JPH06168216A - コプロセッサ制御方法 - Google Patents

コプロセッサ制御方法

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JPH06168216A
JPH06168216A JP32040892A JP32040892A JPH06168216A JP H06168216 A JPH06168216 A JP H06168216A JP 32040892 A JP32040892 A JP 32040892A JP 32040892 A JP32040892 A JP 32040892A JP H06168216 A JPH06168216 A JP H06168216A
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JP
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coprocessor
instruction
resource
column
processing unit
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JP32040892A
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Yoshihiro Kusano
義博 草野
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】中央処理装置12とコプロセッサ15間で,共用資
源16を非同期に使用するデータ処理装置におけるコプロ
セッサ制御方法に関し,資源の干渉を検出する機構を簡
易化することを目的とする。 【構成】コプロセッサ制御命令11中にコプロセッサ15が
参照/更新する資源を特定する欄を設け,この欄の命令
内の位置をコプロセッサ処理の種類によらず共通になる
ように固定する。さらに,コプロセッサ制御命令11中に
資源を特定する欄の有効性/無効性を指定する欄を設
け,これの命令内の位置も固定する。そして,コプロセ
ッサ制御命令11中の固定位置から取り出した資源を特定
する信号およびその有効性/無効性を指定する信号に基
づいて資源の干渉を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,中央処理装置とコプロ
セッサとの共用資源の干渉を,統一的に検出できるよう
にしたコプロセッサ制御方法に関する。
【0002】図7は本発明の対象となるデータ処理装置
の例を示している。本発明は,次のような装置を対象と
している。 図7(A)に示すように,中央処理装置12と1個
以上のコプロセッサ15とを有し,その中央処理装置と
コプロセッサで共用する装置(以下,共用資源という)
16とを持つ。この共用資源16は,中央処理装置12
に属する装置の場合もあるし,コプロセッサ15に属す
る装置の場合もある。さらに,このどちらでない場合も
あり得る。
【0003】 中央処理装置12は,命令列記憶装置
10から命令を読み出し,これがコプロセッサ制御命令
であるときには,コプロセッサ制御信号を用いてコプロ
セッサ15を起動する。
【0004】 コプロセッサ15が起動された後,コ
プロセッサ15と中央処理装置12とは非同期に処理を
行う。すなわち,共用資源16への参照/更新動作を含
むコプロセッサ処理は,中央処理装置12の処理進行過
程には依存せずに進行する。逆に,共用資源16への参
照/更新動作,次命令の実行操作を含む中央処理装置の
処理も,コプロセッサ15の処理進行過程には依存せず
に進行する。
【0005】以上のようなデータ処理装置では,共用資
源16を中央処理装置12とコプロセッサ15とが同時
に扱うことによる処理の矛盾発生を防止するため,資源
の干渉による処理の待機が必要であり,それをできるだ
け少ないハードウェア量で効率的に実現する手段が必要
とされる。
【0006】
【従来の技術】資源の干渉とは,例えば図7(B)に示
すように,処理装置Aと処理装置Cの複数の装置が,そ
れぞれ同時に同じレジスタBなどの資源への書き込み・
読み出しを行うことをいう。
【0007】資源の干渉による処理の待機は,次のよう
に行われる。2個以上の処理装置が非同期に動作すると
は,個々の処理装置が,他の処理装置が行っている処理
の進行過程に依存せずに,自己の処理を進めることであ
るが,2個以上の処理装置が同一資源を参照/更新する
場合には,資源の干渉が起こり,後続の命令の実行を待
機させる必要がある。資源の干渉とは,例えば次のよう
な命令列の場合に起きる。
【0008】cop.op X→gr3 cpu.op gr3→Y 1番目の命令は,コプロセッサが行う処理で,レジスタ
gr3を更新する命令である。2番目の命令は,中央処
理装置(CPU)が行う処理で,レジスタgr3を参照
する命令である。このようにレジスタgr3に対して,
2個以上の装置が非同期に更新/参照を行うと,その処
理の順番によって結果が変わってくるので,本来の意図
する結果を得られないことがある。
【0009】もし,干渉が起こっていなければ,これら
の2つの命令は同時に処理され得る。すなわち,中央処
理装置は,1番目の命令によってコプロセッサを起動し
た後,そのコプロセッサによる処理の完了を待たずに次
の命令(2番目の命令)の処理を起動できる。
【0010】しかし,この例のように,レジスタgr3
に対する干渉が起こっていると,2番目の命令の起動
は,1番目の命令が完了した後に行わなければならな
い。さもないと,2番目の命令で参照されるレジスタg
r3の値は,上述のように不正なものとなる。
【0011】この命令列に対する中央処理装置とコプロ
セッサとの処理の流れを,図8に示す。 中央処理装置は,コプロセッサの命令cop.op
をデコードして,コプロセッサを起動する。起動に際し
ては,命令種別,参照/更新するレジスタ(gr3)な
どの情報をコプロセッサに通知する。
【0012】 中央処理装置から起動されたコプロセ
ッサは,指示に従って,処理を開始する。レジスタの参
照が必要な場合にはここで行う。 中央処理装置は,コプロセッサを起動した後,次の
命令cpu.opをデコードする。この命令は中央処理
装置内で行う命令であるから,資源の干渉がなければ,
直ちにその処理を行うことができる。しかし,本例で
は,レジスタgr3に対する資源の干渉が起こっている
ため,コプロセッサ処理が完了するまで,処理を開始し
ない。
【0013】 コプロセッサでは,処理が完了したこ
と(gr3への更新が完了したこと)を中央処理装置に
通知する。 中央処理装置では,コプロセッサからの完了通知を
受けて,命令cpu.opに対する処理を開始する。す
なわち,レジスタgr3に対する参照を開始する。
【0014】以上のような共用資源の干渉は,前命令の
更新が完了した後に,次命令の参照を行わなければなら
ないことから,更新−参照依存による資源干渉と呼ばれ
ている。共用資源の干渉には他にもいろいろ種類があ
る。以下,それを説明する。
【0015】図7(B)に示すように,2つの処理装置
A,Cが非同期に処理を行っており,2つの処理装置A
とCが同一のレジスタBを参照/更新するようなデータ
処理装置の例を考える。資源(レジスタ)の干渉には,
以下に挙げる3つの場合がある。
【0016】 更新−参照依存による資源干渉 処理装置AがレジスタBを更新した後に,処理装置Cが
レジスタBを参照しなければならない場合,処理装置A
の更新が終了するまで,処理装置Cはその処理の開始を
待機させられる。
【0017】 参照−更新依存による資源干渉 処理装置AがレジスタBを参照した後に,処理装置Cが
レジスタBを更新しなければならない場合,処理装置A
の参照が終了するまで,処理装置Cはその処理の開始を
待機させられる。
【0018】 更新−更新依存による資源干渉 処理装置AがレジスタBを更新した後に,処理装置Cが
レジスタBを更新しなければならない場合,処理装置A
の更新が終了するまで,処理装置Cはその処理の開始を
待機させられる。
【0019】以上のような資源の干渉が起きた場合,中
央処理装置またはコプロセッサの処理を待機させるため
に,中央処理装置は,干渉発生の有無を検出する必要が
ある。干渉発生の検出は,現在行っている処理(完了し
ていない処理)が更新/参照した(あるいは更新/参照
するであろう)資源と,これから起動しようとする処理
が更新/参照するであろう資源の比較により行われる。
【0020】これから起動しようとする処理が参照/更
新する資源は,図7(A)に示す命令列記憶装置10か
ら命令バスを通して送られてくるコプロセッサ制御命令
の中に示されている。また,現在行っている処理が更新
/参照した(更新/参照するであろう)資源は,中央処
理装置が記憶している。したがって,資源干渉の検出
は,これらの2つの情報を比較することにより行われ
る。
【0021】ところで,コプロセッサとしては,例えば
浮動小数点演算を行う浮動小数点演算装置,ベクトルデ
ータを処理するベクトル演算装置,入出力機器に対する
制御を行う入出力プロセッサなど種々のものがあるが,
従来,そのコプロセッサ制御命令において参照/更新す
る資源を指定する欄(フィールド)は,コプロセッサに
よってまちまちであった。また,コプロセッサ処理の種
類により,コプロセッサが参照/更新する資源の個数が
変化するため,それに応じて資源干渉検出回路の動作を
変化させる必要があった。
【0022】例えば,次の,ような動作変更が必要
になる。 コプロセッサ処理Aの命令では,中央処理装置と共
用する資源の個数は0である。この場合,資源干渉検出
回路は動作させない。
【0023】 コプロセッサ処理Bの命令では,コプ
ロセッサは3つのレジスタを中央処理装置と共用する。
この場合,コプロセッサ制御命令中に,コプロセッサが
参照/更新する資源を指定する欄が3個ある。資源干渉
検出回路には,この3個の欄の値を用いて資源の干渉を
検出させる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】以上のような資源干渉
回路の動作変更は,従来,コプロセッサ制御命令中の命
令コード(オペコード)を識別して行われていた。した
がって,次のような問題点を有していた。
【0025】(1) コプロセッサ制御命令の個数に比例し
て,資源干渉検出回路が複雑になる。 (2) 新たにコプロセッサを追加したり,コプロセッサ制
御命令を追加する場合には,資源干渉検出回路の変更が
必要になる。
【0026】本発明は上記問題点の解決を図り,資源干
渉の検出をできるだけ少ないハードウェア量で効率的に
実現する手段を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図1において,10は主記憶装置などの命令
列記憶装置,11はコプロセッサ制御命令,12は中央
処理装置(CPU),13は中央処理装置とコプロセッ
サとの処理における資源干渉を検出する資源干渉検出回
路,14は現在実行中の処理で参照/更新される資源情
報を保持する資源情報保持部,15はコプロセッサ,1
6はレジスタその他の共用資源を表す。
【0028】コプロセッサ15は,中央処理装置12に
より処理が起動され,その後,中央処理装置12とは非
同期に処理を行う装置である。中央処理装置12,コプ
ロセッサ15は,それぞれ共用資源16に対する参照/
更新を行う。中央処理装置12は,共用資源16に対す
る参照/更新の干渉を検出するため,資源情報保持部1
4に現在実行中の処理で参照/更新される資源の情報を
保持するとともに,それに基づいて資源干渉検出回路1
3より,コプロセッサ15との間の資源の干渉を検出す
る。
【0029】本発明では,コプロセッサ制御命令11中
に,コプロセッサ15が参照/更新する資源を特定する
欄(CRR1,CRR2,CWR3)を設け,この欄の
命令内の位置をコプロセッサ処理の種類によらず共通に
なるように固定する。さらに,コプロセッサ制御命令1
1中に前記資源を特定する欄(CRR1,CRR2,C
WR3)の有効性/無効性を指定する欄(V1,V2,
V3)を設け,これの命令内の位置も固定する。
【0030】そして,資源干渉検出回路13は,コプロ
セッサ制御命令11中の固定位置から取り出した資源を
特定する信号およびその有効性/無効性を指定する信号
に基づいて資源の干渉を検出する。
【0031】
【作用】本発明では,コプロセッサ制御命令11中にお
いて,コプロセッサ15が参照/更新する資源を特定す
る欄の命令中の位置を固定し,さらに該欄の有効性を示
す欄を設ける。そして,資源干渉検出回路13の動作
を,これらの欄の値を用いて制御する。
【0032】これにより,資源干渉検出回路13とコプ
ロセッサ制御命令11間のインタフェースをすべてのコ
プロセッサ制御命令で統一することが可能になり,資源
干渉検出回路13の単純化が実現される。また,コプロ
セッサの追加,コプロセッサ制御命令の追加に対して,
資源干渉検出回路13を変更不要とすることができる。
【0033】
【実施例】図2は,本発明の実施例ブロック図を示す。
図2において,図1と同符号のものは図1に示すものに
対応する。20は主記憶装置,21は命令アドレス生成
装置,22は制御回路,23は演算器,24は一般レジ
スタ(GR),25は現在使用しているGR番号保持部
を表す。
【0034】また,aは演算器23に対する動作指示信
号,bは一般レジスタ24への読み出し/書き込み(R
/W)制御信号,cはコプロセッサ15に対する動作指
示信号,dは命令アドレス生成装置21への制御信号,
eは資源干渉検出回路13に対する制御信号,f1〜f
3は処理待機信号,gは今回の命令が参照/更新するG
R番号を示す信号を表す。
【0035】図2では,本発明の要旨に直接関係しない
部分は省略している。また,説明を簡単にするため,コ
プロセッサ15は1個であり,中央処理装置12とコプ
ロセッサ15が共有する資源は,一般レジスタ(GR)
24であるとしている。
【0036】命令アドレス生成装置21は,次に実行す
べき命令が格納されている主記憶アドレスを生成して,
これを主記憶装置20に出力する。この命令アドレスで
識別される命令のオペコード部分が制御回路22に伝達
され,命令中の参照/更新GR部分が資源干渉検出回路
13に伝達される。
【0037】制御回路22は,オペコードを解析して,
各部に制御信号を送る。制御信号には,演算器24の動
作を指定する信号a,一般レジスタ24の読み出し/書
き込みタイミングや対象GR番号を制御する信号b,コ
プロセッサ15の動作を指定する信号c,命令アドレス
生成装置21の動作を制御する信号d,資源干渉検出回
路13および非同期動作が使用しているGR番号を記憶
するGR番号保持部25を制御する信号eなどがある。
【0038】演算器23は,2個のGRを同時に読み出
し,これに演算を施し,結果をGRに書き込む。この一
連の動作は,制御回路22により制御される。コプロセ
ッサ15も,演算器23と同様にGR読み出し,演算,
GR書き込みを行うが,GR以外の他の装置(主記憶装
置や入出力装置)に対して処理を行うものもある。
【0039】主記憶装置20には,中央処理装置12の
命令とコプロセッサ15の命令が格納されている。本発
明の実施例によるコプロセッサ制御命令の構造を,図3
に示す。この構造は,すべてのコプロセッサ制御命令1
1に共通であり,固定位置に以下の欄を持つ。
【0040】・IT(Instruction Type) 本命令の種類を表示する欄である。例えば,本欄の値が
0であれば,本命令は中央処理装置12の命令であり,
本欄の値が1であれば,コプロセッサ15の命令であ
る。また,コプロセッサが複数台ある場合には,値によ
りその種類を示す。
【0041】・CRR1(Coprocessor Read Register
1) コプロセッサが参照する第1のレジスタ番号を示す欄で
ある。 ・V1(CRR1 Valid) CRR1欄の有効性を表示する欄である。
【0042】・CRR2(Coprocessor Read Register
2) コプロセッサが参照する第2のレジスタ番号を示す欄で
ある。 ・V2(CRR2 Valid) CRR2欄の有効性を表示する欄である。
【0043】・CWR3(Coprocessor Write Register
3) コプロセッサが更新する第3のレジスタ番号を示す欄で
ある。 ・V3(CWR3 Valid) CWR3欄の有効性を表示する欄である。
【0044】・CI(Coprocessor Instruction ) コプロセッサの動作を表示する欄である。本命令で起動
されるコプロセッサ15の種類は,前記IT欄により指
定され,コプロセッサの処理内容は,CI欄により指定
される。その他の欄は,コプロセッサ15が参照/更新
する資源を特定するための欄である。
【0045】本実施例では,コプロセッサ15と中央処
理装置12が共用する資源はレジスタであり,かつコプ
ロセッサ15は,図3に示す構造のコプロセッサ制御命
令11により,1つの処理において,最高2個のレジス
タを参照し,最高1個のレジスタを更新する。コプロセ
ッサ制御命令11の種類により,コプロセッサが参照/
更新するレジスタの個数は,参照の場合0〜2,更新の
場合0〜1の範囲で可変となっている。
【0046】レジスタ指定欄(CRR1,CRR2,C
WR3)に付加されている有効性ビット(V1,V2,
V3)を“0”にすると,対応するレジスタ指定欄は資
源干渉の検出のためには用いられなくなる。そのため,
その欄をその他の情報のために用いることができる。し
たがって,例えばレジスタを全く参照更新しないコプロ
セッサ処理を起動するためのコプロセッサ制御命令11
では,図3に示すV1,V2,V3欄はすべて“0”と
なる。
【0047】図4は,本発明の実施例に係る資源干渉検
出回路ブロック図を示す。図4において,25−1は現
在実行中の処理で更新されるGR番号の保持部,25−
2は現在実行中の処理で参照されるGR番号の保持部を
表す。41−1〜41−4は比較回路,42−1〜42
−4はアンド回路,43はオア回路を表す。
【0048】比較回路41−1は,今回の命令が参照す
るCRR1で指定されたGR番号と,前命令で更新され
るGR番号とを入力し,一致すれば一致信号を“1”と
する。この一致信号は,アンド回路42−1により,V
1が“1”のときにオア回路43に出力される。他の比
較回路41−2〜41−4,アンド回路42−2〜42
−4の動作も同様である。なお,アンド回路42−1〜
42−4の機能を比較回路41−1〜41−4内で実現
してもよい。
【0049】前記「従来の技術」の項で説明した3種類
の干渉は,それぞれ次のように検出される。 更新−参照依存による資源干渉 アンド回路42−1またはアンド回路42−2の出力が
“1”になる。
【0050】 参照−更新依存による資源干渉 アンド回路42−4の出力が“1”になる。 更新−更新依存による資源干渉 アンド回路42−3の出力が“1”になる。
【0051】これらのいずれかの出力が“1”になる
と,すなわち資源の干渉が検出されると,コプロセッサ
15の処理開始を待機させる信号(オア回路43の出
力)が“1”となり,コプロセッサ15の処理開始が待
機させられる。
【0052】図5は,資源の干渉が起こらない場合の図
2に示す回路の動作を示すタイムチャートであり,図6
は,資源の干渉が起こる場合の図2に示す回路の動作を
示すタイムチャートである。
【0053】例えば,中央処理装置の命令とコプロセッ
サの命令が次の順序で現れたとする。 cpu.op gr1,gr2→gr3 cop.op gr1,gr4→gr5 の命令は,レジスタgr1とgr2を参照して,gr
3を更新するCPU命令であり,の命令は,レジスタ
gr1とgr4を参照して,gr5を更新するコプロセ
ッサ命令である。この場合,参照/更新されるレジスタ
について,更新−参照,参照−更新または更新−更新の
依存関係はないので,資源の干渉は起こらない。
【0054】図5に示すタイムチャートのように,処理
待機の信号f(f1,f2,f3)は出力されず,中央
処理装置12の演算器23およびコプロセッサ15によ
る処理は,並行して同時に動作する。
【0055】一方,図6に示すように,中央処理装置の
命令とコプロセッサの命令が次の順序で現れたとする。 cpu.op gr1,gr2→gr3 cop.op gr3,gr4→gr5 の命令は,レジスタgr1とgr2を参照して,gr
3を更新するCPU命令であり,の命令は,レジスタ
gr3とgr4を参照して,gr5を更新するコプロセ
ッサ命令である。この場合,参照/更新されるレジスタ
について,の命令でレジスタgr3を更新し,の命
令でレジスタgr3を参照するので,更新−参照の依存
関係がある。
【0056】したがって,図6に示すタイムチャートの
ように,の命令をデコードした際に,の命令が参照
するレジスタgr3の番号と,前のの命令で使用(更
新)しているレジスタgr3の番号が一致し,資源の干
渉より,コプロセッサ15に対する処理待機信号が出力
され,コプロセッサ15の処理は待機させられる。そし
て,中央処理装置12によってレジスタgr3への書き
込みが終了した時点で,コプロセッサ15の待機が解除
され,コプロセッサ15が動作する。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
コプロセッサ制御命令中において参照/更新する資源を
表示する欄の位置を固定し,それらの各欄の有効/無効
を表示する欄の位置も固定して設けることにより,次の
ような効果がある。
【0058】(1) コプロセッサ制御命令と資源干渉検出
回路のインタフェースが統一されるため,資源干渉検出
回路を簡易化することができる。 (2) 新たにコプロセッサまたはコプロセッサ制御命令を
追加する場合でも,資源干渉検出回路を変更する必要が
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例ブロック図である。
【図3】本発明の実施例に係るコプロセッサ制御命令の
構造例を示す図である。
【図4】本発明の実施例に係る資源干渉検出回路ブロッ
ク図である。
【図5】本発明の実施例における資源干渉がない場合の
タイムチャートである。
【図6】本発明の実施例における資源干渉がある場合の
タイムチャートである。
【図7】本発明の対象となるデータ処理装置の例を示す
図である。
【図8】本発明の対象となるデータ処理装置における共
用資源干渉時の処理の流れを示す図である。
【符号の説明】 10 命令列記憶装置 11 コプロセッサ制御命令 12 中央処理装置 13 資源干渉検出回路 14 資源情報保持部 15 コプロセッサ 16 共用資源 CRR1,CRR2,CWR3 資源を特定する欄 V1,V2,V3 資源を特定する欄の有効性/無効
性を指定する欄

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央処理装置(12)と,この中央処理装置
    (12)により処理を起動されて中央処理装置(12)とは非同
    期に処理を行うコプロセッサ(15)と,前記中央処理装置
    (12)および前記コプロセッサ(15)で共有される共用資源
    (16)と,前記中央処理装置(12)の内部または外部に,前
    記共用資源(16)において発生する資源の干渉を検出して
    検出結果に応じて前記中央処理装置(12)または前記コプ
    ロセッサ(15)の処理を待機させる装置(13,14) とを持つ
    データ処理装置におけるコプロセッサ制御方法におい
    て,コプロセッサ制御命令(11)中に前記コプロセッサ(1
    5)が参照/更新する資源を特定する欄を設け,この欄の
    命令内の位置をコプロセッサ処理の種類によらず共通に
    なるように固定し,さらに,コプロセッサ制御命令(11)
    中に前記資源を特定する欄の有効性/無効性を指定する
    欄を設け,これの命令内の位置も固定し,コプロセッサ
    制御命令(11)中の固定位置から取り出した資源を特定す
    る信号およびその有効性/無効性を指定する信号に基づ
    いて資源の干渉を検出することを特徴とするコプロセッ
    サ制御方法。
JP32040892A 1992-11-30 1992-11-30 コプロセッサ制御方法 Withdrawn JPH06168216A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989000913A1 (en) * 1987-08-01 1989-02-09 Fanuc Ltd Nozzle touching mechanism for injection molding machines

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WO1989000913A1 (en) * 1987-08-01 1989-02-09 Fanuc Ltd Nozzle touching mechanism for injection molding machines

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