JPH06167861A - 画像形成装置の帯電部材 - Google Patents

画像形成装置の帯電部材

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JPH06167861A
JPH06167861A JP18952891A JP18952891A JPH06167861A JP H06167861 A JPH06167861 A JP H06167861A JP 18952891 A JP18952891 A JP 18952891A JP 18952891 A JP18952891 A JP 18952891A JP H06167861 A JPH06167861 A JP H06167861A
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charging member
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JP18952891A
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English (en)
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Kazue Sakurai
和重 桜井
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】帯電ローラなどの接触タイプの帯電部材ににお
いて、その絶縁破壊、表面抵抗のバラ付きなどを防止す
る。 【構成】帯電部材の、感光体に当接する表面に重量比4
0%以上の導電性粒子を分散させるとともに、表面光沢
度を50以上に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【産業上の利用分野】この発明は、静電複写機、同プリ
ンタなど静電転写プロセスを利用する画像形成装置、就
中その帯電装置に関するものである。
【0002】
【従来技術と解決すべき課題】走行する像担持体表面を
一様に帯電し、これに画像信号を付与して静電潜像を形
成し、ついで該潜像にトナーを供給してトナー像とし、
このトナー像を紙などの転写材に転写する工程を繰り返
す周知の画像形成装置における、当初の像担持体表面を
一様に帯電させる手段として帯電ローラなどの帯電手段
像担持体に当接させて、該帯電手段を介して帯電バイア
スを印加するように構成したものが、例えば、特開昭5
7ー178267号、同56ー104351号、同58
ー40566号、同58ー139156号、同58ー1
50975号各公報などにみるように幾多提案されてい
る。
【0003】しかしながらこのような帯電手段でも、感
光体に絶縁破壊が生じたとき、感光体として円筒状のも
のを使用している場合、一つの破壊点の軸線方向全長に
わたって電流が流れて帯電しなくなるような欠点があっ
た。
【0004】帯電ローラなどの帯電部材の表面層は体積
抵抗が106 〜1012Ωcm程度の樹脂または導電性粒子
を分散させた樹脂膜が用いられるが、樹脂単独の場合は
その体積抵抗値の制御、安定性に問題が多く、材料選択
の巾が極度に限定されざるを得なかった。
【0005】導電性粒子分散樹脂膜を利用したものは環
境を含めて体積抵抗値の制御が容易で安定性もあり、積
層構造の表層にこれを使用した帯電部材は非常に有効で
あるが、このようなものも、導電性粒子の表面層におけ
る分散性の局部的な変化が、環境変動とあいまって、帯
電部材表面における抵抗値のバラつき、帯電の不均一、
絶縁破壊などを発生して画質の劣化をもたらすという問
題があった。とくに、A3サイズ、B4サイズのような
大型の転写材を使用する帯電部材も軸長さが長く大型の
ものを使用するため、導電性粒子の分散性の局部的な変
化が発生する確率が高くこのような画像劣化が顕著に表
われた。
【0006】本発明はこのような事態に対処すべくなさ
れたものであって、帯電ローラなどの接触型の帯電部材
の表面抵抗のバラつきを無くして、画像欠陥のない画像
を安定して得られるような帯電部材を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【発明の構成】
【課題を解決する技術手段、その作用】上記の目的を達
成するため、本発明は、導電性支持体に導電性弾性層を
形成し、その表面に導電性粒子を重量比で40%以上含
み表面光沢度が50以上である、感光体に当接する表面
層を形成してなることを特徴とする軸長250mm以上
の画像形成装置の帯電部材である。
【0008】このように構成することによって、絶縁破
壊、表面抵抗のバラ付きがなく画像欠陥のない高品質の
画像を安定的に得ることが出来る。
【0009】
【実施例の説明】「図1」は本発明を適用するに適した
画像形成装置の構成を略示する概略側面図であって、紙
面に垂直方向に延在して矢印A方向に回転走行する円筒
状の感光体12の表面に、接触タイプの帯電手段として
帯電ローラ6が当接しており、これに帯電バイアスが印
加されて感光体12表面が一様に帯電される。
【0010】この帯電面に、画像変調されたレーザビー
ム、原稿からの反射光などの画像信号が照射されて特定
部位の電位が減衰して静電潜像が形成される。この潜像
が、感光体12と現像器8とが対向する現像部位に至る
と、該現像器からトナーが供給されて前記潜像に付着し
てトナー像が形成される。
【0011】さらに、このトナー像が、転写帯電器9の
配置された転写部位に至ると、これにタイミングを合わ
せて転写材13が転写部位に搬送され、これとともに転
写帯電器9によって転写バイアスが印加されて、感光体
側のトナー像は転写材に転移する。
【0012】その後、転写材13は感光体12から分離
して不図示の定着部位に搬送され、転写に寄与せず感光
体表面に残る残留トナーはクリーナ10によって除去さ
れ、さらに前露光11によって残留電荷が除去されて、
感光体はつぎの画像形成工程に入りうる状態になる。
【0013】このような画像形成装置における前記帯電
ローラ6について、「図2」によって説明する。
【0014】「図2」は帯電ローラの断面図であって、
鉄、銅、ステンレスなどの導電性材料からなる軸1に、
ゴム、樹脂などにアルミニウム、鉄、銅などの金属、ポ
リアセチレン、ポリピロール、ポリチオフェンなどの導
電性高分子やカーボンなどを分散させたもの、ポリカー
ボネート、ポリエステルなどの絶縁性樹脂やゴムの表面
を金属などの導電性物質によってラミネートしたもので
構成した内層2を付着形成し、その体積抵抗を100
1011Ωcm、好ましくは102 〜1010Ωcmの範囲に調
整するものとする。
【0015】上記内層2の表面には、ポリエステル、酢
酸ビニール−塩化ビニール共重合体、ポリビニールブチ
ラール、ポリメタクリル酸メチル、N−メトキシメチル
化ナイロンなどの樹脂に、酸化すず、アルミニウム、酸
化インジゥム、酸化チタンなどの導電性粒子を重量比で
40%以上分散させて表面層3を構成する。この層3の
体積抵抗値は前記内層2のそれよりも大きい値とするの
が好適である。また、表面層3の厚みは5〜500μ
m、好ましくは20〜200μmとする。
【0016】さらに、前記表面層3の表面の光沢度はこ
れを50以上にとるものとする。実験によれば、接触帯
電部材の表面光沢度が大きいほど画像不良の発生傾向は
小さいが、光沢度が50以上でも表面層中の導電性粒子
の含有量が40%(重量比)よりも少ない場合には画像
不良を発生することがある。
【0017】これは、一般的にいうと分散型の膜層の場
合粒子の分散度と光沢度にはほぼ比例関係が成立するの
で、粒子が充分に含まれていて光沢度が小さい場合は、
粒子の分散度が不十分であってこのために画像不良が生
じ、また、粒子の量が少ない場合には、分散度が十分で
あっても、「図3」に示すように、樹脂が多い領域の発
生を回避できず、これによる抵抗値の局部的な不均一が
生じて画像欠陥を生ずるものと考えられる。
【0018】このような帯電部材のの設置は固定式、あ
るいは前記のようなローラタイプの場合感光体と同方向
ないし反対方向に回転させてもよく、また、この帯電部
材を残留トナーのクリーナとして作用させることも可能
である。
【0019】帯電部材への帯電バイアスの印加も、瞬間
的に所定電圧を印加するほかにも、感光体保護の目的で
段階的に印加電圧を上昇させたり、直流に交流を重畳す
る場合には、直流−交流あるいは交流−直流の順序で印
加するなど種々な仕方を選択出来る。
【0020】また、本発明による帯電部材は、公知の画
像露光、現像、クリーニングなどの任意の静電写真プロ
セスのものに適用可能であり、複写機のみならず、レー
ザプリンタ、CRTプリンタ、電子写真式製版システム
などの分野にも応用し得るものであることは容易に理解
できるところであろう。
【0021】[実験例1]クロロプレンゴム100重量
部に導電性カーボン5重量部を溶融混煉し、中心にφ8
×280mmのステンレス棒を通してφ20×270mmに
なるように成型しして帯電ローラの軸と内層とした。こ
の内層の体積抵抗は、22°C、60%RHの環境で、
3×104 Ωcmであった。
【0022】つぎに、導電性カーボン100重量部とポ
リメチルメタクリレート樹脂30重量部、MEKとシク
ロヘキサンの2対1(重量比)混合液20重量部とを加
圧式ニーダを用いて1時間混練分散を行なってペースト
状のカーボン分散液を得た。
【0023】このカーボン分散液にポリメチルメタクリ
レート70重量部と、前述のMEKとシクロヘキサレン
との混合液750重量部を加え、回転羽根がピンタイプ
のサンドミルでさらに5時間分散を行なった。この際の
分散媒としては平均粒径1mmの硬質ガラスビーズを使用
した。
【0024】このようにして得られたもので、前述のロ
ーラ材表面に侵漬法によって厚み100μmの表面層を
形成して帯電ローラを完成した。この表面層の体積抵抗
値を「図4」に示してある。
【0025】つぎに、この表面層の材料を5mm×5mmの
ガラス板に塗布して、入射光角度60°で表面の光沢度
を測定してその結果も「図4」に示した。
【0026】上記のように構成した帯電ローラをレーザ
プリンタに装着して、23℃、50%RHの環境下で、
明電位と暗電位の電位測定、一時帯電ローラのリークに
よるピンホールの観察を行なった。一次帯電バイアスと
しては、−750Vの直流にピーク間電圧1500Vの
交流を重畳して印加した。さらに、15℃、10%、3
2.5℃、90%RHの各環境下で前記と同様の実験を
行ない、その結果も「図4」に示した。
【0027】[実験例2]前記[実験例1]同様に内層
を形成した。つぎに、導電性カーボン100重量部とポ
リメチルメタクリレート樹脂50重量部、MEKとシク
ロヘキサノンの2対1(重量比)混合液20重量部をタ
ービン羽根のデイスパーザを用いて1時間撹拌分散し
た。このカーボン分散液にポリメチルメタクリレート5
0重量部と前記のMEKとシクロヘキサノンとの混合液
750重量部を加え、回転羽根がピンタイプのサンドミ
ルを用いてさらに5時間分散を行なった。分散媒として
はφ1mmの硬質ガラスビーズを使用した。
【0028】このようにして構成した表面層をそなえた
帯電ローラを使用し、前記[実験例1]と同様の実験を
行ない、その結果を「図4」に示した。
【0029】[実験例3] [実験例1]と同様の内層を備えたローラを作成した。
これに、導電性カーボン100重量部とポリメチルメタ
クリレート樹脂100重量部、MEKとシクロヘキサノ
ンの2対1(重量比)混合液800重量部を回転羽根が
ピンホールタイプのサンドミルを用いて10時間分散を
行なった。分散媒としてはφ1mmの硬質ガラスビーズを
用いた。
【0030】このようにして得られたものを前記ローラ
に塗工して表面層を形成して帯電ローラとし、[実験例
1]の場合と同様の実験を行ない、その結果を「図4」
に示した。
【0031】[比較例1] [実験例1]の場合と同様の内層を有するローラを形成
し、[実験例3]の場合と同様の材料で、3時間分散を
行なったものを表面層して前記ローラに塗工して帯電ロ
ーラとして用い、[実験例1]と同様の評価を行なって
その結果を「図4」に示した。
【0032】導電性カーボンの量を50重量部としたほ
かは[実験例3]と同様の帯電ローラを形成して、[実
験例1]と同様の評価を行ない、その結果を「図4」に
示した。
【0033】「図4」に示す表から、表面光沢度を50
以上とした帯電部材を用いることによってかんこうたい
の表面電位の安定、ピンホール発生の防止に有効で、安
定した帯電面の形成が可能であることが判る。また、以
上帯電手段として帯電ローラを利用した場合について説
明したが、本発明がこれに限定されるものではなく、ベ
ルト状のもの、ブレード状、ワイヤ状のものにも適用で
きることは容易に理解できるところであろう。
【0034】
【発明の効果】本発明によるときは、帯電ローラなど感
光体に当接する帯電部材を使用する画像形成装置におい
て、該帯電部材の表面の絶縁破壊、抵抗のバラ付きをな
くし、良質の画像を長期にわたって安定的に得ることが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施態様を示す画像形成装置の概略側
面図
【図2】同上帯電ローラの構成を示す拡大断面図
【図3】導電性粒子の分散状態を示す模式図
【図4】実験例と比較例の実験結果を示す表
【符号の説明】
1 軸 2 内層 3 表面層 6 帯電ローラ 7 画像露光 8 現像器 9 転写帯電器 10 クリーナ 12 感光体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性支持体に導電性弾性層を形成し、そ
    の表面に導電性粒子を重量比で40%以上含み表面光沢
    度が50以上である、感光体に当接する表面層を形成し
    てなる軸長250mm以上の画像形成装置の帯電部材。
JP18952891A 1991-07-04 1991-07-04 画像形成装置の帯電部材 Pending JPH06167861A (ja)

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JP18952891A JPH06167861A (ja) 1991-07-04 1991-07-04 画像形成装置の帯電部材

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JP18952891A JPH06167861A (ja) 1991-07-04 1991-07-04 画像形成装置の帯電部材

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JPH06167861A true JPH06167861A (ja) 1994-06-14

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ID=16242804

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JP18952891A Pending JPH06167861A (ja) 1991-07-04 1991-07-04 画像形成装置の帯電部材

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JP (1) JPH06167861A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6043308A (en) * 1995-07-11 2000-03-28 Nippon Zeon Co., Ltd. Conductive rubber composition and process for the production thereof

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6043308A (en) * 1995-07-11 2000-03-28 Nippon Zeon Co., Ltd. Conductive rubber composition and process for the production thereof

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