JP3339202B2 - 色消しエッジ処理回路 - Google Patents
色消しエッジ処理回路Info
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Description
カメラにより撮像された映像信号の色消しエッジ処理を
行う色消しエッジ処理回路に関する。
Dビデオカメラが知られている。CCDビデオカメラで
撮影する場合には、CCDの性質上、撮像信号の高輝度
部分及び垂直エッジ部分で実際の色と異なる色が付いて
しまう。この問題を解決するために、高輝度部分及び垂
直エッジ部分を検出して、その部分の色信号レベルを小
さくすることが行われる。この処理は、例えば、複数の
ゲートで構成される色消し検波回路により行われる。こ
の色消し検波回路の出力により、色消し回路が動作し、
実際の色と異なる色の信号がCCDから出力されたとし
ても、モニタに表示される異なる色の付いた部分が目立
たないものとなる。
検波回路は複数のゲートから構成される。複数のゲート
を用いると構成が複雑になる。そこで、このゲート数の
増加を避けるため、ゲート数を極力抑えて高輝度部分及
び垂直エッジ部分の検出を1ビットで行う方法がある。
しかしながら、この場合には、色信号に対する制御はそ
のまま色を付けるか、または、完全に色を消してしまう
かのどちらかになってしまう。従って、最小限のゲート
を用いて色消し検波回路を構成する場合、色消しパルス
のエッジ部分では突然色が消えたり、または色が付いた
りしてしまい、視覚上気になることがある。
するまでの過程を示す波形図である。図6Aに示される
ような入力信号がCCDビデオカメラに入力されると、
入力信号中の高輝度部分及び垂直エッジ部分が検出され
る。この検出結果は、1ビットで表現されるので、図6
Bに示されるような色消し信号が発生される。この色消
し信号に基づいて色信号がミュートされる。従って、最
終的に、図6Cのような出力信号の映像がモニタから出
力される。
分の検出を1ビットで行うと、色消し信号により高輝度
部分や垂直エッジ部分の色信号がミュートされるだけな
ので、モニタ上に出力される信号波形は、色消し信号の
エッジ部分で急激に色が消えてしまい、不自然な映像と
なってしまう。
加させることなく、映像を自然な階調で表示することが
できる色消しエッジ処理回路を提供することにある。
の高輝度部分及び垂直エッジ部分を検波する色消し検波
回路9と、色消し検波回路9の検波出力のエッジを検波
するエッジ検波回路17と、エッジ検出回路17の検波
出力により、映像信号中の色信号または1/2倍だけビ
ットシフトされた色信号を選択出力するスイッチ19
と、色消し検波回路9の検波出力及びスイッチ19で選
択された色信号に基づいて、色消し検波回路9の検波出
力をミュートするANDゲート20とからなり、エッジ
検出回路17により検波されたエッジのレベルを変化さ
せ、色消し検波回路9の検波出力をミュートさせるよう
にした色消しエッジ処理回路である。
ジ部分が検波される。この検波出力は、1ビットの色消
し信号として色消し回路14に供給される。色消し回路
14内に設けられたエッジ検出回路17により、色消し
信号のエッジが検出される。このエッジ信号がスイッチ
19に供給されることにより、入力信号または入力信号
を1/2倍にビットシフトした信号が選択出力される。
色消し信号のエッジ信号が1/2のレベルにされる。ま
た、色消し信号は、色信号及び色消し信号が供給される
ANDゲート20によりミュートされる。これにより、
画面上には、高輝度部分及び垂直エッジ部分が自然な階
調で表示される。
して説明する。図1は、この発明による色消しエッジ処
理回路が適用されたCCDビデオカメラのブロック図で
ある。レンズを介して入力された被写体の光量はCCD
撮像素子1で光電変換された後、サンプルホールド及び
AGC回路2に供給される。サンプルホールド及びAG
C回路2では、入力信号に対してAGCがかけられてサ
ンプルホールドされる。サンプルホールド及びAGC回
路2の出力信号は、A/D変換器3でディジタル信号に
変換されて2Hディレイ回路4に供給される。2Hディ
レイ回路4では、A/D変換器3から供給されるディジ
タル信号に対して同時化処理がなされる。2Hディレイ
回路4から出力される信号のうち、輝度信号がトラップ
及びアパーチャ補正回路5に、色信号がマトリクス回路
10にそれぞれ供給される。
供給された輝度信号に対して、色成分のトラップ及びア
パーチャ補正が行われる。トラップ及びアパーチャ補正
回路5の出力信号は、ガンマ補正回路6でガンマ補正さ
れた後、シンク付加回路7でシンクが付加される。シン
ク付加回路7から出力される輝度信号は、D/A変換器
8でアナログ信号とされ、アナログ輝度信号として出力
される。
た色信号からRGBの色信号が求められる。RGB信号
は、ホワイトバランス回路11に供給されてホワイトバ
ランス調整され、ガンマ補正回路12でガンマ補正され
る。ガンマ補正回路12から出力される色信号は、リニ
アマトリクス回路13でヒュー及びゲインの調整がなさ
れる。リニアマトリクス回路13からの色信号は、色消
し回路14を介して、エンコーダ15に供給される。エ
ンコーダ15に供給された色信号は、色副搬送波でエン
コードされる。エンコーダ15の出力信号は、D/A変
換器16でアナログ色信号に変換され、変調色信号とし
て出力される。
路5には、色消し検波回路9が接続されている。色消し
検波回路9では、供給された輝度信号中に、高輝度部分
や垂直エッジ部分が存在するか否かの検出がなされる。
色消し検波回路9での色消し信号の発生は、トラップ及
びアパーチャー補正回路5から出力される輝度信号及び
垂直アパーチャー補正信号を一定レベルのリファレンス
信号と比較することによりなされる。その比較結果は、
1ビットの制御信号として色消し回路14に出力され
る。色消し回路14では、色消し検波回路9からの色消
し信号に基づいて色信号がミュートされる。これによ
り、実際の色と異なる色が付きそうな時には色が消され
ることとなる。
ラを用いて出力信号を生成するまでの過程を示す波形図
である。図2Aに示されるような輝度信号がトラップ及
びアパーチャー補正回路5を介して入力されると、色消
し検波回路9では、その高輝度部分や垂直エッジ部分が
検出される。この検出結果に基づいて、図2Bのような
色消し信号が生成される。色消し信号は、1ビットの制
御信号として色消し回路14に供給される。色消し回路
14では、色消し信号のエッジが検出される。そして、
図2Cに示すような色消しエッジ信号が生成される。
にビットシフトされて通される色信号と色消し回路をス
ルーで通される色信号とが形成される。上述の色消しエ
ッジ信号に基づいて、1/2倍にビットシフトされて通
される色信号と色消し回路をスルーで通される色信号と
が切り換えられてエンコーダ15に出力される。図2D
には、エンコーダ15に出力される信号の波形が示され
る。
ック図である。色消し回路14は、エッジ検出回路1
7、1/2ビットシフト回路18、スイッチ19及びA
NDゲート20からなる。図2Bに示される色消し信号
が色消し検波回路9からエッジ検出回路17及びAND
ゲート20に供給される。また、リニアマトリクス回路
13から出力される色信号が1/2ビットシフト回路1
8及びスイッチ19の固定端子の一方に供給される。1
/2ビットシフト回路18では、色信号が1/2倍にシ
フトされる。1/2ビットシフト回路18の出力信号が
スイッチ19の固定端子の他方に供給される。エッジ検
出回路17に色消し信号が供給されると、この色消し信
号のエッジ信号が検出される(図2C参照)。このエッ
ジ信号がスイッチ19に供給されることにより、スイッ
チ19が1/2ビットシフト回路18に切り換えられ
る。スイッチ19により、1/2ビットシフト回路18
が選択されると、1/2ビットシフト回路18を介され
た入力信号がANDゲート20に供給される。
/2ビットシフト回路18を介された入力信号が供給さ
れる。ANDゲート20の出力信号により、元の色消し
信号は、完全にミュートされる。この結果、図2Dに示
すような出力信号がエンコーダ15に供給される。従っ
て、図2Dからも分かるように、エンコードされる色信
号のエッジ部分は滑らかなものとされる。このため、高
輝度部分や垂直エッジ部分が視覚上目立たなくなる。
のレベルとされているが、さらに3/4、1/2、1/
4の3段階で色消しエッジ信号を切り換えることによっ
て、色消しエッジをより滑らかにすることも可能であ
る。また、本発明の変形例として、色消し後にフィルタ
リングすることも可能である。
ク図である。なお、この回路では、色消し後にフィルタ
リングすることにより色消しエッジ信号が滑らかにされ
る。この色消し回路には、図5Aのような入力信号が供
給される。色消し回路は、リニアマトリクス回路13か
ら出力される色信号及び色消し検波回路から出力される
色消し信号(図5B参照)が供給されるANDゲート2
1と、ANDゲート21の出力信号(図5C参照)が供
給されるローパスフィルタ(以下、LPFとする)22
とからなる。システムの構成上、色消しとは関係なく、
帯域制限、インターポレーション、デシメーション等で
必要となるLPFがある場合、色消しをLPFの前で行
うことで、特別にエッジ処理をしなくともフィルターで
エッジ部分がだれることにより色消しエッジ信号を滑ら
かにすることができる。
基づいて、ANDゲート21によりエッジ部分の色信号
が完全にミュートされ、もともと必要なLPF22にA
NDゲート21の出力信号が供給される。これにより、
図5Dに示されるように、LPF22から出力される色
消し後の色信号のエッジを滑らかにすることができる。
LPF22は、システムの構成上、もともと必要である
ので、色消しのエッジ処理によりゲート数が増えること
もない。
合わせることにより、よりエッジ部分を滑らかにするこ
とも可能である。
ビットのままとされるので、ゲート数を増やす必要がな
く、色消し後のエッジ部分を滑らかにすることができ
る。
れたCCDビデオカメラのブロック図である。
れたCCDビデオカメラを用いて、出力信号を生成する
までの過程を示す波形図である。
生成するまでの過程を示す波形図である。
までの過程を示す波形図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 映像信号中の高輝度部分及び垂直エッジ
部分を検波する第1の検波手段と、 上記第1の検波手段の検波出力のエッジを検波する第2
の検波手段と、 上記第2の検波手段の検波出力により、上記映像信号中
の色信号または所定量だけビットシフトされた色信号を
選択出力する選択手段と、 上記第1の検波手段の検波出力及び上記選択手段で選択
された色信号に基づいて、上記第1の検波手段の検波出
力をミュートするミュート手段とからなり、 上記第2の検波手段により検波されたエッジのレベルを
変化させ、上記第1の検波手段の検波出力をミュートさ
せるようにした色消しエッジ処理回路。 - 【請求項2】 上記エッジ処理回路は、CCDビデオカ
メラにより撮像された映像信号の色消しエッジ処理を行
うことを特徴とする請求項1記載の色消しエッジ処理回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23937494A JP3339202B2 (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 色消しエッジ処理回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23937494A JP3339202B2 (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 色消しエッジ処理回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0879783A JPH0879783A (ja) | 1996-03-22 |
JP3339202B2 true JP3339202B2 (ja) | 2002-10-28 |
Family
ID=17043830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23937494A Expired - Fee Related JP3339202B2 (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 色消しエッジ処理回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3339202B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3825932B2 (ja) | 1999-02-19 | 2006-09-27 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
-
1994
- 1994-09-07 JP JP23937494A patent/JP3339202B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH0879783A (ja) | 1996-03-22 |
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