JPH06169455A - 携帯型テレビ電話装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯に便利なラップトップ型の携帯型テレビ
電話装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明の携帯型テレビ電話装置は、本体１１
と該本体１１に対して開閉自在に取り付けられた蓋部２
１とを有し、蓋部２１は表示器２３とこの表示器２３に
隣接して配置された集光体２５とを含み、該集光体２５
とカメラ装置の受光部との間は光学的接続装置３１によ
って光学的に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は音声信号と映像信号とを
同時に送受信する携帯型テレビ電話装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】テレビ電話装置は音声信号と映像信号と
を同時に送受信するように構成されており、相手の姿又
は顔を見ながら会話をすることができる。テレビ電話装
置は、一般に液晶型の画像表示器とＣＣＤテレビカメラ
と電話機とを含む。しかしながら、従来これらは別個に
形成されていたため、使用時に画像表示器にＣＣＤテレ
ビカメラを接続し、更に、それらを電話機に接続する必
要があった。

【０００３】ＣＣＤテレビカメラは、集光体即ちレンズ
と斯かるレンズからの光を電流信号に変換する撮像部を
有し、斯かる撮像部はレンズの光軸に整合して配置され
ているから、レンズの光軸方向に沿った方向に一定の
（奥行き）寸法を有する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来、斯かるＣＣＤテ
レビカメラの奥行き寸法に制限されて、ＣＣＤテレビカ
メラを一体的に含むラップトップ型の携帯型テレビ電話
装置を構成するのは困難であった。特に、ＣＣＤテレビ
カメラを画像表示器と一体的に構成することは困難であ
った。

【０００５】本発明は斯かる点に鑑み、ＣＣＤテレビカ
メラを一体的に含むように構成し、それによって小型化
され薄型化されたラップトップ型の携帯型テレビ電話装
置を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の携帯型テレビ電
話装置によると、本体１１と該本体１１に対して開閉自
在に取り付けられた蓋部２１とを有し、蓋部２１は表示
器２３とこの表示器２３に隣接して配置された集光体２
５とを含み、該集光体２５とカメラ装置の受光部との間
は光学的接続装置３１によって光学的に接続されてい
る。

【０００７】本発明の携帯型テレビ電話装置によると、
光学的接続装置３１は光ファイバを含む。

【０００８】本発明の携帯型テレビ電話装置によると、
カメラ装置は蓋体２１に設けられ、光学的接続装置３１
は鏡及びレンズを含む光学装置である。

【０００９】

【作用】本発明では、ＣＣＤテレビカメラの集光体２５
即ちレンズ部と撮像部２７とは隔置されており、両者は
適当な光学的接続装置３１例えば光ファイバ装置にて光
学的に接続されるように構成されているため、集光体２
５即ちレンズ部を表示器と一体的に構成することが可能
となり、従って、ＣＣＤテレビカメラの形状と寸法に制
限されることなくＣＣＤテレビカメラを一体的含む携帯
型テレビ電話装置を構成することができる。

【００１０】

【実施例】以下に図１〜図２を参照して本発明の実施例
について説明する。図１は本発明による携帯型テレビ電
話装置の正面構成を示し、図２はその側面構成を示す。

【００１１】携帯型テレビ電話装置は本体１１と蓋部２
１とを有し、斯かる蓋部２１は本体１１に適当な連結部
材例えば蝶番によって接続されている。斯かる蓋部２１
は本体１１の上面を覆う閉位置と本体１１の上面より直
立した開位置との間を自在に移動することができるよう
に取り付けられている。

【００１２】本体１１の上面には携帯型テレビ電話装置
を操作するためのキーボード１３が配置されており、本
体１１の内部にはＣＰＵ部、モデム装置等が収容されて
いるが、いずれも周知でありその詳細な説明は省略す
る。

【００１３】蓋部２１の内側面には薄型の表示器２３が
装着されており、斯かる表示器２３は図示しないリード
線によって本体１１の内部の装置に電気的に接続されて
いる。表示器２３は薄型であればどのような形式であっ
てよく、例えば、液晶表示器（ＬＣＤ）、プラズマ表示
器（ＰＬＤ）、平面型ＣＲＴが含まれ、好ましくは液晶
型の表示器である。

【００１４】図示のように、光学レンズ等の集光体２５
が蓋部２１の内側面に、好ましくは、表示器２３に隣接
した位置に配置される。ＣＣＤテレビカメラの撮像部２
７は本体１１又は蓋部２１の適当な位置に配置され、好
ましくは、蓋部２１に配置される。

【００１５】集光体２５と撮像部２７の受光部とは適当
な光学的接続装置３１によって光学的に接続されてお
り、集光体２５によって集光された光は光学的接続装置
３１を経由して撮像部２７の受光部に伝送される。受光
部ではＣＣＤ素子によって光学的信号が電気的信号に変
換される。

【００１６】光学的接続装置３１は集光体２５から受光
部までの非直線的光路を形成する装置であればいかなる
ものであってもよく、例えば、鏡、レンズ及びプリズム
等を含む光学装置、光ファイバを含む光ファイバ装置又
は光ファイバと光学装置とを組合せた装置等が含まれる
が、好ましくは光ファイバ装置である。

【００１７】本体１１又は蓋部２１には、ＣＣＤテレビ
カメラの露出装置、レンズの焦点装置等を調節するツマ
ミ２９を設けてよい。例えば、表示器１５をモニター表
示器としても使用することができるように構成し、使用
者が表示器１５に画像化された自分の姿又は顔を観察し
ながら、斯かるツマミ２９を調節し、最良の画像を得た
とき、モニター表示より通常の相手方の画像表示に切り
換えるように構成してよい。

【００１８】電話機の送受話器としてスピーカ装置とマ
イクロホン装置とが一体となった通常のハンドセット型
のものを別個に設けてよいが、本体１１及び蓋部２１に
一体的に組み込んでもよい。もちろん、送受話器を本体
１１及び蓋部２１に一体的に組み込み、更に、別個のハ
ンドセット型のものを設け、両者のいずれかを選択的に
使用することができるように構成してもよい。

【００１９】送受話器を本体１１及び蓋部２１に一体的
に組み込む場合、スピーカ装置とマイクロホン装置とは
好ましくは蓋部２１に配置される。マイクロホン装置３
３は、好ましくは、集光体２５と同様に蓋部２１の内側
面に、表示器２３に隣接した位置に配置される。

【００２０】尚、蓋部２１の開閉運動と表示器２３及び
電話機のスイッチの作動とが連動するように構成しても
よい。例えば、蓋部２１を開位置に移動させると表示器
１５のスイッチがオンとなり、蓋部２１を閉位置に移動
させると表示器２３のスイッチがオフとなるように構成
してよい。

【００２１】以上本発明の実施例について詳細に説明し
てきたが、本発明は上述の実施例に限ることなく本発明
の要旨を逸脱することなく他の種々の構成が採り得るこ
とは当業者にとって容易に理解されよう。

【００２２】

【発明の効果】本発明によれば、小型化され薄型化され
たラップトップ型の携帯型テレビ電話装置を提供するこ
とができる利点がある。

【００２３】本発明によれば、画像表示器とＣＣＤテレ
ビカメラと電話機を一体的に構成することができるか
ら、使用時に画像表示器にＣＣＤテレビカメラを接続
し、更に、それらを電話機に接続する必要がなく、いつ
でも容易に使用することができる携帯型テレビ電話装置
を提供することができる利点がある。

【００２４】本発明によれば、携帯に便利なラップトッ
プ型の携帯型テレビ電話装置を提供することができる利
点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の携帯型テレビ電話装置の例の正面図で
ある。

【図２】本発明の携帯型テレビ電話装置の例の側面図で
ある。

【符号の説明】

１１ 本体 １３ キーボード ２１ 蓋部 ２３ 表示器 ２５ 集光体 ２７ 撮像部 ２９ ツマミ ３１ 光学的接続装置 ３３ マイクロホン装置

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 本体と該本体に対して開閉自在に取り付
   けられた蓋部とを有し、上記蓋部は表示器と該表示器に
   隣接して配置された集光体とを含み、該集光体とカメラ
   装置の受光部との間は光学的接続装置によって光学的に
   接続されていることを特徴とする携帯型テレビ電話装
   置。
2. 【請求項２】 請求項１記載の携帯型テレビ電話装置に
   おいて、上記光学的接続装置は光ファイバを含むことを
   特徴とする携帯型テレビ電話装置。
3. 【請求項３】 請求項１記載の携帯型テレビ電話装置に
   おいて、上記カメラ装置は上記蓋体に設けられ、上記光
   学的接続装置は鏡及びレンズを含む光学装置であること
   を特徴とする携帯型テレビ電話装置。