JPH06168578A - ランダム再生機能付ビデオテープレコーダ - Google Patents

ランダム再生機能付ビデオテープレコーダ

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JPH06168578A
JPH06168578A JP11045193A JP11045193A JPH06168578A JP H06168578 A JPH06168578 A JP H06168578A JP 11045193 A JP11045193 A JP 11045193A JP 11045193 A JP11045193 A JP 11045193A JP H06168578 A JPH06168578 A JP H06168578A
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JP11045193A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Yajima
一彦 矢島
Yasuhiro Sugiura
康博 杉浦
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Meitec Group Holdings Inc
Original Assignee
Meitec Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な操作でランダム再生を可能にする。 【構成】映像に対応したインデックス番号と各インデッ
クス番号に対応した再生開始位置As及び再生終了位置
Aeとのインデックス情報をテープ先頭に記録した録画
済みテープを、再生時に先頭まで巻戻す。また、巻戻し
終了後にテープ先頭のインデックス情報の再生を行いイ
ンデックス情報を記憶する。そして、指示されるインデ
ックス番号に基づいて(ステップ404,406)、そ
の再生開始位置As及び再生終了位置Aeを読み込み
(ステップ420,425)、テープ走行位置検出回路
で検出されるテープの走行位置を示す絶対番地Bに基づ
いて、再生開始位置Asから再生終了位置Aeまでの間
で映像を再生させる(ステップ430から455)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像が記録された録画
済みテープから映像をランダムに再生するランダム再生
機能付ビデオテープレコーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、映像が記録されたテープから
任意の映像をランダムに再生できるものとして、特開昭
50−83005号公報にあるように、各映像情報の間
に、映像が記録されていない部分を設け、テープを再生
する際に、記録している部分としていない部分とでカウ
ントを行なう。そして、現在位置のカウント値と得たい
映像の先頭からの番号とを比較して、一致したときには
その映像を再生して、ランダム再生を可能にしたものが
知られている。
【0003】また、特開昭56−94560号公報にあ
るように、録画済みテープの途中を見たい場合に、その
部分に記録を消去した空白部を設け、この空白部に頭出
し局番のパルス信号を記録しておき、この信号を読み取
り、現在位置を認識し、希望頭出し位置に近い方向へテ
ープを回転させて敏速な頭出しのできるようにしたもの
も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のものでは、テープに空白部を設けているため、
テープを連続して再生する場合には、映像が途切れてし
まうという問題があった。また、再生したい映像の先頭
部分を随時指定しなくてはならず、例えば、1本のテー
プに複数の映像が記録されており、この映像をランダム
に再生する場合には、1つの映像の再生が終了し、次の
映像の頭出しをする場合、再生の終了キーを操作して一
旦再生を停止してから、次の映像の頭出し局番を指示し
て、次の映像の再生を再開するというように、ランダム
に再生する操作が煩わしいという問題があった。
【0005】そこで本発明は上記の課題を解決すること
を目的とし、簡単な操作でランダム再生を可能にしたラ
ンダム再生機能付ビデオテープレコーダを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明は課題を解決するための手段として次の構成
を取った。即ち、図1に例示する如く、テープの走行位
置を検出するテープ走行位置検出手段M1と、前記テー
プを走行させると共に、前記テープに記録された情報を
再生するテープ駆動・再生手段M2とを備えたビデオテ
ープレコーダにおいて、映像に対応した複数のインデッ
クス番号と該各インデックス番号に対応した複数組の再
生開始位置及び再生終了位置とのインデックス情報をテ
ープ先頭に記録した録画済みテープを、再生時に前記テ
ープ駆動・再生手段M2を制御して前記テープの先頭ま
で巻戻す巻戻し制御手段M3と、巻戻し終了後に前記テ
ープ駆動・再生手段M2を制御して、少なくとも前記テ
ープ先頭のインデックス情報の再生を行い前記インデッ
クス情報を記憶する記憶制御手段M4と、指示される前
記インデックス番号に基づいて、前記記憶制御手段M4
からその再生開始位置及び再生終了位置を読み込み、前
記テープ走行位置検出手段M1により検出される前記テ
ープ走行位置に基づいて、前記テープ駆動・再生手段M
2を制御して前記再生開始位置から前記再生終了位置ま
での間で前記映像を再生させるランダム再生手段M5
と、を備えたことを特徴とするランダム再生機能付ビデ
オテープレコーダの構成がそれである。
【0007】
【作用】前記構成を有するランダム再生機能付ビデオテ
ープレコーダは、巻戻し制御手段M3が、再生時にテー
プ駆動・再生手段M2を制御してテープの先頭まで巻戻
し、記憶制御手段M4が、巻戻し終了後にテープ駆動・
再生手段M2を制御して、少なくともテープ先頭のイン
デックス情報の再生を行いインデックス情報を記憶す
る。そして、ランダム再生手段M5が、指示されるイン
デックス番号に基づいて、記憶制御手段M4からその再
生開始位置及び再生終了位置を読み込み、テープ走行位
置検出手段M1により検出されるテープ走行位置に基づ
いて、テープ駆動・再生手段M2を制御して、再生開始
位置から再生終了位置までの間で映像を再生させる。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図2は本発明の一実施例であるランダム再生
機能付ビデオテープレコーダの概略構成を示すブロック
図である。1はテープであり、2は回転する映像・ハイ
ファイ音声ヘッドであり、また、4は音声・コントロー
ルヘッドである。
【0009】映像・ハイファイ音声ヘッド2は映像回路
6に接続されており、テープ1の映像・ハイファイ音声
トラック1a(図3(イ)参照)に記録された映像信号
を検出して出力し、音声・コントロールヘッド4は、音
声回路8に接続されており、テープ1のコントロールト
ラック1b(図3(イ)参照)及びノーマル信号トラッ
ク1c(図3(イ)参照)に記録された信号を検出して
出力する。
【0010】また、音声・コントロールヘッド4は、テ
ープ駆動・再生制御回路10に接続されており、テープ
駆動・再生制御回路10は周知のCPU12、制御用の
プログラムやデータを予め格納するROM14、読み書
き可能なRAM16を中心に論理演算回路として構成さ
れ、入出力回路、ここではテープ走行位置検出回路1
8、駆動制御回路20、通信回路22がコモンバス24
を介して相互に接続されて、外部との入出力を行うよう
に構成されている。
【0011】そして、CPU12は、音声・コントロー
ルヘッド4により検出されるコントロールトラック1b
に記録された信号をテープ走行位置検出回路18を介し
て入力し、また、後述するランダム再生制御装置26か
らの信号を通信回路22を介して入力する。
【0012】本実施例では、テープ1のコントロールト
ラック1bに、図3(ロ)に示すように、テープ1の走
行位置を示す絶対番地が記録されており、この絶対番地
は、図10に示すように、まず、各映像A,B,C…を
テープ1に録画しながら、各映像A,B,C…の再生開
始位置Asと再生終了位置Aeとに対応させて、コント
ロールトラック1bに音声・コントロールヘッド4によ
り書き込まれる。絶対番地は、少なくとも各映像A,
B,C…の再生開始位置Asと再生終了位置Aeとに対
応させて記録されていればよく、その他の箇所には記録
されていなくてもよい。また、絶対番地は、連続番号で
もよく、あるいは連続していない月日に対応した番号等
でもよく、重複した番号でなければよい。
【0013】尚、この走行位置を示す絶対番地は、コン
トロールトラック1bに記録されているものに限らず、
録画する際に映像・ハイファイ音声ヘッド2により映像
・ハイファイ音声トラック1aに記録されるタイムコー
ドを用いてテープ1の走行位置を示す絶対番地としても
よい。その際には、第2図に破線で示すように、映像・
ハイファイ音声ヘッド2からの信号をテープ走行位置検
出回路18に入力し、絶対番地を読み込むようにすれば
よい。
【0014】また、前述したような絶対番地に限らず、
テープ1の走行位置を検出するために、テープ1のコン
トロールトラック1bに、記録時に映像・ハイファイ音
声ヘッド2の1回転につき1パルスのパルス信号を記録
し、テープ走行位置検出回路18はこのパルス信号を係
数してカウント値をテープ1の走行位置として出力する
ものでもよい。更に、これに限らず、図示しないリール
台の回転を検出してそのカウント値をテープ1の走行位
置として出力するものでもよく、テープ1の走行位置を
検出することができる構成であればよい。
【0015】これらの信号、ROM14、RAM16内
のプログラムやデータ等に基づいてCPU12は、駆動
制御回路20を介して、図示しないテープ1の駆動モー
タ等に制御信号を出力し、テープ1の再生、早送り、巻
戻し等の制御をするように構成されている。尚、本実施
例では、映像・ハイファイ音声ヘッド2、音声・コント
ロールヘッド4、映像回路6、音声回路8、テープ駆動
・再生制御回路10によりビデオ本体25を形成してい
る。
【0016】前記映像回路6、音声回路8、通信回路2
2は、ランダム再生制御装置26に接続されており、ラ
ンダム再生制御装置26は、周知のCPU28、制御用
のプログラムやデータを予め格納するROM30、読み
書き可能なRAM32を中心に論理演算回路として構成
され、入出力回路、ここでは通信回路34、音声信号変
換回路36、キャラクタジェネレータ38、入力回路4
0がコモンバス42を介して相互に接続されて、外部と
の入出力を行うように構成されている。
【0017】そして、CPU28は、テープ走行位置検
出回路18により検出されるテープ1の走行位置を示す
絶対番地を通信回路34を介し入力し、また入力装置4
4からの信号を入力回路40を介して入力し、また、こ
れらの信号、ROM30、RAM32内のプログラムや
データ等に基づいてCPU28は、音声信号変換回路3
6を介して、音声回路8に信号を出力し、音声信号変換
回路36及びキャラクタジェネレータ38を介して、デ
ィスプレイ装置46(以下、TVモニタ46という。)
に信号を出力するように構成されている。
【0018】次に、前述した本実施例のランダム再生機
能付ビデオテープレコーダの作動を、図4から図8に示
すフローチャートと共に説明する。まず、映像が記録さ
れた録画済みのテープ1にインデックス情報を記録する
書込み処理について図4によって説明する。この書込み
処理は、ランダム再生制御装置26において実行され
る。
【0019】ビデオ本体25には、各映像A,B,C…
が録画されたテープ1が予めセットされる。そして、イ
ンデックス情報の入力があったか否かを判断し(ステッ
プ100)、入力があったときは、そのインデックス情
報をRAM32に記憶する(ステップ110)。また、
インデックス情報の入力が終了するまで(ステップ12
0)、前記処理を繰り返し実行する。
【0020】インデックス情報は、入力装置44を使用
者が操作して、入力される。入力装置44として、パソ
コンを用い、一旦、パソコン上でインデックス情報を編
集してから、入力回路40を介してランダム再生制御装
置26に入力するようにしてもよい。あるいは、入力装
置44としてのキーボートからインデックス情報を入力
し、入力順にインデックス情報を記憶するように構成し
てもよい。
【0021】インデックス情報は、図3,9及び10に
示すように、インデックス番号と、再生開始位置As及
び再生終了位置Aeとを1組とし、再生開始位置Asと
は、複数の映像A,B,C…が記録された録画済みテー
プ1の各映像A,B,C…の開始位置を示す絶対番地で
あり、再生終了位置Aeとは、各映像A,B,C…の終
了位置を示す絶対番地である。また、インデックス番号
は、この組につけられた番号であり、連続番号であって
も、任意の番号であっても、重複していなければよい。
【0022】インデックス情報は、インデックス番号
と、再生開始位置As及び再生終了位置Aeとを1組と
し、これが複数組で構成され、使用者がランダムに再生
したいと思う各映像毎にインデックス番号、再生開始位
置As、再生終了位置Aeが入力されて、記憶される。
この各映像A,B,C…は、1つの長時間にわたるもの
を各場面毎に細分した映像でもよく、あるいは、全く異
なる複数の映像であってもよい。また、再生開始位置A
s及び再生終了位置Aeは、図9のインデックス番号1
3に示すように、他のインデックス番号11、12の映
像E,Fにまたがって付されてもよい。
【0023】尚、再生開始位置As及び再生終了位置A
eは、コントロールトラック1bに記録された絶対番地
に限らず、映像・ハイファイ音声トラック1aに記録さ
れるタイムコードを用いてもよい。また、コントロール
トラック1bに記録される一定間隔のパルス信号をカウ
ントして、テープ1の先頭からの各映像A,B,C…の
開始位置のカウント値、及び終了位置のカウント値を用
いても同様に実施可能である。この場合、各映像A,
B,C…の開始位置及び終了位置のカウント値を紙にメ
モしておき、そのカウント値を再生開始位置As及び再
生終了位置Aeとして入力すればよい。
【0024】本実施例では、このインデックス情報を、
図9に示すように、パソコン上で一旦編集してから、ラ
ンダム再生制御装置26に、入力回路40を介して入力
し、インデックス情報をRAM32に記憶している。イ
ンデックス情報の入力が終了すると、ランダム再生制御
装置26は、通信回路34を介して、ビデオ本体25の
通信回路22にテープ1の巻戻し信号を出力する(ステ
ップ130)。そして、ビデオ本体25では、この巻戻
し信号を受けて、駆動制御回路20を介して、テープ1
を巻戻す信号を出力し、テープ1を巻戻す。
【0025】そして、テープ1の巻戻し完了信号が、ビ
デオ本体25から通信回路34を介して入力されたか否
かを判断し(ステップ130)、巻戻しが完了したと判
断すると、テープ1の走行のスタート信号を通信回路3
4を介して出力する(ステップ150)。
【0026】次に、前記インデックス情報を音声信号変
換回路36を介して、ビデオ本体25の音声回路8に出
力する(ステップ160)。この際、インデックス情報
は、音声信号変換回路36により、デジタル信号からア
ナログ信号に変換されて出力される。
【0027】音声回路8に送られたインデックス情報
は、音声・コントロールヘッド4、又は映像・ハイファ
イ音声ヘッド2により、図10に示すように、テープ1
の先頭に書き込まれる。このインデックス情報の書き込
みの際には、インデックス情報の先頭と後尾にはそれぞ
れ識別信号が記録される。
【0028】インデックス情報の書込みが終了したと判
断すると(ステップ170)、テープ1の走行のストッ
プ信号をビデオ本体25に出力する(ステップ18
0)。そして、ビデオ本体25では、一旦テープ1の走
行を停止して、本制御処理を終了する。
【0029】次に、前述した処理によりインデックス情
報が記録された録画済みテープ1のランダム再生につい
て、ランダム再生制御装置26で実行される再生メイン
処理を、図5に示すフローチャートによって説明する。
尚、前述した実施例では、インデックス情報を使用者が
ランダム再生制御装置26等により自ら書き込む場合を
例としたが、予めインデックス情報が前述した状態で書
き込まれているテープ1を用いて、即ち前述したインデ
ックス情報が書き込まれたマスターテープから多数のテ
ープ1にダビングし、そのうちの1本のテープ1を用い
てもよい。
【0030】まず、テープ1の先頭に記録されたインデ
ックス情報を読み込む、後述する読込み処理(ステップ
200)を実行し、その後、入力待ち画面表示を行う
(ステップ300)。これにより、キャラクタジェネレ
ータ38を介して、予め記憶された画面情報をTVモニ
タ46に出力し、TVモニタ46に所定の画面を表示す
る。
【0031】続いて、入力装置44から1回の再生を行
なう信号が入力されたか否かを判断し(ステップ31
0)、ある1つの映像の再生であるときには、後述する
再生処理を実行する(ステップ400)。あるいは、複
数の映像を連続して繰り返し再生するリピート再生の信
号であるときには、リピート再生処理を実行し(ステッ
プ500)、複数の映像を連続して再生するメモリ再生
の信号であるときには、メモリ再生処理を実行する(ス
テップ600)。
【0032】一方、前記読み込み処理(ステップ20
0)では、図6に示すように、テープ1がビデオ本体2
5に挿入された信号が通信回路34を介して入力された
か否かを判断する(ステップ210)。テープ1が挿入
されたと判断すると、一旦、テープ1を巻戻す信号を通
信回路34を介してビデオ本体25に出力する(ステッ
プ220)。
【0033】ビデオ本体25では、この信号を受けてテ
ープ1を巻戻し、巻戻しが完了すると、通信回路22を
介してランダム再生制御装置26に巻戻し完了信号を出
力する。この信号を受け取ると、ランダム再生制御装置
26では、ビデオ本体25に再生をスタートする信号を
出力する(ステップ240)。
【0034】尚、テープ1の走行位置をコントロールト
ラック1bに記録されたパルス信号をカウントして検出
する場合には、ビデオ本体25にカウンタ18のカウン
ト値をリセットする信号を出力し、カウント値を零にし
てから再生をスタートする信号を出力すればよい。これ
により、カウント値はテープ1の先頭からの走行位置を
示すことになる。
【0035】これにより、テープ1は、その先頭から再
生が開始され、その先頭に記録されたインデックス情報
が音声・コントロールヘッド4を介して音声回路8に読
み込まれ、ランダム再生制御装置26の音声信号変換回
路36に入力される。そして、この信号は、アナログ信
号からデジタル信号に変換されて、RAM32に記録さ
れる(ステップ250)。
【0036】次に、読込みが完了したか否かを判断する
(ステップ260)。この判断は、インデックス情報の
読込みの際に、その前後に記録されている識別信号が読
み込まれたか否かにより行なう。読込みが完了していな
いときは、読込みが可能かどうかを読み込みに要した時
間により判断し(ステップ270)、読込みが可能であ
ると判断したときには、前記ステップ220以下の処理
を繰り返して実行し、一旦テープ1を巻戻した後、再度
インデックス情報の読込みを行う。
【0037】あるいは、読込みが不可能であると判断し
たときには、エラー信号を出力し(ステップ280)、
TVモニタ46に読込みが不可能であるとのメッセージ
等を表示し、以下の処理を禁止する等の処理を実行す
る。読込みを完了すると、本読込み処理を終了して、再
生メイン処理に戻る。
【0038】次に、前述した再生処理(ステップ40
0)について図7のフローチャートによって説明する。
まず、入力装置44から入力回路40を介して、再生す
るインデックス番号の指示キー入力があったか否かを判
断し(ステップ404)、入力されたインデックス番号
を一旦RAM32に記憶する(ステップ406)。
【0039】続いて、キャラクタジェネレータ38を介
して、TVモニタ46に頭出中の画面を表示し(ステッ
プ410)、テープ1を走行させるスタート信号を通信
回路34を介してビデオ本体25に出力する(ステップ
415)。これにより、ビデオ本体25では、テープ1
を駆動し、テープ走行位置検出回路18は、テープ1の
コントロールトラック1bに記録された絶対番地を音声
・コントロールヘッド4を介して読み込み、テープ1の
走行位置を検出する。
【0040】次に、CPU28は、指示されたインデッ
クス番号に対応したRAM32に記憶された再生開始位
置Asを読み込み(ステップ420)、また、同じく再
生終了位置Aeを読み込む(ステップ425)。その
後、再生開始位置Asと現在の絶対番地Bとを比較し
(ステップ430)、再生開始位置Asが現在の絶対番
地Bよりも大きいときは、通信回路34を介して、ビデ
オ本体25に早送り信号を出力する(ステップ43
5)。
【0041】また、現在の絶対番地Bが再生開始位置A
sよりも大きいときは、通信回路34を介して、ビデオ
本体25に巻戻し信号を出力する(ステップ440)。
これにより、ビデオ本体25では、この信号に従い、早
送り又は巻戻しを行う。そして、再生開始位置Asと現
在の絶対番地Bとが一致すると、ビデオ本体25に再生
開始の信号を出力する(ステップ445)。ビデオ本体
25ではこの信号を受けて、テープ1の再生を行い、テ
ープ1に記録された映像信号を検出して、映像回路6に
送る。
【0042】映像信号は、映像回路6からランダム再生
制御装置26のキャラクタジェネレータ38に送られ、
キャラクタジェネレータ38からそのままTVモニタ4
6に出力され、映像が再生される。また、音声について
も同様に、音声・コントロールヘッド4、音声回路8か
ら音声信号変換回路36に送られ、そのままTVモニタ
46に出力される。
【0043】再生中には、再生終了位置Aeと現在の絶
対番地Bとが比較され(ステップ450)、現在の絶対
番地Bが再生終了位置Aeよりも小さいときには、再生
を続行し、一致したときには、通信回路34を介してビ
デオ本体25に再生停止の信号を出力する(ステップ4
55)。再生停止の信号を出力すると、前記再生メイン
処理に戻る。ビデオ本体25では、この信号を受けて、
テープ1の再生を停止する。
【0044】尚、テープ1の走行位置を絶対番地の検出
に代えて、コントロールトラック1bに記録されたパル
ス信号をカウントして行う構成の場合には、テープ1の
先頭からカウントした現在のカウント値Bと再生開始位
置As及び再生終了位置Aeとを比較して判断すればよ
い。
【0045】次に、前記リピート再生処理(ステップ5
00)について、図8のフローチャートによって説明す
る。例えば、複数の映像A,B,C…のうち、3つの映
像B,D,Eを連続して繰り返し再生するリピート再生
を行いたいときには、まず、インデックス番号2,4,
11を指示するキー入力を行う。そして、このキー入力
があったか否かを判断し(ステップ510)、入力があ
ったときは、そのインデックス番号2,4,11をRA
M32に記憶する(ステップ520)。インデックス番
号2,4,11の入力が終了し、リピート再生開始のキ
ー入力があったと判断すると(ステップ530)、リピ
ート再生を実行する(ステップ540)。
【0046】そして、停止命令のキー入力があったか否
かを判断し(ステップ550)、停止命令があるまで、
リピート再生を繰り返し、停止命令があったときには、
再生停止の信号をビデオ本体25に出力する(ステップ
560)。そして、ビデオ本体25では、テープ1の再
生を停止する。
【0047】また、メモリ再生(ステップ600)で
は、例えば、連続して再生する3つの映像B,D,Eの
インデックス番号2,4,11がキー入力され、このイ
ンデックス番号2,4,11に従って、まずインデック
ス番号2を前記再生処理のステップ406からステップ
455と同様に映像Bを再生し、次に、インデックス番
号4の映像Dを、そして、次にインデックス番号11の
映像Eを再生する。
【0048】メモリ再生処理(ステップ600)では記
憶したインデックス番号の映像を一度再生すると終了す
るが、前記リピート再生処理(ステップ500)は、メ
モリ再生処理(ステップ600)と同様に予め複数のイ
ンデックス番号をRAM32に記憶させ、この記憶した
複数のインデックス番号の映像を、停止命令があるまで
繰り返し再生する。もし、1つのインデックス番号しか
入力されない場合は、その映像を停止命令があるまで繰
り返し再生する。
【0049】本実施例では、再生する映像のインデック
ス番号をキー入力により指示しているが、これに限ら
ず、ランダム再生する映像のインデックス番号を図10
に示すインデックス書込部の所定の箇所に、インデック
ス情報と共に予め書き込み、インデックス情報を再生し
た際に(ステップ200)、このインデックス番号を読
込み、再生処理(ステップ400)、リピート再生処理
(ステップ500)、メモリ再生処理(600)を実行
する構成としてもよい。
【0050】尚、本実施例では、ステップ210からス
テップ230の処理の実行が巻戻し制御手段M3として
働き、ステップ240からステップ260の処理の実行
が記憶制御手段M4として働き、ステップ404からス
テップ455の処理の実行がランダム再生手段M5とし
て働く。
【0051】また、本実施例では、ビデオ本体25とラ
ンダム再生制御装置26とを別体で構成したが、一体に
構成して、1個のCPUにより制御するようにしても実
施可能である。更に、前述した処理では、ステップ43
0により一致すると判断すると、直ちにテープ1の再生
を行うようにしているが、ステップ430により一致す
ると判断した後、一旦テープ1を停止し、再生は再生ス
タート命令を待って再生を開始するスタンバイ機能を持
たせた構成としてもよい。
【0052】前述したように本実施例のランダム再生機
能付ビデオテープレコーダによると、先頭にインデック
ス情報を記録したテープ1を再生する際に、テープ1を
巻き戻してから、インデックス情報を記憶し、インデッ
クス番号に基づいて、再生開始位置Asから再生終了位
置Aeまでの間で映像を再生する。
【0053】よって、インデックス番号を指示する簡単
な操作で、所定の映像だけをランダムに再生することが
容易にできる。また、複数のインデックス番号を指示
し、リピート再生やメモリ再生をすることにより(ステ
ップ500,600)、容易にテープ1に録画された複
数の映像A,B,C…のうち、所定の映像をランダムに
連続して再生させることができ、ビデオによる店頭デモ
で、各映像A,B,C…を繰り返し表示するディスプレ
イ装置として用いることができる。しかも、再生する内
容をインデックス番号を変更するだけで容易に変えるこ
とができると共に、テープ1の録画時間が短くても、複
数の映像A,B,C…を再生する順番や組合せを変更す
ることにより、違った内容として再生することも可能と
なる。
【0054】更に、一部の映像、例えば映像Cのみを別
の映像に記憶し直すことによりランダム再生される映像
の一部のみを取り替えることによりインデックス番号の
書換えを行うことなくそのビデオテープを使用すること
も可能である。また、インデックス信号は音声で書き込
まれているので、ダビングにより、容易にインデックス
付きテープを複製することが可能である。
【0055】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のランダム再
生機能付ビデオテープレコーダは、空白部を設けなくて
も、インデックス番号を指示する簡単な操作で容易にラ
ンダム再生が可能となり、また複数のインデックス番号
を指示して、テープに録画された複数の映像のうち、所
定の映像をランダムに連続して再生する構成を取ること
も容易にできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のランダム再生機能付ビデオテープレコ
ーダの基本的構成を例示するブロック図である。
【図2】本発明の一実施例としてのランダム再生機能付
ビデオテープレコーダの概略構成図である。
【図3】本実施例のテープの記録トラックを説明する説
明図である。
【図4】本実施例のランダム再生制御装置において行わ
れる書込み処理の一例を示すフローチャートである。
【図5】本実施例のランダム再生制御装置において行わ
れる再生メイン処理の一例を示すフローチャートであ
る。
【図6】本実施例のランダム再生制御装置において行わ
れる読込み処理の一例を示すフローチャートである。
【図7】本実施例のランダム再生制御装置において行わ
れる再生処理の一例を示すフローチャートである。
【図8】本実施例のランダム再生制御装置において行わ
れるリピート再生処理の一例を示すフローチャートであ
る。
【図9】本実施例のインデックス情報を説明する説明図
である。
【図10】本実施例の録画済みテープに記録されたイン
デックス情報を説明する説明図である。
【符号の説明】
M1…テープ走行位置検出手段 M2…テープ駆
動・再生手段 M3…巻戻し制御手段 M4…記憶制御手段 M
5…ランダム再生手段 1…テープ 2…映像・ハイファイ音声
ヘッド 4…音声・コントロールヘッド 10…テープ駆動
・再生制御回路 18…テープ走行位置検出回路 25…ビデオ本体 26…ランダム再生制御装置 46…TVモニタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープの走行位置を検出するテープ走行
    位置検出手段と、前記テープを走行させると共に、前記
    テープに記録された情報を再生するテープ駆動・再生手
    段とを備えたビデオテープレコーダにおいて、 映像に対応した複数のインデックス番号と該各インデッ
    クス番号に対応した複数組の再生開始位置及び再生終了
    位置とのインデックス情報をテープ先頭に記録した録画
    済みテープを、再生時に前記テープ駆動・再生手段を制
    御して前記テープの先頭まで巻戻す巻戻し制御手段と、 巻戻し終了後に前記テープ駆動・再生手段を制御して、
    少なくとも前記テープ先頭のインデックス情報の再生を
    行い前記インデックス情報を記憶する記憶制御手段と、 指示される前記インデックス番号に基づいて、前記記憶
    制御手段からその再生開始位置及び再生終了位置を読み
    込み、前記テープ走行位置検出手段により検出される前
    記テープ走行位置に基づいて、前記テープ駆動・再生手
    段を制御して前記再生開始位置から前記再生終了位置ま
    での間で前記映像を再生させるランダム再生手段と、 を備えたことを特徴とするランダム再生機能付ビデオテ
    ープレコーダ。
JP11045193A 1992-10-02 1993-05-12 ランダム再生機能付ビデオテープレコーダ Pending JPH06168578A (ja)

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JP4-265047 1992-10-02
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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