JPH0616802Y2 - サスペンシヨンにおける油の回収装置 - Google Patents

サスペンシヨンにおける油の回収装置

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JPH0616802Y2
JPH0616802Y2 JP12021186U JP12021186U JPH0616802Y2 JP H0616802 Y2 JPH0616802 Y2 JP H0616802Y2 JP 12021186 U JP12021186 U JP 12021186U JP 12021186 U JP12021186 U JP 12021186U JP H0616802 Y2 JPH0616802 Y2 JP H0616802Y2
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JP
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oil
cylinder
suspension
piston rod
packing case
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巧 奥村
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は四輪車等の車両において、車体と車輪間に介装
されたハイドロニユーマチツクサスペンシヨンにおける
油の回収装置に関する。
〔従来の技術〕
この種従来のハイドロニユーマチツクサスペンシヨンと
して例えば第2図に示すものが開発されている。
これはシリンダ1内にピストン2を介してピストンロツ
ド3が上下移動自在に挿入され、ピストンロツド3の上
端はアツパーサポート4を介して車体側に接続され、シ
リンダ1の下端はロアキヤツプ5に接続され、ロアキヤ
ツプ5が設置されたアウターチユーブ6とブラケツト7
は車軸側に結合され、シヨツクアブソーバが正立に配置
されている。
ピストン2はシリンダ内に上下二つの油室8,9を区画
し、下部油室9はピストンロツド3に形成した通路10
を介して油圧源に接続され、この油圧源に導かれる回路
の途中にアキユームレータが接続されている。
シリンダ1の上部にはベアリング11内のメインシール
11aとパツキンケース13とサブシール12とで油留室
14を区画し、この油留室14はシリンダ1とアウター
チユーブ6との間に形成した油路15を介して下方の管
路16に接続されている。
ピストンロツド3の上部に結合したアツパースプリング
シート17とアウターチユーブ6の胴部に結合したアン
ダースプリングシート18との間には懸架スプリング1
9が介装されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のサスペンシヨンでは、上部油室8から漏れた油が
油留室14、油路15、管路16を介して外部に回収さ
れるが、油路15を形成するためアウターチユーブ6が
必要となるから構造が複雑となること、管路16をばね
上まで導く場合に他のいろいろな機器、部材が邪魔にな
つてその取り出し方が非常に困難であること、管路16
が車体の振動に伴なつて変動してしまうこと、ばね下に
シリンダの大部分とアウターチユーブの大部分と管路1
6等が集中するからばね下の重量が重くなつて不安定と
なること、等の不具合がある。
従つて、本考案の目的は、油回収用の管路の取り出しを
容易にし、揺動があつても変動せず、構造が簡略化さ
れ、併せてばね下の重量を軽減できるサスペンシヨンに
おける油の回収装置を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的達成の為、本考案の構成は、シヨツクアブソ
ーバを倒立に設置し、シリンダの下部油留室を設け、こ
の油留室は管路と接続し、当該管路をアツパーサポート
と懸架スプリングとで挾持したガイドを介して外部に導
かせたことを特徴とするものである。
〔作用〕
下方の油留室に漏れた油は管路を介して外部に回収さ
れ、この際管路は他の部材と干渉せず、ぶらぶらと揺動
しない。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を第1図にもとづいて説明する。
倒立型に設置したシヨツクアブソーバ20を有し、この
シヨツクアブソーバ20はシリンダ21とシリンダ21
内にピストン22を介して移動自在に挿入されたピスト
ンロツド23とからなり、シリンダ21の上部はアツパ
ーサポート24を介して車体側ボデイ25に結合され、
ピストンロツド23の下部はブラケツト26を介して車
輪側の車軸に結合されている。ピストンロツド23は重
量軽減の為中空に成形されている。
ピストン22はシリンダ21内に上下二つの油室27,28
を区画し、二つの油室27,28はピストン22に設けたピ
ストンバルブ29を介して連通し、伸縮時このピストン
バルブ29を油が流れる時伸側又は圧側の減衰力を発生
させる。
シリンダ21の上端には中空ロツド部21aが起立し、こ
のロツド部21aの外周にはスリーブ30が螺合され、ス
リーブ30の上端には金属パツキン31とナツト32を
介して油給排用のパイプ33が締結されている。
パイプ33とナツト32とロツド部21aにはそれぞれ通
路34,35,36が形成されて上部油室27に連通し、パイプ
33は回収37を介して油圧源たるポンプP又はタンク
Tに選択的に接続されている。
回路37の途中にはアンロードバルブ38とレベリング
バルブ39とアキユームレータたるガススプリング40
が接続され、レベリングバルブ39とアンロードバルブ
38をオン,オフ操作することによりシヨツクアブソー
バに油を給排して車高を任意に調整する。
アツパーサポート24は芯金40,41,42間に結合した軟質
ゴム43と硬質ゴム44とから構成され、軟質ゴム43
は微振動を吸収し、硬質ゴム44はサポートのへたりを
防止している。
芯金40はシヨツクアブソーバ側に結合され、芯金41
はボデイ25側に結合されている。
芯金42と後述する懸架スプリング45との間に金属、
プラスチツク等からなる中空なガイド46が挾持され、
このガイド46内を油回収用の管路たるホース47が挿
入されて外部に導かれている。
ホース47は中間でスペーサ48に保持され、下端がパ
ツキンケース49に結合されている。
シリンダ21の下端内周にはボトムを兼ねたベアリング
50が結合され、このベアリング50内にはメインシー
ル51が設けられている。シリンダ21の下部外周には
パツキンケース51が螺合され、このパツキンケース5
1内にはベアリング50とサブシール52とで油留室5
3を区画し、この油留室53はパツキンケース51に形
成した通路54と接続パイプ55を介して前記ホース4
7に接続され、シリンダ21の下部油室28からにじみ
出た油が油留室53よりホース47を介して外部に回収
される。
シリンダ21の胴部にはブラケツトたるスペーサ48が
固定されており、このスペーサ48に設けた孔を介して
ホース47が軸方向にシリンダ21に沿つて導かれ、ガ
イド46に案内されたホース47はタンクTに接続され
る。
この際、ホース47はシリンダ21に沿つて導かれ、懸
架スプリング45より内側に位置し、上部がガイド46
で保持されているから、他の部材、機器と干接せず、振
動があつても揺動せず、スペース上コンパクトに収納さ
れている。
スペーサ48の外周にはダストブーツ58の上端が固定
されている。
ピストンロツド23の下部にはバンプラバー56とスプ
リングシート57の基端が結合されている。
スプリングシート57の断面L状ガイド部57aにはダス
トブーツ58の下端水平部58aが支持され、この水平部5
8aとホースのガイド46間に懸架スプリング45が介装
され、懸架スプリング45はピストンロツド23を常時
伸び方向に付勢すると共にダストブーツ58の水平部58
aとガイド46を保持している。
ダストブーツ58は上端でスペーサ48に下方に向けて
保持され、下端の水平部58aはスプリング45で下方に
向けて押し付けられているから、外部のダスト、水等が
侵入せず、ピストンロツドの外周を保護できる。しかも
シヨツクアブソーバ20が倒立に設置されているから、
ダストブーツの取り付けスペースが大きく、スプリング
45、サポート24、その他の部材と干渉せず、コンパ
クトに取う付けられる。尚、59はリバウンドストツパ
ーである。
〔考案の効果〕 本考案によれば、次の効果がある。
油回収用の管路がガイドで案内されながら外部に導か
れているから、懸架スプリング、その他のばね下の部材
と干渉せずに配管でき、管路の取り出しが容易である。
管路がシヨツクアブソーバに沿つて導かれることにな
り取り付けスペースが小さくてもコンパクトに設置でき
る。
管路が上下部で保持されるから振動があつてもぶらぶ
らと揺動せず変動しない。
ばね下に部材がほとんど無いから、ばね下の重量が軽
減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るサスペンシヨンの縦断
正面図、第2図は従来のサスペンシヨンの縦断正面図で
ある。 21…シリンダ、22…ピストン、23…ピストンロツ
ド、24…サポート、45…懸架スプリング、46…ガ
イド、47…管路、53…油留室。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ内にピストンを介してピストンロ
    ツドが移動自在に挿入され、シリンダの上部はサポート
    を介して車体側に結合され、ピストンロツドの下部は車
    輪側に結合され、サポートとピストンロツドとの間に懸
    架スプリングが介装されているサスペンシヨンに於て、
    シリンダの下部に油留室を形成し、当該油留室に接続さ
    れた管路がサポートと懸架スプリングとで挾持されたガ
    イドを介して外部に導かれているサスペンシヨンにおけ
    る油の回収装置。
  2. 【請求項2】シリンダの下部にパツキンケースが螺合さ
    れ、このパツキンケース内にはシールで密封された油留
    室が区画され、油留室はパツキンケースに形成した油路
    と接続し、この油路の他端はパツキンケースに結合され
    たホースと接続している実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のサスペンシヨンにおける油の回収装置。
JP12021186U 1986-08-05 1986-08-05 サスペンシヨンにおける油の回収装置 Expired - Lifetime JPH0616802Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12021186U JPH0616802Y2 (ja) 1986-08-05 1986-08-05 サスペンシヨンにおける油の回収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12021186U JPH0616802Y2 (ja) 1986-08-05 1986-08-05 サスペンシヨンにおける油の回収装置

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Publication Number Publication Date
JPS6326410U JPS6326410U (ja) 1988-02-20
JPH0616802Y2 true JPH0616802Y2 (ja) 1994-05-02

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ID=31008316

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JP12021186U Expired - Lifetime JPH0616802Y2 (ja) 1986-08-05 1986-08-05 サスペンシヨンにおける油の回収装置

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KR20020084728A (ko) * 2001-05-02 2002-11-11 현대자동차주식회사 자동차용 댐퍼 오일 회수장치

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JPS6326410U (ja) 1988-02-20

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