JPH06169459A - カラ−カメラ装置 - Google Patents

カラ−カメラ装置

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JPH06169459A
JPH06169459A JP3155364A JP15536491A JPH06169459A JP H06169459 A JPH06169459 A JP H06169459A JP 3155364 A JP3155364 A JP 3155364A JP 15536491 A JP15536491 A JP 15536491A JP H06169459 A JPH06169459 A JP H06169459A
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signal
color
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signals
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隆志 清藤
Shozo Yokoyama
昭三 横山
Hiroshi Nishiyama
寛 西山
Mamoru Miyashita
守 宮下
Satoru Yoshida
悟 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ビデオカメラのカラ−信号系の処
理に関し、画質改善を目的とする。 【構成】 ラッチ回路502,503 及びフィルタ504,505 に
より2系統の同タイミングとなる信号を抽出し、この信
号を色分離回路506 により狭帯域輝度信号と赤及び青の
線順次色信号とに分離し、混合回路509 で線順次色差信
号を得る。これらの信号は補間・雑音除去回路511 雑音
除去と共に同時化を図り、色差マトリクス回路512 を経
た後、スライス回路514 からの高レベル画素情報に基づ
き色消し回路513 で色偽信号の除去をし、画質改善を図
るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカラーカメラ装
置に関し、特に、カラー信号のデジタル信号処理に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル信号処理の進歩に伴いカ
メラ一体型記録再生装置に利用される回路技術も、従来
のアナログ処理からデジタル処理に置き換わる部分が数
多くなってきている。特に、この種の装置においては、
カメラ部の信号処理の一部ないし全部がデジタル化され
つつあり、このカメラ部をデジタル化することで部品点
数の削減、調整工程の削減、安定度の向上、高画質化、
多機能化等のメッリトが期待できるものとなっている。
図8は従来の撮像装置のブロック図で、被写体からの撮
像光は撮像素子(CCD)21で光電変換される。この
撮像素子21には、図9に示す補色型の色フィルタ21
aが内臓されており、Mg(マゼンタ)、G(グリー
ン)、Cy(シアン)、Ye(イエロー)の各フィルタ
が光電変換素子上に重ねられた2列4行の繰り返し構成
となっている。この出力信号は輝度信号に変調色信号が
多重されるもので、次段の相関二重サンプリング回路
(CDS)22において、間欠信号が連続した信号とさ
れる。そして、ゲイン・コントロール回路(AGC)2
3で、ゲインコントロールされる。この出力信号の一方
は、ローパスフィルタ24により高域成分が除去されて
輝度成分が取り出される。その後、輝度信号処理回路2
5に供給されて、アパーチャ補正、ガンマ補正等の信号
処理が施されることになる。分岐した出力信号の他方
は、サンプル・ホールド回路(S/H)26,27で、
サンプリングパルスSP1,SP2により画素毎に交互
にサンプリングされ、ローパスフィルタ(LPF)2
8,29に供給されて帯域制限される。帯域制限された
これら両信号は、加算器30で互いに加算されて狭帯域
輝度信号(YL=2R+3G+2B)を得る。また、こ
れら両信号は、その一方がゲイン・コントロール回路
(VCA)31を経た後に減算噐33に供給されて減算
され、その結果、赤信号(2R)を得る。同様に、減算
噐34からは青信号(2B)が得られる。その後、前記
三信号は増幅器35,36,37で夫々信号増幅され
る。狭帯域輝度信号は、ガンマ補正回路38、ホワイト
・ベースクリップ回路39を経て減算器40に供給され
る。R信号及びB信号はホワイト・バランス回路41,
42に供給され、スイッチ43より線順次信号として取
り出される。そして、これら信号は、ガンマ補正回路4
4、ホワイト・ベースクリップ回路45を経て減算器4
0に供給される。そして、この減算器40からは、B−
Y及びR−Yの色差信号が順次取り出される。これら色
差信号は入來中の現在の信号と1水平走査期間遅延回路
(1HDL)46、ローパスフィルタ(LPF)47を
経た1水平走査期間前の信号とで同時化を図って、スイ
ッチ48、49よりR−Y及びB−Yの色差信号を同時
に出力する。ゲイン・コントロール回路(VCA)5
0,51にはエッジ抽出回路52よりエッジ信号が夫々
供給されており、これにより色偽信号の発生を防止して
いる。そして、これら出力信号はベース・クリップ回路
53,54に供給された後、エンコーダ処理回路55に
おいて平衡変調されると共に、バースト信号の付与等の
信号処理がなされて、NTSCの場合には3,58MH
Zの色信号とされる構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来装
置にあっては、各回路をアナログ処理で行っているため
に、素子のバラツキにより画素ずれが生じたり、温度変
化の影響を受けて回路の安定性を欠き、色にじみ等の発
生を伴うものであった。そこで、本発明が解決しようと
する課題は、前記問題を解決する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る装置は、以
上のような課題を解決するものであり、以下の構成より
成る。すなわち、入来する撮像光を所定の画素毎に配列
される補色型の色フィルタにより輝度信号に変調色信号
が多重された多重変調信号として取り出し、この多重変
調信号を撮像素子で光電変換し、この光電変換した信号
をアナログ/デジタル変換手段によりデジタル信号に変
換し、このデジタル信号から色信号を分離して所定の色
信号処理を行う色信号処理回路を有するカラーカメラ装
置において、前記画素の繰り返し周波数の1/2で互い
に位相が180度異なる2つのパルスで第1と第2の系
統の信号を取り出す信号抽出手段と、前記画素の繰り返
し周波数と同周波数で構成され、前記第1の系統の信号
を前記第2の系統の信号の出力タイミングに補間するよ
うに出力するフィルタと、このフィルタからの出力信号
を加減・乗算により狭帯域輝度信号並びに赤色信号及び
青色信号の線順次信号を得る色信号分離手段と、これら
3信号をガンマ補正するガンマ補正手段と、前記狭帯域
輝度信号と、前記赤色信号及び青色信号との夫々の差よ
り赤色及び青色の線順次色差信号を得る減算手段と、こ
れら2つの線順次色差信号を雑音除去回路を含んで同時
化する同時化手段と、これら同時化された2つの色差信
号にマトリクス処理を施すマトリクス手段と、前記フィ
ルタの入力信号の所定以上のレベルを検出し、この所定
以上のレベルの画素と、この画素の前後の画素を検出す
る検出手段と、この検出手段の出力信号に基づき前記2
つの色差信号を抑圧する抑圧手段とを具備してなる構成
のカラーカメラ装置。
【0005】
【作用】位相が互いに180度異なるパルスを有した抽
出手段により2系統の信号を抽出し、これらの信号をフ
ィルタにより同タイミングの信号となるように補間し、
この信号は色信号分離手段により狭帯域輝度信号と赤及
び青の線順次信号とに分離され、その後、減算手段によ
り前記3信号により線順次色差信号が得られる。そし
て、これらの線順次色差信号は雑音除去回路を含んだ同
時化手段により雑音除去を図りながら同時化信号され
る。この同時化された信号は、マトリクス手段を経た
後、検出手段からの所定以上のレベルの画素と、この画
素の前後の画素の情報に基づき、抑圧手段により色差信
号が抑圧される。
【0006】
【実施例】本発明に係るカラーカメラ装置の一実施例に
つき、図面を用いて詳述する。図1はカラーカメラ装置
の概略ブロック図を示す。同図において、1はレンズ系
で、このレンズ系1からの光学像は、固体撮像素子(C
CD)2に入射されて光電変換される。この固体撮像素
子2の前段側には、記述の色フィルタ21aと同一構成
の補色型の色フィルタが内蔵されており、これにより輝
度信号に変調色信号が多重された信号が出力され、次段
の相関二重サンプリング回路(CDS)2aにおいて、
間欠信号が連続信号として取り出される。その後、ゲイ
ン・コントロール回路(AGC)2bを通じた信号は、
アナログ/デジタル変換回路3に供給されて、デジタル
信号に変換される。輝度信号処理回路4においは、後述
する所定の信号処理が施されると共に、これより分岐し
た信号は、色信号処理回路5において後述する所定の信
号処理が施される。この処理された信号と前記輝度信号
処理回路4からの信号とは、エンコーダ処理回路6に供
給されて、ここで、後述する同時化等のエンコーダ処理
が施される。そして、この信号が、デジタル/アナログ
変換回路7で、再びアナログ信号に戻される。さらに、
前記輝度信号処理回路4、色信号処理回路5及びエンコ
ーダ処理回路6内の各回路のデータは、データバス9を
介してマイクロ・プロセッサ(CPU)8に供給されて
おり、これらデータがマイクロ・プロセッサ(CPU)
8により演算処理されて、前記各回路を制御し得る構成
となっている。
【0007】以下、この構成につき図2乃至図7を用い
て、さらに詳細に説明する。図2は輝度信号処理回路4
のブロック構成図で、同図において、入力端子400に
はアナログ/デジタル変換回路3よりデジタル化された
信号が供給されており、この入力信号は、クランプ回路
400に供給され、ここで、所定のオプチカル・ブラッ
ク・レベルにクランプされる。この出力信号の一方は、
色信号処理回路5に出力されると共に、他方はフリッカ
補正回路402に供給されて、入来する信号に蛍光灯等
のフリッカ成分が含まれている場合には、ここで、フリ
ッカ成分をが除去されることになる。フレア補正回路4
03では、明暗画像を適性状態にするためのフレア補正
がなされる。そして、この信号はゲイン・コントロール
回路(GCA)404でゲイン・コントロールされ、ガ
ンマ補正回路405で所定のガンマ値に補正される。さ
らに、この出力はトラップ・フィルタ(TRAPFil
ter)406に供給されて色成分が除去され、次段の
アパーチャ補正回路407において、アパーチャ補正を
受けることになる。このアパーチャ補正回路407は、
1H遅延回路407aと、この出力信号をさらに1水平
走査期間遅延する1H遅延回路407bと、これらの回
路407a,407bの出力信号と前記トラップ・フィ
ルタ407からの出力信号とで加減算、乗算を行う演算
回路407cとより構成される。このアパーチャ補正回
路407では、演算器407cにおいて下記の演算に基
づき水平、垂直方向のフィルタリングを行い、水平、垂
直別々にアパコン量の演算処理をし、ノイズの目立たな
いアパーチャ補正を行うようにしている。
【0008】図3(A)、(B)を参照してこの演算方
法につき説明する。図3(A)は水平方向のアパコン量
を得る方法を説明するための画素データの模式図で、同
図において、A1〜A3の縦列に対しては、A={A2
+(A1+A3)÷2}÷2のフィルタリングを行う。
B1〜B3、C1〜C3に対しても同様に演算を行いA
〜Eのデータを得る。このA〜Eの5個のデータに対し
水平方向のアパコン係数K1,K2,K3を乗算し、次
式で示す水平アパコン量を得る。 APH=(D+E)K1+(A+C)K2+B・K3
【0009】同様に図3(B)は、垂直方向のアパコン
量を得る方法を説明するための画素データの模式図で、
A1,B1,C1の横列に対してF={B1+(A1+
C1)÷2}÷2のフィルタリングを行い、A2,B
2,C2列、A3,B3,C3列に対しても同様に演算
を行いF〜Hの3個のデータを得る。このデータに対し
て垂直方向のアパコン係数K4,K5を乗じて、次式で
示す垂直アパコン量を得る。 APv=(F+H)K4+G・K5 上記二式で得られたAPH,APvの値に対して必要に
応じて別々のコアリングを行い、その後、両方の値を演
算してアパコン量を得る。この時フィルタリングとして
は、上記二式を使い、係数K1〜K5に対しては、例え
ば−0,5、−1、3、,−1、2が夫々使用される。
そして、このアパーチャ補正回路407でアパチャ補正
された信号は、次段のエンコーダ処理回路5に供給され
ることになる。
【0010】図4は本発明の要部となる色信号処理回路
5のブロック図である。同図において、前記クランプ回
路400から分岐した信号は、この回路5内の入力端子
501より入力される。この入力信号は、ラッチ回路5
02及び503に供給され、ここで、画素の繰り返し周
波数の1/2で互いに位相の180度異なるサンプリン
グパルスSP1及びSP2のタイミングにより交互にラ
ッチされて、ローパスフィルタ(LPF)504及び5
05に夫々供給される。これらローパスフィルタ504
及び505は、画素の繰り返し周波数と同じ周波数で構
成し、前記サンプリングパルスSP1、SP2の2倍の
周波数のクロック信号を使用して、一方のローパスフィ
ルタの出力タイミングを他方のローパスフィルタの出力
タイミングに合わせるように補間している。これは、前
記サンプリングパルスSP1、SP2を夫々のローパス
フィルタのクロック信号として使用した場合、その出力
もサンプリングパルスSP1、SP2のタイミングで出
力されてしまい、ローパスフィルタ504及び505の
後の相互の演算において、位置の異なる画素で演算する
ことになり、色偽信号の発生の原因となる。そこで、こ
れを防ぐために行っているものである。前記ローパスフ
ィルタ504からの一方側の信号と、ローパスフィルタ
505からの他方側の信号とは、色分離回路506の加
算器5O6aで互いに加算されて狭帯域輝度信号(Y
L)として取り出される。この狭帯域輝度信号は次段の
ガンマ補正回路508の一端側に供給されると共に、後
述する色信号処理回路5内に設けられるオート信号処理
回路10に供給される。また、前記ローパスフィルタ5
05より入來する信号は、乗算回噐506bに供給さ
れ、ここで、データバス9を通じて供給される所定数が
乗じられて減算回路506cに供給される。この減算回
路506cでは、前記ローパスフィルタ504から入來
する信号より減算を行い、R及びB信号の線順次信号が
取り出される。これらR及びB信号は次段のホワイトバ
ランス回路(WB)507に供給されると共に、前記オ
ート信号処理回路10に供給される。
【0011】ホワイトバランス調整が施された前記R及
びB信号信号は、ガンマ補正回路508の他端側に供給
され、前記一端側に供給された狭帯域輝度信号と共にガ
ンマ補正され、次段の混合回路509に夫々供給され
る。また、ガンマ補正回路508より出力された狭帯域
輝度信号は、前記オート信号処理回路10に供給され
る。混合回路509では、順次入来するR及びB信号よ
り狭帯域輝度信号を差し引きR−Y及びB−Y信号の線
順次色差信号を得る。クロマゲイン回路510でゲイン
コントロールされた色差信号は、オート信号処理回路1
0に供給されると共に、補間・色信号雑音除去回路(同
時化回路)511に供給される。ここでは、S/Nを重
視する雑音除去の場合には、色信号雑音除去回路部を作
動させるようにし、垂直方向の解像度を重視する場合に
は、補間回路部を作動させるようにして雑音低減を図る
と共に前記色差信号(R−Y及びB−Y)を同時化して
いる。
【0012】図5はこの補間・色信号雑音除去回路(同
時化回路)511のブロック図で、同図において、ここ
で、S/Nを重視する場合には、図示しないスイッチを
H側に操作する。これによりHレベルのコントロールパ
ルス(CTL1)がSW1、SW2、SW3に供給され
て各端子をHレベル側にし、色信号雑音除去回路部を作
動状態する。これにより入來する線順次色差信号(R−
Y及びB−Y)は、加算器511a、1H遅延回路(1
HDLY1)511b及び1H遅延回路(1HDLY
2)511cを順次介して減算器511dに供給され、
ここに供給される前記入來信号と減算されてミュート回
路(MUTE)511eに入力される。この時、減算器
511dへの二つの入力信号は、同色ラインの信号とな
る。前記ミュート回路511eでは、小振幅の雑音成分
が抜き出され、前記加算器511aに供給される。以上
の構成により巡回型の色信号雑音除去回路部が構成され
ることになる。そして、前記加算器511aから取り出
される信号と前記1H遅延回路(1HDLY1)511
bからの信号とは、切り換え信号(HG)によりライン
毎に切り換えられて、SW4及びSW5より同時化色差
信号(R−Y及びB−Y)として出力される。
【0013】また、垂直方向の解像度を重視する場合に
は、逆に図示しないスイッチをL側に操作する。これに
よりLレベルのコントロールパルス(TCL)がSW
1、SW2、SW3に供給されて各端子をLレベル側に
し、補間回路部を作動状態にする。この場合、入力色差
信号(R−Y及びB−Y)は、1H遅延回路(1HDL
Y1)511b及び1H遅延回路(1HDLY2)51
1cを順次介して加算器511aに加算される。この出
力は1/2減衰器511fでゲインを1/2に減衰さ
れ、SW4及びSW5に供給される。この時、現在の入
力色差信号と1H遅延回路511b及び1H遅延回路5
11cを順次介した2H遅延信号とを加算することでク
シ型の雑音低減回路を構成する。SW4及びSW5から
は、前記色信号雑音除去回路部の場合と同様、同時化さ
れた色差信号(R−Y及びB−Y)が出力されることに
なる。そして、この同時化された色差信号(R−Y及び
B−Y)は色差マトリクス回路512に夫々供給され、
ここで、下記演算によりマトリクス処理が行われる。
【0014】R−Y=r−y+K1×(r−y) B−Y=r−y+K2×(r−y) −1<K1<1 −1<K2<1
【0015】ここよりの出力信号は、色消し回路513
に供給される。一方、前記ローパスフィルタ504及び
505の前段部で分岐した出力は、スライス回路(SL
ICE)514に供給され、ここで、所定以上のレベル
がスライスされ、このスライスされた信号が色消し回路
513に供給される。これにより高輝度信号とその周辺
部の色差信号を抑圧し、色偽信号の発生を防ぐようにし
ている。さらに、この出力信号は、ベース・クリップ回
路515に供給されて無彩色部がクリプされる。したが
って、被写体が低照度状態にある時、信号増幅のゲイン
が上がっても、画像信号のS/Nの劣化が防止できる。
そして、このベース・クリップ回路515の出力信号
は、エンコーダ処理回路6に供給される。
【0016】図6はそのエンコーダ処理回路6のブロッ
ク図である。同図において、入力端子601より入来し
た輝度信号はソラリゼーション・スクランブル回路60
6に供給されると共に、色・輝度信号判別回路603に
供給される。同様に入力端子602a,602bより入
来した色差信号(R−Y及びB−Y)も、ソラリゼーシ
ョン・スクランブル回路606に供給されると共に、色
・輝度信号判別回路603に夫々供給される。このソラ
リゼーション・スクランブル回路606に供給された信
号は、通常時は、スルー状態で次段のフェーダ回路60
7に供給される。例えば、ソラリゼーション等の特殊効
果を望む場合には、図示しない操作スイッチを操作する
ことにより回路606内で所定のビット数が減じられた
り、画素情報がスクランブル等の特殊効果が施される。
【0017】一方、色・輝度信号判別回路603には色
及び輝度信号が供給されており、この出力信号は、、タ
イトル・コントロー回路604の同期信号に基づいて、
タイトル文字等を重畳してランダム・アクセス・メモリ
回路(RAM)605に記憶したり、また、所望時に
は、前記記憶された情報を読みだし、画面上にフェード
・イン効果を伴って表示できる構成となっている。フェ
ーダ回路607から出力された輝度信号及び色差信号
は、キャラクタミックス・カラーキラー回路608に供
給される。ここでは、日付・時間情報等が重畳されると
共に、前記タイトル・コントロー回路604を通じて色
及び輝度信号の判別信号が供給されており、輝度信号レ
ベル及び色差信号レベルが、所定の値にある時に次段の
クロック変換回路610への出力を停止できるようにな
っている。前記回路608より出力された輝度信号は、
ディレイ・セットアプ回路609で色差信号(R−Y及
びB−Y)と時間合わせをするために所定時間遅延され
る。そして、この信号は、デジタル/アナログ回路7に
供給されて、アナログ信号に変換される。
【0018】一方、色差信号はクロック変換回路610
で所定のクロック周波数に変換されてローパス・フィル
タ(LPF)611に供給され、ここで、所定の色帯域
に制限される。そして、この出力信号は変調回路(MO
D)612に供給され、ここで、R−Y及びB−Yの色
差信号が平衡変調されると共に、バースト信号が付与さ
れて、NTSCの場合には3,58MHZの色信号とさ
れる。そして、この変調色信号は、デジタル・アナログ
回路7でアナログ信号に変換されて、前記輝度信号と共
に、図示しない信号処理に出力されることになる。
【0019】図7は色信号処理回路5内に設けられるオ
ート信号処理回路10のブロック図で、ガンマ補正回路
508より供給された輝度信号は、64分割積算器10
0に供給される。この64分割積算器100では、画面
を64分割し、各ブロック毎に各画素毎の積算値が求め
られ、このデータはオート・アイリス・コントロール、
オート・ゲイン・コントロール及びオート・フレア補正
のコントロールデータとして使用される。64分割積算
器101には色信号処理回路5内の加算器506aから
の輝度信号が供給される。64分割積算器101の各ブ
ロック毎の画素の積算値は、後述する64分割積算器1
03のR、B信号の積算データと共に、オープンループ
によるオート・ホワイト・バランス・コントロールに使
用される。この64分割積算器101の最終積算値は、
さらに1画面積算噐102で64個積算され、オートフ
リッカ補正のデータとして使用される。64分割積算器
103には、色分離回路506からのR,B信号が1水
平走査期間毎に交互に供給され、このデータが、既述の
64分割積算器101の積算値と共に、オート・ホワイ
ト・バランス・コントロールに使用される。一画面積算
器104ではクロマゲイン回路510から供給されるR
−Y及びB−Y信号の画素データを演算し、このデータ
をクローズループのオート・ホワイト・バランス・コン
トロールに使用する。1画面ピーク値検出器105で
は、クロマ・ゲイン回路510から供給されるR−Y及
びB−Y信号のエリア内での画素データのピーク値を検
出し、このデータを、オート・アイリス・コントロール
に使用する。これは、R成分及び輝度成分の輝度部が飛
んでしまうのを防ぐためのもので、補助データとして用
いるものである。
【0020】一方、アドレスデコーダ105には、マイ
クロ・プロセッサ8からアドレス信号が供給されてお
り、ここで、この信号をデコード化し、このデコード化
されたアドレス信号に基づき、データセレクタ107を
切り換えて前記データを夫々データバス9に供給てい
る。マイクロ・プロセッサ8では、これにより得られた
各積算器及びピーク値検出器からの情報に基づき所定の
演算処理を行い、この演算結果を各回路に供給して、各
回路を制御する構成としている。
【0021】また、前記データバス9の各回路の接続先
には、ROMが設けられており、このROMには、予め
固定値(デフォルト値)が設定されている。例えば、電
源をOFFの状態から電源ONの状態に移行した場合
に、各回路の立上がりに時間を要し、ジャストタイミン
グな撮像シーンを逃してしまう場合がある。このよう場
合に、各回路が素早く正常な状態で作動し得るように、
予め標準的な値を各回路のROMに設定しておけば、こ
の様な場合を未然に防止できる。そこで本実施例では、
図示しないスイッチを設け、これをON状態にすること
により、各回路とデータバス9との接続を断ち、各RO
Mとの接続により、予め設定された標準的な作動状態に
なる。また、これらの設定値は、装置の動作状態が悪い
場合に、各設定値とのチェックにより、マイクロ・プロ
セッサ等の故障箇所を探す場合にも利用できる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、素子のバラツキや温度
特性に影響されることがなく、色にじみ等が生じず、画
質改善が図られた極めて好適なカラーカメラ装置を提供
し得るものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカラ−カメラ装置の一実施例を示
す概略ブロック図である。
【図2】輝度信号処理回路4のブロック図である。
【図3】(A)は水平方向のアパコン量を得る方法を説
明するための画素デ−タの模式図である。(B)は垂直
方向のアパコン量を得る方法を説明するための画素デ−
タの模式図である。
【図4】色信号処理回路5のブロック図である。
【図5】補間・色信号雑音除去回路(同時化回路)511
のブロック図である。
【図6】エンコ−ダ処理回路6のブロック図である。
【図7】色信号処理回路5内に設けられるオ−ト信号処
理回路10のブロック図である。
【図8】デジタル信号処理が採用される従来の撮像装置
のブロック図である。
【図9】補色型の色フィルタを示す図である。
【符号の説明】
1 レンズ系 2 固体撮像素子(CCD) 3 アナログ/デジタル変換回路 4 輝度信号処理回路 5 色信号処理回路 6 エンコ−ダ処理回路 7 デジタル/アナログ変換回路 8 マイクロ・プロセッサ(CPU) 9 デ−タバス 10 オ−ト信号処理回路 100 ,101 ,103 64分割積算回路 401 クランプ回路、 405 ,508 ガンマ補正回路 407 アパ−チャ補正回路 504 ,505 ロ−パスフィルタ(LPF) 506 色分離回路 511 補間・色信号雑音除去回路(同時化回路) 603 色・輝度信号判別回路 606 ソラリゼ−ション・スクランブル回路 612 変調回路(MOD)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮下 守 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 吉田 悟 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入来する撮像光を所定の画素毎に配列さ
    れる補色型の色フィルタにより輝度信号に変調色信号が
    多重された多重変調信号として取り出し、この多重変調
    信号を撮像素子で光電変換し、この光電変換した信号を
    アナログ/デジタル変換手段によりデジタル信号に変換
    し、このデジタル信号から色信号を分離して所定の色信
    号処理を行う色信号処理回路を有するカラーカメラ装置
    において、 前記画素の繰り返し周波数の1/2で互いに位相が18
    0度異なる2つのパルスで第1と第2の系統の信号を取
    り出す信号抽出手段と、 前記画素の繰り返し周波数と同周波数で構成され、前記
    第1の系統の信号を前記第2の系統の信号の出力タイミ
    ングに補間するように出力するフィルタと、 このフィルタからの出力信号を加減・乗算により狭帯域
    輝度信号並びに赤色信号及び青色信号の線順次信号を得
    る色信号分離手段と、 これら3信号をガンマ補正するガンマ補正手段と、 前記狭帯城輝度信号と、前記赤色信号及び青色信号との
    夫々の差より赤色及び青色の線順次色差信号を得る減算
    手段と、 これら2つの線順次色差信号を雑音除去回路を含んで同
    時化する同時化手段と、 これら同時化された2つの色差信号にマトリクス処理を
    施すマトリクス手段と、 前記フィルタの入力信号の所定以上のレベルを検出し、
    この所定以上のレベルの画素と、この画素の前後の画素
    を検出する検出手段と、 この検出手段の出力信号に基づき前記2つの色差信号を
    抑圧する抑圧手段とを具備してなる構成のカラーカメラ
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003337706A (ja) * 2003-05-12 2003-11-28 Fujitsu Ltd マルチメディア情報再生方法およびマルチメディア情報再生装置

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