JPH0616987Y2 - デコンプ装置を備えた始動装置 - Google Patents

デコンプ装置を備えた始動装置

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JPH0616987Y2
JPH0616987Y2 JP8271986U JP8271986U JPH0616987Y2 JP H0616987 Y2 JPH0616987 Y2 JP H0616987Y2 JP 8271986 U JP8271986 U JP 8271986U JP 8271986 U JP8271986 U JP 8271986U JP H0616987 Y2 JPH0616987 Y2 JP H0616987Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案はデコンプ装置を備えた始動装置に係り、特
に、始動の際の排気カムによる排気弁の最初の開放動作
時にデコンプを自動的に解除するデコンプ装置を備えた
始動装置において、デコンプ中にのみスタータモータの
始動を許容させ、スタータモータの稼動中はデコンプが
解除されてもスタータモータの稼動を継続させ得るデコ
ンプ装置を備えた始動装置に関する。
[従来の技術] 内燃機関の始動の際には、回転力が低いので、圧縮行程
時の燃焼室内の圧力に抗してピストンを上昇させ得ず、
作動が不調となり、始動性が低下する不都合がある。そ
こで、内燃機関の始動の際に、吸気弁あるいは排気弁を
強制的に開放させることにより燃焼室内の圧力を低下さ
せ、内燃機関の始動を円滑に行わしめるデコンプ装置を
設けたものがある。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、このようなデコンプ装置にあって、内燃機関
の始動の際にデコンプを自動的に解除するものがある。
例えば、特開昭59−74318号公報に開示の如く戻
しバネにより機関始動の際の2回目の圧縮行程時にデコ
ンプを機械的に解除するものや、実開昭57−1013
72号公報に開示の如くタイマにより設定時間経過した
後にデコンプを電気的に解除するものがある。また、カ
ム等の機関部位の所定回転角によりデコンプを自動的に
解除するものもある。
ところが、機関始動の際にデコンプ装置の操作失念によ
るキックバックの発生を防止すべく、デコンプ中にのみ
スタータモータの稼動を許容せんとすると、前述の如き
デコンプを自動的に解除するデコンプ装置にあって、例
えば、始動の際のデコンプを排気弁の最初の開放動作時
に自動的に解除するデコンプ装置においては、デコンプ
の解除によりスタータモータの稼動が機関始動の途中で
停止されることになる。このため、始動性が損なわれる
不都合を生じた。
このような不都合を解消すべく、手動式デコンプ装置の
デコンプ中にオンしてスタータモータの始動を許容させ
るデコンプ状態検出スイッチをスタータモータリレーに
直列に接続して設け、前記デコンプ状態検出スイッチに
潤滑油管路に設けた所定以上の圧力でオン動作する圧力
感応スイッチを並列に接続することにより、デコンプの
解除にかかわらずスタータモータの稼動を継続させるも
のがある(特開昭50−94335号公報)。
しかし、この公報に開示される始動装置は、スタータモ
ータを稼動させて内燃機関をある時間だけ回転させ、こ
の内燃機関により駆動される潤滑油ポンプの発生する潤
滑油の圧力が圧力感応スイッチをオン動作させ得る値に
なるまでデコンプを解除できないことにより、内燃機関
の始動に要する時間が長くなる不都合があり、スタータ
モータを長く稼動させる必要があることにより、バッテ
リ上りを招くおそれがあるとともにバッテリの容量を大
きくしなければならない不都合がある。
[考案の目的] そこで、この考案の目的は、始動の際の排気カムによる
排気弁の最初の開放動作時にデコンプを自動的に解除す
るデコンプ装置を備えた始動装置において、デコンプ中
にのみスタータモータの始動を許容させ、スタータモー
タの稼動を継続させ得て、これによりキックバックを発
生することなく確実に始動させ得るとともに、始動に要
する時間を短かくし得てバッテリ上りを招くことなく容
量を小とし得るデコンプ装置を備えた始動装置を実現す
ることにある。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するためにこの考案は、デコンプレバー
によりデコンプカムをデコンプ位置に回転動作させて排
気弁を開放動作させることによりデコンプし、始動の際
の排気カムによる排気弁の最初の開放動作時に前記デコ
ンプカムが解除位置に戻されてデコンプを自動的に解除
するデコンプ装置を備えた始動装置において、前記デコ
ンプカムのデコンプ位置への動作中にのみスタータスイ
ッチのオン動作によりスタータモータの始動を許容させ
るべく前記デコンプカムのデコンプ位置への動作中にオ
ン動作するデコンプ状態検出スイッチをスタータモータ
リレーに直列に接続して設け、前記スタータスイッチの
オン動作中は前記デコンプ状態検出スイッチのオフ動作
にかかわらず前記スタータモータの稼動を継続させるべ
く前記スタータモータリレーのオン動作を維持させるオ
ン動作維持リレーを前記デコンプ状態検出スイッチに並
列に接続して設けたことを特徴とする。
[作用] この考案の構成によれば、デコンプ装置のデコンプカム
のデコンプ位置への動作中は、デコンプ状態検出スイッ
チがオン動作されることによって、スタータスイッチの
オン動作によりスタータモータを始動させ得る。スター
タモータの稼動中は、デコンプが解除されても、オン動
作維持リレーによって、スタータモータの稼動を継続さ
せることができる。これにより、キックバックの発生を
防止して内燃機関を確実に始動させることができる。
また、デコンプ装置は、始動の際の排気カムによる最初
の開放動作時に、デコンプ位置のデコンプカムが解除位
置に戻されてデコンプが自動的に解除されることによ
り、内燃機関がデコンプ状態により継続して回転される
ことがなく、内燃機関を起動させるまでの時間を短くす
ることができる。これにより、内燃機関の始動に要する
時間を短くし得て、バッテリ上がりを招くこともなく、
バッテリの容量を小とすることができる。
[実施例] 次にこの考案の実施例を図に基づいて詳細に説明する。
第4図に示す如く、デコンプ装置は、内燃機関2の始動
の際に、燃焼室4に夫々連通する吸気通路6・排気通路
8に設けた吸気弁10あるいは排気弁12を強制的に開
放して燃焼室4内の圧力を低下させ、内燃機関2の始動
を円滑に行わしめる。なお、符号16・18は、吸気弁
10・排気弁12を開放動作させる吸気カム・排気カム
である。
このデコンプ装置は、第4図に示す如く、排気弁12に
当接して回動可能なデコンプカム14を設け、このデコ
ンプカム14をデコンプ時に図示しないデコンプレバー
によりデコンプ位置に回転動作させる。内燃機関2は、
駆動を停止した際に、燃焼室4の圧縮抵抗によりピスト
ン(図示せず)が圧縮上死点の少し前の位置で停止され
る。これにより、デコンプ装置は、内燃機関2を始動す
るためにデコンプレバーによりデコンプカム14を第4
図に実線で示す解除位置からデコンプ位置に回転動作さ
せると、第5図の如くデコンプカム14が排気弁12を
圧縮上死点前後において強制的に押下げて開放し、燃焼
室4内の圧力を低下させる。デコンプカム14は、第5
図に示す如く、始動の際に排気カム18により排気弁1
2が最初の開放動作をされると、第4図に実線で示す解
除位置に戻されてデコンプが自動的に解除される。
このようなデコンプ装置にあって、例えばカム角度によ
りデコンプを自動的に解除するものがあるが、機関始動
の際にキックバックの発生を防止すべくデコンプ中にの
みスタータモータの稼動を許容せんとすると、前記カム
が少くとも360°回転するまでにはデコンプが自動的
に解除されることによりスタータモータの稼動が機関始
動の途中で停止され、始動性が損なわれることになる。
即ち、第4図・第5図に示す如く、内燃機関2を始動す
るためにデコンプレバーによりデコンプカム14をデコ
ンプ位置に回転動作させて排気弁12を開放動作させる
ことによりデコンプし、内燃機関2の始動の際の排気カ
ム18による排気弁12の最初の開放動作時に前記デコ
ンプカム14が解除位置に戻されてデコンプを自動的に
解除するデコンプ装置においては、デコンプ中にのみス
タータモータの稼動を許容させると、内燃機関2の始動
の際の1回目の圧縮行程時にはデコンプされ、その後の
圧縮行程時にはデコンプが解除されることにより、スタ
ータモータの稼動が内燃機関2の始動の途中で停止され
ることになり、始動性を損なわせることになる。
そこで、この考案は、以下の如く構成している。
第1図は、この考案の第1実施例を示すものである。図
において、20はバッテリ、22はメインスイッチ、2
4はスタータスイッチ、26はスタータモータリレー、
28はスタータモータ、30はデコンプ状態検出スイッ
チ、32はオン動作維持リレーである。
一端を接地したバッテリ20の他端には、メインスイッ
チ22を介してスタータスイッチ24の一端を接続する
とともに、スタータモータリレー26の接点34を介し
てスタータモータ28の一端をも接続する。スタータモ
ータ28の他端は、接地する。
前記スタータモータ24の他端には、デコンプ装置のデ
コンプカム14がデコンプ位置に動作中に閉成するデコ
ンプ状態検出スイッチ30の一端を接続し、このデコン
プ状態検出スイッチ30の他端を前記スタータモータリ
レー26の駆動コイル36の一端に接続する。駆動コイ
ル36の他端は、接地する。
前記デコンプ状態検出スイッチ30の一端には、オン動
作維持リレー32の接点38の一端を接続するととも
に、デコンプ状態検出スイッチ30の他端に前記接点3
8の他端を接続する。さらに、デコンプ状態検出スイッ
チ30の他端には、オン動作維持リレー32の駆動コイ
ル40の一端を接続し、駆動コイル40の他端を接地す
る。
これにより、デコンプ状態検出スイッチ30をスタータ
モータリレー26に直列に接続するとともに、オン動作
維持リレー32をデコンプ状態検出スイッチ30に並列
に接続する。
次にこの実施例の作用を説明する。
内燃機関2を始動するためにメインスイッチ22をオン
動作させ、デコンプ装置のデコンプカム14をデコンプ
レバー(図示せず)によりデコンプ位置に回転動作させ
てデコンプさせると、デコンプ状態検出スイッチ30は
オン動作する。
次いで、スタータスイッチ24をオン動作させると、デ
コンプ状態検出スイッチ30はオン動作しているので、
スタータモータリレー26の駆動コイル36にバッテリ
20の電源が供給されて接点34をオン動作させ、スタ
ータモータ28を始動させて稼動させ得る。
このとき、オン動作維持リレー32の駆動コイル40
は、デコンプ状態検出スイッチ30のオン動作により電
源を供給されて接点34をオン動作している。したがっ
て、内燃機関2の始動の際に、排気カム18により排気
弁12が最初の開放動作をされてデコンプカム14がデ
コンプ位置から解除位置に戻されることによりデコンプ
状態検出スイッチ30がオフ動作しても、スタータスイ
ッチ24のオン動作中はオン動作維持リレー32の接点
38を介してスタータモータリレー26の駆動コイル3
6に電源が供給されるので、スタータモータリレー26
の接点34のオン動作を維持させることができる。
このため、デコンプカム14のデコンプ位置への動作中
にのみスタータスイッチ24のオン動作によりスタータ
モータ28を始動させて稼動させ得て、スタータスイッ
チ24のオン動作中に前記デコンプカム14が解除位置
に戻されることによりデコンプが解除されても、オン動
作維持リレー32の接点38のオン動作によりスタータ
モータリレー26の接点34のオン動作を維持させ得る
ので、スタータモータ28の稼動を継続させることがで
きる。
これにより、デコンプ装置の操作失念によるキックバッ
クの発生を防止し得て、内燃機関2を確実に始動させる
ことができる。
また、デコンプ装置は、始動の際の排気カム18による
最初の開放動作時に、デコンプ位置のデコンプカム14
が解除位置に戻されてデコンプが自動的に解除されるこ
とにより、内燃機関2がデコンプ状態により継続して回
転されることがなく、内燃機関2を起動させるまでの時
間を短くすることができる。これにより、内燃機関2の
始動に要する時間を短くし得て、バッテリ20上がりを
招くこともなく、バッテリ20の容量を小とすることが
できる。
内燃機関2が起動(完爆動作)した場合には、スタータ
スイッチ24をオフ動作させると、オン動作維持リレー
32の接点38はオフ動作してスタータモータリレー2
6の駆動コイル36への電源を遮断するので、接点34
をオフ動作させてスタータモータ28の稼動を停止させ
る。
第2図は、第1実施例の変形例を示すものである。第2
図においては、前記スタータスイッチ24の他端にスタ
ータモータリレー26の駆動コイル36の一端を接続し
ている。この駆動コイル36の他端には、デコンプ状態
検出スイッチ30の一端を接続し、デコンプ状態検出ス
イッチ30の他端は接地する。
また、スタータモータリレー26の駆動コイル36の他
端には、オン動作維持リレー32の接点38の一端をも
接続し、この接点38の他端は接地する。さらに、前記
スタータスイッチ24の他端には、オン動作維持リレー
32の駆動コイル40の一端を接続し、駆動コイル40
の他端は接点38の一端に接続している。
この第2図の構成によれば、前述第1実施例と同様に、
スタータスイッチ24のオン動作中にデコンプカム14
が解除位置に戻されてデコンプが解除されても、オン動
作維持リレー32によりスタータモータリレー26の接
点324のオン動作を維持させ得るので、スタータモー
タ28の稼動を継続させることができる。これにより、
デコンプ装置の操作失念によるキックバックの発生を防
止し得て、内燃機関2を確実に始動させることができる
ものである。
また、デコンプ装置は、始動の際の排気カム18による
最初の開放動作時に、デコンプ位置のデコンプカム14
が解除位置に戻されてデコンプが自動的に解除されるこ
とにより、内燃機関2がデコンプ状態により継続して回
転されることがなく、内燃機関2を起動させるまでの時
間を短くすることができる。これにより、内燃機関2の
始動に要する時間を短くし得て、バッテリ20上がりを
招くこともなく、バッテリ20の容量を小とすることが
できる。
第3図は、第2実施例を示すものである。
この第2実施例の特徴とするところは、前記スタータス
イッチ24の他端にスタータモータリレー26の駆動コ
イル36の一端を接続し、この駆動コイル36の他端に
はデコンプ状態検出スイッチ30の一端を接続する。ま
た、このスタータモータリレー26の駆動コイル36の
他端には、オン動作維持リレー32の接点38の一端を
も接続し、この接点38の他端はデコンプ状態検出スイ
ッチ30の他端に接続する。さらに、前記スタータスイ
ッチ24の他端には、オン動作維持リレー32の駆動コ
イル40の一端を接続し、駆動コイル40の他端はスタ
ータモータリレー26の駆動コイル36の他端に接続し
ている。
そして、前記デコンプ状態検出スイッチ30の他端に
は、変速機が中立位置にある場合やクラッチが離脱して
いる場合等の停車状態においてオン動作する、例えばニ
ュートラルスイッチやクラッチスイッチ等の停車状態検
出スイッチ42の一端を接続するとともに、この停車状
態検出スイッチ42の他端を接地している。
この第2実施例の構成によれば、デコンプ状態検出スイ
ッチ30に停車状態検出スイッチ42を直列に接続して
いるので、デコンプ検出スイッチ30がオン動作し、さ
らに、停車状態検出スイッチ42がオン動作していなけ
れば、スタータモータリレー26をオン動作させてスタ
ータモータ28を始動させることはできない。また、ス
タータモータ28の稼動中には、デコンプ状態検出スイ
ッチ30がオフ動作しても、オン動作維持リレー32に
よりスタータモータ28の稼動を継続させ得る。しか
し、停車状態検出スイッチ42がオフ動作すると、スタ
ータモータリレー26の駆動コイル36への電源を遮断
するので、スタータモータリレー26の接点34をオフ
動作させ、スタータモータ28の稼動を停止させる。
このため、この第2実施例によれば、前述第1実施例と
同様に、キックバックの発生を防止し得て内燃機関2を
確実に始動させ得るとともに、内燃機関2の始動に要す
る時間を短かくし得て、バッテリ20上りを招くことな
く容量を小とし得て、また、停車状態検出スイッチ42
を設けることにより停車状態でなければ内燃機関2を始
動させ得ないので、始動時の安全性を確保することがで
きる。
なお、停車状態検出スイッチ42は、第1実施例中に設
けることも可能である。例えば、メインスイッチ22と
スタータスイッチ24との間に停車状態検出スイッチ4
2を直列に挿入すれば、第2実施例と同様の作用効果を
得ることが可能である。また、スタータモータリレー2
6の駆動コイル36やオン動作維持リレー32の駆動コ
イル40の一端を接続し、この停車状態検出スイッチ4
2の接地側の一端に停車状態検出スイッチ42の一端を
接続し、この停車状態検出スイッチ42の他端を接地し
ても同様の作用効果を得ることができる。
[考案の効果] このように、この考案によれば、デコンプ装置のデコン
プカムのデコンプ位置への動作中は、デコンプ状態検出
スイッチがオン動作されることによって、スタータスイ
ッチのオン動作によりスタータモータを始動させ得る。
スタータモータの稼動中は、デコンプが解除されても、
オン動作維持リレーによって、スタータモータの稼動を
継続させることができる。
これにより、デコンプ装置の操作失念によるキックバッ
クの発生を防止し得て内燃機関を確実に始動させること
ができる。
また、デコンプ装置は、始動の際の排気カムによる最初
の開放動作時に、デコンプ位置のデコンプカムが解除位
置に戻されてデコンプが自動的に解除されることによ
り、内燃機関がデコンプ状態により継続して回転される
ことがなく、内燃機関を起動させるまでの時間を短くす
ることができる。これにより、内燃機関の始動に要する
時間を短くし得て、バッテリ上がりを招くこともなく、
バッテリの容量を小とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図はこの考案の実施例を示し、第1図は第1実
施例を示す回路図、第2図は第1実施例の変形例を示す
回路図、第3図は第2実施例を示す回路図、第4図はデ
コンプカムが解除位置にある状態のデコンプ装置を示す
内燃機関の部分断面図、第5図はカムリフトを示す図で
ある。 図において、2は内燃機関、4は燃焼室、6は吸気通
路、8は排気通路、10は吸気弁、12は排気弁、14
はデコンプカム、16は吸気カム、18は排気カム、2
0はバッテリ、22はメインスイッチ、24はスタータ
スイッチ、26はスタータモータリレー、28はスター
タモータ、30はデコンプ状態検出スイッチ、32はオ
ン動作維持リレー、42は停車状態検出スイッチであ
る。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】デコンプレバーによりデコンプカムをデコ
    ンプ位置に回転動作させて排気弁を開放動作させること
    によりデコンプし、始動の際の排気カムによる排気弁の
    最初の開放動作時に前記デコンプカムが解除位置に戻さ
    れてデコンプを自動的に解除するデコンプ装置を備えた
    始動装置において、前記デコンプカムのデコンプ位置へ
    の動作中にのみスタータスイッチのオン動作によりスタ
    ータモータの始動を許容させるべく前記デコンプカムの
    デコンプ位置への動作中にオン動作するデコンプ状態検
    出スイッチをスタータモータリレーに直列に接続して設
    け、前記スタータスイッチのオン動作中は前記デコンプ
    状態検出スイッチのオフ動作にかかわらず前記スタータ
    モータの稼動を継続させるべく前記スタータモータリレ
    ーのオン動作を維持させるオン動作維持リレーを前記デ
    コンプ状態検出スイッチに並列に接続して設けたことを
    特徴とするデコンプ装置を備えた始動装置。
  2. 【請求項2】前記デコンプ状態検出スイッチは、停車状
    態においてオン動作する停車状態検出スイッチを直列に
    接続して設けたデコンプ状態検出スイッチである実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のデコンプ装置を備えた始
    動装置。
JP8271986U 1986-05-31 1986-05-31 デコンプ装置を備えた始動装置 Expired - Lifetime JPH0616987Y2 (ja)

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