JPH06169216A - ダイバーシティ用双ループアンテナ - Google Patents

ダイバーシティ用双ループアンテナ

Info

Publication number
JPH06169216A
JPH06169216A JP34326092A JP34326092A JPH06169216A JP H06169216 A JPH06169216 A JP H06169216A JP 34326092 A JP34326092 A JP 34326092A JP 34326092 A JP34326092 A JP 34326092A JP H06169216 A JPH06169216 A JP H06169216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
loop antenna
conductors
loop
twin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP34326092A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Iijima
浩 飯島
Ryokichi Doi
亮吉 土居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority to JP34326092A priority Critical patent/JPH06169216A/ja
Publication of JPH06169216A publication Critical patent/JPH06169216A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 双ループアンテナ1つ分のスペースで安定し
た送受信状態を得られるようにしたダイバーシティ用双
ループアンテナを提供すること. 【構成】 複数の連接したループ状導体2,3と、各ル
ープ2,3の連結部に形成された給電端子7a,7bと
からなる双ループアンテナ1において、前記給電端子7
a,7bと180°隔てた端部間を連結する接地導体4
を形成し、前記2つのループ状導体2,3を上下に分割
したことを特徴とする.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の窓ガラス等に付
設されるUHF帯のダイバーシティ用双ループアンテナ
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は自動車窓等に付設するUHF
帯のアンテナとして、2つの接合した円形ループ導体を
備え、その接合部分に形成した空隙を挟んで給電端子を
形成するとともに給電端子に対して180°隔てた部分
にリアクタンス素子導体を遠心方向に膨出させて形成し
た双ループアンテナを特開平4−14304号公報にお
いて提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この双ループアンテナ
によれば良好な無指向性性能が得られるが、この双ルー
プアンテナをダイバーシティ方式として使用するには2
つ必要とすることから、このアンテナを複数個設置する
ための広いスペースを必要とする問題がある。
【0004】この発明は上記課題を解決するためなされ
たもので、その目的は従来から使用されている双ループ
アンテナ1つ分のスペースで安定した送受信状態を得ら
れるようにしたダイバーシティ用双ループアンテナを提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係るダイバーシティ用双ループアンテナは、複
数の連接したループ状導体と、各ループの連結部に形成
された給電端子とからなる双ループアンテナにおいて、
前記給電端子と180°隔てた端部間を連結する接地導
体を形成し、前記2つのループ状導体を上下に分割した
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】双ループアンテナは上半分と下半分が対称形状
であることから片半分のみを使用して鏡像アンテナとし
て作動させることができるので、従来と同じスペースで
2本分のダイバーシティ用双ループアンテナを形成でき
る。
【0007】
【実施例】以下この発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1は本発明に係るダイバーシティ用双ルー
プアンテナの導体パターン、図2は給電線の接続方法の
具体的を示す給電端子の説明図である。
【0008】ダイバーシティ用双ループアンテナ1は、
円形ループ導体2,3、および共通の接地導体としての
接地ライン4を備える。
【0009】ところで、電波が空中を伝わる速さと誘電
体の中を伝搬する速さは異なり、誘電体の中を伝搬する
速さは誘電体の誘電率をεとすると数1になる。
【0010】
【数1】
【0011】したがって、空中を伝搬するときの電波の
波長をλとすると誘電体の中では同じ波長でも数2とな
る。ここで、数1は波長短縮率と呼ばれ、絶縁材である
ガラスの波長短縮率は約0.58である。
【0012】
【数2】
【0013】この波長短縮率を考慮して、この実施例で
は800〜900MHzの帯域で1波長の双ループアン
テナとして作動するよう円形ループ導体2,3の半径R
を30mmとする。なお、導体の線幅は4mmとしてい
る。
【0014】この円形ループ導体2,3の接合部分には
長さ約4mmの空隙を挟んで一対の給電端子7a,7b
を形成する。
【0015】各ループ導体2,3の給電端子7a,7b
と180°隔てた部分にリアクタンス素子導体5,6を
形成する。各リアクタンス素子導体5,6は円形ループ
導体2,3の一部を遠心方向にコ字状に膨出させて形成
する。
【0016】これは、アンテナの放射インピーダンスは
純抵抗ばかりでなく、リアクタンス分も含んでいること
から、給電端子からみたアンテナインピーダンスのリア
クタンス分を打ち消して純抵抗に近づけるようにしたも
のであり、これらによりアンテナに電流がのりやすくな
って能率良く使用することができるようになる。
【0017】この各リアクタンス素子5,6の円形ルー
プ導体2,3からの膨出寸法は、左右それぞれ34m
m、上下方向の幅は4mmである。
【0018】本発明においてはこの双ループアンテナは
上半分(アンテナ1)と下半分(アンテナ2)が対称形
状であるので、片半分のみを使用して鏡像アンテナとし
て作動させることができることに着目し、前記給電端子
7a,7bと180°隔てた端部間を連結する接地ライ
ン4を形成して前記2つのループ状導体を上下に分割し
た。この実施例においては、この接地ライン4をアンテ
ナ1およびアンテナ2に共通の接地導体として使用する
こととした。ここで、接地ライン4上に形成した7cは
アース用の給電端子を示す。
【0019】具体的には上記接地ライン4は、一方のリ
アクタンス素子導体5の垂直部分5aの中点8から前記
給電端子7a,7b間に形成された空隙を介して他方の
リアクタンス素子導体6の垂直部分6aの中点9まで延
びて形成される。なお、リアクタンス素子導体5,6の
垂直部分5a,6aの長さは、中点8,9からそれぞれ
上下に2mmずつである。
【0020】上記7a,7cはアンテナ1の給電端子で
あって信号用の給電端子7aを同軸給電ケーブル10の
内部導体である芯線10aに接続するとともに、その外
側導体である銅線編組10bを接地ライン4上のアース
用給電端子7cに接続する。
【0021】また、7b,7cはアンテナ2の給電端子
であって信号用の給電端子7bを同軸給電ケーブル11
の内部導体である芯線11aに接続するとともに、その
外側導体である銅線編組11bを上述のアンテナ1と共
通の接地ライン4上のアース用給電端子7cに接続す
る。
【0022】このような構成とした双ループアンテナを
電界強度に応じて切換回路(図示せず)を切換えるよう
にすれば従来から使用されている双ループアンテナ1つ
分という少ないスペースで安定した送受信状態を得られ
るダイバーシティ用双ループアンテナ(アンテナ1およ
びアンテナ2)を形成することができる。
【0023】上記アンテナはガラス面上に銀の微細な粒
子等をペースト状にした導電ペーストをスクリーン印刷
したり、2枚のガラス間に銅線等の金属細線を挟み込ん
で形成することができる。
【0024】図3は790〜970MHzにおける平均
の受信利得を測定して、標準のダイポールアンテナの0
dBとしたときの利得−周波数特性を示すグラフであ
り、横軸は周波数(単位MHz)を示し、縦軸はアンテ
ナの平均利得(単位dB)を示す。
【0025】図中の(a)は上側の半ループ導体パター
ンからなるアンテナ1の平均利得を示している。また、
(b)は下側の半ループ導体パターンからなるアンテナ
2の平均利得を示している。
【0026】アンテナ1およびアンテナ2の平均利得は
それぞれ、−6.1dB、−6.6dBとなり、従来の
実用に供されている双ループアンテナ(c)の平均利得
が−5.0dBであるので、半分のスペースで形成した
にもかかわらず1.5dB程度の低下であることがわか
る。
【0027】図4は上記グラフを数表として表したもの
である。なお、従来のアンテナの構成は接地ライン7が
ないこと以外図1に示す本発明の構成のものと同一寸法
である。
【0028】本発明に係るダイバーシティ用双ループア
ンテナは上記のような優れた性能を有するので、自動車
のリアウインド等に付設してアンテナ1とアンテナ2を
それぞれダイバーシティ受信用のアンテナとして使用す
ることができる。
【0029】また、本発明に係るダイバーシティ用双ル
ープアンテナは側部窓ガラスに設けたガラスアンテナ等
と組合わせせれば、さらに好ましい結果を得ることがで
きる。
【0030】図5はアンテナパターンの変形例を示す説
明である。
【0031】図5(a)は上記実施例のアンテナパター
ンからリアクタンス素子導体を省略して形成したもので
ある。
【0032】図5(b)は図5(a)のアンテナパター
ンを複数並列に形成したものである。
【0033】図5(c)は図5(a)の円形ループパタ
ーン形状を三角形ループパターン形状として形成したも
のである。
【0034】図5(d)は図5(a)のパターンにおけ
る接地導体の幅を広く形成しアース効果を出すようにし
たものである。なお、この際接地導体を細い線を多数並
べて等価的に太い線を使用したのと同じ効果を持たせる
ようにしたり、中抜きにしてもよいことは勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るダイバ
ーシティ用双ループアンテナによれば、上半分と下半分
が対称形状であることから片半分のみを使用して鏡像ア
ンテナとして作動させてその大きさを半分にすることが
できるので、従来の双ループアンテナと同じ狭いスペー
スで自動車電話に好適なダイバーシティ受信用の2つの
アンテナを形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダイバーシティ用双ループアンテ
ナのパターン図
【図2】本発明に係るダイバーシティ用双ループアンテ
ナの給電線の接続方法説明図
【図3】平均利得の周波数特性を示すグラフ
【図4】平均利得の周波数特性を示す数表
【図5】アンテナパターンの変形例を示す説明図
【符号の説明】
1…ダイバーシティ用双ループアンテナ、2,3…円形
ループ導体、4…接地ライン、5,6…リアクタンス素
子導体、7a〜7c…給電端子、8,9…中点10,1
1…フィーダケーブル、10a,11a…芯線、10
b,11b…外側導体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の連接したループ状導体と、各ルー
    プの連結部に形成された給電端子とからなる双ループア
    ンテナにおいて、前記給電端子と180°隔てた端部間
    を連結する接地導体を形成し、前記2つのループ状導体
    を上下に分割したことを特徴とするダイバーシティ用双
    ループアンテナ。
JP34326092A 1992-11-30 1992-11-30 ダイバーシティ用双ループアンテナ Withdrawn JPH06169216A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34326092A JPH06169216A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 ダイバーシティ用双ループアンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34326092A JPH06169216A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 ダイバーシティ用双ループアンテナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06169216A true JPH06169216A (ja) 1994-06-14

Family

ID=18360156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34326092A Withdrawn JPH06169216A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 ダイバーシティ用双ループアンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06169216A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6501436B1 (en) 1998-12-25 2002-12-31 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Antenna apparatus and wireless apparatus and radio relaying apparatus using the same
US10938100B2 (en) 2018-09-10 2021-03-02 Pegatron Corporation Dual-feed loop antenna structure and electronic device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6501436B1 (en) 1998-12-25 2002-12-31 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Antenna apparatus and wireless apparatus and radio relaying apparatus using the same
US10938100B2 (en) 2018-09-10 2021-03-02 Pegatron Corporation Dual-feed loop antenna structure and electronic device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0787371B1 (en) Printed antenna
US7339528B2 (en) Antenna for mobile communication terminals
AU689067B2 (en) UHF slot coupled antenna
CA1255790A (en) Window antenna for a vehicle
US20040027298A1 (en) Antenna device and communication equipment using the device
JPH03253106A (ja) 車載アンテナ
US5285210A (en) Double loop antenna with reactance elements
JP3980172B2 (ja) 広帯域アンテナ
JPH0653723A (ja) 車両窓用アンテナ
JP3586915B2 (ja) 車両用アンテナ装置
EP1530253A1 (en) Glass antenna and glass antenna system for vehicles
JPH08213820A (ja) 自動車電話用ガラスアンテナ装置
JP2525545Y2 (ja) 広帯域マイクロストリップアンテナ
JP3444079B2 (ja) コリニアアレイアンテナ
JPH03113901A (ja) 2本線ループアンテナ
JP3030590B2 (ja) 平板型アンテナ
JP2005012587A (ja) 車両用ガラスアンテナ装置
JPH0414304A (ja) 双ループアンテナ
JPH06169216A (ja) ダイバーシティ用双ループアンテナ
JPH0983238A (ja) 多波共用アンテナ装置
JP3283046B2 (ja) ダイバーシチアンテナ
JPH04369902A (ja) 車載アンテナ
JPH08288731A (ja) 2周波共用プリントアンテナ
JP2997451B1 (ja) 小型アンテナ
JP2002330021A (ja) 移動体通信用アンテナ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000201