JPH0616915Y2 - スレッディング装置 - Google Patents

スレッディング装置

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JPH0616915Y2
JPH0616915Y2 JP5351488U JP5351488U JPH0616915Y2 JP H0616915 Y2 JPH0616915 Y2 JP H0616915Y2 JP 5351488 U JP5351488 U JP 5351488U JP 5351488 U JP5351488 U JP 5351488U JP H0616915 Y2 JPH0616915 Y2 JP H0616915Y2
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JP
Japan
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threading
strip
heat treatment
transfer means
treatment furnace
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP5351488U
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JPH01161253U (ja
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尚弘 池谷
一正 三原
武俊 高藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は横型連続熱処理炉のスレッディング(通板)装
置に関する。
〔従来の技術〕 第3図に従来例を示す。横型の熱処理炉2にストリップ
1を通す場合、ストリップ1のみでは軽くてハースロー
ル3が空廻わりして進まないので第4図に示す棒材(ス
レッディングバー)a、板材(スレッディングボード)
b、あるいは車輪(但し、この場合はハースロール3で
なくレールが用いられる)等を有するスレッディングカ
ーc等をスレッディング治具4として、これにストリッ
プ1を結び付け、熱処理炉2に装備されたハースロール
3の上に乗せ、ハースロール3を駆動回転してスレッデ
ィング治具4を前進させ、ストリップ1を矢印の向きに
炉内に導き入れるものである。なお、スレッディング治
具4にスレッディングカーcを用いた場合はチェンで引
き入れる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来のスレッディング装置には解決すべき次の課題
があった。即ち、従来のスレッディング装置では熱処理
炉内の状況が外部から全くわからず、第3図に示すよう
に作業者5が熱処理炉の横にいて、スレッディング治具
4とハースロール3の衝突音、振動等をたよりに付いて
歩き、炉内をストリップ1が正常に進行しているか否か
を確かめる等多大の精神的集中力と勘を必要とした。従
って不具合検知能力にも限界があり、たとえば熱処理炉
内でスレッディング治具4の進行が滞ると次のロールへ
の到達時間が長くなり、待っても来ない時、初めて異常
を知るといった状態であった。不具合検知が遅れると、
是正処理も遅れるので、たとえば熱処理炉内でスレッデ
ィング治具4が斜に進行して極端な場合、炉壁に衝突
し、耐火材を損障又は脱落させ、熱処理炉そのものの機
能を低下させるという不具合も生じ兼ねなかった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記課題の解決手段として、ロール又は連接し
たレール等よりなる移送手段の上を先導治具体にてスト
リップ材を誘導し一方の端から他方の端に移送しながら
熱処理を行なう連続熱処理炉のスレッディング装置にお
いて、上記移送手段は電気絶縁された部分を有すると共
に同電気絶縁された移送手段同士間に、又は電気絶縁さ
れた移送手段と上記先導治具体又はストリップ材の移動
時に接触不可避に設けられた別の導電体との間に短絡検
知可能に電圧を印加してなることを特徴とするスレッデ
ィング装置を提供しようとするものである。
〔作用〕
本考案は上記のように構成されるので次の作用を有す
る。即ち、絶縁されたロール又はレール等と他の導電体
(他のロール又はレールを含む)との間に短絡検知可能
に電圧が印加されているため、先導治具体又はストリッ
プ材が到来してそれらの双方を短絡すると、たとえば電
圧計等が振れ、熱処理炉の外部からでもストリップ材等
の移動状況を知ることができる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図により説明する。図はスレッ
ディングボード4bを用いてストリップ1を矢印の向きに
ハースロール3a,同3b,同3c(但し、以降図示省略)に
通板する場合の例で、炉体2と絶縁体6を介して取付け
られた各ハウジング7にベアリングで枢支されたハース
ロール3a,同3b間に例えば直流電圧10ボルトを印加し、
電圧計で計測する。スレッディングボード4b(あるい
はストリップ1)がこの2本のハースロール3aと同3b間
に跨るまでは2本のハースロール3aと同3bとは電気的に
開かれた状態にあり、電圧計は0ボルトを指示したま
まである。スレッディングボード4bがハースロール3aを
越えてハースロール3bに乗ると2本のハースロール3aと
同3bとはスレッディングボード4bにより短絡さた状態と
なり、電圧計は0ボルト以外の値を示す。ハースロー
ル3aと同3bにストリップ1が跨った場合も同様で電圧計
は0ボルト以外の値を示しており、通板が進行中の部
分ではすべて0ボルト以外の値となる。従って、電圧計
の指示値が次々と変化してゆくのを監視することによ
って通板が正常に進行しているか否かを直ちに知ること
ができる。
次に本考案の別の実施例について第2図により説明す
る。本実施例は、チェーン01で引いたスレッディングカ
ー4cでストリップ1を矢印の向きに通板する場合の例を
示すもので、図において2本のレール8同士の間には双
方と絶縁材9で絶縁された電極10が取付けられ、一方の
レール8との間に適宜の電圧を印加され電圧計を介し
て繋がれている。この状態では電気回路は開かれたまま
なので電圧計は0ボルトを示したままである。この状
態下でスレッディングカー4cが到来し、その車輪4c′が
電極10に触れるとレール8と電極10とは短絡されて電圧
計は0ボルト以外の値を示すことになり指針が振れ
る。従って、次々に指針の振れを監視することによって
通板が正常に行なわれているか否かを知ることができ
る。上記第1の実施例では電圧計をハースロール3a,
同3bの2本の間に設ける例で説明したが、勿論、2本以
上の複数本間に順次的に設けられるのが望ましい。但
し、ハースロールの適宜の本数毎に間歇的に設けるか連
続して設けるかは自由である。第2の実施例についても
同様であるが、この場合はレールを短かくすることには
実用上の限度があるので、連続して各レール間の継目に
電極を設置するのが実際的であろう。なお、本考案は上
記第1,第2の2つの実施例に限定されるものではな
く、たとえばレールとレールの継目を絶縁し、各レール
間を電圧印加すると共に電圧計を介して繋ぐ構成として
もよい。即ち、先導治具体又はストリップの移動時に接
触不可避に設けられる別の導電体は隣接するハースロー
ル又はレールであっても勿論よい。
又、電圧を印加された移送手段と他の導電体間の短絡の
検知は電圧計のみによる必要はなく、電圧変化、電流変
化を利用した他の一切の検知手段が用いられてよい。た
とえば次々とランプが点滅してゆく装置でもよく、警告
音が次々と移動してゆく装置でもよく、或は通板開始と
同時に正常進行中は一定周波数の音が鳴り続け、異常が
生じたとき、非常音に変る方式としてもよく、これらを
デスクの監視盤ないしはブラウン管で知ることができる
ようにしても勿論よい。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように構成されるので次の効果を有す
る。
(1)熱処理炉の外から容易にスレッディング装置の異常
を知ることができるので従来のように作業者の熟練や勘
に頼る必要がなくなる。
(2)異常を直ちに知ることができるので、迅速な是正対
策が可能となり、熱処理炉の損傷を防止できる。
(3)デスク上での自動監視が可能となるので熱処理炉の
近傍に監視者を配置する必要がなくなり、省力化に役立
つ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の模式的平面図、第2図は本
考案の別の実施例の模式的側面図、第3図は従来の装置
を備えた連続熱処理炉の模式的斜視図、第4図はストリ
ップ材の先導治具体(スレッディング治具)の諸例の斜
視図で、(a)はスレッディングバー、(b)はスレッディン
グボード、(c)はスレッディングカーをそれぞれ示す図
である。 1……ストリップ、2……炉体、 3a,3b……ハースロール、 4b……スレッディングボード、 4c……スレッディングカー、6……絶縁体、 7……ハウジング、8……レール、 9……絶縁材、10……電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高藤 武俊 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール又は連接したレール等よりなる移送
    手段の上を先導治具体にてストリップ材を誘導し一方の
    端から他方の端に移送しながら熱処理を行なう連続熱処
    理炉のスレッディング装置において、上記移送手段は電
    気絶縁された部分を有すると共に同電気絶縁された移送
    手段同士間に又は電気絶縁された移送手段と上記先導治
    具体又はストリップ材の移動時に接触不可避に設けられ
    た別の導電体との間に短絡検知可能に電圧を印加してな
    ることを特徴とするスレッディング装置。
JP5351488U 1988-04-22 1988-04-22 スレッディング装置 Expired - Lifetime JPH0616915Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5351488U JPH0616915Y2 (ja) 1988-04-22 1988-04-22 スレッディング装置

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JP5351488U JPH0616915Y2 (ja) 1988-04-22 1988-04-22 スレッディング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01161253U JPH01161253U (ja) 1989-11-09
JPH0616915Y2 true JPH0616915Y2 (ja) 1994-05-02

Family

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JPH01161253U (ja) 1989-11-09

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