JPH0616962Y2 - 船外機エンジンの空気取入構造 - Google Patents

船外機エンジンの空気取入構造

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JPH0616962Y2
JPH0616962Y2 JP11825686U JP11825686U JPH0616962Y2 JP H0616962 Y2 JPH0616962 Y2 JP H0616962Y2 JP 11825686 U JP11825686 U JP 11825686U JP 11825686 U JP11825686 U JP 11825686U JP H0616962 Y2 JPH0616962 Y2 JP H0616962Y2
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JP
Japan
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engine
air intake
handle
engine cover
recoil starter
Prior art date
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JP11825686U
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JPS6324367U (ja
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秀一 三嶋
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、船外機エンジンの空気取入構造に係り、特に
エンジンカバーに設けられて成る船外機エンジンの空気
取入構造に関する。
〔従来の技術〕
一般に、船外機やエンジン発電機等のエンジン機器にあ
っては、エンジン駆動等のため、外部の空気を機器の内
部に取り入れる空気取入口が必要とされる。この空気取
入口としては、例えば実開昭59−195096号公報
記載のものが知られている。そして、この公報記載の提
案にみられるように、空気取入口はエンジンカバーの一
部に単独に設けられるという構造になっていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述した従来技術にあっては、空気取入
口がエンジンカバーの所定箇所に単独に設けられるた
め、その分、製作工程が複雑となり、従って機器全体の
生産コストが上昇するという不都合があった。
〔考案の目的〕
本考案は、かかる従来技術の有する不都合に鑑みなされ
たもので、船外機にあってエンジン用として独立した空
気取入口を設けることなく、当該エンジン用の空気を外
部から有効に取り入れることを可能とした船外機エンジ
ンの空気取入構造を提供することを、その目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本考案では、船外機用のエンジン及び該エンジ
ン始動用のリコイルスタータを内側に配して装備された
エンジンカバーと、このエンジンカバーの一側面に設け
られたリコイルスタータ用のロープガイド機構と、リコ
イルスタータにスタータ起動用のロープを介して連結さ
れた牽引ハンドルとを備えている。そして、牽引ハンド
ルがロープガイド機構に係合された状態にあって,当該
ロープガイド機構と牽引ハンドルとの各一部に,エンジ
ンカバーの外部と内部とを連通せしめる空気取入路を設
ける、という構成採っている。これによって前述した目
的を達成しようとするものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図ないし第2図に基づい
て説明する。
第1図ないし第2図において、符号2は船外機の上部に
おけるカウリングの一部を成すエンジンカバーを示す。
このエンジンカバー2の船体側(第1図における手前
側)の面の中央部に、リコイルスタータ用で筒状に形成
されたロープガイド6の一端部が装着されている。この
筒状のロープガイド6は、その中心部の空胴部分がエン
ジンカバー2の外部と内部とを連通せしめる適度のサイ
ズの案内路6Aを形成している。そして、この案内路6
Aの前述した船体側に位置する部分の下部側が、後述す
るリコイルスタータのハンドル8を収納し保持可能なよ
うに段状に形成されている。
一方、エンジンカバー2内に位置するエンジン10に
は、該エンジンを始動せしめるためのリコイルスタータ
10Aが装備されている。このリコイルスタータ10A
のロープ12は、ロープガイド6の案内路6Aに遊挿せ
しめられ、しかもロープ10の先端には、ハンドル8が
装着されている。
上記ハンドル8は、上方からみて略T字状に形成されて
おり、その底部及びエンジン10側の側面が図示の如く
開放され、これによって吸気路8Aが形成されている。
この吸気路8Aと前述した案内路6Aとにより空気取入
路が形成されている。ハンドル8の内側上部には、第2
図(a)(b)に示す如く係止板8Bが一体的に設けられ、こ
の係止板8Bに前述したロープ10の一端が係止されて
いる。このため、必要に応じてハンドル8を引くことに
よって、リコイルスタータ10Aを駆動せしめることが
でき、従ってエンジン10を始動せしめることができ
る。
次に、本実施例の動作を説明する。
エンジン10を始動させるためにハンドル8を引いた場
合、該ハンドル8とエンジンカバー2(即ち、ロープガ
イド6)との位置関係は、第2図(a)に示された如くに
なる。この場合、空気は矢印Pで示すように、ロープガ
イド6の案内路6Aを介してエンジンカバー2の外部か
ら内部に至り、エンジン10の駆動に供せられる。
これとは反対に、エンジン10の始動が終了し、ハンド
ル8を元の位置に戻した場合の該ハンドル8とロープガ
イド6との位置関係は、第2図(b)に示された如くにな
る。この場合、エンジン外部の空気は、矢印Pで示すよ
うに、ハンドル8の吸気路8A及びこれに引き続いてロ
ープガイド6の案内路6Aを介して内部に至る。即ち、
エンジン始動時以外の状態であっても、エンジン駆動用
の空気が何ら支障なく供給される。
このように、本実施例では、従来から装備されているリ
コイルスタータ10Aのロープガイド6の案内路6Aを
利用するとともに、極めて構成の簡単な吸気路8Aをハ
ンドル8に設けることによって、該ハンドル8を空気取
入口の一部としても機能させている。このため、従来技
術にみられたように、エンジンカバー2に改めて空気取
入口を設ける必要がなく、その分、体裁がよく且つ生産
コストも低減せしめられる。また、ハンドル8は、通
常、船体側に装備されていることから、空気取入口が後
部に位置する従来技術に比べて、船外機のプロペラによ
る水しぶき等が空気取入口より流入するという事態が少
なくなる。
ここで、上記実施例では、ハンドル8の吸気路8Aは、
該吸気路8Aに対する空気が下面から流入するよう構成
したが、本考案は必ずしもこれに限定されず、例えば第
3図に示す如く構成してもよい。具体的には、第3図
(a)では、吸気路8Aに対する空気は、ハンドル8の正
面に設けられた穴8C,…,8Cを介して矢印Pの如く
流入可能に構成されている。また、同図(b)では、ハン
ドル8の左右側面に形成された穴8D,…,8Dを介し
て流入可能になっている。また、ハンドルの上部から流
入するよう構成してもよいことは勿論であり、これらに
よって設計の自由度が向上するという利点が得られる。
また、吸気路に対しては防塵用ネット等を装備するとし
てもよい。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成され機能するので、これによ
ると、既に装備されているリコイルスタータのための装
備の一部を兼用する形で空気取入口を設けることができ
る。従って、エンジンカバーの他の箇所に独立して空気
取入口を設ける必要が全くなくなり、これがため生産コ
ストを著しく低減せしめることができるという従来にな
い実用的な船外機エンジンの空気取入構造を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略斜視図、第2図
(a)(b)は各々第1図のII−II線に沿った概略構成に対す
る空気の流れを示す説明図、第3図(a)(b)は各々吸気路
の他の例を示す斜視図である。 2……エンジンカバー、6……ロープガイド、 6A……空気取入路の一部を成す案内路、8……ハンド
ル、8A……空気取入路の一部を成す吸気路、10A…
…リコイルスタータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】船外機用のエンジン及び該エンジン始動用
    のリコイルスタータを内側に配して装備されたエンジン
    カバーと、このエンジンカバーの一側面に設けられた前
    記リコイルスタータ用のロープガイド機構と、前記リコ
    イルスタータにスタータ起動用のロープを介して連結さ
    れた牽引ハンドルとを備え、 前記牽引ハンドルが前記ロープガイド機構に係合された
    状態にあって,当該ロープガイド機構と前記牽引ハンド
    ルとの各一部に,前記エンジンカバーの外部と内部とを
    連通せしめる空気取入路を設けたことを特徴とする船外
    機エンジンの空気取入構造。
JP11825686U 1986-07-31 1986-07-31 船外機エンジンの空気取入構造 Expired - Lifetime JPH0616962Y2 (ja)

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JPS6324367U JPS6324367U (ja) 1988-02-17
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JPS6324367U (ja) 1988-02-17

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