JPH06168158A - アドレス空間の網羅率測定装置 - Google Patents
アドレス空間の網羅率測定装置Info
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- JPH06168158A JPH06168158A JP4345258A JP34525892A JPH06168158A JP H06168158 A JPH06168158 A JP H06168158A JP 4345258 A JP4345258 A JP 4345258A JP 34525892 A JP34525892 A JP 34525892A JP H06168158 A JPH06168158 A JP H06168158A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 容易に測定結果が得られるアドレス空間の網
羅率測定装置を提供すること。 【構成】 シンボル24を指定する入力手段12と、シ
ンボル24に基づいてプログラム25が記憶されたアド
レス空間23の先頭アドレス23aと最終アドレス23
bとを得るアドレス対応手段13と、先頭アドレス23
aと最終アドレス23bとを被測定物2に送りプログラ
ム25を実行させる制御手段14と、プログラム25の
実行により、アドレス空間23内を通過した通過アドレ
ス空間を計測しその割合を算出する測定手段15と、算
出した割合やシンボル24、未通過アドレス空間等を出
力する出力手段16とから構成する網羅率測定装置1。
羅率測定装置を提供すること。 【構成】 シンボル24を指定する入力手段12と、シ
ンボル24に基づいてプログラム25が記憶されたアド
レス空間23の先頭アドレス23aと最終アドレス23
bとを得るアドレス対応手段13と、先頭アドレス23
aと最終アドレス23bとを被測定物2に送りプログラ
ム25を実行させる制御手段14と、プログラム25の
実行により、アドレス空間23内を通過した通過アドレ
ス空間を計測しその割合を算出する測定手段15と、算
出した割合やシンボル24、未通過アドレス空間等を出
力する出力手段16とから構成する網羅率測定装置1。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記憶装置にて割り付け
られるアドレス空間内に記憶されたプログラムの実行状
態において、そのアドレス空間内を通過するアドレスの
定量的な測定を行うアドレス空間の網羅率測定装置に関
するものである。
られるアドレス空間内に記憶されたプログラムの実行状
態において、そのアドレス空間内を通過するアドレスの
定量的な測定を行うアドレス空間の網羅率測定装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】種々のプログラムに基づいて起動するシ
ステムには、中央演算装置(以下、CPUとする)や記
憶装置、入出力手段等が設けられており、記憶装置にて
割り付けられたアドレス空間内にこのプログラムが記憶
されている。このシステムにおけるプログラムの開発等
において、アドレス空間内で実行可能なプログラムがど
の程度あるかを測定するアドレス空間の網羅率測定装置
がある。
ステムには、中央演算装置(以下、CPUとする)や記
憶装置、入出力手段等が設けられており、記憶装置にて
割り付けられたアドレス空間内にこのプログラムが記憶
されている。このシステムにおけるプログラムの開発等
において、アドレス空間内で実行可能なプログラムがど
の程度あるかを測定するアドレス空間の網羅率測定装置
がある。
【0003】このアドレス空間の網羅率測定装置は、被
測定物であるシステムのプログラムを実行させ、この際
のアドレス空間内を通過したアドレスを計測してその網
羅率を算出するもので、測定装置全体を制御するCPU
と、実行させるプログラムのアドレス空間を指定する入
力手段と、指定したアドレス空間を被測定物であるシス
テムに送り、プログラムを実行させる制御手段と、プロ
グラムの実行によりアドレス空間内を通過した通過アド
レス空間の割合を算出する測定手段と、この算出結果を
出力する出力手段とから構成されている。
測定物であるシステムのプログラムを実行させ、この際
のアドレス空間内を通過したアドレスを計測してその網
羅率を算出するもので、測定装置全体を制御するCPU
と、実行させるプログラムのアドレス空間を指定する入
力手段と、指定したアドレス空間を被測定物であるシス
テムに送り、プログラムを実行させる制御手段と、プロ
グラムの実行によりアドレス空間内を通過した通過アド
レス空間の割合を算出する測定手段と、この算出結果を
出力する出力手段とから構成されている。
【0004】この網羅率測定装置を用いた測定方法を図
9の流れ図に基づいて説明する。先ず、測定の開始にあ
たり、網羅率測定装置と被測定物であるシステムとを接
続する。次に、システムのプログラムが記憶されている
アドレス空間を網羅率測定装置の入力手段にて設定す
る。この入力手段は、キーボード等から成るもので、実
行させるプログラムが記憶されているアドレス空間の先
頭アドレスと最終アドレスとを16進数により入力す
る。
9の流れ図に基づいて説明する。先ず、測定の開始にあ
たり、網羅率測定装置と被測定物であるシステムとを接
続する。次に、システムのプログラムが記憶されている
アドレス空間を網羅率測定装置の入力手段にて設定す
る。この入力手段は、キーボード等から成るもので、実
行させるプログラムが記憶されているアドレス空間の先
頭アドレスと最終アドレスとを16進数により入力す
る。
【0005】例えば、プログラム「A」による網羅率を
測定する場合、プログラム「A」が記憶されているアド
レス空間の先頭アドレス(例えば、16進数で010
0)と、最終アドレス(例えば、16進数で01FF)
とを、コンパイル時に出力されるリンクマップファイル
から読み取り、この値をキーボード等の該当するキーを
押すことで指定することになる。
測定する場合、プログラム「A」が記憶されているアド
レス空間の先頭アドレス(例えば、16進数で010
0)と、最終アドレス(例えば、16進数で01FF)
とを、コンパイル時に出力されるリンクマップファイル
から読み取り、この値をキーボード等の該当するキーを
押すことで指定することになる。
【0006】次に、この先頭アドレスと最終アドレスと
を制御手段を介してシステム側に送り、そのプログラム
を実行させる。このプログラムの実行により、アドレス
空間の先頭アドレスから最終アドレスまでのアドレスを
順次通過して所定の処理が行われる。この際、網羅率測
定装置の測定手段により通過したアドレスのカウントを
行う。そして、先頭アドレスから通過したアドレスまで
の間の通過アドレス空間を計測し、アドレス空間に対す
る通過アドレス空間の割合を算出する。
を制御手段を介してシステム側に送り、そのプログラム
を実行させる。このプログラムの実行により、アドレス
空間の先頭アドレスから最終アドレスまでのアドレスを
順次通過して所定の処理が行われる。この際、網羅率測
定装置の測定手段により通過したアドレスのカウントを
行う。そして、先頭アドレスから通過したアドレスまで
の間の通過アドレス空間を計測し、アドレス空間に対す
る通過アドレス空間の割合を算出する。
【0007】例えば、プログラムが完全に実行できた場
合には、先頭アドレスから最終アドレスまでのアドレス
を全て通過することになるため、100(%)の網羅率
ということになる。また、先頭アドレスから途中のアド
レス(例えば、16進数で0166)までしか通過でき
なかった場合には、通過できたアドレスまでの通過アド
レス空間の割合である80(%)がその網羅率というこ
とになる。そして、この測定結果をプリンタやディスプ
レイ等の出力手段を用いて出力する。
合には、先頭アドレスから最終アドレスまでのアドレス
を全て通過することになるため、100(%)の網羅率
ということになる。また、先頭アドレスから途中のアド
レス(例えば、16進数で0166)までしか通過でき
なかった場合には、通過できたアドレスまでの通過アド
レス空間の割合である80(%)がその網羅率というこ
とになる。そして、この測定結果をプリンタやディスプ
レイ等の出力手段を用いて出力する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなア
ドレス空間の網羅率測定装置においては次のような問題
がある。すなわち、実行させたいプログラムが記憶され
ているアドレス空間の先頭アドレスと最終アドレスとを
指定する場合、16進数により入力しなければならず、
オペレータがその入力間違いを起こしやすい。また、プ
ログラムが記憶されているアドレス空間の先頭アドレス
と最終アドレスとをリンクマップファイルから読み取る
作業に手間がかかるため、オペレータに多大な作業負荷
を強いることになるとともに、測定時間の短縮化が困難
なものとなっている。よって、本発明は容易に測定結果
が得られるアドレス空間の網羅率測定装置を提供するこ
とを目的とする。
ドレス空間の網羅率測定装置においては次のような問題
がある。すなわち、実行させたいプログラムが記憶され
ているアドレス空間の先頭アドレスと最終アドレスとを
指定する場合、16進数により入力しなければならず、
オペレータがその入力間違いを起こしやすい。また、プ
ログラムが記憶されているアドレス空間の先頭アドレス
と最終アドレスとをリンクマップファイルから読み取る
作業に手間がかかるため、オペレータに多大な作業負荷
を強いることになるとともに、測定時間の短縮化が困難
なものとなっている。よって、本発明は容易に測定結果
が得られるアドレス空間の網羅率測定装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために成されたアドレス空間の網羅率測定
装置であり、記憶装置にて割り付けられるアドレス空間
内に、所定のシンボルで示されるプログラムが記憶され
たシステムを被測定物とし、システムによるプログラム
の実行状態で、通過したアドレスのアドレス空間に対す
る割合を算出するものである。
題を解決するために成されたアドレス空間の網羅率測定
装置であり、記憶装置にて割り付けられるアドレス空間
内に、所定のシンボルで示されるプログラムが記憶され
たシステムを被測定物とし、システムによるプログラム
の実行状態で、通過したアドレスのアドレス空間に対す
る割合を算出するものである。
【0010】すなわち、この網羅率測定装置として、シ
ンボルを指定するための入力手段と、指定されたシンボ
ルに基づいて、プログラムが記憶されたアドレス空間の
先頭アドレスと最終アドレスとを得るアドレス対応手段
と、この先頭アドレスと最終アドレスとをシステムに送
り、プログラムを実行させる制御手段と、プログラムの
実行により、先頭アドレスから通過したアドレスまでの
通過アドレス空間を計測し、このアドレス空間に対する
通過アドレス空間の割合を算出する測定手段と、少なく
とも、算出した通過アドレス空間の割合と、アドレス空
間に対応するシンボルとを出力する出力手段とから構成
するものである。また、測定手段にて、通過アドレス空
間以外の未通過アドレス空間を算出し、出力手段にて、
この未通過アドレス空間とシンボルとを出力するように
したものでもある。
ンボルを指定するための入力手段と、指定されたシンボ
ルに基づいて、プログラムが記憶されたアドレス空間の
先頭アドレスと最終アドレスとを得るアドレス対応手段
と、この先頭アドレスと最終アドレスとをシステムに送
り、プログラムを実行させる制御手段と、プログラムの
実行により、先頭アドレスから通過したアドレスまでの
通過アドレス空間を計測し、このアドレス空間に対する
通過アドレス空間の割合を算出する測定手段と、少なく
とも、算出した通過アドレス空間の割合と、アドレス空
間に対応するシンボルとを出力する出力手段とから構成
するものである。また、測定手段にて、通過アドレス空
間以外の未通過アドレス空間を算出し、出力手段にて、
この未通過アドレス空間とシンボルとを出力するように
したものでもある。
【0011】
【作用】入力手段により、実行させるプログラムが示さ
れたシンボルを指定し、アドレス対応手段により、この
シンボルに基づいたプログラムが記憶されているアドレ
ス空間の先頭アドレスと最終アドレスとを得る。すなわ
ち、アドレス対応手段では、指定されたプログラムのシ
ンボルを入力とし、リンクマップファイルと対応させて
そのシンボルで示されるプログラムの先頭アドレスと最
終アドレスとの16進数の値を出力する。
れたシンボルを指定し、アドレス対応手段により、この
シンボルに基づいたプログラムが記憶されているアドレ
ス空間の先頭アドレスと最終アドレスとを得る。すなわ
ち、アドレス対応手段では、指定されたプログラムのシ
ンボルを入力とし、リンクマップファイルと対応させて
そのシンボルで示されるプログラムの先頭アドレスと最
終アドレスとの16進数の値を出力する。
【0012】この16進数の値を制御手段を介してシス
テム側に転送し、対応するプログラムを実行させる。プ
ログラムの実行にともない、測定手段では通過するアド
レスをカウントしており、アドレス空間に対する通過ア
ドレス空間の割合を算出する。出力手段では、この算出
結果を出力するとともに、通過アドレス空間、および未
通過アドレス空間の16進数の値に対応するプログラム
のシンボルを出力することになる。
テム側に転送し、対応するプログラムを実行させる。プ
ログラムの実行にともない、測定手段では通過するアド
レスをカウントしており、アドレス空間に対する通過ア
ドレス空間の割合を算出する。出力手段では、この算出
結果を出力するとともに、通過アドレス空間、および未
通過アドレス空間の16進数の値に対応するプログラム
のシンボルを出力することになる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明のアドレス空間の網羅率測定
装置の実施例を図に基づいて説明する。すなわち、図1
の模式図に示すように、本発明のアドレス空間の網羅率
測定装置1は、CPU21にて制御されるシステムを被
測定物2としたもので、その記憶装置22にて割り付け
られたアドレス空間23内に、所定のシンボル24で示
されるプログラム25が記憶され、このプログラム25
の実行状態における通過したアドレスのアドレス空間2
3に対する割合を算出するものである。
装置の実施例を図に基づいて説明する。すなわち、図1
の模式図に示すように、本発明のアドレス空間の網羅率
測定装置1は、CPU21にて制御されるシステムを被
測定物2としたもので、その記憶装置22にて割り付け
られたアドレス空間23内に、所定のシンボル24で示
されるプログラム25が記憶され、このプログラム25
の実行状態における通過したアドレスのアドレス空間2
3に対する割合を算出するものである。
【0014】網羅率測定装置1は被測定物2に接続して
使用し、主として、全体を制御するCPU11と、被測
定物2のプログラム25を示すシンボル24を指定する
ための入力手段12と、指定されたシンボル24に基づ
いて、プログラム25が記憶されたアドレス空間23の
先頭アドレス23aと最終アドレス23bとを得るアド
レス対応手段13と、先頭アドレス23aと最終アドレ
ス23bとを被測定物2に送り、そのプログラム25を
実行させる制御手段14と、プログラム25の実行によ
り、先頭アドレス23aから通過したアドレスまでの通
過アドレス空間を計測し、その割合を算出する測定手段
15、およびその算出結果を出力する出力手段16とか
ら構成されている。
使用し、主として、全体を制御するCPU11と、被測
定物2のプログラム25を示すシンボル24を指定する
ための入力手段12と、指定されたシンボル24に基づ
いて、プログラム25が記憶されたアドレス空間23の
先頭アドレス23aと最終アドレス23bとを得るアド
レス対応手段13と、先頭アドレス23aと最終アドレ
ス23bとを被測定物2に送り、そのプログラム25を
実行させる制御手段14と、プログラム25の実行によ
り、先頭アドレス23aから通過したアドレスまでの通
過アドレス空間を計測し、その割合を算出する測定手段
15、およびその算出結果を出力する出力手段16とか
ら構成されている。
【0015】この網羅率測定装置1は、例えば、被測定
物2のプログラム25の開発等で使用され、被測定物2
としては、金融機関等のオンラインシステムや、キャッ
シュディスペンサ等から成るシステムであるが、特にこ
れに限定されることはなく、CPU21により制御され
るものであれば何でもよい。
物2のプログラム25の開発等で使用され、被測定物2
としては、金融機関等のオンラインシステムや、キャッ
シュディスペンサ等から成るシステムであるが、特にこ
れに限定されることはなく、CPU21により制御され
るものであれば何でもよい。
【0016】このような被測定物2のアドレス空間23
の網羅率測定方法を図2の流れ図に基づいて説明する。
なお、以下の説明で使用する符号は、図1で示す符号と
同一のものである。先ず、初めに測定の開始として、本
発明の網羅率測定装置1に被測定物2を接続する。この
接続として、例えばGP−IBやRS−232C等の標
準インターフェースを用いてもよい。
の網羅率測定方法を図2の流れ図に基づいて説明する。
なお、以下の説明で使用する符号は、図1で示す符号と
同一のものである。先ず、初めに測定の開始として、本
発明の網羅率測定装置1に被測定物2を接続する。この
接続として、例えばGP−IBやRS−232C等の標
準インターフェースを用いてもよい。
【0017】次に、キーボード等の入力手段12を用い
て、被測定物2の記憶装置22にて割り付けられた、測
定したいアドレス空間23に記憶されているプログラム
25のシンボル24を指定して入力する。図3〜図5は
プログラム25の記述言語別の入力方法を説明する図で
ある。すなわち、被測定物2のプログラム25が図3に
示すようなアセンブラから成る場合には、一つのモジュ
ール名であるNAME「A」をシンボル24としてこれ
を入力する。また、図4に示すようなC言語から成るプ
ログラム25の場合には、関数名としての「A」をシン
ボル24として入力する。また、図5に示すようなBa
sicから成るプログラム25の場合には、その行番号
である100、および200をシンボル24として入力
する。
て、被測定物2の記憶装置22にて割り付けられた、測
定したいアドレス空間23に記憶されているプログラム
25のシンボル24を指定して入力する。図3〜図5は
プログラム25の記述言語別の入力方法を説明する図で
ある。すなわち、被測定物2のプログラム25が図3に
示すようなアセンブラから成る場合には、一つのモジュ
ール名であるNAME「A」をシンボル24としてこれ
を入力する。また、図4に示すようなC言語から成るプ
ログラム25の場合には、関数名としての「A」をシン
ボル24として入力する。また、図5に示すようなBa
sicから成るプログラム25の場合には、その行番号
である100、および200をシンボル24として入力
する。
【0018】シンボル24が入力された場合には、次の
手順であるアドレスへの変換を行う。すなわち、入力さ
れたシンボル24に基づき、アドレス対応手段13を介
すことにより、そのシンボル24で示されるプログラム
25が記憶されるアドレス空間23の先頭アドレス23
aと最終アドレス23bとを得る。このアドレス対応手
段13では、図6に示すようなリンクマップファイル1
3aを参照し、入力されたシンボル24に対応する16
進数の先頭アドレス23aと最終アドレス23bとを自
動的に得ている。
手順であるアドレスへの変換を行う。すなわち、入力さ
れたシンボル24に基づき、アドレス対応手段13を介
すことにより、そのシンボル24で示されるプログラム
25が記憶されるアドレス空間23の先頭アドレス23
aと最終アドレス23bとを得る。このアドレス対応手
段13では、図6に示すようなリンクマップファイル1
3aを参照し、入力されたシンボル24に対応する16
進数の先頭アドレス23aと最終アドレス23bとを自
動的に得ている。
【0019】例えば、入力されたシンボル24が「A」
であった場合には、アドレス対応手段13においてリン
クマップファイル13aを参照し、「A」から成るシン
ボル24に対応する先頭アドレス23aである16進数
の0100と、最終アドレス23bである16進数の0
1FFを得る。これにより、「A」から成るシンボル2
4が、0100〜01FFまでの間のアドレス空間23
内に記憶されていることが分かる。また、他のシンボル
24である「B」が入力された場合には、同様にその先
頭アドレス23aである16進数の0200と、最終ア
ドレス23bである02FFを得ることになる。これに
より、「B」から成るシンボル24が、0200〜02
FFまでの間のアドレス空間23内に記憶されているこ
とが分かる。
であった場合には、アドレス対応手段13においてリン
クマップファイル13aを参照し、「A」から成るシン
ボル24に対応する先頭アドレス23aである16進数
の0100と、最終アドレス23bである16進数の0
1FFを得る。これにより、「A」から成るシンボル2
4が、0100〜01FFまでの間のアドレス空間23
内に記憶されていることが分かる。また、他のシンボル
24である「B」が入力された場合には、同様にその先
頭アドレス23aである16進数の0200と、最終ア
ドレス23bである02FFを得ることになる。これに
より、「B」から成るシンボル24が、0200〜02
FFまでの間のアドレス空間23内に記憶されているこ
とが分かる。
【0020】このように、シンボル24に対応した先頭
アドレス23aと最終アドレス23bとをリンクマップ
ファイル13aを介して自動的に得た後、この16進数
の値を制御手段14により被測定物2に送り、網羅率を
測定したいアドレス空間23の設定を行う。なお、入力
手段12においてシンボル24が入力されずに直接その
アドレス空間23の先頭アドレス23aと最終アドレス
23bとを入力した場合には、アドレス対応手段13を
介すことなく被測定物12へこの値を送ることになる。
アドレス23aと最終アドレス23bとをリンクマップ
ファイル13aを介して自動的に得た後、この16進数
の値を制御手段14により被測定物2に送り、網羅率を
測定したいアドレス空間23の設定を行う。なお、入力
手段12においてシンボル24が入力されずに直接その
アドレス空間23の先頭アドレス23aと最終アドレス
23bとを入力した場合には、アドレス対応手段13を
介すことなく被測定物12へこの値を送ることになる。
【0021】次に、指定されたアドレス空間23に記憶
されているプログラム25を実行する。このプログラム
25の実行は、被測定物2側から命令しても、網羅率測
定装置1側から命令してもどちらでもよい。いずれにお
いても、プログラム25は被測定物2のCPU21にて
制御され、アドレス空間23の先頭アドレス23aから
最終アドレス23bまでの各アドレスを通過して、そこ
に記憶された命令を順次実行することになる。この際、
通過するアドレスを網羅率測定装置1の測定手段15に
てカウントすることになる。すなわち、アドレスを一つ
通過する毎に、測定手段15のカウンターを一つづつ加
算していく。
されているプログラム25を実行する。このプログラム
25の実行は、被測定物2側から命令しても、網羅率測
定装置1側から命令してもどちらでもよい。いずれにお
いても、プログラム25は被測定物2のCPU21にて
制御され、アドレス空間23の先頭アドレス23aから
最終アドレス23bまでの各アドレスを通過して、そこ
に記憶された命令を順次実行することになる。この際、
通過するアドレスを網羅率測定装置1の測定手段15に
てカウントすることになる。すなわち、アドレスを一つ
通過する毎に、測定手段15のカウンターを一つづつ加
算していく。
【0022】そして、先頭アドレス23aから通過した
アドレスまでの通過アドレス空間をカウンターの数値か
ら計測し、アドレス空間23に対する通過アドレス空間
の割合を算出する。なお、この測定手段15において、
通過したアドレスの次のアドレスから最終アドレス23
bまでの間の未通過アドレス空間を計測してもよい。
アドレスまでの通過アドレス空間をカウンターの数値か
ら計測し、アドレス空間23に対する通過アドレス空間
の割合を算出する。なお、この測定手段15において、
通過したアドレスの次のアドレスから最終アドレス23
bまでの間の未通過アドレス空間を計測してもよい。
【0023】次に、測定したアドレス空間23の先頭ア
ドレス23aおよび最終アドレス23bから、アドレス
対応手段13を介して対応するプログラム25のシンボ
ル24を自動的に得る。そして、測定した算出結果とと
もに、このシンボル24を出力手段16を用いて出力す
る。この出力手段16は、プリンタやディスプレイ等か
ら成るもので、その出力結果の項目の例を図7〜図8に
示す。
ドレス23aおよび最終アドレス23bから、アドレス
対応手段13を介して対応するプログラム25のシンボ
ル24を自動的に得る。そして、測定した算出結果とと
もに、このシンボル24を出力手段16を用いて出力す
る。この出力手段16は、プリンタやディスプレイ等か
ら成るもので、その出力結果の項目の例を図7〜図8に
示す。
【0024】すなわち、図7に示すように、シンボル2
4と先頭アドレス23aおよび通過アドレスを表示し、
これに対応した網羅率(%)を表示する。例えば、図6
のリンクマップファイル13aに示される「A」から成
るシンボル24の場合には、先頭アドレス23aが16
進数で0100であり、最終アドレス23bが16進数
で01FFである。これによるアドレス空間23を通過
した通過アドレスが、図7に示すように、16進数で0
166であった場合には、網羅率が80(%)となる。
4と先頭アドレス23aおよび通過アドレスを表示し、
これに対応した網羅率(%)を表示する。例えば、図6
のリンクマップファイル13aに示される「A」から成
るシンボル24の場合には、先頭アドレス23aが16
進数で0100であり、最終アドレス23bが16進数
で01FFである。これによるアドレス空間23を通過
した通過アドレスが、図7に示すように、16進数で0
166であった場合には、網羅率が80(%)となる。
【0025】同様に、「B」から成るシンボル24の場
合には、先頭アドレス23aが16進数で0200であ
り、最終アドレス23bが16進数で02FFである。
これによるアドレス空間23を通過した通過アドレス
が、図7に示すように、16進数で02CDであった場
合には、網羅率が40(%)となる。したがって、全体
として60(%)の網羅率ということになる。
合には、先頭アドレス23aが16進数で0200であ
り、最終アドレス23bが16進数で02FFである。
これによるアドレス空間23を通過した通過アドレス
が、図7に示すように、16進数で02CDであった場
合には、網羅率が40(%)となる。したがって、全体
として60(%)の網羅率ということになる。
【0026】また、図8に示すように、シンボル24と
未通過アドレスおよび最終アドレス23bを表示しても
よく、どのシンボル24のアドレス空間23の、どのア
ドレスから後が未通過であったかを容易に知ることがで
きるようになる。このため、網羅率の測定を行うオペレ
ータが、図6に示すリンクマップファイル13aの出力
リストを見ながら、不都合があった先頭アドレス23a
等に対応するシンボル24を見つけだすという作業が不
要となる。なお、図7および図8に示すような出力結果
の表示項目はこれに限定されず、他に必要な情報があれ
ば適宜表示すればよい。
未通過アドレスおよび最終アドレス23bを表示しても
よく、どのシンボル24のアドレス空間23の、どのア
ドレスから後が未通過であったかを容易に知ることがで
きるようになる。このため、網羅率の測定を行うオペレ
ータが、図6に示すリンクマップファイル13aの出力
リストを見ながら、不都合があった先頭アドレス23a
等に対応するシンボル24を見つけだすという作業が不
要となる。なお、図7および図8に示すような出力結果
の表示項目はこれに限定されず、他に必要な情報があれ
ば適宜表示すればよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアドレス
空間の網羅率測定装置を用いれば次のような効果があ
る。すなわち、実行させたいプログラムが記憶されてい
るアドレス空間の指定を、16進数から成る先頭アドレ
スおよび最終アドレスの値を入力することなく、そのプ
ログラムを示すシンボルの指定にて行うことができるた
め、リンクマップファイルからそのシンボルで示される
プログラムのアドレス空間を読み取る必要がなくなると
ともに、オペレータによる入力間違えの発生を低減でき
る。また、網羅率の測定結果において、先頭アドレスや
通過アドレス、および最終アドレスとともに、これに対
応するプログラムのシンボルを、アドレス対応手段を介
して自動的に表示することができるため、オペレータの
作業負荷を大幅に軽減することが可能となる。したがっ
て、被測定物のプログラム開発を短期間で行うための有
効な装置となる。
空間の網羅率測定装置を用いれば次のような効果があ
る。すなわち、実行させたいプログラムが記憶されてい
るアドレス空間の指定を、16進数から成る先頭アドレ
スおよび最終アドレスの値を入力することなく、そのプ
ログラムを示すシンボルの指定にて行うことができるた
め、リンクマップファイルからそのシンボルで示される
プログラムのアドレス空間を読み取る必要がなくなると
ともに、オペレータによる入力間違えの発生を低減でき
る。また、網羅率の測定結果において、先頭アドレスや
通過アドレス、および最終アドレスとともに、これに対
応するプログラムのシンボルを、アドレス対応手段を介
して自動的に表示することができるため、オペレータの
作業負荷を大幅に軽減することが可能となる。したがっ
て、被測定物のプログラム開発を短期間で行うための有
効な装置となる。
【図1】本発明のアドレス空間の網羅率測定装置を説明
する模式図である。
する模式図である。
【図2】網羅率の測定方法を説明する流れ図である。
【図3】入力方法を説明する図(その1)である。
【図4】入力方法を説明する図(その2)である。
【図5】入力方法を説明する図(その3)である。
【図6】アドレス対応手段を説明する図である。
【図7】出力結果を説明する図(その1)である。
【図8】出力結果を説明する図(その2)である。
【図9】従来例を説明する流れ図である。
1 網羅率測定装置 2 被測定物 11、21 CPU 12 入力手段 13 アドレス対応手段 14 制御手段 15 測定手段 16 出力手段 22 記憶装置 23 アドレス
空間 23a 先頭アドレス 23b 最終ア
ドレス 24 シンボル 25 プログラ
ム
空間 23a 先頭アドレス 23b 最終ア
ドレス 24 シンボル 25 プログラ
ム
Claims (2)
- 【請求項1】 記憶装置にて割り付けられるアドレス空
間内に、所定のシンボルで示されるプログラムが記憶さ
れたシステムを被測定物とし、 前記プログラムの実行状態で、通過したアドレスの前記
アドレス空間に対する割合を算出するアドレス空間の網
羅率測定装置であって、 前記シンボルを指定するための入力手段と、 指定された前記シンボルに基づいて、前記プログラムが
記憶された前記アドレス空間の先頭アドレスと最終アド
レスとを得るアドレス対応手段と、 前記先頭アドレスと最終アドレスとを前記システムに送
り、前記プログラムを実行させる制御手段と、 前記プログラムの実行により、前記先頭アドレスから通
過したアドレスまでの通過アドレス空間を計測し、前記
アドレス空間に対する該通過アドレス空間の割合を算出
する測定手段と、 少なくとも、算出した前記通過アドレス空間の割合と、
前記アドレス空間に対応する前記シンボルとを出力する
出力手段とから成ることを特徴とするアドレス空間の網
羅率測定装置。 - 【請求項2】 前記測定手段にて、前記通過アドレス空
間以外の未通過アドレス空間を算出し、 前記出力手段にて、該未通過アドレス空間と前記シンボ
ルとを出力するようにしたことを特徴とする請求項1記
載のアドレス空間の網羅率測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4345258A JPH06168158A (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | アドレス空間の網羅率測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4345258A JPH06168158A (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | アドレス空間の網羅率測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06168158A true JPH06168158A (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=18375383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4345258A Pending JPH06168158A (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | アドレス空間の網羅率測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06168158A (ja) |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP4345258A patent/JPH06168158A/ja active Pending
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