JPH06170125A - 電気浸透加圧脱水機の圧搾膜 - Google Patents
電気浸透加圧脱水機の圧搾膜Info
- Publication number
- JPH06170125A JPH06170125A JP4359698A JP35969892A JPH06170125A JP H06170125 A JPH06170125 A JP H06170125A JP 4359698 A JP4359698 A JP 4359698A JP 35969892 A JP35969892 A JP 35969892A JP H06170125 A JPH06170125 A JP H06170125A
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- film
- mixing
- pressing
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、スラッジを▲ろ▼過および圧搾して
脱水する加圧脱水機に直流電流を通電して脱水する電気
浸透式脱水機の圧搾膜に関するものである。 【構成】圧搾膜自身に導電性材料を混合成型したもの
で、少なくとも▲ろ▼過面側に接する面が、導電性材料
を混合成型したものであること、圧搾膜の基材を軟質ゴ
ムや軟質合成樹脂とし、これに導電性材料の炭素粉や炭
素繊維または金属粉や金属繊維等よりなる粉状又は短繊
維状又は長繊維状のものを圧搾膜を構成する厚さ全体に
混合成型し、或いは▲ろ▼室側に接する面側を重点に混
合配分して成型したものである。
脱水する加圧脱水機に直流電流を通電して脱水する電気
浸透式脱水機の圧搾膜に関するものである。 【構成】圧搾膜自身に導電性材料を混合成型したもの
で、少なくとも▲ろ▼過面側に接する面が、導電性材料
を混合成型したものであること、圧搾膜の基材を軟質ゴ
ムや軟質合成樹脂とし、これに導電性材料の炭素粉や炭
素繊維または金属粉や金属繊維等よりなる粉状又は短繊
維状又は長繊維状のものを圧搾膜を構成する厚さ全体に
混合成型し、或いは▲ろ▼室側に接する面側を重点に混
合配分して成型したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スラッジを▲ろ▼過お
よび圧搾して脱水する加圧脱水機に直流電流を通電して
脱水する電気浸透式脱水機の圧搾膜に関するものであ
る。
よび圧搾して脱水する加圧脱水機に直流電流を通電して
脱水する電気浸透式脱水機の圧搾膜に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の先行技術としては、特開昭62
−121613号公報、特開昭62−57622号公
報、特開昭62−57623号公報、特開平3−221
107号公報、特開平3−221108号公報、特開平
3−221109号公報等が知られている。
−121613号公報、特開昭62−57622号公
報、特開昭62−57623号公報、特開平3−221
107号公報、特開平3−221108号公報、特開平
3−221109号公報等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらはいずれも圧搾
膜と電極板とが別々に構成され、圧搾膜の▲ろ▼室側全
面に電極板を支持して、圧搾膜で圧搾しながら電極板に
通電して電気浸透脱水を行うものである。そのため圧搾
膜と電極板との接続部の構成が難しく圧水漏れを生じた
り、圧搾膜が破損したりする虞があった。また、電極板
が炭素と樹脂を焼成して板状にしてあるため、柔軟性が
なく割れる等の問題点があった。そこで、本発明は、上
記先行技術の欠点に鑑み、これを解決したものであっ
て、圧搾膜の破損や、圧水の漏れ等が発生することもな
く、取扱いが容易で、安価な電気浸透式脱水機の圧搾膜
を得ることを目的としたものである。
膜と電極板とが別々に構成され、圧搾膜の▲ろ▼室側全
面に電極板を支持して、圧搾膜で圧搾しながら電極板に
通電して電気浸透脱水を行うものである。そのため圧搾
膜と電極板との接続部の構成が難しく圧水漏れを生じた
り、圧搾膜が破損したりする虞があった。また、電極板
が炭素と樹脂を焼成して板状にしてあるため、柔軟性が
なく割れる等の問題点があった。そこで、本発明は、上
記先行技術の欠点に鑑み、これを解決したものであっ
て、圧搾膜の破損や、圧水の漏れ等が発生することもな
く、取扱いが容易で、安価な電気浸透式脱水機の圧搾膜
を得ることを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】これを達成する手段とし
て、本発明は、圧搾膜自身に導電性材料を混合成型した
もので、少なくとも▲ろ▼過面側に接する面が、導電性
材料を混合成型したものであること、圧搾膜の基材を軟
質ゴムや軟質合成樹脂とし、これに導電性材料の炭素粉
や炭素繊維または金属粉や金属繊維等よりなる粉状又は
短繊維状又は長繊維状のものを圧搾膜を構成する厚さ全
体に混合成型し、或いは▲ろ▼室側に接する面側を重点
に混合配分して成型したものである。
て、本発明は、圧搾膜自身に導電性材料を混合成型した
もので、少なくとも▲ろ▼過面側に接する面が、導電性
材料を混合成型したものであること、圧搾膜の基材を軟
質ゴムや軟質合成樹脂とし、これに導電性材料の炭素粉
や炭素繊維または金属粉や金属繊維等よりなる粉状又は
短繊維状又は長繊維状のものを圧搾膜を構成する厚さ全
体に混合成型し、或いは▲ろ▼室側に接する面側を重点
に混合配分して成型したものである。
【0005】
【実施例】本発明の構成を図面に示す実施例について以
下詳細に説明する。圧搾膜1は、その基材2として通常
は軟質ゴムを使用し、場合によっては軟質合成樹脂例え
ばポリプロピレン製を使用して、基材2中に導電性材料
3を混合する。この導電性材料3としては炭素粉、炭素
繊維又は金属粉、金属繊維を使用するか、または炭素繊
維や金属繊維の短繊維か、長繊維等を用い、この導電性
材料3を基材2に混合してプレス成型した後、加硫す
る。この時、基材2と導電性材料3を混合したマットを
▲ろ▼液側に面する側にセットしてプレス成型すれば、
図3に示すように▲ろ▼液側に導電性材料3が形成され
た圧搾膜1が得られると共に、圧搾膜1には一隅に▲ろ
▼液出口6が設けられた▲ろ▼液溝4が凹設形成され、
その▲ろ▼液溝4の外周にシール部5が形成されて、シ
ール部5に埋設した電極取出し板7が突設した方形状の
圧搾膜1が形成される。
下詳細に説明する。圧搾膜1は、その基材2として通常
は軟質ゴムを使用し、場合によっては軟質合成樹脂例え
ばポリプロピレン製を使用して、基材2中に導電性材料
3を混合する。この導電性材料3としては炭素粉、炭素
繊維又は金属粉、金属繊維を使用するか、または炭素繊
維や金属繊維の短繊維か、長繊維等を用い、この導電性
材料3を基材2に混合してプレス成型した後、加硫す
る。この時、基材2と導電性材料3を混合したマットを
▲ろ▼液側に面する側にセットしてプレス成型すれば、
図3に示すように▲ろ▼液側に導電性材料3が形成され
た圧搾膜1が得られると共に、圧搾膜1には一隅に▲ろ
▼液出口6が設けられた▲ろ▼液溝4が凹設形成され、
その▲ろ▼液溝4の外周にシール部5が形成されて、シ
ール部5に埋設した電極取出し板7が突設した方形状の
圧搾膜1が形成される。
【0006】このように構成された圧搾膜1は、図4に
示すように、外周のシール部5をダイアフラム押え8と
▲ろ▼板9の間に挟み込み、電極取出し板7を外方に突
出させてセットボルト10によって締付ける。これによ
り圧搾膜1は▲ろ▼板9の▲ろ▼液側の面に固定され
る。
示すように、外周のシール部5をダイアフラム押え8と
▲ろ▼板9の間に挟み込み、電極取出し板7を外方に突
出させてセットボルト10によって締付ける。これによ
り圧搾膜1は▲ろ▼板9の▲ろ▼液側の面に固定され
る。
【0007】上記実施例に代えて、図5に示すように、
基材2の原料中に導電性材料3を混合するに当たって、
基材2全体に導電性材料3を混合しても良い。また、他
の製造方法としては、導電性材料3の炭素繊維の繊維を
▲ろ▼液側に面する側に敷きプレス成型すれば、表面に
炭素繊維の繊維が現れた圧搾膜1とすることができる。
基材2の原料中に導電性材料3を混合するに当たって、
基材2全体に導電性材料3を混合しても良い。また、他
の製造方法としては、導電性材料3の炭素繊維の繊維を
▲ろ▼液側に面する側に敷きプレス成型すれば、表面に
炭素繊維の繊維が現れた圧搾膜1とすることができる。
【0008】
【発明の効果】以上、実施例について詳述したように、
本発明は、圧搾膜自身に導電性材料を混合成型したもの
であるから、従来のような圧搾膜と電極板との接合部が
なくなり、これによる圧水の漏れや、圧搾膜の破損がな
るばかりでなく、柔軟性があるため、従来の焼成電極板
のような割れを起すこともなくなり、圧搾膜による圧搾
が、電極板を別置きしたものより均一になされる上、一
体成型できることで製作費も安価となって、電極の取出
し等の取扱いが容易にできる等の効果がある。
本発明は、圧搾膜自身に導電性材料を混合成型したもの
であるから、従来のような圧搾膜と電極板との接合部が
なくなり、これによる圧水の漏れや、圧搾膜の破損がな
るばかりでなく、柔軟性があるため、従来の焼成電極板
のような割れを起すこともなくなり、圧搾膜による圧搾
が、電極板を別置きしたものより均一になされる上、一
体成型できることで製作費も安価となって、電極の取出
し等の取扱いが容易にできる等の効果がある。
【図1】本発明の実施例の圧搾膜の全体正面図
【図2】同じく一部縦断側面図
【図3】同じく要部を拡大した縦断側面図
【図4】同じく圧搾膜の取付け状態の拡大縦断側面図
【図5】本発明の他の実施例の要部を拡大した縦断側面
図
図
1 圧搾膜 2 基材 3 導電性材料 4 ▲ろ▼液溝 5 シール部 6 ▲ろ▼液出口 7 電極取出し板 8 ダイアフラム押え 9 ▲ろ▼板 10 セットボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮野 啓一郎 東京都中央区佃2丁目17番15号 月島機械 株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 隣接する▲ろ▼枠間に▲ろ▼室を形成
し、▲ろ▼室内に原液を圧入充満させて弾性膜で圧搾脱
水し、対向する▲ろ▼枠間に直流電流を通電して脱水す
る電気浸透加圧脱水機の圧搾膜において、少なくとも▲
ろ▼過面側に接する面が、導電性材料を混合して一体成
型された弾性膜であることを特徴とする電気浸透加圧脱
水機の圧搾膜。 - 【請求項2】 請求項1の圧搾膜の少なくとも▲ろ▼過
面側に接する面の導電性材料が、炭素粉または炭素繊維
からなることを特徴とする電気浸透加圧脱水機の圧搾
膜。 - 【請求項3】 請求項1の圧搾膜の少なくとも▲ろ▼過
面側に接する面の導電性材料が、金属粉または金属繊維
からなることを特徴とする電気浸透加圧脱水機の圧搾
膜。 - 【請求項4】 請求項1の圧搾膜として、▲ろ▼過面側
に接する面を含む全体に導電性材料を混合成型したこと
を特徴とする電気浸透加圧脱水機の圧搾膜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35969892A JP3298023B2 (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 電気浸透加圧脱水機の圧搾膜 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35969892A JP3298023B2 (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 電気浸透加圧脱水機の圧搾膜 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06170125A true JPH06170125A (ja) | 1994-06-21 |
JP3298023B2 JP3298023B2 (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=18465840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35969892A Expired - Fee Related JP3298023B2 (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 電気浸透加圧脱水機の圧搾膜 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3298023B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111348745A (zh) * | 2020-03-30 | 2020-06-30 | 安徽普氏生态环境工程有限公司 | 一种应用于污水处理的生物膜原位活化方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101575873B1 (ko) * | 2012-09-04 | 2015-12-16 | 박규도 | 도전성 신소재를 이용한 전기침투탈수기 |
CN103861339A (zh) * | 2014-03-13 | 2014-06-18 | 铁岭助驰橡胶密封制品有限公司 | 一种挤榨型板框压滤机滤板 |
-
1992
- 1992-12-10 JP JP35969892A patent/JP3298023B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111348745A (zh) * | 2020-03-30 | 2020-06-30 | 安徽普氏生态环境工程有限公司 | 一种应用于污水处理的生物膜原位活化方法 |
CN111348745B (zh) * | 2020-03-30 | 2022-01-04 | 安徽普氏生态环境工程有限公司 | 一种应用于污水处理的生物膜原位活化方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3298023B2 (ja) | 2002-07-02 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |