JPH06166827A - 有機顔料の安定化 - Google Patents

有機顔料の安定化

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JPH06166827A
JPH06166827A JP5219311A JP21931193A JPH06166827A JP H06166827 A JPH06166827 A JP H06166827A JP 5219311 A JP5219311 A JP 5219311A JP 21931193 A JP21931193 A JP 21931193A JP H06166827 A JPH06166827 A JP H06166827A
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formula
group
hydrogen
alkyl
pigment
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JP5219311A
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Laurent Chassot
チャゾット ロウレント
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Novartis AG
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Ciba Geigy AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/006Preparation of organic pigments
    • C09B67/0063Preparation of organic pigments of organic pigments with only macromolecular substances
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B69/00Dyes not provided for by a single group of this subclass
    • C09B69/10Polymeric dyes; Reaction products of dyes with monomers or with macromolecular compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes

Abstract

(57)【要約】 【構成】 成分 (a)ジケトピロロピロール類、アゾ顔料類、キナクリ
ドン類、キノフタロン類、フタロシアニン類、インダン
トロン類、フラバントロン類、ピラントロン類、アント
ラキノン類、ピリレン類、ジオキサジン類、ピリノン
類、チオインジゴ類、イソインドリン類、イソインドリ
ノン類、金属錯塩類からなる群から選択された少なくと
も1種の有機顔料、及び(b)その顔料を基準にして、
0.01乃至100重量%の、その重合体のくりかえし
分子単位がニトロキシル又はヒドロキシルアミノ基を含
有する少なくとも1つの基を含有しているか、又はニト
ロキシル又はヒドロキシルアミノ基を含有している側鎖
基によって置換されている縮重合体又は付加重合体、あ
るいはそれらと他の同種化合物あるいはニトロキシル又
はヒドロキシルアミンを含有していない成分との共重合
体、を含む光安定化された顔料組成物。 【効果】 耐光堅牢度及び耐気候堅牢度が優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は有機顔料にニトロキシル化合物を
含む重合体を加えて光および気候の作用に対して有機顔
料を安定化する技術に関する。有機顔料のすべてが非常
に優れた耐光堅牢性および耐候堅牢性を有しているとは
かぎらないことは公知である。耐光および耐候堅牢性が
優れていないにもかかわらず顔料として高い品質を有し
ていることが証明されているものも少なくない。今回、
誠に驚くべきことながら本発明によって、従来公知の顔
料の耐光および耐候堅牢性(特に透明顔料における)
が、高品質顔料であっても、ニトロキシル化合物を含有
する重合体を顔料に配合することによって一層向上させ
うることが見いだされた。
【0002】ニトロキシル化合物は各種の文献から安定
剤として公知である。たとえば、特開昭50−5814
1号には、他の多くのHALS(立体障害アミン光安定
剤:Hindered Amine Light Stabilizers) の中でも、ニ
トロキシル化合物は紫外線吸収剤と併用した場合に光の
作用に対して着色プラスチックを安定化するために役立
つことが記載されている。すなわち、プラスチック材料
のための光安定剤としての紫外線吸収剤の作用が顔料に
よって損なわれること、そしてこの作用の低下がHAL
Sを使用することによって減少できることが記載されて
いる。ニトロキシル基を含んでいないHALSが推奨さ
れている。米国特許第3970632号明細書にはキノ
フタロン顔料を含有する重合体組成物がHALSの添加
によって高い光安定性と褪色抵抗性とをもつことが記載
されている。ごく一般的にはニトロキシル化合物を包含
されているが、そこで特に言及されているHALSはニ
トロキシル基を含有していないHALSのみである。光
による劣化に対する重合体の安定化剤として高分子HA
LSも公知である。たとえば、USP4210610、
USP4276401、USP4294949、DE−
A−3229640、DD−PS−262439にその
様な記載がある。
【0003】これらの文献には一般的にはニトロキシル
化合物も含まれているが、好ましいものとされているの
はこの場合もニトロキシル基を含有していないHALS
である。特開昭57−119941から、褪色を防止す
るため紫外線吸収剤とHALS(ニトロキシル化合物は
言及されていない)とを含有する着色重合体が公知であ
る。また、中間層に有機溶剤に可溶性でありそして溶解
された形でニトロシル化合物で処理された染料(誤って
顔料と呼ばれている)を含有し、そして光の作用による
褪色に対して安定化されたラミネートが特開平2−99
323に記載されている。当技術分野の熟練者にとって
は、これら文献は次のようなことを教示するものであ
る。すなわち、可溶性染料で染色されたプラスチックの
場合、光の作用による褪色を、ある種の条件、たとえ
ば、ラミネートの中間層内では、溶解された染料をニト
ロシル化合物で処理することによって減少することがで
きる。しかしながら、顔料で着色されたプラスチックの
場合、プラスチックの安定化と共に、同じ効果を達成す
るためにはニトロキシル基を含有していないHALSを
混合することが必要である。
【0004】ここに本発明によって、誠に予期されなか
ったことであるが、古典的タイプさらには高性能タイプ
のある種の顔料の耐光性および耐候性は、その顔料粒子
をニトロキシル化合物または>N−O−基(>N−O
H、>N−O−アルキル)を含有している対応する前駆
体を含む重合体でコーティングするかまたは顔料粒子に
該重合体を配合することによって、一層向上できること
が見いだされた。
【0005】したがって、本発明は光安定化された顔料
組成物に関し、そして本発明による顔料組成物は下記成
分(a)と(b)を含有することを特徴とする。 (a)ジケトピロロピロール類、アゾ顔料類、キリクリ
ドン類、キノフタロン類、フタロシアニン類、インダン
トロン類、フラバントロン類、ピラントロン類、アント
ラキノン類、ペリレン類、ジオキサジン類、ピリノン
類、チオインジゴ類、イソインドリン類、イソインドリ
ノン類、金属錯塩類からなる群から選択された少なくと
も1種の有機顔料、(b)該顔料に基準にして0.01
乃至100重量%の、その重合体のくりかえし分子単位
がニトロキシルまたはヒドロキシルアミノ基を含有する
少なくとも1つの基を含有しているかまたはニトロキシ
ル又はヒドロキシルアミノ基を含有している側鎖基によ
って置換されている縮重合体又は付加重合体、あるいは
それらと他の同種化合物あるいはニトリキシル又はヒド
ロキシルアミンを含有していない成分との共重合体。
【0006】特に適当な顔料はイソインドリン系、イソ
インドリノン系、金属錯塩であり、そして特にジケトピ
ロロピロール系、アゾ系、キナクリドン系、フタロシア
ニン系、アントラキノン系またはペリレン系の顔料であ
る。これらは一般に公知でありそしてあるものは市場で
入手可能な製品である。本発明は特に比較的不安定な
(古典的な)顔料あるいは微細(透明)な形状の高性能
顔料を含有している組成物に関する。ジケトピロロピロ
ール顔料が非常に好ましく、とりわけ0.005乃至
0.1μmの平均粒子サイズを有する微細形状のジケト
ピロロピロール顔料の使用が好ましい。
【0007】高分子ニトロキシル化合物も公知化合物で
ある。かかる化合物は、たとえば、下記の文献に記載さ
れている。F.E. Karrer の論文、Makromol. Chem.(198
0), 595-633;T.Osa 等の論文、Chem. Letters.(1988),1
423-1426;T.Kurosaki等の論文、J. Polymer Science 10
(1972), 3295-3310;T.Kurosaki等の論文、J. Polymer
Science 12 (1974), 1407-1420;R.Seidemann 等の論
文、Makromol. Chem. 190, 975-983;L.Dulog 等の論
文、Makromol. Chem. 190(1989), 3117-3125。
【0008】本発明により使用しうる新規高分子ニトロ
キシル化合物は一般に公知となっている方法に準じて、
適当な公知HALSから、たとえば、EP−A183
5、USP4210612、DE−A3229640、
EP−A47967、USP4547548、USP4
477615、USP4413075に記載されている
ような方法を使用して製造することができる。ニトロキ
シル化合物は、好ましくは、顔料を基準にして0.1乃
至10重量%特に0.5乃至15重量%の量で使用され
る。
【0009】ニトロキシル化合物に対して最大当量で酸
を加えて形成されるニトロキシル化合物の有機または無
機塩も使用することができる。適当な酸の例は硫酸、塩
酸、リン酸のごとき無機酸ならびにカルボン酸たとえば
ギ酸、酢酸、シュウ酸、安息香酸またはサリチル酸、有
機スルホン酸たとえばメタンスルホン酸またはp−トル
エンスルホン酸、有機リン含有酸たとえばジフェニルリ
ン酸、メタンリン酸またはジフェニルホスフィン酸など
である。
【0010】特に適当な高分子ニトロキシル化合物はそ
のくりかえし分子単位が少なくとも1個の式
【化52】 の基を含有しているかまたは式
【0011】
【化53】 の側鎖基にによって少なくとも1回、直接又は間接的に
置換されている縮重合体または付加重合体、ならびにそ
れと他の同種化合物またはニトロキシルやヒドロキシル
アミンを含有していない成分との共重合体である。
【0012】上記各式中、RはO・またはOH:R1
水素又はC1 −C4 アルキル、R2 は水素又はC1 −C
4 アルキル、R3 は水素又は自由原子価、Qは -CH2-、
-(CH2)2-または -CH2-CH(CH3)-を意味する。Rは好まし
くはO・である。
【0013】縮重合体および付加重合体とは重縮合反応
または重付加反応によって製造される重合体を意味す
る。このような重合体を例示すればポリエステル、ポリ
エーテル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリイミド、
ポリウレタン、ポリ尿素、ポリホスフェート、ポリホス
ホネート、ポリカーボネート、ポリアセタール、フェノ
ール/ホルムアルデヒド樹脂またはポリホスファゼンお
よびこれらの共重合体である。好ましいのはポリエステ
ル、ポリエーテル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリ
ホスフェートである。これら重合体の平均分子量MW
2,000乃至100,000が有利であり、好ましく
は5,000乃至20,000である。この分子量は一
般に公知のゲル透過クロマトグラフィー(GPC)の方
法によって測定される。
【0014】上記に定義した縮重合体と付加重合体の中
で特に興味あるものは、そのくりかえし分子単位が少な
くとも1個の式
【化54】 の基を含有しているかまたは式
【化55】 の側鎖基によって少なくとも1回、直接的又は間接的に
置換されているものである。式中のR、R2 、R3 は前
記において定義した意味を有する。
【0015】好ましい重合体は、そのくりかえし分子単
位が少なくとも1個の式
【化56】 の基を含有しているかまたは式
【化57】 の側鎖基によって少なくとも1回置換されているもので
ある。
【0016】上記式中、Aは式
【化58】 の基を意味し、RとR2 は前記に定義した意味を有し、
4 は水素、メチルまたはエチル、mは0または1の
数、nはmが0の場合は1であり、mが1の場合は0又
は1の数である、X1 は直接結合、 -O- または式
【化59】 (ここで、R5 は水素、C1 −C12アルキル、C5 −C
7 シクロアルキルまたはC7 −C11アラールキルを意味
し、pは1乃至6の数である)の基を意味し、X2 は直
接結合または式-(CH2)p - 、-CO-O-CHR5-CH2- または -
CO-NR4-CHR5-CH2-(ここで、R4 、R5 及びpは前記の
意味を有する)の基を意味し、X3 は直接結合、 -O-
または式 -CO-O- 、-O-CH2-O- または-(CH2)p - (ここ
でpは前記の意味を有する)の基を意味する。
【0017】下記に記載する重合体が特に好ましい。 (a)欧州特許公開第1835号明細書(クレーム1)
に記載されている重合体と同じタイプの式
【化60】
【0018】〔式中、Qは式XII (式中のAは基−O−
CH<または式
【化61】 の基を意味しそしてR、R2 、R4 、R5 は前記におい
て定義した意味を有する)の基を意味し、qは10乃至
50の数、rは0又は1の数であり、rが0である場
合、Y2 は20個までの炭素原子を有する脂肪族、芳香
族または脂環式ジアシル基を意味し、
【0019】rが1かつQが式XII (式中のAは基−O
−CH<、式
【化62】 の基を意味する)の基である場合、Y1 は20個までの
炭素原子を有する飽和脂肪族ジアシル基、ベンゼンジカ
ルボニル基、シクロヘキサンジカルボニル基または式
【化63】 の基を意味し、
【0020】rが1かつQが式XII(式中のAは基 -NR5-
CH<または式
【化64】 の基を意味する)の基である場合、Y1 は20個までの
炭素原子を有する飽和脂肪族ジアシル基、ベンゼンジカ
ルボニル基、シクロヘキサンジカルボニル基または式
【化65】
【化66】 (式中、xは0または1乃至8の数であり、R6 は水素
又はメチルである)の基を意味し、そして
【0021】rが1である場合、Y2 は20個までの炭
素原子を有する飽和脂肪族ジアシル基、ベンゼンジカル
ボニル基、シクロヘキサンジカルボニル基、2乃至10
個の炭素原子を有するアルキレン基、キシリレン基また
は式
【化67】 (式中、Y3 は2乃至10個の炭素原子を有するアルキ
レン基又はフェニレン基を意味し、この基は未置換であ
るかまたはメチルによって置換されている)の基を意味
する〕のくりかえし単位を有する重合体。
【0022】(b)米国特許第4210612号明細書
(第1および2欄)に開示されているような、式
【化68】
【0023】〔式中、R7 は式
【化69】 (式中、RとR2 は前記において定義した意味を有し、
4 は -O- 又は -NR5-、ここでR5 は前記の意味を有
し、Y5 は式
【化70】 の基、ここで、zは0又または1の数である、を意味す
る)の基、
【0024】R8 、R9 、R10は互いに独立的に水素ま
たはC1 −C4 アルキルを意味し、そしてR9 はさらに
付加的に -COOHも意味することができ、また、R8 とR
10が水素の場合には、R7 とR9 は両者一緒で式
【化71】 (式中、Q1 は式
【化72】 の基、ここで、RとR2 は前記の意味を有する)の基を
形成する〕のくりかえし単位を有する重合体および式XV
IIと少なくとも1つの重合可能な二重結合を含有する化
合物との共重合体(10の共成分につき少なくとも1つ
のくりかえし単位XVIIが存在する)。
【0025】(c)ドイツ国特許公開第3229640
号明細書(2乃至5頁)に記載されているような、
(1)少なくとも1種の式 R12-Y6-CO-CH=CH-CO-Y7-R13 (XVIII) の不飽和誘導体と(2)少なくとも1種の式
【化73】 のコモノマー
【0026】〔上記各式中、R12は前記の式XII の基、
13は水素、C1 −C12アルキル(これは -O- 、C3
−C5 アルケニル、C7 −C11アラールキルまたはC5
−C7 シクロアルキルによって中断されていてもよい)
またはR12と同じ意味を有し、Y6 とY7 は互いに独立
的に -O- 又は -NR5-を意味し(ここでR5 は前記の
意味を有する)、R14は水素またはメチル、R15は水
素、C1 −C12アルキル、フェニル、Cl、CN、C1
−C4 アルコキシ、C2 −C5 アルカノイルオキシ、-C
ONH2- 、-COOR16 、-OR16 又は -CONR17R18 、R16は、
水素、C1 −C12アルキル、C2 −C4 ヒドロキシルア
ルキル又は前記の式XII の基を意味し、R17はC1 −C
12アルキル、C5 −C7 シクロアルキル、フェニルまた
は式
【化74】 (式中、RとR2 は前記の意味を有する)の基Q2 を意
味し、R18は水素、C1 −C12アルキル、C5 −C7
クロアルキルまたはC7 −C11アラールキルを意味する
か、または、R17とR18はそれらが結合しているN原子
と一緒でピロリジン、ピペリジン、モルホリン、4−ア
ルキルピペラジンからなる群から選択された5乃至7員
複素環式環を形成する〕との共重合体、あるいはまた
(1)少なくとも1種の式
【化75】 (式中、R19は基Q2 である)のマレインイミドと
(2)少なくとも1種の式 CH2 =CH−R20 (式中、R20は水素又はC1 −C12アルキルを意味す
る)のコモノマーとの共重合体。
【0027】(d) 式
【化76】 〔式中、Q3 は式
【化77】
【化78】 {式中、RとR2 は前記の意味を有する、Y4 は -O-
又は -NR5-、ここでR5 は前記の意味を有する、Y5
は式
【化79】 (式中、zは0または1の数である)の基を意味する}
の基を意味する〕のくりかえし単位を有するホモ重合
体、ならびにこの式XXの化合物と少なくとも1つの重合
可能な二重結合を有する化合物との共重合体(共成分1
0個につき少なくとも1つのくりかえし単位XXが存在す
る)。
【0028】(e)欧州特許公開47967号明細書
(クレーム1)に記載されているものと同じタイプの重
合体、すなわち式
【化80】 (式中、RとR2 は前記の意味を有する、R21は水素、
8 は基 -(CH2)u -NH-、uは1乃至4の数、tは0ま
たは1の数、wは0または1の数、vは1または2の数
である、ただしvが2の場合はtは0である)の化合物
と式 O=C=N−Y9 −N=C=O (XXII) 〔式中、Y9 は式
【化81】 (式中、Y10は直接結合、-(CH2)b 、-NR22-、 -O- 、
-S- または -SO2-、aは1乃至10の数、bは1乃至
5の数、R22はC1 −C4 アルキルを意味する)の基を
意味する〕のジイソシアネートとの縮合によって得られ
る重合体。
【0029】(f)米国特許第4547548号明細書
(第2欄)に記載されているような式
【化82】
【0030】〔式中、Rは前記の意味を有し、R23は水
素、C1 −C12アルキル、 -OH、C1 −C4 アルキル
又はC2 −C8 ジアルキルアミノによって置換されたC
2 −C12アルキル、C3 −C5 −アルケニル、C5 −C
7 シクロアルキル、C6 −C18アリール、C7 −C11
ラールキルまたは式
【化83】 の基を意味し、
【0031】R24はC5 −C7 シクロアルキル、C6
18アリール、C7 −C11アラールキルまたは式
【化84】 の基を意味し、
【0032】X4 は -O- 、 -S- または -NR25-
(ここで、R25はR23について前記した意味を有するこ
とができる)、また、単一の置換分とみなされる R23X4
- はピロリジン−1−イル、ヘキサヒドロアゼピン−1
−イル、モルホリン−4−イル、メチルピペラジン−1
−イルからなる群から選択される複素環式基を意味する
こともでき、Y11はC2 −C10アルキレン、1又は2個
の酸素または -NH- によって中断されたC4 −C10
ルキレン、シクロヘキサン、フェニレン、式
【化85】 (式中、Y13は直接結合または式
【化86】 の基を意味するの)の基、
【0033】Y12はC2 −C10ヒドロキシアルキレン、
4 −C8 アルケニレン、または式
【化87】 の基、そしてc:dの比は4:1乃至1:4の範囲であ
る〕の重合体。
【0034】(g)米国特許第4477615号明細書
(第1乃至3欄)に記載されているような式
【化88】
【0035】〔式中、RとR2 は前記の意味を有する、
14は -O- または -NR18- (ここで、R18はC1
12アルキル、C5 −C7 シクロアルキルまたはC7
11アラールキルである)、gは2乃至12の数、Y15
は式
【化89】 (式中、gは前記の意味を有する)の基、
【0036】または式
【化90】 (式中、R27とR28は互いに独立的に水素またはメチル
である)の基、または式
【化91】 (式中、hは1乃至3の数である)の基を意味する、
【0037】R26は水素、C1 −C12アルキルまたは式
【化92】 (式中、R、R2 、Y14およびgは前記の意味を有す
る)の基、
【0038】または式
【化93】 (式中の符号は前記した意味を有する)の基を意味し、
eは0又は1の数であり、Y16は、eが0の場合は、Y
15について定義した意味を有するかまたは式
【化94】
【0039】(式中、R29は水素、C1 −C12アルキ
ル、C5 −C7 シクロアルキル、C3 −C5 アルケニ
ル、C7 −C11アラールキル又は未置換またはC1 −C
4 アルキルによって置換されたフェニルを意味するか、
または式
【化95】 の基、−O−R30又は−S−R30の基、ここでR30とR
31は互いに独立的に水素、C1 −C12アルキル、C5
7 シクロアルキル、C7 −C11アラールキルまたは未
置換またはC1 −C4 アルキルによって置換されたフェ
ニルを意味するか、あるいはR30とR31はそれらが結合
しているN原子と一緒でピペリジンまたはモルホリンを
形成する)の基を意味するか、あるいは、
【0040】R29は式
【化96】 (式中の符号は前記の意味を有する)の基を意味し、
【0041】Y17は式
【化97】 (式中、iは1乃至8の数である)の基、
【0042】Y18は式
【化98】 (式中、kは2乃至18の数である)の基、
【0043】Y19は式
【化99】 (式中、kは2乃至18の数である)の基、
【0044】Y20は式
【化100】 (式中、l(エル)は1または2である)の基を意味
し、fは2乃至2000の数でありうる〕のくりかえし
単位を有する重合体。
【0045】(h)米国特許第4413075号明細書
(第1および2欄)に記載されているものと同じタイプ
の式
【化101】 (式中、RとR2 は前記の意味を有し、yは10乃至1
00の数である)のくりかえし単位を有する重合体。
【0046】本明細書におけるアルキル基は直鎖状また
は分枝鎖状アルキル基でありうる。例示すれば−定義さ
れたCの数の範囲で−メチル、エチル、イソプロピル、
ブチル、 sec−ブチル、tert−ブチル、イソアミル、n
−ヘキシル;2−エチルブチル、n−オクチル、2−エ
チルヘキシル、n−デシル、n−ドデシルなどである。
3 −C5 アルケニルの例はアリル、メタリル、ジメチ
ルアリルなどである。C7 −C11アラールキルの例はベ
ンシル、フェニルエチル、フェニルプロピル、ナフチル
メチルなどである。好ましいのはベンジルである。C5
−C7 シクロアルキルの例はシクロペンチル、シクロヘ
プチル、および特にシクロヘキシルである。
【0047】20個までの炭素原子を有する脂肪族、芳
香族、芳香脂肪族または脂環式ジアシルの例は下記式の
ごときものである:
【化102】 式中、aとbは前記の意味を有する、すなわち、1乃至
10の数あるいはそれぞれが1乃至5の数である。
【0048】C6 −C18アリールの例はフェニル、ビフ
ェニルまたはナフチルであり、これらはそれぞれ未置換
または1または2個のC1 −C4 アルキルによって置換
されている。C2 −C10アルキレンの例はエチレン、n
−プロピレン、テトラメチレン、2,2−ジメチルプロ
ピレン、ペンタメチレン、オクタメチレン、デカメチレ
ンなどである。C4 −C8 アルケニレンの例は2−ブテ
ニレン、2−ヘキセニレン、3−ヘキセニレン、2−オ
クテニレンなどである。
【0049】非常に好ましく使用される重合体は下記式
のくりかえし単位を有する重合体である:
【化103】
【化104】 式中、R8 とR9 は互いに独立的に水素またはメチルを
意味し、Y4 は -O- または -NH- を意味する、そし
てこの重合体内には場合によっては式
【化105】 (式中、R8 は前記に定義した意味を有し、R1 ’は水
素またはメチルである)のくりかえし単位も存在しう
る。
【0050】しかし、格別に好ましく使用される重合体
は下記式のくりかえし単位を有する重合体である:
【化106】 式中、R8 は水素またはメチルを意味し、Y4 は -O-
または -NH- を意味する。
【0051】すでに前記したように、高分子ニトロキシ
ル化合物を配合することによって顔料は着色コーティン
グの褪色あるいは、場合によっては、黒化をもたらす可
能性のある光および気候の作用に対して安定化される。
本発明に従って顔料に高分子ニトロキシル化合物を配合
することは褪色の場合にも黒化の場合にも安定化のため
に有効であることが証明された。したがって、本発明は
さらに、ジケトピロロピロール類、アゾ顔料類、キナク
リドン類、キノフタロン類、フタロシアニン類、インダ
ントロン類、フラバントロン類、ピラントロン類、アン
トラキノン類、ペリレン類、ジオキサジン類、ペリノン
類、チオインジコ類、イソインドリン類、イソインドリ
ノン類、金属錯塩類からなる群から選択された顔料の耐
光および耐候安定化のための方法にも関し、本発明の方
法は当該顔料粒子を、顔料を基準にして0.01乃至1
00重量%の量の、そのくりかえし分子単位がニトロキ
シルまたはヒドロキシルアミノ基を含有する少なくとも
1つの基を含有しているかまたはニトロキシルまたはヒ
ドロキシルアミノ基を含有する側鎖によって置換されて
いる縮合又は付加重合体、及びこれと他の同様な化合物
とのあるいはニトロキシルもヒドロキシアミンも含有し
ていない成分との共重合体と混合するかまたは該縮合又
は付加重合体または該共重合体でコーティングすること
を特徴とする。ニトロキシル化合物の代わりに、基>N
−OT(ここでTはC1 −C12アルキルである)を含有
しそして熱処理の間にニトロキシル化合物を遊離する対
応する前駆体を使用することも可能である。
【0052】本方法はつぎのような種々の方法で実施す
ることができる。 −高分子ニトロキシル化合物を所望の量の有機溶剤に溶
解する。この溶液に常法のごとく顔料を溶解しそして場
合によっては生じた懸濁物を公知常用のミルを使用して
摩砕する。溶剤を蒸留除去するかまたは濾過によって顔
料を単離して乾燥する。 −必要量の高分子ニトロキシル化合物を有機溶剤に溶解
しそしてこの溶液を常用方法で調製された顔料懸濁物に
添加する。両者が溶解しない溶剤、たとえば、水を加え
て沈殿させそして両者を共存懸濁させる。この懸濁物を
濾過しそして顔料混合物を常用方法で単離する。 −常用方法で調製された顔料懸濁物に高分子ニトロキシ
ル化合物を添加して共存懸濁する。次に、この懸濁物を
さらに溶剤を添加してまたは添加しないで濾過しそして
固体物質を単離する。
【0053】−所望の混合比の有機顔料と高分子ニトロ
キシル化合物との混合物を常用方法で溶剤の存在下公知
ボールミルで摩砕する。この生成物を濾過または溶剤の
蒸留除去によって単離する。 −有機顔料にRが水素である式Iの基を含有する高分子
化合物を混合するかまたはコーティングしそして次にそ
のアミノ基を一般に公知の酸化方法によってニトロキシ
ルへ酸化する。 −有機顔料にRがC1 −C12アルコキシである式Iの基
を含有する高分子化合物を混合するかまたはコーティン
グしそして次にそのアミノエーテル基を熱処理によって
ニトロキシルへ開裂させる。 −有機顔料に反応性側鎖を含有する高分子化合物を混合
するかまたはコーティングしそして生じた生成物を反応
性ニトロキシル化合物と反応させる。 −しかしながら、好ましい方法は、着色されるべき基質
に、所望の量比で常用方法で顔料と高分子ニトロキシル
化合物とを予備混合物(プレミックス)の形であるいは
個別に配合する方法である。
【0054】本発明による顔料組成物は高分子有機材料
の着色のための顔料としてきわめて適当であり、特に高
度の耐光性と耐候性が要求される場合に好適である。本
発明の組成物で着色されうる高分子有機材料の例はセル
ロースエーテルやセルロースエステル類たとえばエチル
セルロース、ニトロセルロース、酢酸セルロース、酪酸
セルロースなど、天然または合成樹脂たとえば重合樹脂
や縮合樹脂、たとえば、アミノ樹脂、特に尿素/ホルム
アルデヒド樹脂およびメラミン/ホルムアルデヒド樹
脂、アルキド樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネー
ト、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、
ポリアミド、ポレウレタン、ポリエステル、ABS、ポ
リフェニレンオキサイド、ゴム、カゼイン、シリコーン
およびシリコーン樹脂などであり、これらは単体または
混合物の形で使用されうる。
【0055】上記に例示した高分子有機材料は単独また
は混合して、プラスチック組成物、溶融物、紡糸液、塗
料、コーティング組成物あるいは印刷インクなどの形態
で使用することができる。本発明による顔料組成物は特
にポリ塩化ビニルおよびポレフィンたとえばポリエチレ
ンやポリプロピレンの着色さらには塗料、コーティング
組成物および印刷インクの着色のため最適である。本顔
料組成物は高い耐光性を有しているので、電子写真材料
(たとえばホトセル)、カラーフィルター(たとえば液
晶ディスプレイ)、情報記録材料(たとえば光学ディス
ク)、非線形光学材料、光学的リミッターなどに使用す
るためにも好適である。しかしながら、好ましくは、本
発明による顔料組成物は水性および/または溶剤含有塗
料、特に自動車塗料を着色するために使用される。特
に、透明有機顔料が使用される塗料仕上げを実施するた
めに好適である。
【0056】上記に例示した高分子有機材料は単独また
は混合して、プラスチック組成物、溶融物、紡糸液、塗
料、コーティング組成物あるいは印刷インクなどの形態
で使用することができる。目的用途によっては、本顔料
組成物をトナーとしてまたは調合物の形で使用するのが
有利であることが判明している。本発明の顔料組成物は
被着色高分子有機材料を基準にして、0.01乃至40
重量%、好ましくは、0.1乃至10重量%の量で使用
される。本発明による組成物を使用した高分子有機材料
の着色は、たとえば、本組成物を、場合によってはマス
ターバッチの形で、ロールミル、ミキサーまたは摩砕器
を使用して基質材料に配合することによって実施され
る。着色された材料はつぎにそれ自体公知の方法、たと
えば、カレンダーがけ、プレス、押出し、ブラッシン
グ、流し込み成形または射出成形によって所望の最終形
状に成形加工される。非剛性成形品を製造するため、あ
るいは、成形品の脆弱性を低減するために、多くの場
合、成形前にその高分子有機材料にいわゆる可塑剤を配
合するのが望ましい。適当な可塑剤は、たとえば、リン
酸エステル、フタル酸エステル、セバシン酸エステルで
ある。このような可塑剤は本発明の顔料を配合する前ま
たは後で重合体に配合することができる。さらに、各種
の色を得るために、本発明による顔料のほかに、さらに
充填剤または他のカラー成分たとえば白顔料、彩色顔料
または黒顔料を任意の量で高分子有機材料に添加するこ
ともできる。
【0057】本発明による顔料組成物は特定公知添加物
を添加した各種高分子有機材料に配合することができ
る。塗料、コーティング組成物および印刷インキの着色
のためには、高分子有機材料と本発明による顔料組成物
とを、場合によっては充填剤、他の顔料、乾燥剤、可塑
剤などの添加物を一緒に加えて、共通の有機溶剤または
溶剤混合物の中に微分散するかあるいは溶解する。この
場合に、まず各成分を個々に分散または溶解するか、あ
るいはいくつかの成分を一緒に分散または溶解し、しか
るのちにすべての成分を一つに合同させるようにしても
よい。着色された材料、たとえば、塗料、ポリ塩化ビニ
ルまたはポリオレフィンの中で、本発明による顔料組成
物は良好な全般的顔料特性を示す。たとえば、良好な分
散性、高い着色力と純度、及びマイグレーション、熱お
よび特に光と気候条件に対する優れた堅牢性を示す。以
下、本発明を実施例によってさらに説明する。
【0058】実施例1 F.KarrerによりMakromol. Chem.(1980), 597頁に記載さ
れた方法によって製造された平均分子量MW =6791
の下記式のくりかえし単位を有する高分子ニトロキシル
化合物0.08gをエタノール20mlに溶解する。
【化107】 この溶液に下記式の顔料の10重量%水性分散物8gを
添加する。
【化108】 この混合物を12時間攪拌した後、水70mlを添加し、
この懸濁液を濾過し、その濾過残留物を乾燥室で乾燥す
る。
【0059】以上により得られた安定化された顔料を次
のようにしてアルキド−メラミン焼き付け塗料に配合し
た。下記成分を常用方法で混合する。 上記により製造された顔料/ニトロキシル混合物 0.4g、 TiO2 7.6g、 メチルイソブチルケトン 9ml、 下記よりなる焼き付け塗料 30g アルキド樹脂 ALKYDAL F27(商標、Bayer 社) ・・・・ 66.5 部 メラミン樹脂 MAPRENAL TTK (商標、Hoechst 社)・・24.4 部 キシレン ・・・ 2.1 部 エチレングリコール ・・・ 4.0 部 シリコーン油(キシレン中1%) ・・・ 1.0 部。 得られた着色塗料をアルミ板に塗りそして130℃の温
度で30分間焼きつけた。ニトロキシル化合物を添加し
ない顔料を使用した点を除き、上記とまったく同様にし
て対照着色塗料の焼き付け塗層を形成した。それぞれの
着色塗料塗層の耐候性をドイツ規格DIN53387に
よる500時間風化後のWOM試験によって測定した。
顔料/ニトロキシル混合物を使用して得られた塗料は対
照塗料よりもはるかに優れた耐候性を示した。
【0060】実施例2 実施例1をくりかえし実施した。ただし今回は実施例1
の場合と同じくりかえし単位を有するが、平均分子量M
W =6064であるニトロキシル化合物を使用した。得
られた塗料は実施例1の場合と同様な向上された耐候性
を示した。
【0061】実施例3 実施例1をくりかえし実施した。ただし今回は実施例1
の場合と同じくりかえし単位を有するが、平均分子量M
W =7799であるニトロキシル化合物を使用した。得
られた塗料は実施例1の場合と同様な向上された耐候性
を示した。
【0062】実施例4 T. Osa等によりChem. Letters (1988), 1423〜1426頁に
記載された方法によって製造された下記式のくりかえし
単位を有する高分子ニトロキシル化合物0.08gをエ
タノール/水(8:2)混合物20mlにpH10(ボラッ
クス緩衝剤)で溶解する。
【化109】
【0063】この溶液に実施例1記載の顔料の10重量
%水性分散物8gを添加する。この混合物を48時間攪
拌した後、その懸濁物を濾過しそして濾過残留物を乾燥
室で乾燥する。以上により得られた安定化された顔料を
実施例1と同様にして同じアルキド−メラミン焼き付け
塗料(ホワイトブンレド)に配合した。この塗料により
形成された着色塗層は実施例1の場合と同様な耐候性の
向上を示した。
【0064】実施例5 K.W.Lee 等により Journal of Polymeric Science 10,
3295〜3310(1972)または12、1407〜1420(1974)に記載さ
れた方法によって製造された下記式のくりかえし単位を
有する高分子ニトロキシル化合物0.08gをテトラヒ
ドロフラン20mlに溶解する。
【化110】 この溶液に実施例1記載の顔料の10重量%水性分散物
8gを添加する。この混合物を12時間攪拌した後、水
25mlを加え、その懸濁物を濾過しそして濾過残留物を
乾燥室で乾燥する。得られた安定化された顔料を実施例
1と同様にして同じアルキド−メラミン焼き付け塗料に
配合したところ、得られた着色塗料は実施例1の着色塗
料と同様な耐候性数値を示した。
【0065】実施例6 実施例1で使用された高分子ニトロキシル化合物0.0
6gをジクロロエタン10mlとキシレン25mlとの混合
物に溶解した。この溶液を平均直径が1.6乃至2.5
mmのジルコニウムビーズ135gを含有しているフラス
コに入れた。このフラスコをローラーベンチに載せて内
容物を分散させるため18時間回転させた。懸濁物から
ジルコニウムビースを分離除去して濾過した。得られた
生成物を乾燥室に入れて乾燥した。これにより得られた
安定化された顔料を実施例1と同様にして同じアルキド
−メラミン焼き付け塗料に配合したところ、得られた着
色塗料は実施例1の着色塗料と同様な耐候性数値を示し
た。
【0066】実施例7 実施例6をくりかえし実施した。ただし今回は実施例6
の場合と同じくりかえし単位を有するが、平均分子量が
W =6064であるニトロキシル化合物を使用した。
得られた塗料は実施例6の場合と同様な向上された耐候
性を示した。
【0067】実施例8 実施例6をくりかえし実施した。ただし今回は実施例6
の場合と同じくりかえし単位を有するが、平均分子量が
W =7799であるニトロキシル化合物を使用した。
得られた塗料は実施例6の場合と同様な向上された耐候
性を示した。
【0068】実施例9 米国特許第4413075の実施例1に記載されている
方法に従って式
【化111】 の化合物を重合して製造された、下記式のくりかえし単
位を有する高分子ニトロキシル化合物0.150gと実
施例1記載の顔料1.35gを塩化メチレン25mm中に
5分間の超音波処理によって懸濁させた。
【化112】 次に、溶剤を蒸留除去し、残留物を乾燥した。この生成
物を実施例1と同様にしてアルキド−メラミン焼き付け
塗料に配合したところ、得られた着色塗料は実施例1の
着色塗料と同様な向上された耐候性を示した。
【0069】実施例10 L.Kurosakiにより Journal of Polymeric Science 12,
1407〜1420(1974)に記載された方法によって4−メタク
リロイルオキシ−1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テ
トラメチルピペリジン塩酸塩0.5gを重合した。得ら
れた式
【化113】 のくりかえし単位を有する重合体の溶液に実施例1記載
のものと同じ顔料の10重量%分散物10gを添加し
た。この懸濁物を2時間攪拌した後濾過しそして残留物
を乾燥室で乾燥した。得られた安定化された顔料を実施
例1と同様にアルキド−メラミン焼き付け塗料に配合し
た。得られた着色塗料は実施例1の場合と同様な向上さ
れた耐候性を示した。
【0070】実施例11 実施例10をくりかえし実施した。ただし今回濾過前に
pH価を30重量%NaOH水溶液を添加してpH7乃至8
に調整した。
【0071】実施例12 実施例8に記載した重合体0.2gを水100mlと氷酢
酸5mlとの混合物に溶解した。この溶液に実施例1記載
のものと同じ顔料の10重量%水性分散物10gを添加
した。この懸濁物を2時間攪拌し、30重量%NaOH
水溶液でpH7乃至8に調整した後、懸濁物を濾過しそし
て濾過残留物を乾燥した。以上により得られた安定化さ
れた顔料を実施例1と同様にアルキド−メラミン焼き付
け塗料に配合した。その着色塗料は実施例1の場合と同
様な向上された耐候性を示した。
【0072】実施例13 実施例1をくりかえし実施した。ただし今回は実施例1
で使用された重合体の代わりに、メタクリル酸メチルと
4−メタクリロイルオキシ−2,2,6,6−テトラメ
チルピペラジン−1−酸化物との共重合体、すなわち、
Lau 等によってJournal of Polymer Science (Part A:
Polymer Chemistry), 30, 983〜988 に記載された方法
によって得られる下記式のくりかえし単位を有する重合
体を使用した。
【化114】 これにより安定化された顔料を使用して実施例1と同様
方法で得られた塗料は実施例1の場合と同様な向上され
た耐候性を示した。
【0073】実施例14 実施例1をくりかえし実施した。ただし今回は実施例1
で使用された重合体の代わりに、R. Seidemann等によっ
て Makromol. Chem., 190 , 980(1989) に記載された下
記式のくりかえし単位を有する共重合体、ポリ−[N−
(1−オキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジル)−マレイン酸アミド/co−スチレンを使用
した。
【化115】 これにより安定化された顔料を使用して実施例1と同様
方法で得られた塗料は実施例1の場合と同様な向上され
た耐候性を示した。
【0074】実施例15 実施例1をくりかえし実施した。ただし今回は実施例1
で使用された重合体の代わりに、P. Strohriegelによっ
て Makromol. Chem. Rapid Commun., 13, 125〜133(199
2) に記載された下記式のくりかえし単位を有する重合
体を使用した。
【化116】 これにより安定化された顔料を使用して実施例1と同様
方法で得られた塗料は実施例1の場合と同様な向上され
た耐候性を示した。
【0075】実施例16 対応するヒダントイン誘導体を使用して実施例15に記
載したP. Strohriegelの方法によって得られた下記式の
くりかえし単位を有する重合体を使用して実施例15を
くりかえし実施した。
【化117】 これにより安定化された顔料を使用して実施例1と同様
方法で得られた塗料は実施例1の場合と同様な向上され
た耐候性を示した。
【0076】実施例17
【化118】 の顔料0.4gと実施例1に記載した重合体0.04g
を実施例1に記載したように、ただし両者を別々に実施
例1記載のアルキド−メラミン焼き付け塗料(ホワイト
ブレンド)に配合した。これにより得られた塗料は実施
例1の場合と同様向上された耐候性を示した。本実施例
で使用された重合体を実施例2乃至16に記載した重合
体にそれぞれ代えた場合においても、耐候性に関して同
じ結果が得られた。
【0077】実施例18〜30 実施例8で使用された顔料の代わりに下記の顔料のいず
れか1つを使用して実施例8をくりかえし実施し、得ら
れた顔料組成物を実施例1に記載したように塗料に配合
して着色塗料を製造した。いずれの場合にも得られた着
色塗料は実施例1の場合と同様に向上された耐候性を示
した。
【0078】
【化119】
【化120】
【化121】
【0079】実施例22乃至30で使用された顔料が属
するクラスを次表に示す。
【化122】
【0080】実施例31 実施例18記載の顔料0.4gと実施例8記載の重合体
0.04gとを使用して実施例17をくり返し実施した
ところ、耐候性に関し同様の結果が得られた。実施例1
8の顔料を実施例19乃至30のいずれかの顔料に代え
た場合にもそれぞれ同様な結果が得られた。
【0081】実施例32 溶液A 処方: A1:67.1部: A1はセルロースアセトブチラー
ト(酢酸ブチル中25%)86部、オクトン酸ジルコニ
ウム4部、 SOLVESSO150(商標)(芳香族溶剤、ESSO社)
48部、酢酸ブチル70部、キシレン53部からなる8.
2%溶液; A2:24.8部: A2はポリエステル樹脂 DYNAPOL
H 700(商標)(60%、Dynamit Nobel 社); A3: 3.1部: A3はメラミン樹脂 MAPRENAL MF
650(商標)(55%、Hoechst 社) 。
【0082】分散物B 処方: アルミニウムペーストSilverline 3334(商標)(Silverline社) 12.3部 SOLVESSO 150(商標) 8.0部 A1 59.34部 A2 21.92部 A3 2.74部 (a)実施例8による安定化された顔料5部を溶液Aに
常用方法で分散させた分散物と(b)上記分散物Bとの
1:1混合物をスプレーガンを使用して塗布した。短時
間空気に露出させた後、これに熱硬化性アクリルラッカ
ーをベースとした透明ラッカーを塗布しそしてこの系を
130℃の温度で30分間焼付けた。赤色金属効果仕上
げ塗層が得られた。上記と同様方法で、ただし高分子ニ
トロキシル化合物を添加しない顔料を使用して対照着色
塗層を形成した。得られた各着色塗層の耐候性を250
乃至2000時間の風化後WOM試験によって測定し
た。本発明による顔料組成物を使用して得られた着色塗
層は対照着色塗層よりも優れた耐候性を示した。
【0083】実施例33 実施例8記載の安定化顔料0.5gと下記組成のニトロ
セルロース印刷インク16.2gとを常法により混合し
た。 印刷インクの組成: ニトロセルロースA250 11g DOWANOL PM(商標)(Dow Chem. 社) 9g 酢酸エチル 20g エタノール 60g 得られた印刷インクを紙に塗った。その耐光性を500
時間露光後退色試験機により測定した。本発明による顔
料組成物を使用して得られた色彩は同様方法で、ただし
高分子ニトロキシル化合物を添加しないで得られた対照
色彩よりも優れた耐光堅牢性を示した。
【0084】実施例34 実施例8記載の安定化された顔料0.7gを乾燥状態で
ポリエチレンVESTOLENA6016(商標)(Huels社) 700g
および炭酸カルシウム MILICARB(商標)1.4gと混合
した。この混合物を200℃の温度の単軸スクリュー押
出し機に2回通して押出し加工した。これによって得ら
れた顆粒を200℃の射出成形機にかけてシートに加工
した。このシートの耐候性を実施例1において着色塗層
について記載したように風化させることによって測定し
た。この場合も、ニトロキシル化合物を添加されていな
い対応する対照着色シートよりも優れた耐候性が得られ
た。本発明による顔料組成物を使用して得られた色彩は
同様方法で、ただし重合体ニトロキシル化合物を添加し
ないで得られた対照色彩よりも優れた耐光堅牢性を示し
た。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成分 (a)ジケトピロロピロール類、アゾ顔料類、キナクリ
    ドン類、キノフタロン類、フタロシアニン類、インダン
    トロン類、フラバントロン類、ピラントロン類、アント
    ラキノン類、ペリレン類、ジオキサジン類、ペリノン
    類、チオインジゴ類、イソインドリン類、イソインドリ
    ノン類、金属錯塩類からなる群から選択された少なくと
    も1種の有機顔料、及び(b)該顔料を基準にして0.
    01乃至100重量%の、その重合体のくりかえし分子
    単位がニトロキシルまたはヒドロキシルアミノ基を含有
    する少なくとも1つの基を含有しているか又はニトロキ
    シル又はヒドロキシルアミノ基を含有している側鎖基に
    よって置換されている縮重合体又は付加重合体、あるい
    はそれらと他の同種化合物あるいはニトロキシル又はヒ
    ドロキシルアミンを含有していない成分との共重合体、
    を含有する光安定化された顔料組成物。
  2. 【請求項2】 イソインドリン系、イソインドリノン
    系、金属錯塩または特にジケトピロロピロール系、アゾ
    系、キナクリドン系、フタロシアニン系、アントラキノ
    ン系又はペリレン系の顔料を使用する請求項1記載の顔
    料組成物。
  3. 【請求項3】 0.005乃至0.1μmの平均粒子サ
    イズを有する微細形状のジケトピロロピロール顔料を使
    用する請求項1記載の顔料組成物。
  4. 【請求項4】 顔料を基準にして0.1乃至10重量%
    の量で高分子ニトロキシル化合物を使用する請求項1記
    載の顔料組成物。
  5. 【請求項5】 ニトロキシル化合物の有機又は無機塩を
    使用する請求項1記載の顔料組成物。
  6. 【請求項6】 そのくりかえし分子単位が少なくとも1
    個の式 【化1】 の基を含有しているか又は式 【化2】 (上記各式中RはO・又はOH、 R1 は水素又はC1 −C4 アルキル、 R2 は水素又はC1 −C4 アルキル、 R3 は水素又は自由原子価、 Qは -CH2-、-(CH2)2-又は -CH2-CH(CH3)-を意味する)
    の側鎖基によって少なくとも1回、直接又は間接的に置
    換されている高分子ニトロキシル化合物又はそれと他の
    同種化合物又はニトロキシルやヒドロキシルアミンを含
    有していない成分との共重合体を使用する請求項1記載
    の顔料組成物。
  7. 【請求項7】 式I乃至VII 中のRがO・を意味する請
    求項6記載の顔料組成物。
  8. 【請求項8】 そのくりかえし分子単位が少なくとも1
    個の式 【化3】 の基を含有しているか又は式 【化4】 (式中のR、R2 、R3 は請求項6において定義した意
    味を有する)の側鎖基によって少なくとも1回、直接的
    又は間接的に置換されている高分子ニトロキシル化合物
    を使用する請求項6記載の顔料組成物。
  9. 【請求項9】 そのくりかえし分子単位が少なくとも1
    個の式 【化5】 の基を含有しているか又は式 【化6】 〔上記式中、 Aは式 【化7】 の基を意味し、 RとR2 は請求項8において定義した意味を有し、 R4 は水素、メチル又はエチル、 mは0又は1の数、 nはmが0の場合は1であり、mが1の場合は0又は1
    の数であり、 X1 は直接結合、 -O- 又は式 【化8】 (ここで、 R5 は水素、C1 −C12アルキル、C5 −C7 シクロア
    ルキル又はC7 −C11アラールキルを意味し、 pは1乃至6の数であの)の基を意味し、 X2 は直接結合又は式-(CH2)p - 、-CO-O-CHR5-CH2- 又
    は -CO-NR4-CHR5-CH2-(ここで、R4 、R5 及びpは前
    記の意味を有する)の基を意味し、 X3 は直接結合、 -O- 又は -CO-O- 、-O-CH2-O又は-
    (CH2)p - (ここでpは前記の意味を有する)の基を意
    味する〕の側鎖基によって少なくとも1回置換されてい
    る高分子ニトロキシル化合物を使用する請求項8記載の
    顔料組成物。
  10. 【請求項10】 式 【化9】 〔式中、 Qは式XII (式中のAは基−O−CH<又は式 【化10】 の基を意味しそしてR、R2 、R4 、R5 は請求項9に
    おいて定義した意味を有する)の基を意味し、 qは10乃至50の数、 rは0又は1の数であり、 rが0である場合、Y2 は20個までの炭素原子を有す
    る脂肪族、芳香族、芳香脂肪族又は脂環式ジアシル基を
    意味し、 rが1かつQが式XII (式中のAは基−O−CH<、式 【化11】 の基を意味する)の基である場合、Y1 は20個までの
    炭素原子を有する飽和脂肪族ジアシル基、ベンゼンジカ
    ルボニル基、シクロヘキサンジカルボニル基又は式 【化12】 の基を意味し、 rが1かつQが式XII(式中のAは基 -NR5-CH<又は式 【化13】 の基を意味する)の基である場合、Y1 は20個までの
    炭素原子を有する飽和脂肪族ジアシル基、ベンゼンジカ
    ルボニル基、シクロヘキサンジカルボニル基又は式 【化14】 (式中、xは0又は1乃至8の数であり、R6 は水素又
    はメチルである)の基を意味し、そしてrが1である場
    合、Y2 は20個までの炭素原子を有する飽和脂肪族ジ
    アシル基、ベンゼンジカルボニル基、シクロヘキサンジ
    カルボニル基、2乃至10個の炭素原子を有するアルキ
    レン基、キシリレン基又は式 【化15】 (式中、Y3 は2乃至10個の炭素原子を有するアルキ
    レン基又はフェニレン基を意味し、この基は未置換であ
    るか又はメチルによって置換されている)の基を意味す
    る〕のくりかえし単位を有する高分子を使用する請求項
    1記載の顔料組成物。
  11. 【請求項11】 式 【化16】 〔式中、 R7 は式 【化17】 (式中、 RとR2 は請求項9において定義した意味を有し、 Y4 は -O- 又は -NR5-、ここでR5 は請求項9におい
    て定義した意味を有する、 Y5 は式 【化18】 の基、ここで、zは0又は1の数である、を意味する)
    の基、 R8 、R9 、R10は互いに独立的に水素又はC1 −C4
    アルキルを意味し、そしてR9 はさらに付加的に -COOH
    も意味することができ、また、R8 とR10が水素の場合
    には、R7 とR9 は両者一緒で式 【化19】 (式中、Q1 は式 【化20】 の基である、ここで、RとR2 は請求項9で定義した意
    味を有する)の基を形成する〕のくりかえし単位を有す
    る高分子を使用するか、又は、上記式XVIIと少なくとも
    1つの重合可能な二重結合を含有する化合物との共重合
    体(10の共成分につき少なくとも1つのくりかえし単
    位XVIIが存在する)を使用する請求項1記載の顔料組成
    物。
  12. 【請求項12】 (1)少なくとも1種の式 R12-Y6-CO-CH=CH-CO-Y7-R13 (XVIII) の不飽和誘導体と(2)少なくとも1種の式 【化21】 のコモノマー〔上記各式中、 R12は請求項9記載の式XII の基、 R13は水素、C1 −C12アルキル(これは -O- 、C3
    −C5 アルケニル、C 7 −C11アラールキル又はC5
    7 シクロアルキルによって中断されていてもよい)又
    はR12と同じ意味を有し、 Y6 とY7 は互いに独立的に -O- 又は -NR5-を意味
    し(ここでR5 は請求項9において定義した意味を有す
    る)、 R14は水素又はメチル、 R15は水素、C1 −C12アルキル、フェニル、Cl、C
    N、C1 −C4 アルコキシ、C2 −C5 アルカノイルオ
    キシ、-CONH2- 、-COOR16 、-OR16 又は -CONR17R18 、 R16は、水素、C1 −C12アルキル、C2 −C4 ヒドロ
    キシルアルキル又は請求項9記載の式XII の基を意味
    し、 R17はC1 −C12アルキル、C5 −C7 シクロアルキ
    ル、フェニル又は式 【化22】 (式中、RとR2 は請求項9において定義した意味を有
    する)の基Q2 を意味し、 R18は水素、C1 −C12アルキル、C5 −C7 シクロア
    ルキル又はC7 −C11アラールキルを意味するか、又
    は、 R17とR18はそれらが結合しているN原子と一緒でピロ
    リジン、ピペリジン、モルホリン、4−アルキルピペラ
    ジンからなる群から選択された5乃至7員複素環式環を
    形成する〕との共重合体、 又は(1)少なくとも1種の式 【化23】 (式中、R19は基Q2 である)のマレイミドと(2)少
    なくとも1種の式 CH2 =CH−R20 (式中、R20は水素又はC1 −C12アルキルを意味す
    る)のコモノマーとの共重合体を使用する請求項1記載
    の顔料組成物。
  13. 【請求項13】 式 【化24】 〔式中、Q3 は式 【化25】 (式中、 RとR2 は請求項9において定義した意味を有し、 Y4 は -O- 又は -NR5-、ここでR5 は前記の意味を
    有し、 Y5 は式 【化26】 (式中、zは0又は1の数である)の基を意味する〕の
    くりかえし単位を有する重合体、又は、上記XXと少なく
    とも1つの重合可能な二重結合を有する化合物との共重
    合体(共成分10個につき少なくとも1つのくりかえし
    単位XXが存在する)を使用する請求項1記載の顔料組成
    物。
  14. 【請求項14】 式 【化27】 (式中、 RとR2 は請求項9において定義した意味を有し、 R21は水素、 Y8 は基 -(CH2)u -NH-、 uは1乃至4の数、 tは0又は1の数、 wは0又は1の数、 vは1又は2の数である、ただしvが2の場合はtは0
    である)の化合物と式 O=C=N−Y9 −N=C=O (XXII) 〔式中、 Y9 は式 【化28】 (式中、 Y10は直接結合、-(CH2)b 、-NR22-、 -O- 、 -S- 又
    は -SO2-、 aは1乃至10の数、 bは1乃至5の数、 R22はC1 −C4 アルキルを意味する)の基を意味す
    る〕のジイソシアネートとの縮合によって得られた重合
    体を使用する請求項1記載の顔料組成物。
  15. 【請求項15】 式 【化29】 〔式中、 Rは請求項9において定義した意味を有し、 R23は水素、C1 −C12アルキル、 -OH、C1 −C4
    アルキル又はC2 −C8 ジアルキルアミノによって置換
    されたC2 −C12アルキル、又はC3 −C5 アルケニ
    ル、C5 −C7 シクロアルキル、C6 −C18アリール、
    7 −C11アラールキル又は式 【化30】 の基を意味し、 R24はC5 −C7 シクロアルキル、C6 −C18アリー
    ル、C7 −C11アラールキル又は式 【化31】 の基を意味し、 X4 は -O- 、 -S- 又は -NR25- (ここで、R25
    23について前記した意味を有することができる)、 また、単一の置換分とみなされる R23X4- はピロリジン
    −1−イル、ピペリジン−1−イル、ヘキサヒドロアゼ
    ピン−1−イル、モルホリン−4−イル、メチルピペラ
    ジン−1−イルからなる群から選択される複素環式基を
    意味することもでき、 Y11はC2 −C10アルキレン、1又は2個の酸素又は -
    NH- によって中断されたC4 −C10アルキレン、シク
    ロヘキサン、フェニレン、式 【化32】 (式中、Y13は直接結合又は式 【化33】 の基を意味するの)の基、 Y12はC2 −C10ヒドロキシアルキレン、C4 −C8
    ルケニレン、又は式 【化34】 の基、そしてc:dの比は4:1乃至1:4の範囲であ
    る〕の重合体を使用する請求項1記載の顔料組成物。
  16. 【請求項16】 式 【化35】 〔式中、 RとR2 は請求項9において定義した意味を有し、 Y14は -O- 又は -NR18- (ここで、R18はC1 −C
    12アルキル、C5 −C7 シクロアルキル又はC7 −C11
    アラールキルである)、 gは2乃至12の数、 Y15は式 【化36】 (式中、gは前記の意味を有する)の基、 又は式 【化37】 (式中、R27とR28は互いに独立的に水素又はメチルで
    ある)の基、 又は式 【化38】 (式中、hは1乃至3の数である)の基を意味し、 R26は水素、C1 −C12アルキル又は式 【化39】 (式中、R、R2 及びY14は請求項9において定義した
    意味を有しそしてgは前記の意味を有する)の基、 又は式 【化40】 (式中の符号は前記した意味を有する)の基を意味し、 eはと0又は1の数であり、 Y16は、eが0の場合は、Y15について定義した意味を
    有するか又は式 【化41】 (式中、 R29は水素、C1 −C12アルキル、C5 −C7 シクロア
    ルキル、C3 −C5 アルケニル、C7 −C11アラールキ
    ル又は未置換又はC1 −C4 アルキルによって置換され
    たフェニルを意味するか、又は式 【化42】 の基、−O−R30又は−S−R30の基、ここでR30とR
    31は互いに独立的に水素、C1 −C12アルキル、C5
    7 シクロアルキル、C7 −C11アラールキル又は未置
    換又はC1 −C4 アルキルによって置換されたフェニル
    を意味するか、又はR30とR31はそれらが結合している
    N原子と一緒でピペリジン又はモルホリンを形成する、
    を意味するか、あるいは、 R29は式 【化43】 (式中の符号は前記の意味を有する)の基を意味し、 Y17は式 【化44】 (式中、iは1乃至8の数である)の基、 Y18は式 【化45】 (式中、kは2乃至18の数である)の基、 Y19は式 【化46】 (式中、kは2乃至18の数である)の基、 Y20は式 【化47】 (式中、l(エル)は1又は2である)の基を意味し、
    そしてfは2乃至2000の数でありうる〕のくりかえ
    し単位を有する重合体を使用する請求項1記載の顔料組
    成物。
  17. 【請求項17】 式 【化48】 (式中、 RとR2 は請求項6において定義した意味を有し、 yは10乃至100の数でありうる)のくりかえし単位
    を有する重合体を使用する請求項1記載の顔料組成物。
  18. 【請求項18】 式 【化49】 〔式中、 R8 とR9 は互いに独立的に水素又はメチルを意味し、 Y4 は -O- 又は -NH- を意味し、そしてこの重合体
    内には場合によっては式 【化50】 (式中、 R8 は前記に定義した意味を有し、 R1 ”は水素又はメチルである)のくりかえし単位もあ
    りうる〕のくりかえし単位を有する重合体を使用する請
    求項1記載の顔料組成物。
  19. 【請求項19】 式 【化51】 (式中、 R8 は水素又はメチルを意味し、 Y4 は -O- 又は -NH- を意味する)のくりかえし単
    位を有する重合体を使用する請求項1記載の顔料組成
    物。
  20. 【請求項20】 ジケトピロロピロール類、アゾ顔料
    類、キナクリドン類、キノフタロン類、フタロシアニン
    類、インダントロン類、フラバントロン類、ピラントロ
    ン類、アントラキノン類、ピリレン類、ジオキサジン
    類、ピリノン類、チオインジコ類、イソインドリン類、
    イソインドリノン類、金属錯塩類からなる群から選択さ
    れた顔料の耐光及び耐候安定化のための方法において、
    当該顔料粒子を、顔料を基準にして0.01乃至100
    重量%の量の、そのくりかえし分子単位がニトロキシル
    又はヒドロキシルアミノ基を含有する少なくとも1つの
    基を含有しているか又はニトロキシル又はヒドロキシル
    アミノ基を含有する側鎖によって置換されている縮合又
    は付加重合体、あるいはこれと他の同様な化合物とのあ
    るいはニトロキシルもヒドロキシルアミンも含有してい
    ない成分との共重合体と混合するか又は該縮合又は付加
    重合体又は該共重合体でコーティングすることを特徴と
    する方法。
  21. 【請求項21】 ニトロキシル化合物の代わりに、基>
    N−OT(ここでTはC1 −C12アルキルである)を含
    有しそして熱処理の間にニトロキシル化合物を遊離する
    対応する前駆体を使用する請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】 請求項1記載の顔料組成物を含有して
    いる高分子有機材料。
  23. 【請求項23】 コーティング材料である請求項21記
    載の高分子有機材料。
  24. 【請求項24】 自動車塗料である請求項22記載の高
    分子有機材料。
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