ノズルが提供される。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施例について
詳述する。
機械ノズル1は、当業者に良く知られているから、部分
的に断面で図解的にだけ図示する。球欠形状のノズル部
分4は、支持バスケツト(支持輪)2の同様な凹み3の
中に嵌まる。機械ノズル1が、公知の方法で液圧作動の
圧力要素によつて、支持バスケツト2に押付けられるこ
とは、もちろんである。
中空ねじヘツドを有する多くのボルトねじ9によつて、
多くの冷却通路8が貫通する型中空空間7を備えた工具
部分5は、支持バスケツト2に固く固定される。移送ノ
ズルのノズル口6は、型中空空間7の中に開く。
部分的に支持バスケツト2の中にまた部分的に工具部分
5の中に形成されるノズル中空空間は、中央の円筒部分
11として示され、この円筒部分は、これに軸線方向で
接続する外向きに先細の円錐台部分12,13を有す
る。これら円錐台部分12,13の被面14,14′,
15は、一方では機械ノズル1に対する開口を、他方で
は移送ノズルのノズル口6に対する開口を形成する。図
示されるように、移行場所が、望ましい切断形状を形成
するために、なお引込ませること、または円筒形状に形
成することができる。
この移行場所の形成は、それ自身で当業界に良く知ら
れ、これは、射出成型品の大略の高さに対して決定的で
ある。
このノズル中空空間11,12,13の中には、円盤形
状の円筒形の中央部分21と、両側に軸線方向に整列さ
れたノズル円錐部分22,23とを組合わせた、同様に
形成されるノズル体が嵌められる。ここでも、工具側の
円錐先端部分、すなわち円錐台部分23に配置される円
錐先端部分24が、円錐台部分14,14′と同様の方
法で形成される。
両ノズル円錐部分22,23は、一定の高さまで、スリ
ーブ形状のカラー25,26によつて包囲され、これら
カラー25,26の中には、1つの円に沿つて分布され
た4個の貫通開口27,28が存する。円盤形状の中央
部分21は、半径向きの入口開孔32を備えた半径向き
の袋開孔31を有する。貫通開孔30は、加熱カートリ
ッジを収容する役をなし、袋開孔の中には、感熱器が挿
入できる。
ノズル中空空間の中にノズル体を保持するため、支持バ
スケツト2の円錐台部分13の壁には、円筒形の案内部
分40が設けられ、工具部分5の円錐部分12には、半
径向きの環状肩41と、軸線向きの案内部分42とが設
けられる。これによれば、ノズル体は、スリーブ形状の
カラー25によつて、工具部分5の中に支持され、反対
側のスリーブ形状のカラー26によつて、中央に案内さ
れる。故に、軸線方向の熱膨張の際に、ノズル中空空間
の中におけるノズル体の正確な位置は、変化できない。
図面から明らかなように、スリーブ形状のカラー26
は、反対側のカラー25よりも大きい直径を有する。こ
れによれば、機械ノズル2から送出される材料は、ノズ
ル体を肩41へ向けて押す。
この上述し図示した配備によれば、最適な熱収支が達成
される。ノズル体21,22,23は、内部から加熱さ
れ、一様に温められた体が流動性の射出材料の内部に形
成できる。カラー25,26の最外方部分だけが、工具
部分5および支持バスケツト2の冷却された部分に接触
するから、これの熱落差は、ノズル円錐部分22,23
まで伝わらない。これらカラー25,26は、中央部分
21のまわり熱絶縁空間(ノズ中空空間)11を密閉
し、射出材料は、この空間にはいることはできない。円
錐台部分の残りの、射出材料で満たされた空間は、ノズ
ル円錐部分22,23によつて温められ、材料は、継続
的に、新しく流入する材料に置き換る。故に、材料がこ
のように形成された移送ノズルの中にとどまることはな
い。このような配置の別の利点は、加熱カートリツジを
半径向きに配置したので、構成高さが加熱カートリツジ
を軸線方向に配置した場合よりも小さい、ということに
ある。
フードのための型に、内側からすなわち内該側から射出
するために、移送ノズルを長くすることも考えられる。
側方に導かれる通路から多くの型に射出するため、多く
の半径向きのノズル円錐部分を円盤形状の中央部分21
の中央平面のまわりに配置することもできる。ノズル体
の全体は、熱を良好に伝達する材料からなることがで
き、或いはこれは、少くともノズル円錐部分の先端ま
で、かかる材料からなる核心を埋めることができる。ま
た、図示の4つとは異なる数の貫通開口を設けることも
でき、加熱カートリツジの代りに、加熱バンドまたは管
コイルカートリツジも採用できる。
ノズルを多重工具に配置することも可能であり、この場
合に材料送入は、円筒ノズル1によつて直接にではな
く、従来の高温通路分配器によつて達成される。
実施例において、1個だけのノズル先端を有するノズル
体が説明される。明らかに、ノズル体の形状はなお変型
でき、情況が必要とするときには、相並んで配置される
2個またはそれより多くの円錐先端が具備できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、機械ノズルと工具部分の間の移送ノズルの断
面図である。 図面において、1は機械ノズル、2は支持バスケツト、
5は工具部分、6はノズル口、7は型中空空間、11,
12,13は中空空間、14′は先端、21は中央部
分、22は注入円錐部分、23はノズル先端、25,2
6はカラー、27,28は貫通路、30は貫通開孔を示
す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズル口(6)が型中空空間(7)に直接
    開口し、ノズル口(6)の中に存する円錐形状の先端
    (14′)を有する加熱できるノズル体(21)が機械
    ノズル(1)に接続するように形成された支持バスケッ
    ト(2)と、射出ノズルを包含する工具部分(5)との
    間の、ノズル中空空間(11、12、13)の中に配備
    される、合成樹脂材料射出形成機のための高温通路工具
    における移送ノズルにおいて、円筒形の加熱できる中央
    部分(21)と、軸線方向にこれに接続するノズル先端
    (23)および注入円錐部分(22)とからなるノズル
    体(21、22、23)が、ノズル先端(23)および
    注入円錐部分(22)を少なくともその長さの一部で包
    囲するスリーブ形状のカラー(25、26)を備え、該
    ノズル体(21、22、23)の一方のカラー(26)
    が、支持バスケット(2)の中で軸線方向に案内され、
    他方のカラー(25)が工具部分(5)において、その
    端面で環状の肩(41)に支えられ、該スリーブ形状の
    カラー(25、26)の内部に、多くの環状に分布され
    るように配置された合成樹脂材料のための軸線向き貫通
    路(27、28)が存し、ノズル体の中央部分(21)
    の中に加熱要素を収容するための半径向き貫通開孔(3
    0)が存することを特徴とする移送ノズル。
  2. 【請求項2】支持バスケット(2)の中に係合するカラ
    ー(26)の直径が工具部分(5)の中に係合するカラ
    ー(25)の直径よりも大きいことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の移送ノズル。
JP60157112A 1985-07-18 1985-07-18 高温通路工具における移送ノズル Expired - Fee Related JPH0617039B2 (ja)

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CA1190019A (en) * 1982-07-12 1985-07-09 Jobst U. Gellert Injection molding hot tip seal
JPS59142124A (ja) * 1983-02-02 1984-08-15 Shigeru Tsutsumi 合成樹脂射出成形機用ホツトチツプブシング

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