JPH061674Y2 - セグメント自動供給装置におけるセグメント位置決め装置 - Google Patents

セグメント自動供給装置におけるセグメント位置決め装置

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JPH061674Y2
JPH061674Y2 JP1075788U JP1075788U JPH061674Y2 JP H061674 Y2 JPH061674 Y2 JP H061674Y2 JP 1075788 U JP1075788 U JP 1075788U JP 1075788 U JP1075788 U JP 1075788U JP H061674 Y2 JPH061674 Y2 JP H061674Y2
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JP
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segment
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automatic
positioning
tunnel
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JP1075788U
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隆志 輪違
紘一郎 桑原
進 勝田
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石川島播磨重工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はセグメント自動供給装置上でセグメントを精度
良く位置決めし得るようにしたセグメント自動供給装置
におけるセグメント位置決め装置に関するものである。
[従来の技術] シールド掘進したトンネル内にセグメントを取付け、組
立てる場合、従来セグメントは台車に載せられてトンネ
ル内をトンネル掘進機の直ぐ後まで搬送され、台車から
ホイストに吊下げられて該ホイストによりトンネル掘進
機後部円筒フレーム内へ搬送され、後部円筒フレーム内
でホイストから下されて後部円筒フレーム内に置かれ、
後部円筒フレーム内に設置したエレクター回転フレーム
に設けたセグメント組立装置に取付けられ、エレクター
回転フレームが回転することによりセグメントは円周方
向所要位置へ位置させられ、セグメント組立装置により
トンネル内に取付けられている。
而して、上述の作業において、セグメントを台車からホ
イストに吊る作業、ホイストから後部円筒フレーム内へ
下す作業、下されたセグメントを位置決めしてセグメン
トを組立装置に取付ける作業等一連の作業は作業員が手
により行っている。
ところが、これら作業を作業員が行うと多数の作業員が
必要となり、しかも、トンネル掘進機後部円筒フレーム
内は狭いため、作業が危険であると共に作業能率も悪
い。このため、最近、上記一連の作業を少ない作業員で
自動的に行うことが種々検討されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、従来は、まだ少ない作業員で自動的に作
業を行う装置は実現しておらず、ホイストから下したセ
グメントをシールド掘進機後部円筒フレーム内所定位置
に正確に位置決めするための装置はなかった。
本考案は、上述の実情に鑑み、セグメントのホイストに
よる搬送からセグメント組立装置による組立までの作業
の自動化を図る際、ホイストから下されたセグメントを
セグメント自動組立装置へ供給する前に、セグメントの
前後、左右方向への心ずれ及び水平方向への回転ずれを
修正し、セグメントを所定の状態に位置決めすることを
目的としてなしたものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、適宜の手段により供給されたセグメントを搭
載し得且つトンネル長手方向へ往復移動し得るセグメン
ト供給台車に、該セグメント供給台車の移動方向に対し
平行な方向へ往復移動し得しかも先端が前記セグメント
供給台車に搭載されたセグメントの上部突起後端に当接
し得るセグメント位置決め金具と、前記セグメント供給
台車の移動方向に対し平行な方向へ往復移動し得且つト
ンネル長手方向へ直交する水平方向へ往復移動して前記
セグメント供給台車に搭載されたセグメントの上部突起
両側をクランプし得るようにしたクランプ金具を備えた
クランプ装置を設けた構成を備えている。
[作用] セグメント供給台車に搭載されたセグメントは、セグメ
ント位置決め金具及びクランプ装置のクランプ金具によ
り位置決め、クランプされる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面に基いて説明する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例で、セグメント2
が組立てられたトンネル1内所要位置には、アウトリガ
ージャッキ3を介して支持架台4が配設され、該支持架
台4には、セグメント自動供給装置5が装着されてい
る。すなわち、支持架台4の下部にはトンネル1長手方
向へ向いたレール架台6が取付けられ、該レール架台6
には、一端をレール架台6に連結された押込みジャッキ
7によりレール架台6に沿いトンネル1長手方向へ移動
し得るようにしたセグメント供給台車8が、車輪9を介
して載置されている。
セグメント供給台車8上には、押込みジャッキ7と平行
にセグメント位置決めジャッキ10が配設され、該位置決
めジャッキ10には、第2図に拡大して示すように、セグ
メント供給台車8上に搭載されたセグメント2の上部突
起2aと係合し、セグメント2の位置決めを行う平板状の
セグメント位置決め金具11が連結されている。
セグメント供給台車8上に取付けた案内架台12には、案
内輪13が配設され、該案内輪13には、クランプジャッキ
14によりトンネル1長手方向へ移動し得るようにしたク
ランプ装置取付け架台15が配設されている。
クランプ装置取付け架台15の先端には、クランプ装置16
が配設されている。該クランプ装置16の取付け枠17に
は、トンネル1長手方向に対し直交する方向へ向けて水
平にクランプジャッキ18が配設され、該クランプジャッ
キ18の先端に取付けた支持枠19にはセグメント2の上部
突起2a を左右からクランプする、平面形状がL形のク
ランプ金具20が固着されている。又取付け枠には、クラ
ンプジャッキ18と平行に案内筒21が固着され、該案内筒
21には、先端が支持枠19に固定された案内ロッド22が摺
動自在に嵌入され、クランプ金具20の移動時にクランプ
金具20を円滑に案内し得るようになっている(第2図参
照)。
なお、第1図中23は、セグメント2の上部突起2a中心に
固着された係合金物2bを介し吊下げるようにした開閉可
能なクランプ装置24を備えたホイスト、25はシールド掘
進機の後部円筒フレーム、26は後部円筒フレーム25に配
設されたエレクター回転フレーム、27はエレクター回転
フレーム26の後部に配設され伸縮ジャッキ28により昇降
し得るようにしたセグメント自動組立装置、29は後部円
筒フレーム25上に設置したテーパーストツパ、30はセグ
メント供給台車8の前方に固着されたテーパーストツ
パ、31はセグメント自動供給装置5のパワーユニットで
ある。
次に、本考案の作動について第3図(イ)〜(ニ)及び第4図
(イ)〜(ニ)をも参照しつつ説明する。
セグメント2は係合金物2bを介してホイスト23のクラン
プ装置24にクランプされ、シールド掘進機の後部円筒フ
レーム25後方所定位置に待機しているセグメント自動供
給装置5の上方まで搬送され、ホイスト23の巻上装置に
より下降してセグメント供給台車8上に搭載される(第
3図(イ)参照)。この際、各ジャッキ7,10,14,18は縮
小した状態に保持されている。
セグメント2がセグメント供給台車8上に搭載される
と、クランプ装置24が開かれて上昇し、ホイスト23はレ
ールに沿って後方へ次のセグメント2を搬送するために
走行する。又セグメント自動供給装置5のクランプジャ
ッキ14を伸張させて、クランプ装置取付け架台15を介し
てクランプ装置16をセグメント自動組立装置27側へクラ
ンプ金具20がセグメント2の上部突起2a側方に位置する
まで移動させると共にセグメント位置決めジャッキ10を
伸張させ、セグメント位置決め金具11をその先端がセグ
メント2の上部突起2aへ近接するよう移動させる(第3
図(ロ)及び第4図(イ)参照)。
次に、クランプジャッキ18を伸張させてクランプ金具20
をその内側面がセグメント2の上部突起2a側面に接触す
るまで移動させ(第4図(ロ)参照)、クランプジャッキ1
4を縮小させてクランプ金具20を上部突起2aに沿い後退
させる。このため、セグメント2はクランプ金具20の係
合部により上部突起2aを介し多少後方へ移動させら
れ、上部突起2a後端がセグメント位置決め金具11の先
端に当接するとクランプジャッキ14の縮小が停止される
(第4図(ハ)参照)。この場合、セグメント位置決めジ
ャッキ10の押し力をクランプジャッキ14の引込み力より
大きくしておき、セグメント2を必ず所定位置まで後退
させて位置決め金具11により位置決めする。
以上で第3図(ハ)及び第4図(ニ)に示すようにセグメント
2の位置決め及びクランプが完了するので、クランプジ
ャッキ18を縮小させてクランプ金具20を開き、クランプ
ジャッキ14を縮小させてクランプ装置16を後退させ(第
3図(ニ)参照)、続いて押込みジャッキ7を伸張させて
セグメント供給台車8をセグメント自動組立装置27側へ
前進させる。これによってセグメント供給台車8のテー
パーストッパ30が後部円筒フレーム側のテーパーストッ
パ29に係合してセグメント供給台車8が支持されると共
にセグメント自動組立装置27のクランプ装置がセグメン
ト2をクランプする。
上述のように、セグメント供給台車8に搭載されたセグ
メント2をセグメント位置決め金具11及びクランプ装置
16のクランプ金具20により位置決めすることにより、セ
グメント2の前後、左右への心ずれ及び水平方向への回
転ずれを容易且つ確実に修正でき、セグメント2の精度
の良い位置決めを行うことができる。このことは第4図
(イ)〜(ニ)に示すように、セグメント2の長手方向両端面
にテーパーが付されている場合でもテーパーのないもの
でも同様である。
なお、本考案の実施例では、セグメントの供給台車への
搭載をホイストにより行う場合について説明したが、ホ
イスト以外のもので行うようにしても実施できること、
その他、本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を
加え得ること、等は勿論である。
[考案の効果] 本考案のセグメント自動供給装置におけるセグメント位
置決め装置によれば、セグメントを精度良く供給するこ
とができるため作業の自動化が可能となり、従って、作
業員を削減できて省人化を達成でき、しかも作業員が危
険な作業を行う必要がないから安全性が向上し、更に作
業能率も向上する、等種々の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のセグメント自動供給装置におけるセグ
メント位置決め装置の一実施例の説明図、第2図は第1
図の装置のセグメント位置決め装置の部分の詳細図、第
3図(イ)〜(ニ)及び第4図(イ)〜(ニ)は本考案のセグメント
自動供給装置におけるセグメント位置決め装置の作動の
説明図である。 図中1はトンネル、2はセグメント、2aは上部突起、5
はセグメント自動供給装置、7は押込みジャッキ、8は
セグメント供給台車、11はセグメント位置決め金具、16
はクランプ装置、20はクランプ金具を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】適宜の手段により供給されたセグメントを
    搭載し得且つトンネル長手方向へ往復移動し得るセグメ
    ント供給台車に、該セグメント供給台車の移動方向に対
    し平行な方向へ往復移動し得しかも先端が前記セグメン
    ト供給台車に搭載されたセグメントの上部突起後端に当
    接し得るセグメント位置決め金具と、前記セグメント供
    給台車の移動方向に対し平行な方向へ往復移動し得且つ
    トンネル長手方向へ直交する水平方向へ往復移動して前
    記セグメント供給台車に搭載されたセグメントの上部突
    起両側をクランプし得るようにしたクランプ金具を備え
    たクランプ装置を設けたことを特徴とするセグメント自
    動供給装置におけるセグメント位置決め装置。
JP1075788U 1988-01-29 1988-01-29 セグメント自動供給装置におけるセグメント位置決め装置 Expired - Lifetime JPH061674Y2 (ja)

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