JPH0616734Y2 - プラスチックパネル - Google Patents
プラスチックパネルInfo
- Publication number
- JPH0616734Y2 JPH0616734Y2 JP7194188U JP7194188U JPH0616734Y2 JP H0616734 Y2 JPH0616734 Y2 JP H0616734Y2 JP 7194188 U JP7194188 U JP 7194188U JP 7194188 U JP7194188 U JP 7194188U JP H0616734 Y2 JPH0616734 Y2 JP H0616734Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welded
- plastic panel
- ribs
- plate
- intersecting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ビルや住宅等の建築物の側壁、各種機器のハ
ウジング部材等として用いられるプラスチックパネルに
関するものである。
ウジング部材等として用いられるプラスチックパネルに
関するものである。
従来の技術 この種の用途をもつブロー成形製プラスチックパネルで
あって、ウエルドリブを有するものとしては、特開昭6
3−25019号公報に記載されているものが知られて
いる。
あって、ウエルドリブを有するものとしては、特開昭6
3−25019号公報に記載されているものが知られて
いる。
考案が解決しようとする課題 上記従来のプラスチックパネルにあっては、ウエルドリ
ブが一方向に平行して形成されているので、リブ方向の
曲げ強度は大であるが、それと直交する方向の曲げ強度
が著しく劣るうえ、ウエルド部が線状に連続しているた
め、それと直交する方向に反り変形が生じる欠点があ
る。
ブが一方向に平行して形成されているので、リブ方向の
曲げ強度は大であるが、それと直交する方向の曲げ強度
が著しく劣るうえ、ウエルド部が線状に連続しているた
め、それと直交する方向に反り変形が生じる欠点があ
る。
本考案は、かかる従来のものの欠点を解消しようとする
ものであって、いずれの方向にも曲げ強度が大であり、
しかも、リブの溶着部を点在させて反り変形が全く生じ
ないプラスチックパネルを提供することを目的とするも
のである。
ものであって、いずれの方向にも曲げ強度が大であり、
しかも、リブの溶着部を点在させて反り変形が全く生じ
ないプラスチックパネルを提供することを目的とするも
のである。
課題を解決するための手段 本考案は、その目的を達成するため、次のように構成し
た。
た。
すなわち、その構成は、プラスチックの表板と裏板とを
間隔をおいて対向させ、かつその周側縁を一体に溶着接
合して中空二重壁構造の偏平板状に形成し、表板および
裏板にはそれぞれ内方に突出する線状のリブを互いに交
差する方向に形成するとともに、それらのリブを互いに
交差する部分で溶着一体化してなることを特徴とするプ
ラスチックパネルとしたのである。
間隔をおいて対向させ、かつその周側縁を一体に溶着接
合して中空二重壁構造の偏平板状に形成し、表板および
裏板にはそれぞれ内方に突出する線状のリブを互いに交
差する方向に形成するとともに、それらのリブを互いに
交差する部分で溶着一体化してなることを特徴とするプ
ラスチックパネルとしたのである。
作用 本考案に係るプラスチックパネルは、前記のように、そ
の表板と裏板に互いに交差する方向に線状のリブが形成
されているので、いずれの方向の曲げ荷重もリブの全部
に対しては直交せず、したがって、どの方向の曲げ強度
も大である。また、表板と裏板の線状のリブは、その交
差部分が溶着一体化されているので、溶着部は不連続に
点在する。このため、リブの溶着部が線状に連続するこ
とに起因する反り変形が全く生じない。
の表板と裏板に互いに交差する方向に線状のリブが形成
されているので、いずれの方向の曲げ荷重もリブの全部
に対しては直交せず、したがって、どの方向の曲げ強度
も大である。また、表板と裏板の線状のリブは、その交
差部分が溶着一体化されているので、溶着部は不連続に
点在する。このため、リブの溶着部が線状に連続するこ
とに起因する反り変形が全く生じない。
実施例 本考案の実施例を図面について説明する。
図面には建築物の壁面を構成する壁材として用いられる
プラスチックパネルが例示されている。
プラスチックパネルが例示されている。
第1図および第2図において、1はプラスチックパネル
であって、このプラスチックパネル1は表板2と裏板3
とを所定の間隔をおいて対向させ、かつその周側壁を一
体に溶着接合して中空二重壁構造の偏平板状に形成した
ものであり、4はその中空部、5は周側縁の溶着部であ
る。上記プラスチックパネル1の表板2には内方に突出
する複数の線状のリブ6が一方向に形成されており、裏
板3には内方に突出する複数の線状のリブ7が表板2の
リブ6と直交する方向に形成されている。そして、表板
2の線状のリブ6と裏板3の線状のリブ7とは、その交
差部分が裏板3側から点状に凹ませて溶着されている。
8はその点状の溶着部であるが、点状の溶着部8は表板
2側には現れない。線状のリブ6と7の交差部分の溶着
は、第3図に示すように、その接合面全体を溶着しても
よく、9はその面状の溶着部である。
であって、このプラスチックパネル1は表板2と裏板3
とを所定の間隔をおいて対向させ、かつその周側壁を一
体に溶着接合して中空二重壁構造の偏平板状に形成した
ものであり、4はその中空部、5は周側縁の溶着部であ
る。上記プラスチックパネル1の表板2には内方に突出
する複数の線状のリブ6が一方向に形成されており、裏
板3には内方に突出する複数の線状のリブ7が表板2の
リブ6と直交する方向に形成されている。そして、表板
2の線状のリブ6と裏板3の線状のリブ7とは、その交
差部分が裏板3側から点状に凹ませて溶着されている。
8はその点状の溶着部であるが、点状の溶着部8は表板
2側には現れない。線状のリブ6と7の交差部分の溶着
は、第3図に示すように、その接合面全体を溶着しても
よく、9はその面状の溶着部である。
なお、プラスチックパネル1はプラスチックのブロー成
形によって構成されるので、ポリプロピレン、ポリアミ
ド、ポリカボネート等、一般にブロー成形可能な熱可塑
性プラスチックが用いられるが、剛性、硬度、さらに成
形品の寸法精度等のうえでポリフェニレンエーテル系樹
脂が好適である。
形によって構成されるので、ポリプロピレン、ポリアミ
ド、ポリカボネート等、一般にブロー成形可能な熱可塑
性プラスチックが用いられるが、剛性、硬度、さらに成
形品の寸法精度等のうえでポリフェニレンエーテル系樹
脂が好適である。
以上のように構成されたプラスチックパネル1は、その
表板2と裏板3に互いに交差する方向に線状のリブ6,7
が形成されているので、いずれの方向の曲げ荷重もリブ
6,7の前部に対しては直交せず、したがって、どの方向
の曲げ強度も大である。また、表板2と裏板3の線状の
リブ6,7は、その交差部分が溶着一体化されているの
で、溶着部は不連続に点在する。このため、リブ6,7の
溶着部が線状に連続することに起因する反り変形が全く
生じない。
表板2と裏板3に互いに交差する方向に線状のリブ6,7
が形成されているので、いずれの方向の曲げ荷重もリブ
6,7の前部に対しては直交せず、したがって、どの方向
の曲げ強度も大である。また、表板2と裏板3の線状の
リブ6,7は、その交差部分が溶着一体化されているの
で、溶着部は不連続に点在する。このため、リブ6,7の
溶着部が線状に連続することに起因する反り変形が全く
生じない。
プラスチックパネル1は、前記のように建築物の壁面と
して用いるほか、コピー機等の電子機器のハウジング部
材、シートバックフレーム等、自動車の板部材等として
広い用途がある。
して用いるほか、コピー機等の電子機器のハウジング部
材、シートバックフレーム等、自動車の板部材等として
広い用途がある。
なお、プラスチックパネル1には、その表板2あるいは
裏板3に表皮材を積層して使用することもできる。
裏板3に表皮材を積層して使用することもできる。
考案の効果 本考案は、前記のように、プラスチックの表板と裏板と
を間隔をおいて対向させ、かつその周側縁を一体に溶着
接合して中空二重壁構造の偏平板状に形成し、表板およ
び裏板にはそれぞれ内方に突出する線状のリブを互いに
交差する方向に形成するとともに、それらのリブを互い
に交差する部分で溶着一体化してなるものであるから、
いずれの方向の曲げ荷重もリブ全部には直交せず、どの
方向にも曲げ強度を大とすることができ、しかも、リブ
の溶着部を点在させて、反り変形が全く生じないように
することができる効果が得られる。
を間隔をおいて対向させ、かつその周側縁を一体に溶着
接合して中空二重壁構造の偏平板状に形成し、表板およ
び裏板にはそれぞれ内方に突出する線状のリブを互いに
交差する方向に形成するとともに、それらのリブを互い
に交差する部分で溶着一体化してなるものであるから、
いずれの方向の曲げ荷重もリブ全部には直交せず、どの
方向にも曲げ強度を大とすることができ、しかも、リブ
の溶着部を点在させて、反り変形が全く生じないように
することができる効果が得られる。
図面は本考案の実施例を示し、第1図はプラスチックパ
ネルの一部の斜視図、第2図はその全体の平面図、第3
図は他の実施例を示す一部の斜視図である。 1……プラスチックパネル、2……その表板、3……裏
板、4……中空部、5……溶着部、6,7……線状のリ
ブ、8……点状の溶着部、9……面状の溶着部
ネルの一部の斜視図、第2図はその全体の平面図、第3
図は他の実施例を示す一部の斜視図である。 1……プラスチックパネル、2……その表板、3……裏
板、4……中空部、5……溶着部、6,7……線状のリ
ブ、8……点状の溶着部、9……面状の溶着部
Claims (1)
- 【請求項1】プラスチックの表板と裏板とを間隔をおい
て対向させ、かつその周側縁を一体に溶着接合して中空
二重壁構造の偏平板状に形成し、表板および裏板にはそ
れぞれ内方に突出する線状のリブを互いに交差する方向
に形成するとともに、それらのリブを互いに交差する部
分で溶着一体化してなることを特徴とするプラスチック
パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7194188U JPH0616734Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | プラスチックパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7194188U JPH0616734Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | プラスチックパネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01174122U JPH01174122U (ja) | 1989-12-11 |
JPH0616734Y2 true JPH0616734Y2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=31297125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7194188U Expired - Lifetime JPH0616734Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | プラスチックパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0616734Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005224991A (ja) * | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 板状成形体 |
JP4509724B2 (ja) * | 2004-09-30 | 2010-07-21 | キョーラク株式会社 | 自動車用フロア嵩上げ材 |
JP4545568B2 (ja) * | 2004-11-30 | 2010-09-15 | キョーラク株式会社 | 自動車用フロア嵩上げ材 |
JP5746869B2 (ja) * | 2011-01-19 | 2015-07-08 | みのる化成株式会社 | ブロー成形体 |
JP5588416B2 (ja) * | 2011-10-11 | 2014-09-10 | みのる化成株式会社 | 2重壁ブロー成形体 |
JPWO2014069475A1 (ja) * | 2012-10-31 | 2016-09-08 | キョーラク株式会社 | ロール体用支持部材 |
-
1988
- 1988-05-31 JP JP7194188U patent/JPH0616734Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01174122U (ja) | 1989-12-11 |
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