JPH06168428A - シリンダ - Google Patents

シリンダ

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JPH06168428A
JPH06168428A JP31905492A JP31905492A JPH06168428A JP H06168428 A JPH06168428 A JP H06168428A JP 31905492 A JP31905492 A JP 31905492A JP 31905492 A JP31905492 A JP 31905492A JP H06168428 A JPH06168428 A JP H06168428A
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cylinder
rotor
rotor yoke
plates
upper cylinder
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Masao Ikemoto
正雄 池本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータヨークの取付け精度を低下させずに捩
り共振を効果的に減衰せしめる。 【構成】 固定部材18とロータヨーク17の間に、高
い剛性を有するプレート20〜22を介在させてビス止
めする。従って、回転軸5を捩りばねとし、上側シリン
ダ2とロータヨーク17とを慣性モーメントとする振動
系に生ずる捩り共振の振動エネルギが、プレート20〜
22の板間摩擦によって、ヒステリシス損失に変換さ
れ、吸収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリンダ、例えば、VT
R、DAT等にて用いられるヘリカルスキャンタイプの
シリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ヘッドの設けられてなる上側シリン
ダが下側シリンダに対して回転自在とされ、上側シリン
ダに設けられている磁気ヘッドが磁気テープに対してヘ
リカルスキャンを行うようにしたシリンダがある。この
ような種類のシリンダにあっては、上側シリンダと同軸
に設けられロータマグネットの配されてなるロータヨー
クと、回転軸を固定するための固定部材との間に弾性体
の配されているものがある。このような従来技術の例と
しては、実開昭57−38331号公報に示されるよう
なものがある。
【0003】以下、図3を参照して従来技術について説
明する。図3の構成に於いて、ヘッドベース37に貼付
された磁気ヘッド38は、上側シリンダ33に取り付け
られている。該上側シリンダ33は、回転軸31と共に
回転するディスク32にビス54によって固定されてい
る。これによって、磁気記録再生が行われる。
【0004】回転軸31は、下側シリンダ41の内側に
挿入されているベアリング39、40によって支持され
ている。即ち、回転軸31は、ベアリングスペーサ42
で支持されディスク32によって与圧されているベアリ
ング39と、与圧ボス36によって与圧されているベア
リング40によって滑らかに回転することができる。上
述の与圧ボス36は、回転軸31にビス52によって固
定されている。
【0005】この回転ヘッドアセンブリーは、回転装置
内にモータ部を有する、いわゆるダイレクトドライブタ
イプのものである。
【0006】ロータヨーク34は、ポリエステル等より
なる弾性材層35を介し、ビス53で与圧ボス36に固
定されている。ロータヨーク34は、モータトルクを回
転軸31を介して上側シリンダ33に伝達する。また、
ロータヨーク34に貼付されたPGマグネット43は、
上側シリンダ33に取り付けられている磁気ヘッド38
の回転位相を制御するために設けられているもので、P
Gマグネット43がPGコイル44の前を通過すること
によって磁束を変化させ、これがPG信号となって位相
制御がなされる。
【0007】マグネット46は、ロータヨーク34の内
側に固定されており、ステータ45は、マグネット46
に対向するようにステータホルダ48を介して下側シリ
ンダ41に固定されている。図中、47aはロータリー
トランスのロータ部、47bはロータリートランスのス
テータ部である。ロータ部47aはディスク32に取り
付けられており、ステータ部47bは下側シリンダ41
に取り付けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術に示さ
れるシリンダ58は、回転軸31を捩りばねとし、上側
シリンダ33とロータヨーク34を慣性モーメントとす
る2自由度の振動系を構成している。この振動系に、該
振動系の固有振動数に近い外乱が作用すると捩り共振が
発生する。
【0009】捩り共振が発生すると、磁気ヘッド38の
取り付けられている上側シリンダ33にジッタ等の悪影
響が及ぼされ、これを防止するため、与圧ボス36とロ
ータヨーク34の間に弾性材層35が介在せしめられて
いる。
【0010】弾性材層35が介在するため、ロータヨー
ク34の取付け精度が低下するという問題点があった。
この結果、PGマグネット43及びPGコイル44によ
り構成されるFGに悪影響が及ぼされてしまう等の問題
があった。
【0011】本発明は、前記問題を解消するべくなされ
たものであって、本発明の課題は、ロータヨークの取付
け精度を低下させずに捩り共振を効果的に減衰させ得る
シリンダを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するため、回転軸に同軸に取り付けられている上側
シリンダ及びロータ部材と、上記回転軸に同軸に取り付
けられている下側シリンダ及びステータ部材とからな
り、上記上側シリンダ及びロータ部材が、上記下側シリ
ンダ及びステータ部材に対して回転自在とされているシ
リンダに於いて、上記ロータ部材は、ロータマグネット
の設けられてなるロータマグネット支持部材と、該ロー
タマグネット支持部材と上記回転軸を固定せしめる固定
部材と、上記ロータマグネット支持部材と上記固定部材
の間に配され、剛性を有するプレートとを備えている構
成としている。
【0013】
【作用】回転軸に上側シリンダと同軸に取り付けられて
いるロータマグネット支持部材と、該ロータマグネット
支持部材と回転軸を固定せしめる固定部材との間に、比
較的、高い剛性を有するプレートが複数枚、配されてい
る。
【0014】このシリンダでは、回転軸を捩りばねと
し、上側シリンダとロータマグネット支持部材とを慣性
モーメントとする2自由度の振動系が形成される。この
振動系に、該振動系の固有振動数に近い外乱が作用する
と、捩り共振が発生する。しかしながら、この捩り共振
の振動エネルギは、上述のプレート間の板間摩擦によっ
てヒステリシス損失に変換される。これによって、捩り
共振は効果的に減衰せしめられ、共振現象がより一層緩
和される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例の図1及び図2を参照
して説明する。この一実施例ではVTRに用いられるシ
リンダを例に説明がなされている。図1及び図2の構成
に於いて、シリンダ1は、上側シリンダ2と、下側シリ
ンダ3と、モータロータ部4とから主に構成されてい
る。図中、5は回転軸である。この一実施例に示されて
いる回転ヘッドアセンブリーは、回転装置内にモータ部
を有する、いわゆるダイレクトドライブタイプのもので
ある。
【0016】上側シリンダ2は、回転軸5と共に回転す
るディスク10にビス11によって固定されており、回
転軸5と同軸に取り付けられている。ディスク10の下
側シリンダ3側にはロータリートランスのロータ部12
aが取り付けられている。
【0017】下側シリンダ3は、固定シリンダである。
下側シリンダ3の内周側には、ベアリング13、14が
配されており、該ベアリング13、14によって、回転
軸5が回転自在とされている。下側シリンダ3の、上側
シリンダ2側には、ロータリートランスのステータ部1
2bが配されている。また、この下側シリンダ3の下部
には、ステータコア15が設けられている。
【0018】モータロータ部4は、回転軸5の下端に設
けられているものである。このモータロータ部4は、上
述のステータコア15と、ロータマグネット16と、該
ロータマグネット16が設けられてなるロータヨーク1
7と、該ロータヨーク17を回転軸5に固定するための
固定部材18と、該固定部材18及びロータヨーク17
間に配され高い剛性を有するプレート20〜22とから
主に構成されている。該プレート20〜22は、後述す
るように、板間の摩擦で振動エネルギをヒステリシス損
失に変換せしめることにより、捩り共振を減衰させる機
能を有するものである。
【0019】次いで、図2を参照して、固定部材18、
プレート20〜22及びロータヨーク17の組みつけ状
態について説明する。図2の構成に於いて、ロータヨー
ク17の中心部には、回転軸5を挿通せしめるための孔
部17a、ビス19を挿通せしめるための孔部17bが
形成されている。
【0020】プレート20〜22には、回転軸5を挿通
せしめるための孔部20a〜22a、ビス19を螺合せ
しめるための孔部22b〜22bがそれぞれ形成されて
いる。また、固定部材18には、回転軸5を挿通せしめ
るための孔部18a、ビス19を螺合せしめるための孔
部18bが形成されている。
【0021】回転軸5を固定部材18の孔部18aに挿
通せしめる。この後、プレート20〜22の孔部20a
〜22aとロータヨーク17の孔部17a、そして、プ
レート20〜22の孔部20b〜22bとロータヨーク
17の孔部17bを位置決めする。
【0022】回転軸5をプレート20〜22の孔部20
a〜22aとロータヨーク17の孔部17aに挿通せし
める。次いで、ビス19を、ロータヨーク17の孔部1
7b及びプレート20〜22の孔部20b〜22bを介
して、固定部材18の孔部18bに螺合せしめる。これ
によって、固定部材18、プレート20〜22、ロータ
ヨーク17は、回転軸5と同軸に固定される。
【0023】以下、作用について説明する。上述のよう
にして形成されているシリンダ1では、回転軸5を捩り
ばねとし、上側シリンダ2とロータヨーク17とを慣性
モーメントとする2自由度の振動系が形成される。この
振動系に、該振動系の固有振動数に近い外乱が作用する
と、捩り共振が発生する。
【0024】しかしながら、この捩り共振は、ロータヨ
ーク17と固定部材18の間に配されている、比較的高
い剛性を有するプレート20〜22の板間摩擦によっ
て、効果的に減衰せしめられ、共振現象がより一層緩和
される。即ち、プレート20〜22の板間摩擦により、
捩り共振の振動エネルギがヒステリシス損失に変換さ
れ、これによって、捩り共振が効果的に減衰せしめられ
るものである。
【0025】この一実施例では、固定部材18とロータ
ヨーク17の間に、高い剛性を有するプレート20〜2
2を介在させてビス止めし、ロータヨーク17、プレー
ト20〜22、固定部材18、上側シリンダ2、下側シ
リンダ3を同軸に固定せしめている。従って、回転軸5
を捩りばねとし、上側シリンダ2とロータヨーク17と
を慣性モーメントとする振動系に生ずる捩り共振の振動
エネルギが、プレート20〜22の板間摩擦によって、
ヒステリシス損失に変換され、吸収される。
【0026】この結果、ロータヨーク17の取付け精度
の低下を防止できる。また、回転軸5を捩りばねとし、
上側シリンダ2とロータヨーク17とを慣性モーメント
とする振動系の捩り共振を、より一層効果的に減衰させ
得る。
【0027】この一実施例では、VTRに用いられるシ
リンダ1を例に説明されているが、これに限定されるも
のではない。例えば、DATのようにヘリカルスキャン
を行うシリンダであれば同様に適用できるものである。
【0028】
【発明の効果】この発明によれば、ロータマグネット支
持部材の取付け精度の低下を防止できるという効果があ
る。また、回転軸を捩りばねとし、上側シリンダとロー
タマグネット支持部材を慣性モーメントとする振動系に
捩り共振が発生しても、該捩り共振の振動エネルギを効
果的に減衰させることができ、共振現象をより一層緩和
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す拡大断面図である。
【図2】組みつけ状態を示す拡大断面図である。
【図3】従来技術を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダ 2、33 上側シリンダ 3、41 下側シリンダ 5、31 回転軸 12a、47a ロータ部 15 ステータコア 16 ロータマグネット 17、34 ロータヨーク 18 固定部材 19 ビス 20、21、22 プレート 36 与圧ボス 45 ステータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に同軸に取り付けられている上側
    シリンダ及びロータ部材と、上記回転軸に同軸に取り付
    けられている下側シリンダ及びステータ部材とからな
    り、上記上側シリンダ及びロータ部材が、上記下側シリ
    ンダ及びステータ部材に対して回転自在とされているシ
    リンダに於いて、 上記ロータ部材は、 ロータマグネットの設けられてなるロータマグネット支
    持部材と、 該ロータマグネット支持部材と上記回転軸を固定せしめ
    る固定部材と、 上記ロータマグネット支持部材と上記固定部材の間に配
    され、剛性を有するプレートとを備えていることを特徴
    とするシリンダ。
JP31905492A 1992-11-27 1992-11-27 シリンダ Expired - Lifetime JP2788697B2 (ja)

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