JPH0616986A - オフセットインキ用顔料組成物およびその使用 - Google Patents
オフセットインキ用顔料組成物およびその使用Info
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- JPH0616986A JPH0616986A JP20037692A JP20037692A JPH0616986A JP H0616986 A JPH0616986 A JP H0616986A JP 20037692 A JP20037692 A JP 20037692A JP 20037692 A JP20037692 A JP 20037692A JP H0616986 A JPH0616986 A JP H0616986A
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- dispersion
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Abstract
(57)【要約】
【目的】高顔料濃度の分散体の流動性、特に分散工程中
に加熱された状態での流動性に優れたオフセットインキ
組成物を提供する。 【構成】有機顔料100重量部と、炭素数1〜8の脂肪
族ジカルボン酸1〜15重量部からなるオフセットイン
キ用顔料組成物、および該オフセットインキ用顔料組成
物をオフセットインキ用ビヒクルに分散させる高顔料濃
度分散体の製造方法。
に加熱された状態での流動性に優れたオフセットインキ
組成物を提供する。 【構成】有機顔料100重量部と、炭素数1〜8の脂肪
族ジカルボン酸1〜15重量部からなるオフセットイン
キ用顔料組成物、および該オフセットインキ用顔料組成
物をオフセットインキ用ビヒクルに分散させる高顔料濃
度分散体の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高顔料濃度の分散体の流
動性、特に分散工程中に加熱された状態での流動性に優
れたオフセットインキ用顔料組成物およびそれを使用し
た高顔料濃度分散体の製造方法に関する。
動性、特に分散工程中に加熱された状態での流動性に優
れたオフセットインキ用顔料組成物およびそれを使用し
た高顔料濃度分散体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にオフセットインキ組成物中におい
て鮮明な色調と高い着色力を発揮するには、顔料の分散
体ビヒクル中で微細化が必要である。この分散工程で
は、生産効率を向上するため高顔料濃度での分散が一般
的に行われ、ついで種々のビヒクルおよび溶剤を混合
し、印刷インキに調整される。
て鮮明な色調と高い着色力を発揮するには、顔料の分散
体ビヒクル中で微細化が必要である。この分散工程で
は、生産効率を向上するため高顔料濃度での分散が一般
的に行われ、ついで種々のビヒクルおよび溶剤を混合
し、印刷インキに調整される。
【0003】一般に、高顔料濃度の分散体の流動性は温
度依存性があり、高温になるに従い流動性が良くなるた
め、高温での分散が生産効率の面から有利である。しか
し、高顔料濃度の分散体は臨界温度を持ち、一定温度を
越えると分散体は流動性を失い、さらに加熱しても流動
性は上がらず、逆に低下する現象が起こる。この臨界温
度は50〜90℃付近にあり、分散工程中の分散体温度
と同じである。このため、臨界温度以上での高顔料濃度
の分散は、分散不良だけでなく、分散機からの取出し、
輸送が困難となり、高い顔料濃度の分散体を得ることが
できず生産効率の向上を阻害している。この現象はオフ
セットインキの高顔料濃度の分散体に顕著に現れる。ま
た、製品として調整された顔料分散体も流動性が悪い
と、光沢の低下や、印刷適性不良の原因となる。
度依存性があり、高温になるに従い流動性が良くなるた
め、高温での分散が生産効率の面から有利である。しか
し、高顔料濃度の分散体は臨界温度を持ち、一定温度を
越えると分散体は流動性を失い、さらに加熱しても流動
性は上がらず、逆に低下する現象が起こる。この臨界温
度は50〜90℃付近にあり、分散工程中の分散体温度
と同じである。このため、臨界温度以上での高顔料濃度
の分散は、分散不良だけでなく、分散機からの取出し、
輸送が困難となり、高い顔料濃度の分散体を得ることが
できず生産効率の向上を阻害している。この現象はオフ
セットインキの高顔料濃度の分散体に顕著に現れる。ま
た、製品として調整された顔料分散体も流動性が悪い
と、光沢の低下や、印刷適性不良の原因となる。
【0004】以上のような種々の問題を解決するため
に、これまで、特公昭58-28303号、特公昭59-40172号、
特開昭58-167654 号、特開昭59-168070 号、特公昭63-2
0869号、特公昭58-28303号、特公平1-34268 号および特
公平1-34269 号で公知の顔料骨格に酸性基あるいは塩基
性基を導入した化合物による改良が行われているが、オ
フセットインキでは有機溶剤含有量が少ないためほとん
ど効果がない。また、特開昭63-363号には側鎖にポリマ
ー樹脂の置換基を導入して得られる化合物を混合する方
法が記載されているが、高顔料濃度分散体における流動
性改良効果は不十分であり、また臨界温度を高める効果
もない。
に、これまで、特公昭58-28303号、特公昭59-40172号、
特開昭58-167654 号、特開昭59-168070 号、特公昭63-2
0869号、特公昭58-28303号、特公平1-34268 号および特
公平1-34269 号で公知の顔料骨格に酸性基あるいは塩基
性基を導入した化合物による改良が行われているが、オ
フセットインキでは有機溶剤含有量が少ないためほとん
ど効果がない。また、特開昭63-363号には側鎖にポリマ
ー樹脂の置換基を導入して得られる化合物を混合する方
法が記載されているが、高顔料濃度分散体における流動
性改良効果は不十分であり、また臨界温度を高める効果
もない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の種々の
欠点を改良し、高濃度顔料分散体の流動性と、流動性の
臨界温度を高めたオフセットインキ用顔料組成物および
オフセットインキ組成物を提供するものである。
欠点を改良し、高濃度顔料分散体の流動性と、流動性の
臨界温度を高めたオフセットインキ用顔料組成物および
オフセットインキ組成物を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、有機顔料10
0重量部と炭素数1〜8の脂肪族ジカルボン酸1〜15
重量部からなるオフセットインキ用顔料組成物およびオ
フセットインキ用ビヒクル中に該オフセットインキ用顔
料組成物を10〜40重量%配合し、分散することを特
徴とする高顔料濃度分散体の製造方法に関する。
0重量部と炭素数1〜8の脂肪族ジカルボン酸1〜15
重量部からなるオフセットインキ用顔料組成物およびオ
フセットインキ用ビヒクル中に該オフセットインキ用顔
料組成物を10〜40重量%配合し、分散することを特
徴とする高顔料濃度分散体の製造方法に関する。
【0007】本発明で表される有機顔料は、例えば、ア
ゾ系(溶性アゾ系顔料、不溶性アゾ系顔料)、フタロシ
アニン系(青色顔料、緑色顔料)、ジオキサジン系紫色
顔料から選ばれる少なくとも一種がある。
ゾ系(溶性アゾ系顔料、不溶性アゾ系顔料)、フタロシ
アニン系(青色顔料、緑色顔料)、ジオキサジン系紫色
顔料から選ばれる少なくとも一種がある。
【0008】本発明の脂肪族ジカルボン酸は、炭素数1
〜8、好ましくは炭素数3〜7のアルキレン基を有する
α,β−ジカルボン酸が使用できる。脂肪族は飽和脂肪
族系、不飽和脂肪族系およびこれらの異性体を含み得
る。具体的な化合物としては、マロン酸、コハク酸、グ
ルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸、マレイン酸、フマル酸等から選
ばれる少なくとも一種であり、炭素数3〜7のアルキレ
ン基を持つジカルボン酸が好ましい。
〜8、好ましくは炭素数3〜7のアルキレン基を有する
α,β−ジカルボン酸が使用できる。脂肪族は飽和脂肪
族系、不飽和脂肪族系およびこれらの異性体を含み得
る。具体的な化合物としては、マロン酸、コハク酸、グ
ルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸、マレイン酸、フマル酸等から選
ばれる少なくとも一種であり、炭素数3〜7のアルキレ
ン基を持つジカルボン酸が好ましい。
【0009】ジカルボン酸の添加量は、有機顔料100
重量部に対し、1〜15重量部が好ましい。1重量部よ
り少ないと、流動性改良の効果が少なく、また、15重
量部より多く用いても用いた分の効果が得られず、着色
力も低下するため好ましくない。
重量部に対し、1〜15重量部が好ましい。1重量部よ
り少ないと、流動性改良の効果が少なく、また、15重
量部より多く用いても用いた分の効果が得られず、着色
力も低下するため好ましくない。
【0010】ジカルボン酸の処理方法は、有機顔料粉末
とジカルボン酸を単に混合しても十分目的とする効果が
得られるが、ジカルボン酸水溶液、あるいはジカルボン
酸1モルに対し2当量以上の水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム等のアルカリ金属水酸化物と水を室温〜80℃
に加熱し、ジカルボン酸のアルカリ金属塩とした溶液
を、有機顔料スラリーに添加し混合した後、弱酸性と
し、ジカルボン酸のアルカリ金属塩からジカルボン酸に
戻し、顔料表面にジカルボン酸をコーティングする。さ
らに、このスラリーを流動層乾燥機、スプレー乾燥機等
で乾燥し、ジカルボン酸を熱溶融させ、顔料に緊密なコ
ーティング層を形成する方法を用いれば更に良好な結果
を得ることができる。
とジカルボン酸を単に混合しても十分目的とする効果が
得られるが、ジカルボン酸水溶液、あるいはジカルボン
酸1モルに対し2当量以上の水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム等のアルカリ金属水酸化物と水を室温〜80℃
に加熱し、ジカルボン酸のアルカリ金属塩とした溶液
を、有機顔料スラリーに添加し混合した後、弱酸性と
し、ジカルボン酸のアルカリ金属塩からジカルボン酸に
戻し、顔料表面にジカルボン酸をコーティングする。さ
らに、このスラリーを流動層乾燥機、スプレー乾燥機等
で乾燥し、ジカルボン酸を熱溶融させ、顔料に緊密なコ
ーティング層を形成する方法を用いれば更に良好な結果
を得ることができる。
【0011】本発明の顔料組成物は、オフセットインキ
用に使用される。オフセットインキは、本発明の顔料組
成物3〜40重量%、オフセットインキ用ビヒクル45
〜97重量%、その他の補助剤や体質顔料0〜20重量
%からなり、オフセットインキ用ビヒクルは、ロジン変
性フェノール樹脂、石油樹脂、アルキド樹脂、または、
これらの乾性油変性樹脂など20〜50重量%と、アマ
ニ油、桐油、大豆油などの植物油0〜30重量%、n−
パラフィン、イソパラフィン、アロマテック、ナフテ
ン、α−オレフィンなどの溶剤10〜60重量%からな
るものである。また、インキ用溶剤、ドライヤー、レベ
リング改良剤、増粘剤等の公知の添加剤を適宜配合して
オフセットインキとする。
用に使用される。オフセットインキは、本発明の顔料組
成物3〜40重量%、オフセットインキ用ビヒクル45
〜97重量%、その他の補助剤や体質顔料0〜20重量
%からなり、オフセットインキ用ビヒクルは、ロジン変
性フェノール樹脂、石油樹脂、アルキド樹脂、または、
これらの乾性油変性樹脂など20〜50重量%と、アマ
ニ油、桐油、大豆油などの植物油0〜30重量%、n−
パラフィン、イソパラフィン、アロマテック、ナフテ
ン、α−オレフィンなどの溶剤10〜60重量%からな
るものである。また、インキ用溶剤、ドライヤー、レベ
リング改良剤、増粘剤等の公知の添加剤を適宜配合して
オフセットインキとする。
【0012】本発明の顔料組成物は、オフセットインキ
の高顔料濃度分散体を製造するのに有用である。すなわ
ち、顔料組成物をオフセットインキ用ビヒクルに対して
10〜40重量%、好ましくは15〜35重量%の高濃
度に配合し、40〜120℃の温度、好ましくは60〜
100℃で分散する。分散温度が40℃より低くても、
あるいは120℃より高くても高顔料濃度分散体の流動
性が低下するので好ましくない。分散機としては、ディ
ゾルバー、ハイスピードミキサー、ホモミキサー、サン
ドミル、ロールミル、アトライター、ニーダー等を使用
する。分散方法としては、粉末状の顔料組成物を用い分
散を行うが、乾燥工程を省略し、ペースト状の顔料組成
物をフラッシャー等を用いフラッシングにより直接分散
することもできる。
の高顔料濃度分散体を製造するのに有用である。すなわ
ち、顔料組成物をオフセットインキ用ビヒクルに対して
10〜40重量%、好ましくは15〜35重量%の高濃
度に配合し、40〜120℃の温度、好ましくは60〜
100℃で分散する。分散温度が40℃より低くても、
あるいは120℃より高くても高顔料濃度分散体の流動
性が低下するので好ましくない。分散機としては、ディ
ゾルバー、ハイスピードミキサー、ホモミキサー、サン
ドミル、ロールミル、アトライター、ニーダー等を使用
する。分散方法としては、粉末状の顔料組成物を用い分
散を行うが、乾燥工程を省略し、ペースト状の顔料組成
物をフラッシャー等を用いフラッシングにより直接分散
することもできる。
【0013】得られた高顔料分散体はオフセットインキ
用ビヒクルで稀釈されオフセットインキとして使用され
る。本発明の顔料組成物の作用機構としては、顔料粒子
に表面処理したジカルボン酸が、樹脂吸着層の形成に寄
与し、オフセットインキ用ビヒクルに含まれる樹脂成分
との間の親和性が高まり、高顔料濃度分散体の流動性が
改良されると推定される。
用ビヒクルで稀釈されオフセットインキとして使用され
る。本発明の顔料組成物の作用機構としては、顔料粒子
に表面処理したジカルボン酸が、樹脂吸着層の形成に寄
与し、オフセットインキ用ビヒクルに含まれる樹脂成分
との間の親和性が高まり、高顔料濃度分散体の流動性が
改良されると推定される。
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。例
中、部とは重量部を、%とは重量%をそれぞれ表す。
中、部とは重量部を、%とは重量%をそれぞれ表す。
【0014】実施例1 β型銅フタロシアニンブルー(C.I.ピグメントブル
ー15:3)100部とアジピン酸5部を混合粉砕し、
顔料組成物を得た。顔料組成物15部とロジン変成フェ
ノール樹脂ワニス35部をサンドミルで10μm 以下と
なるまで分散し、オフセットインキ用ベースインキを調
整した。得られたオフセットインキ用ベースインキは、
高温になる程流動性は向上し、80℃で優れた流動性を
示した。
ー15:3)100部とアジピン酸5部を混合粉砕し、
顔料組成物を得た。顔料組成物15部とロジン変成フェ
ノール樹脂ワニス35部をサンドミルで10μm 以下と
なるまで分散し、オフセットインキ用ベースインキを調
整した。得られたオフセットインキ用ベースインキは、
高温になる程流動性は向上し、80℃で優れた流動性を
示した。
【0015】比較例1 実施例1でアジピン酸処理を行わないβ型銅フタロシア
ニンブルー(C.I.ピグメントブルー15:3)を用
い、実施例1と同様の操作により調整したオフセットイ
ンキ用ベースインキは、60℃に極大値を持ち、80℃
での流動性は劣るものであった。
ニンブルー(C.I.ピグメントブルー15:3)を用
い、実施例1と同様の操作により調整したオフセットイ
ンキ用ベースインキは、60℃に極大値を持ち、80℃
での流動性は劣るものであった。
【0016】比較例2 実施例1でアジピン酸をステアリン酸に変えた以外は同
様の操作を行ない調整したオフセットインキ用ベースイ
ンキの80℃での流動性は実施例1より劣るものであっ
た。
様の操作を行ない調整したオフセットインキ用ベースイ
ンキの80℃での流動性は実施例1より劣るものであっ
た。
【0017】実施例2 β型銅フタロシアニンブルー(C.I.ピグメントブル
ー15:3)100部を含むペースト状顔料を水500
部に添加し、攪拌によりスラリー状にしたものに、アジ
ピン酸5部を水100部とともに70℃で溶解した溶液
を添加し、70℃で30分間混合した。塩酸によりpH
を6に調整した後、スプレー乾燥により顔料組成物を得
た。実施例1と同様の操作により調整したオフセットイ
ンキ用ベースインキは80℃で優れた流動性を示した。
ー15:3)100部を含むペースト状顔料を水500
部に添加し、攪拌によりスラリー状にしたものに、アジ
ピン酸5部を水100部とともに70℃で溶解した溶液
を添加し、70℃で30分間混合した。塩酸によりpH
を6に調整した後、スプレー乾燥により顔料組成物を得
た。実施例1と同様の操作により調整したオフセットイ
ンキ用ベースインキは80℃で優れた流動性を示した。
【0018】実施例3 実施例1のアジピン酸をマロン酸に変えた以外は同様の
操作を行い顔料組成物を得た。実施例1と同様の操作に
より調整したオフセットインキ用ベースインキは80℃
で優れた流動性を示した。
操作を行い顔料組成物を得た。実施例1と同様の操作に
より調整したオフセットインキ用ベースインキは80℃
で優れた流動性を示した。
【0019】実施例4 実施例1のアジピン酸をスベリン酸に変えた以外は同様
の操作を行い顔料組成物を得た。実施例1と同様の操作
により調整したオフセットインキ用ベースインキは80
℃で優れた流動性を示した。
の操作を行い顔料組成物を得た。実施例1と同様の操作
により調整したオフセットインキ用ベースインキは80
℃で優れた流動性を示した。
【0020】実施例5 溶性アゾ(C.I.ピグメントレッド57:1)100
部とアジピン酸5部を混合粉砕し、顔料組成物を得た。
実施例1と同様の操作により調整したオフセットインキ
用ベースインキは80℃で優れた流動性を示した。
部とアジピン酸5部を混合粉砕し、顔料組成物を得た。
実施例1と同様の操作により調整したオフセットインキ
用ベースインキは80℃で優れた流動性を示した。
【0021】比較例3 実施例5でアジピン酸処理を行わない溶性アゾ(C.
I.ピグメントレッド57:1)を用い、実施例1と同
様の操作により調整したオフセットインキ用ベースイン
キの80℃の流動性は劣るものであった。
I.ピグメントレッド57:1)を用い、実施例1と同
様の操作により調整したオフセットインキ用ベースイン
キの80℃の流動性は劣るものであった。
【0022】実施例6 不溶性アゾ(C.I.ピグメントイエロー12)100
部とアジピン酸5部を混合粉砕し、顔料組成物を得た。
実施例1と同様の操作により調整したオフセットインキ
用ベースインキは80℃で優れた流動性を示した。
部とアジピン酸5部を混合粉砕し、顔料組成物を得た。
実施例1と同様の操作により調整したオフセットインキ
用ベースインキは80℃で優れた流動性を示した。
【0023】比較例4 実施例6でアジピン酸処理を行わない不溶性アゾ(C.
I.ピグメントイエロー12)を用い、実施例1と同様
の操作により調整したオフセットインキ用ベースインキ
の80℃の流動性は劣るものであった。
I.ピグメントイエロー12)を用い、実施例1と同様
の操作により調整したオフセットインキ用ベースインキ
の80℃の流動性は劣るものであった。
【0024】実施例7 銅フタロシアニングリーン(C.I.ピグメントグリー
ン7)100部とアジピン酸5部を混合粉砕し、顔料組
成物を得た。実施例1と同様の操作により調整したオフ
セットインキ用ベースインキは80℃で優れた流動性を
示した。
ン7)100部とアジピン酸5部を混合粉砕し、顔料組
成物を得た。実施例1と同様の操作により調整したオフ
セットインキ用ベースインキは80℃で優れた流動性を
示した。
【0025】比較例5 実施例7でアジピン酸処理を行わない銅フタロシアニン
グリーン(C.I.ピグメントグリーン7)を用い、実
施例1と同様の操作により調整したオフセットインキ用
ベースインキの80℃の流動性は劣るものであった。
グリーン(C.I.ピグメントグリーン7)を用い、実
施例1と同様の操作により調整したオフセットインキ用
ベースインキの80℃の流動性は劣るものであった。
【0026】実施例8 ジオキサジンバイオレット(C.I.ピグメントバイオ
レット23)100部とアジピン酸5部を混合粉砕し、
顔料組成物を得た。実施例1と同様の操作により調整し
たオフセットインキ用ベースインキは80℃で優れた流
動性を示した。
レット23)100部とアジピン酸5部を混合粉砕し、
顔料組成物を得た。実施例1と同様の操作により調整し
たオフセットインキ用ベースインキは80℃で優れた流
動性を示した。
【0027】比較例6 実施例8でアジピン酸処理を行わないジオキサジンバイ
オレット(C.I.ピグメントバイオレット23)を用
い、実施例1と同様の操作により調整したオフセットイ
ンキ用ベースインキの80℃の流動性は劣るものであっ
た。
オレット(C.I.ピグメントバイオレット23)を用
い、実施例1と同様の操作により調整したオフセットイ
ンキ用ベースインキの80℃の流動性は劣るものであっ
た。
【0028】表1に本発明にかかわる顔料組成物を用い
たオフセットインキ用ベースインキの流動性を示す。流
動性の評価は、JIS K5702のガラス板流度計を
用い、80℃におけるインキ1ccの10分間に流れた
長さを測定した。数値が大きい程流動性が良いことを示
す。
たオフセットインキ用ベースインキの流動性を示す。流
動性の評価は、JIS K5702のガラス板流度計を
用い、80℃におけるインキ1ccの10分間に流れた
長さを測定した。数値が大きい程流動性が良いことを示
す。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】本発明によれば高濃度顔料分散体の流動
性と、流動性の臨界温度を高めたオフセットインキ組成
物を提供できる。
性と、流動性の臨界温度を高めたオフセットインキ組成
物を提供できる。
【0031】
図1は実施例1と比較例1の顔料組成物を用いたオフセ
ットインキ用ベースインキの流動性の温度による影響を
示すグラフである。
ットインキ用ベースインキの流動性の温度による影響を
示すグラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】 有機顔料100重量部と炭素数1〜8の
脂肪族ジカルボン酸1〜15重量部とからなるオフセッ
トインキ用顔料組成物。 - 【請求項2】 オフセットインキ用ビヒクル中に請求項
1記載のオフセットインキ用顔料組成物を10〜40重
量%配合し、分散することを特徴とする高顔料濃度分散
体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20037692A JP2924473B2 (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | オフセットインキ用顔料組成物およびその使用 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20037692A JP2924473B2 (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | オフセットインキ用顔料組成物およびその使用 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0616986A true JPH0616986A (ja) | 1994-01-25 |
JP2924473B2 JP2924473B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=16423291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20037692A Expired - Fee Related JP2924473B2 (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | オフセットインキ用顔料組成物およびその使用 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2924473B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1300450A1 (en) * | 2000-04-07 | 2003-04-09 | Dainippon Ink And Chemicals, Inc. | Printing ink composition |
US8426499B2 (en) | 2008-03-28 | 2013-04-23 | Dic Corporation | Offset printing ink |
US9187578B2 (en) | 2009-04-16 | 2015-11-17 | Dic Corporation | Polymer modified pigment and production process of the same |
-
1992
- 1992-07-03 JP JP20037692A patent/JP2924473B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
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---|---|---|---|---|
EP1300450A1 (en) * | 2000-04-07 | 2003-04-09 | Dainippon Ink And Chemicals, Inc. | Printing ink composition |
US8426499B2 (en) | 2008-03-28 | 2013-04-23 | Dic Corporation | Offset printing ink |
US9187578B2 (en) | 2009-04-16 | 2015-11-17 | Dic Corporation | Polymer modified pigment and production process of the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2924473B2 (ja) | 1999-07-26 |
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