JPH06166838A - ダレ止め剤及びそれを含む無溶剤形塗料組成物 - Google Patents

ダレ止め剤及びそれを含む無溶剤形塗料組成物

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JPH06166838A
JPH06166838A JP4349805A JP34980592A JPH06166838A JP H06166838 A JPH06166838 A JP H06166838A JP 4349805 A JP4349805 A JP 4349805A JP 34980592 A JP34980592 A JP 34980592A JP H06166838 A JPH06166838 A JP H06166838A
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Akira Saito
明良 斉藤
Masatoshi Fujita
正敏 藤田
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Kansai Paint Co Ltd
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Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 炭素数6〜22の脂肪酸と脂肪族ポリアミン
とからなるポリアマイドを反応性または非反応性希釈剤
に膨潤せしめてなるダレ止め剤、及び該ダレ止め剤を基
体樹脂100重量部に対し5〜30重量部含有する無溶
剤形塗料組成物。 【効果】 良好な揺変性付与効果を有するダレ止め剤を
無溶剤希釈形で得られ、これを用いた無溶剤形塗料は汎
用的な塗装機でスプレー塗装が可能で、容易に超厚膜形
成が行なえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超厚膜塗装のためのダ
レ止め剤及びそれを含む無溶剤形塗料組成物に関し、詳
しくは無溶剤型であって良好な揺変性付与効果を有する
ダレ止め剤、及びそれを含むスプレー塗装可能で超厚膜
を形成できる無溶剤形塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】鋼構造物の重防食塗装に
は、従来より溶剤希釈タイプの常温硬化型エポキシ樹脂
塗料やウレタン樹脂塗料が用いられ、厚膜塗装が施され
ている。近年、該鋼構造物においては、メンテナンスフ
リーで長期防食性を維持するため、厚膜要求が高まり、
通常1,000〜2,500μm の超厚膜の防食塗膜が
必要とされている。しかしながら前記従来の塗料の塗装
では、通常膜厚100〜500μm /コート程度である
ため、前記厚膜にするにはその分塗装回数が多くなり、
施工コスト高・残留溶剤量増による塗膜性能低下などの
問題があり、前記厚膜要求を十分満たすことができなか
った。そこでこれらの問題を解決する方法として多量の
体質顔料を配合せしめたハイソリッド形超厚膜塗料を用
いる方法などが提案されているが、該方法では、塗料の
粘度が非常に高くスプレー塗装を行なうためには特殊な
塗装機が必要で更に塗装表面をローラーで処理すること
などが必須となり、また体質顔料を多量に含んでいるた
め高粘度でボイドや気泡が発生しやすく、十分な性能を
得るためには塗装機のメンテナンスも含め、きめ細かい
施工管理が求められトータルコストからも不利である。
【0003】一方、タンクや橋げたなどの密閉環境で
は、安全衛生の観点から無溶剤形塗料が規格化されるな
ど市場では無溶剤やハイソリッド形塗料の要求が増えて
いる。ところが従来の厚膜形エポキシ樹脂やウレタン樹
脂塗料では高粘度の樹脂と硬化剤を用いているためスプ
レー塗装では溶剤が不可欠であり、無溶剤やハイソリッ
ド形塗料でスプレー塗装を可能にするためには低粘度の
エポキシ樹脂やウレタン樹脂と各々の低粘度硬化剤が求
められる。そこで低粘度の塗料でスプレー塗装による超
厚塗り性を確保するためにはダレ止め剤が不可欠とな
る。
【0004】一般に塗料などの流動体の粘度は剪断速度
に依存し低剪断速度では流動しにくく高剪断速度では流
動しやすい挙動を示す。スプレー塗装においてこの挙動
は塗装作業性の良否の尺度となる。つまり、スプレー塗
装時には粘度が低く霧化しやすく被塗物に塗着した後に
は粘度が高く流れにくい性質を塗料に付与する必要があ
りこの性質を『揺変性』と言う。一般的にこの揺変性を
得るには、塗料中で緩やかな構造を形成しこの構造に外
力が加わると構造が壊れ粘度が低下し、外力を取り去る
と構造が回復し元の粘度となる性質を示すレオロジーコ
ントロール剤が用いられこれらを総称して『ダレ止め
剤』といい構造を形成する機構により粉末やワックス
(膨潤体)状の物が各種存在する。中でもポリアマイド
ワックスは、網目構造を容易に形成し安定した効果を得
ることができるため一般に多く用いられている。しか
し、市販されているすべての膨潤形のポリアマイドワッ
クス系タレ止め剤は溶剤膨潤形であり、特に加熱残分9
5%以上の無溶剤形塗料には使用できないのが現状であ
る。また、ポリアマイドワックスの粉末も市販されてい
るが、十分有効な膨潤体を形成するには高温下での温度
コントロールと、長時間の熟成時間が必要で塗料の製造
工程内でこれらをすることは非常に難しく、ダレ止め効
果もバラツキが多く、塗料にはあまり多く使用されてい
ない。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、上
記不具合を解決すべく鋭意検討した結果、従来、揺変剤
として使用されている脂肪酸ポリアマイドを有機溶剤で
はなく、膜形成性の反応性または非反応性希釈剤で膨潤
せしめてなるダレ止め剤が無溶剤形やハイソリッド形の
重防食塗料のスプレー塗装による超厚膜形成に有効であ
り、また該ダレ止め剤を含有せしめることにより加熱残
分95%以上でかつ1度に1,000μm 以上の超厚膜
を形成しうる無溶剤形塗料組成物が得られることを見出
し本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち本発明は、炭素数6〜22の脂肪
酸と脂肪族ポリアミンとからなるポリアマイドを反応性
または非反応性希釈剤に膨潤せしめてなることを特徴と
するダレ止め剤を提供するものであり、さらに該ダレ止
め剤を基体樹脂100重量部に対し5〜30重量部含有
することを特徴とする無溶剤形塗料組成物を提供するも
のである。
【0007】本発明のダレ止め剤に使用されるポリアマ
イドは、炭素数6〜22の脂肪酸と脂肪族ポリアミンと
を反応せしめたものである。該炭素数6〜22の脂肪酸
としては、例えばカプロン酸、カプリル酸、ラウリル
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸などが
挙げられ、これらはそれぞれ単独でも混合物であっても
よい。さらにこれら脂肪酸に12−ヒドロキシステアリ
ン酸(水素添加ひまし油脂肪酸)を混合して使用するこ
とが揺変性付与の点から好適である。また上記脂肪族ポ
リアミンとしては、エチレンジアミン、ヘキサメチレン
ジアミン、キシリレンジアミンなどが使用できる。
【0008】上記成分からなるポリアマイドの製造は、
従来公知の方法が使用でき、具体的には脂肪酸類とアミ
ンとを150℃〜200℃の温度にて約5〜10時間脱
水反応せしめ、反応の終点を酸価およびアミン価がそれ
ぞれ15以下となるようにすることによって行なうこと
ができる。かかるポリアマイドの市販品としては、ディ
スパロン6500(楠本化成社製)などが挙げられる。
【0009】本発明において、上記ポリアマイドを膨潤
せしめる反応性または非反応性希釈剤は、膜形成性であ
り、反応性、非反応性に係わらず塗料の根幹を成す基体
樹脂よりも粘度が低く希釈効果の大きいものが適当であ
り、また反応性希釈剤の場合には硬化反応により樹脂骨
格の一部となるので粘度を考慮して選択し、一方非反応
性希釈剤の場合には可塑剤として作用するので、粘度だ
けでなく加熱残分をも考慮して選択することが望まし
い。
【0010】上記反応性希釈剤としては、例えば(a)
25℃における粘度が1〜200cps で且つエポキシ当
量120〜350の単官能グリシジルエーテル及び/又
は多官能グリシジルエーテル、(b)25℃における粘
度が10〜450cps で且つ水酸基価30〜300mgKO
H/g の単官能ポリエーテル及び/又は多官能ポリエーテ
ルなどが好適に使用できる。
【0011】一方、上記非反応性希釈剤としては、例え
ば(c)25℃における粘度が1〜200cps で且つ加
熱残分が90%以上の石油樹脂系のものなどが好適に使
用できる。
【0012】上記(a)の希釈剤としては、例えばブチ
ルグリシジルエーテルなどの単官能グリシジルエーテ
ル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、ト
リメチロールプロパントリグリシジルエーテルなどの多
官能グリシジルエーテルなどが挙げられ、これらの単独
または2種以上混合して使用することができる。また上
記(b)の希釈剤としては、例えばエチレングリコー
ル、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリ
スリトールなどの多価アルコールとエチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイドなどのアルキレンオキサイド
との付加反応物などが挙げられ、これらの単独または2
種以上混合して使用することができる。
【0013】上記(c)の希釈剤としては、例えば脂肪
族系または芳香族系の高沸点油、脂肪族系または芳香族
系重合物のフェノール変性物、その他キシレン樹脂、ト
ルエン樹脂などが挙げられ、これらの市販品としてシン
タロン #702(東京樹脂社製)、日石ハイゾールSA
S−296(日本石油化学社製)などが使用できる。こ
れらは単独または2種以上混合して使用できる。
【0014】本発明において加熱残分の値は、すべてJ
IS−K−5407の方法による測定値である。
【0015】本発明のダレ止め剤は、前記ポリアマイド
を上記希釈剤に加熱溶解したのち冷却して膨潤体として
得られる。通常、該膨潤体に占めるポリアマイド量は1
0〜30重量%が適当である。
【0016】次に本発明における無溶剤形塗料組成物
は、上記ダレ止め剤を基体樹脂100重量部に対し5〜
30重量部、好ましくは10〜25重量部含有してな
る。該含有量が5重量部未満では揺変性付与効果が十分
得られず、一方30重量部を越えると増粘過度となり流
動性が得られなくなるので好ましくない。
【0017】上記基体樹脂としては、従来無溶剤形塗料
に用いられている樹脂、例えばエポキシ樹脂系、ウレタ
ン樹脂系などが好適に使用できる。上記エポキシ樹脂系
基体樹脂は下記エポキシ樹脂と硬化剤との混合物であ
り、該エポキシ樹脂としては、1分子中に少なくとも2
個以上のエポキシ基を有し、常温で液状(好ましくは粘
度3〜60PS)のエポキシ樹脂であり、具体的にはビ
スフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エ
ポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、環式脂肪族エ
ポキシ樹脂、グリシジルエステル型樹脂、グリシジルア
ミン型樹脂あるいはウレタン変性エポキシ樹脂、アクリ
ル変性エポキシ樹脂、ゴム変性エポキシ樹脂等の変性エ
ポキシ樹脂が代表的なものとして挙げられる。かかる市
販品としてはエピクロン840、855、S−129、
830(以上、大日本インキ化学工業社製)、エピコー
ト801、802、807、815、819、825、
827、828、815XA、YL−983(以上、油
化シェルエポキシ社製)、アラルダイトGY250、G
Y255、GY257、PY302−2、XB333
7、XB4122、XB3674、XJ4100、MY
790(以上、チバガイギー社製)、アデカレジンEP
−4200、EP−4400、EP−4520、EP−
4900(以上、旭電化工業社製)、エポトートYD−
124、YD−125、YD−126、YDF−16
5、YDF−170(以上、東都化成社製)などがあ
る。
【0018】上記エポキシ樹脂の硬化剤としては、ジエ
チレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエ
チレンペンタミン、ジプロピレンジアミン等の脂肪族ポ
リアミン;キシリレンジアミン、ジアミノジフェニルメ
タン、フェニレンジアミン等の芳香族ポリアミン;イソ
ホロンジアミン、N−アミノエチルピペラジン等の脂環
式ポリアミン;ポリアミンエポキシ樹脂アダクト、ポリ
アミン−エチレンオキシドアダクト、ケチミン、ポリア
ミド樹脂等が使用できる。
【0019】上記エポキシ樹脂と硬化剤との配合割合
は、エポキシ樹脂のエポキシ基1モルに対する硬化剤の
活性水素基0.6〜1.0モルとなるよう使用するのが
適当である。
【0020】前記ウレタン樹脂系基体樹脂としては、例
えば従来公知のポリエーテルポリオールまたはポリエス
テルポリオールとポリイソシアネートとからなるものが
挙げられ、該ポリオール成分としては、防食性の点から
特にエポキシ変性ポリオールが好適に使用でき、かかる
市販品としてはアデカレジンEP6060(旭電化工業
社製)などが挙げられる。該ポリイソシアネートとして
は、ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレンジイ
ソシアネートなどが使用でき、かかる市販品としてはミ
リオネートMDI#100、MR(日本ポリウレタン工
業社製)などが挙げられる。
【0021】上記ポリオール成分とポリイソシアネート
の配合割合は、ポリイソシアネート中のイソシアネート
基量がポリオール中の水酸基1モルに対して0.8〜
1.0モルとなるよう使用するのが適当である。
【0022】本発明の塗料組成物において、基体樹脂を
エポキシ樹脂系とした場合には、前記ダレ止め剤として
ポリアマイドを前記(a)又は(c)の希釈剤に膨潤せ
しめたものが用いられることが長期防食性や塗膜物性の
点で好適である。また基体樹脂をウレタン樹脂系とした
場合には、前記ダレ止め剤としてポリアマイドを前記
(b)又は(c)の希釈剤に膨潤せしめたものが用いら
れることが長期防食性や塗膜物性の点で好適である。
【0023】本発明の塗料組成物には、必要に応じてク
ロム酸バリウム、ジンククロメート、ストロンチウムク
ロメート、鉛丹、シアナミド鉛、タングステン酸亜鉛、
タングステン酸カルシウム、モリブデン酸亜鉛、モリブ
デン酸鉛、リンモリブデン酸アルミニウム、縮合リン酸
塩等の防食顔料;酸化チタン、カーボンブラック、ベン
ガラ、黄鉛等の着色顔料;沈降性硫酸バリウム、炭酸カ
ルシウム、タルク、シリカ、ベントナイト、マイカ、グ
ラファイト、ガラスフレーク、ガラスファイバー等の体
質顔料などの顔料類や、シランカップリング剤、表面調
整剤、沈降防止剤、消泡剤、硬化促進剤等の通常使用さ
れている各種塗料用添加剤を配合することができる。
【0024】本発明の塗料を用いて、ブラスト処理等の
表面処理した金属表面に必要に応じてジンクリッチプラ
イマーなどを塗装してなる被塗面に、スプレー、ローラ
ー等の手段により乾燥膜厚で少なくとも約500μm 以
上、好ましくは1,000〜2,500μm となるよう
に塗装し乾燥することにより超厚膜の重防食塗膜が得ら
れる。
【0025】
【発明の効果】本発明によるダレ止め剤は、無溶剤希釈
形であるが、従来の溶剤膨潤形のダレ止め剤と同様の良
好な揺変性付与効果を有し、これを用いた無溶剤形塗料
は、加熱残分95%以上を確保でき、且つ汎用的な塗装
機でもスプレー塗装が可能で容易に1,000μm 以上
の超厚膜が形成でき、長期防食性及び耐久性などが得ら
れる。
【0026】以下、本発明の実施例によりさらに詳細に
説明する。なお、「部」および「%」はそれぞれ「重量
部」、「重量%」を示す。
【0027】ダレ止め剤の製造 実施例1 ディスパロン6500(楠本化成社製、水素添加ひまし
油脂肪酸及びアルカン酸とエチレンジアミンとからなる
脂肪酸ポリアマイド、商品名)の粉末20部を、粘度2
00cps /25℃で加熱残分(*1)が96%であるシンタ
ロン#702(東京樹脂社製、フェノール変性芳香族重
合物、商品名)80部中に約100℃で加熱溶解したの
ち冷却して膨潤体を形成し、タレ止め剤Aを得た。 (*1)加熱残分:JIS−K−5407による。
【0028】実施例2 ディスパロン6500、20部を粘度70cps /25℃
で水酸基価270mgKOH/g であるアデカポリエーテルP
400(旭電化工業社製、ポリエーテルポリオール、商
品名)80部中に実施例1と同様にして膨潤せしめ、タ
レ止め剤Bを得た。
【0029】実施例3 ディスパロン6500、20部を粘度8cps /25℃で
エポキシ当量290であるHELOXY WC−8(エ
ー・シー・アイ・ジャパン・リミテッド社製、グリシジ
ルエーテル系、商品名)80部中に実施例1と同様にし
て膨潤せしめ、タレ止め剤Cを得た。
【0030】塗料の作成 実施例4〜6及び比較例1〜3 下記表1に示す組成の成分を十分撹拌混合し、各無溶剤
形塗料を作成した。これら塗料の性状を同表に示す。
【0031】表1における(*2)〜(*12)は下記
のとおりである。 (*2)ターレンKY2000:共栄社油脂化学工業社
製、溶剤形ポリアマイドワックス系タレ止め剤、商品
名。固形分20%
【0032】(*3)チクサトロールST:ウィルバー
・エリス社製、ポリアマイドワックス系タレ止め剤、商
品名。固形分100%
【0033】(*4)エピクロン830:大日本インキ
化学工業社製、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、商品
名。
【0034】(*5)アデカレジンEP6060:旭電
化工業社製、エポキシ変性ポリオール樹脂、商品名。
【0035】(*6)トーマイド235R:富士化成工
業社製、ポリアミドアミン、商品名。
【0036】(*7)ミリオネートMR:日本ポリウレ
タン工業社製、ポリイソシアネート、商品名。
【0037】(*8)BYK−066:ビック・ケミー
社製、消泡剤。 (*9)BYK−354:ビック・ケミー社製、レベリ
ング剤。
【0038】(*10)塗料粘度:単一円筒型粘度計を
使用して25℃にて測定した。 (*11)降伏値:円軸二重円筒型粘度計を使用して2
0℃にて測定した。
【0039】(*12)揺変性:B型粘度計を使用して
25℃にて50rpm での粘度と5rpmでの粘度を測定
し、その比(5rpm での粘度/50rpm での粘度)を算
出した。該値が大なほど揺変性を示す。
【0040】
【表1】
【0041】塗装試験 上記で得られた各塗料をサンドブラスト処理鋼板(70
×200×3.2mm)に1次圧4kg/cm2でエアレススプ
レーにより1回塗装し、20℃で14日間乾燥させ、各
試験塗板を作成した。これらの塗装膜厚(1回で垂れず
に正常に塗装された膜厚(μm ))及び性能試験結果を
表1に示す。
【0042】なお、各試験方法は下記のとおりである。 (注1)耐水性:塗膜側を40℃の温水に接触させ、裏
側を20℃に保ち、100日後、塗膜を観察した。○:
異常なし、△:わずかにフクレ発生、×:著しくフクレ
発生。
【0043】(注2)耐塩水噴霧性:JIS−Z−23
71に準じて3,000時間塩水噴霧試験を行ない、錆
発生の有無を観察した。○:錆発生なし、△:わずかに
錆発生、×:著しく錆発生。
【0044】(注3)耐塩水性:40℃の人工海水(3
%NaCl水溶液)に試験塗板を180日間浸漬した
後、塗膜を観察した。○:異常なし、△:フクレ、錆わ
ずかに発生、×:フクレ、錆著しく発生。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素数6〜22の脂肪酸と脂肪族ポリア
    ミンとからなるポリアマイドを反応性または非反応性希
    釈剤に膨潤せしめてなることを特徴とするダレ止め剤。
  2. 【請求項2】 前記反応性または非反応性希釈剤が、下
    記(a)〜(c)から選ばれるものである請求項1記載
    のダレ止め剤。 (a)25℃における粘度が1〜200cps で且つエポ
    キシ当量120〜350の単官能及び/又は多官能グリ
    シジルエーテル。 (b)25℃における粘度が10〜450cps で且つ水
    酸基価30〜300mgKOH/g の単官能及び/又は多官能
    ポリエーテル。 (c)25℃における粘度が1〜200cps で且つ加熱
    残分が90%以上の石油樹脂系非反応性希釈剤。
  3. 【請求項3】 炭素数6〜22の脂肪酸と脂肪族ポリア
    ミンとからなるポリアマイドを反応性または非反応性希
    釈剤に膨潤せしめたダレ止め剤を基体樹脂100重量部
    に対し5〜30重量部含有することを特徴とする無溶剤
    形塗料組成物。
  4. 【請求項4】 前記基体樹脂がエポキシ樹脂系であり、
    かつ前記ダレ止め剤に使用される希釈剤が(a)25℃
    における粘度が1〜200cps で且つエポキシ当量12
    0〜350の単官能及び/又は多官能グリシジルエーテ
    ル、又は(c)25℃における粘度が1〜200cps で
    且つ加熱残分が90重量%以上の石油樹脂系非反応性希
    釈剤である請求項3記載の塗料組成物。
  5. 【請求項5】 前記基体樹脂がウレタン樹脂系であり、
    かつ前記ダレ止め剤に使用される希釈剤が(b)25℃
    における粘度が10〜450cps で且つ水酸基価30〜
    300mgKOH/g の単官能及び/又は多官能ポリエーテ
    ル、又は(c)25℃における粘度が1〜200cps で
    且つ加熱残分が90重量%以上の石油樹脂系非反応性希
    釈剤である請求項3記載の塗料組成物。
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